JP3337749B2 - 高速再閉路接地開閉器 - Google Patents
高速再閉路接地開閉器Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力用高電圧送電線に
おいて、送電線路の碍子連アークホーンの逆フラッシオ
ーバ(逆閃絡)によって発生する地絡故障を線路用遮断
器によって除去した後アークホーン部に持続する電磁誘
導電流アークを遮断器の開閉動作と協調した高速閉極動
作によって消弧し、かつ、即時の開極動作により誘導電
流を遮断して、遮断器の再閉路による再送電を可能にす
る高速再閉路接地開閉器に関する。
おいて、送電線路の碍子連アークホーンの逆フラッシオ
ーバ(逆閃絡)によって発生する地絡故障を線路用遮断
器によって除去した後アークホーン部に持続する電磁誘
導電流アークを遮断器の開閉動作と協調した高速閉極動
作によって消弧し、かつ、即時の開極動作により誘導電
流を遮断して、遮断器の再閉路による再送電を可能にす
る高速再閉路接地開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電力需要の急激な増大に伴い、現
在の500kVクラスの送電系統に代えて、さらに高電
圧の1100kVクラスの送電系統の実用化が図られて
いる。このような1100kVクラスのUHV系送電線
で鉄塔碍子連アークホーンの閃絡による単相地絡故障に
対し単相再閉路を行った場合には、500kVクラスの
送電線よりも他相からの電磁誘導電流がはるかに大きく
なることが予想される。そして、両端の変電所の線路用
遮断器(GCB)が開路した後も、同送電線回路の他相
からの電磁誘導電流が大きいため、前記地絡故障相の鉄
塔碍子連のアークホーンのアークが消弧されず、送電を
再開できないという問題が生じることが予想される。こ
のような問題を回避するために、線路用遮断器(GC
B)を再閉路する際に、高速再閉路接地開閉器(HSE
S)を高速で強制閉極してアークホーンの逆閃絡アーク
を消弧し、その後直ちに開極して遮断器の再閉路を可能
にするシステムの実現が要望されている。
在の500kVクラスの送電系統に代えて、さらに高電
圧の1100kVクラスの送電系統の実用化が図られて
いる。このような1100kVクラスのUHV系送電線
で鉄塔碍子連アークホーンの閃絡による単相地絡故障に
対し単相再閉路を行った場合には、500kVクラスの
送電線よりも他相からの電磁誘導電流がはるかに大きく
なることが予想される。そして、両端の変電所の線路用
遮断器(GCB)が開路した後も、同送電線回路の他相
からの電磁誘導電流が大きいため、前記地絡故障相の鉄
塔碍子連のアークホーンのアークが消弧されず、送電を
再開できないという問題が生じることが予想される。こ
のような問題を回避するために、線路用遮断器(GC
B)を再閉路する際に、高速再閉路接地開閉器(HSE
S)を高速で強制閉極してアークホーンの逆閃絡アーク
を消弧し、その後直ちに開極して遮断器の再閉路を可能
にするシステムの実現が要望されている。
【0003】以上のような1100kVクラスの送電線
において予想されるアークホーンの逆閃絡アークを消弧
するためのシステムについて、図11乃至図18を参照
して具体的に説明する。まず、図11は、前述したよう
に高速再閉路接地開閉器(HSES)を利用して高電圧
送電系統における碍子連の逆閃絡アークを消弧し、線路
用遮断器(GCB)の再閉路を可能にするシステムを示
す概念図である。この図11において、図中23は、変
電所開閉装置入口のブッシング、24は送電線、25は
鉄塔、26は雷雲、27は雷放電アークである。また、
図12は、図11のシステム構成要素の動作順序を示す
動作シーケンス図である。
において予想されるアークホーンの逆閃絡アークを消弧
するためのシステムについて、図11乃至図18を参照
して具体的に説明する。まず、図11は、前述したよう
に高速再閉路接地開閉器(HSES)を利用して高電圧
送電系統における碍子連の逆閃絡アークを消弧し、線路
用遮断器(GCB)の再閉路を可能にするシステムを示
す概念図である。この図11において、図中23は、変
電所開閉装置入口のブッシング、24は送電線、25は
鉄塔、26は雷雲、27は雷放電アークである。また、
図12は、図11のシステム構成要素の動作順序を示す
動作シーケンス図である。
【0004】ここで、図11において、UHV系鉄塔群
の中で、落雷などによって送電線中相のアークホーンに
逆閃絡アークが生じた際に、線路用遮断器(GCB)と
高速再閉路接地開閉器(HSES)による再閉路動作を
図12に示すシーケンス図に沿って実施する場合を想定
する。この場合、故障線路は、同回線の健全相および併
架他回線からの電磁誘導を受けるため、送電線両端の変
電所に設置された高速再閉路接地開閉器(HSES)を
閉極した後、高速再閉路接地開閉器(HSES)には、
図13に示すような電磁誘導電流が流れる。この電流を
高速再閉路接地開閉器(HSES)で遮断するために、
高速再閉路接地開閉器(HSES)の開極により、故障
送電線を接地状態から解放すると、高速再閉路接地開閉
器(HSES)の接触子間には、図14に示すように、
電気回路の過渡現象分と故障送電線が他回線から受ける
静電誘導電圧が重畳した過渡回復電圧が印加される。こ
れらの図13および図14に示すような、比較的大きな
電流と比較的大きな上昇率、高い波高値の過渡回復電圧
という過酷な条件の遮断は、単にSF6 ガス中で棒状接
触子を開閉する並切り形の接地開閉器では達成できず、
遮断器と同様にパッファ形の消弧室を有することが必要
となる。
の中で、落雷などによって送電線中相のアークホーンに
逆閃絡アークが生じた際に、線路用遮断器(GCB)と
高速再閉路接地開閉器(HSES)による再閉路動作を
図12に示すシーケンス図に沿って実施する場合を想定
する。この場合、故障線路は、同回線の健全相および併
架他回線からの電磁誘導を受けるため、送電線両端の変
電所に設置された高速再閉路接地開閉器(HSES)を
閉極した後、高速再閉路接地開閉器(HSES)には、
図13に示すような電磁誘導電流が流れる。この電流を
高速再閉路接地開閉器(HSES)で遮断するために、
高速再閉路接地開閉器(HSES)の開極により、故障
送電線を接地状態から解放すると、高速再閉路接地開閉
器(HSES)の接触子間には、図14に示すように、
電気回路の過渡現象分と故障送電線が他回線から受ける
静電誘導電圧が重畳した過渡回復電圧が印加される。こ
れらの図13および図14に示すような、比較的大きな
電流と比較的大きな上昇率、高い波高値の過渡回復電圧
という過酷な条件の遮断は、単にSF6 ガス中で棒状接
触子を開閉する並切り形の接地開閉器では達成できず、
遮断器と同様にパッファ形の消弧室を有することが必要
となる。
【0005】図15は、従来のパッファ形消弧室を備え
た高速再閉路接地開閉器の一例における構成の概略を示
す構成図である。図15において、1は接地タンクであ
り、その内部には、消弧性ガスが高圧で封入されるとと
もに、パッファ形消弧室2と主回路導体3が収納されて
いる。4はパッファ形消弧室2の可動部を開閉駆動する
ための操作機構であり、5はパッファ形消弧室2の可動
部と操作機構4の間に設けられ、開極長さを変換するリ
ンク部である。6a,6bは絶縁スペーサであり、主回
路導体3を接地タンク1内に固定する。また、7は、接
地タンク1とパッファ形消弧室2との間に接続された接
地端子であり、接地開閉器の閉極時には、この接地端子
7に、パッファ形消弧室2を介して主回路導体3が接続
され、接地されるように構成されている。
た高速再閉路接地開閉器の一例における構成の概略を示
す構成図である。図15において、1は接地タンクであ
り、その内部には、消弧性ガスが高圧で封入されるとと
もに、パッファ形消弧室2と主回路導体3が収納されて
いる。4はパッファ形消弧室2の可動部を開閉駆動する
ための操作機構であり、5はパッファ形消弧室2の可動
部と操作機構4の間に設けられ、開極長さを変換するリ
ンク部である。6a,6bは絶縁スペーサであり、主回
路導体3を接地タンク1内に固定する。また、7は、接
地タンク1とパッファ形消弧室2との間に接続された接
地端子であり、接地開閉器の閉極時には、この接地端子
7に、パッファ形消弧室2を介して主回路導体3が接続
され、接地されるように構成されている。
【0006】図16は、図15のパッファ形消弧室の詳
