JP3246464U - Ｘ線写真の知的画像処理ワークステーション - Google Patents

Abstract

【課題】簡単な機械機構と低コストなハードウェア構造を用いて対話式の診察を実現するX線写真の知的画像処理ワークステーションを提供する。【解決手段】X線写真の知的画像処理ワークステーションは、筺体１と、前記筺体の片側に固定接続されるタッチパネル２と、前記筺体の内部に開かれる上筺体腔室１０１と下筺体腔室１０２と、第一摺動機構と、第一駆動機構と、前記上筺体腔室の頂壁に前記第一摺動機構と前記第一駆動機構を介して摺動可能に接続される、鉛直方向に配置される電動伸縮棒４と、前記電動伸縮棒の底部に取り付けられる光学読取装置又はカメラ組立品と、第二摺動機構と、第二駆動機構と、前記上筺体腔室の底部に前記第二摺動機構と前記第二駆動機構を介して摺動可能に接続される、水平方向に配置される自動伸縮溝５と、前記下筺体腔室の内部に固定接続される制御器７とを備える。【選択図】図１

Description

本考案は、医療機器の技術分野に関し、より具体的にX線写真の知的画像処理ワークステーションに関する。

従来の医療モードは、医用画像向け人工知能(artificial intelligence，AI)技術が急速に発展し、ビッグデータを日に日と月に月に蓄積するとともに、精密医療モードへ移り変わて来る。画像オミクスは、画像中の様々なデータを定量化し、病気の診断及び治療を支援する新しい手段に徐々になる。

現在、中国では高齢化が進み、高齢者人口の割合が年々増加しており、骨粗鬆症性椎体圧迫骨折（OVCF）患者の有病率は、60～69歳で22.6%、70～79歳で31.4%、80歳以上で58.1%となる。高齢者のOVCFにおける低い受診率と高い誤診率によりは、OVCF患者に対する評価と治療がわずか23%に過ぎず、尿路感染症や肺炎や褥瘡や難治性の背部/腰部の疼痛に関連する高齢者の身体的健康に深刻な影響を及ぼし、下肢の機能障害を引き起こすことさえある。

腰椎OVCFの診断方法は、腰椎X線写真やCTやMRI等での定例の検査を主に含め、その中でX線写真での検査は、迅速と時短のせいで腰椎OVCFの一次検診手段としてCT及びMRI検査の前提となる。しかし、草の根的な病院には有限な医学的条件があるため、病気の診断をあまり明瞭と正確にしない場合、人々は適切な治療を受けるように上位の病院へ診断をすることがよくある。その上、患者が草の根的な病院によって撮られたX線写真を持って上位の病院で受診する場合、医療環境に慣れていないため、人々は、どうしたらいいか途方に暮れ、落胆することさえある。特に、高齢者は、診断や治療を直接放棄することがあり、これも高齢者のOVCFに対する低い受診率を引き起こす主な理由である。

その上、患者が草の根的な病院によって撮られたX線写真を持って上位の病院で受診する場合は、医師が疾患の情報を最初から問い合わせて理解する上に、X線写真を人工的に観察したり、補助的な工具で観察したりする必要がする。そして、医師は、患者のX線写真に問題がないかを分析・判断し、ひいては次の段階の診断を行うか、診断結果を出す。このような診断プロセスに従って医師の作業負荷を増加させ、医師の作業時間を占めることは間違いない。

本考案は、X線写真の知的画像処理ワークステーションを提供することで簡単な機械機構と低コストなハードウェア構造を用いてX線写真の画像情報を得る上に対話式の診察を実現し、疾患情報を一次検診したり、アップロードしたり、出力したりすることができることを目的とする。

本考案は、上記の目的を達成するために次の技術的解決策を採用する。

X線写真の知的画像処理ワークステーションは、筺体と、前記筺体の片側に固定接続されるタッチパネルと、前記筺体の内部に開かれる上筺体腔室と下筺体腔室と、第一摺動機構と、第一駆動機構と、前記上筺体腔室の頂壁に前記第一摺動機構と前記第一駆動機構を介して摺動可能に接続される、鉛直方向に配置される電動伸縮棒と、前記電動伸縮棒の底部に取り付けられる光学読取装置又はカメラ組立品と、第二摺動機構と、第二駆動機構と、前記上筺体腔室の底部に前記第二摺動機構と前記第二駆動機構を介して摺動可能に接続される、水平方向に配置される自動伸縮溝と、前記下筺体腔室の内部に固定接続される制御器とを備える。前記制御器の内部にはプロセッサーと音声対話モジュールとストレージモジュールと通信モジュールと表示モジュールと画像モジュールとを集成する。

好ましくは、前記第二摺動機構は、前記上筺体腔室の底部の中央部に開かれる矩形滑り溝と、前記矩形滑り溝の両側に開かれる直線滑り溝と、前記自動伸縮溝の二つの側辺に固定に取り付けられる歯竿とを備え、前記歯竿が対応側の直線滑り溝に摺動可能に接続されるものである。

好ましくは、前記第二駆動機構は、前記自動伸縮溝の下方に取り付けられるマイクロモータと、前記マイクロモータの両側にそれぞれ転動可能に接続される、対称的に配置される二つの第一歯車組と、前記マイクロモータから離れる各第一歯車組の片端に固定接続されるはすば歯車と、前記第一歯車組と垂直に配置される第二歯車組と、前記はすば歯車に転動可能に接続される、前記第二歯車組の底部に固定接続されるかさ歯車と、前記第二歯車組の頂端に固定接続される小歯車と、前記小歯車とかみ合う、前記自動伸縮溝の両側に配置される転動歯竿とを備え、前記マイクロモータが前記制御器と電気的に接続するものである。

好ましくは、前記第一摺動機構は、前記上筺体腔室の頂壁の中間部分に開かれる凹形車組溝と、前記電動伸縮棒の頂端の中央部に固定接続される走行輪とを備え、前記走行輪が前記凹形車組溝に沿って摺動するものである。

好ましくは、前記第一駆動機構は、前記走行輪と駆動可能に接続する走行電機を備え、前記走行輪が前記凹形車組溝に沿って摺動するように前記走行電機が前記走行輪を駆動し、前記走行電機が前記制御器と電気的接続するものである。

好ましくは、前記制御器の下方に固定放熱枠が設けられ、前記固定放熱枠の頂端の両側には固定詰まり溝が設けられ、前記固定放熱枠の表面の中央部には矩形放熱穴が設けられる。

好ましくは、前記下筺体腔室の内部には印刷機組立品が設けられ、前記印刷機組立品は前記制御器と電気的に接続する上に、前記筺体上に設けられる印刷用紙輸出口と接続する。

本考案の有益な効果と利点は、次の通りである。

1、本考案は、通信組立品を介してX線写真の画像情報を病院のイントラネット又はクラウドにアップロードして医師が電子版のX線写真を直接検索して見るのに便利である上に、音声対話モジュールを介して患者の病歴を対話形式で予備調査して最も基本的な患者情報を獲得すると同時に、患者情報を適切な医師にアップロードする。本考案は、診察時間を節約し、医師の負担を軽減する。

2、本考案は、患者がワークステーションの一次検診結果に応じて関連部門と関連医師に登録できるため、患者登録を案内する役割があり、特に高齢者登録に対して指導意義がある。

図1は、本考案の結構全体の断面図である。 図２は、本考案の側面結構全体の断面図である。 図３は、本考案の筺体結構の断面図である。 図4は、本考案の固定放熱枠結構の概略図である。 図５は、本考案の自動伸縮溝結構の概略図である。 図６は、本考案の転動結構の概略図である。

実用新案を実施するための形態

図１-２に示されたように、X線写真の知的画像処理ワークステーションは、筺体1と、前記筺体1の片側に固定接続されるタッチパネル2と、前記筺体1の内部に開かれる上筺体腔室101と下筺体腔室102と、第一摺動機構と、第一駆動機構と、前記上筺体腔室101の頂壁に前記第一摺動機構と前記第一駆動機構を介して摺動可能に接続される、鉛直方向に配置される電動伸縮棒4と、前記電動伸縮棒4の底部に取り付けられる光学読取装置又はカメラ組立品1101と、第二摺動機構と、第二駆動機構と、前記上筺体腔室101の底部に前記第二摺動機構と前記第二駆動機構を介して摺動可能に接続される、水平方向に配置される自動伸縮溝5と、前記下筺体腔室102の内部に固定接続される制御器7とを備える。前記制御器7の内部にはプロセッサーと音声対話モジュールとストレージモジュールと通信モジュールと表示モジュールと画像モジュールとを集成する。前記制御器7は、通信組立品を介してX線写真の画像情報を病院のイントラネット又はクラウドにアップロードして医師が電子版のX線写真を直接検索して見る上に、音声対話モジュールを介して患者の病歴を対話形式で予備調査して最も基本的な患者情報を獲得すると同時に、患者情報を適切な医師にアップロードする。本考案は、診察時間を節約する。

図3と図5を参照して、前記第二摺動機構は、前記上筺体腔室101の底部の中央部に開かれる矩形滑り溝106と、前記矩形滑り溝106の両側に開かれる直線滑り溝104と、前記自動伸縮溝5の二つの側辺に固定に取り付けられる歯竿503とを備え、前記歯竿503が対応側の直線滑り溝104に摺動可能に接続されるものである。

図6を参照して、前記第二駆動機構は、前記自動伸縮溝5の下方に取り付けられるマイクロモータ12と、前記マイクロモータ12の両側にそれぞれ転動可能に接続される、対称的に配置される二つの第一歯車組9と、前記マイクロモータ12から離れる各第一歯車組12の片端に固定接続されるはすば歯車と、前記第一歯車組9と垂直に配置される第二歯車組10と、前記はすば歯車に転動可能に接続される、前記第二歯車組10の底部に固定接続されるかさ歯車と、前記第二歯車組10の頂端に固定接続される小歯車と、前記小歯車とかみ合う、前記自動伸縮溝5の両側に配置される転動歯竿503とを備え、前記転動歯竿503が条状取付け塊502上に固定され、前記マイクロモータ12が前記制御器7と電気的に接続するものである。

前記第一摺動機構は、前記上筺体腔室101の頂壁の中間部分に開かれる凹形車組溝103と、前記電動伸縮棒4の頂端の中央部に固定接続される走行輪とを備え、前記走行輪が前記凹形車組溝103に沿って摺動するものである。

前記第一駆動機構は、前記走行輪と駆動可能に接続する走行電機を備え、前記走行輪が前記凹形車組溝103に沿って摺動するように前記走行電機が前記走行輪を駆動し、前記走行電機が前記制御器7と電気的接続するものである。

図4を参照して、前記制御器7の下方に固定放熱枠8が設けられ、前記固定放熱枠8の頂端の両側には固定詰まり溝802が設けられ、前記固定放熱枠8の表面の中央部には矩形放熱穴801が設けられる。

前記下筺体腔室102の内部には印刷機組立品が設けられ、前記印刷機組立品は前記制御器7と電気的に接続する上に、前記筺体1上に設けられる印刷用紙輸出口6と接続する。印刷用紙輸出口6は、受診案内作用を有する文字説明を出力でき、高齢者が関連指示に従って治療を受けるのに便利である。

本考案の稼動原理は、次の通りである。

まず、スイッチ6をクリックすると、マイクロモータ12が作動して始まり、第一歯車組9、第二歯車組10及び転動歯竿503を介して自動伸縮溝5を開かせるように駆動し、ひいてはX線写真を自動伸縮溝5の頂端に開かれるX線写真収納溝501の内部に置き、スイッチ6を再びクリックすると、上記転動方式に従ってマイクロモータ12に自動伸縮溝5を上筺体腔室101に入れるように逆方向に駆動させ、X線写真が光学読取装置1101の位置に対応することを確認する。その直後、調整ボタン3を操作すると、電動伸縮棒4の頂端に固定接続される走行輪を上筺体腔室101の頂壁に設けられる凹形車組溝103に沿って移動させてX線写真を走査する。走査し識別する中で、光学読取装置1101によって走査されたデータが不明瞭になる場合、走査されたデータが不明瞭になるまで電動伸縮棒4を上下に伸縮できる。最後に、光学読取装置又はカメラ組立品1101は、走査されたデータを制御器7に送信する上に、制御器7の内部に導入されたビッグデータをイントラネット又はクラウドにアップロードすることで、医師が更なる診察を行うのに便利である。

上記内容は、本考案の好適な実施形態に過ぎないが、本考案の保護範囲はこれに限定されるものではない。本考案により開示された技術の範囲内で本考案の技術的解決策及び構想に従って当業者によって行われた同等置換又は変更は、本考案の保護範囲に含められるべきである。

1-筺体；101-上筺体腔室；102-下筺体腔室；103-凹形車組溝；104-直線滑り溝；105-；106-矩形滑り溝；2-タッチパネル；3-調整ボタン；4-電動伸縮棒；5-自動伸縮溝；501- X線写真収納溝；502-条状取付け塊；503-歯竿；6-印刷用紙輸出口；7-制御器；8-固定放熱枠；801-矩形放熱穴；802-固定詰まり溝；9-第一歯車組；10-第二歯車組；1101-光学読取装置；12-マイクロモータ

Claims (7)

1. 筺体（1）と、前記筺体（1）の片側に固定接続されるタッチパネル（2）と、前記筺体（1）の内部に開かれる上筺体腔室（101）と下筺体腔室（102）と、第一摺動機構と、第一駆動機構と、前記上筺体腔室（101）の頂壁に前記第一摺動機構と前記第一駆動機構を介して摺動可能に接続される、鉛直方向に配置される電動伸縮棒（4）と、前記電動伸縮棒（4）の底部に取り付けられる光学読取装置又はカメラ組立品（1101）と、第二摺動機構と、第二駆動機構と、前記上筺体腔室（101）の底部に前記第二摺動機構と前記第二駆動機構を介して摺動可能に接続される、水平方向に配置される自動伸縮溝（5）と、前記下筺体腔室（102）の内部に固定接続される制御器（7）とを備え、前記制御器（7）の内部にプロセッサーと音声対話モジュールとストレージモジュールと通信モジュールと表示モジュールと画像モジュールとを集成する、
   ことを特徴とするX線写真の知的画像処理ワークステーション。
2. 前記第二摺動機構は、前記上筺体腔室（101）の底部の中央部に開かれる矩形滑り溝（103）と、前記矩形滑り溝（106）の両側に開かれる直線滑り溝（104）と、前記自動伸縮溝（5）の二つの側辺に固定に取り付けられる歯竿（503）とを備え、前記歯竿（503）が対応側の直線滑り溝（104）に摺動可能に接続されるものである、
   ことを特徴とする請求項1に記載のX線写真の知的画像処理ワークステーション。
3. 前記第二駆動機構は、前記自動伸縮溝（5）の下方に取り付けられるマイクロモータ（12）と、前記マイクロモータ（12）の両側にそれぞれ転動可能に接続される、対称的に配置される二つの第一歯車組（9）と、前記マイクロモータ（12）から離れる各第一歯車組（9）の片端に固定接続されるはすば歯車と、前記第一歯車組（9）と垂直に配置される第二歯車組（10）と、前記はすば歯車に転動可能に接続される、前記第二歯車組（10）の底部に固定接続されるかさ歯車と、前記第二歯車組（10）の頂端に固定接続される小歯車と、前記小歯車とかみ合う、前記自動伸縮溝（5）の両側に配置される転動歯竿（503）とを備え、前記マイクロモータ（12）が前記制御器（7）と電気的に接続するものである、
   ことを特徴とする請求項1に記載のX線写真の知的画像処理ワークステーション。
4. 前記第一摺動機構は、前記上筺体腔室（101）の頂壁の中間部分に開かれる凹形車組溝（103）と、前記電動伸縮棒（4）の頂端の中央部に固定接続される走行輪とを備え、前記走行輪が前記凹形車組溝（103）に沿って摺動するものである、
   ことを特徴とする請求項1に記載のX線写真の知的画像処理ワークステーション。
5. 前記第一駆動機構は、前記走行輪と駆動可能に接続する走行電機を備え、前記走行輪が前記凹形車組溝（103）に沿って摺動するように前記走行電機が前記走行輪を駆動し、前記走行電機が前記制御器（7）と電気的接続するものである
   ことを特徴とする請求項1に記載のX線写真の知的画像処理ワークステーション。
6. 前記制御器（7）の下方には固定放熱枠（8）が設けられ、前記固定放熱枠（8）の頂端の両側には固定詰まり溝（802）が設けられ、前記固定放熱枠（8）の表面の中央部には矩形放熱穴（801）が設けられる、
   ことを特徴とする請求項1に記載のX線写真の知的画像処理ワークステーション。
7. 前記下筺体腔室（102）の内部には印刷機組立品が設けられ、前記印刷機組立品は前記制御器（7）と電気的に接続する上に、前記筺体（1）上に設けられる印刷用紙輸出口（6）と接続する、
   ことを特徴とする請求項1に記載のX線写真の知的画像処理ワークステーション。