JP3254628B2 - パイプ内曝気装置 - Google Patents

パイプ内曝気装置

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JP3254628B2 JP31723599A JP31723599A JP3254628B2 JP 3254628 B2 JP3254628 B2 JP 3254628B2 JP 31723599 A JP31723599 A JP 31723599A JP 31723599 A JP31723599 A JP 31723599A JP 3254628 B2 JP3254628 B2 JP 3254628B2
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  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気体と液体を共に同一
のパイプ20で圧送するポンプ(以下、気液ポンプと言
う)を使用して、気体と液体(以下「気液」と言う)を
交互または混合状態でパイプ20内を圧送し、圧送の途
上で曝気効果を高めた後、気液を必要な場所へ放出する
パイプ内曝気装置に関するもので、河海、池沼、水路、
水槽等の分野で水質浄化や水中の微生物や動植物への酸
素供給等に利用するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の曝気方法は、ブロワ又はコンプレ
ッサー等を使用して送気する方法が主体であった、この
方法は設備が大型化や、騒音や振動防止の付属の施設が
必要となり、設備と経費が嵩む欠点があった、このた
め、ブロワ又はコンプレッサー等の送気設備や送液ポン
プを必要としない簡単な方法の開発が待たれていた。
【0003】さらに、従来の曝気作業は、水中へ送気し
た後に、気体を放出して気泡の上昇を利用し気液を自動
接触させ曝気する方法で、気泡が水中を上昇する間の短
時間曝気のため曝気効果が不十分であった、また、多少
の改善装置を使用しても曝気された富溶存酸素水域は上
層水域Iに偏り、水底水域IIIの曝気不足が起き易い
欠点があった。一方、深層曝気方式は設備と経費が嵩む
欠点があった、このため、水中13への送気方法だけで
なく、富溶存酸素水域が上層に偏らない、水底水域II
Iの曝気不足が起きない他の曝気方法の開発が期待され
ていた。
【0004】さらに、従来、曝気効果を高めるため壁面
に凹凸を設ける方法は多く行われてきたが、それらはす
べて水中で行われ気泡の通過を利用した方法であった、
気泡の上昇による上昇流の発生で曝気効果は上層に偏る
欠点があった。水中以外で曝気を終えて曝気を終えた液
体を必要な場所に送液できるような、上昇流の発生しな
い曝気方法がもとめられていた。
【0005】さらに、従来、曝気効果を高める接触材の
使用は多く行われてきたが、それらはすべて水中で行わ
れ気泡の上昇や攪拌装置を利用した方法であったが、こ
りらを利用しても曝気効果は上層に偏る欠点があった。
水中に達する以前に曝気を終えて必要な場所に送液でき
るような、上昇流の発生しない曝気方法がもとめられて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のブロワやコンプレッサー等の送気装置、または、従来
の送水ポンプは必要としない簡単で、維持管理費の小さ
い装置の開発にある。
【0007】本発明の他の目的は、従来の水中への送気
による曝気方法だけでなく、気泡の上昇や水中13での
攪拌装置以外の方法で、上層水域Iに偏らない水底水域
IIIにも曝気効果が及ぶ曝気装置の開発にある。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の欠陥を
解決するため、回転軸1を軸にしてパイプ20を巻いて
連通したリング状流路2を形成したパイプ巻体3を回転
軸1と一体に回転可能ににして水面近くに設置し、回転
軸1に軸受4を取付けて、パイプ巻体のパイプ20の一
端を気体と液体を流入させる気液流入口5としパイプ巻
体3の最終のリング状流路2から延伸させて回転圧送管
6として、回転軸1の空洞状の内部を通過させてパイプ
巻体20の他端を回転軸1と同軸の接続機器7の一端に
接続する、接続機器7の他端には気液圧送管8の一端を
接続し気液圧送管8の他端を放出口9とし、駆動源10
によってパイプ巻体3を回転させて気液流入口5を回転
