JP3294140B2 - 幼児用トレニングパンツ - Google Patents
幼児用トレニングパンツInfo
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/42—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators with wetness indicator or alarm
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、幼児用トレニン
グパンツに関し、さらに詳しくは、幼児がおむつを着用
しない生活へ移行するトレニング期間に着用する使い捨
てトレニングパンツに関する。
グパンツに関し、さらに詳しくは、幼児がおむつを着用
しない生活へ移行するトレニング期間に着用する使い捨
てトレニングパンツに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、使い捨ておむつにおいて、例え
ば、排尿の視認手段として、光透過性バックシートと吸
液性パネルとの間に排尿によって発色又は変色する物
質、いわゆるインジケーターを介在させ、その発色又は
変色により排尿されていることを母親など介護者が視認
することができるように構成されているものがある。
ば、排尿の視認手段として、光透過性バックシートと吸
液性パネルとの間に排尿によって発色又は変色する物
質、いわゆるインジケーターを介在させ、その発色又は
変色により排尿されていることを母親など介護者が視認
することができるように構成されているものがある。
【０００３】一方、トレニングパンツにおいて、排尿に
よる湿潤感知手段として、着用者である幼児自身が肌で
トレニングパンツの肌当接面における排尿による湿潤を
感知するように該肌当接面に吸水性の高いシートを配置
したものが知られている。
よる湿潤感知手段として、着用者である幼児自身が肌で
トレニングパンツの肌当接面における排尿による湿潤を
感知するように該肌当接面に吸水性の高いシートを配置
したものが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記排尿視認手段を、
前記排尿湿潤感知手段を有するトレニングパンツに適用
すると、着用した幼児が排尿を感知することができるば
かりでなく、母親などの介護者も排尿を視認することが
でき便利である。しかしながら、母親などの介護者が常
にトレニングパンツを着用する幼児のそばにいて排尿の
有無を監視していることはないばかりでなく、幼児の排
尿の感知には個人差があって、幼児のだれでもが確かに
排尿したという強い感覚をもつとはいえない。また、前
記排尿視認手段や排尿湿潤感知手段をトレニングパンツ
に配置することは、それだけトレニングパンツの製造工
程が増え、コスト高にもなる。
前記排尿湿潤感知手段を有するトレニングパンツに適用
すると、着用した幼児が排尿を感知することができるば
かりでなく、母親などの介護者も排尿を視認することが
でき便利である。しかしながら、母親などの介護者が常
にトレニングパンツを着用する幼児のそばにいて排尿の
有無を監視していることはないばかりでなく、幼児の排
尿の感知には個人差があって、幼児のだれでもが確かに
排尿したという強い感覚をもつとはいえない。また、前
記排尿視認手段や排尿湿潤感知手段をトレニングパンツ
に配置することは、それだけトレニングパンツの製造工
程が増え、コスト高にもなる。
【０００５】この発明の課題は、前記問題に鑑み、極め
て簡単な手段により、排尿によるトレニングパンツの着
用状態を変化させ、これを幼児も母親などの介護者もと
もに視認することができるばかりでなく、幼児に排尿を
強く自覚させることができるトレニングパンツを得るこ
とにある。
て簡単な手段により、排尿によるトレニングパンツの着
用状態を変化させ、これを幼児も母親などの介護者もと
もに視認することができるばかりでなく、幼児に排尿を
強く自覚させることができるトレニングパンツを得るこ
とにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、前後腰回
域、これらの間の股下域、腰開口部、一対の脚開口部及
び肌当接面を有し、前記脚開口部の各々に弾性部材が、
伸長下に、常温で固化している接着剤を介して取り付け
られているトレニングパンツの改良に関する。
域、これらの間の股下域、腰開口部、一対の脚開口部及
び肌当接面を有し、前記脚開口部の各々に弾性部材が、
伸長下に、常温で固化している接着剤を介して取り付け
られているトレニングパンツの改良に関する。
【０００７】この改良に係るこの発明は、少なくとも前
記股下域に前記弾性部材を接着保持する前記接着剤が、
尿を吸収してゲル化ないし溶解する吸水性接着剤であ
り、かつ、少なくとも前記股下域における前記弾性部材
が、前記吸水性接着剤のゲル化ないし溶解による前記弾
性部材に対する接着保持力の喪失の結果、当該接着域か
ら離脱して元の伸長応力を喪失するように配置されてい
ることを特徴としている。
記股下域に前記弾性部材を接着保持する前記接着剤が、
尿を吸収してゲル化ないし溶解する吸水性接着剤であ
り、かつ、少なくとも前記股下域における前記弾性部材
が、前記吸水性接着剤のゲル化ないし溶解による前記弾
性部材に対する接着保持力の喪失の結果、当該接着域か
ら離脱して元の伸長応力を喪失するように配置されてい
ることを特徴としている。
【０００８】この発明は、さらに具体的には、前記弾性
部材が第１及び第２弾性部材から構成され、前記第１及
び第２弾性部材が前記腰開口部へ向くほぼＵ字形に対称
的に湾曲し、前記第１及び第２弾性部材のほぼＵ字形の
中央部分が前記股下域を横切り、前記第１弾性部材の前
記Ｕ字形の各側部分が前記脚開口部のほぼ前半分に位置
し、かつ、前記第２弾性部材の前記Ｕ字形の各側部分が
前記脚開口部のほぼ後半分にそれぞれ位置すること；
前記第１及び第２弾性部材の前記ほぼＵ字形の中央部分
が前記股下域の長さ方向へ互いに離間並列し、前記各Ｕ
字形の中央部分と各側部分との間の部位が互いに交差し
ていること； 及び前記肌当接面の幅方向に対向する両
側部に弾性収縮可能なバリヤフラップが配置されている
こと；を含んでいる。
部材が第１及び第２弾性部材から構成され、前記第１及
び第２弾性部材が前記腰開口部へ向くほぼＵ字形に対称
的に湾曲し、前記第１及び第２弾性部材のほぼＵ字形の
中央部分が前記股下域を横切り、前記第１弾性部材の前
記Ｕ字形の各側部分が前記脚開口部のほぼ前半分に位置
し、かつ、前記第２弾性部材の前記Ｕ字形の各側部分が
前記脚開口部のほぼ後半分にそれぞれ位置すること；
前記第１及び第２弾性部材の前記ほぼＵ字形の中央部分
が前記股下域の長さ方向へ互いに離間並列し、前記各Ｕ
字形の中央部分と各側部分との間の部位が互いに交差し
ていること； 及び前記肌当接面の幅方向に対向する両
側部に弾性収縮可能なバリヤフラップが配置されている
こと；を含んでいる。
【０００９】
【実施の形態】図面を参照して、この発明に係るトレニ
ングパンツの実施の形態を説明すると、以下のとおりで
ある。
ングパンツの実施の形態を説明すると、以下のとおりで
ある。
【００１０】図１及び図２において、トレニングパンツ
は、積層パネル１から構成され、腰開口部２及び一対の
脚開口部３を有している。積層パネル１は、縦長の扁平
形態を有し、透液性トップシート６と、不透液性バック
シート７と、これらの間に配置された吸液性コア８とか
ら構成され、前後腰回域９，１１と、これら間の股下域
１０とを有している。股下域１０の幅方向に対向する両
側部には、脚開口部３のための凹欠縁１０ａが形成され
ている。積層パネル１の長さ方向における両端部、すな
わち、前後腰回域９，１１の端部には、該端部に沿って
腰開口部２のための複数本の弾性部材４が並列かつ伸長
状態で適宜の接着手段、例えば、ホットメルト樹脂接着
剤を介して取り付けられている。股下域１０には、各凹
欠縁１０ａに沿って脚開口部３のための複数本の弾性部
材５が並列かつ伸長状態で後記接着剤を介して取り付け
られている。さらに具体的には、弾性部材５は、第１及
び第２弾性部材５Ａ，５Ｂから構成され、伸長下に、腰
開口部２へ向くほぼＵ字形に対称的に湾曲し、該ほぼＵ
字形の中央部分５Ａ，５Ｂが互いに凹欠縁１０ａの近傍
で交差し、かつ、股下域１０の長さ方向に離間並列して
股下域１０における吸液性コア８の下面に位置し、ほぼ
Ｕ字形の側部分５Ａ，５Ｂが各凹欠縁１０ａに沿って位
置し、スパイラル線で示される接着剤塗布域１２ａにお
ける中央部分５Ａ，５Ｂとその近傍部分が後記吸水性接
着剤を介して、かつ、ジグザグ線で示される接着剤塗布
域１２ｂにおける側部分５Ａ，５Ｂが非吸水性接着剤、
例えば、ＥＶＡ系、ゴム系などのホットメルト接着剤を
介して、バックシート７及び／又はトップシート６に接
合されている。接着剤塗布域１２ａ，１２ｂは、接着剤
の実際の塗布パターンを示すためのものではなく、前記
吸水性接着剤及び非吸水性接着剤の塗布範囲を便宜上識
別するためのものにほかならない。それら接着パターン
は、公知の使い捨ておむつにおける弾性部材をシート部
材に接着するための接着剤の塗布パターン、例えば、ス
パイラル線、ジグザグ線、ネット状線、ドットなど適宜
のものが採択される。
は、積層パネル１から構成され、腰開口部２及び一対の
脚開口部３を有している。積層パネル１は、縦長の扁平
形態を有し、透液性トップシート６と、不透液性バック
シート７と、これらの間に配置された吸液性コア８とか
ら構成され、前後腰回域９，１１と、これら間の股下域
１０とを有している。股下域１０の幅方向に対向する両
側部には、脚開口部３のための凹欠縁１０ａが形成され
ている。積層パネル１の長さ方向における両端部、すな
わち、前後腰回域９，１１の端部には、該端部に沿って
腰開口部２のための複数本の弾性部材４が並列かつ伸長
状態で適宜の接着手段、例えば、ホットメルト樹脂接着
剤を介して取り付けられている。股下域１０には、各凹
欠縁１０ａに沿って脚開口部３のための複数本の弾性部
材５が並列かつ伸長状態で後記接着剤を介して取り付け
られている。さらに具体的には、弾性部材５は、第１及
び第２弾性部材５Ａ，５Ｂから構成され、伸長下に、腰
開口部２へ向くほぼＵ字形に対称的に湾曲し、該ほぼＵ
字形の中央部分５Ａ，５Ｂが互いに凹欠縁１０ａの近傍
で交差し、かつ、股下域１０の長さ方向に離間並列して
股下域１０における吸液性コア８の下面に位置し、ほぼ
Ｕ字形の側部分５Ａ，５Ｂが各凹欠縁１０ａに沿って位
置し、スパイラル線で示される接着剤塗布域１２ａにお
ける中央部分５Ａ，５Ｂとその近傍部分が後記吸水性接
着剤を介して、かつ、ジグザグ線で示される接着剤塗布
域１２ｂにおける側部分５Ａ，５Ｂが非吸水性接着剤、
例えば、ＥＶＡ系、ゴム系などのホットメルト接着剤を
介して、バックシート７及び／又はトップシート６に接
合されている。接着剤塗布域１２ａ，１２ｂは、接着剤
の実際の塗布パターンを示すためのものではなく、前記
吸水性接着剤及び非吸水性接着剤の塗布範囲を便宜上識
別するためのものにほかならない。それら接着パターン
は、公知の使い捨ておむつにおける弾性部材をシート部
材に接着するための接着剤の塗布パターン、例えば、ス
パイラル線、ジグザグ線、ネット状線、ドットなど適宜
のものが採択される。
【００１１】ここで吸水性接着剤とは、常温で固化状態
を保持しており、弱アルカリ性である尿に接したとき、
その水分を吸収してゲル化ないし溶解して塗布域１２ａ
における弾性部材５Ａ，５Ｂの当該部分に対する接着保
持力を喪失する特性を有するものを指し、その材料とし
ては、例えば、ポバール、ポリアクリル酸ソーダ、ポリ
エチレングリコール、ポリエチレンオキサイド、ポリビ
ニルピロリドンなどの樹脂を挙げることができる。した
がって、吸水性接着剤の塗布域１２ａは、トレニングパ
