JP3290782B2 - ケタールの製造方法 - Google Patents

ケタールの製造方法

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    • C07C41/48Preparation of compounds having groups
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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも1種の長鎖
アルキル基、アリール基を有するジメチルケタールを、
長鎖もしくは第二アルコールと酸性触媒作用してケター
ル交換することにより、特にシクロヘキサノンのケター
ルを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ケタールの製造は簡単なケトン、特にア
セトンおよび短鎖アルコールからのみ成分の合成または
ケタール交換により困難なく実施可能である。しかしな
がら、成分の構造および反応条件に応じて常に変動する
割合のエノールアルキルエーテルが生じる。転化率を高
めるために、酸性触媒、モレキュラーシーブまたはイオ
ン交換体をその比較的困難な使用可能性にもかかわらず
使用する。
【0003】ケタールのより良好な転化率および収率は
ケトンとオルト蟻酸エステルとの反応により達成される
が、この反応によってはメチル−およびエチルオルトエ
ステルのみが満足に製造可能である。以下の式IIの簡
単でない構造のケタールも、たとえば米国特許第307
2727号明細書によりジメチルケタールからケタール
交換により製造可能であり、該ジメチルケタールの製造
には2,2−ジメトキシプロパン(アセトンからなるD
MP)が用いられる。式IIのケタール、たとえばシク
ロヘキサノン−ジ−イソプロピルケタールは、多量の種
々の非対称性のケタールと並んでわずか30%の収率で
しか得られない(米国特許第3072727号明細書、
例VI)。DMPはDMPとともに共沸混合物を形成す
る連行剤、たとえばヘキサンまたはベンゼンの使用を必
要とする。米国特許第3072727号明細書(請求
項、40行)においては、反応温度100℃を上回って
はならず、そうでないと多量の種々のシクロヘキセン−
アルキルエーテルが生じることが明確に記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、上記の欠点を有しないケタールの製造方法を提供す
ることであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は、ジメチルケ
タールを式:R2OHのアルコールと酸性触媒の存在下
でケタール交換し、かつメタノールを蒸留することによ
りケタールを製造する方法において、一般式:
【0006】
【化2】
【0007】[式中、 R、R1=1〜8個のC原子を有するアルキル基または
アリール基、 または R+R1=−(CH25−または−(CH24−、 R2=2〜8個のC原子を有する線状または分枝鎖状の
アルキル基] により、ジメチルケタールをアルコール:R2OHと1
05〜180℃の温度で90%をこえるまで反応させ、
蒸留によりアルコール:R2OHのケタールを収得し、
かつエノールアルキルエーテルを反応に戻すことにより
解決される。
【0008】アルコール:R2OHは有利には3〜8個
のC原子を有するアルキル基、きわめて有利には分枝鎖
状のアルキル基を有する。
【0009】出発物質は、予め形成された形のまたはケ
トンおよびトリメチルオルトホルメート(TMOF)か
らの前記製造方法によるそれぞれのケトンのジメチルケ
タールである。この公知の反応は20〜80℃で発熱し
てほぼ定量の収率で酸性触媒を添加して行われる。
【0010】本発明による方法は式IIのケタールを製
造するために好適であり、式II中でケトンまたは基R
2中に3〜8個の炭素原子を有する少なくとも1つのア
ルキル基または1つの環を有するアリール基もしくはシ
クロアルキル基が含有されているかまたはアルコール成
分のアルキル基が2〜8個の炭素原子を有する長鎖の線
状のアルキル基、特に分枝鎖状のアルキル基である。し
かしながら、本発明による方法は分枝鎖状のアルコー
ル、特にイソプロパノールおよびイソブタノールのシク
ロヘキシル−またはシクロペンチルケタールを製造する
ためにきわめて適している。本発明による方法は意図的
に105〜180℃、有利には110〜180℃および
特に120〜180℃の高い温度で実施する。その際、
すべてのメトキシ基を反応させ、かつメタノールとして
蒸留することにより、式IIIのアルコールをケトンと
反応させ、アセタールに90%をこえるまで転化する。
式IIの生成物を製造する場合に150〜180℃の最
終温度が特に有利である。
