JP3324836B2 - 超音波振動子保持具 - Google Patents

超音波振動子保持具

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JP3324836B2
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  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプやタンクの中の液
体のレベルや有無を調べるための超音波センサとしての
超音波振動子を取り付け、保持するための保持具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ボンベや各種パイプ、タンク等の内部の
液体のレベル、すなわち液位を知るためには各種のセン
サが用いられるが、超音波振動子は小型、軽量でかつ感
度、安定度等に優れていることから、近年多用されてい
る。かかる超音波振動子は例えば2MHz以上の固有の
周波数で振動するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる超音波振動子は
被測定対象物の入った容器の管壁等に移動しないように
固定することが望ましいが、接着剤を用いて固定した
り、大きな押圧力で固定すると振動子自体が自由振動し
にくくなる。その結果、振動子の固有振動周波数が失わ
れ、管壁の共振点にまで周波数が低下してしまい、振動
子はあたかもスピーカのムービングコイル同様のパワー
ドライブユニットとなってしまう。
【0004】すなわち、振動子の振動はそれ自体の固有
振動周波数による自由振動でなくてはならず、取り付け
の状態によって周波数に変化をきたすようでは正確な測
定は望めないのである。振動子の振動エネルギーを効果
的に管等の被測定箇所に伝えるためには、振動子と管壁
の間に油、グリース、シリコンゴム等を介在させ、振動
子を管壁に向って押し込んでいき、介在物の厚みが1/
4λに達したときが最良の状態となる。
【0005】この押圧力を得るために従来の保持具で
は、単に被測定物を一周するように取り付けられた2本
程度のスチールベルトで振動子の保持部材を管壁等に向
って押圧するよう締めつける形となっており、ベルトを
手で移動させたり、締めつける力を変化させたりして振
動子の振動が最も効果的に伝わる最良点を見つけてい
た。従って、わずかな力のかかり具合で最良点からはず
れてしまうことが多い。又再現性に乏しいため、一旦振
動子を取りはずしてから再び取り付けたり、新しい振動
子との交換を行うようなときには、最良点を見つけるの
に手間取るという不具合があった。
【0006】従って本発明は振動子に対する押圧力を自
由に設定でき、かつ管壁等の被測定箇所に対して自由な
角度を以て振動子を押圧することのできる超音波振動子
保持具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では超音波振動子を保持する保持部が基台部
に対して押圧されつつ、角度調整の可能な形で保持され
る構成となっている。すなわち、本発明によれば被測定
物に取り付け可能な基台部と、超音波振動子を一体的に
保持する保持部と、前記超音波振動子が前記被測定物の
方向に押圧されつつ、前記保持部が前記基台部に対して
角度調整可能なように前記保持部を前記基台部に対して
支持する支持手段とを有する超音波振動子保持具が提供
される。
【0008】
【実施例】以下図面と共に本発明の実施例について説明
する。被測定物の容器としてのパイプ、ボンベ、タンク
等には様々な形状があり、本発明の超音波振動子保持具
は、多様な形状に対応可能である。ここでは最も一般的
な中空円筒状の容器を振動子の取り付け箇所として説明
する。
【0009】図1は本発明の超音波振動子保持具の一実
施例を示す分解斜視図である。図2は振動子を取り付け
た状態を示す平面部分断面図である。10は中に被測定
液体(図示せず)が入る中空円筒状容器である。この容
器10の外壁の所望の被測定箇所10Mに超音波振動子
32を取り付けるための保持具は振動子保持部30と、
基台部12と、後述する支持手段とを有する。なお、振
動子保持部30及び基台部12は適当なケーシングに収
められるが、このケーシングはこれらの図では省略して
いる。基台部12は箱状部14と箱状部14の一端側に
取り付けられた2つの平板状足部22、24を有してい
る。この平板状足部22、24は箱状部14の外方へ伸
長するように、その長手方向の長さが定められており、
図中上下の2ヵ所でスチールベルト26、28によって
容器10に固定される。この段階では振動子保持部30
の基台部12に対する押圧力や傾きは未調整である。こ
の調整については後述する。
【0010】基台部12の箱状部14は平板状足部2
2、24に接続された側部20と底部15を有してお
り、底部15には略中心に貫通孔16が設けられ、その
周囲に3つのネジ穴18A、18B、18Cが設けられ
ている。振動子保持部30は中央棒状部材34とその一
端に取り付けられ、半径方向に拡がるフランジ部36を
有している。超音波振動子32は中央棒状部材34のフ
ランジ部36とは反対の方の一端に取り付けられてい
る。すなわち、中央棒状部材34は中空円筒状であり、
超音波振動子32のリード線48は中央棒状部材34の
中央空間を通ってフランジ部36の中央孔37を介して
外部に引き出されると共に、図2に示されるように超音
波振動子32は中央棒状部材34の中空円筒部の先端の
段差部33に入れ子式に挿入されて保持されている。
【0011】フランジ部36には中央孔37の周囲に前
述のネジ穴18A、18B、18Cに対応する3つの貫
通孔38A、38B、38Cが設けられている。これら
のネジ穴及び貫通孔はそれぞれ中央の貫通孔16又は中
央孔37の中心軸を中心に略120°間隔で配置されて
いる。
【0012】前述の支持手段は貫通孔38A、38B、
38Cを介し、それぞれ対応するネジ穴18A、18
B、18Cに螺合する3本のネジ(ビス)40A、40
B、40Cとワッシャ42A、42B、42Cと、コイ
ルバネ44A、44B、44C、46A、46B、46
Cを有している。各ネジには1つのワッシャと2つのコ
イルバネが係合しており、いずれのネジ40A、40
B、40Cについての構造も同一であるので、ネジ40
Aを代表として説明する。
【0013】ネジ40Aの頭部側にワッシャ42Aが挿
入され、ワッシャ42Aとフランジ部36の一方の面の
間にコイルバネ44Aが設けられ、フランジ部36の他
方の面と箱状部14の底部15の間にもう一つのコイル
バネ46Aが設けられている。図2ではネジ40B、4
0Cのみが示されており、ネジ40Aは簡単なために図
示も省略している。なお、必要に応じて各コイルバネの
両端にワッシャが当接するようにワッシャの数を増やす
ことができる。又、振動子保持部30や基台部12は例
えばステンレススチールにより構成することができ、フ
ランジ部36の直径は例えば30mm程度とすることが
できる。
【0014】図3は基台部の変形例を示す斜視図であ
る。この基台部12′では図1中の平板状足部22、2
4に代えて円柱状足部50、52を用いている。この5
0、52は所定の間隔を以って略平行に配されている。
図4は図3の基台部12′が点線で示す大径の容器10
Aと実線で示す小径の10Bにそれぞれ取り付けられて
いる様子を示す平面図である。容器10A、10Bとの
接触部分が円柱状足部50、52の円周部であるため、
径の大小に拘らず安定して取り付けることができる。図
3、図4に示した例では円柱状足部50、52の断面が
完全な円形であるが、これは完全な円形でなくとも容器
に接する側が円弧状であればよく、従って断面が略半円
等であってもよい。
【0015】図3、図4の例の基台12′を用いると基
台12′が容器10に対して左右に傾くことがなく、よ
り安定した取り付けが可能となる。又、ダイキャスト一
体成形が可能でありコストを低くすることができる。
【0016】次に本発明の上記実施例における超音波振
動子保持具のネジの調整について説明する。図5は超音
波振動子32から発信した超音波パルスが容器10の反
対側の管壁で反射したエコー波の受信状態を示す波形図
であり、(a)は超音波振動子32の取り付け状態が不
良のため、エコー波が十分に受信されていない様子を示
し、(b)は超音波振動子32が完全な状態で取り付け
られ、十分なエコー波が受信されている様子を示す。
【0017】図5の(a)から(b)の状態とすべく、
各ネジ40A、40B、40Cを、ネジ回しで手動調整
する。その結果、超音波振動子32の容器10の管壁へ
の押圧力と傾斜角度を任意に変化させることができ、最
も良好な点が発見できる。これは各ネジについて2個の
コイルバネでフランジ部36を両面から支持しているた
めであり、フランジ部36が適当な力で保持されて、そ
の結果超音波振動子32に加わる圧力が適当なものとな
り、かつ自由な傾斜角が得られるからである。なお、必
要に応じて振動子32と容器10の間に油、グリース、
シリコーンゴム等を介在させることができる。なおネジ
は必要に応じて増加させることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波振
動子保持具によれば容器に基台部が固定された後、保持
部の圧力と角度を調整すべく支持手段を調整できるの
で、振動子に適当な圧力を加えつつ、かつ取り付け面に
対して所望の角度を得てエコー波の十分に受信できる最
良点を短時間で発見できると共に、一旦発見した最良点
がずれてしまうこともなく、又再現性も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保持具の一実施例を示した分解斜視図
である。
【図2】図1の実施例の保持具を被測定箇所に取り付け
た様子を示す平面部分断面図である。
【図3】基台部の変形例を示す斜視図である。
【図4】図3の変形例を径の異なる2つの物体に取り付
けた様子を示す平面図である。
【図5】ネジを調整してエコー波に変化が生じる様子を
示す波形図である。
【符号の説明】
10、10A、10B 容器 10M 被測定箇所 12、12′ 基台部 14 箱状部 15 底部 16、38A、38B、38C 貫通孔 18A、18B、18C ネジ穴 20 側部 22、24 平板状足部 26、28 スチールベルト 30 振動子保持部 32 超音波振動子 33 段差部 34 中央棒状部材 36 フランジ部 37 中央孔 40A、40B、40C ネジ(ビス) 42A、42B、42C ワッシャ 44A、44B、44C、46A、46B、46C コ
イルバネ 48 リード線 50、52 円柱状足部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−104227(JP,A) 特開 昭59−107210(JP,A) 特開 平2−266232(JP,A) 実開 昭60−65638(JP,U) 実開 昭57−99126(JP,U) 実開 昭54−67981(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 23/296 G01F 1/66 G01B 17/00 G01N 29/02 G01S 7/521 G01D 11/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に取り付け可能な基台部と、 超音波振動子を一体的に保持する保持部と、 前記超音波振動子が前記被測定物の方向に押圧されつ
    つ、前記保持部が前記基台部に対して角度調整可能なよ
    うに前記保持部を前記基台部に対して支持する支持手段
    とを有する超音波振動子保持具。
  2. 【請求項2】 超音波振動子の一面に当接する端部を有
    する中央棒状部材と、前記中央棒状部材に接続され、前
    記中央棒状部材の半径方向に拡がるフランジ部を有する
    保持部と、 前記超音波振動子を被測定対象物体の壁面に当接せしめ
    るように前記保持部の前記中央棒状部材が貫通する貫通
    孔を有する基台部と、 前記保持部の前記フランジ部を前記基台部に対して押圧
    しつつ角度調整できるよう支持するための弾性部材を有
    する支持手段とを有する超音波振動子保持具。
  3. 【請求項3】 前記支持手段が前記基台部と前記フラン
    ジを連結する回動可能なネジと、前記ネジの周囲にあっ
    て前記フランジ部と前記基台部の間に設けられたコイル
    バネを有するものである請求項2記載の超音波振動子保
    持具。
  4. 【請求項4】 前記支持する手段が更に、前記ネジの周
    囲にあって前記フランジ部と前記ネジの前記基台部側の
    反対側の端部との間に設けられたコイルバネをも有する
    請求項3記載の超音波振動子保持具。
  5. 【請求項5】 前記フランジ部をその上面から見たとき
    前記ネジが前記中央棒状部材の中心軸を中心に略120
    °間隔で配置されるよう3本設けられている請求項2乃
    至4のいずれか1つに記載の超音波振動子保持具。
  6. 【請求項6】 前記基台部の前記被測定対象物体の壁面
    側の部分に所定間隔を以った2本の略平行な円柱又は半
    円柱状部材が設けられている請求項2乃至6のいずれか
    1つに記載の超音波振動子保持具。
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