JP3286376B2 - プラズマアークトーチ - Google Patents
プラズマアークトーチInfo
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- JP3286376B2 JP3286376B2 JP05117793A JP5117793A JP3286376B2 JP 3286376 B2 JP3286376 B2 JP 3286376B2 JP 05117793 A JP05117793 A JP 05117793A JP 5117793 A JP5117793 A JP 5117793A JP 3286376 B2 JP3286376 B2 JP 3286376B2
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- Japan
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- torch
- cap
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマアークトーチに
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】プラズマアークには、トーチ内の電極と
被加工材との間にプラズマアークを発生させるもの（移
行式と呼ばれる。）と、トーチ内の電極とノズル間にプ
ラズマアークを発生させるもの（非移行式と呼ばれ
る。）とがあるが、いずれもきわめて高い直流電圧と電
流とを使用する。◆図３は、空気を作動ガスとする移行
式の切断用のプラズマアークトーチを示すものである。
同図において、１は電気的に絶縁されたＴ字状のトーチ
本体で、電極２と給電体であるノズル３との間にパイロ
ットアークを発生させ、このパイロットアークを介して
電極２と図示しない被加工材との間にプラズマアークを
発生させる。４は耐熱性および電気的絶縁性に優れるキ
ャップで、ノズル３を外部から覆うとともに作動ガスの
通路を形成する。５は導電膜で、キャップ４の端面に蒸
着されている。６は導電性のピンで、トーチ本体１の内
部を移動自在である。７は導電性の圧縮ばねで、ピン６
を付勢する。８は導電性の接触片で、リード線９に接続
されている。なお、上記ピン６、ばね７、接触片８、リ
ード線９は２組配置されており、キャップ４がない状態
においては、ピン６の先端がトーチ本体１の端面からＬ
だけ突き出るようになっている。また、リード線９は図
示しない起動回路に直列に接続されている。そして、キ
ャップ４をトーチ本体１に装着すると、導電板５とピン
６とが接触することにより２本のリード線９が電気的に
接続され、起動回路が接続されて起動可能となる。◆以
上の構成であるから、キャップ４を取外した状態では起
動回路が接続されることはない。したがって、電極の検
査や交換後にキャップ４の装着を忘れても起動回路は接
続されず、作業者が電撃を受けることはない。
被加工材との間にプラズマアークを発生させるもの（移
行式と呼ばれる。）と、トーチ内の電極とノズル間にプ
ラズマアークを発生させるもの（非移行式と呼ばれ
る。）とがあるが、いずれもきわめて高い直流電圧と電
流とを使用する。◆図３は、空気を作動ガスとする移行
式の切断用のプラズマアークトーチを示すものである。
同図において、１は電気的に絶縁されたＴ字状のトーチ
本体で、電極２と給電体であるノズル３との間にパイロ
ットアークを発生させ、このパイロットアークを介して
電極２と図示しない被加工材との間にプラズマアークを
発生させる。４は耐熱性および電気的絶縁性に優れるキ
ャップで、ノズル３を外部から覆うとともに作動ガスの
通路を形成する。５は導電膜で、キャップ４の端面に蒸
着されている。６は導電性のピンで、トーチ本体１の内
部を移動自在である。７は導電性の圧縮ばねで、ピン６
を付勢する。８は導電性の接触片で、リード線９に接続
されている。なお、上記ピン６、ばね７、接触片８、リ
ード線９は２組配置されており、キャップ４がない状態
においては、ピン６の先端がトーチ本体１の端面からＬ
だけ突き出るようになっている。また、リード線９は図
示しない起動回路に直列に接続されている。そして、キ
ャップ４をトーチ本体１に装着すると、導電板５とピン
６とが接触することにより２本のリード線９が電気的に
接続され、起動回路が接続されて起動可能となる。◆以
上の構成であるから、キャップ４を取外した状態では起
動回路が接続されることはない。したがって、電極の検
査や交換後にキャップ４の装着を忘れても起動回路は接
続されず、作業者が電撃を受けることはない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キャップ４は
電極の検査や交換の度にトーチ本体１から着脱される。
このとき、ピン６は付勢されているから、摩擦により導
電膜５が摩耗して接触不良が発生するおそれがあった。
また、トーチ本体１から外したキャップ４を他の物に接
触させることにより導電膜５を傷付けてしまうこともあ
った。さらに、ばね７がトーチ本体１の内部に配置され
ているため、アークから伝わる熱により弾性が低下して
接触不良になるおそれもあった。◆本発明の目的は、上
記した課題を解決し、動作が確実なプラズマアークトー
チを提供するにある。
電極の検査や交換の度にトーチ本体１から着脱される。
このとき、ピン６は付勢されているから、摩擦により導
電膜５が摩耗して接触不良が発生するおそれがあった。
また、トーチ本体１から外したキャップ４を他の物に接
触させることにより導電膜５を傷付けてしまうこともあ
った。さらに、ばね７がトーチ本体１の内部に配置され
ているため、アークから伝わる熱により弾性が低下して
接触不良になるおそれもあった。◆本発明の目的は、上
記した課題を解決し、動作が確実なプラズマアークトー
チを提供するにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、トーチ
本体にキャップを接続することにより安全用スイッチが
開閉されるようにしたプラズマアークトーチにおいて、
前記トーチ本体に着脱可能のホルダを設け、このホルダ
の前記トーチ本体に装着する側の端部を、このホルダを
前記トーチ本体に装着した際に外部に連通する隙間が形
成される形状にすると共に、この隙間に合わせて、固定
接点板と、自由端側の端部が前記キャップを前記トーチ
本体に装着したときの前記キャップの端面に干渉する位
置に位置決めされる可動接点板と、からなるスイッチを
配置し、前記キャップを前記トーチ本体に接続すること
により前記可動接点板の自由端側の端部が前記キャップ
の端面により移動させられて、可動接点板の一部が前記
固定接点板に当接するように構成することにより解決さ
れる。
本体にキャップを接続することにより安全用スイッチが
開閉されるようにしたプラズマアークトーチにおいて、
前記トーチ本体に着脱可能のホルダを設け、このホルダ
の前記トーチ本体に装着する側の端部を、このホルダを
前記トーチ本体に装着した際に外部に連通する隙間が形
成される形状にすると共に、この隙間に合わせて、固定
接点板と、自由端側の端部が前記キャップを前記トーチ
本体に装着したときの前記キャップの端面に干渉する位
置に位置決めされる可動接点板と、からなるスイッチを
配置し、前記キャップを前記トーチ本体に接続すること
により前記可動接点板の自由端側の端部が前記キャップ
の端面により移動させられて、可動接点板の一部が前記
固定接点板に当接するように構成することにより解決さ
れる。
【０００５】
【作用】可動接点板の接点部には摩擦力が加わらないか
ら、傷がつく可能性は殆どない。また、可動接点板はア
ークから遠く離れており、かつ外気と接触しているから
温度は余り上昇せず、弾性も維持される。
ら、傷がつく可能性は殆どない。また、可動接点板はア
ークから遠く離れており、かつ外気と接触しているから
温度は余り上昇せず、弾性も維持される。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１ないし図２に
より説明する。なお、図３と同じものは同一の符号を付
してある。◆図１は、空気を作動ガスとする移行式の切
断用のプラズマアークトーチの正面図、図２は図１のＡ
−Ａ断面図を示すものである。同図において、１１はＴ
字状のトーチ本体で、内部には、電極２が螺合する陰極
側金具１２と、ノズル３が螺合する陽極側金具１３が配
置されている。なお、１４は陰極側金具１２と陽極側金
具１３とを絶縁する絶縁物である。１５は絶縁物で形成
したホルダ。１６は耐熱性および導電性に優れる固定接
点板で、ホルダ１５に固定されている。１７は耐熱性お
よび導電性に優れる可動接点板で、一端をホルダ１５に
支持されている。なお、固定接点板１６、可動接点板１
７にはリード線９が接続されている。１８はホルダ１５
に設けた凹部。１９，２０は案内面で、ホルダ１５をト
ーチ本体１１に位置決めするのためのものである。２
１，２２はトーチ本体１１に設けた案内面で、案内面１
９，２０に嵌合する。２３はトーチ本体１１に係合する
グリップ。２４は押しねじである。
より説明する。なお、図３と同じものは同一の符号を付
してある。◆図１は、空気を作動ガスとする移行式の切
断用のプラズマアークトーチの正面図、図２は図１のＡ
−Ａ断面図を示すものである。同図において、１１はＴ
字状のトーチ本体で、内部には、電極２が螺合する陰極
側金具１２と、ノズル３が螺合する陽極側金具１３が配
置されている。なお、１４は陰極側金具１２と陽極側金
具１３とを絶縁する絶縁物である。１５は絶縁物で形成
したホルダ。１６は耐熱性および導電性に優れる固定接
点板で、ホルダ１５に固定されている。１７は耐熱性お
よび導電性に優れる可動接点板で、一端をホルダ１５に
支持されている。なお、固定接点板１６、可動接点板１
７にはリード線９が接続されている。１８はホルダ１５
に設けた凹部。１９，２０は案内面で、ホルダ１５をト
ーチ本体１１に位置決めするのためのものである。２
１，２２はトーチ本体１１に設けた案内面で、案内面１
９，２０に嵌合する。２３はトーチ本体１１に係合する
グリップ。２４は押しねじである。
【０００７】そして、本発明のプラズマアークトーチは
以下のようにして組み立てられる。すなわち、先ず、キ
ャップ４を外したトーチ本体１１にホルダ１５を挿入
し、案内面１９，２０を案内面２１，２２に嵌合させ
る。次にグリップ２３をトーチ本体１１に挿入し、ホル
ダ１５がＹ方向に移動しないようにして、押しねじ２４
によりトーチ本体１１に固定する。すると、図１に示す
ように、トーチ本体１１とホルダ１５との間には、ホル
ダ１５の内部を外部に連通する隙間３０が形成される。
なお、図１において点線で示すように、可動接点板１７
の先端２５はトーチ本体１１の端部２６よりも図におい
て下側になるように構成され、このとき曲線部２７と固
定接点板１６とは離間する。上記の状態でキャップ４を
トーチ本体１１にねじ込むと、キャップ４の端面２８に
より先端２５が押し上げられ、曲線部２７が固定接点板
１６に当接して２本のリード線９が電気的に接続され、
起動回路が接続されて起動可能となる。なお、本実施例
では、端部２６によりキャップ４の移動が規制されるか
ら、可動接点板１７を必要以上に撓ませるおそれがな
い。
以下のようにして組み立てられる。すなわち、先ず、キ
ャップ４を外したトーチ本体１１にホルダ１５を挿入
し、案内面１９，２０を案内面２１，２２に嵌合させ
る。次にグリップ２３をトーチ本体１１に挿入し、ホル
ダ１５がＹ方向に移動しないようにして、押しねじ２４
によりトーチ本体１１に固定する。すると、図１に示す
ように、トーチ本体１１とホルダ１５との間には、ホル
ダ１５の内部を外部に連通する隙間３０が形成される。
なお、図１において点線で示すように、可動接点板１７
の先端２５はトーチ本体１１の端部２６よりも図におい
て下側になるように構成され、このとき曲線部２７と固
定接点板１６とは離間する。上記の状態でキャップ４を
トーチ本体１１にねじ込むと、キャップ４の端面２８に
より先端２５が押し上げられ、曲線部２７が固定接点板
１６に当接して２本のリード線９が電気的に接続され、
起動回路が接続されて起動可能となる。なお、本実施例
では、端部２６によりキャップ４の移動が規制されるか
ら、可動接点板１７を必要以上に撓ませるおそれがな
い。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
動接点板の接点部には摩擦摩擦力が加わらず、また常に
トーチ本体１１に保持されているから傷がつく可能性は
殆どない。また、可動接点板はアークから遠く離れてい
るので温度が上昇しない。この結果、プラズマアークト
ーチの寿命を長くすることができるという効果がある。
さらに、接点部であるホルダ１５をトーチ本体１１に対
して分離可能に構成したから交換費用も安なるという効
果もある。
動接点板の接点部には摩擦摩擦力が加わらず、また常に
トーチ本体１１に保持されているから傷がつく可能性は
殆どない。また、可動接点板はアークから遠く離れてい
るので温度が上昇しない。この結果、プラズマアークト
ーチの寿命を長くすることができるという効果がある。
さらに、接点部であるホルダ１５をトーチ本体１１に対
して分離可能に構成したから交換費用も安なるという効
果もある。
【図１】本発明の位置実施例図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】従来技術の説明図である。
１，１１ トーチ本体 ４ キャップ １５ ホルダ １６ 固定接点板 １７ 可動接点板 １９，２０，２１，２２ 案内面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−57982（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−20173（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−118374（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−652（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−127676（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−43600（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B23K 10/00 H05H 1/34
Claims (1)
- 【請求項１】 トーチ本体にキャップを接続することに
より安全用スイッチが開閉されるようにしたプラズマア
ークトーチにおいて、 前記トーチ本体に着脱可能のホルダを設け、 このホルダの前記トーチ本体に装着する側の端部を、こ
のホルダを前記トーチ本体に装着した際に外部に連通す
る隙間が形成される形状にすると共に、 この隙間に合わせて、 固定接点板と、自由端側の端部が前記キャップを前記ト
ーチ本体に装着したときの前記キャップの端面に干渉す
る位置に位置決めされる可動接点板と、からなるスイッ
チを配置し、前記キャップを前記トーチ本体に接続することにより前
記可動接点板の自由端側の端部が前記キャップの端面に
より移動させられて、可動接点板の一部が前記固定接点
板に当接する ように構成することを特徴とするプラズマ
アークトーチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05117793A JP3286376B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | プラズマアークトーチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05117793A JP3286376B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | プラズマアークトーチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06262366A JPH06262366A (ja) | 1994-09-20 |
| JP3286376B2 true JP3286376B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=12879564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05117793A Expired - Fee Related JP3286376B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | プラズマアークトーチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3286376B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101801583B (zh) | 2007-07-12 | 2013-06-12 | 小松产机株式会社 | 等离子喷枪、等离子喷枪的喷嘴及等离子加工机 |
| EP4050975A1 (en) * | 2017-02-09 | 2022-08-31 | Hypertherm, Inc. | Swirl ring and contact element for a plasma arc torch cartridge |
| CN112264699A (zh) * | 2020-11-02 | 2021-01-26 | 王军 | 一种等离子钢板切割导向上料装置 |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP05117793A patent/JP3286376B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06262366A (ja) | 1994-09-20 |
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| JPH0312463Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020226 |
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