JP3270913B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP3270913B2
JP3270913B2 JP04992394A JP4992394A JP3270913B2 JP 3270913 B2 JP3270913 B2 JP 3270913B2 JP 04992394 A JP04992394 A JP 04992394A JP 4992394 A JP4992394 A JP 4992394A JP 3270913 B2 JP3270913 B2 JP 3270913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば赤外線等によるリ
モートコマンダーによって操作可能な電子機器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば赤外線や電波などを用いたリモー
トコマンダーによって各種調整等の操作が可能とされた
電子機器は広く普及しており、テレビジョン装置、モニ
タ装置、VTR、CDプレーヤなどとして知られてい
る。そして、これらのリモートコントロール方式として
は、或る機器に対するリモートコマンダーの操作によっ
て他の機器が反応して誤動作してしまわないようにコマ
ンド信号が設定されている。
【0003】つまり、リモートコマンダーから電子機器
に伝送されるコマンド信号はデータコードとカテゴリー
コードを有して成り、データコードとして操作内容(例
えば電源オンやチャンネル切換などの操作内容)が示さ
れ、カテゴリーコードとして対象機器(機種)が示され
ている。従って、テレビジョンの隣にVTRが配置され
ている状態でテレビジョンに対する電源オンの操作をリ
モートコマンダーで行なうと、テレビジョンのみが電源
オンとなり、VTRは反応しない。つまりVTR側では
電源オンというコマンド信号を受信してもカテゴリーコ
ードが異なるため、そのコマンドを受付けないものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カテゴリー
コードが同一となる装置を複数台配置した場合は、すべ
てがコマンド信号に反応してしまうことになる。例えば
図11のように複数のモニタ装置1a〜1iをスタック
状に配置してマルチ画像や拡大画像を表示するマルチモ
ニタ装置が知られているが、この場合、リモートコマン
ダーで何らかの操作を行なうと、コマンド信号を受信し
た全てのモニタ装置1a〜1iが反応してしまうことに
なる。
【0005】全てのモニタ装置1a〜1iが反応してし
まうことで、例えば全部のモニタ装置の電源をオン/オ
フする場合などは、リモートコマンダーの1回の操作で
済み、非常に都合がよいものであるが、場合によっては
これが不都合となることもある。
【0006】例えば、このようなマルチモニタ装置で
は、各モニタ装置1a〜1iの画質が均等となるよう
に、各モニタ装置1a〜1iのそれぞれについてコント
ラスト、ブライトネス、クロマ、フェイズ、アパーチャ
ーなどの画質調整を行なうことが行なわれるが、これら
の調整はリモートコマンダーによって可能とされてい
る。ところが、図11のようにスタック状に積み上げら
れていると、例えばモニタ装置1aについて画質調整を
行なおうとしてリモートコマンダーを操作した場合、そ
のコマンド信号が他のモニタ装置1b〜1iにも受信さ
れてしまい、他のモニタ装置1b〜1iでも調整動作が
行なわれてしまうことになる。つまり、個別に画質調整
を行なうことができない。
【0007】従って、リモートコマンダーを用いて個別
に画質調整を行なうには、調整するモニタ装置以外のモ
ニタ装置の電源を全てオフとしておいたり、もしくはワ
イヤードリモコンを用いるなどの手段を取らなければな
らず、煩雑な作業を余儀なくされてしまう。
【0008】このような事情はマルチモニタ装置に限ら
ず、同一機種複数台を並べて設置するような場合は同様
の不都合となる。例えばVTRを並べてそれぞれ再生で
きるようにした場合で、所望のVTRのみを再生させた
いときにリモートコマンダーで操作すると、それ以外の
VTRについても再生動作が開始されてしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、同一カテゴリーコードのコマンド信号を受
付ける同一機種が並べられた場合も、その中の所望の機
器のみを選択してリモートコマンダーで操作できるよう
にすることを目的とする。
【0010】すなわち、リモートコマンダーによって操
作が可能とされる電子機器において、機器毎に個別に与
えられる第1のID及び操作対象機器を指定するための
