JP3245442U - 太陽電池へのグラフェンナノ粒子をコートしたシートの応用 - Google Patents

Abstract

【課題】従来の太陽光発電における２５％程度の変換効率を改善するソーラーパネルを提供する。
【解決手段】グラフェンのナノ粒子を両面または片面コーティングしたプラスチックシート２を、ソーラーパネルの製造時にガラスシート１とセル３の間に入れることにより、従来では取り込むことができなかったエネルギーをセルに送り込むことにより発電効率を改善する。
【選択図】図１

Description

本考案は、太陽電池及び太陽光発電のソーラーパネルに関する。

従来の太陽光発電は変換効率２５％程度にとどまっていた。

特開２０１９－１６９５４５号 公報

従来の太陽光発電では変換効率が２５％程度にとどまっており、変換効率の改善が課題とされてきた。

新しく出てきているソーラーパネルで効率が良いものも出てきているが、既存の設置されたソーラーパネルの変換効率を改善する方法はほぼなかった。

問題の解決として、プラスチックシートにグラフェンのナノ粒子を両面または片面コーティングし、ソーラーパネルの製造時にガラスとセルの間に入れることにより、従来では取り込むことができなかったエネルギーをセルに送り込む。

また、既存の設置済みのソーラーパネルに関しては、ガラス内に挿入することは難しいため、ソーラーパネルの表面に、グラフェンナノ粒子を片面にコーティングしたプラスチックシートを張り付けることにより、従来では取り込むことができなかったエネルギーをセルに送り込む。

グラフェンナノ粒子をコーティングしたプラスチックシートを、ソーラーパネルのガラスとセルの間に入れる、またはソーラーパネルの表面に張り付けるにより変換効率の改善を行うことができる。

ソーラーパネル製造時にガラスとセルの間にシートを入れた図 既存ソーラーパネルの表面にシートを張り付けた図

本考案の図１ではソーラーパネルではガラスシートとセルの間に、両面または片面にグラフェンのナノ粒子をコーティングしたプラスチックシートを入れて、セルのガラスの反対側にはバックカバーを取り付け、側面をアルミフレームで覆うことによりソーラーパネルを構成する。プラスチックシートについては耐熱性があり収縮性の低い素材で、透明な薄膜が良い。

図２の既存のソーラーパネルは、アルミフレームで固定されているため内部にシートを入れることは難しいため、表面のガラスシートの上に、片面にグラフェンナノ粒子をコーティングしたプラスチックシートを張り付けることによって構成される。

この図１のソーラーパネルは、ソーラーパネル製造時にグラフェンナノ粒子をコーティングしたプラスチックシートを他の材料と一緒にアルミフレームで閉じこんだものを、家の屋根または太陽光パネル設置用地などに設置する。

図２のソーラーパネルについては、既存のソーラーパネルが設置されている場所にてグラフェンナノ粒子をコーティングしたシートを張り付けて施工する。

１ ガラスシート
２ グラフェンナノ粒子をコーティングしたプラスチックシート
３ セル
４ バックカバー
５ アルミフレーム

Claims (2)

1. 太陽光発電用のソーラーパネルを製造時、表面のガラスシートとセルの間に、両面または片面にグラフェンナノ粒子がコーティングされたプラスチックシートを入れ、発電効率を上げるソーラーパネル。
2. 既存の太陽光発電用のソーラーパネルの表面に、片面にグラフェンナノ粒子がコーティングされたシートを張り付けることにより発電効率を上げるソーラーパネル。