JP3245772U - 防犯盾 - Google Patents

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力 内藤
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株式会社日本広告研究所
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Abstract

【課題】通常時は、広告として機能し、非常時には、迅速に把手部を握って強盗犯等に対応することができる防犯盾を提供する。【解決手段】透明または半透明の部材により構成された表面11および裏面12を有する平板状の盾板部10と、盾板部10の裏面12に設けられる把手部20と、盾板部10の一部に設けられ表面11側から視認可能な広告を表示する広告表示部30と、を備える。盾板部10は、略四角形状であり、広告表示部30は、盾板部10の一の辺から最短の把手部20の端までの領域に設けられ得る。【選択図】図1

Description

本考案は、店舗・銀行・郵便等の窓口において強盗等から身を守る護身用の防犯盾に関する。
従来、店舗等のカウンターに設置して強盗犯等の攻撃から身を守るための防犯盾が提案されている。例えば、特許文献1には、平板状の盾板部と盾板部の裏面に取り付けられた把手とを備える防犯盾が開示されている。
この防犯盾は、盾板部表面に一対の帯状放電電極を備えることにより電撃機能を発揮させるものである。この盾板部の表面は、通常時は正面から帯状放電電極を見えなくするようにするために、店舗等の広告、宣伝、案内またはお知らせ等が印刷されたチラシ等のカバー材で覆われている。
実用新案登録第3225159号公報
しかしながら、特許文献1記載の防犯盾は、非常時に把手を握ろうとしても盾板部表面のカバー材が邪魔で取り外す必要があり、強盗犯と対峙した際に一手間かかるという課題があった。
また、盾板部表面のチラシ等のカバー材は、盾板部の一対の帯状放電電極をカムフラージュするために、盾板部の上端側から下端近くまでを覆う必要がある。このため、カウンター越しの足等に防犯盾を置いた場合には、チラシの下部が見えなくなってしまい広告機能が損なわれるという課題があった。
そこで、本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、通常時は、広告として機能し、非常時には、迅速に把手部を握って強盗犯等に対応することができる防犯盾を提供することを目的とする。
本考案に係る防犯盾は、上述した課題を解決するために、透明または半透明の部材により構成された表面および裏面を有する平板状の盾板部と、盾板部の裏側裏面に設けられる取り付けられた把手部とを備える防犯盾であって、盾板部の一部に設けられ表面側から視認可能な広告を表示する一部にシールにより広告表示部と、を備える。
本考案の防犯盾によれば、通常時は、広告として機能し、非常時には、迅速に把手部を握って強盗犯等に対応することができる。
本考案の一実施の形態である防犯盾の斜視図。 上下方向に伸びる把手部を有する防犯盾の広告表示部を設ける領域の説明図。 二つの把手部を有する防犯盾の広告表示部を設ける領域の説明図。 本考案の防犯盾の使用方法を示す説明図。
本考案に係る防犯盾の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の一実施の形態である防犯盾1の斜視図である。
防犯盾1は、盾板部10と、把手部20と、広告表示部30と、を有する。
盾板部10は、表面11および裏面12を有し、表面側が凸となるように湾曲する、角丸四角形状の板状部材である。盾板部10は、防犯盾1を使用する者が裏面12側から表面11側が見えるように、透明または半透明の部材(例えば、アクリル樹脂や強化ガラス等のガラス)からなる。なお、半透明の部材の透過の程度は、裏面12側から表面11側が見える程度であれば、擦りガラス状に曇っていたり歪んでいたりしてもよい。
把手部20は、盾板部10の裏面12に設けられる。把手部20は、盾板部10を手で持って支えることができる形状と強度を備えるものであれば特に形状等は問わない。図1に示した例では、把手部20は、盾板部10の裏面12において上下方向に伸びる部位を備えるコの字状部材である。
把手部20は、盾板部10との接合面に盾板部10の表面11側からボルトを挿入することにより固定される。把手部20は、アクリル樹脂により盾板部10と一体成型したものでもよい。
広告表示部30は、盾板部10の一部に設けられ、表面11側から視認可能な広告を表示する。広告表示部30は、一方の面に広告が印刷された広告面を有し、他方の面に貼付面を有するシールである。広告面は、「〇〇セール」のように広告表示が印刷された面である。貼付面は、盾板部10に貼付可能な糊面である。貼付面は、不要になった場合に広告表示部30を表面11から剥がし得る接着材からなること好ましい。広告表示部30は、表面11側から広告を視認させることができれば、盾板部10の表面11または裏面12のどちらに貼付けられてもよい。
広告表示部30は、使用者に対して盾板部10の表面11側から把手部20の位置をわかりやすくするよう、以下のように把手部20と重畳しない領域に広告表示部30を配置することが好ましい。
図2は、上下方向に伸びる把手部20を有する防犯盾1の広告表示部30を設ける領域の説明図である。広告表示部30は、盾板部10の一の辺から最短の把手部20の端までの領域に設けられることが好ましい。すなわち、図示した例では、斜線部で示された領域、すなわち、盾板部10の一の辺である辺10aから最短の把手部20の端までの領域、辺10bからの最短の把手部20の端までの領域、辺10cからの最短の把手部20の端までの領域、および辺10dからの最短の把手部20の端までの領域に、広告表示部30が設けられる。
図3は、二つの把手部20を有する防犯盾1の広告表示部30を設ける領域の説明図である。この防犯盾1は、逆ハの字状に取り付けられる二つの把手部20を有している。図示した例も、図3で説明した防犯盾1と同様に、斜線部で示された領域を広告表示部30とする。
次に、防犯盾1の作用について説明する。
図4は、本考案の防犯盾1の使用方法を示す説明図である。図示したものは、コンビニエンスストアのレジ40が置いてあるカウンター41まわりの様子を表している。
本実施形態の防犯盾1は、レジカウンター41奥の足元付近に壁に立てかけてある。
防犯盾1の広告表示部30は、通常時に立てかける等して置いておく際には、上側に来るように配置されることで、図2で示すように広告表示部30が見やすくなる。
このような本実施形態における防犯盾1は、通常時は、広告として機能し、非常時には、迅速に把手部20を握って強盗犯等に対応することができる。このため、防犯盾1は、防犯盾1を常設する空間において、防犯盾1が与える物々さを解消できたり、非常時に発揮する防犯盾1の本来的な機能の他にも、通常時においても機能を持たせたりできし、常時有用である。
本考案のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、実用新案登録請求の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、考案の範囲や要旨に含まれるとともに、実用新案登録請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれる。
例えば、防犯盾1は、四角形状に限らず、円形状や他の多角形状を有していてもよい。上述した把手部20の形状は一例であり、これらに限らない。
1 防犯盾
10 盾板部
20 把手部
30 広告表示部
40 レジ
41 レジカウンター
10a~10d 盾板部の一の辺

Claims (3)

  1. 透明または半透明の部材により構成された表面および裏面を有する平板状の盾板部と、
    前記盾板部の前記裏面に設けられる把手部と、
    前記盾板部の一部に設けられ前記表面側から視認可能な広告を表示する広告表示部と、を備える防犯盾。
  2. 前記盾板部は、四角形状であり、
    前記広告表示部は、前記盾板部の一の辺から最短の前記把手部の端までの領域に設けられる、請求項1記載の防犯盾。
  3. 前記広告表示部は、前記盾板部に貼付けられるシールである、請求項1又は2記載の防犯盾。
JP2023004618U 2023-12-25 2023-12-25 防犯盾 Active JP3245772U (ja)

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