JP3314239B2 - Pidパラメータ・オートチューニング方法 - Google Patents

Pidパラメータ・オートチューニング方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセス制御に多く用
いられるPID制御装置のPIDパラメータチューニン
グ方法に係り、特に、プロセス特性の変化に対して適応
的にPIDパラメータを調整し、常に良好な制御性能が
得られるオートチューニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来PIDパラメータのオートチューニ
ング方法としては、次の方法がある。 (1)STRまたはMRACSといった適応制御理論に
基づく方法 (2)プロセスの応答波形を観測し、ルールベースによ
ってP,I,Dパラメータを決定する方法 (1)の方法としては、計測自動制御学会論文集、第2
0巻第7巻p20〜p27「ディジタルプロセス制御系
の閉ループ形オートチューニング方法」、特公昭63−
65964などがある。これらの先行例は、STRに基
づく方法であって、対象プロセスをARMAモデルとし
て、モデルのパラメータを推定することにより、パルス
伝達関数同定を行う。上記先行例ではさらに、パルス伝
達関数→伝達関数変換を行うことによって、PIDパラ
メータのチューニングそのものを連続系の考え方に帰着
させている。 これらの適応性制御理論的なアプローチでは、適応制御
理論においてその適用可能な条件としている、対象シス
テムの線形性、時不変性、持続的励振条件が実際の適用
例に必ずしも成立するとは言い難く、おのずと適用範囲
が限定されてしまう。 (2)の方法は、ステップ応答もしくはノイズ付加時の
プロセスの応答波形をパターン認識し、あらかじめ記憶
させておいたルールにもとずいて、P,I,D各動作要
素のパラメータを変更していくものである。本方法の先
行技術としては、たとえば「計測技術」1986年9月
号、p66〜p72において、エキスパートシステムを
用いてルールベースを構築しており、特開昭63−24
7801、特開昭62−241006では、ルールの記
述に、ファジィロジックを用いている。これらの方法で
は、直接にPIDコントローラのパラメータが算出さ
れ、プロセスの伝達関数が提示されていないために、制
御系の設計者にプロセスに対する情報を与えることがで
きず、チューニングされたPIDパラメータが妥当なも
のであるか否かが分かりにくく、制御系を改良する場合
に、設計者に有用な情報を与えにくい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の従来技術における、適応制御を用いた場合のような適
用の限界を緩和するとともに、エンジニアに対して有益
な情報となる制御対象の伝達関数を提示することを可能
とすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、PID制御ループを含むプロセス制御系に対して、
ステップ状の設定値変更が印加されたとき、自動的に制
御要素P,I,Dのパラメータを決定するためのチュー
ニング方法であって、PID制御装置と制御対象を含ん
だ閉ループ伝達関数を同定する伝達関数同定部と、同定
された閉ループ伝達関数に基づいてP,I,D動作各々
のパラメータを決定するPIDパラメータ算出処理機構
を有し、伝達関数同定部において入力層を制御対象のプ
ロセス計測値の最新のnサンプル周期の時系列データと
し、出力層を閉ループ伝達関数の係数とするような、少
なくとも隠れ層を一層有するニューラルネットワークを
構成し、伝達関数同定部によって同定された伝達関数を
用い、PIDパラメータ算出処理機構により制御要素
P,I,Dのパラメータを算出してPID制御装置に入
力する。ここで、PID制御装置と制御対象からなる閉
ループ伝達関数がG(s)=1/(1+a1・s+a2
2+a3・s3+a4・s4+……)であるとき、伝達関
数同定部は、制御対象のプロセス計測値の最新のnサン
プル周期の時系列データを入力層とし、閉ループ伝達関
数G(s)の分母系列の係数a1,a2,a3,a4……を
出力層とした、隠れ層を少なくとも一層有するニューラ
ルネットワークからなり、ニューラルネットワークを構
成する各ユニット間の結合の強さは、閉ループ伝達関数
G(s)のa1,a2,a3,a4……の種々の組み合わせ
パターンのスッテプ応答波形を学習させることによって
決定する。
【0005】
【作用】伝達関数同定部は、設定値変更を行ったときの
計測値の時系列を用いて、閉ループ伝達関数を同定する
に際し、入力層が上記の時系列データ、出力層がPID
コントローラとプラントを含む閉ループ伝達関数 G(s)=1/(1+a1・s+a2・s2+a3・s3+a4・s4+……) の分母系列の係数a1,a2,a3,a4……であるような
ニューラルネットワークであり、この伝達関数同定部に
よって同定された伝達関数を用いて、PIDパラメータ
算出機構によってPIDパラメータを決定する。伝達関
数同定部のニューラルネットワークは、同定モードと学
習モードを有し、学習モードにおいて、G(s)の伝達
関数で表されるステップ応答波形と、分母系列の係数a
1,a2,a3,a4……の関係を学習させておくことによ
って、また、同定モードにおいて、設定値変更がなされ
た際の時系列データを入力することによって、a1
2,a3,a4……を求める。このように、本発明は、
適応制御を用いた場合のような数学モデル的なアプロー
チは採らずに、応答波形を観測する方法を用い、また、
応答波形より直接にPIDパラメータを算出せずに、ま
ず制御対象の伝達関数を同定する。なお、応答波形によ
り伝達関数を同定する際には、伝達関数が G(s)=1/(1+a1・s+a2・s2+a3・s3+a4・s4+……) で表される系において、ステップ応答波形をとった場合
の立上り時間がsの1次の項によって決まり、立上り時
の傾きがsの2次までの項によって決まるという性質を
利用する。すなわち、本発明では、ステップ応答波形の
特徴量が上記の伝達関数の分母系列の係数a1,a2,a
3,a4……であるとして、種々の応答波形と上記特徴量
との関係をパターン認識させることによって、伝達関数
の同定を行う。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図1は、本発明の実施例の全体構成図であ
る。11は、サイクリックバッファであって、同定モー
ドにおいては、制御対象の計測値PVの最新のnサンプ
ル周期分のデータを記憶し、学習モードにおいては、学
習データとして種々のパターンのステップ応答波形をn
サンプル周期分記憶する。サイクリックバッファへの入
力は、切替スイッチ13により切替られる。切替スイッ
チ13は、計測値PVおよび学習データ(ステップ応答
波形)を入力し、同定モードにおいては計測値PVを、
学習モードにおいては学習データを出力する。12は、
伝達関数同定部であって、同定モードにおいては、サイ
クリックバッファ11に記憶されているnサンプル周期
分の計測値をニューラルネットワークの入力層への入力
データとして入力し、出力として、ニューラルネットワ
ークの出力層から得られた閉ループ伝達関数G(s)の
分母系列係数a1,a2,a3を出力する。ここで、制御
系の伝達関数はG(s)=1/(1+a1・s+a2・s
2+a3・s3)で表されるものとする。また、伝達関数
同定部12は、学習モードにおいては逆に、出力側から
G(s)の分母系列係数a1,a2,a3を学習データと
してニューラルネットワークの出力層へ入力し、サイク
リックバッファ11から入力された、上記分母系列係数
を用いた伝達関数G(s)=1/(1+a1・s+a2
2+a3・s3)のステップ応答波形を用いて学習す
る。ここで学習データ(a⌒1,a⌒2,a⌒3)は、ス
イッチ14により学習モードのときに入力される。スイ
ッチ14は、同定モード時に、伝達関数同定部12の出
力であるプロセスパラメータ(a1,a2,a3)を入力
し、PIDパラメータ算出機構15へ出力する。学習モ
ード時は、学習データ(a⌒1,a⌒2,a⌒3)を入力
し、伝達関数同定部12へ出力する。15は、PIDパ
ラメータ算出機構であって、同定されたプロセスパラメ
ータ(a1,a2,a3)を入力し、PIDパラメータK
p(比例ゲイン)、Ti(積分時間)、Td(微分時
間)を算出する。算出の際に、設定値としてσ、α1、
α2、α3を設定するが、これについては後述する。P
IDパラメータ算出機構15において算出されたKp,
Ti,Tdは、PID制御装置16にセットされる。な
お、MVは操作量である。同定制御部17は、PID制
御装置16の設定値SVを入力とし、設定値の変更の有
無をチェックする。同定制御部17は、設定値SVの変
更すなわちプロセスとPID制御装置16からなる閉ル
ープ系に対して、ステップ状の入力が付加されたと判断
した際に、伝達関数同定部12に対して同定処理を開始
するように、操作する。
【0007】図2は、本実施例における制御ループのブ
ロック線図を示したものである。図中、一点鎖線に囲ま
れた部分が図1のPID制御装置16に対応する。本実
施例では、PID制御装置16にPIDの1変形例であ
るフィードバック補償の考え方を用いた、I−PD方式
を採用した。21は、制御対象となるプロセスである。
本実施例では、プロセスモデルを2次系、すなわちG
(s)=1/(c1+c2・s+c3・s2)としている。
なぜなら、I−PD制御においては、PIDパラメータ
はプロセスの2次の項までで決定でき、逆にいえば2次
の項までしか補償できないということであり、それ以上
の項は必要としないからである。また、プロセス制御に
おいては実用的には制御対象を2次系であるとしてほと
んどの場合問題ない。図2において22は比例ゲイン、
23は比例項+微分項に相当し、24は積分項になる。
【0008】図3は、伝達関数同定部12に使用されて
いるニューラルネットワークの構成を模式的に示したも
のである。31は、出力ユニットであって、プロセスモ
デルGp(s)=1/(1+a1・s+a2・s2+a3
3)のパラメータ(a1,a2,a3)を各々出力ユニッ
トに対応させている。(すなわち出力ユニット数は3と
なる)。32は、入力ユニットであり、サイクリックバ
ッファ11に記憶されている計測値PVの1個毎に対応
する。(したがって入力ユニット数はn個となる。図3
では簡単のため入力ユニットを3個のみ記している)。
33は、隠れ層のユニットである。ユニット数は設計者
が任意に選ぶことができ、ユニット数が多いほど複雑な
ネットワークを構成できる。本実施例では、学習させる
波形応答パターンの数に応じて適宜決定される。34
は、入力層と隠れ層の間の接続であり、入力層の各ユニ
ットから隠れ層の各ユニットに接続されている。同様に
35は、隠れ層と出力層の間の接続であり、隠れ層の各
ユニットから出力層の各ユニットに接続されている。本
ニューラルネットワークは、Rumelhart型のネ
ットワークを用いており、入力層、隠れ層、出力層各々
の同一層内の相互間の接続は無い。また、本例では3層
構造のニューラルネットワークを用いているが、隠れ層
を増やして4層以上のネットワークとしても同様に扱う
ことができる。接続34、35はすべて重み係数を持っ
ており、ニューラルネットワークの学習とは、これらの
重み係数の値を決定することにほかならない。
【0009】次に、このニューラルネットワークのアル
ゴリズムについて説明する。図4は、図3におけるユニ
ット1個分を示したものである。41は第iユニット、
42a,42b,42cは、各々ユニットk〜ユニット
i,ユニットj〜ユニットi,ユニットl〜ユニットi
への接続、43はユニットiの出力を示す。ユニットi
の動作は、 Oi=f(NETi)=f(ΣWij・Oj) ………(1) の式で表される。ここで、Oiはユニットjの出力、W
ijはユニットiからの接続の重み係数、f(NET
i)は、シグモイド関数であり、f(NETi)=1/
(1+exp(−ΣWij・Oj))により表される。
同定モードにおいては、(1)式で表される演算を、入
力層から出力層へ向かって全ユニットに対して行うこと
によって、出力(a1,a2,a3)が算出される。一
方、学習モードでは、デルタルールにもとずくバックプ
ロパゲーションのアルゴリズムによって、ネットワーク
内の全重み係数Wijを算出することができる。バック
プロパゲーションにおいては、各接続の重み係数の1試
行あたりの変化量ΔWijは次式で与えられる。 ΔWij=ηδi・Oi ……(2) ここで、ηは定数、δiは学習時の教師データとの偏
差、Oiは第iユニットの出力である。δiは第iユニ
ットが出力層であるか、隠れ層であるかによって異な
る。出力層のユニットであれば、 δi=(ti−Oi)・f'(NETi) ……(3) となる。tiはユニットiの教師データを表す。隠れ層
のユニットであれば、 δi=f'(NETi)・Σk(δk・Wki) ……(4) となる。δkはkユニットの学習時の教師データとの偏
差、Wkiはユニットkからユニットiへの接続の重み
係数を表す。(2)〜(4)式により表される計算を、
全ての教師データに対して、出力層から入力層に向かっ
て1通り行うと、1試行となる。本試行をWijが収束
するまで繰り返すことによって学習する。本実施例で
は、教師データtiとしてG(s)の分母系列(a1
2,a3)の種々のケースを用いる。このときの入力層
への入力は、伝達関数G(s)=1/(1+a1・s+
2・s2+a3・s3)で表される系のステップ応答とな
る。
【0010】つぎに、PIDパラメータ算出機構15の
処理について説明する。伝達関数同定部12において同
定された伝達関数G(s)は、PIDコントロ−ラを含
む閉ループ伝達関数であるため、21で表されるプロセ
スの伝達関数Gp(s)のパラメータ(c1,c2
3)を次式によって求める。 c1={(Kp・a1)/Ti}−Kp c2={(Kp・a2)/Ti}−Kp・Td c3=(Kp・a3)/Ti なお、Kp,Ti,Tdには、最初は初期値が入ってい
るものとする。上式によって制御対象の伝達関数が分か
るため、以降のPIDパラメータの算出は、種々の公知
の算出方法を適用することができる。本適用例では部分
モデルマッチング法によりPIDパラメータを算出して
いる。すなわち、望ましき応答を示す伝達関数をGm
(s)=1/(1+σ・α1・s+σ2・α2・s2+σ3
・α3・s3)として、閉ループ伝達関数G(s)が、G
m(s)に一致するようにPIDパラメータを算出す
る。ここでσは立上り時間である。σ、α1、α2、α3
は、望ましい制御系を規定するためのPIDパラメータ
算出機構15への設定値である。PIDパラメータは、
次式によって算出される。(なお、本実施例では簡単の
ためα1=1としてある) Kp={c3/(α3・σ2)}−c1 Ti=(1−α3・c1・σ2/c3)σ Td=(c3・α2−c2・α3・σ)σ/(c3−α3・c
1・σ2
【0011】なお、本発明は、実施例として、PID制
御装置と制御対象からなる閉ループ伝達関数がG(s)
=1/(1+a1・s+a2・s2+a3・s3)とするケ
ースについて説明したが、一般論として、G(s)=1
/(1+a1・s+a2・s2+a3・s3+a4・s4+…
…)とするケースについても適用できることは云うまで
もない。また、本発明は、コントローラのP,I,Dの
各パラメータをオートチューニングする対象としてPI
D制御装置を実施例にして説明したが、P制御装置、P
I制御装置またはPD制御装置に適用できることは当然
である。以上のように、本発明のPIDパラメータ・オ
ートチューニング方法は、上記のようなアルゴリズムに
より実現されているため、制御用計算機、ディジタル計
装システムのワンループまたはマルチループ・コントロ
ーラなどに容易に構築できる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、ニューラルネットワー
クを用いて、パターン認識的なアプローチによって、伝
達関数を同定するため、従来の適応制御的なアプローチ
では適用が難しかった時変形や非線形系に対しても、P
IDパラメータを適応させることが可能になり、適用の
制御対象を広範にするとともに、容易によりよい制御性
能が実現でき、また、制御対象の伝達関数を設計者に提
示できるために、制御系改善のための基礎データとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体構成図
【図2】制御系のブロック線図
【図3】ニューラルネットワーク模式図
【図4】ニューラルネットワークの個別ユニット
【符号の説明】
11 サイクリックバッファ 12 伝達関数同定部 15 PIDパラメータ算出機構 16 PID制御装置 17 同定制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 登 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社日立製作所 大みか工場内 (56)参考文献 特開 平4−311203(JP,A) 特開 平3−265902(JP,A) 特開 平3−118606(JP,A) 特開 平2−299002(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 13/02 G05B 11/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PID制御ループを含むプロセス制御系
    に対して、ステップ状の設定値変更が印加されたとき、
    自動的に制御要素P,I,Dのパラメータを決定するた
    めのチューニング方法であって、PID制御装置と制御
    対象を含んだ閉ループ伝達関数を同定する伝達関数同定
    部と、同定された前記閉ループ伝達関数に基づいてP,
    I,D動作各々のパラメータを決定するPIDパラメー
    タ算出処理機構を有し、前記伝達関数同定部において入
    力層を制御対象のプロセス計測値の最新のnサンプル周
    期の時系列データとし、出力層を前記閉ループ伝達関数
    の係数とするような、少なくとも隠れ層を一層有するニ
    ューラルネットワークを構成し、前記伝達関数同定部に
    よって同定された伝達関数を用い、前記PIDパラメー
    タ算出処理機構により前記制御要素P,I,Dのパラメ
    ータを算出して前記PID制御装置に入力することを特
    徴とするPIDパラメータ・オートチューニング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記PID制御装置
    と制御対象からなる閉ループ伝達関数がG(s)=1/
    (1+a1・s+a2・s2+a3・s3+a4・s4+…
    …)であるとき、前記伝達関数同定部は、前記制御対象
    のプロセス計測値の最新のnサンプル周期の時系列デー
    タを入力層とし、前記閉ループ伝達関数G(s)の分母
    系列の係数a1,a2,a3,a4……を出力層とした、隠
    れ層を少なくとも一層有するニューラルネットワークか
    らなり、前記ニューラルネットワークを構成する各ユニ
    ット間の結合の強さは、前記閉ループ伝達関数G(s)
    のa1,a2,a3,a4……の種々の組み合わせパターン
    のスッテプ応答波形を学習させることによって決定する
    ことを特徴とするPIDパラメータ・オートチューニン
    グ方法。
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