JP3259705B2 - 二重化ファイルにおける入出力エラーの復旧方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体 - Google Patents

二重化ファイルにおける入出力エラーの復旧方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される記録媒体

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JP3259705B2
JP3259705B2 JP01245399A JP1245399A JP3259705B2 JP 3259705 B2 JP3259705 B2 JP 3259705B2 JP 01245399 A JP01245399 A JP 01245399A JP 1245399 A JP1245399 A JP 1245399A JP 3259705 B2 JP3259705 B2 JP 3259705B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイルを二重化
して高信頼性を得るコンピュータシステムに用いて好適
な、二重化ファイルにおける入出力エラーの復旧方法な
らびにその装置及び同方法がプログラムされ記録される
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】高信頼性が要求されるコンピュータシス
テムでは、ファイルを二重化して制御することが頻繁に
行われる。従来、この二重化ファイルのアクセスにおい
て、ファイル参照時正ファイルからその内容を読み込
み、ファイル更新時正・副両ファイルに同内容が書き込
まれる。従って、二重化ファイルの一方のファイルに入
出力障害(エラー)が発生した場合、そのファイルをシ
ステムから切り離し、以降は、他方の正常なファイルの
みで動作するように制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の二重化ファイルのアクセスにおいては、正・副いずれ
かのファイルアクセスで入出力エラーが発生した場合、
そのファイルを使用不能とし、以降はまるで二重化がな
されていないかのようにエラーが発生していない正常な
ファイルのみをアクセスするように制御される。従っ
て、一度の入出力エラー発生以降は、一方のファイルの
みで動作するため、復旧がなされるまでの間、ファイル
としてのエラーに対する耐久性が低下するといった欠点
を有していた。
【0004】本発明は上述した欠点を解消するためにな
されたものであり、二重化ファイルアクセス時に入出力
エラーが発生してもファイル内容を即座に復旧し、復旧
に用いる代替ファイルスペースがとれる限り復旧を行う
ことにより、二重化ファイルの障害耐久性を向上させる
ことのできる、二重化ファイルにおける入出力エラーの
復旧方法ならびにその装置及び同方法がプログラムされ
記録される記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題を
解決すべくなされたもので、請求項1に記載の発明は、
ファイルが二重化され、そのファイル参照時、正もしく
は副ファイルから内容を読み込み、ファイル更新時、正
・副両ファイルに同内容を書き込むコンピュータシステ
ムにおいて、ファイル参照時入出力エラーが発生したと
き、代替ファイルスペースを記憶部に確保して副ファイ
ルから読み出した内容を書き込み、その書き込み時にエ
ラーが発生した場合に、再度、代替ファイルペースを前
記記憶部の別位置に確保して副ファイルから読み出した
内容を書き込み、以下、代替ファイルスペースの書き込
みができるまで繰り返し、ファイル更新時入出力エラー
が発生したとき、代替ファイルスペースを前記記憶部に
確保してその代替ファイルスペースを使用して再書き込
みを行い、その書き込み時にエラーが発生した場合に、
再度、代替ファイルペースを前記記憶部の別位置に確保
してその代替ファイルスペースを使用して再書き込みを
行い、以下、代替ファイルスペースの書き込みができる
まで繰り返してそのファイルを復旧することを特徴とす
二重化ファイルにおける入出力エラーの復旧方法であ
る。 また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の二
重化ファイルにおける入出力エラーの復旧方法におい
て、前記正・副ファイルスペースは別の独立した記憶媒
体に割り付けられることを特徴とする。
【0006】また、請求項3に記載の発明は、それぞれ
にファイルスペース情報を持つ二重化されたファイル
と、そのファイルアクセス時、入出力エラーが発生した
ときにそのファイル復旧のために使用される代替ファイ
ルスペースが割り付けられる補助記憶装置と、ファイル
アクセス命令を発行し、そのアクセス実行時、入出力エ
ラーが発生した場合、使用不能になったファイルスペー
スの代わりに前記補助記憶装置に代替ファイルスペース
を確保し、その代替ファイルスペースにファイル内容を
書き込み、その書き込み時にエラーが発生した場合は、
再度、代替ファイルスペースを前記補助記憶装置の別位
置に確保し、確保した代替ファイルスペースにファイル
内容を書き込み、以下、代替ファイルスペースの書き込
みができるまで繰り返し、該書き込みができた後、書き
込みが終了した代替ファイルスペースをエラーが発生し
たファイルスペースの代わりとするように、対応するフ
ァイルスペース情報を更新するデータ処理装置本体とを
具備することを特徴とする、二重化ファイルにおける入
出力エラーの復旧装置である。 また、請求項4に記載の
発明は、請求項3記載の二重化ファイルにおける入出力
エラーの復旧装置において、前記ファイルスペース情報
は、対応するファイルの記憶位置情報、ならびに、その
ファイルに入出力エラー発生した後復旧できなかったこ
とがあるか否かを示すエラー情報から成ることを特徴と
する。
【0007】また、請求項5に記載の発明は、それぞれ
にファイルスペース情報を持つ二重化されたファイル
と、そのファイルアクセスにおいて入出力エラーが発生
したときにそのファイル復旧のために使用される代替フ
ァイルスペースが割り付けられて成るデータ格納手段
と、前記二重化ファイルに対して参照、更新のためのア
クセス要求を発行するアクセス要求発行手段と、アクセ
ス要求を受付け、対応する二重化ファイルのファイルス
ペース情報をチェックしてファイル内容を参照もしくは
更新し、前記アクセス要求発行手段に対して正常終了を
通知すると共に、前記ファイルアクセスにおいて入出力
エラーが発生したとき、ファイル復旧手段による制御を
起動するファイル入出力手段と、前記ファイルアクセス
において入出力エラーが発生したとき、使用不能となっ
たファイルスペースの代りに前記データ格納手段に代替
ファイルスペースを確保し、そのファイルスペースに対
してファイル内容を書き込み、その書き込み時にエラー
が発生した場合は、再度、代替ファイルスペースを前記
データ格納手段の別位置に確保し、確保した代替ファイ
ルスペースにファイル内容を書き込み、以下、代替ファ
イルスペースの書き込みができるまで繰り返し、該書き
込みができた後、書き込みが終了した代替ファイルスペ
ースを有効とするために対応するファイルスペース情報
を更新するファイル復旧手段とを具備することを特徴と
する、二重化ファイルにおける入出力エラー復旧装置で
ある。 また、請求項6に記載の発明は、請求項5記載の
二重化ファイルにおける入出力エラー復旧装置におい
て、前記ファイル入出力手段は、アクセス要求が参照で
あると判断された場合、アクセスの対象となる正ファイ
ルのファイルスペース情報をチェックすることにより以
前そのファイルアクセス時に入出力エラーが発生し復旧
できなかったか否かを知り、否のときにそのファイルス
ペースからファイル内容を読み込み、過去に入出力エラ
ーがあった場合、もしくはその正ファイルアクセス時に
入出力エラーが発生した場合、ファイル復旧手段を起動
して入出力エラーが発生したスペースの内容を副ファイ
ルから復旧させることを特徴とする。 また、請求項7に
記載の発明は、請求項5記載の二重化ファイルにおける
入出 力エラー復旧装置において、前記ファイル入出力手
段は、アクセス要求が更新であると判断された場合、ア
クセスの対象となる正・副両ファイルのファイルスペー
ス情報をチェックすることにより以前そのファイルアク
セス時に入出力エラーが発生し復旧できなかったか否か
を知り、否のときにその正・副ファイルスペースに対し
てデータを書き込み、過去に入出力エラーがあった場
合、もしくはその正・副いずれかのファイルアクセス時
に入出力エラーが発生した場合、ファイル復旧手段を起
動して入出力エラーが発生したスペースの内容を代替フ
ァイルから復旧させることを特徴とする。 また、請求項
8に記載の発明は、請求項5記載の二重化ファイルにお
ける入出力エラー復旧装置において、前記ファイル復旧
手段は、入出力エラーが発生したスペースの代りとなる
代替ファイルスペースを確保し、復旧対象となるファイ
ルスペース情報を更新して以降その代替ファイルスペー
スを有効とし、ファイルアクセス要求が参照だった場
合、副ファイルスペースからファイル内容を読み出し正
ファイルスペースに書き込むと共に、ファイルアクセス
要求が更新だった場合、代替ファイルスペースに対して
再度書き込みを行いファイル入出力手段に制御を渡すこ
とを特徴とする。 また、請求項9に記載の発明は、請求
項8記載の二重化ファイルにおける入出力エラー復旧装
置において、前記ファイル復旧手段は、代替ファイルス
ペースの確保に失敗した場合、もしくは正副いずれかの
ファイルアクセス時に入出力エラーが発生した場合、復
旧の対象となる、もしくはアクセス対象となるファイル
のファイルスペース情報にエラー状態を設定することを
特徴とする。
【0008】また、請求項10に記載の発明は、ファイ
ルが二重化され、そのファイル参照時、正ファイルから
内容を読み込み、ファイル更新時、正・副両ファイルに
同内容を書き込むコンピュータシステムにおいて用いら
れ、アクセス要求の種別を判断するステップと、参照で
あると判断された場合、アクセスの対象となる正ファイ
ルのファイルスペース情報をチェックすることにより以
前そのファイルアクセス時に入出力エラーが発生し復旧
できなかったか否かを知るステップと、否のときにその
ファイルスペースからファイル内容を読み込むステップ
と、その正ファイルアクセス時に入出力エラーが発生し
た場合、ファイル復旧手段を起動して、代替ファイルス
ペースを記憶部に確保して副ファイルから読み出した内
容を書き込み、その書き込み時にエラーが発生した場合
に、再度、代替ファイルペースを前記記憶部の別位置に
確保して副ファイルから読み出した内容を書き込み、以
下、代替ファイルスペースの書き込みができるまで繰り
返すことにより入出力エラーが発生したスペースの内容
を副ファイルから復旧させるステップと、アクセス要求
が更新であると判断された場合、アクセスの対象となる
正・副両ファイルのファイルスペース情報をチェックす
ることにより以前そのファイルアクセス時に入出力エラ
ーが発生し復旧できなかったか否かを知るステップと、
否のときにその正・副ファイルスペースに対してデータ
を書き込むステップと、その正・副いずれかのファイル
のデータ書込時に入出力エラーが発生した場合、ファイ
ル復旧手段を起動して、代替ファイルスペースを前記記
憶部に確保してその代替ファイルスペースを使用して再
書き込みを行い、その書き込み時にエラーが発生した場
合に、再度、代替ファイルペースを前記記憶部の別位置
に確保してその代替ファイルスペースを使用して再書き
込みを行い、以下、代替ファイルスペースの書き込みが
できるまで繰り返すことにより入出力エラーが発生した
スペースを復旧させるステップとがプログラムされ記録
されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
記のように構成することにより、二重化ファイルへジョ
ブが参照要求を出した時に正ファイルからファイル内容
を読み込むが、正ファイル読み込み時に入出力エラーが
発生した場合、ファイル復旧手段が代替ファイルスペー
スを確保し、副ファイルからファイル内容を復旧する。
また、二重化ファイルへジョブが更新要求を出した時に
正ファイル、副ファイル両ファイルに更新内容を書き出
すが、書き出し時に入出力エラーが発生した場合にはフ
ァイル復旧手段が代替ファイルスペースをとって再度更
新して復旧する。すなわち、二重化ファイルアクセス時
に入出力エラーが発生してもファイル内容を即座に復旧
し、復旧に用いる代替ファイルスペースがとれる限り復
旧を行う。このことにより二重化ファイルの障害耐久性
を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示すブ
ロック図である。図1を参照して明らかなように、本実
施形態は、プログラム制御により動作するデータ処理装
置1と、磁気ディスク装置などで構成される補助記憶装
置2とから構成されている。データ処理装置1はジョブ
5と、ファイル入出力手段6と、ファイル復旧手段7を
備える。補助記憶装置2は二重化ファイル3と入出力エ
ラー発生時のファイル復旧のために用いられる代替ファ
イルスペース10を備える。二重化ファイル3は正ファ
イル4aと副ファイル4bからなり、正ファイル4aは
ファイルスペース情報(正)8aとファイルスペース
(正)9aからなる。同様に副ファイル4bはファイル
スペース情報(副)8bとファイルスペース(副)9b
からなる。
【0010】図1に示す本発明実施形態の概略動作を以
下に説明する。まず、ジョブ5は二重化ファイル3に対
し入出力命令を発行し、このことにより、二重化ファイ
ル3に対する参照あるいは更新指示をファイル入出力手
段6に伝える。ファイル入出力手段6はジョブ5からの
指示に基づいて、参照の場合は正ファイル4aからその
内容を読み込み、更新の場合は正ファイル4a、副ファ
イル4bの両ファイルへ書き出しを行う。
【0011】参照、更新時に入出力エラーが発生した場
合はファイル復旧手段7を動作させる。このとき、ファ
イル復旧手段7は入出力エラーが発生して使用不能にな
ったファイルスペースの代りに代替ファイルスペース1
0を確保し、そのスペースにファイル内容を書き出す。
この際、代替ファイルスペース10をエラーが発生した
ファイルスペースの代りとするようにファイルスペース
情報8a又は8bを更新する。
【0012】ファイルスペース情報(正)8aとして、
ファイルスペース(正)9aの位置情報及びエラー情報
が割り付けられる。エラー情報とはファイルに入出力エ
ラーが発生した後復旧できなかったことがあるか否かを
示す情報である。ファイルスペース情報(副)8bは同
様にファイルスペース(副)9bの位置情報及びエラー
情報を持つ。
【0013】ファイルスペース(正)9aにはファイル
の内容が格納されている。ファイルスペース(副)9b
は同様にファイルの内容が格納されており、入出力エラ
ーが発生しない限りファイルスペース(正)9aと同じ
内容となる。また、ファイルスペース(副)9bはファ
イルスペース(正)9aとは補助記憶装置2を構成する
異なる記憶媒体上に割り付けられる。
【0014】図2、図3は本発明実施形態の動作を説明
するために引用したフローチャートであり、それぞれ、
ファイル入出力手段6、ファイル復旧手段7の動作手順
を示す。以下、図2、図3を参照しながら図1に示す本
発明実施形態の動作について詳細に説明する。ジョブ5
が二重化ファイル3に対する/参照、更新等のファイル
アクセス要求を発行すると、ファイル入出力手段6がそ
の要求を受け取る。ファイル入出力手段6はその要求を
解読して参照か更新かを判断し(ステップA1)、参照
の場合は二重化ファイル3のファイルスペース情報
(正)8aから正ファイル4aがエラー状態か否かを調
べる(ステップA2)。エラー状態とは以前二重化ファ
イルアクセス時に入出力エラーが発生し、復旧できなか
った状態のことである。
【0015】正ファイル4aがエラー状態でなければフ
ァイルスペース(正)9aからファイル内容を読み込む
(ステップA3)。この時、入出力エラーが発生した場
合は(ステップA4)ファイル復旧手段7を動作させ
(ステップA5)、入出力エラーが発生したスペースの
内容を副ファイル4bから復旧する。入出力エラーが発
生しなかった場合(ステップA4)、もしくは復旧が正
しく行えた場合(ステップA6)は入出力正常終了をジ
ョブ5に返し(ステップA20)、ファイル入出力手段
6による処理は終了する。
【0016】ここで、復旧に失敗した場合はファイルス
ペース(副)9bからファイル内容を読み込み、以後フ
ァイルスペース(正)9aには参照、更新は行わない
(エラー状態になる)。もし、正・副両ファイル4a、
4bがエラー状態の場合(ステップA7)、復旧も入出
力も不可能であるため、入出力エラーをジョブ5に返し
(ステップA21)、ファイル入出力手段6による処理
は終了する。正ファイル4a復旧失敗時(ステップA
6)または正ファイル4aが最初からエラー状態の時
(ステップA2、A7)はファイルスペース(副)9b
から読み込む(ステップA8)が、この時、入出力エラ
ーが発生した場合(ステップA9)は同様に復旧は不可
能な為、ファイルスペース情報(副)8bにエラー状態
を設定し(ステップA10)、入出力エラーをジョブ5
に返し(ステップA21)ファイル入出力手段6による
処理は終了する。以後、この二重化ファイル3はユーザ
が復旧を行わなければ参照、更新を行わない。
【0017】ジョブ5からの要求が更新だった場合(ス
テップA1)、正ファイル4aがエラー状態でなかった
場合は(ステップA11)、ファイルスペース(正)9
aに書き出す(ステップA12)。ここで入出力エラー
が発生した場合(ステップA13)は正ファイル4aを
復旧する為、ファイル復旧手段7を動作させる(ステッ
プA14)。正ファイル4aの更新、あるいは復旧が完
了した後に副ファイル4bを更新する。ここでも正ファ
イル4aと同様に副ファイル4bがエラー状態でなかっ
た場合(ステップA15)、ファイルスペース(副)9
bを更新し(ステップA16)、入出力エラーが発生し
た場合は(ステップA17)ファイル復旧手段7を動作
させる(ステップA18)。ファイル復旧手段7が終了
した場合、または副ファイル4bがエラー状態で書き出
ししなかった場合は正ファイル4a、副ファイル4b両
ファイルがエラー状態かをチェックし(ステップA1
9)、両ファイルともエラー状態だった場合は入出力エ
ラーをジョブ5に返し(ステップA21)、ファイルI
/O手段6は終了する。また、副ファイル4bへの書き
出しが正常に終了した場合(ステップA17)、正ファ
イル4aか副ファイル4bのどちらかがエラー状態でな
かった場合(ステップA19)は入出力正常終了をジョ
ブ5に返して(ステップA20)ファイル入出力手段6
は終了する。
【0018】次に、上述したファイル復旧手段7の動作
を図3を参照して詳述する。ファイル復旧手段7はまず
入出力エラーが発生したスペースの代りとなる代替ファ
イルスペース10を確保する(ステップB1)。代替フ
ァイルスペース10の確保に失敗した(ステップB2)
場合は復旧は不可能な為、復旧対象のファイルスペース
情報8aか8bにエラー状態を設定し(ステップB1
4)、復旧失敗として(ステップB11)ファイル入出
力手段6に制御を戻す。代替ファイルスペース10の確
保に成功した場合(ステップB2)、復旧対象のファイ
ルスペース情報8aか8bを更新して(ステップB
3)、代替ファイルスペース10を本来のファイルスペ
ースに置換する。
【0019】ジョブ5からの要求が参照だった場合(ス
テップB4)、ファイルスペース(副)9bからファイ
ル内容を読み込み(ステップB5)、ファイルスペース
(正)9aに書き出す(ステップB7)。ファイルスペ
ース(副)9bの読み込み時にも入出力エラーが発生し
た場合(ステップB6)、復旧は行えない為、正・副両
ファイルのファイルスペース情報8a、8bにエラー状
態を設定し(ステップB10)、復旧失敗として(ステ
ップB11)ファイル入出力手段6に制御を戻す。ファ
イルスペース(副)9bからは読み込めたが(ステップ
B6)、ファイルスペース(正)9aへの書き出し時
(ステップB7)に再び入出力エラーが発生した場合
(ステップB8)、もう一度代替ファイルスペース10
確保(ステップB1)からの処理をやり直す。ファイル
スペース(正)9aへの書き出しが成功した場合(ステ
ップB8)、復旧成功として(ステップB9)ファイル
入出力手段6に制御を戻す。
【0020】ジョブ5からの要求が更新だった場合(ス
テップB4)、代替ファイルスペース10に置換したフ
ァイルへ再度更新を行う(ステップB12)。ここで入
出力エラーが発生した場合(ステップB13)、もう一
度代替ファイルスペース10確保(ステップB1)から
の処理をやり直す。更新が成功した後(ステップB1
3)、復旧成功として(ステップB9)ファイル入出力
手段6へ制御を戻す。
【0021】図4乃至図8は、本発明実施形態の具体的
な動作を示すために引用した図であり、正副ファイル4
a,4bがそれぞれ持つファイルスペース情報8a,8
bの内容(ファイルスペース情報1〜5)が示されてい
る。まず、参照時の動作について説明するが、二重化フ
ァイル3が図4のようなファイルスペース情報を持って
いる場合、ジョブ5が二重化ファイル3に対してファイ
ル内相対位置150からサイズ20の参照要求を出す
と、ファイル入出力手段6はファイルスペース情報
(正)8aから正ファイル4aがエラー状態かどうかチ
ェックし(ステップA1、A2)、エラー状態ではない
為、ファイルスペース(正)9aから読み込む(ステッ
プA3)が、ここで入出力エラーが発生する(ステップ
A4)と、ファイル入出力手段6はファイル復旧手段7
を動作させる(ステップA5)。
【0022】ファイル復旧手段7は図5の代替ファイル
スペース10を確保し(ステップB1)、ファイルスペ
ース情報(正)8aを図4から図5の状態へ更新する
(ステップB2、B3)。その後ファイルスペース
(副)9bのファイル内相対位置150からサイズ20
のファイル内容を読み込み(ステップB4、B5)、フ
ァイルスペース(正)9aに書き出す(ステップB6、
B7)。これでファイルスペース(正)9aとファイル
スペース(副)9bは同じ内容となり、正ファイル4a
の復旧が成功したことになる(ステップB8、B9)。
そしてファイル復旧手段7からファイル入出力手段6に
制御が戻ると復旧が成功しているので(ステップA
6)、入出力正常終了をジョブ5に返し(ステップA2
0)、ファイル入出力手段6は終了する。
【0023】ジョブ5の要求が上記と同じだった時、フ
ァイル復旧手段7がファイルスペース(副)9bの読み
込み時(ステップB5)に入出力エラーが発生した場合
(ステップB6)、ファイルスペース情報(正)8aと
ファイルスペース情報(副)8bを図5から図6の状態
へ更新してエラー情報を設定し(ステップB10)、復
旧失敗として(ステップB11)ファイル入出力手段6
にもどる。ファイル入出力手段6はファイルスペース情
報(副)8bを調べる(ステップA6、A7)が、エラ
ー状態の為、入出力エラーをジョブ5に返し(ステップ
A21)、ファイル入出力手段6は終了する。
【0024】また、二重化ファイル3が図7のようなフ
ァイルスペース情報を持っている場合、ジョブ5が二重
化ファイル3に対してファイル内相対位置150からサ
イズ20の参照要求を出すと、ファイル入出力手段6は
ファイルスペース情報(正)8aから正ファイル4aが
エラー状態かどうかチェックする(ステップA1、A
2)が、エラー状態である為、次にファイルスペース情
報(副)8bから副ファイル4bがエラー状態かどうか
チェックする(ステップA7)。副ファイル4bはエラ
ー状態ではない為、ファイルスペース(副)9bのファ
イル内相対位置150からサイズ20のファイル内容を
読み込む(ステップA8)。読み込みが正常に行われる
と(ステップA9)入出力正常終了をジョブ5に返し
(ステップA20)、ファイル入出力手段6は終了す
る。
【0025】ジョブ5の要求が上記と同じだった時、フ
ァイルスペース(副)9bの読み込み時(ステップA
8)に、入出力エラーが発生した場合(ステップA
9)、復旧は不可能な為、ファイルスペース情報(副)
9bを更新してエラー情報を設定すると(ステップA1
0)図7から図6と同じ状態となる。その後、入出力エ
ラーをジョブ5に返し(ステップA21)、ファイル入
出力手段6は終了する。
【0026】次に、更新時の動作について説明するが、
二重化ファイル3が図4のようなファイルスペース情報
を持っている場合、ジョブ5が二重化ファイル3に対し
てファイル内相対位置150からサイズ20の更新要求
を出すと、ファイル入出力手段6はファイルスペース情
報(正)8aから正ファイル4aがエラー状態かどうか
チェックし(ステップA1、A11)、エラー状態では
ない為、まずファイルスペース(正)9aに書き出す
(ステップA12)。この時、入出力エラーが発生する
(ステップA13)と、ファイル復旧手段7を動作させ
る(ステップA14)。
【0027】ファイル復旧手段7は図5の代替ファイル
スペース10を確保し(ステップB1)、ファイルスペ
ース情報(正)8aを図4から図5の状態へ更新する
(ステップB2、B3)。そして改めてファイルスペー
ス(正)9aのファイル内相対位置150からサイズ2
0の更新を行う(ステップB4、B12)。これで正フ
ァイル4aは正しく更新され、復旧が成功したことにな
る(ステップB13、B9)。復旧が成功しているの
で、ファイル入出力手段6はファイルスペース(副)9
bへ同様の(ファイル内相対位置150からサイズ2
0)書き出しを行う(ステップA15、A16)。ファ
イルスペース(副)9bへの書き出しが完了した(ステ
ップA17)後、入出力正常終了をジョブ5に返し(ス
テップA20)、ファイル入出力手段6は終了する。
【0028】ジョブ5の要求が上記と同じだった時、フ
ァイル復旧手段7が代替ファイルスペース10を確保し
ようとして(ステップB1)代替ファイルスペース10
を確保できなかった場合(ステップB2)、ファイルス
ペース情報(正)8aに図4から図8の状態へ更新して
エラー情報を設定し(ステップB14)、復旧失敗とし
て(ステップB11)ファイル入出力手段6に制御を戻
す。ファイル入出力手段6はその後副ファイル4bへの
更新を行い(ステップA15、A16)、ファイルスペ
ース(副)9bへの書き出しが完了した(ステップA1
7)後、入出力正常終了をジョブ5に返し(ステップA
20)、ファイル入出力手段6は終了する。
【0029】また、二重化ファイル3が図7のようなフ
ァイルスペース情報を持っている場合、ジョブ5が二重
化ファイル3に対してファイル内相対位置150からサ
イズ20の更新要求を出すと、ファイル入出力手段6は
ファイルスペース情報(正)8aから正ファイル4aが
エラー状態かどうかチェックするが(ステップA1、A
11)、エラー状態の為、正ファイル4aの更新はスキ
ップする。次にファイルスペース情報(副)8bから副
ファイル4bがエラー状態かどうかチェックするが(ス
テップA15)、エラー状態ではない為、ファイルスペ
ース(副)9bへ書き出す(ステップA16)。この時
入出力エラーが発生した場合(ステップA17)、ファ
イル復旧手段7を動作させるが(ステップA18)、前
述した例と同様にファイル復旧手段7が復旧に失敗した
場合はファイルスペース情報が図7から図6と同じ状態
になり、正ファイル4a・副ファイル4bがエラー状態
になる為(ステップA19)、入出力エラーをジョブ5
に返し(ステップA21)、ファイル入出力手段6は終
了する。
【0030】以上説明のように、二重化ファイル3へジ
ョブ5が参照要求を出した時に正ファイル4aからファ
イル内容を読み込むが、正ファイル4a読み込み時に入
出力エラーが発生した場合、ファイル復旧手段7が代替
ファイルスペース10を確保し、副ファイル4bからフ
ァイル内容を復旧する。また、二重化ファイル3へジョ
ブ5が更新要求を出した時に正ファイル4a、副ファイ
ル4b両ファイルに更新内容を書き出すが、書き出し時
に入出力エラーが発生した場合にはファイル復旧手段7
が代替ファイルスペース10をとって再度更新して復旧
する。すなわち、二重化ファイルアクセス時に入出力エ
ラーが発生してもファイル内容を即座に復旧し、復旧に
用いる代替ファイルスペースがとれる限り復旧を行う。
このようにして、二重化ファイルの障害耐久性を向上す
ることを可能にする。
【0031】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、二重
化ファイルアクセス時に入出力エラーが発生してもファ
イル内容を即座に復旧し、復旧に用いる代替ファイルス
ペースがとれる限り復旧を行うことで二重化ファイルの
障害耐久性を向上させることができる。従来は1回の入
出力エラー発生でエラーが発生したファイルが使用不能
になっていたが、本発明によれば入出力エラーが発生し
ても即座に正常な方のファイルから復旧を行うため、二
重化ファイルの障害耐久性の向上がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態の動作を説明するために引
用したフローチャートであり、ファイル入出力手段の処
理手順を示す。
【図3】 本発明の実施形態の動作を説明するために引
用したフローチャートであり、ファイル復旧手段の処理
手順を示す。
【図4】 本発明の実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、ファイルスペース情報1の内容を示
す。
【図5】 本発明の実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、ファイルスペース情報2の内容を示
す。
【図6】 本発明の実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、ファイルスペース情報3の内容を示
す。
【図7】 本発明の実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、ファイルスペース情報4の内容を示
す。
【図8】 本発明の実施形態の動作を説明するために引
用した図であり、ファイルスペース情報5の内容を示
す。
【符号の説明】
1…データ処理装置、2…補助記憶装置、3…二重化フ
ァイル、4a…正ファイル、4b…副ファイル、5…ジ
ョブ、6…ファイル入出力手段、7…ファイル復旧手
段、8a…ファイルスペース情報(正)、8b…ファイ
ルスペース情報(副)、9a…ファイルスペース
(正)、9b…ファイルスペース(副)、10…代替フ
ァイルスペース

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルが二重化され、そのファイル参
    照時、正もしくは副ファイルから内容を読み込み、ファ
    イル更新時、正・副両ファイルに同内容を書き込むコン
    ピュータシステムにおいて、ファイル参照時入出力エラ
    ーが発生したとき、代替ファイルスペースを記憶部に確
    保して副ファイルから読み出した内容を書き込み、その
    書き込み時にエラーが発生した場合に、再度、代替ファ
    イルペースを前記記憶部の別位置に確保して副ファイル
    から読み出した内容を書き込み、以下、代替ファイルス
    ペースの書き込みができるまで繰り返し、ファイル更新
    時入出力エラーが発生したとき、代替ファイルスペース
    を前記記憶部に確保してその代替ファイルスペースを使
    用して再書き込みを行い、その書き込み時にエラーが発
    生した場合に、再度、代替ファイルペースを前記記憶部
    の別位置に確保してその代替ファイルスペースを使用し
    て再書き込みを行い、以下、代替ファイルスペースの書
    き込みができるまで繰り返してそのファイルを復旧する
    ことを特徴とする二重化ファイルにおける入出力エラー
    の復旧方法。
  2. 【請求項2】 前記正・副ファイルスペースは別の独立
    した記憶媒体に割り付けられることを特徴とする請求項
    1記載の二重化ファイルにおける入出力エラーの復旧方
    法。
  3. 【請求項3】 それぞれにファイルスペース情報を持つ
    二重化されたファイルと、そのファイルアクセス時、入
    出力エラーが発生したときにそのファイル復旧のために
    使用される代替ファイルスペースが割り付けられる補助
    記憶装置と、ファイルアクセス命令を発行し、そのアク
    セス実行時、入出力エラーが発生した場合、使用不能に
    なったファイルスペースの代わりに前記補助記憶装置に
    代替ファイルスペースを確保し、その代替ファイルスペ
    ースにファイル内容を書き込み、その書き込み時にエラ
    ーが発生した場合は、再度、代替ファイルスペースを前
    記補助記憶装置の別位置に確保し、確保した代替ファイ
    ルスペースにファイル内容を書き込み、以下、代替ファ
    イルスペースの書き込みができるまで繰り返し、該書き
    込みができた後、書き込みが終了した代替ファイルスペ
    ースをエラーが発生したファイルスペースの代わりとす
    るように、対応するファイルスペース情報を更新するデ
    ータ処理装置本体とを具備することを特徴とする、二重
    化ファイルにおける入出力エラーの復旧装置。
  4. 【請求項4】 前記ファイルスペース情報は、対応する
    ファイルの記憶位置情報、ならびに、そのファイルに入
    出力エラー発生した後復旧できなかったことがあるか否
    かを示すエラー情報から成ることを特徴とする請求項3
    記載の二重化ファイルにおける入出力エラーの復旧装
    置。
  5. 【請求項5】 それぞれにファイルスペース情報を持つ
    二重化されたファイルと、そのファイルアクセスにおい
    て入出力エラーが発生したときにそのファイル復旧のた
    めに使用される代替ファイルスペースが割り付けられて
    成るデータ格納手段と、前記二重化ファイルに対して参
    照、更新のためのアクセス要求を発行するアクセス要求
    発行手段と、アクセス要求を受付け、対応する二重化フ
    ァイルのファイルスペース情報をチェックしてファイル
    内容を参照もしくは更新し、前記アクセス要求発行手段
    に対して正常終了を通知すると共に、前記ファイルアク
    セスにおいて入出力エラーが発生したとき、ファイル復
    旧手段による制御を起動するファイル入出力手段と、前
    記ファイルアクセスにおいて入出力エラーが発生したと
    き、使用不能となったファイルスペースの代りに前記デ
    ータ格納手段に代替ファイルスペースを確保し、そのフ
    ァイルスペースに対してファイル内容を書き込み、その
    書き込み時にエラーが発生した場合は、再度、代替ファ
    イルスペースを前記データ格納手段の別位置に確保し、
    確保した代替ファイルスペースにファイル内容を書き込
    み、以下、代替ファイルスペースの書き込みができるま
    で繰り返し、該書き込みができた後、書き込みが終了し
    代替ファイルスペースを有効とするために対応するフ
    ァイルスペース情報を更新するファイル復旧手段とを具
    備することを特徴とする、二重化ファイルにおける入出
    力エラー復旧装置。
  6. 【請求項6】 前記ファイル入出力手段は、アクセス要
    求が参照であると判断された場合、アクセスの対象とな
    る正ファイルのファイルスペース情報をチェックするこ
    とにより以前そのファイルアクセス時に入出力エラーが
    発生し復旧できなかったか否かを知り、否のときにその
    ファイルスペースからファイル内容を読み込み、過去に
    入出力エラーがあった場合、もしくはその正ファイルア
    クセス時に入出力エラーが発生した場合、ファイル復旧
    手段を起動して入出力エラーが発生したスペースの内容
    を副ファイルから復旧させることを特徴とする請求項5
    記載の二重化ファイルにおける入出力エラー復旧装置。
  7. 【請求項7】 前記ファイル入出力手段は、アクセス要
    求が更新であると判断された場合、アクセスの対象とな
    る正・副両ファイルのファイルスペース情報をチェック
    することにより以前そのファイルアクセス時に入出力エ
    ラーが発生し復旧できなかったか否かを知り、否のとき
    にその正・副ファイルスペースに対してデータを書き込
    み、過去に入出力エラーがあった場合、もしくはその正
    ・副いずれかのファイルアクセス時に入出力エラーが発
    生した場合、ファイル復旧手段を起動して入出力エラー
    が発生したスペースの内容を代替ファイルから復旧させ
    ることを特徴とする請求項5記載の二重化ファイルにお
    ける入出力エラー復旧装置。
  8. 【請求項8】 前記ファイル復旧手段は、入出力エラー
    が発生したスペースの代りとなる代替ファイルスペース
    を確保し、復旧対象となるファイルスペース情報を更新
    して以降その代替ファイルスペースを有効とし、ファイ
    ルアクセス要求が参照だった場合、副ファイルスペース
    からファイル内容を読み出し正ファイルスペースに書き
    込むと共に、ファイルアクセス要求が更新だった場合、
    代替ファイルスペースに対して再度書き込みを行いファ
    イル入出力手段に制御を渡すことを特徴とする請求項5
    記載の二重化ファイルにおける入出力エラー復旧装置。
  9. 【請求項9】 前記ファイル復旧手段は、代替ファイル
    スペースの確保に失敗した場合、もしくは正副いずれか
    のファイルアクセス時に入出力エラーが発生した場合、
    復旧の対象となる、もしくはアクセス対象となるファイ
    ルのファイルスペース情報にエラー状態を設定すること
    を特徴とする請求項8記載の二重化ファイルにおける入
    出力エラー復旧装置。
  10. 【請求項10】 ファイルが二重化され、そのファイル
    参照時、正ファイルから内容を読み込み、ファイル更新
    時、正・副両ファイルに同内容を書き込むコンピュータ
    システムにおいて用いられ、アクセス要求の種別を判断
    するステップと、参照であると判断された場合、アクセ
    スの対象となる正ファイルのファイルスペース情報をチ
    ェックすることにより以前そのファイルアクセス時に入
    出力エラーが発生し復旧できなかったか否かを知るステ
    ップと、否のときにそのファイルスペースからファイル
    内容を読み込むステップと、その正ファイルアクセス時
    に入出力エラーが発生した場合、ファイル復旧手段を起
    動して、代替ファイルスペースを記憶部に確保して副フ
    ァイルから読み出した内容を書き込み、その書き込み時
    にエラーが発生した場合に、再度、代替ファイルペース
    を前記記憶部の別位置に確保して副ファイルから読み出
    した内容を書き込み、以下、代替ファイルスペースの書
    き込みができるまで繰り返すことにより入出力エラーが
    発生したスペースの内容を副ファイルから復旧させるス
    テップと、アクセス要求が更新であると判断された場
    合、アクセスの対象となる正・副両ファイルのファイル
    スペース情報をチェックすることにより以前そのファイ
    ルアクセス時に入出力エラーが発生し復旧できなかった
    か否かを知るステップと、否のときにその正・副ファイ
    ルスペースに対してデータを書き込むステップと、そ
    正・副いずれかのファイルのデータ書込時に入出力エラ
    ーが発生した場合、ファイル復旧手段を起動して、代替
    ファイルスペースを前記記憶部に確保してその代替ファ
    イルスペースを使用して再書き込みを行い、その書き込
    み時にエラーが発生した場合に、再度、代替ファイルペ
    ースを前記記憶部の別位置に確保してその代替ファイル
    スペースを使用して再書き込みを行い、以下、代替ファ
    イルスペースの書き込みができるまで繰り返すことによ
    り入出力エラーが発生したスペースを復旧させるステッ
    プとがプログラムされ記録されるコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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