【0011】アルカノール:R2OHに相当するエノー
ルアルキルエーテル、すなわち不飽和アルコールのエー
テルの形成は意図的に甘受する。
【0012】すなわち、式IIの目的生成物がすべての
反応生成物のうちの最も高い沸点を有し、該温度はその
ほかのケタールおよびエーテルより平均して20℃高い
ことが判明した。エノールエーテルは0〜30モル%の
量で生じるが、損失が存在せず、それというのも、エノ
ールエーテルを混合ケタールと同様に場合により一緒の
フラクションとして蒸留により分離し、かつ精製せずに
後続のバッチまたは同じバッチに添加することができる
ためである。この蒸留の前にすべての低沸点物、すなわ
ちメタノールおよび過剰のアルコールをエステルおよび
エーテルと並んで分離する。
【0013】高い温度により反応をより短い時間で実施
することができる。技術水準に対して連行剤を使用しな
いというかなりの利点が存在する。
【0014】反応の際には公知方法でアセタールおよび
ケタールは酸性条件下でアルコールを分離するにもかか
わらず、触媒として酸性化合物を使用すべきである。
【0015】酸性触媒としては、特にケトン1モルに対
して酸0.1〜0.4gの量の、たとえばp−トルエン
スルホン酸、硫酸、酸性イオン交換体、三弗化硼素錯
体、塩化アンモニウムが該当する。
【0016】酸性触媒は、ジメチルケタールを前記のよ
うにTMOFから製造するかぎりは有利にすでに存在し
ている。
【0017】酸性触媒は蒸留の前に、少なくとも当量の
アルカリの添加により、有利にはアルカリ金属アルコラ
ート、特にNaアルコラート(特に式IIIのアルコー
ル)の添加により中和すべきである。
【0018】本発明のもう1つの目的は式IIのケター
ルを製造する方法であり、該方法においてはジメチルケ
タールおよび式IIIのアルコールから前記のケタール
を製造すると同時にそれぞれのケトンおよびトリメチル
オルトホルメートから式Iのジメチルケタールを形成す
る。
【0019】この場合に有利には前記の酸性触媒がすで
に存在している。この方法においては式IIIのアルコ
ールの一部を予め入れ、かつほかの一部を後で加えるこ
とができる。
【0020】その際、ケトン、たとえばシクロヘキサノ
ンおよびイソプロパノールを予め入れ、トリメチルオル
トホルメートを可能な限り高い塔底温度で加え、かつメ
チルホルメートおよびメタノールを蒸留するのが有利で
ある。
【0021】反応の開始時の適当な温度は75〜120
℃である。イソプロパノールの添加により混合ケタール
をジイソプロピルケタールに移行する。
【0022】ケトンに対して純粋のケタール90〜96
%の収率が達成可能である。
【0023】最後に本発明により、技術水準で多くの量
で生じる混合ケタールおよびエノールエーテルがほとん
ど完全に回避される。
【0024】
【実施例】
例1:シクロヘキサノン−ジ−イソプロピルケタール
(CHiPK) 撹拌機、温度計およびフラクション蒸留のためのカラム
を有する1lの4口フラスコ内に、シクロヘキサノン1
96.3g(2.0モル)、メタノール10.9g
(0.34モル)およびp−トルエンスルホン酸0.4
gを予め入れた。水浴中で冷却しながらトリメチルオル
トホルメート212.5g(TMOF、2.0モル)を
18〜25℃で1時間で滴加し、かつ転化を後反応
(1.5時間)により完全にした。
【0025】G.C.により、以下の組成であった: シクロヘキサノン−ジ−メチルケタール(CHMK)85% メタノール 2% メチルホルメート 12% および微量のシクロヘキサノン。
【0026】同じフラスコ中で生成物のこの混合物にイ
ソプロパノール481g(8モル)を加え、かつ反応混
合物を加熱し、同時に還流下ですべての低沸点物、すな
わち蟻酸メチルエステル、メタノール、蟻酸イソプロピ
ルエステルおよびイソプロパノールを2時間で蒸留し、
その際、反応温度が徐々に125〜130℃に上昇し
た。1時間後再びp−トルエンスルホン酸0.4gを加
えた。
【0027】15時間後転化率が95%になり、中間時
に以下の組成を有していた: CHiPK 45% イソプロパノール 40% シクロヘキセン−イソプロピルエーテル 6% シクロヘキサノン−メチル−イソプロピル混合ケタール 5%。
【0028】ナトリウム−イソプロピラート1gの添加
によりp−トルエンスルホン酸を中和した。500〜2
50hPaの部分的な真空で純粋のイソプロパノールを
蒸留し、これを後続のバッチに戻した。20hPaに更
に真空にした後で還流下で第2のフラクションを蒸留
し、これはシクロヘキセン−イソプロピルエーテル、混
合ケタール、少ない割合のイソプロパノールおよびシク
ロヘキサノンおよびCHiPK割合を含有していた。そ
の後、89〜90℃/20hPa(65℃/5hPa)
の塔頂温度で目的生成物としてシクロヘキサノン−ジ−
イソプロピルケタールを蒸留した。
【0029】収量:250g(使用したシクロヘキサノ
