JP3261036B2 - 有機超微粒子発光材料の製造方法 - Google Patents

有機超微粒子発光材料の製造方法

Info

Publication number
JP3261036B2
JP3261036B2 JP06818896A JP6818896A JP3261036B2 JP 3261036 B2 JP3261036 B2 JP 3261036B2 JP 06818896 A JP06818896 A JP 06818896A JP 6818896 A JP6818896 A JP 6818896A JP 3261036 B2 JP3261036 B2 JP 3261036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
emitting material
medium
light emitting
ultrafine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06818896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09255946A (ja
Inventor
利裕 世古
和仁 小倉
弘明 杉野
英樹 豊玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP06818896A priority Critical patent/JP3261036B2/ja
Publication of JPH09255946A publication Critical patent/JPH09255946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3261036B2 publication Critical patent/JP3261036B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Luminescent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、有機超微粒子材料その製
造方法に関し、特に化学工業、染料、高分子工業、エレ
クトロニクス等の分野において有用な有機超微粒子発光
材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機系における様々な化合物は、その応
用形態の1つとしてμmオーダーの粒子が従来より用い
られている。これはボールミルに代表される機械的粉砕
法によって形成されているものである。また、合成、反
応過程を利用した湿式法により、nmからμm範囲で単
分散な粒子が得られている。あるいは、特開昭63−3
9631号公報に示すような気相法により、粒度分布が
数十nmから数μmの広い範囲にわたる粒子が作製され
ている。
【0003】従来技術で製造された発光材料粒子は、サ
イズの微小化で体積に対する表面積が増加したことによ
る表面エネルギの増加、あるいはサイズが制限されたこ
とによる励起子閉じ込め効果等、いわゆるサイズ効果を
反映した、発光スペクトルの変化等の特異的な性質は得
られていない。
【0004】また、これらの方法によって作製された材
料の形態は、乾燥した粉末あるいは液体に分散している
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】機械的粉砕法および湿
式法では、材料を取り巻く機械構成物や溶媒等から所望
外の不純物の混入が避け難いことや、組成の制御が難し
いことから、サイズの減少に伴う積極的効果を引き出す
ことが困難である。また、特開昭63−39631号公
報に記載の方法では、高純度な材料を作製できるが、粒
度分布が広くなる。サイズ効果を有する大きさの粒子の
割合が実質的に少ないために、サイズの減少から生じる
発光スペクトルの変化を有効に利用した発光材料を作製
することは困難である。
【0006】また、これらの方法によって作製された粒
子は、乾燥した粉末あるいは液体に分散したものとして
回収され、応用面、特にエレクトロニクスの分野では、
再度固体バインダー等を添加したり、あるいは粒子を膜
状に凝集させなければ利用できず、取扱上の利便性に欠
ける面もある。
【0007】本発明の目的は、サイズ効果が顕著な有機
超微粒子発光材料の製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、常温で固体の有機発光材料を、媒体と同時に、また
は媒体と交互に、圧力10-5Torr以下の真空度で蒸
発させ、冷却された回収体上に膜厚換算で約10nm以
下蒸着する工程と、前記回収体上に付着させた媒体に保
持された有機発光材料を常温に昇温し、光学的なサイズ
効果が現れる超微粒子体として回収する工程とを含む有
機超微粒子発光材料の製造方法が提供される。
【0009】上記の媒体は、常温では気体、液体または
固体のいずれであってもよい。
【0010】真空度10-5Torr以下の圧力で有機発
光材料を回収体上に付着させることにより、発光スペク
トルにサイズ効果が顕著に現れる有機超微粒子発光材料
を得ることができる。
【0011】さらに、回収体上への付着量を制限するこ
とにより、サイズ効果をより助長した有機超微粒子発光
材料を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施例に用い
る製造装置の一例を示す。図において、真空容器1の内
部には冷媒で冷却された冷却板2が設けられている。ま
た、真空容器1には排気機構3が用いられている。
【0013】冷却板2は、冷媒導入口4より冷媒を導入