所定の操作によって可変設定される第2のIDを記憶す
る記憶手段と、ID操作モードとされた際に、第1のI
Dと第2のIDの一致/不一致に応じて、リモートコマ
ンダーからのコマンド信号に基づく動作制御の実行/非
実行を選択する制御手段とを設けるようにする。
【0011】また、以上のような電子機器、つまり、そ
れぞれ異なる第1のIDを記憶した複数台の電子機器
を、リモートコマンダーからのコマンド信号を共通に受
信できるように配置するとともに、第2のIDを可変設
定することにより、複数台のうちの所望の機器のみがリ
モートコマンダーの操作に応じて所定動作が実行される
ようにする。
【0012】ここで、電子機器には表示手段を備えるよ
うにし、ID操作モードとされた際に第1のIDと第2
のIDの一方又は両方が表示手段に表示されるように構
成する。
【0013】また、ID操作モードとされた際に、第1
のIDと第2のIDとが一致していた場合と一致してい
ない場合とで、表示手段における第1のIDと第2のI
Dの一方又は両方の表示が異なる態様で実行されるよう
にする。
【0014】
【作用】装置個別に設定される第1のID(ユニットI
D)と、リモートコマンダーによる操作対象を指定する
ための第2のID(セットID)について保持するよう
にし、その電子機器のみを操作したい場合はユーザーが
セットIDをその装置のユニットIDに合わせるように
する。そしてID操作モードの場合はセットIDとユニ
ットIDの一致に応じてコマンド信号を受け付けるよう
にすれば、同機種が多数並んで配置されていても、リモ
ートコマンダーによって任意の1つのみを操作できるこ
とになる。
【0015】そして、このような電子機器を図11のよ
うにスタック上に配置し、例えばマルチモニタとした場
合は、リモートコマンダーによる各装置の個別の調整が
容易に可能となる。
【0016】また、第1及び第2のID、もしくはその
いづれかを表示させることにより、ユーザーの使用の際
の有効なガイドとなる。また、第1及び第2のIDが一
致している場合は例えば青色で、一致していない場合は
赤色で表示したり、もしくは一致の場合は点滅させるな
ど、一致/不一致で表示態様を変化させれば、ユーザー
にとってID操作モードとしたときにどの機器が操作可
能であるかが識別できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の電子機器の実施例を、モニタ
装置、特に多数のモニタ装置1a〜1iを図11のよう
にスタック状に配置してマルチモニタ装置として使用す
る場合を例にあげて説明する。
【0018】各モニタ装置1(1a〜1i)の要部は、
それぞれ図1のように構成されている。2は映像処理回
路部であり、供給された映像信号形態(コンポジット映
像信号又はY/C映像信号又はRGB映像信号)に応じ
て所定の処理を行ない、R信号/G信号/B信号に復調
してCRT3に供給する。またこの映像処理回路におい
てブライトネスやコントラストなどの画質可変調整も行
なわれる。
【0019】4は同期分離回路であり、入力映像信号か
ら水平同期信号H及び垂直同期信号Vを抽出し、偏向回
路5に供給する。偏向回路5では水平同期信号H及び垂
直同期信号Vに応じて水平及び垂直の偏向電流を発生さ
せ、それぞれ水平偏向コイル6H、垂直偏向コイル6V
に供給し、画像走査を実行させる。
【0020】7はCPU,ROM,RAM,インターフ
ェース部等から成るマイクロコンピュータによって形成
される制御部、8はメモリである。このメモリ8は後述
するように各装置に個別に与えられるユニットID、及
びユーザーがリモートコマンダーによる操作対象を指定
するためにセットしているセットIDを保持するもので
あり、電源オフとしてもデータが消失されないように、
不揮発性RAM,EEP−ROMなどを用いるか、もし
くはD−RAMやS−RAMに電源バックアップ手段を
付加して形成するとよい。
【0021】9はコマンド受信部であり、図2に示すリ
モートコマンダー10からの赤外線によるコマンド信号
を受信し、復調して制御部7に供給する。
【0022】リモートコマンダー10は図2に示すよう
に各種操作キーが設けられている。11はダイレクトチ
ャンネルキー(数字キー)、12は電源キー、13は音
量アップ/ダウンキー、14はチャンネルアップ/ダウ
ンキーである。また、15,16,17はメニュー操作
のためのキーであり、例えばメニューキー15はメニュ
ー表示を実行させるキー、セレクトキーはメニュー内で
カーソルやポインタ等を移動させる選択操作のためのキ
ー、エンターキーは選択した内容を実行させるためのキ
ーである。
