JP3248984B2 - 照明装置 - Google Patents
照明装置Info
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Description
形照明装置に関する。
あるため、ほとんどの場合その背面にバックライト光源
を設け、カラー表示の場合、液晶表示素子の各画素にバ
ックライトからの白色光のうち、R,G,Bのいずれか
の光を透過させるフィルタを装着した光学系を構成す
る。ディスプレイ装置の奥行きを小さくして薄形にする
には、バックライトに平板形の蛍光発光素子や蛍光ラン
プと拡散板が使用される場合が多い。
光は通すが、残りの2色は遮断することになり、バック
ライトから出た光の利用効率が悪い。これを改善する方
法として、液晶表示素子の各画素にR,G,B蛍光体の
一つを1対1対応して設置すれば、上記のカラーフィル
タは不要となり、光の利用効率は飛躍的に向上する。
からの紫外放射は単色発光形蛍光体ドット2を励起して
可視光を放射し、この光が液晶素子4を透過してカラー
画像を形成する。しかし、この方法では紫外光源と蛍光
体の間は通常の蛍光ランプの構造と同じように、真空に
保たなければならず、そのためにガラス基板が必要とな
り、液晶素子への蛍光体の直接塗布はきわめて困難であ
る。このため、図6に示すように、蛍光体ドット2と液
晶表示素子4との間にガラス基板3を介在させたとき
に、このガラス基板3を通してひとつの蛍光体ドット2
の光が周辺の液晶表示素子4に入射することになり、画
素毎の色分離が不完全となる。
(パララックス)による混色が生じ色の見え方が悪くな
る。これを解決する方法として、図7に示すように、ガ
ラス基板3と液晶表示素子4の間に介在させたマイクロ
レンズアレー5により蛍光体ドット2の発光面の像を液
晶表示素子4に投影する方法が知られているが、物像間
距離が大きくなり、液晶表示素子4を透過する光の透過
角度は必然的に狭くなるため、液晶表示素子4を通して
画像をみる観測者の位置によって画面の端部の輝度が低
下するといった問題が生ずる。また、レンズ表面と蛍光
体ガラス基板およびレンズ表面と液晶表示素子間の光の
相互反射により、隣接画素間にクロストークが生じコン
トラストの良い明瞭な画質を得ることが困難となる。
素子を用いた液晶バックライトを用いて液晶表示装置を
構成する場合に、観測者からみて如何に明るく、輝度ム
ラおよび色ムラのない照明装置を提供できるか、という
ことが大きな課題であった。
で、観測者の位置により画像に極端な輝度ムラや混色が
生ずることのないようにした照明装置を提供することを
目的とするものである。
に、本発明の照明装置は、液晶表示素子と、この液晶表
示素子の各画素にRGB3色のうちのいずれか1色を一
対一に対応させた蛍光体ドットと、この蛍光体ドットを
励起する紫外光源と、この液晶表示素子に接して蛍光体
ドットの縮小像をレンズ出射端面に結像するように液晶
表示素子に密着させた複数の分布屈折率レンズとを備
え、液晶表示素子の中心部から周辺部に向かうにしたが
って、個々の蛍光体ドットの中心を、対応する液晶表示
素子の光軸よりやや液晶表示素子の中心部から遠ざける
ように配置したものである。
となく、しかもR,G,B蛍光体の発光を所定の液晶表
示素子に効率よく導くことができ、かつ広い角度範囲に
光を投射でき理想的な液晶表示用の照明装置を得ること
ができる。
て説明する。図1は本発明の第1の実施例である、照明
装置の要部を示す構成図である。図1において、1は紫
外光源、2はR,G,B3色のうちのいずれか1つを単
色で発光させる蛍光体ドット、3はガラス基板、4は液
晶表示素子であり、液晶表示素子4の各画素にR,G,
B3色のうちのいずれか1色の蛍光体ドット2を一対一
に対応させて、ガラス基板3上に装着することにより3
色蛍光体ドットパネルが構成される。紫外光源1からの
紫外放射は蛍光体ドット2を励起して可視光(蛍光発
光:図1において矢印で示す)を放射し、この可視光の
縮小像が液晶表示素子4の後面(蛍光体ドット2側)に
配置した、分布屈折率レンズ6を通して液晶表示素子4
の後面に結像する。分布屈折率レンズ6の光学的特性は
(1)式で表わされる。
の端面から、蛍光体ドット3、液晶表示素子4までのそ
れぞれの距離を表わし、N0 、Aは分布屈折率レンズ6
の中心軸の屈折率および集束パラメータを表わす。
の端面から液晶表示素子4までの距離を0として、レン
ズの長さzと、分布屈折率レンズ6の端面から蛍光体ド
ット3までの距離L1との関係を求めると、(2)式で
表わされる。
わされる。
る液晶表示素子4の開口面積を比べると、後者の方が小
さくなる。これはアクティブマトリックス形の液晶表示
素子では1画素毎に信号増幅用のトランジスタやダイオ
ードが設置されているので、1画素の面積のうち開口部
の占める面積が大幅に制限されるからである。
の開口面積がわかれば、像倍率が特定でき、(3)式を
もとにL1 がわかり、最終的に分布屈折率レンズ6の長
さzを特定できる。このとき、蛍光体ドット2の縮小像
はレンズの端面に結像して液晶表示素子4の開口部にぴ
ったり合致することになる。
透過光の広がりについて考えると、図7の従来のレンズ
アレー5の透過角度特性がほぼレンズの口径とレンズ・
像面の距離によって制限されるのに対し、本実施例の端
面結像方式による分布屈折率レンズ6の場合はレンズ内
をほとんどの光が曲線を描いて像面に達するから透過角
度特性が拡大し、観測者の位置による極端な輝度ムラが
生じない。さらに、分布屈折率レンズ6が、液晶表示パ
ネルに接着することができる液晶表示素子密着形分布屈
折率レンズとなるため、従来レンズの前後両側にとって
いた2つの空間が、ガラス基板3と分布屈折率レンズ6
の間の空間のみとなり、構造および製造方法が簡単で、
堅牢なディスプレイが得られる。
して、表示面の中心軸から一定範囲内の観測者に対して
画質の良い画像を提供するために、表示面の中心部(図
2において右方向)から周辺部(図2において左方向)
に向かうにしたがって、図2に示すように、個々の蛍光
体ドット2の中心を、対応する液晶表示素子4の光軸
(図2のA−A’)よりやや表示面中心部から遠ざける
ように配置している。この場合、観測者の方向は図2の
上部方向(図2の上方向)にある。これによって、表示
面周辺部の画素の光軸が、表示面の中心軸にある観測者
の方向に向けられるよう収斂され、表示面周辺部の輝度
の低下が抜本的に改良される。また、表示面を観る観測
者はディスプレイからみて上下方向よりも左右方向に広
がる場合が多いため、上記の蛍光体ドット2の各光学中
心軸からの外れ度合を水平方向に大きく、垂直方向にや
や小さくするようにすれば、表示面を近距離で観測する
場合でも表示面全体の輝度分布の差が圧縮され、さらに
画質の向上が期待できる。
る。図1ではガラス基板3と液晶表示素子4は一定の間
隔をあけて相対することとなるが、表示面の寸法すなわ
ち画素数が増大してくると、表示面全体にわたって上記
の間隔を一定に保つためには、ガラス基板3と液晶表示
素子4の間に支柱が必要となる。そこで、図3のように
画素毎に円筒パイプ7を設け、この一方の端に分布屈折
率レンズ6を挿入し、この円筒パイプ7のレンズ側の端
面を液晶表示素子4に、レンズと反対側の端面を蛍光体
ドット2のガラス基板3に接着させることにより、表示
面の寸法が大きくなっても堅牢な液晶表示装置を構成で
きる。さらにこの円筒パイプ7の少なくともガラス基板
3と分布屈折率レンズ6端面との間の内側に鏡面特性を
持たせるように仕上げれば、図3の矢印のように、蛍光
体ドット2から放射される光を効率よく分布屈折率レン
ズ6に導くことができるとともに、隣接する液晶表示素
子4への光のクロストーク(混光)も必然的に防止でき
るという効果が得られる。
たが、図4のように、この円筒パイプをすべて接続し、
1枚のパネル8に仕上げることもできる。この構造はパ
ネル8に各画素毎に円筒状のパネル孔9を開けたもの
で、多円筒孔形マルチ分布屈折率レンズ支持基板として
位置づけられ、その製法はきわめて簡単で、かつ、ガラ
ス基板と液晶表示素子を堅牢な構成で接続することがで
きる。もちろんこの場合もパネル孔9の内面を鏡面特性
に仕上げたのち、その底部(端部)に分布屈折率レンズ
を落し込んで固定するといった手順で簡単に製作するこ
とができる。
る。図5は、図4の多円筒孔形マルチ分布屈折率レンズ
支持基板を構成するパネル8のパネル孔9を、蛍光体ド
ット側の端面からやや内側の場所で透明の円板10を用
いて仕切り、蛍光体ドット側の端面の凹空間に蛍光体ド
ット2を装着したものである。これにより、蛍光体ドッ
トを形成するガラス基板をなくし、簡単な構成の照明装
置を実現することができる。
B蛍光体ドットを用いるために、カラーフィルタを必要
とせず、さらに特定の諸元をもつ分布屈折率レンズと画
素間の光のクロストーク防止機能を設けることにより、
透過角度特性が拡大し、観測者の位置による画像の極端
な輝度ムラと混色の生じない高効率の照明装置を実現で
き、その実用的な価値は大きい。
構成図
図
構成図
屈折率レンズ支持基板で構成したことを説明する平面図
構成図
Claims (4)
- 【請求項1】 液晶表示素子と、この液晶表示素子の各
画素にRGB3色のうちのいずれか1色を一対一に対応
させた蛍光体ドットと、前記蛍光体ドットを励起する紫
外光源と、前記液晶表示素子に接して蛍光体ドットの縮
小像をレンズ出射端面に結像するように液晶表示素子に
密着させた複数の分布屈折率レンズとを備えた液晶表示
用の照明装置において、前記液晶表示素子の中心部から
周辺部に向かうにしたがって、個々の蛍光体ドットの中
心を、対応する液晶表示素子の光軸よりやや液晶表示素
子の中心部から遠ざけるように配置してなる液晶表示用
の照明装置。 - 【請求項2】 複数の分布屈折率レンズが複数の円筒パ
イプに少なくとも一対一で収納され、前記円筒パイプの
一端が前記蛍光体ドットに、また前記円筒パイプの他端
が前記液晶表示素子にそれぞれ密着し、かつ前記円筒パ
イプの内壁面が鏡面特性をもつ請求項1記載の液晶表示
用の照明装置。 - 【請求項3】 前記円筒パイプが1枚のパネル板に複数
設けられたパネル孔で構成される請求項2記載の液晶表
示用の照明装置。 - 【請求項4】 前記パネル孔の片方の端面からやや内側
を透明の円板で仕切り、前記パネル孔の片方の端面に形
成された凹空間に、蛍光体を装着してなる請求項3記載
の液晶表示用の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13708593A JP3248984B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13708593A JP3248984B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06347789A JPH06347789A (ja) | 1994-12-22 |
JP3248984B2 true JP3248984B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=15190540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13708593A Expired - Fee Related JP3248984B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3248984B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP13708593A patent/JP3248984B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06347789A (ja) | 1994-12-22 |
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