ンツの着用状態において、幼児から排泄された尿に接し
たとき、尿の水分を吸収してゲル化ないし溶解して弾性
部材５Ａ，５Ｂの当該部分に対する接着保持力を喪失
し、その結果、該塗布域に接着保持されている弾性部材
５Ａ，５Ｂの当該部分が、バックシート７又は／及びト
ップシート６から離脱して収縮し元の伸長応力を喪失す
る。またその結果、図３に示されるように、互いに近接
並列し交差していた弾性部材５Ａ，５Ｂの当該部分が互
いに離反変位するとともに、弾性部材５Ａ，５Ｂの当該
部分の伸長応力で締めつけられてトレニングパンツの股
下域１０が垂れ下がることになる。場合によっては、非
吸水性接着剤の塗布域１２ｂも、吸水性接着剤が塗布さ
れていてもよい。
を保持しており、弱アルカリ性である尿に接したとき、
その水分を吸収してゲル化ないし溶解して塗布域１２ａ
における弾性部材５Ａ，５Ｂの当該部分に対する接着保
持力を喪失する特性を有するものを指し、その材料とし
ては、例えば、ポバール、ポリアクリル酸ソーダ、ポリ
エチレングリコール、ポリエチレンオキサイド、ポリビ
ニルピロリドンなどの樹脂を挙げることができる。した
がって、吸水性接着剤の塗布域１２ａは、トレニングパ
ンツの着用状態において、幼児から排泄された尿に接し
たとき、尿の水分を吸収してゲル化ないし溶解して弾性
部材５Ａ，５Ｂの当該部分に対する接着保持力を喪失
し、その結果、該塗布域に接着保持されている弾性部材
５Ａ，５Ｂの当該部分が、バックシート７又は／及びト
ップシート６から離脱して収縮し元の伸長応力を喪失す
る。またその結果、図３に示されるように、互いに近接
並列し交差していた弾性部材５Ａ，５Ｂの当該部分が互
いに離反変位するとともに、弾性部材５Ａ，５Ｂの当該
部分の伸長応力で締めつけられてトレニングパンツの股
下域１０が垂れ下がることになる。場合によっては、非
吸水性接着剤の塗布域１２ｂも、吸水性接着剤が塗布さ
れていてもよい。
【００１２】トップシート６及びバックシート７のコア
８から外方へ延出する周縁部や、トッップシート６及び
／又はバックシート７とコア８とは、適宜の接着手段、
例えば、ホットメルト樹脂接着剤を介して接合されてい
る。こうした積層パネル１は、トップシート６が内面に
位置するように股下域１０において折り返され、その幅
方向に対向する前後腰回域９，１１の両側部が符号１３
で示されるようにその長さ方向に間欠的に超音波溶着手
段で接合されることで、パンツ型に形成されている。
８から外方へ延出する周縁部や、トッップシート６及び
／又はバックシート７とコア８とは、適宜の接着手段、
例えば、ホットメルト樹脂接着剤を介して接合されてい
る。こうした積層パネル１は、トップシート６が内面に
位置するように股下域１０において折り返され、その幅
方向に対向する前後腰回域９，１１の両側部が符号１３
で示されるようにその長さ方向に間欠的に超音波溶着手
段で接合されることで、パンツ型に形成されている。
【００１３】図４において、前記構成に加え、肌当接面
であるトップシート６における幅方向に対向する両側部
には、その長さ方向へ収縮し透湿性かつ不透液性を有す
るバリヤフラップ１４が配置されている実施の形態が示
されている。このバリヤフラップ１４は、外側部分１４
ａがコア８の側縁から外方へ延出するバックシート部分
７ａに適宜の接着手段、例えば、ホットメルト樹脂接着
剤を介して接合され、内側部分１４ｂが内側へ折り返さ
れて生じたスリーブ内にその長さ方向に沿って伸長状態
で弾性部材１５が適宜の接着手段、例えば、ホットメル
ト樹脂接着剤を介して取り付けられ、内側部分１４ｂの
長さ方向両端部１４ｃがトップシート６に適宜の接着手
段、例えば、ホットメルト樹脂接着剤を介して取りけら
れることにより、構成されている。こうしたバリヤフラ
ップ１４は、弾性部材１５の弾性収縮力によって起立す
る性向を有している。
であるトップシート６における幅方向に対向する両側部
には、その長さ方向へ収縮し透湿性かつ不透液性を有す
るバリヤフラップ１４が配置されている実施の形態が示
されている。このバリヤフラップ１４は、外側部分１４
ａがコア８の側縁から外方へ延出するバックシート部分
７ａに適宜の接着手段、例えば、ホットメルト樹脂接着
剤を介して接合され、内側部分１４ｂが内側へ折り返さ
れて生じたスリーブ内にその長さ方向に沿って伸長状態
で弾性部材１５が適宜の接着手段、例えば、ホットメル
ト樹脂接着剤を介して取り付けられ、内側部分１４ｂの
長さ方向両端部１４ｃがトップシート６に適宜の接着手
段、例えば、ホットメルト樹脂接着剤を介して取りけら
れることにより、構成されている。こうしたバリヤフラ
ップ１４は、弾性部材１５の弾性収縮力によって起立す
る性向を有している。
【００１４】トップシート６には、スパンレース、メル
トブローン、ニードルパンチ、サマールボンド、スパン
ボンド、ケミカルボンドなどの繊維不織布、好ましく
は、弾性伸縮を有する繊維不織布が用いられる。バック
シート７には、プラスチックフィルム、好ましくは、弾
性伸縮性かつ透湿性を有するプラスチックフィルムに前
記繊維不織布をラミネートしたものが用いられ、この場
合、該不織布が積層パネル１の外面に向けられる。吸液
性コア８には、主として、木材パルプシートを粉砕して
得られるフラッフパルプ及び高吸収性ポリマー粒子の混
合物を適宜の厚さのパネルに圧縮成形したものが用いら
れ、したがって、このコアは、半剛性を有し、通常の着
用状態では妄りに形崩れすることがない。ちなみに、高
吸収性ポリマーには、澱粉のグラフト重合体、セルロー
ス変性物、水溶性高分子の架橋物、自己架橋型アクリル
酸アルカリ金属塩ポリマーなど、従来、使い捨ておむつ
や生理用ナプキンの吸収材料として公知のものが用いら
れる。
トブローン、ニードルパンチ、サマールボンド、スパン
ボンド、ケミカルボンドなどの繊維不織布、好ましく
は、弾性伸縮を有する繊維不織布が用いられる。バック
シート７には、プラスチックフィルム、好ましくは、弾
性伸縮性かつ透湿性を有するプラスチックフィルムに前
記繊維不織布をラミネートしたものが用いられ、この場
合、該不織布が積層パネル１の外面に向けられる。吸液
性コア８には、主として、木材パルプシートを粉砕して
得られるフラッフパルプ及び高吸収性ポリマー粒子の混
合物を適宜の厚さのパネルに圧縮成形したものが用いら
れ、したがって、このコアは、半剛性を有し、通常の着
用状態では妄りに形崩れすることがない。ちなみに、高
吸収性ポリマーには、澱粉のグラフト重合体、セルロー
ス変性物、水溶性高分子の架橋物、自己架橋型アクリル
酸アルカリ金属塩ポリマーなど、従来、使い捨ておむつ
や生理用ナプキンの吸収材料として公知のものが用いら
れる。
【００１５】
【発明の効果】この発明に係るトレニングパンツによれ
ば、その着用状態において、脚開口部の弾性収縮化のた
め吸水性接着剤によって接着保持された弾性部材の当該
部分は、吸水性接着剤が幼児から排泄された尿の水分を
吸収してゲル化ないし溶解して弾性部材の当該部分に対
する接着保持力を喪失する結果、弾性部材の当該部分が
当該接着域から離脱変位して元の伸長応力を喪失し、か
つ、その結果、弾性部材の当該部分の伸長応力で締めつ
けられてトレニングパンツの股下域が垂れ下がる。この
状態は、幼児に不快感を与え、歩行するのにも邪魔にな
る。したがって、幼児は、排尿を強く自覚するばかりで
なく確実に視認することができ、かつ、母親などの介護
者も同様にその排尿を確実に視認することができ、した
がってまたトレニングパンツの使用目的を十分に達成す
ることができる。こうしたインジケーター効果を奏する
手段を得るのに、前記弾性部材の当該部分の接着剤とし
て単に吸水性のものを用いるだけでよいので、他のイン
ジケーター手段を採択する場合に比較して経済的である
（請求項１，２，３）。
ば、その着用状態において、脚開口部の弾性収縮化のた
め吸水性接着剤によって接着保持された弾性部材の当該
部分は、吸水性接着剤が幼児から排泄された尿の水分を
吸収してゲル化ないし溶解して弾性部材の当該部分に対
する接着保持力を喪失する結果、弾性部材の当該部分が
当該接着域から離脱変位して元の伸長応力を喪失し、か
つ、その結果、弾性部材の当該部分の伸長応力で締めつ
けられてトレニングパンツの股下域が垂れ下がる。この
状態は、幼児に不快感を与え、歩行するのにも邪魔にな
る。したがって、幼児は、排尿を強く自覚するばかりで
なく確実に視認することができ、かつ、母親などの介護
者も同様にその排尿を確実に視認することができ、した
がってまたトレニングパンツの使用目的を十分に達成す
ることができる。こうしたインジケーター効果を奏する
手段を得るのに、前記弾性部材の当該部分の接着剤とし
て単に吸水性のものを用いるだけでよいので、他のイン
ジケーター手段を採択する場合に比較して経済的である
（請求項１，２，３）。
【００１６】前記弾性部材の当該部分がトレニングパン
ツの当該部分から離脱した場合でも、トレンニングパン
ツの肌当接面における両側部に配置されたバリヤフラッ
プが排尿の漏れに対して障壁機能を果たすので、その漏
れに関して特に問題はない（請求項４）。
ツの当該部分から離脱した場合でも、トレンニングパン
ツの肌当接面における両側部に配置されたバリヤフラッ
プが排尿の漏れに対して障壁機能を果たすので、その漏
れに関して特に問題はない（請求項４）。
【００１７】
【図１】トレニングパンツの実施形態を示す斜視図。
【図２】トレニングパンツを構成する積層パネルの分解
斜視図。
斜視図。
【図３】脚開口部の弾性部材の一部の接着剤が溶解して
該弾性部材の一部が収縮して変位した状態を例示する斜
視図。
該弾性部材の一部が収縮して変位した状態を例示する斜
視図。
【図４】肌当接面の両側部にバリヤフラップが配置され
た実施形態の幅方向における断面の斜視図。
た実施形態の幅方向における断面の斜視図。
１ 積層パネル ２ 腰開口部 ３ 脚開口部 ５ 弾性部材 ５Ａ 第１弾性部材 ５Ｂ 第２弾性部材 ５Ａ ，５Ｂ 側部分 ５Ａ ， ５Ｂ 中央部分６ 透液性トップシート（肌当接面） ７ 不透液性バックシート ８ 吸液性コア ９ 前腰回域 １０ 股下域 １１ 後腰回域 １４ バリヤフラップ
Claims (4)
- 【請求項１】前後腰回域、これらの間の股下域、腰開口
部、一対の脚開口部及び肌当接面を有し、前記脚開口部
の各々に弾性部材が、伸長下に、常温で固化している接
着剤を介して取り付けられているトレニングパンツにお
いて、 少なくとも前記股下域に前記弾性部材を接着保持する前
記接着剤が、尿の水分を吸収してゲル化ないし溶解する
吸水性接着剤であり、かつ、少なくとも前記股下域にお
ける前記弾性部材が、前記吸水性接着剤のゲル化ないし
溶解による前記弾性部材に対する接着保持力の喪失の結
果、当該接着域から離脱して元の伸長応力を喪失するよ
うに配置されていることを特徴とする前記トレニングパ
ンツ。 - 【請求項２】前記弾性部材が第１及び第２弾性部材から
構成され、前記第１及び第２弾性部材が前記腰開口部へ
向くほぼＵ字形に対称的に湾曲し、前記第１及び第２弾
性部材のほぼＵ字形の中央部分が前記股下域を横切り、
前記第１弾性部材の前記Ｕ字形の各側部分が前記脚開口
部のほぼ前半分に位置し、かつ、前記第２弾性部材の前
記Ｕ字形の各側部分が前記脚開口部のほぼ後半分にそれ
ぞれ位置する請求項１に記載のトレニングパンツ。 - 【請求項３】前記第１及び第２弾性部材の前記ほぼＵ字
形の中央部分が前記股下域の長さ方向へ互いに離間並列
し、前記各Ｕ字形の中央部分と各側部分との間の部位が
互いに交差している請求項２に記載のトレニングパン
ツ。 - 【請求項４】前記肌当接面の幅方向に対向する両側部に
弾性収縮可能なバリヤフラップが配置されている請求項
１に記載のトレニングパンツ。
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