細構造とその開極動作終了時の状態を示す構成図であ
る。ここで、10は固定接触子部であり、前記主回路導
体3に直結された固定接触子11とその周囲に配置され
たシールド12によって構成されている。また、13は
可動接触子部であり、前記操作機構4に連結される筒状
の操作ロッド14と、その周囲に取り付けられたパッフ
ァシリンダ15、パッファシリンダ15の先端部の内外
に取り付けられた可動接触子16と絶縁ノズル17、パ
ッファシリンダ15の外周に取り付けられたシールド1
9によって構成される一体構造の可動部を備えている。
そして、この可動部のパッファシリンダ15内には、接
地タンク1に対して固定位置に支持された固定部である
パッファピストン18が挿入され、可動部と相対的に移
動するように構成されている。この場合、パッファシリ
ンダ15とパッファピストン18との間には、完全開極
時に両者が衝突することがないように、デッドボリュー
ムV0 が設けられている。このデットボリュームV
0 は、通常、ストロークにして10mm〜20mm程度
の小さい値である。
細構造とその開極動作終了時の状態を示す構成図であ
る。ここで、10は固定接触子部であり、前記主回路導
体3に直結された固定接触子11とその周囲に配置され
たシールド12によって構成されている。また、13は
可動接触子部であり、前記操作機構4に連結される筒状
の操作ロッド14と、その周囲に取り付けられたパッフ
ァシリンダ15、パッファシリンダ15の先端部の内外
に取り付けられた可動接触子16と絶縁ノズル17、パ
ッファシリンダ15の外周に取り付けられたシールド1
9によって構成される一体構造の可動部を備えている。
そして、この可動部のパッファシリンダ15内には、接
地タンク1に対して固定位置に支持された固定部である
パッファピストン18が挿入され、可動部と相対的に移
動するように構成されている。この場合、パッファシリ
ンダ15とパッファピストン18との間には、完全開極
時に両者が衝突することがないように、デッドボリュー
ムV0 が設けられている。このデットボリュームV
0 は、通常、ストロークにして10mm〜20mm程度
の小さい値である。
【0007】この図16において、開極動作時には、パ
ッファシリンダ15内のガスが圧縮され、ノズル部に点
線矢印で示すような2方向のガス流が生じ、固定接触子
11と可動接触子16間に生じるアークが消弧される。
また、開極動作終了後は、固定側と可動側のシールド1
2,19の効果により、固定接触子部10と可動接触子
部13および接地タンク1との間の絶縁がそれぞれ確保
される。
ッファシリンダ15内のガスが圧縮され、ノズル部に点
線矢印で示すような2方向のガス流が生じ、固定接触子
11と可動接触子16間に生じるアークが消弧される。
また、開極動作終了後は、固定側と可動側のシールド1
2,19の効果により、固定接触子部10と可動接触子
部13および接地タンク1との間の絶縁がそれぞれ確保
される。
【0008】図17は、図15の高速再閉路接地開閉器
の開極動作時のストローク(開極移動特性)とパッファ
シリンダ内圧力上昇の特性を示す特性図である。この図
において、x0 は開極位置である。開極位置からの開離
距離(L1 ,L2 )が十分に大きい場合に、図13と図
14に示したような電流と回復電圧の条件を遮断可能な
開極初期の圧力上昇値をΔp1aとし、同じ条件を遮断可
能な開極終期の圧力上昇値をΔp1bとする。ガス遮断器
に使用されていることでわかるように、パッファ形消弧
室の遮断性能は優秀であるため、図13に示したような
2000A〜3000Aのレベルの電磁誘導電流の消弧
は比較的容易であり、この図17に示すように、比較的
低い圧力上昇Δp1a ,Δp1bで消弧できる。
の開極動作時のストローク(開極移動特性)とパッファ
シリンダ内圧力上昇の特性を示す特性図である。この図
において、x0 は開極位置である。開極位置からの開離
距離(L1 ,L2 )が十分に大きい場合に、図13と図
14に示したような電流と回復電圧の条件を遮断可能な
開極初期の圧力上昇値をΔp1aとし、同じ条件を遮断可
能な開極終期の圧力上昇値をΔp1bとする。ガス遮断器
に使用されていることでわかるように、パッファ形消弧
室の遮断性能は優秀であるため、図13に示したような
2000A〜3000Aのレベルの電磁誘導電流の消弧
は比較的容易であり、この図17に示すように、比較的
低い圧力上昇Δp1a ,Δp1bで消弧できる。
【0009】それにも関わらず、この接地開閉器には、
大きな電磁誘導電流だけでなく、図16に示したような
高い過渡回復電圧が印加されるため、開離距離が十分に
大きくないと、遮断は成功しない。すなわち、図17に
おいて、圧力上昇値Δp1aが得られる位置x1 での開離
距離L1 は、遮断するために十分な大きさではなく、開
離距離がL2 になって初めて遮断可能になる。したがっ
て、この図17において、開極位置x0 から開離距離L
2 が得られる位置x2 に至るまでの時間が、遮断できる
最短アーク時間Tamin であり、開極位置x0 から開極
終期の圧力上昇値Δp1bが得られるまでの時間が、最長
アーク時間Tamax である。そして、この最短アーク時
間Tamin と最長アーク時間Tamax との時間差が、遮
断可能なアーク時間幅Twとなる。この遮断可能アーク
時間幅Twは、誘導電流の半波の時間以上であれば十分
である。ただし、遮断器に比べて高速再閉路接地開閉器
の遮断は容易であり、遮断可能な圧力上昇値は比較的低
いため、遮断可能アーク時間幅Twを20〜30ms程
度に広くすることは可能である。
大きな電磁誘導電流だけでなく、図16に示したような
高い過渡回復電圧が印加されるため、開離距離が十分に
大きくないと、遮断は成功しない。すなわち、図17に
おいて、圧力上昇値Δp1aが得られる位置x1 での開離
距離L1 は、遮断するために十分な大きさではなく、開
離距離がL2 になって初めて遮断可能になる。したがっ
て、この図17において、開極位置x0 から開離距離L
2 が得られる位置x2 に至るまでの時間が、遮断できる
最短アーク時間Tamin であり、開極位置x0 から開極
終期の圧力上昇値Δp1bが得られるまでの時間が、最長
アーク時間Tamax である。そして、この最短アーク時
間Tamin と最長アーク時間Tamax との時間差が、遮
断可能なアーク時間幅Twとなる。この遮断可能アーク
時間幅Twは、誘導電流の半波の時間以上であれば十分
である。ただし、遮断器に比べて高速再閉路接地開閉器
の遮断は容易であり、遮断可能な圧力上昇値は比較的低
いため、遮断可能アーク時間幅Twを20〜30ms程
度に広くすることは可能である。
【0010】しかしながら、図17に示したような従来
の高速再閉路接地開閉器の遮断可能アーク時間幅Twで
は、一定の場合に遮断を達成できない可能性がある。す
なわち、図12に示したような動作シーケンスで再閉路
動作を実施している際に、図18の電流波形図に示すよ
うに、地絡事故発生相である中相以外の2相のうちの1
相(この例では上相)で時差をもって地絡事故(後追い
故障)が発生し、この後追い故障のタイミングが高速再
閉路接地開閉器の開極タイミングと重なり、併せて後追
い故障事故電流に直流成分が多く含まれている場合に
は、電磁誘導による高速再閉路接地開閉器の通過電流
は、図18のA部に示すように、数サイクルの間電流零
点を形成しない波形となる。通常、開閉器での交流電流
の遮断は電流零点で達成されるが、図17に示したよう
な従来の高速再閉路接地開閉器の遮断可能な吹き付け圧
力が保持される時間幅(遮断可能アーク時間幅Tw)
は、このような電流零点を形成しない波形の持続時間よ
りも短く、遮断可能アーク時間幅Tw内に、電流零点が
再び形成されることはない。したがって、このような電
流の遮断を達成するためには、その誘導電流の電流が零
点復帰するまでの間、想定される誘導電流に対して遮断
可能な吹き付け圧力を維持するような何等かの方策を講
じる必要がある。
の高速再閉路接地開閉器の遮断可能アーク時間幅Twで
は、一定の場合に遮断を達成できない可能性がある。す
なわち、図12に示したような動作シーケンスで再閉路
動作を実施している際に、図18の電流波形図に示すよ
うに、地絡事故発生相である中相以外の2相のうちの1
相(この例では上相)で時差をもって地絡事故(後追い
故障)が発生し、この後追い故障のタイミングが高速再
閉路接地開閉器の開極タイミングと重なり、併せて後追
い故障事故電流に直流成分が多く含まれている場合に
は、電磁誘導による高速再閉路接地開閉器の通過電流
は、図18のA部に示すように、数サイクルの間電流零
点を形成しない波形となる。通常、開閉器での交流電流
の遮断は電流零点で達成されるが、図17に示したよう
な従来の高速再閉路接地開閉器の遮断可能な吹き付け圧
力が保持される時間幅(遮断可能アーク時間幅Tw)
は、このような電流零点を形成しない波形の持続時間よ
りも短く、遮断可能アーク時間幅Tw内に、電流零点が
再び形成されることはない。したがって、このような電
流の遮断を達成するためには、その誘導電流の電流が零
点復帰するまでの間、想定される誘導電流に対して遮断
可能な吹き付け圧力を維持するような何等かの方策を講
じる必要がある。
【0011】図7は、以上のような方策を具体化した一
例を示している。すなわち、図7の高速再閉路接地開閉
器においては、パッファシリンダ15とパッファピスト
ン18との間に、完全開路の状態でシリンダ全容積の1
5%〜50%となるようなデッドボリュームV1 を設け
ている。図8は、図7の高速再閉路接地開閉器の開極動
作時のストローク(開極移動特性)とパッファシリンダ
内圧力上昇の特性を示す特性図である。なお、この図8
においては、比較の目的で、デッドボリュームが小さい
場合(図16の高速再閉路接地開閉器)の圧力上昇特性
を破線で示している。この図8から、デッドボリューム
の増大により、遮断可能な吹き付け圧力が維持されてい
る時間が増大するため、結果として、デッドボリューム
が小さい場合の遮断可能アーク時間幅Tw1に比べて、遮
断可能アーク時間幅Tw2が大幅に増大していることがわ
かる。
例を示している。すなわち、図7の高速再閉路接地開閉
器においては、パッファシリンダ15とパッファピスト
ン18との間に、完全開路の状態でシリンダ全容積の1
5%〜50%となるようなデッドボリュームV1 を設け
ている。図8は、図7の高速再閉路接地開閉器の開極動
作時のストローク(開極移動特性)とパッファシリンダ
内圧力上昇の特性を示す特性図である。なお、この図8
においては、比較の目的で、デッドボリュームが小さい
場合(図16の高速再閉路接地開閉器)の圧力上昇特性
を破線で示している。この図8から、デッドボリューム
の増大により、遮断可能な吹き付け圧力が維持されてい
る時間が増大するため、結果として、デッドボリューム
が小さい場合の遮断可能アーク時間幅Tw1に比べて、遮
断可能アーク時間幅Tw2が大幅に増大していることがわ
かる。
【0012】一方、図9は、遮断可能アーク時間幅を増
大させるために、図7に示したパッファ形消弧室形状の
改良に加えて、操作装置を改良したものである。すなわ
ち、図9においては、通常用いられている操作機構4に
ダンパ装置21を付加し、このダンパ装置21を、主軸
20を介してリンク部5に連結している。そして、開極
動作時には、このダンパ装置21を開極動作の後半部分
で動作させることにより、パッファ形消弧室2の可動接
触子部13の開極速度をストローク後半で減速させるよ
うに構成したものである。このような操作側の改良を前
述した消弧室側の改良と組み合わせることによって、図
10に示すように、より大きな遮断可能アーク時間幅T
w3を確保することができる。
大させるために、図7に示したパッファ形消弧室形状の
改良に加えて、操作装置を改良したものである。すなわ
ち、図9においては、通常用いられている操作機構4に
ダンパ装置21を付加し、このダンパ装置21を、主軸
20を介してリンク部5に連結している。そして、開極
動作時には、このダンパ装置21を開極動作の後半部分
で動作させることにより、パッファ形消弧室2の可動接
触子部13の開極速度をストローク後半で減速させるよ
うに構成したものである。このような操作側の改良を前
述した消弧室側の改良と組み合わせることによって、図
10に示すように、より大きな遮断可能アーク時間幅T
w3を確保することができる。
【0013】ところで、図12に示したような動作シー
ケンスで再閉路動作を実施している際に、図19の電流
波形図に示すように、地絡事故発生相である中相以外の
2相のうちの1相(この例では上相)で地絡事故が発生
し、多相再閉路を余儀なくされた場合を想定すると、以
下のような動作が行われることになる。すなわち、ま
ず、先に地絡故障した中相の故障電流を中相線路用遮断
器で系統から切り離し、さらに、中相の高速再閉路接地
開閉器によって中相の送電線路を投入する。この時、高
速再閉路接地開閉器に流れる環流電流には、高速再閉路
接地開閉器の投入位相に依存する直流成分が重畳する。
投入前の中相送電線路に流れる電流の波高値近傍で投入
した場合にこの直流成分は大きくなる。通常、高速再閉
路接地開閉器は、動作シーケンスに従い500ms間投
入され、その後に再閉路される。そして、中相の高速再
閉路接地開閉器がまだ投入されている時間領域におい
て、さらに、例えば上相送電線路で地絡事故が発生する
と、中相と同様に上相の高速再閉路接地開閉器が動作す
る。上相の高速再閉路接地開閉器の投入により、そこを
流れる環流電流にも投入位相に依存した直流成分が重畳
する。
ケンスで再閉路動作を実施している際に、図19の電流
波形図に示すように、地絡事故発生相である中相以外の
2相のうちの1相(この例では上相)で地絡事故が発生
し、多相再閉路を余儀なくされた場合を想定すると、以
下のような動作が行われることになる。すなわち、ま
ず、先に地絡故障した中相の故障電流を中相線路用遮断
器で系統から切り離し、さらに、中相の高速再閉路接地
開閉器によって中相の送電線路を投入する。この時、高
速再閉路接地開閉器に流れる環流電流には、高速再閉路
接地開閉器の投入位相に依存する直流成分が重畳する。
投入前の中相送電線路に流れる電流の波高値近傍で投入
した場合にこの直流成分は大きくなる。通常、高速再閉
路接地開閉器は、動作シーケンスに従い500ms間投
入され、その後に再閉路される。そして、中相の高速再
閉路接地開閉器がまだ投入されている時間領域におい
て、さらに、例えば上相送電線路で地絡事故が発生する
と、中相と同様に上相の高速再閉路接地開閉器が動作す
る。上相の高速再閉路接地開閉器の投入により、そこを
流れる環流電流にも投入位相に依存した直流成分が重畳
する。
【0014】ここで、中相と上相の双方の高速再閉路接
地開閉器が、それぞれの環流電流に大きな直流成分を生
じるような位相で投入された場合を想定すると、次のよ
うな一定の問題が生じる可能性がある。すなわち、上相
の高速再閉路接地開閉器が投入された瞬間には、それよ
り先に投入された中相の環流電流が零点シフトしている
のに加え、さらに、上相の環流電流が零点シフトしてい
るため、中相と上相との送電線路の電磁誘導現象によ
り、ついには中相の環流電流が零ミス電流となる可能性
があることが指摘されている。
地開閉器が、それぞれの環流電流に大きな直流成分を生
じるような位相で投入された場合を想定すると、次のよ
うな一定の問題が生じる可能性がある。すなわち、上相
の高速再閉路接地開閉器が投入された瞬間には、それよ
り先に投入された中相の環流電流が零点シフトしている
のに加え、さらに、上相の環流電流が零点シフトしてい
るため、中相と上相との送電線路の電磁誘導現象によ
り、ついには中相の環流電流が零ミス電流となる可能性
があることが指摘されている。
【0015】この状態で動作シーケンスにしたがって、
中相の高速再閉路接地開閉器が開極しようとする際、中
相の環流電流路のインピーダンスは、送電線路と中相の
高速再閉路接地開閉器の極間に点弧したアークによって
ほぼ決定される小さい値となる。このため、中相の環流
電流(零ミス電流)の直流成分は急速には減衰せず、図
19に示すように、100ms以上にわたり零ミス状態
が継続する可能性が生じる。しかしながら、このような
5サイクル以上にわたる零ミス電流を遮断することは、
図7および図9に示すような技術では不可能である。
中相の高速再閉路接地開閉器が開極しようとする際、中
相の環流電流路のインピーダンスは、送電線路と中相の
高速再閉路接地開閉器の極間に点弧したアークによって
ほぼ決定される小さい値となる。このため、中相の環流
電流(零ミス電流)の直流成分は急速には減衰せず、図
19に示すように、100ms以上にわたり零ミス状態
が継続する可能性が生じる。しかしながら、このような
5サイクル以上にわたる零ミス電流を遮断することは、
図7および図9に示すような技術では不可能である。
【0016】さらに、零ミス電流中の直流成分の減衰が
遅いと、上相の高速再閉路接地開閉器が投入後再閉路す
るまで中相に流れる環流電流の零ミス状態が継続するよ
うな過酷モードが考えられる。このモードの零ミス電流
継続時間は、中相と上相の高速再閉路接地開閉器の投入
時間差に依存する。すなわち、中相の高速再閉路接地開
閉器が投入された直後に上相の高速再閉路接地開閉器が
投入されれば、この両者はほとんど同時に再閉路するた
め、先に開路する中相の高速再閉路接地開閉器の開極動
作中にその遮断すべき電流が零ミス電流である時間は短
くなる。
遅いと、上相の高速再閉路接地開閉器が投入後再閉路す
るまで中相に流れる環流電流の零ミス状態が継続するよ
うな過酷モードが考えられる。このモードの零ミス電流
継続時間は、中相と上相の高速再閉路接地開閉器の投入
時間差に依存する。すなわち、中相の高速再閉路接地開
閉器が投入された直後に上相の高速再閉路接地開閉器が
投入されれば、この両者はほとんど同時に再閉路するた
め、先に開路する中相の高速再閉路接地開閉器の開極動
作中にその遮断すべき電流が零ミス電流である時間は短
くなる。
【0017】しかしながら、中相と上相の高速再閉路接
地開閉器が5サイクル以上の時間差t(t<500m
s)で順次投入された場合には、先に投入された中相の
高速再閉路接地開閉器には、時間差tの間、零ミス電流
が流れ続け、その後初めて零点が復帰して遮断可能とな
る。先に説明したように、高速再閉路接地開閉器の遮断
可能アーク時間を延長させる方策(図7および図9)を
取ったとしても、ハード面での制約からそれを4サイク
ル(50Hz系統で80ms)以上にわたって維持する
ことは困難であり、零ミス電流を4サイクル以内に解消
させなくては遮断が不可能となる。したがって、中相、
上相の同時再閉路状態が発生する可能性のある時間幅5
00msに対し、中相が遮断可能となるのは、中相投入
後4サイクル(50Hz系統で80ms)以内に上相が
投入された場合に限られるため、このように多相再閉路
状態となる場合には、前述のように遮断不能となる可能
性が高くなる。すなわち、図7および図9に示す高速再
閉路接地開閉器では、多相再閉路状態となる故障モード
において高い確率で遮断失敗に陥る可能性がある。
地開閉器が5サイクル以上の時間差t(t<500m
s)で順次投入された場合には、先に投入された中相の
高速再閉路接地開閉器には、時間差tの間、零ミス電流
が流れ続け、その後初めて零点が復帰して遮断可能とな
る。先に説明したように、高速再閉路接地開閉器の遮断
可能アーク時間を延長させる方策(図7および図9)を
取ったとしても、ハード面での制約からそれを4サイク
ル(50Hz系統で80ms)以上にわたって維持する
ことは困難であり、零ミス電流を4サイクル以内に解消
させなくては遮断が不可能となる。したがって、中相、
上相の同時再閉路状態が発生する可能性のある時間幅5
00msに対し、中相が遮断可能となるのは、中相投入
後4サイクル(50Hz系統で80ms)以内に上相が
投入された場合に限られるため、このように多相再閉路
状態となる場合には、前述のように遮断不能となる可能
性が高くなる。すなわち、図7および図9に示す高速再
閉路接地開閉器では、多相再閉路状態となる故障モード
において高い確率で遮断失敗に陥る可能性がある。
【0018】このような問題点に対して、図4に示すよ
うに、可動接触子部13と接地タンク1に電気的に接続
された接地端子7を有するパッファ形消弧室2を備えた
高速再閉路接地開閉器において、パッファ形消弧室2の
通電経路と大地電位との間に0.1〜1.5Ωの抵抗体
9を電気的に直列に挿入することが考えられる。
うに、可動接触子部13と接地タンク1に電気的に接続
された接地端子7を有するパッファ形消弧室2を備えた
高速再閉路接地開閉器において、パッファ形消弧室2の
通電経路と大地電位との間に0.1〜1.5Ωの抵抗体
9を電気的に直列に挿入することが考えられる。
【0019】なお、このように、抵抗体の抵抗値の上限
を1.5Ωとする理由は、以下の通りである。すなわ
ち、以上のように低後退9を挿入した場合、事故電流を
遮断する際には、抵抗体9による電圧降下分の電圧が送
電線路側に発生する。一方、高速再閉路接地開閉器が配
置される最大の目的は、線路用遮断器によって切り離さ
れた送電線路の接地を確実に行い、事故相アークホーン
におけるアークを速やかに自然消弧させることにある。
そして、アークを自然消弧させるためには、送電線路の
大地電圧をアーク電圧以下に低減させることが必要であ
る。ここで、UHV送電線におけるアークホーン間のフ
ラッシオーバ中の気中アーク電圧は、実測値で6kV程
度となることが報告されている。しかしながら、高速再
閉路接地開閉器の抵抗体の値が2Ω以上になると、この
抵抗体を介して流れる電流による発生端子電圧がそのま
ま送電線路に印加されることになり、先のアークの自然
消弧が極めて困難となる。そのため、図4に示す構成に
おいては、アークの自然消弧を確実に行わせるという観
点から、安全率も考慮した上で、抵抗体の抵抗値の上限
を1.5Ωとしている。
を1.5Ωとする理由は、以下の通りである。すなわ
ち、以上のように低後退9を挿入した場合、事故電流を
遮断する際には、抵抗体9による電圧降下分の電圧が送
電線路側に発生する。一方、高速再閉路接地開閉器が配
置される最大の目的は、線路用遮断器によって切り離さ
れた送電線路の接地を確実に行い、事故相アークホーン
におけるアークを速やかに自然消弧させることにある。
そして、アークを自然消弧させるためには、送電線路の
大地電圧をアーク電圧以下に低減させることが必要であ
る。ここで、UHV送電線におけるアークホーン間のフ
ラッシオーバ中の気中アーク電圧は、実測値で6kV程
度となることが報告されている。しかしながら、高速再
閉路接地開閉器の抵抗体の値が2Ω以上になると、この
抵抗体を介して流れる電流による発生端子電圧がそのま
ま送電線路に印加されることになり、先のアークの自然
消弧が極めて困難となる。そのため、図4に示す構成に
おいては、アークの自然消弧を確実に行わせるという観
点から、安全率も考慮した上で、抵抗体の抵抗値の上限
を1.5Ωとしている。
【0020】また、図4において、抵抗体9は、接地タ
ンク1の接地端子7に接続された接地線8と大地との間
に接続されている。すなわち、抵抗体9は、容器9a内
に収納され、その一端にて、容器9aに取り付けられた
端子9bを介して接地線8に接続されるとともに、その
他端にて、大地に接続されている。この抵抗体9に印加
される電圧は、最大でも6kV程度であると考えられる
ため、抵抗体9は、気中絶縁状態で設置されている。こ
のような構成を有する図4の高速再閉路接地開閉器にお
いては、多相再閉路を余儀なくされた際に誘導電流に零
ミス現象が発生した場合でも、抵抗体9によって零ミス
電流の直流成分を急速に減衰させ、零ミス電流の継続時
間を4サイクル以内に抑制できるため、これによって誘
導電流の電流零点が復帰した時点でこの誘導電流を確実
に遮断することができる。また、抵抗体9を気中絶縁状
態で設置しているため、その保守、点検を容易に行うこ
とができるというメンテナンス上の利点もある。なお、
図5は、図4の高速再閉路接地開閉器を送電線路に接続
した状態を示す単線結線図である。
ンク1の接地端子7に接続された接地線8と大地との間
に接続されている。すなわち、抵抗体9は、容器9a内
に収納され、その一端にて、容器9aに取り付けられた
端子9bを介して接地線8に接続されるとともに、その
他端にて、大地に接続されている。この抵抗体9に印加
される電圧は、最大でも6kV程度であると考えられる
ため、抵抗体9は、気中絶縁状態で設置されている。こ
のような構成を有する図4の高速再閉路接地開閉器にお
いては、多相再閉路を余儀なくされた際に誘導電流に零
ミス現象が発生した場合でも、抵抗体9によって零ミス
電流の直流成分を急速に減衰させ、零ミス電流の継続時
間を4サイクル以内に抑制できるため、これによって誘
導電流の電流零点が復帰した時点でこの誘導電流を確実
に遮断することができる。また、抵抗体9を気中絶縁状
態で設置しているため、その保守、点検を容易に行うこ
とができるというメンテナンス上の利点もある。なお、
図5は、図4の高速再閉路接地開閉器を送電線路に接続
した状態を示す単線結線図である。
【0021】さらに、図6は、図4の変形例であり、図
4の例において接地タンク1の外部に設けていた抵抗体
9が、接地タンク1内におけるパッファ形消弧室2の周
囲に設置され、その一端にて、パッファ形消弧室2の可
動接触子部13に接続されるとともに、その他端にて、
接地端子7に接続されており、接地端子7は接地線8を
介して大地に接続されている。なお、この部分以外につ
いては、図4の例と全く同様に構成されている。このよ
うに構成した場合には、特に、接地タンク1内の高圧ガ
ス中に抵抗体9を設置しているため、高圧ガスの高い冷
却特性による抵抗体9の有効な冷却が期待できる。した
がって、抵抗体9のエネルギー責務的に極めて有利とな
り、例えば、同じエネルギー責務に対する抵抗体9のサ
イズを縮小できるため、接地開閉器全体のコンパクト化
に貢献できるという利点がある。
4の例において接地タンク1の外部に設けていた抵抗体
9が、接地タンク1内におけるパッファ形消弧室2の周
囲に設置され、その一端にて、パッファ形消弧室2の可
動接触子部13に接続されるとともに、その他端にて、
接地端子7に接続されており、接地端子7は接地線8を
介して大地に接続されている。なお、この部分以外につ
いては、図4の例と全く同様に構成されている。このよ
うに構成した場合には、特に、接地タンク1内の高圧ガ
ス中に抵抗体9を設置しているため、高圧ガスの高い冷
却特性による抵抗体9の有効な冷却が期待できる。した
がって、抵抗体9のエネルギー責務的に極めて有利とな
り、例えば、同じエネルギー責務に対する抵抗体9のサ
イズを縮小できるため、接地開閉器全体のコンパクト化
に貢献できるという利点がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
ように抵抗体9を設置した場合に、電磁誘導電流遮断時
に抵抗体9に発生する電圧は、前述したように、定常状
態では最大でも6kV程度と考えられているが、より深
く考察するならば、高速再閉路接地開閉器の静電誘導電
流開閉時には、パッファ形消弧室2において最高ピーク
値900kV程度の過渡回復電圧の発生が推定され、そ
の場合には、接地側にも数100kV程度の大きな過渡
電圧が発生することが推定される。この状態において、
接地端子7部と大地電位との間には、抵抗体9が挿入さ
れているため、接地端子7と大地電位に近い接地タンク
1との間には、このような高い電圧が発生することにな
り、絶縁破壊を生じ、接地側の抵抗体9が故障する可能
性がある。また、可動接触子13を高速動作させる際に
発生する衝撃力などによって抵抗体9が機械的に故障す
る可能性もある。このように接地側の抵抗体9が故障す
ることは、高速再閉路接地開閉器本来の開閉能力に重大
な影響を与えることになるため、絶縁破壊の発生は確実
に回避されなければならない。
ように抵抗体9を設置した場合に、電磁誘導電流遮断時
に抵抗体9に発生する電圧は、前述したように、定常状
態では最大でも6kV程度と考えられているが、より深
く考察するならば、高速再閉路接地開閉器の静電誘導電
流開閉時には、パッファ形消弧室2において最高ピーク
値900kV程度の過渡回復電圧の発生が推定され、そ
の場合には、接地側にも数100kV程度の大きな過渡
電圧が発生することが推定される。この状態において、
接地端子7部と大地電位との間には、抵抗体9が挿入さ
れているため、接地端子7と大地電位に近い接地タンク
1との間には、このような高い電圧が発生することにな
り、絶縁破壊を生じ、接地側の抵抗体9が故障する可能
性がある。また、可動接触子13を高速動作させる際に
発生する衝撃力などによって抵抗体9が機械的に故障す
る可能性もある。このように接地側の抵抗体9が故障す
ることは、高速再閉路接地開閉器本来の開閉能力に重大
な影響を与えることになるため、絶縁破壊の発生は確実
に回避されなければならない。
【0023】これに対して、図6に示すように、抵抗体
9を接地タンク1内におけるパッファ形消弧室2の周囲
に設置する構成は、前記のような絶縁破壊の問題を若干
改善できる。すなわち、図6に示す構成においては、抵
抗体9が接地端子7よりも高電圧機器側にあるため、接
地端子7と大地電位との間には短い接地線8しかなく、
接地タンク1と接地端子7の間に発生する電位差も比較
的小さくなり、絶縁破壊発生の可能性が低下している。
9を接地タンク1内におけるパッファ形消弧室2の周囲
に設置する構成は、前記のような絶縁破壊の問題を若干
改善できる。すなわち、図6に示す構成においては、抵
抗体9が接地端子7よりも高電圧機器側にあるため、接
地端子7と大地電位との間には短い接地線8しかなく、
接地タンク1と接地端子7の間に発生する電位差も比較
的小さくなり、絶縁破壊発生の可能性が低下している。
【0024】しかしながら、図6に示す構成において
も、高速再閉路接地開閉器の投入・遮断時に、パッファ
形消弧室2の周囲に設置された抵抗体9に高い電圧が分
担されることには変わりがないため、抵抗体9が電気的
に故障する可能性が残されている。また、可動接触子1
3を高速動作させる際に発生する衝撃力などによって抵
抗体9が機械的に故障する可能性も残されている。そし
て、抵抗体9が故障した場合には、前述のように、高速
再閉路接地開閉器の基本性能に関わるため、抵抗体9の
交換が必要となる。この時、図6に示すように、抵抗体
9をパッファ形消弧室2の周囲に設置していると、機器
の分解・抵抗体の交換作業などに莫大な時間を要するば
かりでなく、水分管理の厳しい抵抗体の品質維持の観点
からも好ましくない。
も、高速再閉路接地開閉器の投入・遮断時に、パッファ
形消弧室2の周囲に設置された抵抗体9に高い電圧が分
担されることには変わりがないため、抵抗体9が電気的
に故障する可能性が残されている。また、可動接触子1
3を高速動作させる際に発生する衝撃力などによって抵
抗体9が機械的に故障する可能性も残されている。そし
て、抵抗体9が故障した場合には、前述のように、高速
再閉路接地開閉器の基本性能に関わるため、抵抗体9の
交換が必要となる。この時、図6に示すように、抵抗体
9をパッファ形消弧室2の周囲に設置していると、機器
の分解・抵抗体の交換作業などに莫大な時間を要するば
かりでなく、水分管理の厳しい抵抗体の品質維持の観点
からも好ましくない。
【0025】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
接地端子部における絶縁破壊発生の可能性が低く、接地
側の抵抗体の故障をできる限り抑制可能であり、かつ、
仮に抵抗体に故障を生じた場合でも、抵抗体の交換をそ
の品質を維持しながら効率よく実施可能な、高速再閉路
接地開閉器を提供することである。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
接地端子部における絶縁破壊発生の可能性が低く、接地
側の抵抗体の故障をできる限り抑制可能であり、かつ、
仮に抵抗体に故障を生じた場合でも、抵抗体の交換をそ
の品質を維持しながら効率よく実施可能な、高速再閉路
接地開閉器を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明による高速再閉路
接地開閉器は、消弧性ガスを封入してなる密閉容器内の
主回路導体に設けた固定接触子部と、この固定接触子部
と接離する可動接触子部と、この可動接触子部に電気的
に接続された接地端子部とを有するパッファ形消弧室を
備えた高速再閉路接地開閉器において、前記密閉容器に
分岐容器部が設けられ、この分岐容器部の一部または全
部が前記密閉容器と分離可能に構成され、この分岐容器
部に前記接地端子部が取り付けられるとともに、この接
地端子部と前記可動接触子部との間には、0.1〜1.
5Ωの抵抗体が電気的に直列に挿入され、この抵抗体
が、前記分岐容器部内に収納され、かつ、前記可動接触
子部と分離可能に接続されたことを特徴としている。
接地開閉器は、消弧性ガスを封入してなる密閉容器内の
主回路導体に設けた固定接触子部と、この固定接触子部
と接離する可動接触子部と、この可動接触子部に電気的
に接続された接地端子部とを有するパッファ形消弧室を
備えた高速再閉路接地開閉器において、前記密閉容器に
分岐容器部が設けられ、この分岐容器部の一部または全
部が前記密閉容器と分離可能に構成され、この分岐容器
部に前記接地端子部が取り付けられるとともに、この接
地端子部と前記可動接触子部との間には、0.1〜1.
5Ωの抵抗体が電気的に直列に挿入され、この抵抗体
が、前記分岐容器部内に収納され、かつ、前記可動接触
子部と分離可能に接続されたことを特徴としている。
【0027】一般的には、密閉容器に、抵抗体を収納し
た別の密閉容器を分岐容器部として着脱可能に接続す
る。そして、抵抗体と可動接触子部とを、着脱可能な摺
動接触型の接続部によって接続する。また、密閉容器と
分岐容器部との間に、ガス区分可能な絶縁スペーサを設
置するとともに、分岐容器部に取り外し可能な蓋を設
け、この蓋に抵抗体を取り付けることも可能である。さ
らに、密閉容器と分岐容器部との間に接続母線を設置す
ることも可能である。
た別の密閉容器を分岐容器部として着脱可能に接続す
る。そして、抵抗体と可動接触子部とを、着脱可能な摺
動接触型の接続部によって接続する。また、密閉容器と
分岐容器部との間に、ガス区分可能な絶縁スペーサを設
置するとともに、分岐容器部に取り外し可能な蓋を設
け、この蓋に抵抗体を取り付けることも可能である。さ
らに、密閉容器と分岐容器部との間に接続母線を設置す
ることも可能である。
【0028】
【作用】以上のように構成された本発明による高速再閉
路接地開閉器の作用は次の通りである。すなわち、ま
ず、分岐容器部内に抵抗体を収納しており、抵抗体が接
地端子部よりも高電圧機器側にあるため、接地端子部と
大地電位との間に抵抗体を挿入した場合に比べて、容器
と接地端子部との間に発生する電位差が比較的小さくな
り、接地端子部における絶縁破壊発生の可能性が低くな
っている。したがって、接地側の抵抗体の故障をできる
限り抑制することができる。
路接地開閉器の作用は次の通りである。すなわち、ま
ず、分岐容器部内に抵抗体を収納しており、抵抗体が接
地端子部よりも高電圧機器側にあるため、接地端子部と
大地電位との間に抵抗体を挿入した場合に比べて、容器
と接地端子部との間に発生する電位差が比較的小さくな
り、接地端子部における絶縁破壊発生の可能性が低くな
っている。したがって、接地側の抵抗体の故障をできる
限り抑制することができる。
【0029】また、本発明の高速再閉路接地開閉器によ
って事故相が接地あるいは復帰される時にパッファ形消
弧室に発生する高い過渡回復電圧によって抵抗体が電気
的に故障したり、あるいは、可動接触子を高速動作させ
る際に発生する衝撃力などによって抵抗体が機械的に故
障した場合には、抵抗体を収納した分岐容器部の一部ま
たは全部を取り外すことにより、抵抗体の交換を容易か
つ短時間に効率よく行うことができる。この場合、作業
時間が短い分だけ、抵抗体が外気に晒される時間も短縮
でき、抵抗体の品質を維持できる。
って事故相が接地あるいは復帰される時にパッファ形消
弧室に発生する高い過渡回復電圧によって抵抗体が電気
的に故障したり、あるいは、可動接触子を高速動作させ
る際に発生する衝撃力などによって抵抗体が機械的に故
障した場合には、抵抗体を収納した分岐容器部の一部ま
たは全部を取り外すことにより、抵抗体の交換を容易か
つ短時間に効率よく行うことができる。この場合、作業
時間が短い分だけ、抵抗体が外気に晒される時間も短縮
でき、抵抗体の品質を維持できる。
【0030】特に、密閉容器に、抵抗体を収納した別の
密閉容器を分岐容器部として着脱可能に接続した場合に
は、抵抗体を収納した分岐容器部を、容器ごと密閉容器
から取り外し、容易かつ短時間に一括して取り換えるこ
とができるため、作業性に優れており、抵抗体の品質を
高く維持できる。また、分岐容器部の蓋に抵抗体を取り
付けた場合には、蓋の取り外しのみによって、抵抗体を
容易に容器外に取り出すことができるため、取り換え部
分を最小限にすることができ、作業も容易である。さら
に、密閉容器と分岐容器部との間に接続母線を設置した
場合には、密閉容器側のガス処理を行うことなく、抵抗
体と分岐容器部とを密閉容器から容易に取り外すことが
できる。
密閉容器を分岐容器部として着脱可能に接続した場合に
は、抵抗体を収納した分岐容器部を、容器ごと密閉容器
から取り外し、容易かつ短時間に一括して取り換えるこ
とができるため、作業性に優れており、抵抗体の品質を
高く維持できる。また、分岐容器部の蓋に抵抗体を取り
付けた場合には、蓋の取り外しのみによって、抵抗体を
容易に容器外に取り出すことができるため、取り換え部
分を最小限にすることができ、作業も容易である。さら
に、密閉容器と分岐容器部との間に接続母線を設置した
場合には、密閉容器側のガス処理を行うことなく、抵抗
体と分岐容器部とを密閉容器から容易に取り外すことが
できる。
【0031】
【実施例】以下には、本発明による高速再閉路接地開閉
器の複数の実施例について、図面を参照して具体的に説
明する。
器の複数の実施例について、図面を参照して具体的に説
明する。
【0032】(1)第1実施例…図1 第1実施例は、基本的に図1に示すような構成を有して
いる。この図1は、高速再閉路接地開閉器の構成の概略
を示す構成図である。なお、この高速再閉路接地開閉器
を送電線路に接続した状態は、図4に示した従来例と同
様の状態となる。まず、本実施例の高速再閉路接地開閉
器は、図1に示すように、着脱可能な摺動接触型の接続
部28と分岐接地タンク29を備えている。接続部28
は、抵抗体9とパッファ形消弧室2の可動接触子部13
との間に設けられ、これらを分離可能に接続している。
また、分岐接地タンク29は、本発明の分岐容器部に相
当する部分であり、接地タンク1に着脱可能に接続され
るとともに、その先端には蓋29aが取り外し可能に設
けられ、この蓋29aを貫通する形で接地端子7が電気
絶縁状態で取り付けられている。分岐接地タンク29内
にはまた、抵抗体9が収納されており、この抵抗体9の
一端は、接続部28によって、可動接触子部13と電気
的に接続されており、抵抗体9の他端は、接地端子7を
介して分岐接地タンク29外部の接地線8と電気的に接
続されている。したがって、本実施例の主回路導体3の
接地回路は、主回路導体3、パッファ形消弧室2、接続
部28、抵抗体9、接地端子7、接地線8、大地の順に
直列に接続されている。
いる。この図1は、高速再閉路接地開閉器の構成の概略
を示す構成図である。なお、この高速再閉路接地開閉器
を送電線路に接続した状態は、図4に示した従来例と同
様の状態となる。まず、本実施例の高速再閉路接地開閉
器は、図1に示すように、着脱可能な摺動接触型の接続
部28と分岐接地タンク29を備えている。接続部28
は、抵抗体9とパッファ形消弧室2の可動接触子部13
との間に設けられ、これらを分離可能に接続している。
また、分岐接地タンク29は、本発明の分岐容器部に相
当する部分であり、接地タンク1に着脱可能に接続され
るとともに、その先端には蓋29aが取り外し可能に設
けられ、この蓋29aを貫通する形で接地端子7が電気
絶縁状態で取り付けられている。分岐接地タンク29内
にはまた、抵抗体9が収納されており、この抵抗体9の
一端は、接続部28によって、可動接触子部13と電気
的に接続されており、抵抗体9の他端は、接地端子7を
介して分岐接地タンク29外部の接地線8と電気的に接
続されている。したがって、本実施例の主回路導体3の
接地回路は、主回路導体3、パッファ形消弧室2、接続
部28、抵抗体9、接地端子7、接地線8、大地の順に
直列に接続されている。
【0033】さらに、前述したように、高速再閉路接地
開閉器の投入・遮断時には、パッファ形消弧室2におい
て最高ピーク値900kV程度の大きな過渡回復電圧の
発生が推定される。これに対して、本実施例において
は、主回路導体3およびパッファ形消弧室2の固定接触
子部10と接地タンク1との間に絶縁筒30を配置する
と共に、パッファ形消弧室2の可動接触子部13と接地
タンク1との間に絶縁棒31を配置することによって、
高電圧機器部と接地タンク1との間の絶縁距離を確保し
ている。
開閉器の投入・遮断時には、パッファ形消弧室2におい
て最高ピーク値900kV程度の大きな過渡回復電圧の
発生が推定される。これに対して、本実施例において
は、主回路導体3およびパッファ形消弧室2の固定接触
子部10と接地タンク1との間に絶縁筒30を配置する
と共に、パッファ形消弧室2の可動接触子部13と接地
タンク1との間に絶縁棒31を配置することによって、
高電圧機器部と接地タンク1との間の絶縁距離を確保し
ている。
【0034】なお、以上の構成以外の部分については、
前述した各種の従来例と同様に構成されている。すなわ
ち、図1に示すように、接地タンク1の内部には、高速
再閉路接地開閉器本体部に相当するパッファ形消弧室2
と主回路導体3が収納されており、接地タンク1の外部
には、パッファ形消弧室2の可動部を開閉駆動するため
の操作機構4と、パッファ形消弧室2の可動部と操作機
構4の間に設けられ、開極長さを変換するリンク部5が
設けられている。また、主回路導体3は、絶縁スペーサ
6a,6bによって接地タンク1内に固定される。
前述した各種の従来例と同様に構成されている。すなわ
ち、図1に示すように、接地タンク1の内部には、高速
再閉路接地開閉器本体部に相当するパッファ形消弧室2
と主回路導体3が収納されており、接地タンク1の外部
には、パッファ形消弧室2の可動部を開閉駆動するため
の操作機構4と、パッファ形消弧室2の可動部と操作機
構4の間に設けられ、開極長さを変換するリンク部5が
設けられている。また、主回路導体3は、絶縁スペーサ
6a,6bによって接地タンク1内に固定される。
【0035】以上のような構成を有する本実施例の作用
効果は次の通りである。すなわち、前述したように、ま
ず、高速再閉路接地開閉器の投入・遮断時に、パッファ
形消弧室2に発生する過渡的高電圧によって、接地側に
も数100kVの大きな過渡的高電圧が発生することが
推定されるが、本実施例においては、抵抗体9が接地端
子7よりも高電圧機器側にあるため、接地端子7部に発
生する電圧は大幅に低減され、接地端子7部で絶縁破壊
を発生する可能性は非常に低くなる。したがって、抵抗
体9の故障をできる限り抑制することができる。
効果は次の通りである。すなわち、前述したように、ま
ず、高速再閉路接地開閉器の投入・遮断時に、パッファ
形消弧室2に発生する過渡的高電圧によって、接地側に
も数100kVの大きな過渡的高電圧が発生することが
推定されるが、本実施例においては、抵抗体9が接地端
子7よりも高電圧機器側にあるため、接地端子7部に発
生する電圧は大幅に低減され、接地端子7部で絶縁破壊
を発生する可能性は非常に低くなる。したがって、抵抗
体9の故障をできる限り抑制することができる。
【0036】また、高速再閉路接地開閉器の投入・遮断
時に、パッファ形消弧室2に発生する過渡的高電圧によ
って抵抗体9が電気的に故障したり、あるいは、可動接
触子13を高速動作させる際に発生する衝撃力などによ
って抵抗体9が機械的に故障した場合には、抵抗体9を
収納した分岐接地タンク29を、タンクごと接地タンク
1から取り外し、容易かつ短時間に一括して取り換える
ことができる。特に、抵抗体9は、多数の素子の集合体
であり、組み立てに多大な時間がかかることや、抵抗素
子の品質を維持するためには水分に対して非常に厳しい
管理が必要なことなどを考慮した場合、このように、分
岐接地タンク29による一括的な交換が可能であること
は、作業面および抵抗体9の品質面で大きな利点であ
る。また、このように、機器改修時間を短縮できること
から、安定した電力供給に貢献できるという公共面での
利点も得られる。
時に、パッファ形消弧室2に発生する過渡的高電圧によ
って抵抗体9が電気的に故障したり、あるいは、可動接
触子13を高速動作させる際に発生する衝撃力などによ
って抵抗体9が機械的に故障した場合には、抵抗体9を
収納した分岐接地タンク29を、タンクごと接地タンク
1から取り外し、容易かつ短時間に一括して取り換える
ことができる。特に、抵抗体9は、多数の素子の集合体
であり、組み立てに多大な時間がかかることや、抵抗素
子の品質を維持するためには水分に対して非常に厳しい
管理が必要なことなどを考慮した場合、このように、分
岐接地タンク29による一括的な交換が可能であること
は、作業面および抵抗体9の品質面で大きな利点であ
る。また、このように、機器改修時間を短縮できること
から、安定した電力供給に貢献できるという公共面での
利点も得られる。
【0037】以上のように、本実施例においては、接地
端子7部における絶縁破壊発生の可能性を低く抑制する
ことができ、抵抗体9の故障をできる限り抑制すること
ができる。そしてまた、仮に、高速再閉路接地開閉器の
動作によって、抵抗体9に電気的または機械的な故障が
発生した場合でも、分岐接地タンク29ごと抵抗体9を
容易かつ短時間に一括して取り換えることができる上、
抵抗体9の品質を高く維持することができる。
端子7部における絶縁破壊発生の可能性を低く抑制する
ことができ、抵抗体9の故障をできる限り抑制すること
ができる。そしてまた、仮に、高速再閉路接地開閉器の
動作によって、抵抗体9に電気的または機械的な故障が
発生した場合でも、分岐接地タンク29ごと抵抗体9を
容易かつ短時間に一括して取り換えることができる上、
抵抗体9の品質を高く維持することができる。
【0038】(2)第2実施例…図2 第2実施例は、基本的に、図2に示すような構成を有し
ている。ここで、図2は、高速再閉路接地開閉器の構成
の概略を示す構成図である。すなわち、本実施例の高速
再閉路接地開閉器は、図2に示すように、抵抗体9を収
納した分岐接地タンク29と高速再閉路接地開閉器本体
部を収納した接地タンク1との接続部分に絶縁スペーサ
32が設けられている。この絶縁スペーサ32は、分岐
接地タンク29側に一体的に取り付けられている。ま
た、抵抗体9は、絶縁スペーサ32部に取り付けられた
接続部33によって、可動接触子部13に固定された接
続導体34と分離可能に接続されている。なお、この部
分以外の構成については、前記第1実施例と全く同様と
されている。
ている。ここで、図2は、高速再閉路接地開閉器の構成
の概略を示す構成図である。すなわち、本実施例の高速
再閉路接地開閉器は、図2に示すように、抵抗体9を収
納した分岐接地タンク29と高速再閉路接地開閉器本体
部を収納した接地タンク1との接続部分に絶縁スペーサ
32が設けられている。この絶縁スペーサ32は、分岐
接地タンク29側に一体的に取り付けられている。ま
た、抵抗体9は、絶縁スペーサ32部に取り付けられた
接続部33によって、可動接触子部13に固定された接
続導体34と分離可能に接続されている。なお、この部
分以外の構成については、前記第1実施例と全く同様と
されている。
【0039】以上のような構成を有する本実施例におい
ては、前記第1実施例の作用効果に加えて、次のような
作用効果が得られる。すなわち、抵抗体9の交換時に
は、分岐接地タンク29を、抵抗体9および絶縁スペー
サ32を含んだユニットとして一括的に交換することが
可能である。この場合、絶縁スペーサ32によって、抵
抗体9を分岐接地タンク29内にガス密閉することがで
きるため、抵抗体9を外気に晒す問題がなく、工場組み
立てと同じ高い品質で抵抗体9を交換することができ
る。さらに、抵抗体9を収納した分岐接地タンク29と
接地タンク1とが絶縁スペーサ32によってガス区分さ
れているため、高速再閉路接地開閉器の電流開閉時に分
解生成物が発生した場合に、この分解生成物による抵抗
体9の汚損を防止することができ、電気的故障の要因の
一つを除去できるため、機器としての信頼性を向上でき
るという利点もある。
ては、前記第1実施例の作用効果に加えて、次のような
作用効果が得られる。すなわち、抵抗体9の交換時に
は、分岐接地タンク29を、抵抗体9および絶縁スペー
サ32を含んだユニットとして一括的に交換することが
可能である。この場合、絶縁スペーサ32によって、抵
抗体9を分岐接地タンク29内にガス密閉することがで
きるため、抵抗体9を外気に晒す問題がなく、工場組み
立てと同じ高い品質で抵抗体9を交換することができ
る。さらに、抵抗体9を収納した分岐接地タンク29と
接地タンク1とが絶縁スペーサ32によってガス区分さ
れているため、高速再閉路接地開閉器の電流開閉時に分
解生成物が発生した場合に、この分解生成物による抵抗
体9の汚損を防止することができ、電気的故障の要因の
一つを除去できるため、機器としての信頼性を向上でき
るという利点もある。
【0040】(3)第3実施例…図3 第3実施例は、基本的に、図3に示すような構成を有し
ている。ここで、図3は、高速再閉路接地開閉器の構成
の概略を示す構成図である。すなわち、本実施例の高速
再閉路接地開閉器は、抵抗体9を収納した分岐接地タン
ク29と、高速再閉路接地開閉器本体部を収納した接地
タンク1との間には、接続母線35が設けられており、
その内部には接続導体36が収納されている。そして、
分岐接地タンク29および接地タンク1の接続母線35
との接続部分には、それぞれ絶縁スペーサ32,37が
設けられている。それぞれの絶縁スペーサ32,37部
には、接続部33が設けられており、この接続部33に
よって、可動接触子部13に固定された接続導体34と
接続母線35の接続導体36との間、および、接続母線
35の接続導体36と抵抗体9との間が、それぞれ分離
可能に接続されている。なお、この部分以外の構成につ
いては、前記第1、第2実施例と全く同様とされてい
る。
ている。ここで、図3は、高速再閉路接地開閉器の構成
の概略を示す構成図である。すなわち、本実施例の高速
再閉路接地開閉器は、抵抗体9を収納した分岐接地タン
ク29と、高速再閉路接地開閉器本体部を収納した接地
タンク1との間には、接続母線35が設けられており、
その内部には接続導体36が収納されている。そして、
分岐接地タンク29および接地タンク1の接続母線35
との接続部分には、それぞれ絶縁スペーサ32,37が
設けられている。それぞれの絶縁スペーサ32,37部
には、接続部33が設けられており、この接続部33に
よって、可動接触子部13に固定された接続導体34と
接続母線35の接続導体36との間、および、接続母線
35の接続導体36と抵抗体9との間が、それぞれ分離
可能に接続されている。なお、この部分以外の構成につ
いては、前記第1、第2実施例と全く同様とされてい
る。
【0041】以上のような構成を有する本実施例におい
ては、前記第2実施例と同様に、抵抗体の交換時に、分
岐接地タンク29を、抵抗体9および絶縁スペーサ32
を含んだユニットとして一括的に交換することができる
ため、作業面および抵抗体9の品質面で優れた効果を得
られることに加えて、さらに、次のような作用効果が得
られる。すなわち、絶縁スペーサ32ごと分岐接地タン
ク29を取り外しても、接地タンク1は絶縁スペーサ3
7によってガス密閉状態に保持される。そのため、高速
再閉路接地開閉器本体部を収納した接地タンク1内の封
入ガスを処理する必要なしに、抵抗体9の交換を行うこ
とができるため、ガス処理作業が不要となる分だけ、作
業性を格段に向上でき、機器改修時間を大幅に低減する
ことができる。
ては、前記第2実施例と同様に、抵抗体の交換時に、分
岐接地タンク29を、抵抗体9および絶縁スペーサ32
を含んだユニットとして一括的に交換することができる
ため、作業面および抵抗体9の品質面で優れた効果を得
られることに加えて、さらに、次のような作用効果が得
られる。すなわち、絶縁スペーサ32ごと分岐接地タン
ク29を取り外しても、接地タンク1は絶縁スペーサ3
7によってガス密閉状態に保持される。そのため、高速
再閉路接地開閉器本体部を収納した接地タンク1内の封
入ガスを処理する必要なしに、抵抗体9の交換を行うこ
とができるため、ガス処理作業が不要となる分だけ、作
業性を格段に向上でき、機器改修時間を大幅に低減する
ことができる。
【0042】(4)その他の実施例 なお、本発明は、前記各実施例に限定されるものではな
く、例えば、図1の実施例において、分岐接地タンク2
9の全部を取り外す代わりに、分岐接地タンク29の蓋
29aに抵抗体9を取り付け、蓋29aの取り外しのみ
によって抵抗体9を容易に取り出すことができるように
構成することも可能である。このように構成した場合に
は、取り換え部分を最小限にすることができ、作業も容
易である。また、分岐接地タンク29を別に設けずに、
接地タンク1の一部に分岐部を設け、この分岐部の開口
に蓋を取り付けるように構成することも可能であり、こ
の場合には、タンク構成を簡略化できる。さらに、分岐
容器部の具体的な配置や抵抗体と可動接触子部との具体
的な接続構成は適宜変更可能である。
く、例えば、図1の実施例において、分岐接地タンク2
9の全部を取り外す代わりに、分岐接地タンク29の蓋
29aに抵抗体9を取り付け、蓋29aの取り外しのみ
によって抵抗体9を容易に取り出すことができるように
構成することも可能である。このように構成した場合に
は、取り換え部分を最小限にすることができ、作業も容
易である。また、分岐接地タンク29を別に設けずに、
接地タンク1の一部に分岐部を設け、この分岐部の開口
に蓋を取り付けるように構成することも可能であり、こ
の場合には、タンク構成を簡略化できる。さらに、分岐
容器部の具体的な配置や抵抗体と可動接触子部との具体
的な接続構成は適宜変更可能である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
可動接触子部と接地端子部との間に抵抗体を電気的に直
列に挿入し、この抵抗体を分岐容器部内に収納し、可動
接触子部と分離可能に接続することにより、接地端子部
における絶縁破壊発生の可能性が低く、接地側の抵抗体
の故障をできる限り抑制可能であり、かつ、仮に抵抗体
に故障を生じた場合でも、抵抗体の交換をその品質を維
持しながら効率よく実施可能な、高速再閉路接地開閉器
を提供することができる。
可動接触子部と接地端子部との間に抵抗体を電気的に直
列に挿入し、この抵抗体を分岐容器部内に収納し、可動
接触子部と分離可能に接続することにより、接地端子部
における絶縁破壊発生の可能性が低く、接地側の抵抗体
の故障をできる限り抑制可能であり、かつ、仮に抵抗体
に故障を生じた場合でも、抵抗体の交換をその品質を維
持しながら効率よく実施可能な、高速再閉路接地開閉器
を提供することができる。
【図1】本発明による高速再閉路接地開閉器の第1実施
例の構成の概略を示す構成図。
例の構成の概略を示す構成図。
【図2】本発明による高速再閉路接地開閉器の第2実施
例の構成の概略を示す構成図。
例の構成の概略を示す構成図。
【図3】本発明による高速再閉路接地開閉器の第3実施
例の構成の概略を示す構成図。
例の構成の概略を示す構成図。
【図4】従来の高速再閉路接地開閉器の一例における構
成の概略を示す構成図。
成の概略を示す構成図。
【図5】図4の高速再閉路接地開閉器を送電線路に接続
した状態を示す単線結線図。
した状態を示す単線結線図。
【図6】従来の高速再閉路接地開閉器の別の一例におけ
る構成の概略を示す構成図。
る構成の概略を示す構成図。
【図7】従来の高速再閉路接地開閉器の別の一例におけ
るパッファ形消弧室の詳細構造とその開極動作終了時の
状態を示す構成図。
るパッファ形消弧室の詳細構造とその開極動作終了時の
状態を示す構成図。
【図8】図7の高速再閉路接地開閉器の開極動作時のス
トローク特性(開極移動特性)とパッファシリンダ内圧
力上昇特性を示す特性図。
トローク特性(開極移動特性)とパッファシリンダ内圧
力上昇特性を示す特性図。
【図9】従来の高速再閉路接地開閉器の別の一例におけ
る構成の概略を示す構成図。
る構成の概略を示す構成図。
【図10】図9の高速再閉路接地開閉器の開極動作時の
ストローク特性(開極移動特性)とパッファシリンダ内
圧力上昇特性を示す特性図。
ストローク特性(開極移動特性)とパッファシリンダ内
圧力上昇特性を示す特性図。
【図11】高速再閉路接地開閉器を利用して高電圧送電
系統における碍子連の逆閃絡アークを消弧するシステム
を示す概念図。
系統における碍子連の逆閃絡アークを消弧するシステム
を示す概念図。
【図12】図11のシステム構成要素の動作順序を示す
動作シーケンス図。
動作シーケンス図。
【図13】高速再閉路接地開閉器の動作相への他相から
の電磁誘導電流および静電誘導電流を示す電流波形図。
の電磁誘導電流および静電誘導電流を示す電流波形図。
【図14】高速再閉路接地開閉器の開極時の過渡回復電
圧を示す電圧波形図。
圧を示す電圧波形図。
【図15】従来の高速再閉路接地開閉器の別の一例にお
ける構成の概略を示す構成図。
ける構成の概略を示す構成図。
【図16】図15の高速再閉路接地開閉器のパッファ形
消弧室の詳細構造とその開極動作終了時の状態を示す構
成図。
消弧室の詳細構造とその開極動作終了時の状態を示す構
成図。
【図17】図15の高速再閉路接地開閉器の開極動作時
のストローク特性(開極移動特性)とパッファシリンダ
内圧力上昇特性を示す特性図。
のストローク特性(開極移動特性)とパッファシリンダ
内圧力上昇特性を示す特性図。
【図18】高電圧送電線において零ミス電流が発生して
いる状態を示す電流波形図。
いる状態を示す電流波形図。
【図19】中相の閉路状態において上相の高速再閉路接
地開閉器が投入された場合に各相の高速再閉路接地開閉
器に流れる環流電流を示す電流波形図。
地開閉器が投入された場合に各相の高速再閉路接地開閉
器に流れる環流電流を示す電流波形図。
1…接地タンク 2…パッファ形消弧室 3…主回路導体 4…操作機構 5…リンク部 6a,6b…絶縁スペーサ 7…接地端子 8…接地線 9…抵抗体 9a…容器 9b…端子 10…固定接触子部 11…固定接触子 12,19…シールド 13…可動接触子部 14…操作ロッド 15…パッファシリンダ 16…可動接触子 17…絶縁ノズル 18…パッファピストン 20…主軸 21…ダンパ装置 23…ブッシング 24…送電線 25…鉄塔 26…雷雲 27…雷放電アーク 28…接続部 29…分岐接地タンク 29a…蓋 30…絶縁筒 31…絶縁棒 32,37…絶縁スペーサ 33…接続部 34,36…接続導体 35…接続母線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02B 1/16,13/02,13/075 H01H 33/70 - 33/99 H02H 3/00 - 3/07
Claims (1)
- 【請求項1】 消弧性ガスを封入してなる密閉容器内の
主回路導体に設けた固定接触子部と、この固定接触子部
と接離する可動接触子部と、この可動接触子部と電気的
に接続された接地端子部とを有するパッファ形消弧室を
備えた高速再閉路接地開閉器において、 前記密閉容器に分岐容器部が設けられ、この分岐容器部
の一部または全部が前記密閉容器と分離可能に構成さ
れ、この分岐容器部に前記接地端子部が取り付けられる
とともに、この接地端子部と前記可動接触子部との間に
は、0.1〜1.5Ωの抵抗体が電気的に直列に挿入さ
れ、この抵抗体が、前記分岐容器部内に収納され、か
つ、前記可動接触子部と分離可能に接続されたことを特
徴とする高速再閉路接地開閉器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07479993A JP3337749B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 高速再閉路接地開閉器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07479993A JP3337749B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 高速再閉路接地開閉器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06290689A JPH06290689A (ja) | 1994-10-18 |
| JP3337749B2 true JP3337749B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=13557720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07479993A Expired - Fee Related JP3337749B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 高速再閉路接地開閉器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3337749B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104143466B (zh) * | 2013-09-24 | 2017-06-30 | 国家电网公司 | 一种接地开关装配单元及其高速接地开关 |
| CN104143451B (zh) * | 2013-09-24 | 2017-01-18 | 国家电网公司 | 一种高速接地开关及其构成的接地开关装配单元 |
| KR101514206B1 (ko) * | 2013-10-31 | 2015-04-23 | 한국전기연구원 | 아크 에너지 저감장치를 채용한 차단기 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP07479993A patent/JP3337749B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06290689A (ja) | 1994-10-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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