【0023】また本実施例では特にID操作モードのた
めのキーとしてIDモードオンキー20、IDモードオ
フキー21、IDモードセットキー22が設けられてい
る。これらのコマンド内容については後述する。
【0024】23〜27は画質調整のためのアップ/ダ
ウンキーであり、23はコントラストキー、24はブラ
イトネスキー、25はアパーチャーキー、26はクロマ
キー、27はフェイズキーである。
【0025】このように各種設けられている内の或るキ
ーが押されると、このリモートコマンダー10の内部の
マイクロコンピュータは、そのキーに応じたコマンドデ
ータをROM又はRAMから読み出し、所定のキャリア
で変調する。そしてその変調信号により発光ダイオード
をオン/オフさせ、赤外線変調信号としてコマンド信号
を出力させるものである。
【0026】このような赤外線コマンド信号はモニタ装
置1においてコマンド受信部9における受光素子(例え
ばフォトトランジスタ)によって受信されて電気信号に
変換され、復調されてコマンドデータとして制御部7に
供給されデコードされることになる。
【0027】制御部7はデコードしたコマンド信号の内
容に応じて各部の制御を実行することになる。例えば本
実施例としては、画質調整キー(23〜27)によるコ
マンド信号が供給された場合は、それに応じて映像処理
部2を制御し、調整回路の係数可変設定などを行なうこ
とになる。
【0028】ここで、このように構成されるモニタ装置
1は、例えば9台のモニタ装置1a〜1iとして図11
のようにスタック状に配置してマルチモニタ装置とされ
ると、通常はリモートコマンダー10によるコマンド信
号は全てのモニタ装置1a〜1iに受け付けられること
になり、例えばこのマルチモニタ装置の前で、リモート
コマンダー10において電源キー12を押すと、全ての
モニタ装置1a〜1iの電源がオンとなる。
【0029】ところが、このようなマルチモニタ装置で
は各モニタ装置1a〜1iの画質に差がないようにする
ことが重要である。そこで、各装置で個別に画質調整を
行なって、各モニタ装置1a〜1iの画質に差がないよ
うに調整を行なうことが行なわれる。
【0030】本実施例では例えばこのような場合、リモ
ートコマンダー10によって特定のモニタ装置のみを操
作できるようにすることで、調整作業などを容易とする
ものである。なお、もちろん画質調整だけでなく、リモ
ートコマンダー10によって実行できる全ての操作につ
いて、個別に実行できるものであることはいうまでもな
い。
【0031】このために、モニタ装置1のメモリ8には
各モニタ装置1に個別に与えられているユニットID
と、操作対象となる装置の指定のためにユーザーがセッ
トしたセットIDが記憶される。まず、ユニットIDと
しては例えば1〜255のIDナンバが、モニタ装置1
の工場出荷時にランダムに割り当てられる。これは、例
えば図11のように或る9台のモニタ装置1を用いてマ
ルチモニタ装置としても、各モニタ装置1a〜1iがな
るべく、それぞれ異なるユニットIDを持つものとする
ためである。
【0032】このように各モニタ装置1a〜1iに個別
のユニットIDが設定されていることにより特定のモニ
タ装置のみをリモートコマンダー10で操作する本実施
例のID操作モードが実行可能になる。
【0033】以下、この動作について図3〜図10を用
いて説明する。図3、図4は制御部7の処理を示すフロ
ーチャートであり、図5〜図10はモニタ装置1a〜1
iの表示状態例を示すものである。なお、図3、図4は
説明の簡略化のために要部処理、すなわちID操作モー
ドに関連する処理を示すのみに留めている。
【0034】図3に示すように、制御部7ではコマンド
信号が受信されると、処理はステップF101からF102に進
む。ここで、ユーザーが各モニタ装置1a〜1iに付与
されているユニットIDを知りたくて所定の操作、例え
ばメニューキー15、セレクトキー16、エンターキー
17を用いてメニュー内の処理としてのユニットID表
示処理を指定する操作を行なった場合であったら(な
お、もちろんリモートコマンダー10にユニットID表
示操作のための専用キーが設けられているようにしても
よい)、ステップF103でユニットIDナンバの表示処理
を行なう。この処理はモニタ装置1のCRT画面上にお
けるOSDとして表示を行なうものである(後述の各種
IDナンバの表示も同様)。
【0035】今、仮にモニタ装置1a〜1iが、それぞ
れユニットIDとして『015』『002』『176』
『250』『037』『016』『010』『096』
『052』というナンバが与えられているとしたら、各
モニタ装置1a〜1iはそれぞれリモートコマンダー1
