JP3301478B2 - 消防ホース洗浄装置 - Google Patents

消防ホース洗浄装置

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JP3301478B2 JP05447998A JP5447998A JP3301478B2 JP 3301478 B2 JP3301478 B2 JP 3301478B2 JP 05447998 A JP05447998 A JP 05447998A JP 5447998 A JP5447998 A JP 5447998A JP 3301478 B2 JP3301478 B2 JP 3301478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汚れた消防ホー
スを洗浄する装置に係り、特に、汚れた消防ホースを手
作業によらず洗浄してその労力を不要にし、しかも所要
洗浄時間も短縮する消防ホース洗浄装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、汚れた消防ホースを手作業によら
ず洗浄する装置として、例えば、実開昭63−8057
の『消防ホース洗浄機』が出願されている。この実開昭
63−8057の『消防ホース洗浄機』は、一対の回転
ブラシ及び一対の送りローラと、回転近傍部にあって外
部給水源に接続される注水管と、回転ブラシ及び送りロ
ーラを回転駆動させるモータを備えた機構からなってい
る。
【0003】即ち、実開昭63−8057の『消防ホー
ス洗浄機』にあっては、上下に回転ブラシが平行に配置
され、上下の回転ブラシの回転軸は同一軸芯上になく、
上下に平行になっている。そして、上下の回転ブラシの
回転する円周縁の側周面同士の間に消防ホースを挟んで
洗浄するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
63−8057の『消防ホース洗浄機』にあっては、上
下の回転ブラシの回転する円周縁の側周面同士の間に消
防ホースを挟んで洗浄するため、回転ブラシの円周縁の
側周面と消防ホースとの接触面が点接触に近い状態にな
って接触面積が小さく、その洗浄効率が劣るという欠点
がある。
【0005】また、実開昭63−8057の『消防ホー
ス洗浄機』にあっては、消防ホースが接触する上下の各
回転ブラシの側周面は回転中心から最遠端になるので、
周回り速度は最も大きくなるが、接触抵抗力は最も小さ
くなる。このように、消防ホースに接触する回転ブラシ
の側周面は最も接触抵抗力が小さいため、消防ホースに
こびり付いた汚れを強い力で洗浄することができず、消
防ホースの汚れが酷い場合には汚れが落ちにくいという
欠点もあった。
【0006】この場合において、回転ブラシの側周面の
接触抵抗力を高めるためには回転ブラシの回転トルクを
高めればよいが、このためには回転ブラシを駆動させる
モータの馬力を高めなければならず、その結果、モータ
が大型となり、装置全体も大きくなり、その価格も高く
なるという新たな問題が生じる。
【0007】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、回転ブラシと消防ホースとの接触面積
を大きくして洗浄効率を高めると共に、回転トルクの最
も大きい回転ブラシの回転表面の回転中心部で洗浄する
ことによって、消防ホースにこびり付いた汚れを強い力
で洗浄させて汚れを良く落とすことのできる消防ホース
洗浄装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、消防ホースの左右両側面を回転ブラ
シの回転表面で挟圧しながら洗浄する一対の回転ブラシ
をその回転表面を相対向して設けると共に、一対の両回
転ブラシの回転軸を同一軸芯上に配置し、両回転ブラシ
を回転駆動させるモーターを設置し、左右の両回転ブラ
シで洗浄される消防ホースに向けて注水する注水管を配
すると共に左右の両回転ブラシの中間の真上の位置に
下向きに注水管の先端の注水口を取付け、洗浄される消
防ホースを両回転ブラシの回転中心部に誘導通過案内す
るホースガイドを、回転ブラシを挟んでその両側に配置
し、相対向する左右の両回転ブラシの回転表面を相互に
逆向きにして回転させながら消防ホースの左右両側面を
洗浄する手段よりなるものである。
【0009】ここで、好ましい態様として、一方側のホ
ースガイドの延長上には、渦巻き状に巻かれた消防ホー
スを載置する回転テーブルを備えキャスターを有するホ
ース台兼運搬車が着脱自在に装着されているのがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は消防ホース洗浄装置の一部省略全体側断面
図、図2は消防ホース洗浄装置の一部省略全体平断面
図、図3は要部の断面図、図4は逆回転伝達機構の一部
を構成する伝達機構の概略系統図、図5は消防ホース洗
浄装置に装着されるホース台兼運搬車の平面図、図6は
消防ホース洗浄装置に装着されるホース台兼運搬車の側
面図、図7はホース台兼運搬車の側面図である。
【0011】図において、消防ホース洗浄装置1は、回
転ブラシと消防ホースとの接触面積を大きくして洗浄効
率を高めると共に、回転トルクの最も大きい回転ブラシ
の回転表面の回転中心部で洗浄することによって、消防
ホースにこびり付いた汚れを強い力で洗浄させて汚れを
良く落とすことのできる特徴を有している。
【0012】この消防ホース洗浄装置1は、消防ホース
aの両側面を挟圧回転しながら洗浄する一対の回転ブラ
シ2,3、両回転ブラシ2,3を回転駆動させるモータ
ー4、両回転ブラシ2,3で洗浄される消防ホースaに
向けて注水する注水管7、洗浄される消防ホースaを両
回転ブラシ2,3の回転中心部Xに誘導通過案内するホ
ースガイド9などから構成されている。
【0013】消防ホース洗浄装置1は、その機枠の上面
に、一対の回転ブラシ2,3、モーター4、洗浄室6な
どが設置されており、又機枠の下部の四隅にはキャスタ
ー1a,1aが取付けられていて、移動可能になってい
る。また、消防ホース洗浄装置1を移動させる場合の手
摺り1bが取付けられている。さらに、消防ホース洗浄
装置1の機枠の上面に設置された機器はボックスカバー
1c,1cで覆われて保護されており、又機枠の内部に
は制御盤が内装されている。
【0014】一対の回転ブラシ2,3は、円形状に多数
束ねられたブラシ束2a,3aの先端が円形の回転表面
2b,3bを形成していて、ブラシ束2a,3aの先端
の円形の回転表面2b,3bが相対向するように設けら
れている。そして、両回転ブラシ2,3の相対向して設
けられたブラシ束2a,3aの先端の回転表面2b,3
bが、消防ホースaの両側面を挟圧回転しながら洗浄す
るのである。
【0015】回転ブラシ2,3は、各ブラシ束2a,3
aの根本側が円形の回転板2c,3cに固定されてい
る。両回転板2c,3cは相対向して設けられており、
両回転板2c,3cはその後面の回転中心部Xに回転軸
2d,3dの先端が連結されている。両側の回転軸2d
と回転軸3dとは同一の軸芯上に配置されている。
【0016】このうち回転軸2dは、途中で軸受け2e
に軸支されて側方に延設されて、回転ブラシ2の側方に
設置されたモーター4に減速機4aを介して連動連結さ
れている。回転板3cの後面側に配置された回転軸3d
は軸受け3e,3eによって軸支されている。両側の回
転軸2dと回転軸3dとは後述の逆回転伝達機構5を介
して、互いに逆方向に回転するように連動連結されてい
る。
【0017】逆回転伝達機構5は、回転軸2dが連動連
結されたモーター4の回転方向を逆向きに変換して、反
対側の回転軸3dに伝達する機構である。この逆回転伝
達機構5は、回転軸2dの途中に外装された傘歯車5
a、この傘歯車5aと直角に噛み合う傘歯車5b、傘歯
車5bに軸設された伝動軸5c、複数の歯車及びクラッ
チを介して伝達された伝動軸5cの回転力を消防ホース
洗浄装置1の下部側に配置された伝動軸5fに伝達する
伝動ベルト5d、消防ホース洗浄装置1の下部側に配置
された伝動軸5f,5g,5h、直角に噛み合う2個の
傘歯車5i,5iなどによって、回転方向が回転軸2d
と逆方向に変換された回転力を回転軸3dに伝達する伝
動ベルト5eなどから構成されている。また、伝動軸5
cの端部には傘歯車5aと傘歯車5bとの解除及び接続
を行うハンドル5jが設けられている。更に、回転軸2
dの途中に外装された傘歯車5aの後部にはクラッチ5
kが取付けられている。
【0018】洗浄室6は回転ブラシ2,3によって消防
ホースaを洗浄中に洗浄水が周囲に飛散するのを防ぐも
ので、一対の回転ブラシ2,3はこの洗浄室6の内部に
配置されている。洗浄室6は上面及び側面が閉塞された
中空の箱型の形状からなっている。
【0019】回転軸2d,3dと直交する側の洗浄室6
の両側面には、消防ホースaを挿通する挿通溝6a,6
aが上下方向に形成されている。両挿通溝6a,6a
は、相対向する回転ブラシ2,3の中間の延長線上に位
置し、且つ、洗浄される消防ホースaが両回転ブラシ
2,3の回転中心部Xを挿通するような溝深さに形成さ
れている。
【0020】挿通溝6a,6aは消防ホースaを平坦に
潰したときの厚みと略同じ細い隙間が上下方向に形成さ
れている。又挿通溝6a,6aは上部側がV字状に拡開
していて、細い挿通溝6a,6aに消防ホースaを挿通
し易いようになっている。
【0021】洗浄室6の上面には取外し自在な蓋6bが
装着されていて、消防ホースaを挿通溝6a,6aに挿
通する場合には蓋6bを外して、挿通溝6a,6aの上
部のV字状に拡開した部分から挿通溝6a,6aに消防
ホースaを押し下げて、消防ホースaを洗浄室6の両側
面の挿通溝6a,6aにそれぞれ挿通するようになって
いる。
【0022】洗浄室6の上面の取外し自在な蓋6bの中
央には、洗浄室6の内部に向けて注水管7が下向きに取
付けられている。注水管7は消防ホースaの両側面を両
回転ブラシ2,3によってその洗浄する際に洗浄水を供
給するためのもので、洗浄室6の内部に下向きに取付け
られた注水管7は先端の注水口7aは、両回転ブラシ
2,3の中間の真上に位置している。この注水管7は図
示しない外部の給水源に接続されている。
【0023】洗浄室6の開放された下面の下方には、排
水トレー8が設置されている。排水トレー8は注水管7
から注水された洗浄水を排出するためのもので、排水ト
レー8はその中央部がその周囲に比べて傾斜して低く形
成されており、その低く形成された中央部には排水口8
aが下向きに形成され、排水口8aには排水管8bの一
端が接続されている。図示しない排水管8bの他端側は
消防ホース洗浄装置1の外部に延設されている。
【0024】ホースガイド9,9は、洗浄される消防ホ
ースaを両回転ブラシ2,3の回転中心部Xに誘導通過
案内するもので、洗浄室6の両側面に形成された挿通溝
6a,6aの外側に配置されている。ホースガイド9,
9は例えば平板状のものからなり、その平板状の中央に
消防ホースaを誘導するガイド溝9a,9aが形成され
ている。
【0025】ガイド溝9a,9aは、相対向する回転ブ
ラシ2,3の中間の延長線上に位置し、且つ、洗浄され
る消防ホースaが両回転ブラシ2,3の回転中心部Xを
挿通するような溝深さに形成されている。平板状のホー
スガイド9,9は支持桁9b,9bによって支持されて
いる。
【0026】ホース台兼運搬車10は、渦巻き状に巻い
た消防ホースaを運搬し、又渦巻き状に巻いた消防ホー
スaを巻戻しながら消防ホース洗浄装置1で洗浄すると
きに使用されるもので、平面から見て方形状の中央には
円盤状の回転テーブル10aが設けられている。この回
転テーブル10aに渦巻き状に巻いた消防ホースaが載
置される。
【0027】回転テーブル10aはその回転中心部がホ
ース台兼運搬車10に回転自在に支持されており、円盤
状の回転テーブル10aの下面の円周側には等間隔で複
数の支持ローラー10bが円周方向に回転自在に取付け
られていて、回転テーブル10aは回転し易いようにな
っている。
【0028】そして、消防ホースaを洗浄するために、
回転テーブル10aの上に渦巻き状に載置された消防ホ
ースaの先端側を引っ張ると、回転テーブル10aは回
転して渦巻き状に巻かれている消防ホースaを簡単に巻
き戻して容易に洗浄室6に送り込むことができる。
【0029】ホース台兼運搬車10の一端中央には牽引
支持棒10cが設けられている。牽引支持棒10cはホ
ース台兼運搬車10を引っ張って移動させる場合に、こ
の部分を引いてホース台兼運搬車10を移動させるもの
である。又、この牽引支持棒10cはホース台兼運搬車
10を消防ホース洗浄装置1に装着したときには図に示
すように逆斜め下向き、つまり牽引支持棒10cの先端
を消防ホース洗浄装置1の下部側面に取り付けることに
より支持棒として機能する。牽引支持棒10cはその先
端側が伸縮自在になっている。
【0030】ホース台兼運搬車10の他端つまり牽引支
持棒10cの反対側の2箇所には、このホース台兼運搬
車10を消防ホース洗浄装置1に装着する着脱自在な連
結具10dがそれぞれ取付けられている。また、ホース
台兼運搬車10が装着される消防ホース洗浄装置1の側
部の2箇所には、この連結具10dが装着される連結受
け具10eが突出して取付けられている。
【0031】ホース台兼運搬車10の下面側の4箇所に
はキャスター10fがそれぞれ取付けられていて、移動
自在になっている。即ち、牽引支持棒10cを前方に向
けて伸ばして引っ張ることによって、ホース台兼運搬車
10はキャスター10fによって移動させることがで
き、運搬車として使用することができる。
【0032】上記の片方の連結具10d及び連結受け具
10eには上下方向にピン孔10gがそれぞれ穿設され
ており、これらのピン孔10gには止めピン10hが挿
通されるようになっていて、この止めピン10hによっ
て、連結具10dが連結受け具10eから抜けるのを防
いで、消防ホース洗浄装置1に装着されたホース台兼運
搬車10が落下するのを防止するようになっている。
【0033】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く作用について以下説明する。消防ホース洗浄装置1を
使用して消防ホースaを洗浄する場合には次のようにし
て行われる。
【0034】即ち、消防ホース洗浄装置1の洗浄室6の
蓋6bを開け、洗浄室6の両側面に形成された挿通溝6
a,6a及び一対の回転ブラシ2,3の間に上方から消
防ホースaを押し下げて挿通させて、一対の回転ブラシ
2,3の回転表面2b,3bにより消防ホースaを両側
から挟圧させる。
【0035】このとき、消防ホースaは回転ブラシ2,
3の回転表面2b,3bの回転中心部Xを挿通すること
になる。また、挿通溝6a,6aの上部側はV字状に拡
開しているため、狭い挿通溝6a,6aに容易に消防ホ
ースaを挿通させることできる。そして、蓋6bを閉じ
て、消防ホースaを洗浄室6にセットする。
【0036】この場合において、ホース台兼運搬車10
を一方側のホースガイド9の延長上に取付けて、このホ
ース台兼運搬車10の回転テーブル10aに渦巻き状に
巻かれた消防ホースaの先端側を洗浄室6にセットする
ようにしてもよい。
【0037】次に、モーター4を駆動させ、又注水管7
から注水させる。モーター4を駆動させると、モーター
4と減速機4aを介して直結されている回転軸2dは、
モーター4の回転方向と同一の方向に正回転し、回転軸
2dの先端が連結された回転板2cを同一方向に回転さ
せる。回転板2cに根本側が取付けられたブラシ束2a
はその先端の回転表面2bが消防ホースaの一側面に接
触してこれを相対向する回転表面3bと協動して両側か
ら挟圧しながら正回転して洗浄する。
【0038】逆回転伝達機構5を介して回転軸2dに連
動連結する回転軸3dは、回転軸2dが正回転すると、
逆回転伝達機構5の働きによって、これと逆向きに逆回
転する。つまり、一対の回転ブラシ2,3に挟圧された
消防ホースaはその両側の回転ブラシ2,3がそれぞれ
逆向きに回転する。このため、消防ホースaは逆向きに
回転する回転ブラシ2,3のバランスによって回転する
のが防がれる。
【0039】このとき、回転ブラシ2,3の円形の回転
表面2b,3bで消防ホースaの両側面を洗浄するた
め、消防ホースaの側面との接触面積が大きくなって、
洗浄効率が高まる利点がある。
【0040】しかも、消防ホースaは回転ブラシ2,3
の回転表面2b,3bの最も大きな回転トルクを大きな
回転中心部Xを挿通するので、回転ブラシ2,3からの
接触圧力は大きくなり、強い力で両側面を洗浄され、消
防ホースaの両側面に酷く付いた汚れを良く落とすこと
が可能となる。
【0041】更に、消防ホースaの両側面を挟圧しなが
ら回転する回転ブラシ2,3は、相互に逆向きに回転す
るため、消防ホースaにはその両側面が捩じられるよう
な力も作用するので、接触圧力が更に高まって洗浄機能
を高めることができ、消防ホースaの両側面に酷く付い
た汚れを良く落とすことが可能となる。
【0042】互いに逆向きに回転する一対の回転ブラシ
2,3によって消防ホースaの両側面を洗浄させなが
ら、消防ホースaの一端側を一定の速さでゆっくりと引
っ張ることによって、消防ホースaの両側面を長手方向
に沿って順次、一対の回転ブラシ2,3に洗浄させるこ
とができる。
【0043】一対の回転ブラシ2,3によって消防ホー
スaの両側面を洗浄している間は、注水管7から洗浄水
が供給されて、回転ブラシ2,3は洗浄水によって濡れ
た状態で消防ホースaの両側面を洗浄する。そして、回
転ブラシ2,3によって洗浄された消防ホースaの両側
面の汚れは、洗浄水と共に洗浄室6の下側に流れ落ち
る。
【0044】洗浄室6の下側に流れ落ちた汚れを含んだ
洗浄後水は、開放された洗浄室6の下面側から下方の排
水トレー8の上に流れ落ち、中央部の排水口8aから排
水管8b内に排出され、排水管8bを流下して消防ホー
ス洗浄装置1の外部に排出される。
【0045】消防ホースaの両側面の洗浄が終了する
と、モーター4を止めて一対の回転ブラシ2,3の回転
を停止させる。また、注水管7を閉めて給水を止める。
そして、洗浄室6の蓋6bを開けて、挿通溝6a,6a
及び回転ブラシ2,3に挟まれていた消防ホースaを、
回転ブラシ2,3を拘束している傘歯車5aをハンドル
5jを回してフリーにしてから上側に引き上げて取り出
すことによって、消防ホースaの洗浄作業は完了するこ
とになる。
【0046】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。例え
ば、上記実施の形態では、1台のモーター4を使用し逆
回転伝達機構5を利用して回転軸2dと回転軸3dの回
転方向を逆向きにする場合で説明したが、これに限定さ
れるものではなく、必要に応じて、回転軸2dと回転軸
3dに別個のモーター4,4をそれぞれ連結させて、逆
向きに回転させてもよい。この場合には、逆回転伝達機
構5を不要にすることができる。
【0047】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係る消防ホース洗浄装置によれば、一対の回転ブラ
シの回転表面によって挟圧回転しながら消防ホースの両
側面を洗浄するので、消防ホースとの洗浄接触面積が円
形となって大きくなり、洗浄効率を高めることができ
る。しかも、消防ホースは回転ブラシの回転表面の回転
中心部を通過するが、消防ホースが通過する回転ブラシ
の回転中心部は回転トルクが大きく、消防ホースとの接
触圧力が回転周縁側に比べて大きくなり、消防ホースの
両側面の汚れを良く落とすことができる等、極めて新規
的有益なる効果を奏するものである。
【0048】また、請求項2のように、一方側のホース
ガイドの延長上に渦巻き状に巻かれた消防ホースを載置
する回転テーブルを備えキャスターを有するホース台兼
運搬車が着脱自在に装着される場合には、渦巻き状に巻
かれた消防ホースをホース台兼運搬車の回転テーブルに
載置しておき、ホース台兼運搬車の回転テーブルを利用
して渦巻き状に巻かれた消防ホースを引き出して消防ホ
ース洗浄装置で容易に洗浄させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す消防ホース洗浄装
置の一部省略全体側断面図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す消防ホース洗浄装
置の一部省略全体平断面図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す要部の断面図であ
る。
【図4】この発明の実施の形態を示す逆回転伝達機構の
一部を構成する伝達機構の概略系統図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す消防ホース洗浄装
置に装着されるホース台兼運搬車の平面図である。
【図6】この発明の実施の形態を示す消防ホース洗浄装
置に装着されるホース台兼運搬車の側面図である。
【図7】この発明の実施の形態を示すホース台兼運搬車
の側面図である。
【符号の説明】
1 消防ホース洗浄装置 1a キャスター 1b 手摺り 1c ボックスカバー 2 回転ブラシ 2a ブラシ束 2b 回転表面 2c 回転板 2d 回転軸 2e 軸受け 3 回転ブラシ 3a ブラシ束 3b 回転表面 3c 回転板 3d 回転軸 3e 軸受け 4 モーター 4a 減速機 5 逆回転伝達機構 5a 傘歯車 5b 傘歯車 5c 伝動軸 5d 伝動ベルト 5e 伝動ベルト 5f 伝動軸 5g 伝動軸 5h 伝動軸 5i 傘歯車 5j ハンドル 5k クラッチ 6 洗浄室 6a 挿通溝 6b 蓋 7 注水管 7a 注水口 8 排水トレー 8a 排水口 8b 排水管 9 ホースガイド 9a ガイド溝 9b 支持桁 10 ホース台兼運搬車 10a 回転テーブル 10b 支持ローラー 10c 牽引支持棒 10d 連結具 10e 連結受け具 10f キャスター 10g ピン孔 10h 止めピン a 消防ホース X 回転中心部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消防ホースの左右両側面を回転ブラシの
    回転表面で挟圧しながら洗浄する一対の回転ブラシをそ
    の回転表面を相対向して設けると共に、一対の両回転ブ
    ラシの回転軸を同一軸芯上に配置し、両回転ブラシを回
    転駆動させるモーターを設置し、左右の両回転ブラシで
    洗浄される消防ホースに向けて注水する注水管を配置
    ると共に左右の両回転ブラシの中間の真上の位置に下向
    きに注水管の先端の注水口を取付け、洗浄される消防ホ
    ースを両回転ブラシの回転中心部に誘導通過案内するホ
    ースガイドを、回転ブラシを挟んでその両側に配置し、
    相対向する左右の両回転ブラシの回転表面を相互に逆向
    きにして回転させながら消防ホースの左右両側面を洗浄
    することを特徴とする消防ホース洗浄装置。
  2. 【請求項2】 一方側のホースガイドの延長上には、渦
    巻き状に巻かれた消防ホースを載置する回転テーブルを
    備えキャスターを有するホース台兼運搬車が着脱自在に
    装着される請求項1記載の消防ホース洗浄装置。
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