毎に水没させて気体と液体を交互に気液流入口5から汲
み込んで、各リング状流路2内の前後に水位を形成させ
た封水状態11とし、封水状態11を維持する速度でパ
イプ巻体3を回転させて回転毎に封水状態11を1リン
グづつ前進させ各リング状流路2内の前後の水位に水位
差12を形成させて内部圧力を起こさせて順次累積させ
最終のリング状流路2で最高圧力となり、最終のリング
状流路2を通過後は封水状態11を解消させて回転圧送
管6から回転軸1の空洞状の内部を通過して接続機器7
に至り接続機器7から回転しない気液圧送管8を経て放
出口9から水中13に放出し、気体と液体が共に同一の
パイプで、パイプ巻体3の気液流入口5から放出口9ま
でのパイプ20の内壁部の一部又は全体に凹凸21を形
成して、気体と液体を交互または混合状態でパイプ20
内を通過させて気体と液体を混合接触を強化させ自動的
に溶存酸素を増強させ、従来のブロワやコンプレッサー
等の送気設備や、送水ポンプを必要としないことに特徴
がある。
【0010】更に、本発明は、パイプ巻体3の気液流入
口5から放出口9までのパイプ20の内側の一部又は全
体に気液接触材22を設置して、気体と液体を交互また
は混合状態でパイプ20内を通過させて気体と液体の接
触を強化させることに特徴がある。
【0011】更に、本発明は、気液圧送管8の一部に気
液分離装置14を設け気体と液体を分離させて、気体と
液体の両方またはどちらか単独で水中に圧送することに
特徴がある。
【0012】
【0013】
【実施態様】本発明のパイプ内曝気装置の一例を、図1
に従って説明すると、内部が空洞状の回転軸1をほぼ水
平にして、回転軸1を軸にしてパイプ20を巻いて連通
したリング状流路2を形成したパイプ巻体3を回転軸1
と一体に回転可能ににして水面近くに設置し、回転軸1
に軸受4を取付けて、パイプ巻体のパイプ20の一端を
気体と液体を流入させる気液流入口5としパイプ巻体3
の最終のリング状流路2から延伸させて回転圧送管6と
して、回転軸1の空洞状の内部を通過させてパイプ巻体
20の他端を回転軸1と同軸の接続機器7の一端に接続
する、接続機器7の他端には気液圧送管8の一端を接続
し気液圧送管8の他端を放出口9とし、駆動源10によ
ってパイプ巻体3を回転させて気液流入口5を回転毎に
水没させて気体と液体を交互に気液流入口5から汲み込
んで、各リング状流路2内の前後に水位を形成させた封
水状態11とし、封水状態11を維持する速度でパイプ
巻体3を回転させて回転毎に封水状態11を1リングづ
つ前進させ各リング状流路2内の前後の水位に水位差1
2を形成させて内部圧力を起こさせて順次累積させ最終
のリング状流路2で最高圧力となり、最終のリング状流
路2を通過後は封水状態11を解消させて回転圧送管6
から回転軸1の空洞状の内部を通過して接続機器7に至
り接続機器7から回転しない気液圧送管8を経て放出口
9から水中13に放出し、気体と液体が共に同一のパイ
プで、パイプ巻体3の気液流入口5から放出口9までの
パイプ20の内壁部の一部又は全体に凹凸21を形成し
て、気体と液体を交互または混合状態でパイプ20内を
通過させて気体と液体を混合接触を強化させ自動的に溶
存酸素を増強させるさせるものである。
【0014】更に、本発明のパイプ内曝気装置の一例
を、図2及び図4にしたがって説明すると、パイプ巻体
3の気液流入口5から放出口9までのパイプ20の内側
の一部又は全体に気液接触材22を設置して、気体と液
体を交互または混合状態でパイプ20内を通過させて気
体と液体の接触を強化させるものである。
【0015】更に、本発明のパイプ内曝気装置の一例
を、図1にしたがって説明すると、気液圧送管8の一部
に気液分離装置14を設け気体と液体を分離させて、気
体と液体の両方またはどちらか単独で水中に圧送するも
のである。
【0016】本発明の請求項1の構成要素について更に
付言すると、内部が空洞状の回転軸1をほぼ水平にし
て、回転軸1を軸にしてパイプ20を巻いて連通した
リング状流路2を形成したパイプ巻体3を回転軸1と一
体に回転可能ににして水面近くに設置し、回転軸1に
軸受4を取付けて、パイプ巻体のパイプ20の一端を
気体と液体を流入させる気液流入口5としパイプ巻体3
の最終のリング状流路2から延伸させて回転圧送管6と
して、回転軸1の空洞状の内部を通過させてパイプ巻
体20の他端を回転軸1と同軸の接続機器7の一端に接
続する、接続機器7の他端には気液圧送管8の一端を
接続し気液圧送管8の他端を放出口9とし、駆動源1
0によってパイプ巻体3を回転させて気液流入口5を回
転毎に水没させて気体と液体を交互に気液流入口5から
汲み込んで、各リング状流路2内の前後に水位を形成
させた封水状態11とし、封水状態11を維持する速度
でパイプ巻体3を回転させて回転毎に封水状態11を1
リングづつ前進させ各リング状流路2内の前後の水位に
水位差12を形成させて内部圧力を起こさせて順次累積
させ最終のリング状流路2で最高圧力となり最終のリ
ング状流路を通過後は封水状態11を解消させて回転圧
送管6から回転軸1の空洞状の内部を通過して接続機器
7に至り接続機器7から回転しない気液圧送管8を経て
放出口9から水中13に放出し、▲10▼気体と液体が
共に同一のパイプで、パイプ巻体3の気液流入口5から
放出口9までの▲11▼パイプ20の内壁部の一部又は
全体に凹凸21を形成して、気体と液体を交互または混
合状態でパイプ20内を通過させて気体と液体を混合接
触を強化させ自動的に溶存酸素を増強させるさせる、と
言う技術手段によるものである。本発明の請求項1の構
成要素について更に付言すると、請求項1のパイプ内曝
気装置の構成要素の中で、〜に示す内容は気液を共
に同一のパイプ内を圧送するポンプ、すなわち、「気液
ポンプ」を示し、この「気液ポンプ」を使用して圧送途
上のパイプ内で曝気することにあり、中でも前述した
に示す「各リング状流路2内の前後に水位を形成させた
封水状態11とし、封水状態11を維持する速度でパイ
プ巻体3を回転させて回転毎に封水状態11を1リング
づつ前進させ各リング状流路2内の前後の水位に水位差
12を形成させて内部圧力を起こさせて順次累積させ最
終のリング状流路2で最高圧力となり」とは、圧送力を
起こす内容であり、は、高圧化の後の接続機器を経て
放出までを説明し、▲10▼は、パイプ内での溶存酸素
の増強設備の設置場所を示している、▲11▼は、溶存
酸素の増強設備の技術的内容と機能を説明している。
【0017】本発明のパイプ内曝気装置に気液ポンプを
使用する理由は以下に示す通りで、は、従来のブロワ
やコンプレッサー等の送気設備や送水ポンプを必要とせ
ず、これに付属施設として騒音防止、振動防止、冷却装
置等も必要としないばかりか、施設費や動力費が少なく
て済むためであり、は、気液が水中に放出する以前
に、圧送パイプ内で圧送中に十分曝気を進行させること
ができるためであり、は、水底部等へ配管して、富溶
存酸素化した液体のみを必要場所へ放出でき、曝気効果
が上層に偏らずに下層だけの曝気もできるためであり、
は、前述の圧送パイプ内で圧送中に曝気ができると共
に、従来と同様に圧送後も水中で気泡の上昇を利用して
曝気に利用できるためであり、は、ポンプ内のパイプ
及び圧送パイプ内に羽根、歯車、ピストン、スクリュー
等の一切の機器が存在しないため、多少の固形物があっ
ても問題なく気液とともに圧送ができるためであり、
は、パイプ内で曝気した後、気液分離室の設置で簡単に
分離でき、気液同時又は気液のどちらか単独で、水中の
必要な場所に放出できるためであり、は、気液を水中
に圧送する場合、逆エアリフト効果(仮称)が起き、従
来と同一の圧力でも従来の送気ポンプ以上の深度へ圧送
ができるためであり、は、羽根、歯車、ピストン、ス
クリュー等の一切の機器が存在しないため、故障が少な
く、維持管理費だけでなくトータルコストが小さくて済
むためである。
【0018】本発明のパイプ内曝気装置の請求項1の一
例を、図3にしたがって説明すると、パイプ20の内壁
部の一部又は全体に凹凸21を形成して、気液が交互、
または混合状態でパイプ20内を通過させることで、パ
イプ20内にせせらぎ的な流れが起き、気液の出会う表
面積が大きくなり、気液が水中に到達以前に曝気効果を
高めるものである。
【0019】本発明のパイプ内曝気装置の請求項2の一
例を、図4にしたがって説明すると、パイプ20の内部
の一部又は全体に気液接触材22を設置して、気液が交
互、または混合状態でパイプ20内を通過させること
で、パイプ20内にせせらぎ的な流れが起き、気液が出
会い接触面積が大きくなり、気液が水中に到達以前に曝
気効果を高めるものある。
【0020】本発明のパイプ内曝気装置において、パイ
プ内壁部に凹凸21や、パイプ内部への気液接触材22
の設置は、気液圧送パイプ8の一部を改造して設置して
もよく、気液ポンプで圧送する液体が汚水の場合は目詰
りしない程度の接触材をもうけて目詰まり防止に注意
し、リング状流路2内に設ける場合は、常に回転し封水
状態の確保を考慮する必要がある、気液圧送パイプ8内
に設ける場合は、回転しないため特に目詰り防止に注意
し直線的に下降するパイプ1に設けるのが安全的であ
る。気液接触材22は固定的なものでもよいし部分的に
回転や流れに揺れるものでもよい。
【0021】本発明のパイプ内曝気装置で、パイプ内壁
の凹凸21は、凹凸の高さ、縦、横、斜、螺旋の模様
や、粒型、角形、丸型の凹凸型等のいずれでもよく、気
液が通過時に小気泡や水滴等に細分化され、パイプ内壁
でせせらぎ的に気液が混合されればよい。図示は凹凸2
1の一例であり、これ意外にもせせらぎ的に効果のある
凹凸であればよく図示に限定はしない。また、パイプ内
壁の凹と凸の間隔は、パイプの口径、パイプ内部4の気
液の流速によって調節する必要があるが、これも気液が
通過時に気泡や水滴ができてパイプの内壁部4で、せせ
らぎ的な曝気効果が高まればよい。
【0022】なお、気液が交互にとは、時間的に0.5
〜20秒毎の時間間隔がよいが限定したものではない、
できれば気液が混合状態で通過して絶えずせせらぎ状態
を起きていることが曝気効果である。
【0023】気液接触材22は、気液の通過を大きく妨
げず、気液を細分化して攪拌作用を起させるものがよ
く、目的は曝気効果を高めるもので、設置、撤去、メン
テナンスが容易なものがよく、パイプ内壁部4に損傷を
与えないプラスチック等可塑性の材質がよく、網状、粒
状、へちま状、羽根状、ひも状、螺旋状等、各種の組合
わせでもよく、材質や形には特に限定はない。
【0024】パイプ20の口径は、リング状流路2と圧
送パイプ8が同一の必要はなく、圧送速度等によって調
節してもよい、また、これは、リング状流路2や圧送パ
イプ8の各々でもパイプの内径を変えてもよく、気液の
高圧化やパイプ内の圧送速度を適宣対応してよい。
【0025】気液ポンプのパイプ巻体3の回転軸1は内
部を回転圧送管6が通過するため、大きい軸径が必要と
なる、このため、通常の軸受けだけでなく、ローラー的
な軸受とする場合がある。
【0026】本発明のパイプ内曝気装置はブロワやコン
プレッサーを必要としないが、併設して使用しても良
い、また、水中に到達する以前に曝気効果が高められて
いるが、水中に到達後も更に曝気を継続して曝気効果を
高めてもよい、更に、駆動源として1つは必要であるが
他の駆動源の設備を併設してもよい。
【0027】本発明に使用する気液ポンプの駆動源は、
図示例の、風力、水力、人力のみでなく、通常のモータ
ー、エンジン等は勿論のこと使用できる。また、図示の
パイプ内曝気装置の稼働場所、稼働方法、形式はすべ
て、ほんの1例であり、他の多くの場合にも適用される
べきものである。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、気液を水中へ送気する
以前に、圧送途上で曝気(富溶存酸素水化)した後、気
液分離装置14により液体のみを水中へ圧送することが
可能となった。
【0029】本発明によると、水中へ到達以前に富溶存
酸素水化した液体のみを、必要な場所へ必要量を送水で
き、水底水域IIIに放出して、従来困難とされた水底
水域IIIの直接水質改善もでき、従来の上層水域Iに
偏る曝気の改善ができるようになった。
【0030】本発明によると、従来のブロワやコンプレ
ッサー等の送気設備や送水ポンプを必要とせず、従来、
これらに付随的に必要とされた冷却装置、騒音防止、振
動防止等の施設を必要としないため、施設費、動力費を
節減する利点がある。
【0031】また本発明は、取り扱う液体に固形物が多
少混ざっていても問題無く気液と共に圧送できる利点が
ある。
【0032】また本発明は、気液を共に水中に圧送する
場合、逆エアリフト効果(仮称)が起き、従来と同一圧
力でも従来のポンプ以上の深部へ圧送ができる利点があ
る。
【0033】また本発明は、パイプ内壁部に凹凸21を
設けることで、従来の単なるパイプ圧送でなく、パイプ
内の気液流にせせらぎ現象が起き、気液が攪拌され曝気
効果を高める効果がある。
【0034】また本発明は、パイプ内部に気液接触材2
2をを設けることで、パイプ内部の凹凸21の効果と同
様、気液流にせせらぎ現象が起き、気液が攪拌され更に
曝気効果が一層高まる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、水槽に設けた気液ポンプから気液を
圧送して気液分離装置14へ圧送する途上の一部又は全
体で、パイプ内に凹凸の設置、又は気液接触材(管内図
は示してない)を設けて気液混合効果を高めて放出する
1例図。気液分離装置14は水面の上下いずれでもよい
が、この場合水面上に設けた一例図を示す。
【図2】本発明の、気液ポンブを池沼等で使用し、気液
を共に同一のパイプで圧送し、圧送する途上の一部又は
全体で、パイプ内に凹凸の設置、又は気液接触材(管内
図は示してない)を設けて気液混合効果を高め水深の下
層域で富溶存酸素水を放出すると共に、気泡上昇を利用
して従来の水中気泡上昇と同様の曝気方式を行う一例図
を示す。
【図3】本発明の、気液ポンプの気液流入口5から放出
口9までの間で、圧送する途上の一部又は全体で、パイ
プ内壁部の凹凸の断面図を示し、(イ)は縦模様、
(ロ)は粒模様、(ハ)は螺旋模様、(ニ〉は横模様の
多数例のあるうちの少数例を示す。
【図4】本発明の、気液ポンブの気液流入口5から放出
口9までの間で、圧送する途上の一部又は全体で、パイ
プ内部の気液接触材を示し、(イ)は放射羽根式、
(ロ)は二重円筒網式、(ハ)ヘチマ状濾床材、(ニ)
は内向放射式で、多数ある気液接触材方式のうち少数例
を示す。
【図5】本発明の、気液ポンプを使用して気液を共に同
一のパイプで圧送するパイプ内曝気の圧送状況の斜視説
明例図(手動式)。
【符号の説明】
1.回転軸 9.放出口 2.リング状流路 10.駆動源 3.パイプ巻体 11.封水状態 4.軸受 12.水位差 5.気液流入口 13.水中 6.回転圧送管 14.気液分離室 7.接続機器 20.パイプ 8.気液圧送管 21.凹凸 22.気液接触材 34.外周材 31.心棒 35.スペーサ
ー 32.接触羽根 36.ポーラス
材 33.網材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部が空洞状の回転軸1をほぼ水平にし
    て、回転軸1を軸にしてパイプ20を巻いて連通したリ
    ング状流路2を形成したパイプ巻体3を回転軸1と一体
    に回転可能ににして水面近くに設置し、回転軸1に軸受
    4を取付けて、パイプ巻体のパイプ20の一端を気体と
    液体を流入させる気液流入口5としパイプ巻体3の最終
    のリング状流路2から延伸させて回転圧送管6として、
    回転軸1の空洞状の内部を通過させてパイプ巻体20の
    他端を回転軸1と同軸の接続機器7の一端に接続する、
    接続機器7の他端には気液圧送管8の一端を接続し気液
    圧送管8の他端を放出口9とし、駆動源10によってパ
    イプ巻体3を回転させて気液流入口5を回転毎に水没さ
    せて気体と液体を交互に気液流入口5から汲み込んで、
    各リング状流路2内の前後に水位を形成させた封水状態
    11とし、封水状態11を維持する速度でパイプ巻体3
    を回転させて回転毎に封水状態11を1リングづつ前進
    させ各リング状流路2内の前後の水位に水位差12を形
    成させて内部圧力を起こさせて順次累積させ最終のリン
    グ状流路2で最高圧力となり、最終のリング状流路2を
    通過後は封水状態11を解消させて回転圧送管6から回
    転軸1の空洞状の内部を通過して接続機器7に至り接続
    機器7から回転しない気液圧送管8を経て放出口9から
    水中13に放出し、気体と液体が共に同一のパイプで、
    パイプ巻体3の気液流入口5から放出口9までのパイプ
    20の内壁部の一部又は全体に凹凸21を形成して、気
    体と液体を交互または混合状態でパイプ20内を通過さ
    せて気体と液体を混合接触を強化させ自動的に溶存酸素
    を増強させるパイプ内曝気装置。
  2. 【請求項2】パイプ巻体3の気液流入口5から放出口9
    までのパイプ20の内側の一部又は全体に気液接触材2
    2を設置して、気体と液体を交互又は混合状態でパイプ
    20内を通過させて気体と液体の接触混合を強化させる
    請求項1記載のパイプ内曝気装置。
  3. 【請求項3】気液圧送管8の一部に気液分離室14を設
    けて気体と液体を分離させて、気体と液体の両方又はど
    ちらか単独で水中に圧送する請求項1または請求項2記
    載のパイプ内曝気装置。
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