0からのユニットID表示操作に対応してメモリ8に記
憶されているユニットIDを表示させるため、各モニタ
装置1a〜1iによるマルチ画面上では図5のようにO
SD表示がなされる。これによってユーザーは各モニタ
装置1a〜1iのユニットIDを確認できる。
【0036】このユニットIDはユーザーが設定変更す
ることができ、詳細な説明は省略するが、所定の操作に
より個々にユーザーがユニットIDを書き直すことがで
きる。従って、例えばもし同一のユニットIDのモニタ
装置が存在した場合は、書き換えて同一のユニットID
が存在しないように設定しなおすことができる。ただ
し、ユニットIDは前述の様にランダムに与えられてモ
ニタ装置が出荷されるため、このようにユニットIDを
書き換える必要が生じる可能性は小さい。また、特に必
要なわけではないが、図10に示すように各モニタ装置
1a〜1iのユニットIDを『001』『002』・・・・
・ 『009』というように覚えやすい連続番号に書き換
えると、以後の使用勝手が良いものとなる。
【0037】これらのユニットIDの書き換えをリモー
トコマンダー10の操作により行なう場合は、装置個々
に対して行なわなければならないため例えばスタック状
に積み上げる前の段階で行なうか、もしくは以後説明す
るID操作モード内の操作として実行できる。
【0038】なお、ユニットIDは例えばメカニカルな
スイッチで可変設定及び記憶されるようにしてもよい。
例えばモニタ装置1の背面に1〜256を可変できるメ
カニカルスイッチ(どのような形態のスイッチでも良
い)を設けておき、そのスイッチ状態によりユニットI
Dが記憶され、またスイッチ操作で変更されるようにし
てもよい。
【0039】コマンド信号が受信され、それがユニット
ID表示操作でなかった場合は、処理はステップF104に
進み、現在ID操作モードとされているか否かを判別す
る。通常状態でID操作モードでなかったら、受信され
たコマンド信号がID操作モードオンのコマンドであっ
たか、即ちIDモードオンキー20が押されたものか否
かを判別する(F105)。ID操作モードでなく、しかもコ
マンド信号がID操作モードオンのコマンドでなければ
ステップF106に進んで通常の処理を行なう。つまりコマ
ンド内容に応じて所定の制御を行なう。これをマルチモ
ニタ装置全体としてみると、各モニタ装置1a〜1iで
全て同一の動作が実行されることになる。
【0040】ステップF105でID操作モードオンのコマ
ンドとされた場合は、ID操作モードをオンとし(F10
7)、そのときにメモリ8に記憶されているセットIDと
ユニットIDが一致しているか否かを判別する(F108)。
セットIDとはユーザーがリモートコマンダー10によ
る操作対象を指定するためにセットするIDナンバであ
り、セットされる毎に更新されてメモリ8に保持される
(つまりラストメモリとして保持されている)。
【0041】いま、初期値としてセットIDナンバ=
『001』として記憶されていたとすると、図5のよう
に各モニタ装置1a〜1iにユニットIDが設定されて
いた場合、どのモニタ装置においてもセットIDとユニ
ットIDは一致しない。従って全てのモニタ装置1にお
いて処理はステップF109に進むことになり、例えば図6
のようにユニットIDとセットIDが表示される。この
ユニットIDとセットIDのOSD表示は例えば赤色の
文字として表示される。
【0042】このようなユニットIDとセットIDの表
示は、ID操作モードがオンとされていることの提示と
なる。そして、赤色の表示とはユニットIDとセットI
Dの不一致状態を示し、その赤色表示のモニタ装置1で
は、ID操作モードのオン期間中はリモートコマンダー
10からの操作を受け付けない(ただしIDモードオン
キー20,IDモードオフキー21,IDモードセット
キー22のみは受け付けデコードする)。
【0043】もし、セットIDが『002』とされてい
る時点においてIDモードオンキー20が押されてステ
ップF108に進んだ場合は、モニタ装置1bのみはユニッ
トIDとセットIDが一致していることになる。従って
モニタ装置1bでは処理はステップF110に進み、青色の
キャラクタ文字としてセットIDとユニットIDを表示
するようにする。このとき他のモニタ装置1a及び1c
〜1iではステップF109に進み、赤色でセットIDとユ
ニットIDを表示するため、マルチ画面上では図7のよ
うにモニタ装置1bのみ異なる表示態様でユニットID
及びセットIDが表示されることになる。
【0044】ここで青色表示(つまりユニットIDとセ
ットIDの一致表示)とは、ID操作モードにおいてそ
のモニタ装置がリモートコマンダー10による操作対象
となっていることを示すことになる。つまり図7の状態
ではモニタ装置1bのみの操作を行なうことができる。
【0045】このように画面上にユニットID及びセッ
トIDが表示されたID操作モードの間は、コマンド信
号が受信されたら処理はステップF104からF111に進むこ
とになる。ここで受信コマンド信号がIDモードセット
キー22にかかるものであるか否かが判断され、IDモ
ードセットキー22のコマンドであったらセットIDの
指定(セットIDの変更)処理にうつる(F112)。このセ
ットID指定処理については図4により後述する。
【0046】IDモードセットキー22のコマンドでな
ければ、ID操作モードのオフ操作であったか、つまり
IDモードオフキー21が押されたか否かを判断する(F
113)。
【0047】そしてID操作モードのオフ操作ではな
く、その他の各種操作キーの操作にかかるコマンドであ
ったら、その時点でユニットID=セットIDである
か、つまり青色表示を行なっている状態であるか否かを
判断し(F114)、ユニットID=セットIDであれば、そ
のコマンド信号のデコード内容に応じて所定の動作制御
を実行する(F115)。またユニットID=セットIDでな
ければ、そのコマンド信号を受け付けず、コマンド内容
に応じた制御処理は一切行なわない(F116)。
【0048】従って、図7の状態でコントラスト調整キ
ー23が押されたとすると、モニタ装置1bのみはそれ
に応じてコントラスト調整が実行されるが、他のモニタ
装置1a及び1c〜1iでは、そのコマンド信号が受信
されてもコントラスト調整は行なわれないことになり、
つまりユーザーはID操作モードにおけるセットIDを
『002』に設定しておくことで、リモートコマンダー
10によってモニタ装置1bのみを操作することができ
る。
【0049】ID操作モード中に受信したコマンド信号
がID操作モードのオフ操作であったら、ステップF113
からF117に進み、ID操作モードをオフとするととも
に、ユニットID及びセットIDの表示をオフとする(F
118)ID操作モードをオフとした以後は、通常の操作コ
マンド信号が受信されるとステップF106に進み、無条件
でそのコマンド信号に対応した処理が実行されることは
いうまでもない。
【0050】ここで、ユーザーが或る任意のモニタ装置
を操作したい場合は、セットIDを変更することが必要
になる。例えばモニタ装置1bを操作するためID操作
モードにしたとき、セットIDが『001』で図6の状
態であった場合は、セットIDを『002』にして図7
の状態にしなければならない。
【0051】また、モニタ装置1bの操作を行なった
後、今度はモニタ装置1eを操作したければ、セットI
Dを『037』に変更して、図8の状態(つまりモニタ
装置1eがセットIDによって指定されたとして、その
OSD表示が青色になる状態)にしなければならない。
【0052】このようなセットIDの変更はID操作モ
ード時においてIDモードセットキー22を押すことに
よって実行される。即ち、ステップF112の処理である。
ステップF112の処理は図4に詳しく示される。まずID
セットモードとする(F200)。このIDセットモードとし
てはユーザーの数値入力又はエンター入力を待機するこ
とになるが、そのことを提示するため、IDセットモー
ドとされている際はセットIDのOSD表示を点滅させ
るなどしてもよい。
【0053】そしてステップF201,F202,F203でエンター
入力もしくはIDナンバ入力を待機する。IDナンバ入
力は数字キー11もしくはチャンネルアップ/ダウンキ
ーなどによってダイレクト数値入力又は数値のインクリ
メント/デクリメント入力としてなされる。また、エン
ター操作とは入力した数値をセットIDとして決定する
ための操作であり、例えばこれはIDセットモード中に
おいて再度IDモードセットキー22が押す操作とな
る。
【0054】数値入力がなされると、ステップF204で、
その数値がユニットIDのナンバと一致するか否かを判
別する。そして、一致していなければその数値を仮にセ
ットIDナンバとして赤色でOSD表示する。また一致
していればその数値を仮にセットIDナンバとして青色
で表示する。
【0055】例えば図6の状態からIDモードセットキ
ー22が押されてIDセットモードに移行したときに、
ユーザーが数字キー11において『0』『3』『7』を
入力したとすると、表示は図8のようになる(ただし、
まだ決定されていないとして数値は点滅状態などとする
とよい)。つまりモニタ装置1eのみはこの入力数値が
ユニットIDと一致するため青色OSD表示となり、他
のモニタ装置1a〜1d及び1f〜1iは入力数値とユ
ニットIDが一致しないため赤色OSD表示となる。
【0056】ユーザーがモニタ装置1eの操作を望んだ
場合は、ここでエンター操作、即ちIDモードセットキ
ー22を押す。すると処理はステップF207に進み、その
入力数値を新たなセットIDナンバとしてメモリ8を書
き換え、IDセットモードを終了し(F208)、図3のルー
チンに戻る。
【0057】そして、ID操作モードのままリモートコ
マンダー10を操作すれば、モニタ装置1eについては
コマンド信号受信に応じてステップF115に進み、操作に
応じた動作が実行されるが、他のモニタ装置1a〜1d
及び1f〜1iではステップF116でコマンド信号が無視
されることになる。つまりセットIDにより指定したモ
ニタ装置1eのみを操作することができる。
【0058】以上のように本実施例では、例えば図11
のようなマルチモニタ装置でも、リモートコマンダー1
0によって任意のモニタ装置のみを操作することがで
き、例えば機器毎の画質調整などもリモートコマンダー
10によって容易に行なうことができるようになる。ま
た、通常(ID操作モードでないとき)は共通操作され
るため、例えば一斉に電源オン操作を行なう場合などは
1回の操作で9台とも操作でき都合がよい。
【0059】そして、このようなID操作モードの動作
は、モニタ装置1側でユニットID及びセットIDを記
憶するようにし、制御部7でその比較処理を行なうこと
により実現されるもので、実現のために特別なコストア
ップも生じないという利点もある。
【0060】なお、この実施例ではID操作モード時に
おいてユニットIDとセットIDの両方が表示されるよ
うにしたが、例えば図9のようにセットIDのみを表示
するようにしてもよい。もちろんユニットIDとの一致
/不一致は表示色などで表現すればよい。この場合ID
ナンバ『037』のみ表示色を変化させている例であ
る。またID操作モードでユニットIDを表示しない場
合は、ユニットIDの確認は図5のような表示(メニュ
ー表示)で行なえばよい。また、図示しないがID操作
モード時にユニットIDのみを表示することも考えられ
る。
【0061】さらに、ユニットIDとセットIDの一致
/不一致を、OSDキャラクタ画像の表示色を青/赤に
変換させることで表現するとしたが、もちろん他の色と
してもよいし、色ではなく点滅などの表示態様で表現し
てもよいし、キャラクタサイズを拡大させるなどで表現
してもよい。また、一致した場合は操作対象機器である
ことを示す文字やマークのOSD表示等をIDナンバと
は別に行なうようにしてもよい。
【0062】また、実施例のようにユニットIDとセッ
トIDの両方を表示する場合は、その一致/不一致は、
ナンバを確認することによってユーザーに分かるため、
かならずしも、一致/不一致による表示態様の変化が行
なわれるようにする必要はない(ただし、操作性向上の
ためには表示態様を変化させたほうが良いことはいうま
でもない)。
【0063】また、上記実施例の説明ではユニットID
ナンバはモニタ装置1a〜1iについてそれぞれ異なる
ナンバが設定されるとしたが、上述のようにユニットI
Dの変更設定は可能である。従って、或るモニタ装置に
ついては共通のユニットIDを設定しておくことによ
り、例えば9台のうちの特定の2台のみなど、複数台を
指定して操作可能とすることもできることは容易に理解
される。
【0064】なお、実施例ではユニットIDとセットI
Dをメモリに記憶するようにしたが、セットIDを必ず
しも記憶させなくてもよい。すなわち、IDセットモー
ドとされて、セットIDが入力された際、ユニットID
との一致/不一致の結果データを保持しておくようにす
れば、セットIDを記憶していなくともID操作モード
の処理は可能となる。
【0065】さらに、実施例はモニタ装置で説明した
が、本発明はリモートコマンダーで操作可能なあらゆる
電子機器に適用できるものである。例えばVTRを並べ
て設定する場合なども有効である。また、赤外線方式の
リモートコマンダー以外に、電波や超音波など他の伝送
方式によるリモートコマンダーに対応する機器において
も同様に本発明の適用が有効であることは当然である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子機器
は、装置個別に設定される第1のID(ユニットID)
と、リモートコマンダーによる操作対象を指定するため
の第2のID(セットID)について保持するように
し、ID操作モードの場合はセットIDとユニットID
の一致に応じてコマンド信号を受け付けるようにしたた
め、多数の同機種の機器が並んで配置されていてもセッ
トIDの設定により特定の電子機器のみを操作すること
ができるという効果がある。従ってマルチモニタ装置に
おける個々のモニタ装置の個別調整操作などに非常に好
適である。
【0067】また、ID操作モードの際に少なくとも
1のIDを表示可能とし、または前記第1のIDと第2
のIDの双方を表示可能とするようにしているので、
ーザーの使用の際の有効なガイドとなり、また、第1及
び第2のIDが一致している場合(つまりID操作モー
ドでの操作対象となる場合)と、一致していない場合
(つまりID操作モードでの操作対象とならない場合)
とで表示態様を変化させれば、ユーザーにとってID操
作モードとしたときにどの機器が操作可能であるかが識
別でき、より操作性は向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器の実施例の要部の構成のブロ
ック図である。
【図2】実施例の電子機器に対応するリモートコマンダ
ーの平面図である。
【図3】実施例のID操作モードに関連する処理のフロ
ーチャートである。
【図4】実施例のIDセットモードの処理のフローチャ
ートである。
【図5】実施例のユニットID表示状態の説明図であ
る。
【図6】実施例のID操作モードにおける表示例の説明
図である。
【図7】実施例のID操作モードにおける表示例の説明
図である。
【図8】実施例のID操作モードにおける表示例の説明
図である。
【図9】実施例のID操作モードにおける他の表示例の
説明図である。
【図10】実施例のユニットID表示状態の説明図であ
る。
【図11】マルチモニタ装置の説明図である。
【符号の説明】 1,1a〜1i モニタ装置 2 映像処理回路 3 CRT 5 偏向回路 7 制御部 8 メモリ 9 コマンド受信部 10 リモートコマンダー 11 ダイレクトチャンネルキー(数字キー) 12 電源キー 13 音量アップ/ダウンキー 14 チャンネルアップ/ダウンキー 15 メニューキー 16 セレクトキー 17 エンターキー 20 IDモードオンキー 21 IDモードオフキー 22 IDモードセットキー 23 コントラストキー 24 ブライトネスキー 25 アパーチャーキー 26 クロマキー 27 フェイズキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 暁司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−260797(JP,A) 特開 平5−227573(JP,A) 特開 平6−38277(JP,A) 特開 平7−59166(JP,A) 特開 平7−7771(JP,A) 特開 平5−122307(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 H04N 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リモートコマンダーによって操作が可能と
    されている電子機器において、 機器毎に個別に与えられる第1のID、及び操作対象機
    器を指定するための所定の操作によって可変設定される
    第2のIDを記憶する記憶手段と、 ID操作モードにされた際に、前記第1のIDと第2の
    IDの一致/不一致に応じて、前記リモートコマンダー
    からのコマンド信号に基づく動作制御の実行/非実行を
    選択する制御手段とID操作モードとされた際に、前記
    第1のIDと第2のIDの一方または両方を表示する表
    示手段と、 を有することを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】それぞれ異なる第1のIDを記憶した複数
    台の電子機器を上記リモートコマンダーからの信号を受
    信できるように配置すると共に、上記第2のIDを可変
    設定することにより、所望の電子機器のみが上記リモー
    トコマンダーの操作に応じて所定動作が実行されるよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】ID操作モードとされた際に、上記第1の
    IDと第2のIDとが一致していた場合と、一致してい
    ない場合とで、上記表示手段における上記第1のIDと
    上記第2のIDの一方又は両方の表示が異なる態様で実
    施されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    電子機器。
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