ンに対して62.4%d.Th.) G.C.純度:CHiPK98.3%。
【0030】例2〜5:シクロヘキサノン−ジ−イソプ
ロピルケタール(CHiPK) 例1に記載と同様にして、出発物質、シクロヘキサノン
−ジ−メチルケタールを製造した。このケタールは例1
と同様に製造した、ただしシクロヘキセン−イソプロピ
ルエーテルの特別の含量を有する前のバッチからの第2
のフラクションを中間時に加え、相当する新たなシクロ
ヘキサノンまたはそのジメチルケタールを加えて2.0
モルにした。
【0031】イソプロパノールは一部分は回収物からな
っていた。
【0032】ケタール交換および蒸留ならびに純粋の蒸
留の実施は例1に記載と同様に行った。例2〜5の収率
および表示は以下の表に記載した: 反応パラメータ 例 2 3 4 5 装入物質: CHMK粗製物(g/モル) 285/1.34 292/1.39 274/1.31 279/1.33 イソプロパノール 新たな(g/モル) 333/5.55 278/4.63 253/4.22 237/3.94 回収した(g/モル) 148/2.45 203/3.37 227/3.78 244/4.06 前のバッチ からの前留物 1 2 3 4 (g/モル) 113/0.66 96/0.61 104/0.69 114/0.67 p−トルエンスルホン酸 (g) 0.4 0.4 0.4 0.4 Naイソプロピラート (g) 1 1 1 1 CHiPK純粋蒸留物: 量(g) 258 248 237 245 純度(GC%) 98.0 98.3 98.8 98.3 収率(%d.Th.) 96.1 89.0 90.3 91.9 (CHMKに対して) CHMK=シクロヘキサノン−ジメチルケタール 例6:シクロヘキサノン−ジ−イソブチルケタール(C
HiBK) 例1に記載と同様にして、シクロヘキサノン1モルおよ
びトリメチルオルトホルメートからシクロヘキサノン−
ジメチルケタール(CHMK)を製造した。
【0033】イソブタノール370.6g(2−メチル
−プロパノール−1、5.0モル)を添加後塔底温度を
徐々に110℃から160℃に上昇しながら還流下でケ
タール交換を実施した。実施時間2時間後再びp−トル
エンスルホン酸0.4gを加えた。
【0034】低沸点物、すなわちメチルホルメート、い
くらかのイソブチルホルメートを有するメタノールを還
流下で(1:5〜1:2の割合で)4時間で蒸留した。
【0035】CHiBK79%、イソブタノール16
%、メチルイソブチル混合ケタール、シクロヘキサノン
およびシクロヘキセンエーテルそれぞれ1%の溜り分析
値を有した(シクロヘキサノンの転化率は90%より高
い)後でナトリウムメチラート1gで中和し、かつ蒸留
を開始した。最初に20hPaの減圧で、更に5hPa
に真空にしてイソブタノールおよびほかの副生成物を蒸
留した。還流せずに98℃/5hPaの沸点でシクロヘ
キサノン−ジ−イソブチルケタールを塔頂を介して取り
出した。前留物として、CHiBK0.21モル、シク
ロヘキサノンおよびその誘導体といっしょに予め95g
を蒸留した(イソブタノール65%、CHiBK17
%、シクロヘキサノン、シクロヘキセンエーテルならび
に混合ケタール)。
【0036】前留物は例7で再び使用した。
【0037】収量:352g(シクロヘキサノンに対し
て75.5%d.Th.) 純度:98.0%(G.C.)。
【0038】例7:シクロヘキサノン−ジ−イソブチル
ケタール(CHiBK) 例6と同様に2モルバッチ中でCHMKを製造し、かつ
イソブタノール370.6g(5.0モル)および例6
で製造した前留物フラクション95gを添加した後で1
05℃から160℃に塔底温度を上昇してケタール交換
した。
【0039】全量のメタノール、蟻酸エステルおよびい
くらかのイソブタノールを1:2の還流で4時間を経過
して蒸留した。この場合に反応溶液は少量のシクロヘキ
センエーテルのほかにイソブタノール23%、CHiB
K68%、シクロヘキサノンおよび混合ケタールそれぞ
れ2%の組成を有していた。Na−メチラート0.5g
で酸性触媒を中和し、かつ混合物を20hPaから5h
Paに徐々に真空にして蒸留した。前留物として177
gを蒸留し、これはイソブタノールから75%まで、C
HiBKから10%および残りのシクロヘキサノン、シ
クロヘキセンエーテルおよび可能のCHiBK(収率1
2.6%)0.251モルと一緒の混合ケタールからな
っていた。97〜98℃/5hPaで目的生成物を蒸留
した。
【0040】CHiBK純度:98.4%(G.C.) 収量:394g=シクロヘキサノン2.0モルに対して
84.9%d.Th.前留物を含めて88.2%d.T
h. 例8:CHiPKの製造 装入量: シクロヘキサノン 327.2 g=3.33 モル pTSs 0.67g=0.004モル イソプロパノール(予め入れた) 400.0 g=6.66 モル イソプロパノール(計量して入れた) 392.5 g=6.53 モル TMOF 353.7 g=3.33 モル 装置:ヒータ、2l撹拌フラスコ、滴加漏斗、多重充填
体を有する1mカラム、蒸気分配器、還流冷却器および
2雰囲気下の蒸留受け器装置。
【0041】実施方法:シクロヘキサノン、イソプロパ
ノールおよびpTSsを予め入れた。温度を80℃に調
整し、かつTMOFを3時間以内で滴加した。その際生
じたメチルホルメート/メタノール混合物を塔頂を介し
て取り出した(塔頂温度40〜60℃)。
【0042】引続き塔底温度を段階的に115℃まで高
めて、高い還流比で更にメタノールを塔頂を介して取り
出した。10時間経過後イソプロパノールを計量して入
れた。
【0043】30時間経過後CHiPKの割合は56.
7%(FID面積%)であった。
【0044】後処理:反応混合物にメタノール性溶液中
のNaメチラートを加えた。300hPaおよび塔頂温
度40℃で還流比1:1でイソプロパノールおよび低沸
点の副生成物からなるフラクションを分離し、これを後
続のバッチに加えた。
【0045】それにより5hPaおよび85℃までの純
粋の蒸留を実施した。
【0046】生成物は97.5%より高いCHiPK含
量(FID面積%)を有していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−204830(JP,A) 特開 昭47−42614(JP,A) 米国特許3072727(US,A) 米国特許3127450(US,A) 米国特許3166600(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 43/30 - 43/305 C07C 41/48 CASREACT(STN)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジメチルケタールを式:R2OHのアル
    コールと酸性触媒の存在下でケタール交換し、かつメタ
    ノールを蒸留することによりケタールを製造する方法に
    おいて、一般式: 【化1】 [式中、 R、R1=1〜8個のC原子を有するアルキル基または
    アリール基、 または R+R1=−(CH25−または−(CH24−、 R2=2〜8個のC原子を有する線状または分枝鎖状の
    アルキル基] により、ジメチルケタールをアルコール:R2OHと1
    05〜180℃で90%をこえるまで反応させ、蒸留に
    よりアルコール:R2OHのケタールを収得し、かつエ
    ノールアルキルエーテルを反応に戻すことを特徴とする
    ケタールの製造方法。
  2. 【請求項2】 蒸留の前に酸性触媒を中和する請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 エノールアルキルエーテルを後続のバッ
    チに添加する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 シクロヘキサノンまたはシクロペンタノ
    ンのケタールを製造する請求項1から3までのいずれか
    1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 反応を120〜180℃で実施する請求
    項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 反応の最終温度が150〜180℃であ
    る請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 トリメチルオルトホルメートを所属のケ
    トンと酸性触媒の存在下で反応させることによりまず式
    Iのジメチルケタールを形成し、かつこのバッチを後処
    理せずにケタールIIに転化する請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 ジメチルケタールからケタールを製造す
    ると同時にそれぞれのケトンおよびトリメチルオルトホ
    ルメートから式Iのジメチルケタールを形成する請求項
    1記載のケタールの製造方法。
  9. 【請求項9】 酸性触媒が存在している請求項8記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 反応の開始時に温度が75〜120℃
    である請求項8または9記載の方法。
  11. 【請求項11】 式IIのケタールを獲得する際に分離
    した副生成物および出発物質を反応混合物に添加する請
    求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
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