することで冷却される。回収板5は冷却板2とを接触さ
せることにより冷却する。回収板5は、図1の形状、構
造に限定されるものではない。図1に示す装置では、回
収板5を真空容器1と昇温室6間でトランスファーロッ
ド7により搬送できる機構を持たせており、昇温の際に
は回収板は昇温室に運ばれる。
【0014】この際、製造物が常温で液体状または粉末
状のものであるときは、回収板5の構造を受皿状にし、
180°反転させることで製造物の流出および落下を防
ぐことができる。昇温室6はロードロック機構で真空容
器1と仕切ることができ、これとは別に適宜なガスを導
入し、ヒーターにより昇温を行うことができる。
【0015】この真空容器1内で、クヌーセンセル等の
適宜な加熱蒸発装置8に保持された蒸発源有機物発光材
料9を蒸発させる。なお、有機物発光材料の蒸発の際に
真空容器1は、蒸発分子と残留ガス分子との衝突による
粒子の成長を防ぐために〜10-3Torr以下、サイズ
効果をより助長させるために望ましくは〜10-5Tor
r以下の圧力にまで排気される。
【0016】粒子の成長過程は、回収板5上での蒸発分
子のマイグレーションによる蒸発分子の衝突による核の
形成に基づいている。この際に、より粒度分布を狭くす
るためには水晶発振式蒸発モニター10等を利用し、蒸
着速度をできるだけ一定に保つことが望ましい。
【0017】さらに、サイズ効果をより助長させるため
に、粒径を小さくするには、回収板5と加熱蒸発装置8
の間に設けられ、蒸発蒸気を遮断するようなシャッター
11で1回の蒸着当たりの蒸着量を膜厚換算で約10n
m以下に制限する。
【0018】該有機物発光材料の蒸発の際に、同時もし
くは、交互に、媒体導入管12もしくは他の加熱蒸発装
置13等により、媒体を導入もしくは蒸発により回収板
5に固着させる。同時に行う場合には、媒体の導入もし
くは蒸発により、真空容器内1の圧力が〜10-3Tor
r望ましくは〜10-5Torrを越えないように制御す
ることが好ましい。交互に行う場合には、媒体の導入も
しくは蒸発の際には該有機物発光材料の蒸発を停止させ
るか該有機物発光材料の蒸気が回収板に到達しないよう
シャッター11を閉じる。
【0019】蒸発させようとする有機物発光材料として
は、常温で固体で、真空中で蒸発させることができるも
のであり、フォトルミネッセンス、電界発光、キャリア
注入発光等の発光現象を伴うものであれば、その種類に
は格別の限定はない。例えば、ペリレン、コロネン等の
芳香族炭化水素、ポリフェニレンビニレン等のπ共役高
分子、アルミニウムキノリノール等の金属錯体、フルオ
レセイン、ローダミン、アクリジン等の蛍光色素等が例
示される。
【0020】このような有機物発光材料と同時にか、ま
たは交互に回収板5に固着させる媒体としては、該有機
物発光材料と実質的に不溶か、あるいは難溶性の材料を
用いる。常温では、気体、液体または固体のいずれであ
ってもよい。この媒体についても無機系、有機系等の限
定はないが、液体または固体の場合、発光した光を吸収
しないためには、発光波長領域で透明な材料であるこ
と、また、発光材料と相互作用し、消光させないものが
望ましい。ただし、増感蛍光作用を利用する場合にはこ
の限りではない。
【0021】真空中に適度な蒸気圧を付与するために、
通常は有機物発光材料を加熱する。この加熱は、例えば
タングステン、タンタル等のルツボ、ボート等、もしく
はタングステン、タンタルをヒーターとしたアルミナ、
ボロンナイトライド等のルツボを用いた抵抗加熱、また
は電子ビーム加熱等の方法を採用することができる。
【0022】有機発光材料の蒸発、媒体の送入または蒸
発に際して、複合化された有機超微粒子分散体を製造し
ようとする場合には、複数個の蒸発源あるいは媒体導入
管を用いることが可能である。
【0023】さらに、サイズの微小化を促進させるため
に回収板5はできるだけ低い温度で冷却されていること
が望ましい。回収板の冷却は、適宜な冷媒を用いて行う
ことができる。例えば、液体窒素、液体ヘリウム等を用
いることができる。但し、媒体が常温で固体の場合には
必ずしも冷却を必要とするわけではない。
【0024】媒体と共に、回収板に固着させた有機発光
材料は、昇温により常温まで戻す。媒体が常温で液体ま
たは固体のものであれば有機物発光材料超微粒子を分散
体として得ることができる。
【0025】図2は、回収される有機物発光材料の形態
を示す。媒体が常温で固体の場合には、図2(A)に示
すように、基板23上で固体媒体22中に有機発光材料
の超微粒子21がバインドされた形状となり、適宜な電
極を形成するだけで直ちにエレクトロニクス素子として
活用できる。回収体を金属で形成し、電極として利用し
てもよい。媒体が気体の場合には、直ちに有機発光材料
を乾燥した粉体として得ることができる。
【0026】実施例1.図1に示した装置を用い、真空
容器内に設けたタングステンヒーターとボロンナイトラ
イドルツボを組み合わせた加熱蒸発源に充分に精製を行
ったアントラセンを0.2gを入れ、真空排気して、ア
ントラセン蒸発中は容器内の圧力を4×10-7Torr
に終始保った。回収板は液体窒素で冷却した。
【0027】媒体として、水を用い、この水を回収板に
アントラセンと交互に数回、蒸発固着させる。アントラ
センの蒸着速度を、膜厚換算で0.005nm/sec
で一定に制御し、1回当たりの蒸着量をシャッターの開
閉により膜厚換算で10nmとした。
【0028】蒸着の終了後、回収板を常温に戻した。良
好に分散した、アントラセン超微粒子が得られた。得ら
れたアントラセン超微粒子の粒径を動的光散乱法によっ
て測定したところ、163〜340nm(平均粒径27
