JP3329778B2 - アンドロゲン受容体及びプロゲステロン受容体と結合するホルモン応答エレメント - Google Patents

アンドロゲン受容体及びプロゲステロン受容体と結合するホルモン応答エレメント

Info

Publication number
JP3329778B2
JP3329778B2 JP33138999A JP33138999A JP3329778B2 JP 3329778 B2 JP3329778 B2 JP 3329778B2 JP 33138999 A JP33138999 A JP 33138999A JP 33138999 A JP33138999 A JP 33138999A JP 3329778 B2 JP3329778 B2 JP 3329778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cells
hre
gene
cell
receptor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33138999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000157266A (ja
Inventor
ハエンドラー ベルンハルト
Original Assignee
シエーリング アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シエーリング アクチエンゲゼルシャフト filed Critical シエーリング アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JP2000157266A publication Critical patent/JP2000157266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3329778B2 publication Critical patent/JP3329778B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/79Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
    • C12N15/85Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for animal cells
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2830/00Vector systems having a special element relevant for transcription
    • C12N2830/001Vector systems having a special element relevant for transcription controllable enhancer/promoter combination
    • C12N2830/002Vector systems having a special element relevant for transcription controllable enhancer/promoter combination inducible enhancer/promoter combination, e.g. hypoxia, iron, transcription factor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2830/00Vector systems having a special element relevant for transcription
    • C12N2830/80Vector systems having a special element relevant for transcription from vertebrates
    • C12N2830/85Vector systems having a special element relevant for transcription from vertebrates mammalian

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、アストロゲン受容体及びプロ
ゲステロン受容体が結合する新しいHRE(ホルモン応答エ
レメント、ホルモン受容体結合部位)、その配列及び使
用に関する。
【0002】
【発明の背景】ステロイド受容体は、リガンド結合部
位、DNA 結合部位及びいくつかのトランス作用活性を有
する転写因子である。リガンドがそのステロイド受容体
に結合すると、受容体の立体構造が変化する。この構造
変化によって、受容体は二量体を形成し、特異的な二重
鎖DNA 配列、いわゆるHRE(ホルモン応答エレメント、ホ
ルモン受容体結合部位)に結合し、そして補助活性化因
子及び他の転写因子と相互作用する。その結果、標的遺
伝子、すなわちそのHRE によって調節される遺伝子の転
写が活性化される。この様なHRE は、普通は、標的遺伝
子のプロモーター領域の要素であるが、標的遺伝子のイ
ントロン又は3'側部分にも見つかっている。アンドロゲ
ン受容体のHRE として、共通配列GG(T/A)ACAnnnTGTTCT
が同定されている(Roche at al.1992, Mol.Endocrinol.
6,2229-2235)。この場合、nは任意のヌクレオチドを指
す。「nnn 」の前後のヌクレオチド配列で規定される半
エレメント同志は、ほぼパリンドローム構造である。ア
ンドロゲンによって高度に調節されるCRISP-1 遺伝子の
プロモーターに存在する配列GGTACAtctTGTTCA は、アン
ドロゲン受容体との結合親和性が高いことが示された(S
chwidetzky et al.1997,Biochem.J.321,325-332)。以下
本明細書において、この配列を共通HRE と称する。しか
しこのHRE は、アンドロゲン受容体ばかりでなく、グル
ココルチコイド受容体及びプロゲステロン受容体によっ
ても認識される。しかしプロバシン(probasin)遺伝子の
プロモーター領域では、このHRE は、アンドロゲン受容
体と特異的に結合するが、グルココルチコイド受容体と
は結合しない(F.Claessens et al.1996,J.Biol.Chem.27
1,19013-19016)。プロゲステロン受容体との結合に関す
る情報は、現在得られていない。インビトロ選択方法に
よって、アンドロゲン受容体と結合することができる新
しいDNA 配列(IDR17と命名された)が、最近見つかった
(Zhou et al.1997,J.Biol.Chem.272,8227-8235) 。種々
の実験から、この配列は、グルココルチコイド受容体よ
りも、アンドロゲン受容体に対して高い選択性を有する
ことが示された。プロゲステロン受容体との比較は、記
載されていなかった。配列IDR17 は、インビトロで見つ
かった配列であり、インビボにも存在するか、HRE とし
て機能するかどうかに関する示唆はない。
【0003】
【発明の目的】HRE に関する情報は、ホルモン依存性疾
患を治療するための薬物を開発する際に有用である。ア
ンドロゲン受容体の共通HRE との結合を阻害する抗アン
ドロゲン剤を用いる前立腺ガンの治療において、アンド
ロゲンによって調節される遺伝子の全てが抑制されるわ
けではないこと、更に、一定の治療期間後には、抗アン
ドロゲン剤はもはや活性を示さないことが、多数報告さ
れている。これらの事実から、様々な遺伝子を調節する
ために、それらのホルモン依存性を担う異なったHRE が
存在することが判る。従って、ホルモン療法を成功させ
るために、アンドロゲン受容体が結合する他のHRE を見
つけることが望まれる。その結果、特異活性を有する天
然ホルモン、合成ホルモン又は抗ホルモン剤を同定する
ことができるだろう。そして、その様な抗ホルモン剤を
用いて、前記疾患に関連する遺伝子を活性化又は不活性
化することができる。現在まで、アンドロゲン及びその
HREによって調節される遺伝子は、ほんの少数しか知ら
れていない。この例には、プロバシン遺伝子及びC3(1)
遺伝子があり、両遺伝子ともアンドロゲンによってラッ
ト前立腺において誘導される(F.Claessens et al.1989,
Biochem.Biophys.Res.Commun.164,833-840; P.S.Rennie
et al.1993,Mol.Endocrinol.7,23-36) 。ラットの精巣
上体においては、pem 遺伝子がアンドロゲン依存性に発
現している(S.Malti et al.1996,J.Biol.Chem.271,1753
6-17546)。2つの初期転写部位のおおよその位置が報告
されているが、そのHRE は同定されていない。
【0004】
【発明の内容及び実施態様】アンドロゲン受容体の新し
いHRE が求められている。本発明は、アンドロゲン受容
体及びプロゲステロン受容体と結合し、且つ、 a.一般式(N)xTCTCATTCTGTTCCで表され、N が互いに独
立に任意の組合せでA,T, C 又はG であり、そしてx が
0〜3であるDNA 配列か; b.aで記載した配列の変異体か;又は、 c.a又はbで記載したDNA 配列に相補的なDNA 配列、
を含んでいる新しいHRE を提供する。
【0005】前記配列の変異体は、例えば対立遺伝子変
異体でもよい。対立遺伝子の変異は、突然変異、すなわ
ちヌクレオチドの天然の欠失、付加又は置換で特徴づけ
られるDNA 配列の変化として規定される。これらのいず
れかの変化は、単独又は他の変化との組合せで、当DNA
配列中に1箇所又は数箇所存在してもよい。これらの変
化によって、HRE の結合特性は有意に変化しない。対立
遺伝子変異体は、aで記載した配列に対して、少なくと
も80%、好ましくは85%、最も好ましくは90%の配列同
一性を有するべきである。本発明のDNA 配列は、インビ
ボでは二重鎖として存在する、すなわち本配列は、本配
列と相補的なDNA 配列と結合する。
【0006】更に、この様な変異体は、ストリンジェン
トな条件で、本発明の変異体とハイブリダイズする配列
であってもよい。17ヌクレオチドから成るHRE の場合、
ストリンジェントな条件とは、QuickHyb緩衝液(Stratag
ene)中で、ハイブリダイゼーション温度35℃、好ましく
は38℃、最も好ましくは41℃を指す。アンドロゲン受容
体及びプロゲステロン受容体は、特異的に本発明のHRE
と結合するが、グルココルチコイド受容体は結合しな
い。本発明のHRE は、前記の共通HRE 及びIDR17-HRE に
比べてより高い感受性で、アンドロゲン受容体及びプロ
ゲステロン受容体と反応し、標的遺伝子をより強く誘導
する(実施例4参照)。アンドロゲン受容体と相互作用
すると推定されるタンパク質をコードする発現構成体を
同時にトランスフェクションすると、共通HRE の場合と
比べて、より強力な本発明のHRE(ARE17)の活性化が得ら
れる(実施例4参照)。アンドロゲンによる本発明のHR
E の活性化は、共通HRE の場合とは異なり、125ng/mlゲ
ルダナマイシンによって容易に阻害される。共通HRE は
むしろより活性化され、より高濃度のゲルダナマイシン
によってしか阻害されない(実施例4参照)。ゲルダナ
マイシンは、ステロイド受容体の作用を阻害する物質で
ある(D.F.Smith et al.1995,Cell.Biol.15,6804-6812)
。エストロゲン、グルココルチコイド又はミネラルコ
ルチコイド受容体と結合するHRE は、ほとんどパリンド
ローム構造をなす2つの半エレメントから成る(Evans e
t al. US 5,597,693) 。アンドロゲン受容体の共通HRE
も、ほとんどパリンドローム構造をなす。しかし本発明
のHRE は、パリンドローム構造をとらず、半エレメント
TGTTCTの「直列反復」であるようである。この構造上の
差異及び前記の差異から、アンドロゲン受容体と本発明
のHRE との相互作用は、アンドロゲン受容体と共通HRE
との相互作用とは異なるだろうことが判る。従って、本
発明のHRE との相互作用は、共通HRE との相互作用の場
合とは異なる別の機構によって、そして別のアンドロゲ
ン又は抗アンドロゲンによって、修飾される可能性があ
る。
【0007】本発明のHRE として、x=0 である配列番号
3のDNA 配列が好ましい。更に、x=3 である本発明のHR
E も好ましい。x=3 且つN=AGA である配列番号1のDNA
配列が最も好ましい。本発明のHRE のDNA 配列を、アン
ドロゲン及び/又はプロゲステロンによって調節される
遺伝子の検出のために用いることができる。この検出
は、人間又は動物組織に対して行うことができる。その
結果、新しい遺伝子が同定されるか、又は、既知遺伝子
及び未知遺伝子のアンドロゲン及び/又はプロゲステロ
ンによる調節を検出できる。この検出は、例えば、コン
ピュータによるDNA データバンクの分析、DNA 配列の決
定又は点突然変異スクリーニング(例えばPCR 増幅した
ゲノム断片の配列決定又は一本鎖構造多型SSCP)によっ
て行うことができる(A.C.Goodeve 1998,Clin.Lab.Hemat
ol.20,3-19) 。この場合、分析対象のDNA 配列を本発明
のHRE のDNA 配列と比較する。更に、本発明のHRE の配
列のオリゴヌクレオチドを合成することができる。この
合成は、例えばM.H.Caruthers et al.1983,Gene Ampli
f.Anal.3,1-26に記載された通常の方法によって行う。
このオリゴヌクレオチドを、放射性標識するか、又は検
出可能な基、例えばジゴキシゲニン、アルカリホスファ
ターゼ、ビオチン、フルオレセイン、ローダミン、テキ
サスレッド、オレゴングリーン若しくはBODIPY色素によ
って標識することができる。本発明のHRE のDNA 配列に
一致するオリゴヌクレオチドを用いて、本発明のHRE に
よって調節される遺伝子を、ゲノムバンクのスクリーニ
ング、サザンブロット又はin situ ハイブリダイゼーシ
ョンによって、あるいは、当業者に既知の他の方法によ
って検出することができる。
【0008】アンドロゲン及び/又はプロゲステロンに
よって調節される遺伝子の発現変化を検出するために、
本発明のHRE の配列、又は本発明のHRE の配列によって
調節される配列を用いることができる。従って、例え
ば、疾患細胞を、正常細胞と比較することができる。本
発明のHRE の配列によって調節される配列は、例えば、
標的遺伝子のコード領域由来の配列であってよい。
【0009】更に、本発明は、人間又は動物組織におい
て、アンドロゲン又はプロゲステロンによって調節され
る発現調節エレメント、特にHRE における変異を検出す
るために、本発明のDNA 配列に相当するオリゴヌクレオ
チドを使用することに関する。この場合、正常細胞すな
わち未変化細胞、確立された細胞株、及び腫瘍細胞を用
いることができる。この様な変異の検出は、例えば、前
記組織又は細胞から単離されたゲノムDNA の配列決定に
よって、あるいは点変異スクリーニングによって行うこ
とができる(A.C.Goodeve 1998,Clin.Lab.Hematol.20,3-
19) 。この様な変異は、抗ホルモン剤による腫瘍患者の
治療においてしばしば観察される再発の際に作用すると
思われる。アンタゴニスト又は部分アゴニストを結合さ
せることによって、変異HRE とアンドロゲン受容体又は
プロゲステロン受容体との相互作用を変化させ、その結
果、遺伝子の発現変化又は発現抑制を起こすことができ
る。この様な変異の検出によって、その変異が認められ
た患者により適応した治療が可能となる。
【0010】本発明は、発現させる遺伝子と作用可能に
連結した本発明のHRE を含んでいるベクターにも関す
る。この場合、本発明のHRE は、数コピー、好ましくは
1〜4コピー存在してよい。作用可能な連結には、最小
プロモーター配列を用いることができる。文献には、い
くつかの利用可能なベクター及び最小プロモーターが記
載されている。例えば、ベクターpGL3ベーシック又はpG
L3エンハンサーを用いることができる。プロモーターと
して、TK最小プロモーター(G.R.Reyes et al.1982,J.Ge
n.Virol.62,191-206) 又はこれに匹敵する最小プロモー
ターを用いることができる。最小プロモーターは、TATA
ボックス及び転写開始点のみを有するプロモーターであ
る。TATAボックスとは、タンパク質複合体TFIID によっ
て検出されるDNA 配列のことである。
【0011】本発明のベクター、又は本発明のHRE を有
するDNA によって、細胞を形質転換することができる。
この様な形質転換細胞も、本発明の対象である。この細
胞は、真核生物細胞でよく、例えば酵母でもよい。適当
な細胞は、例えば、PC-3細胞(M.E.Kaighn et al.1979,I
nvest.Urol.17,16-23)、LNCaP 細胞(J.S.Horoszewiczet
al.1983,Cancer Res.43,1809-1818)、CV-1細胞(F.C.Je
nsen et al.1964,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 52,53-59)
、HeLa細胞(T.T.Puck et al.1956,J.Exp.Med.103,273-
284) 及びDunning 細胞(D.D.Mickey et al.1977,Cancer
Res.37,4049-4058) である。トランスフェクション
は、通常の方法、例えばトランスフェクション試薬、塩
化カルシウム、Fu遺伝子、リポTAXI、DOTAP 、ポフェク
チン、リポフェクタミン若しくはスーパーフェクトを用
いた方法、又はエレクトロポレーション法、又は遺伝子
銃を用いた方法によって行うことができる。トランスフ
ェクション法は、Molecular Cloning:A Laboratory Man
ual(Sambrook et al.1989, Cold Spring Harbor Labora
tory Press) に記載されている。
【0012】本HRE 配列に作用可能に連結された遺伝子
を発現させるために、本発明の細胞を用いることができ
る。本HRE に結合することができ、そしてリガンド結合
ドメインが追加されているポリペプチドを有する細胞が
好ましい。このポリペプチドとして、アンドロゲン受容
体又はプロゲステロン受容体が特に好ましい。アンドロ
ゲン受容体遺伝子又はプロゲステロン受容体遺伝子によ
って、それらの部分によって、又は、他の因子のトラン
ス作用活性ドメインと組み合わせたそれらの部分によっ
て、安定に又は一過的に、本発明の細胞を形質転換する
ことができ、その結果この培養細胞にアンドロゲン又は
プロゲスチンを添加することで、前記タンパク質の発現
が誘導される。前記のアンドロゲン受容体又はプロゲス
テロン受容体の部分とは、例えば、リガンド結合ドメイ
ン、トランス作用活性ドメイン及びDNA 結合ドメインで
ある。前記の他の因子のトランス作用活性ドメインと
は、例えば、Gal4のトランス作用活性ドメイン又はVP16
トランス作用活性ドメインである。
【0013】本発明は、ホルモン受容体結合活性を有す
る物質を検査するシステムであって、 a.発現又は転写させる異種遺伝子に作用可能に連結し
た本発明のDNA 配列;及び、 b.aで記載した本発明のDNA 配列と結合することがで
きるポリペプチド、を含んでいる前記検査システムにも
関する。
【0014】発現させる遺伝子は、検出可能なタンパク
質をコードするものでよい。転写される遺伝子は、検出
可能なRNA として転写されるものでよい。更に、本発明
は、アンドロゲン活性を有する検査物質を検出する検査
システムであって、 a.本発明の細胞においてリポーター遺伝子を発現させ
て; b.前記細胞がアンドロゲン受容体を全く又は少ししか
含まない場合、アンドロゲン受容体の発現ベクターによ
って更に前記細胞を形質転換して; c.検査物質の存在下又は非存在下に前記細胞を培養し
て;そして、 d.前記リポーター遺伝子の発現変化を測定すること、
による前記検査システムに関する。
【0015】更に、本発明は、抗アンドロゲン活性を有
する検査物質を検出する検査システムであって、 a.本発明の細胞においてリポーター遺伝子を発現させ
て; b.前記細胞がアンドロゲン受容体を全く又は少ししか
含まない場合、アンドロゲン受容体の発現ベクターによ
って更に前記細胞を形質転換して; c.検査物質の存在下又は非存在下に、同時にアンドロ
ゲンの存在下に前記細胞を培養して;そして、 d.前記リポーター遺伝子の発現変化を測定すること、
による前記検査システムに関する。
【0016】更に、本発明は、プロゲスチン活性を有す
る検査物質を検出する検査システムであって、 a.本発明の細胞においてリポーター遺伝子を発現させ
て; b.前記細胞がプロゲステロン受容体を全く又は少しし
か含まない場合、プロゲステロン受容体の発現ベクター
によって更に前記細胞を形質転換して; c.検査物質の存在下又は非存在下に前記細胞を培養し
て;そして、 d.前記リポーター遺伝子の発現変化を測定すること、
による前記検査システムに関する。
【0017】最後に、本発明は、抗プロゲスチン活性を
有する検査物質を検出する検査システムであって、 a.本発明の細胞においてリポーター遺伝子を発現させ
て; b.前記細胞がプロゲステロン受容体を全く又は少しし
か含まない場合、プロゲステロン受容体の発現ベクター
によって更に前記細胞を形質転換して; c.検査物質の存在下又は非存在下に、同時にプロゲス
チンの存在下に前記細胞を培養して;そして、 d.前記リポーター遺伝子の発現変化を測定すること、
による前記検査システムに関する。
【0018】リポーター遺伝子は、例えば、ルシフェラ
ーゼ遺伝子、クロラムフェニコールアセチルトランスフ
ェラーゼ遺伝子、ウロキナーゼ遺伝子、グリーンフルオ
レセンスタンパク質遺伝子及びβガラクトシダーゼ遺伝
子でよい。アンドロゲンは、R1881 、テストステロン、
ジヒドロテストステロン及びテストステロン誘導体の群
中から選択されてよく、プロゲスチンは、レボノルゲス
トレル、プロゲステロン、R5020 、ドロスピリノン及び
ジエノゲストの群中から選択されてよい。抗アンドロゲ
ン活性を有する物質は、アンドロゲン受容体へのアンド
ロゲンの作用を抑制する。抗プロゲスチンは、プロゲス
テロン受容体へのプロゲステロン又はプロゲスチンの作
用を阻害する。
【0019】アンドロゲン受容体の発現ベクターが安定
に発現する様に事前に形質転換されたPC-3細胞(PC-3/A
R 細胞)又は一過的に発現する様に事前に形質転換した
PC-3細胞を用いること、並びにルシフェラーゼ遺伝子を
使用することが好ましい。更に、TK最小プロモーターの
使用が好ましい。アンドロゲン受容体の発現ベクターを
有するPC-3/AR 細胞を、2コピーの本発明のHRE 、TK最
小プロモーター及びルシフェラーゼ遺伝子を含有する構
成体によって形質転換した場合、アンドロゲンR1881(C.
Bonne and J.P.Raynaud 1975,Steroids 26,227-232) の
添加によって、10.5倍のルシフェラーゼ活性が誘導され
た(実施例3及び図4参照)。グルココルチコイド受容
体の発現ベクターを有するPC-3/AR 細胞を、2コピーの
本発明のHRE 、TK最小プロモーター及びルシフェラーゼ
遺伝子を含有する構成体によって形質転換した場合、グ
ルココルチコイドのデキサメタゾンの添加によって、1.
9倍の活性誘導しか観察されなかった。前記実験で、本
発明のHRE を2コピー用いる代わりに4コピー用いた場
合、R1881 によって、ルシフェラーゼ活性は46倍増加し
たが、デキサメタゾンによっては、1.8 倍しか増加しな
かった。プロゲステロン受容体の発現ベクターを有する
PC-3/AR 細胞を、4コピーの本発明のHRE 、TK最小プロ
モーター及びルシフェラーゼ遺伝子を含有する構成体に
よって形質転換した場合、プロゲスチンのレボノルゲス
トレルの添加によって、52.2倍の活性誘導が観察された
(実施例3及び図5参照)。このプロゲスチンは合成プ
ロゲステロンアナログである。本検査システムの使用
は、実施例に記載した検査物質に限定されず、むしろ、
本検査システムは、大きな物質群のスクリーニングのた
めに用いられる。
【0020】本発明の対象は、本発明の検査システムに
よって検査物質を検出するプロセスにも関する。本発明
は、更に、医薬活性物質を調製するためのプロセスであ
って、 a.検査する物質に、本発明の検査システムを適用し
て; b.本検査システムにおける前記物質の作用を、コント
ロールと比較して測定して;そして、 c.過程bにおいて異種ペプチドの発現調節活性を呈す
る物質を同定すること、を含んで成る前記プロセスを提
供する。
【0021】本発明は、更に、医薬剤を調製するための
プロセスであって、 a.検査する物質に、本発明の検査システムを適用し
て; b.本検査システムにおける前記物質の作用を、場合に
よってはコントロールと比較して、測定して; c.過程bにおいて異種ポリペプチドの発現調節活性を
呈する物質を同定して;そして、 d.過程cにおいて同定された物質を、医薬に一般に用
いられている配合物質と混合すること、を含んで成る前
記プロセスを提供する。
【0022】本発明は、更に、医薬剤を調製するための
プロセスであって、 a.検査物質に、本発明の検査システムを適用して; b.本検査システムにおける前記物質の作用を、コント
ロールと比較して測定して; c.過程bにおいて異種ポリペプチドの発現調節活性を
呈する物質を同定して; d.過程cにおいて同定された物質を、場合によっては
最適化して;そして、 e.場合によっては最適化された前記物質を、医薬に一
般に用いられている配合物質と混合すること、を含んで
成る前記プロセスを提供する。
【0023】本発明の検査システムにおいてリポーター
遺伝子の活性を少なくとも10倍増加又は阻害する物質が
好ましい。本発明のプロセスによって同定された物質
は、場合によっては、代謝安定性、本発明の検査システ
ムにおける活性、及び/又は生物利用性に関して最適化
される。この場合、化学分野において標準な方法を用い
ることができる。
【0024】好ましい調製剤は、経口、腸管内又は腸管
外投与に適する剤形をとる。この様な剤形は、例えば、
錠剤、フィルム錠剤、被覆錠剤、丸剤、カプセル、散剤
又は貯留剤、並びに座剤である。この様な錠剤は、例え
ば、活性成分と、既知の補助剤、例えば、不活性希釈
剤、例えばデキストロース、糖、ソルビトール、マンニ
トール又はポリビニルピロリドン、崩壊剤、例えばコー
ンスターチ又はアルギン酸、結合剤、例えばスターチ又
はゼラチン、滑沢剤、例えばカルボキシポリメチレン、
カルボキシメチルセルロース、セルロースアセテートフ
タレート又はポリビニルアセテートとを混合することに
よって得られる。本錠剤は、いくつかの層から成っても
よい。
【0025】被覆錠剤は、前記錠剤と同様にして調製さ
れた中心体を、錠剤の被覆に一般に用いられる物質、例
えばポリビニルピロリドン又はセラック、アラビアゴ
ム、タルク、酸化チタン又は糖によって被覆することに
よって、相応に調製される。この場合、被覆錠剤の外殻
は、前記の錠剤用補助剤を用いたいくつかの層から成っ
てもよい。活性成分を含有するカプセルは、例えば、活
性成分を不活性賦形剤、例えばラクトース又はソルビト
ールと混合してから、ゼラチンカプセル中に封入するこ
とによって調製される。本発明の物質を、適当な溶液、
例えば普通の生理食塩水中に含ませて、注入又は注射溶
液として用いることもできる。腸管外投与のためには、
特に油性溶液、例えばごま油、ひまし油又は綿実油が適
している。溶解性を増すためには、可溶化剤、例えばベ
ンジルベンゾエート又はベンジルアルコールを追加して
もよい。本発明のプロセスによって得ることができる又
は得られた物質を経皮剤形中で用いて、従って経皮投与
することもできる。
【0026】検査物質を検出するための本発明のプロセ
スによって、ポリペプチド、好ましくはアンドロゲン受
容体又はプロゲステロン受容体と、既知の共通HRE 配列
との結合に比べて、本発明のHRE との選択的結合を仲介
する物質を調製することもできる。本発明の医薬剤を、
アンドロゲン又はプロゲステロン依存性の疾患を治療す
る薬物を生産するために用いることができる。この様な
疾患は、例えば前立腺ガン又は精巣ガンである。
【0027】本発明の医薬剤を、出生調節用の薬物を生
産するために用いることができる。雄側の出生調節のた
めに、例えば、成熟精子を形成するために必要な遺伝子
の発現を阻害することができる。
【0028】
【実施例】実施例で用いた分子生物学的方法、例えば、
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR) 、cDNAの調製、DNA クロー
ニング、DNA 配列の決定、トランスフェクション、ルシ
フェラーゼ活性の決定は、既知の教科書、例えばMolecu
lar Cloning: A Laboratory Manual(Sambrook et al.,1
989,Cold Spring Harbor Laboratory Press)に記載され
ている。 実施例1:精巣上体におけるPem 遺伝子の発現のアンド
ロゲン依存性 GnRHアンタゴニストによって毎日処理することによっ
て、マウスを化学的に去勢した(B.Haendler et al.199
7,Eur.J.Biochem.250,440-446) 。この去勢処理によっ
て、アンドロゲンの生合成が抑制される。1又は2週間
後、精巣上体を取り出し、そこからRNA を単離した。そ
のRNA から合成したcDNAと、pem 特異的オリゴヌクレオ
チドプライマーとを用いてPCR を行った。pem 増幅産物
をアガロースゲルで分離し、その量を比較した。その結
果、去勢後には、pem の発現が非常に減少することが判
った。コントロール量の1%しか発現されていなかっ
た。このことは、pem 遺伝子には、非常に強力なアンド
ロゲン応答エレメントが存在するだろうことを示唆す
る。 実施例2:本発明のHRE の同定 報告されているラットのpem 遺伝子のプロモーター領域
を解析したところ、共通HRE に近縁の配列は存在しな
い。半エレメントTGTTCTに類似したより短い領域が存在
するが、これらの領域が、HRE であるかどうかは知られ
ていない。驚くことに、これらの領域の1つが、実施例
4に記載した検査において、非常に強力なアンドロゲン
による誘導活性を示した。本発明者は、この領域をARE1
7 と名付けた。この配列を配列番号1に示す。 実施例3:マウスPem 遺伝子プロモーター領域における
本発明のHRE の同定 GenomeWalker Kit(Clontech)を用いて、マウスのゲノム
DNA から、310 塩基対のプロモーター断片を増幅した。
このために、アンチセンスプライマー5'-GTTCTTCCGAGTC
TTCCTTGAC-3'(pem遺伝子特異的)及びセンスプライマー
5'-GTAATACGACTCACTATAGGGC-3'(ゲノムDNA 断片の末端
にあるアダプター配列に対応するもの)を用いた。ゲル
で分離した後、この増幅断片をプラスミドにサブクロー
ニングし、その配列を決定した。この配列を配列番号2
に示す。翻訳開始点は、位置313-315(ATG)である。この
配列は、ラットのPem 遺伝子プロモーター領域(1-312)
と81.5% 同一である。そこには、ラットのプロモーター
領域と同じ位置に(228-244) 、配列番号1の配列を有す
るARE17 が含まれる。 実施例4:検査システム 配列番号1の配列を有する本発明のHRE(ARE17)、又は配
列5'-GGTACATCTTGTTCA-3' を有する共通HRE(ARE)を用い
て本検査システムを行い、両者を比較した。その他全て
の構成要素は各々同一とした。ARE17 のコピーを、pGL3
基本ベクター中に、TK最小プロモーター及びルシフェラ
ーゼ遺伝子の上流に導入した(図1)。アンドロゲン受
容体を安定に発現しているPC-3/AR 細胞を、RPMI1640/1
0%cFCS/L- グルタミン中で、18-24 時間飽和するまで培
養し、そしてリポータープラスミド100ng 及びFu遺伝子
トランスフェクション試薬(Boehringer Mannheim) を用
いて、5時間かけて形質転換した。その培地をRPMI1640
/10%cFCS/L- グルタミンに交換し、42時間後にリポータ
ー遺伝子の活性を測定した。アンドロゲンR1881(10 -7M)
の存在下では、ルシフェラーゼ活性の強力な誘導が観察
された(図2)。その活性は、リポーターベクター中の
ARE17 のコピー数に応じて増加し、共通HREを用いた場
合よりも高かった。
【0029】アンドロゲンによるARE17 又は共通HRE の
活性化は、抗アンドロゲンの酢酸シプロテロン(10-7
び10-8M)(図3)によって阻害された。アンドロゲン非
存在下に本検査を行った場合、酢酸シプロテロンは、用
量依存的にARE17 を活性化したが、共通HRE をほとんど
又は全く活性化しなかった(図10)。しかし、抗アンド
ロゲンのヒドロキシフルタミドは、ARE17 も共通HRE も
どちらも活性化しなかった。
【0030】更に本検査によって、本発明のHRE(ARE1
7)、共通HRE(5'-GGTACATCTTGTTCA-3')又はIDR17 エレメ
ント(5'-GGAACGCAACATGTTCT-3')(Zhou et al.1997,J.Bi
ol.Chem.272,8227-8235)の活性化を比較した。その他全
ての構成要素は各々同一とした。4コピーの各エレメン
トを、pGL3基本ベクター中に、TK最小プロモーター及び
ルシフェラーゼ遺伝子の上流に導入し(図1)、前記通
りに、アンドロゲン受容体を安定に発現しているPC-3/A
R 細胞を形質転換した。合成アンドロゲンR1881(最終濃
度10-9M 又は10-7M)を用いて活性化を行った。両濃度で
は、決定的な差は認められなかった。
【0031】本発明のHRE(ARE17)、共通HRE(ARE)及びID
R17 エレメントの比較から、本発明のHRE(ARE17)を用い
た場合に、アンドロゲンR1881 によって最も強力にルシ
フェラーゼ活性が誘導され、共通HRE(ARE)を用いた場合
には、最も弱い活性が見られた(図7)。アンドロゲン
受容体選択的補助活性化因子ARA70(Yen and Chang,199
6,Proc,Natl.Acad.Sci.93.5517-5521) をコードする発
現ベクターpCMX-ARA70(100ng) を同時にトランスフェク
ションした場合、コントロール(ARA70遺伝子を有さない
発現ベクターpCMX 100ng) の場合と比べて、R1881 によ
る活性化が認められた。この活性化は、共通HRE(ARE)の
場合よりも、本発明のARE17 の場合の方がとても顕著で
あった(図8)。
【0032】タンパク質14-3-3η(Muratake et al.199
5,Mol.Neurobiol.11,223-230)をコードする発現ベクタ
ーpSV-14-3-3を同時にトランスフェクションした場合、
プラスミド用量依存的に、アンドロゲンによる活性化が
促進した。この促進は、共通HRE(ARE)の場合よりも、本
発明のARE17 の場合の方が顕著であった(図9)。グル
ココルチコイド受容体の発現ベクターと、ARE17 構成体
又は共通HRE 構成体とを同時にトランスフェクションし
たPC-3/AR 細胞を、デキサメタゾン(10-6M)によって処
理した場合、有意な差が認められた。ARE17 を用いた場
合、活性化は実質的に見られなかった。共通HRE を用い
た場合、デキサメタゾン刺激及びR1881 刺激による効果
は同等であった(図4)。更に注目することに、プロゲ
ステロン受容体の発現ベクターを同時にトランスフェク
ションした場合、プロゲスチンであるレボノルゲストレ
ル(10-6M)によって、ARE17 が非常に活性化された(図
5)。ステロイド受容体の作用を阻害する物質ゲルダナ
マイシンの処理実験からは、低濃度(125ng/ml)のゲルダ
ナマイシンで、アンドロゲンによるARE17 の活性化が阻
害されるが、一方共通HRE の活性化は促進されることが
判った(図6)。
【0033】
【配列表】 SEQUENCE PROTOCOL <110> Schering Aktiengesellschaft <120> Androgen-and progesterone-response element <130> 51619AEPM1XXOO-P <140> <141> <150> DE 198 55 013.8-44 <151> 1998-11-20 <160> 3 <170> PatentIn Ver. 2.1 <210> 1 <211> 17 <212> DNA <213> Rattus norvegicus <400> 1 agatctcatt ctgttcc 17 <210> 2 <211> 385 <212> DNA <213> Mus musculus <400> 2 tgagctgtaa ctgggcaccc taagttctgc acacccacat gcccatgaac tgtgtccatc 60 ttgcaagcac atcgtgctca ttacatcccc aaactgctat cacttgtgta ccccaaaggc 120 tcggcccaca ggaacgtcct gtgagcaaat cacaaagacc agcttagggc tggaaacatt 180 gtaacctgaa gtaggccaga ggagatccct gccaggttga gcatcacaga tctcattctg 240 ttcccgggga caccaggggc ccaagctcag aatctgccga agcataactt catcattgat 300 cctattcagg gtatggaagc tgagggttcc agccgcaagg tcaccaggct actccgcctg 360 ggagtcaagg aagactcgga agaac 385 <210> 3 <211> 14 <212> DNA <213> Mus musculus <400> 3 tctcattctg ttcc 14
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、配列番号1に相当する本発明のHRE(AR
E17 と称する)を1〜4コピー有するリポータープラス
ミドの地図を示す。
【図2】図2は、アンドロゲンによるARE17 の活性化
を、共通HRE(ARE と称する)の場合と比較して示す。指
示したコピー数の当エレメントをリポーターベクターに
導入した。これをPC-3/AR 細胞にトランスフェクション
し、そしてR1881 処理後に、ルシフェラーゼ活性を測定
した。y軸は、R1881 未処理の細胞と比較した活性化の
倍率を示す。
【図3】図3は、ARE17 の活性化に対する抗アンドロゲ
ンによる阻害を、共通HRE(ARE)の場合と比較して示す。
4コピーの当エレメントをリポーターベクターに導入し
た。これをPC-3/AR 細胞にトランスフェクションし、そ
してR1881 及び酢酸シプロテロン処理後に、ルシフェラ
ーゼ活性を測定した。y軸は、R1881 未処理の細胞と比
較した活性化の倍率を示す。酢酸シプロテロン(CPA) の
濃度を mol/lで示す。
【図4】図4は、アンドロゲン又はグルココルチコイド
によるARE17 の活性化を、共通HRE(ARE)の場合と比較し
て示す。1〜4コピーの当エレメントをリポーターベク
ターに導入した。これをPC-3/AR 細胞にトランスフェク
ションし、そしてR1881又はデキサメタゾン処理後に、
ルシフェラーゼ活性を測定した。y軸は、アンドロゲン
又はグルココルチコイド未処理の細胞と比較した活性化
の倍率を示す。R1881 及びデキサメタゾン(Dex) の濃度
を mol/lで示す。
【図5】図5は、アンドロゲン又はプロゲスチンによる
ARE17 の活性化を、共通HRE(ARE)の場合と比較して示
す。2又は4コピーの当エレメントをリポーターベクタ
ーに導入した。これをPC-3/AR 細胞にトランスフェクシ
ョンし、そしてR1881 又はレボノルゲストレル処理後
に、ルシフェラーゼ活性を測定した。y軸は、アンドロ
ゲン又はプロゲスチン未処理の細胞と比較した活性化の
倍率を示す。R1881 及びレボノルゲストレル(Lev) の濃
度を mol/lで示す。
【図6】図6は、アンドロゲンによるARE17 の活性化に
対するゲルダナマイシンによる阻害を、共通HRE(ARE)の
場合と比較して示す。4コピーの当エレメントをリポー
ターベクターに導入した。これをPC-3/AR 細胞にトラン
スフェクションし、そしてR1881 及びゲルダナマイシン
処理後に、ルシフェラーゼ活性を測定した。ゲルダナマ
イシン濃度をng/ml で示す。コントロールでは、ゲルダ
ナマイシン処理しなかった。y軸は、アンドロゲン未処
理の細胞と比較した活性化の倍率を示す。
【図7】図7は、アンドロゲンR1881 によるIDR17-HRE
、ARE17 又は共通HRE(ARE)の活性化を示す。4コピー
の各エレメントをリポーターベクターに導入した。これ
をPC-3/AR 細胞にトランスフェクションし、そしてR188
1 処理後に、ルシフェラーゼ活性を測定した。y軸は、
「相対明度単位(R.L.U) 」によるルシフェラーゼ活性を
示す。
【図8】図8は、アンドロゲンによる共通HRE(ARE)又は
ARE17 の活性化に対する、補助活性化因子ARA70 遺伝子
を有する発現ベクター(pCMX-ARA70)又は有さない発現ベ
クター(pCMX)との同時トランスフェクションの効果を示
す。4コピーの各エレメントをリポーターベクターに導
入した。y軸は、「相対明度単位(R.L.U) 」によるルシ
フェラーゼ活性を示す。
【図9】図9は、アンドロゲンによる共通HRE(ARE)又は
ARE17 の活性化に対する、14-3-3η遺伝子を有する発現
ベクター(pSV-14-3-3)又は有さない発現ベクター(pSV)
との同時トランスフェクションの効果を示す。4コピー
の各エレメントをリポーターベクターに導入した。トラ
ンスフェクションしたpSV 及びpSV-14-3-3の各プラスミ
ド量をngで示す。トランスフェクションした両プラスミ
ドの合計量を100ng に保った。y軸は、「相対明度単位
(R.L.U) 」によるルシフェラーゼ活性を示す。
【図10】図10は、指示した濃度の酢酸シプロテロン及
びヒドロキシフルタミドによるARE17 又は共通HRE(ARE)
の活性化を示す。4コピーの各エレメントをリポーター
ベクターに導入した。y軸は、「相対明度単位(R.L.U)
」によるルシフェラーゼ活性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12Q 1/02 A61K 37/02 1/66 C12N 5/00 B (56)参考文献 J.Biol.Chem.(1996), Vol.271,No.29,p.17536− 17546 Mol.Cell.Biol. (1993),Vol.13,No.10,p. 6326−6335 Cell(1995),Vol.83,N o.6,p.835−839 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 15/00 - 15/90 C12N 5/10 C12Q 1/00 - 1/68 BIOSIS(DIALOG) CA(STN) EUROPAT(QUESTEL) REGISTRY(STN) SwissProt/PIR/GeneS eq GenBank/EMBL/DDBJ/G eneSeq WPI(DIALOG) PubMed

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンドロゲン受容体及びプロゲステロン
    受容体と結合するHRE(ホルモン応答エレメント、ホルモ
    ン受容体結合部位)であって、 a.配列番号1に相当するDNA 配列;又は b.aで記載したDNA 配列に相補的なDNA 配列を含んで
    いることを特徴とする前記HRE 。
  2. 【請求項2】 アンドロゲン及び/又はプロゲステロン
    によって調節される遺伝子を検出するための、請求項1
    のHRE のDNA 配列の使用。
  3. 【請求項3】 疾患細胞における、正常細胞と比べた、
    アンドロゲン及び/又はプロゲステロンによって調節さ
    れる遺伝子の発現変化を検出するための、請求項1のHR
    E のDNA 配列、又は、請求項1のHRE のDNA 配列によっ
    て調節される配列の使用。
  4. 【請求項4】 アンドロゲン及び/又はプロゲステロン
    によって調節される発現調節エレメント、特にHRE 、に
    おける変異を検出するための、請求項1のHRE のDNA 配
    列の使用。
  5. 【請求項5】 腫瘍細胞における前記変化を検出するた
    めの、請求項3又は4に記載の使用。
  6. 【請求項6】 1コピー以上の請求項1のHRE を、発現
    させようとする遺伝子に作用可能に連結して、含んでい
    る、ベクター。
  7. 【請求項7】 作用可能な連結が、TK最小プロモーター
    による、請求項6のベクター。
  8. 【請求項8】 請求項1の配列によって、あるいは請求
    項6又は7のベクターによって形質転換された細胞。
  9. 【請求項9】 前記細胞が、PC-3細胞、LNCaP 細胞、CV
    -1細胞、HeLa細胞及びDunning 細胞から成る群から選択
    される、請求項8の細胞。
  10. 【請求項10】 HRE 配列に作用可能に連結した前記遺
    伝子を発現させるための、請求項8又は9の細胞の使
    用。
  11. 【請求項11】 前記HRE に結合することができ、且つ
    追加のリガンド結合ドメインを有するポリペプチドを、
    前記細胞が有している、請求項10に記載の使用。
  12. 【請求項12】 ホルモン受容体結合活性を有する物質
    を検査する方法であって、 a.発現又は転写させようとする異種遺伝子に作用可能
    に連結した請求項1のDNA 配列、及び b.その請求項1のDNA 配列に結合することができるポ
    リペプチド、 を使用することを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 アンドロゲン活性を有する検査物質を
    検出するための請求項12の検査方法であって、 a.請求項8又は9の細胞においてリポーター遺伝子を
    発現させて; b.前記細胞が任意のアンドロゲン受容体を有さない場
    合、アンドロゲン受容体の発現ベクターによって更に前
    記細胞を形質転換して; c.検査物質の存在下又は非存在下に前記細胞を培養し
    て;そして、 d.前記リポーター遺伝子の発現変化を測定すること、 による前記検査方法。
  14. 【請求項14】 抗アンドロゲン活性を有する検査物質
    を検出するための請求項12の検査方法であって、 a.請求項8又は9の細胞においてリポーター遺伝子を
    発現させて; b.前記細胞が任意のアンドロゲン受容体を有さない場
    合、アンドロゲン受容体の発現ベクターによって更に前
    記細胞を形質転換して; c.検査物質の存在下又は非存在下に、同時にアンドロ
    ゲンの存在下に、前記細胞を培養して;そして、 d.前記リポーター遺伝子の発現変化を測定すること、 による前記検査方法。
  15. 【請求項15】 プロゲスチン活性を有する検査物質を
    検出するための請求項12の検査方法であって、 a.請求項8又は9の細胞においてリポーター遺伝子を
    発現させて; b.前記細胞が任意のプロゲステロン受容体を有さない
    場合、プロゲステロン受容体の発現ベクターによって更
    に前記細胞を形質転換して; c.検査物質の存在下又は非存在下に前記細胞を培養し
    て;そして、 d.前記リポーター遺伝子の発現変化を測定すること、 による前記検査方法。
  16. 【請求項16】 抗プロゲスチン活性を有する検査物質
    を検出するための請求項12の検査方法であって、 a.請求項8又は9の細胞においてリポーター遺伝子を
    発現させて; b.前記細胞が任意のプロゲステロン受容体を有さない
    場合、プロゲステロン受容体の発現ベクターによって更
    に前記細胞を形質転換して; c.検査物質の存在下又は非存在下に、同時にプロゲス
    チンの存在下に、前記細胞を培養して;そして、 d.前記リポーター遺伝子の発現変化を測定すること、 による前記検査方法。
  17. 【請求項17】 前記リポーター遺伝子が、ルシフェラ
    ーゼ遺伝子、クロラムフェニコールアセチルトランスフ
    ェラーゼ遺伝子、ウロキナーゼ遺伝子、グリーンフルオ
    レセンスタンパク質遺伝子及びβガラクトシダーゼ遺伝
    子から成る群から選択される、請求項12〜16のいずれか
    の検査方法。
  18. 【請求項18】 請求項12〜17のいずれかの検査方法を
    用いて、検査物質を検出するための方法。
  19. 【請求項19】 医薬活性物質を調製するための方法で
    あって、 a.物質に、請求項12〜17のいずれかの検査方法を適用
    して; b.前記検査方法における前記物質の作用を、コントロ
    ールと比較して測定して;そして、 c.過程bにおいて前記異種ペプチドの発現調節活性を
    呈する物質を同定すること、 による前記方法。
JP33138999A 1998-11-20 1999-11-22 アンドロゲン受容体及びプロゲステロン受容体と結合するホルモン応答エレメント Expired - Fee Related JP3329778B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19855013A DE19855013C2 (de) 1998-11-20 1998-11-20 Androgen- und Progesteron-Rezeptor bindendes Hormon Response Element
DE19855013:8 1998-11-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000157266A JP2000157266A (ja) 2000-06-13
JP3329778B2 true JP3329778B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=7889370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33138999A Expired - Fee Related JP3329778B2 (ja) 1998-11-20 1999-11-22 アンドロゲン受容体及びプロゲステロン受容体と結合するホルモン応答エレメント

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6518041B1 (ja)
EP (1) EP1002870A1 (ja)
JP (1) JP3329778B2 (ja)
DE (1) DE19855013C2 (ja)

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4981784A (en) * 1987-12-02 1991-01-01 The Salk Institute For Biological Studies Retinoic acid receptor method
ATE166360T1 (de) * 1989-03-17 1998-06-15 Salk Inst For Biological Studi Zusammensetzung und testverfahren eines elementes als antwort auf ein hormon
JPH04506073A (ja) * 1989-05-26 1992-10-22 ザ ソーク インスティテュート フォア バイオロジカル スタディーズ ステロイド/サイロイドスーパーファミリーのレセプターの優性の負のメンバー
WO1991006677A1 (en) * 1989-10-25 1991-05-16 The Salk Institute For Biological Studies Receptor infection assay
US5342761A (en) * 1990-10-01 1994-08-30 Research Development Foundation Oncofetal gene, gene product and uses therefor
WO1992018522A1 (en) * 1991-04-18 1992-10-29 The Salk Institute For Biological Studies Oligodeoxynucleotides and oligonucleotides useful as decoys for proteins which selectively bind to defined dna sequences
GB9214857D0 (en) * 1992-07-13 1992-08-26 Medical Res Council Human nucleic acid fragments and their use
GB9216851D0 (en) * 1992-08-07 1992-09-23 Univ Manitoba Dna sequences of rat probasin gene
US5512483A (en) * 1993-05-21 1996-04-30 Mcgill University Expression vectors responsive to steroid hormones
US5665873A (en) * 1995-02-09 1997-09-09 Dana Farber Cancer Institute Glucocorticoid response elements
US6022897A (en) * 1995-04-25 2000-02-08 The Salk Institute For Biological Studies Selective modulators of peroxisome proliferator activated receptor-gamma, and methods for the use thereof
WO1996034091A1 (en) * 1995-04-28 1996-10-31 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for measuring hormones in biological samples
WO1996036230A1 (en) * 1995-05-16 1996-11-21 The Salk Institute For Biological Studies Modulators for new members of the steroid/thyroid superfamily of receptors
CA2200423C (en) * 1996-03-26 2006-12-19 Sietse Mosselman Novel estrogen receptor
AU6945898A (en) * 1997-04-29 1998-11-24 Salk Institute For Biological Studies, The Methods for identifying ligands for nuclear hormone receptors
US6387673B1 (en) * 1997-05-01 2002-05-14 The Salk Institute For Biological Studies Compounds useful for the modulation of processes mediated by nuclear hormone receptors, methods for the identification and use of such compounds

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Cell(1995),Vol.83,No.6,p.835−839
J.Biol.Chem.(1996),Vol.271,No.29,p.17536−17546
Mol.Cell.Biol.(1993),Vol.13,No.10,p.6326−6335

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000157266A (ja) 2000-06-13
DE19855013A1 (de) 2000-07-20
EP1002870A1 (de) 2000-05-24
DE19855013C2 (de) 2001-09-13
US6518041B1 (en) 2003-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Archer et al. Differential steroid hormone induction of transcription from the mouse mammary tumor virus promoter.
Meyer et al. Steroid hormone receptors compete for factors that mediate their enhancer function
Culig et al. Mutant androgen receptor detected in an advanced-stage prostatic carcinoma is activated by adrenal androgens and progesterone.
AU685054B2 (en) Mutated steroid hormone receptors, methods for their use and molecular switch for gene therapy
Gellersen et al. Nonpituitary human prolactin gene transcription is independent of Pit-1 and differentially controlled in lymphocytes and in endometrial stroma.
Rennie et al. Characterization of two cis-acting DNA elements involved in the androgen regulation of the probasin gene.
US6680368B1 (en) Estrogen receptor beta
Celada et al. Repression of major histocompatibility complex IA expression by glucocorticoids: the glucocorticoid receptor inhibits the DNA binding of the X box DNA binding protein.
WO2000001813A2 (en) Peptide inhibitors of androgen-independent activation of androgen receptor
Di Polo et al. Rod photoreceptor-specific gene expression in human retinoblastoma cells.
Gass et al. The antagonists RU486 and ZK98299 stimulate progesterone receptor binding to deoxyribonucleic acid in vitro and in vivo, but have distinct effects on receptor conformation
Marden et al. Role of activator protein-1 in the down-regulation of the human CYP2J2 gene in hypoxia
Kepa et al. Direct binding of progesterone receptor to nonconsensus DNA sequences represses rat GnRH
WO1997044490A1 (en) Specific co-activator for human androgen receptor
WO1996041013A1 (en) Method for screening for receptor agonists and antagonists
JP2001519441A (ja) 新規ビタミンd受容体関連ポリペプチド、かかるポリペプチドをコードする核酸配列及びその使用
JP3329778B2 (ja) アンドロゲン受容体及びプロゲステロン受容体と結合するホルモン応答エレメント
US7268224B2 (en) Human glucocorticoid receptor 1A promoter and splice variants
Kuil et al. Deoxyribonucleic acid-binding ability of androgen receptors in whole cells: implications for the actions of androgens and antiandrogens
Grafer et al. Androgen receptor drives transcription of rat PACAP in gonadotrope cells
US20020165381A1 (en) Human androgen receptor variants
JP2003526346A (ja) Relタンパク質とステロイド受容体による調節分子の相乗活性
Chen et al. Identification of negative and positive estrogen response elements in human GnRH upstream promoter in the placental JEG-3 cells
US7354728B2 (en) Coactivation of nuclear receptors
Lee et al. Activation of the GDNF-inducible transcription factor (GIF) gene promoter by glucocorticoid and progesterone

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070719

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees