JP3326525B2 - 痔核治療器 - Google Patents

痔核治療器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、痔核による痛み
や出血等の諸症状を治すことのできる痔核治療器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、痔核を治療するための手段とし
て、座薬、軟膏あるいは内服液による内科療法と、除去
手術による外科療法とがある。一般に、症状が1〜2度
の場合は内科療法によって治療し、3度の重症では外科
療法によって治療している。
【0003】しかし、内科療法はもとより、外科療法に
よって痔核を切除しても完治しない場合が多々ある。痔
核の発生要因は、痔核のできる直腸静脈叢が門脈系に注
ぐが、静脈弁がないために、人間の起立している状態で
は直腸静脈内の圧が高いことによるものである。従っ
て、痔核を除去しても、起立して通常の生活を営む以
上、新たな痔核ができてしまうことになる。
【0004】また、痔核は、上下の直腸静脈叢が静脈瘤
様に拡張し、慢性の感染を起こすことによって発生する
ものである。従って、感染要因を除去してやれば治癒で
きると考えられる。
【0005】本発明者は、こうした痔核に悩む人々の立
場に立ち、これまで内科療法や外科療法によっても完治
しなかった痔核を、完治あるいは少なくともその諸症状
を緩和し、通常の社会生活を通常に送ることができるよ
うにする痔核治療器を創意工夫して完成するに至った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 従来、痔核は、内科
療法あるいは外科療法では、必ずしも満足できる状態ま
で治療されていないことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 発明の背景について図
1を参考にして説明する。痔核34は直腸31より筋肉
細胞36にかわる所にできる特性がある為、手術するか
血柱に注射針で穴を開ける以外方法はなかった。良性細
胞は元来閉まって安定している。この場所は空洞33に
なっている。内痔核34が成長することにより、肛門3
0の入口までがかゆみ、及び痛みがでる。
【0008】図2〜図4を参照して本発明を説明する。
第1の発明は、肛門30から直腸31に挿入される中空
カプセル状の本体部11と、本体部11の後端部に連結
された紐部16とで構成し、直腸31内の痰、膿、血塊
等の糊状の不純物35を、前記本体部内に回収するとこ
ろの回収穴15を少なくとも一つ本体部に設けたもので
ある。
【0009】第2の発明は、肛門30から直腸31に挿
入される中空カプセル状の本体部11と、本体部11の
後端部に連結された紐部16とで構成し、直腸31内の
痰、膿、血塊等の糊状の不純物35を、前記本体部内に
回収するところの回収穴15を少なくとも一つ本体部に
設けると共に、その本体部11を前半部12と後半部1
3とに分割して分離可能に結合してなるものである。
【0010】第3の発明は、第2の発明において、分離
可能な結合を螺合結合したものである。
【0011】第4の発明は第1〜第3のいずれかの発明
において、本体部11の外壁に回収穴15に通じるヘリ
カル溝19を設けることもある。
【0012】
【発明の実施の形態】 本発明の一実施形態に係る痔核
治療器10は、本体部11と紐部16とで構成される。
本体部11は、肛門30から直腸31に挿入される中空
カプセル状であり、先端は砲弾形が好ましく、その後半
部13に二つの回収穴15を穿設している。
【0013】本体部11の成形材料としては、抗菌剤入
りの表面が円滑なものであれば良く、例えばビニール等
の合成樹脂材が適当である。前端を砲弾形にした本体部
11は、そのほぼ中間部分で前半部12と後半部13に
分割され、両者は雄ねじと雌ねじからなるネジ構造14
によって分離自在に結合されている。
【0014】紐部16は、本体部11の後半部13後端
に連結されている。この紐部16は、ビニール製等の靱
性および柔軟性に優れたもので構成されている。
【0015】肛門30の入口から括約筋32に至る部分
は、通常長さ約40mmの筋肉細胞で内部は締まって安
定しており、そこに異物が入ると痛みを生じる。空洞3
3は通常長さQ約50〜60mmの区間で、異物が入る
と呼吸のタイミングに合わせて拡がったり縮んだりして
いる。
【0016】この痔核治療器10の作用について説明す
る。本痔核治療器10を使用するには、本体部11の前
半部12を肛門30に挿入する。本体部11の約2/3
程度が挿入されると、残りの本体部11は肛門筋の作用
によってその全体が自動的に直腸31に侵入する。この
際、本体部11はカプセル状であり、座薬を挿入する場
合と同様、違和感や痛みはない。本体部11を挿入した
状態では、紐部16は肛門30からやや突出した状態と
なる。
【0017】この状態のまま一定時間が経過すると(例
えば一晩就寝すると)、その間に直腸31内の不純物3
5(痰、膿、血塊等の糊状の物)が回収穴15から本体
部11内へ回収される。一定時間経過後、紐部16を引
っ張って本体部11を取り出した後、本体部11を、そ
の前半部12と後半部13との螺合を解いて開け、本体
部11内の不純物35を除去する。なお、この前半部1
2と後半部13を再び螺合組付けすることによって、繰
り返し使用することができる。
【0018】本発明に係る痔核治療器10を、過去に痔
核の外科療法を経験し、未だに痔核に悩む人に対して一
晩使用した結果、痔核の痛みと出血が大幅に軽減し、三
晩続けて使用した結果、痛みが完全に止まった。この医
学的根拠は、今のところ明確に説明できないが、本発明
者は、本体部11に回収される不純物35と大きな因果
関係があると考える。
【0019】すなわち、痔核は、上下の直腸静脈叢が静
脈瘤様に拡張し、慢性の感染を起こすことによって発生
するものであるため、感染要因を除去してやれば治癒で
きると考えられる。本発明者は、本発明に係る痔核治療
器10によって回収した不純物35が感染と何らかの関
係があり、その不純物35を回収することによって感染
が抑制され、痔核の諸症状が停止すると推測する。ま
た、表面が滑らかな本体部11で、直腸を適度な力で押
圧して膨らませ、その部分の良性細胞の活動を活性化さ
せることも要因の一つと推測される。本発明者の推測が
医学的に正しいか否かは、これからの研究に委ねるが、
いずれにしても、この痔核治療器10を実際に使用した
結果、痔核の痛みが完全に消えることは事実である。
【0020】本発明者は、次のように考えている。痔核
34は袋状で内部に血液が詰まっている。図1において
筋肉細胞36に出来た痔核34は通常肛門30の入口側
に押し下げられている。ここに治療器10を押込むと、
痔核34は空洞33側に押し込まれ、本体部11の外周
壁と空洞33の内壁との間に痔核34が挟まれて、圧縮
される力が加わり痔核34内の液体の圧力が上昇する。
ところで痔核34の袋は液体の滲出を許す組織となって
おり、痔核袋内の血液が緩やかに滲出して回収穴15を
通じて本体11内に移動する(図3参照)。このため痔
核が窄むのではないかと思う。なお、窄んだ痔核袋は枯
れ落ちてしまう。・・・膨らんだ痔核内に注射針を刺
し、痔核の袋を破ると血が出て痔核が縮小し急に痛みが
柔ぐことから、この推測をした。
【0021】なお、本実施形態における痔核治療器10
は、本体部を前半部12と後半部13とに分割している
が、大量生産を考慮した場合、前半部12と後半部13
とを一体成形し、使い捨てとすることもできる。
【0022】また、ヘリカル溝19を設けると、ヘリカ
ル溝19を伝わって回収穴15に不純物35が移動し易
く、性能が一層向上する。
【0023】また、研究の結果、次のような事が判明し
た。肛門内部は直径約30ミリの空洞になっていること
が判明、呼吸のタイミングで、開いたり縮んだりの、収
縮運動をしている事がわかった。その為、痔核治療器1
0を、挿入するのみで血柱が破壊されるものと思われ
る。
【0024】この治療法は、自然治癒力を巧みに利用し
た活気的な発明であるために、治療時間も2−3日で良
い結果がでるので、無理しなくても快復力が、すこぶる
早いので安心できる治療法である。ある専門医にテスト
していただいた結果、老人、若い人にかかわらず全般的
に良い結果を得たとの事である。
【0025】
【実施例】 本体部11の長さBは20〜70mm程度
であるが、60mmが標準である、この場合本体前半部
12の長さCは25mm,本体後半部13の長さEは3
5mm,ネジ構造14の長さFは10mmである。本体
部11の外径Dは20〜38mm程度であるが、25m
mが標準である。回収穴15の内径Hは1〜5mm程
度,ヘリカル状の溝構造の幅Jは2〜3mm程度,紐部
16の長さLは50mm程度,紐部16の外径Kは1〜
10mm程度であるが、5mmが標準である。
【0026】
【発明の効果】 本発明は、肛門30から直腸31内に
挿入され、直腸31内の痔核34の要因と考えられる不
純物35を回収することとしているので、痔核の症状が
軽減し、また完全に消滅する。
【0027】また、本発明は、肛門30に挿入するのみ
でその効果を発揮するので、外科療法のように手術や入
院をすることなく容易に痔核及び脱肛を治療することが
できる。
【0028】先端部分を角度を変えて、肛門30より挿
入しやすくする事で、スムーズに入る。挿入時、市販の
ゼリー等を先端部に塗ると入りやすい。
【0029】その後、何度か研究の結果、膿,血等が回
収穴15に入りやすくする為、2−3ミリのヘリカル溝
を設ける事で解決できた。カプセル内に膿,血等を吸わ
せるように吸収材を入れることにより、良い結果が出
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 痔核の原理を示す人体の一部切断図である。
【図2】 本発明に係る痔核治療器の一実施形態を示す
一部断面正面図である。
【図3】 図2に示す痔核治療器の使用状態を示す一部
断面側面図である。
【図4】 本発明に係る痔核治療器の寸法図である。
【符号の説明】
10 痔核治療器 11 本体部 12 前半部 13 後半部 14 ネジ構造 15 回収穴 16 紐部 18 前半部 19 溝構造 20 吸収材 30 肛門 31 直腸 32 括約筋 33 空洞 34 痔核 35 不純物 36 筋肉細胞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肛門(30)から直腸(31)に挿入さ
    れる中空カプセル状の本体部(11)と、本体部の後端
    部に連結された紐部(16)とで構成し、直腸(31)
    内の痰、膿、血塊等の糊状の不純物(35)を、前記本
    体部内に回収するところの回収穴(15)を少なくとも
    一つ本体部に設けてなる痔核治療器。
  2. 【請求項2】 肛門(30)から直腸(31)に挿入さ
    れる中空カプセル状の本体部(11)と、本体部の後端
    部に連結された紐部(16)とで構成し、直腸(31)
    内の痰、膿、血塊等の糊状の不純物(35)を、前記本
    体部内に回収するところの回収穴(15)を少なくとも
    一つ本体部に設けると共に、その本体部を前半部(1
    2)と後半部(13)とに分割して分割可能に結合して
    なる痔核治療器。
  3. 【請求項3】 分離可能な結合が螺合結合である請求項
    2記載の痔核治療器。
  4. 【請求項4】 本体部(11)の外壁に回収穴(15)
    に通じるヘリカル溝(19)を設けた請求項1〜3のい
    ずれかに記載の痔核治療器。
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