2nm)であり、従来技術に比べ小さく分布の狭い超微
粒子が得られていることが判る。
【0029】図3は、得られたアントラセン超微粒子の
発光特性を数μm径のアントラセン粒子の水分散液の発
光特性と比較して示す。本実施例により得られたアント
ラセン超微粒子の発光特性にはサイズ効果が現れ、50
nm程度のレッドシフトが生じ、発光色は紫色から青緑
色に変化した。
【0030】実施例2.真空容器の圧力を変えて実施例
1と同様にアントラセン超微粒子を作製した。得られた
アントラセン超微粒子の発光特性は図3に示すものと同
様であった。但し、ピーク強度が変化した。作成した試
料の平均粒径と圧力の関係、および発光特性のスペクト
ルにおける420nm近傍のピークの強度I420nm と、
450nm近傍のピークの強度I450nm の比によって示
されるサイズ効果の大きさと圧力の関係について調べ
た。この結果を〔表1〕に示す。
【0031】
【表1】
【0032】図4は、〔表1〕の測定結果をグラフ化し
て示す。横軸は圧力をTorrで示し、縦軸は平均粒径
をnmで、またピーク強度比を無名数で示す。この結果
から粒径は圧力が減少するに従い小さくなってゆき、サ
イズ効果は〜10-3Torr以下の圧力で現れはじめ、
〜10-5Torr以下の圧力で急激に顕著に現れること
が判る。
【0033】実施例3.蒸着量を膜厚換算で0.5、
1、2.5nmと変化させる以外は実施例1と同様にア
ントラセン超微粒子を作製した。
【0034】図5に、得られた試料の発光特性を示す。
横軸は光の波長をnmで示し、縦軸は発光強度を任意ス
ケールで示す。蒸着量を少なくすることにより平均粒径
が小さくなる。これに伴い450nm近傍以上のピーク
強度が上昇しており、サイズ効果が顕著になっていくこ
とが判る。圧力の変化に加え、蒸着量を変化させること
でも粒径の微小化を助長させることができる。
【0035】実施例4.蒸発有機物発光材料としてクリ
センを用いた以外は、実施例1と同様にして超微粒子を
製造した。
【0036】得られたクリセン超微粒子の粒径は、97
〜166nm(平均粒径129nm)であり、従来技術
に比べ小さく分布の狭い超微粒子が得られていることが
判る。
【0037】得られた試料の発光特性を径数μmのクリ
セン粒子の水分散液の発光特性と比較すると、100n
mほど長波長側にシフトし、発光色は紫外から青色に変
化した。本来モノマー発光しか示さないクリセンである
が、超微粒子化したことにより、サイズ効果が現れ、エ
キシマ発光が生じるようになったものと考えられる。
【0038】実施例5.蒸発させる有機物発光材料とし
てピレン、媒体として固体ポリエチレンを用いる以外
は、実施例1と同様にして超微粒子を製造した。
【0039】得られたピレン超微粒子の粒径は走査型電
子顕微鏡による観察によれば140〜220nm(平均
粒径191nm)であり、従来技術に比べ小さく分布の
狭い超微粒子が得られていることが判る。
【0040】図6に得られた試料の発光特性を示す。横
軸、縦軸は図5と同様である。径数μmのピレン粒子の
発光特性と比較すると、本方法によって超微粒子化した
ことによりサイズ効果が現れ、若干のレッドシフトを伴
い、スペクトルは先鋭化し、発光色は青色から緑色に変
化した。
【0041】実施例6.蒸発させる有機物発光材料とし
てペリレンを用い、1回当たりの蒸着量をシャッターの
開閉によって膜厚換算で0.01〜10nmの範囲で変
化させ、粒径を変えた以外は、実施例1と同様にして超
微粒子を製造した。
【0042】図7に膜厚換算で0.01nmの超微粒子
の粒度分布を示す。横軸は粒径をnmで示し、縦軸はそ
の占有率を%で示す。膜厚換算で0.01nm蒸着させ
た試料のペリレン超微粒子の粒径は、66〜125nm
(平均粒径93nm)の粒度分布であり、従来技術に比
べ小さく分布の狭い超微粒子が得られていることが判
る。
【0043】図8に、蒸着量と平均粒径の関係を示す。
横軸は膜厚換算の蒸着量をnmで示し、縦軸は平均粒径
をnmで示す。これにより、蒸着量を少なくさせること
で粒径を小さくすることができることが判る。得られた
ペリレン超微粒子水分散液の発光特性を調べた。
【0044】図9は、得られた発光特性を示す。横軸、
縦軸は図5と同様である。数μmのペリレン粒子の水分
散液の発光特性と比較したところ、ペリレン超微粒子の
発光特性はサイズ効果により、短波長側に新たなピーク
が出現する。本来、エキシマ発光しか示さないペリレン
において、超微粒子化したことによりサイズ効果が現
れ、モノマー的な発光が生じるようになったものと考え
られる。また、粒径が減少するにしたがい、短波長側の
新たなピークの強度が上昇し、粒径が小さいほどサイズ
効果が顕著になることが判る。
【0045】実施例7.室温および液体窒素温度の固体
ポリエチレン上に、ペリレンを圧力5×10-6Tor
r、蒸着速度2nm/sec、蒸着量を膜厚換算で2n
mの条件で蒸着し、超微粒子を製造した。
【0046】図10に、得られた超微粒子の走査型電子
顕微鏡像を示す。図10(A)が室温基板上の粒子構造
を示し、図10(B)が液体窒素冷却基板上の粒子構造
を示す。室温基板上よりも冷却基板上の方が、ペリレン
粒子が小さくなっていることが判る。
【0047】両者ともサイズ効果を示す大きさである
が、冷却基板上で製造されたものの方がサイズ効果は大
きくなる。従来法では、有機物発光材料を低真空下で蒸
発させるために、残留ガスの影響を受け粒度分布が広が
り粒子が大きく成長してしまう。
【0048】真空容器内に残留するガス分子の影響を少
なくするために、真空度(圧力)を〜10-3Torr以
下、望ましくは〜10-5Torr以下とし、回収面上に
到達させることで、より粒径が小さく粒度分布の狭いも
のが製造できるようになった。
【0049】また、従来法では、有機物発光材料を真空
下で蒸発させる場合に、蒸着量を制限できずに粒度分布
が広がり粒子が大きく成長してしまう。蒸発分子を遮断
するシャッター等の機構により膜厚換算の1回当たりの
蒸着量を約10nm以下に制限することにより、粒径が
小さくかつ粒度分布の狭いものが製造できるようになっ
た。膜厚換算の蒸着量を約10nm以下に制限すること
がより好ましい。
【0050】これらの方法によって製造された有機物超
微粒子発光材料は、新たな発光ピークの出現、スペクト
ルの先鋭化、スペクトルのシフト等の従来品では観られ
なかったサイズ効果を有するようになり、発光色の変化
が生じる。この特長を生かし、発光材料全般はもとよ
り、特にエレクトロニクス分野の発光素子の多色化等に
有効利用できる。
【0051】また、媒体に新たに固体を加えることによ
って、応用面、特にエレクトロニクスの分野での取り扱
いに有利となる。以上実施例に沿って本発明を説明した
が、本発明はこれらに制限されるものではない。たとえ
ば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当
業者に自明であろう。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学的なサイズ効果が改善された有機超微粒子発光材料
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いる真空蒸着装置の構成を
示す断面図である。
【図2】本発明の実施例によって得られる有機超微粒子
材料の形態を示す概略断面図である。
【図3】アントラセン超微粒子の発光特性を示すグラフ
である。
【図4】製造中の真空槽内の圧力に対するアントラセン
粒子の平均粒径とピーク強度の比を示すグラフである。
【図5】アントラセン超微粒子の発光特性を示すスペク
トルである。
【図6】ピレン超微粒子の発光特性を示すグラフであ
る。
【図7】ペリレン超微粒子の粒度分布を示すグラフであ
る。
【図8】蒸着量とペリレン超微粒子の粒径の関係を示す
グラフである。
【図9】ペリレン超微粒子の発光特性を示すグラフであ
る。
【図10】ペリレン超微粒子の粒子構造を示す走査型電
子顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 真空容器 2 冷却板 3 排気機構 4 冷媒導入口 5 回収板 6 昇温室 7 トランスファーロッド 8 加熱蒸発装置 9 蒸発源有機物発光材料 10 水晶発振式蒸発モニタ 11 シャッタ 12 媒体導入管 13 媒体蒸発装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−63130(JP,A) 特開 昭63−39631(JP,A) 特開 平7−282977(JP,A) 特開 平9−20886(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09K 11/06 B01J 19/00 H01B 33/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温で固体の有機発光材料を、媒体と同
    時に、または媒体と交互に、圧力10-5Torr以下の
    真空度で蒸発させ、冷却された回収体上に膜厚換算で約
    10nm以下蒸着する工程と、 前記回収体上に付着させた媒体に保持された有機発光材
    料を常温に昇温し、光学的なサイズ効果が現れる超微粒
    子体として回収する工程とを含む有機超微粒子発光材料
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記媒体が常温で固体である材料で構成
    される請求項1に記載の有機超微粒子発光材料の製造方
    法。
JP06818896A 1996-03-25 1996-03-25 有機超微粒子発光材料の製造方法 Expired - Fee Related JP3261036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06818896A JP3261036B2 (ja) 1996-03-25 1996-03-25 有機超微粒子発光材料の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06818896A JP3261036B2 (ja) 1996-03-25 1996-03-25 有機超微粒子発光材料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09255946A JPH09255946A (ja) 1997-09-30
JP3261036B2 true JP3261036B2 (ja) 2002-02-25

Family

ID=13366568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06818896A Expired - Fee Related JP3261036B2 (ja) 1996-03-25 1996-03-25 有機超微粒子発光材料の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3261036B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010032395A1 (ja) * 2008-09-19 2010-03-25 国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 希土類錯体ナノ結晶およびその利用

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09255946A (ja) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Zhao et al. Low‐dimensional nanomaterials based on small organic molecules: preparation and optoelectronic properties
US8137588B2 (en) Nanoscale phosphor particles with high quantum efficiency and method for synthesizing the same
Kang et al. Zn2SiO4: Mn phosphor particles prepared by spray pyrolysis using a filter expansion aerosol generator
US7922936B2 (en) Luminescent compositions, methods for making luminescent compositions and inks incorporating the same
Tissue et al. Structure, particle size, and annealing of gas phase-condensed Eu3+: Y2O3 nanophosphors
US20070096057A1 (en) Luminescent compositions, methods for making luminescent compositions and inks incorporating the same
Xiong et al. Water-stable blue-emitting ZnO@ polymer core–shell microspheres
US20180006257A1 (en) Carbon dot multicolor phosphors
Orii et al. Tunable, narrow-band light emission from size-selected Si nanoparticles produced by pulsed-laser ablation
JP2005101601A (ja) 半導体ナノ結晶の表面処理による量子効率の向上
WO2000032719A1 (en) Method for forming films or layers
El-Shall et al. Synthesis and photoluminescence of weblike agglomeration of silica nanoparticles
Salah et al. Highly luminescent material based on Alq 3: Ag nanoparticles
CN108675341A (zh) 一种一维发光超细CsPbBr3钙钛矿纳米线的制备方法
Gupta et al. Synthesis and ink-jet printing of highly luminescing silicon nanoparticles for printable electronics
Huong et al. Enhanced luminescence in electrospun polymer hybrids containing Mn-doped ZnSe/ZnS nanocrystals
Chiu et al. Tris-(8-hydroxyquinoline) aluminum nanoparticles prepared by vapor condensation
Moynihan et al. Emission Colour Tuning in Semiconducting Polymer Nanotubes by Energy Transfer to Organo‐Lanthanide Dopants
JP3261036B2 (ja) 有機超微粒子発光材料の製造方法
El-Shall Laser vaporization for the synthesis of nanoparticles and polymers containing metal particulates
EP1930063B1 (en) Method for preparation of nanoparticles and apparatus for the production thereof
GB2363611A (en) Phosphors consisting of hollow particles
Mishra et al. Optical properties in nanofluids of gold nanoparticles in poly (vinylpyrrolidone)
Xie et al. Solvothermal route to nanocrystalline CdSe
EP0960914A1 (en) Manufacturing of ultra fine particles

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011204

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees