JP3256851B2 - キノコ栽培ビン用キャップ - Google Patents
キノコ栽培ビン用キャップInfo
- Publication number
- JP3256851B2 JP3256851B2 JP17527099A JP17527099A JP3256851B2 JP 3256851 B2 JP3256851 B2 JP 3256851B2 JP 17527099 A JP17527099 A JP 17527099A JP 17527099 A JP17527099 A JP 17527099A JP 3256851 B2 JP3256851 B2 JP 3256851B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- lower cover
- cover
- ring
- cultivation bottle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Mushroom Cultivation (AREA)
Description
用いる栽培ビンのビン口部に装着するキノコ栽培ビン用
キャップに関する。
するキャップとしては、既に、本出願人が提案した実開
昭63−167837号公報で開示されるキノコ栽培ビ
ン用キャップが知られている。
脱する筒形の栓体と、この栓体の上部周縁に水平方向に
拡がったフランジ部と、このフランジ部の周縁部上側に
起立した環状のカバー嵌合部とを一体に有し、かつ栓体
の中央部とフランジ部水平周縁部に通気孔を設けたキャ
ップ本体を備えるとともに、カバー嵌合部の上端開口を
閉鎖するカバー体を備え、さらに、栓体上に多数の隔壁
を立設してジグザグ状の空気流通路を形成し、この空気
流通路を介して栓体の中央部に設けた通気孔とフランジ
部水平周縁部に設けた通気孔を通気させたものであり、
これにより、栽培ビンの内部で発生する炭酸ガスを外部
に排出し、かつ外部の酸素を栽培ビンの内部に取り入れ
ることができるとともに、栽培ビンへの雑菌の侵入を阻
止することができる。
のキノコ栽培ビン用キャップは、次のような解決すべき
課題が存在した。
させて収容するが、上述した従来のキャップは、栽培ビ
ンのビン口部よりも外方(径方向)へ大きく拡がってし
まうため、例えば、形状的に細い栽培ビン(図6参照)
に使用した場合には、栽培ビン同士を接触させてコンテ
ナに収容できなくなる。
コストアップを招くとともに、保管時等の省スペース化
を図れない。
流通路は、水平通路のため、雑菌やゴミ等が一旦キャッ
プの内部に入り込んだ場合には、栽培ビンの振動や傾き
等によって雑菌やゴミ等が栽培ビンの内部に侵入しやす
い。
課題を解決したものであり、ビン口部から外方への無用
な拡がりを回避し、各種栽培ビンへの装着を可能して汎
用性を高めるとともに、小型コンパクト化によるコスト
ダウン及び保管時等の省スペース化を実現し、さらに、
雑菌やゴミ等が栽培ビンの内部に侵入するのを確実に阻
止できるキノコ栽培ビン用キャップの提供を目的とす
る。
は、円形の下覆部2と、この下覆部2の周縁から下方に
設けたリング形の装着部3を有するキノコ栽培ビン用キ
ャップ1を構成するに際して、下覆部2の周縁から上方
に起立し、かつ複数の外通気孔5…を有するリング形の
外壁部4を設けるとともに、外壁部4に下覆部2の上方
を覆う上覆部6を有するカバー体部Mcを装着し、かつ
下覆部2の上面にリング形の下隔壁部7を設けるととも
に、上覆部6の下面にリング形の上隔壁部8を設け、さ
らに下隔壁部7の上端側又は上隔壁部8の下端側に複数
の中間通気孔9…,10…を設けることにより、下覆部
2と上覆部6間に、水平方向及び垂直方向へ同時にジグ
ザグ状となる通気路Sを形成し、この通気路Sの外端を
外通気孔5…を通して外部に連通させ、かつ通気路Sの
内端を下覆部2に設けた複数の内通気孔11…を通して
栽培ビンBの内部に連通させたことを特徴とする。この
場合、好適な実施の形態により、下覆部2の中央には、
下方へ膨出した種菌押面部12を設けるとともに、この
種菌押面部12の周りに当該種菌押面部12を囲む複数
の内通気孔11…を設ける。
通する外通気孔5…は、下覆部2の周縁から上方に起立
したリング形の外壁部4に設けられるため、栽培ビンB
のビン口部から外方へのキャップ1の無用な拡がりは回
避され、例えば、形状的に細い栽培ビンBにも装着可能
になる。また、キャップ1の内部、即ち、下覆部2と上
覆部6間には、水平方向及び垂直方向へ同時にジグザグ
状となる通気路Sが形成されるため、水平方向にのみジ
グザグ状となる通気路に比べ、通気路Sを実質的に長く
することができるとともに、通気路Sには上下方向にお
ける所定高さの段差が一又は二以上形成されるため、静
止した自然状態のみならず栽培ビンBに振動や傾き等が
生じても、雑菌やゴミ等の栽培ビンB内部への侵入が確
実に阻止される。
面に基づき詳細に説明する。
ャップ1の構成について、図1〜図6を参照して説明す
る。
により一体成形したキャップ本体部Mbと、このキャッ
プ本体部Mbとは別体に形成し、かつキャップ本体部M
bと同素材により一体成形したカバー体部Mcの組合わ
せにより構成する。
備え、この下覆部2の周縁から下方に設けたリング形の
装着部3と、この下覆部2の周縁から上方に起立させて
設けたリング形の外壁部4を有する。なお、下覆部2と
装着部3は一般的な基本形態のキャップ部分を構成し、
外壁部4はこのキャップ部分より外方(径方向)へ拡が
ることはない。また、装着部3は下側が若干大径となる
テーパ状に形成し、内周面の複数個所には、図6に示す
ストッパ部21…を盛上形成する。これにより、キャッ
プ1は栽培ビンBに対してクリック式に着脱し、装着時
にはストッパ部21…と栽培ビンBのビン口部Boの縁
部が係合して抜止めされる。
押面部12を設けるとともに、この種菌押面部12の周
縁上面には、上方に起立するリング形の内壁部22を設
け、さらに、種菌押面部12の上面及び内壁部22の内
面には十字形のリブ部23を設ける。また、種菌押面部
12の周りには当該種菌押面部12を囲む四つの内通気
孔11…を等間隔に設ける。この場合、下覆部2の上面
には上方へ肉厚形成した四つの盛上部24…を周方向へ
等間隔に設け、各盛上部24…に上下に貫通する上記内
通気孔11…を設ける。
24…と外壁部4間には、下覆部2の上面から上方に起
立するリング形の下隔壁部7を設けるとともに、この下
隔壁部7の上端縁には、下方に切欠いた四つの凹部25
…を周方向へ等間隔に設ける。この場合、各凹部25…
の周方向位置は、図1に示すように、各内通気孔11…
の周方向位置に一致する。また、下覆部2の上面であっ
て、下隔壁部7の内方に隣接する位置には、リング形の
凹溝部26を設け、この凹溝部26の内壁面には中心方
向に窪んだ四つの凹部27…を周方向へ等間隔に設け
る。この場合、各凹部27…の周方向位置は、図1に示
すように、各内通気孔11…の相互間の中央位置に一致
する。一方、外壁部4の下端部には、四つの外通気孔5
…を周方向へ等間隔に設ける。この場合、各外通気孔5
…の周方向位置は、図1に示すように、各凹部27…の
周方向位置に一致する。
を備え、この上覆部6の下面には、外壁部4の内面に装
着(嵌着)する装着リング部31を設ける。また、上覆
部6の下面であって、装着リング部31の内方には、リ
ング形の上隔壁部8を設ける。これにより、カバー体部
Mcはキャップ本体部Mbに着脱し、装着時には、装着
リング部31が外壁部4の内面に圧入して上覆部6が下
覆部2の上方を覆う。この場合、カバー体部Mcとキャ
ップ本体部Mbの装着時における各部の関係は次のよう
になる。
は、それぞれ上覆部6の下面に当接する。これにより、
下隔壁部7の上端側には凹部25…による四つの中間通
気孔9…が形成される。また、上隔壁部8の下端縁は、
凹溝部26の内方に隣接する下覆部2の上面に当接す
る。これにより、上隔壁部8の下端側には凹部27…に
よる四つの中間通気孔10…が形成される。この結果、
下覆部2と上覆部6間には、図1及び図2に矢印Sで示
す水平方向及び垂直方向へ同時にジグザグ状となる通気
路が形成され、この通気路Sの外端は外通気孔5…を通
して外部に連通するとともに、通気路Sの内端は内通気
孔11…を通して栽培ビンBの内部に連通する。なお、
図2は実際の断面とは異なり、キャップ本体部Mbに対
してカバー体部Mcの装着角度を45゜異ならせた状態
を示している。
いし着色してもよい。透明の場合は光が必要なエノキ茸
等の栽培に用いることができるとともに、着色した場合
には光を排除して培養中の発芽を抑えることができるこ
とから、ブナシメジやエリンギ等の栽培に用いることが
できる。
ャップ1の使用方法及び機能について、図1〜図6を参
照して説明する。
において、培地を充填した栽培ビンBのビン口部Boに
装着して使用する。これにより、菌糸培養時には、栽培
ビンBの内部で発生する炭酸ガスは、図1及び図2に矢
印Sで示す通気路を経由して外部に排出されるととも
に、外部の酸素は、同通気路Sを経由して栽培ビンBの
内部に取り入れられる。
する外通気孔5…は、下覆部2の周縁から上方に起立し
たリング形の外壁部4に設けられるため、栽培ビンBの
ビン口部Boから外方へのキャップ1の無用な拡がりは
回避され、例えば、形状的に細い栽培ビンBにも装着可
能になる。
と上覆部6間には、水平方向及び垂直方向へ同時にジグ
ザグ状となる通気路Sが形成されるため、水平方向にの
みジグザグ状となる通気路に比べ、通気路Sを実質的に
長くすることができるとともに、通気路Sには上下方向
における高さHの段差が複数形成されるため、静止した
自然状態のみならず栽培ビンBに振動や傾き等が生じて
も、雑菌やゴミ等の栽培ビンB内部への侵入が確実に阻
止される。
地に接種された種菌の上面を上から押圧するため、いわ
ゆる菌廻りが良好となる。また、キャップ1はウレタン
や紙等のフィルターを含まないため、古くなったキャッ
プ1はそのまま粉砕して再生原料に利用することができ
るなど、リサイクル性にも優れる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,素材,数量等において本発明の要旨
を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することが
できる。例えば、外通気孔5…,中間通気孔9…(10
…),内通気孔11…は四つの場合を示したが、任意の
数で実施できる。また、下隔壁部7,上隔壁部8はそれ
ぞれ一つずつ設けた場合を示したがこれらも任意の数で
実施できる。
ン用キャップは、下覆部の周縁から上方に起立し、かつ
複数の外通気孔を有するリング形の外壁部を設けるとと
もに、この外壁部に下覆部の上方を覆う上覆部を有する
カバー体部を装着し、かつ下覆部の上面にリング形の下
隔壁部を設けるとともに、上覆部の下面にリング形の上
隔壁部を設け、さらに下隔壁部の上端側又は上隔壁部の
下端側に複数の中間通気孔を設けることにより、下覆部
と上覆部間に、水平方向及び垂直方向へ同時にジグザグ
状となる通気路を形成し、この通気路の外端を外通気孔
を通して外部に連通させ、かつ通気路の内端を下覆部に
設けた複数の内通気孔を通して栽培ビンの内部に連通さ
せたため、次のような顕著な効果を奏する。
回避し、各種栽培ビンへの装着を可能にすることにより
汎用性を高めることができる。
トダウン及び保管時等の省スペース化を実現できる。
に振動や傾き等が生じても、雑菌やゴミ等が栽培ビンの
内部に侵入するのを確実に阻止できる。
キャップにおける一部破断面を含むキャップ本体部の平
面図、
本体部に対して上覆部の装着角度を45゜異ならせた状
態の一部拡大縦断面図、
平面で切断した縦断面図、
平面で切断した縦断面図、
と上覆部を離脱した状態の縦断面図、
した状態を示す外観正面図、
Claims (2)
- 【請求項1】 円形の下覆部と、この下覆部の周縁から
下方に設けたリング形の装着部を有するキノコ栽培ビン
用キャップにおいて、前記下覆部の周縁から上方に起立
し、かつ複数の外通気孔を有するリング形の外壁部を設
けるとともに、この外壁部に前記下覆部の上方を覆う上
覆部を有するカバー体部を装着し、かつ前記下覆部の上
面にリング形の下隔壁部を設けるとともに、前記上覆部
の下面にリング形の上隔壁部を設け、さらに前記下隔壁
部の上端側又は前記上隔壁部の下端側に複数の中間通気
孔を設けることにより、前記下覆部と前記上覆部間に、
水平方向及び垂直方向へ同時にジグザグ状となる通気路
を形成し、この通気路の外端を前記外通気孔を通して外
部に連通させ、かつ前記通気路の内端を前記下覆部に設
けた複数の内通気孔を通して栽培ビンの内部に連通させ
たことを特徴とするキノコ栽培ビン用キャップ。 - 【請求項2】 前記下覆部の中央には、下方へ膨出した
種菌押面部を設けるとともに、この種菌押面部の周りに
当該種菌押面部を囲む複数の前記内通気孔を設けたこと
を特徴とする請求項1記載のキノコ栽培ビン用キャッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17527099A JP3256851B2 (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | キノコ栽培ビン用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17527099A JP3256851B2 (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | キノコ栽培ビン用キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001000041A JP2001000041A (ja) | 2001-01-09 |
JP3256851B2 true JP3256851B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=15993220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17527099A Expired - Fee Related JP3256851B2 (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | キノコ栽培ビン用キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3256851B2 (ja) |
-
1999
- 1999-06-22 JP JP17527099A patent/JP3256851B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001000041A (ja) | 2001-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5813564A (en) | Cover structure for an airtight container | |
US4844263A (en) | Food container | |
US4665035A (en) | Fermentation apparatus and systems for the cultivation of microorganisms and other biological entities | |
US6886694B2 (en) | Nestable food storage lids and container base | |
US20060261065A1 (en) | Reversible lid storage container | |
US4027778A (en) | Container for foodstuffs or the like | |
JP3256851B2 (ja) | キノコ栽培ビン用キャップ | |
JP3074525B2 (ja) | キノコ栽培ビン用キャップ | |
JP3818974B2 (ja) | きのこ栽培容器用キャップ | |
CN217160643U (zh) | 改良菌种瓶 | |
JPH0327402Y2 (ja) | ||
JP2657365B2 (ja) | キノコ栽培ビン用キャップ | |
CN212589322U (zh) | 粒料天麻菌种培育使用的封瓶盖 | |
JP3381245B2 (ja) | 試験管用キャップ | |
JP2577962Y2 (ja) | きのこ栽培ビン用蓋 | |
JPH02286011A (ja) | きのこ栽培瓶用キャップ | |
JPH0741325Y2 (ja) | キノコ類栽培瓶用蓋 | |
JPH0233657Y2 (ja) | ||
JPS62253322A (ja) | きのこ栽培ビン用キヤツプ | |
JPH04187028A (ja) | きのこ栽培容器 | |
JPH0332362U (ja) | ||
TWM627031U (zh) | 改良菌種瓶 | |
JPS5822524Y2 (ja) | 舞茸栽培瓶のキヤツプ | |
JPH0429907U (ja) | ||
JP2686605B2 (ja) | キノコ栽培容器及びキノコ栽培方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3256851 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131207 Year of fee payment: 12 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |