JP3245642U

JP3245642U - 買物かご用整理棚

Info

Publication number: JP3245642U
Application number: JP2023004493U
Authority: JP
Inventors: 修阿美
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2023-12-14
Filing date: 2023-12-14
Publication date: 2024-02-09
Anticipated expiration: 2033-12-14

Abstract

【課題】買物かごへの物品の収容作業効率を向上させるための整理棚を提供する。【解決手段】整理棚１は、物品が載置される平板状の載置部１０１と、載置部１０１の左右にそれぞれ一体的に連接してなる一対の支持部１０２，１０３と、載置部１０１と支持部１０２，１０３とを折曲可能に接続する折曲部とを備えている。整理棚１は、折曲部で載置部１０１に対して支持部１０２，１０３を折り曲げることで、買物かご２の底部２０１に立設可能とされている【選択図】図１

Description

本考案は、買物かごに用いられる整理棚に関する。

従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストアといった小売店等において商品を収容するための買物かごが使われている（例えば、特許文献１参照）。

また、顧客が購入した商品について精算レジで店員によって購入処理がなされると当該商品は精算用の買物かごに入れ替えられ、顧客の便宜が図られるようにしていることが知られている。

特開２０２０－５５５９４公報

しかしながら、顧客が購入する商品には、例えば、缶詰のように頑丈な容器に内容物をパッケージングしたものや、鮮魚等の柔らかい内容物を食品トレーに載置してラップ包装したもの等、様々な種類があるため、顧客による買物かごへの商品の収容や、店員による精算処理済の商品入れ替えの際に、商品にダメージを与えないよう、整理して実施しなければならず、大変煩雑であるという問題がある。

本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、買物かごへの物品の収容作業効率を向上させるための整理棚を提供することを目的とするものである。

上記目的を解決するため、請求項１に記載の考案は、買物かごに用いられる買物かご用整理棚であって、
物品が載置される平板状の載置部と、
前記載置部の左右にそれぞれ一体的に連接してなる一対の支持部と、
前記載置部と前記支持部とを折曲可能に接続する折曲部とを備え、
前記折曲部で前記載置部に対して前記支持部を折り曲げることで、前記買物かごの底部に立設可能とされていることを特徴とする。

本考案によれば、買物かごへの物品の収容作業効率を向上させることができるようになる。

整理棚を設置した買物かごの外観を表す図であって、（ａ）は、買物かごの斜視図であり、（ｂ）は、買物かごの平面図であって、（ｃ）は、買物かごの正面図である。本実施形態に係る整理棚について説明する図である。整理棚を設置した買物かごの使用態様について説明する図である。

以下、本考案の実施の形態に係る買物かご用整理棚について、図面を参照しながら説明する。ただし、考案の範囲は図示例に限定されない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有するものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。

先ず、図１～図３を参照しながら、本実施形態に係る整理棚１が設置された買物かご２について説明する。なお、図１の説明において、左右、前後、上下とは、買物かごを正面から見た状態を基準とした左右、前後、上下を意味する。また、図２の説明において、左右、前後、上下とは、整理棚１を平面視した状態を基準とした左右、前後、上下を意味する。

買物かご２は、図１に示すように、かご本体２１と一対の把手２２ａ，２２ｂとを備えて構成されている。かご本体２１及び一対の把手２２ａ，２２ｂは、ポリプロピレン等の樹脂によって形成されている。かご本体２１は、底面２０１と、底面２０１の左右から上方に延びた側面２０２ａ，２０２ｂと、底面２０１の前後端部及び側面２０２ａ，２０２ｂの左右端部と連接する前面２０３ａ及び後面２０３ｂとからなり、上面に開口が形成されている。買物かご２の使用者は、この開口より商品を投入することができるようになっている。底面２０１、側面２０２ａ，２０２ｂ、前面２０３ａ及び後面２０３ｂはそれぞれ略矩形状をなすとともに、マトリクス状に配置された複数の長孔が全面に亘って開設されている。

把手２２ａ，２２ｂは、コ字状に形成されており、それぞれ両端部がかご本体２１の前面２０３ａ及び後面２０３ｂの上端に対して回動可能に支持されている。買物かご２の使用者は、一対の把手２０４ａ，２０４ｂをそれぞれ起立させることで、買物かご２を把持運搬することができる。

整理棚１は、図２（ａ）に示すように、平板状の載置部１０１と、載置部１０１の左右から一体に連接された平板状の支持部１０２，１０３とを備えて構成されている。載置部１０１は、左右前端部が三角形状に切り欠かれて台形状をなしており、支持部１０２，１０３が左右端辺から外方に延びている。載置部１０１と支持部１０２，１０３とは、それぞれ折曲部１０２ａ，１０３ａを介して接続されている。折曲部１０２ａ，１０３ａは、載置部１０１及び支持部１０２，１０３よりも薄肉とされており、折曲しやすいようになっている。折曲部１０２ａ，１０３ａは、上述した構成に限らず、折曲部位で容易に折り曲げることができるように構成されていれば、他の態様であってもよく、例えば、ミシン目が形成される態様であってもよいし、一部が載置部１０１と支持部１０２，１０３とが連接され、他の部分が載置部１０１と支持部１０２，１０３とが切り離された態様であってもよい。

整理棚１は、上述されたように構成されているので、使用前には図２（ａ）に示すように、載置部１０１と支持部１０２，１０３とを面一の板状にすることで、複数枚を上下方向に積載可能あるいは幅方向に並設可能となり、保管場所の省スペース化を図ることができる。

続いて、整理棚１を買物かご２に設置する場合には、図２（ｂ）に示すように、支持部１０２，１０３を折曲部１０２ａ，１０３ａで下方に折り曲げ、図２（ｃ）に示すように、載置部１０１の左右両端から下方に垂下するように形成する。その後は、図１に示すように、買物かご２の、例えば、平面視で右側に配置することで、買物かご２内の空間において上下間の仕切を設けることができる。なお、整理棚１は、買物かご２に収容する商品の種類に応じて、買物かご２に対して選択的に設置することができ、利便性を高めることができるようになっている。なお、整理棚１の載置部１０１の前端に上方に延出するフランジを設け、載置部１０１に載置された商品が載置部１０１から脱落するのを抑制するようにしてもよい。また、使用済みの整理棚１を買物かご２と分離して回収する場合には、例えば、店舗内に整理棚１の回収スペースを設けるようにして顧客の利便性を図るようにしてもよい。

以上のように構成されているので、例えば、図３に示すように、店員が、精算レジにおいて清算済みの商品（ビニール袋で包装された食パンＢＲ、食品トレーによりパッケージングされた鮮魚ＦＳ、豆腐パックＴＦ、缶詰ＣＮ等）を清算用の買物かご２に移し替える場合において、積載されることが好ましくない商品（例えば、鮮魚ＦＳ）が含まれる場合には、買物かご２に整理棚１を設置した上で、載置部１０１の下方に鮮魚ＦＳを配置し、載置部１０１の上面に豆腐パックＴＦと缶詰ＣＮ等の重量物を載置することで、鮮魚ＦＳが他の商品によって押し潰れてしまうことを回避することができる。一方、食パンＢＲのように、体積の大きい商品については、整理棚１を避けて配置することで、買物かご２に対して清算済みの商品を効率よく収容することができるようになる。なお、本実施形態では、買物かご２内に商品を収容する例について説明したが、商品以外の物品が収容可能であってもよい。

以上説明したように、本実施形態の買物かご用整理棚１は、物品が載置される平板状の載置部１０１と、載置部１０１の左右にそれぞれ一体的に連接してなる一対の支持部１０２，１０３と、載置部１０１と支持部１０２，１０３とを折曲可能に接続する折曲部１０２ａ，１０３ａとを備えている。整理棚１は、折曲部１０２ａ，１０３ａで載置部１０１に対して支持部１０２，１０３を折り曲げることで、買物かご２の底部２０１に立設可能とされている。その結果、買物かごへの物品の収容作業効率を向上させることができるようになる。

なお、本考案の実施の形態に記載された作用および効果は、本考案から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本考案による作用および効果は、本考案の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。

１整理棚
１０１載置部
１０２支持部
１０２ａ折曲部
１０３支持部
１０３ａ折曲部
２買物かご
２０１底部

Claims

買物かごに用いられる買物かご用整理棚であって、
物品が載置される平板状の載置部と、
前記載置部の左右にそれぞれ一体的に連接してなる一対の支持部と、
前記載置部と前記支持部とを折曲可能に接続する折曲部とを備え、
前記折曲部で前記載置部に対して前記支持部を折り曲げることで、前記買物かごの底部に立設可能とされていることを特徴とする買物かご用整理棚。