JP3244778U - クリスマスツリーの樹幹用導電コネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】雄端子と雌端子を樹幹にしっかりと位置決めして、脱落を防止でき、雄端子と雌端子が互いに対して任意に回動でき、取り付けが容易であるクリスマスツリーの樹幹用導電コネクタを提供する。【解決手段】クリスマスツリーの樹幹用導電コネクタは、互いに嵌め合う雄端子１０と雌端子２０を含み、雄端子と雌端子には貫通孔が設けられ、雄端子の接続面には同円心の第１導電性円環体１２と第２導電性円環体１３が設けられ、前記雌端子の接続面には第１導電接点と第２導電接点が設けられ、前記雄端子の背面には貫通孔に対応する下部スリーブ１４がさらに設けられ、下部スリーブの管壁には下弾性壁が形成され、下弾性壁には下抜け止め突起が設けられ、前記雌端子の裏面には貫通孔に対応する上部スリーブ２４が設けられ、上部スリーブの管壁には上弾性壁２４１が形成され、上弾性壁には上抜け止め突起が設けられている。【選択図】図２

Description

本考案は、クリスマスツリーの照明の技術分野に関し、特にクリスマスツリーの樹幹用導電コネクタに関する。

クリスマスツリーは、クリスマスの祝賀行事で最もよく使われる人造樹状の飾り物である。人造クリスマスツリーは、主に台座、樹幹の支柱、枝、及びカラーランプストリングで構成される。樹幹は、台座の上に立っている。保管と輸送を容易にするために、樹幹は一般的に２つ以上の中空管を互いに挿着することで形成される。各中空管には枝が設けられ、枝にはカラーランプストリングが設けられている。伝統的なクリスマスツリーは、上層の枝のカラーランプストリングに電源を獲得させるために、上層と下層の枝のカラーランプストリングの間には互いに協力するプラグとソケットが設置されている。組み立ての過程では、樹幹の支柱の差し込みが完成した後、手動でプラグとソケットとを互いに挿着ように接続することができるが、操作が不便で、特に大きなクリスマスツリーは、枝が遮られているため、探しと挿入過程がさらに不便である。また、従来の樹幹とプラグ、ソケットとの間に相対的な回転が発生しやすく、樹幹へのプラグまたはソケットの取り付けに影響を与える。

上記問題に対して、本考案は、雄端子と雌端子を樹幹にしっかりと位置決めして、任意の脱落を防止することができるとともに、雄端子と雌端子が互いに対して任意に回動でき、取り付けが容易であるクリスマスツリーの樹幹用導電コネクタを提供することを目的とする。

上記の課題を解決するために、本考案は、以下の技術的解決策を採用している。

本考案の実施形態によれば、前記クリスマスツリーの樹幹用導電性コネクタは、互いに嵌め合う雄端子と雌端子とを含み、前記雄端子と前記雌端子には、クリスマスツリーの樹幹支柱に合わせて嵌合するための貫通孔がそれぞれ設けられ、前記雄端子の接続面には、同円心の第１導電性円環体と第２導電性円環体が設けられ、前記雌端子の接続面には、前記第１導電性円環体と前記第２導電性円環体にそれぞれ電気的に接続される第１導電接点と第２導電接点が設けられ、前記雄端子の背面には、前記貫通孔に対応する下部スリーブがさらに設けられ、前記下部スリーブの管壁には、下弾性壁が形成され、前記下弾性壁には、樹幹側壁における孔と嵌合するための下抜け止め突起が設けられ、前記雌端子の裏面には、前記貫通孔に対応する上部スリーブが設けられ、前記上部スリーブの管壁には、上弾性壁が形成され、前記上弾性壁には、樹幹側壁における孔と嵌合するための上抜け止め突起が設けられている。

好ましくは、前記雌端子の貫通孔の底部には、樹幹の端面と当接するための上抜け止め段差が設けられ、前記雄端子の貫通孔の底部には、樹幹の縮口の側壁と当接するための下抜け止め段差が形成されている。

好ましくは、各貫通孔の内壁には、樹幹にマッチングするリブが設けられている。

好ましくは、前記下部スリーブの管壁には、２つの下開口が設けられ、前記２つの下開口の間の管壁は、下弾性壁を形成し、前記上部スリーブの管壁には、２つの上開口が設けられ、前記２つの上開口の間の管壁は、上弾性壁を形成している。

好ましくは、前記第１導電性円環体と前記第２導電性円環体との間には、前記雄端子と前記雌端子が嵌合して接続する際に、前記第１導電性円環体と前記第１導電性接点が、前記第２導電性円環体と前記第２導電性接点との短絡を回避するための絶縁リングが配置されている。

好ましくは、前記絶縁リングは、前記雄端子及び／又は前記雌端子内に設けられている。

従来の技術と比較して、本考案は以下の有益な効果を奏している。本考案に係るクリスマスツリーの樹幹用導電コネクタは、雄端子の下部スリーブに下弾性壁を形成し、雌端子の上部スリーブに上弾性壁を形成し、各弾性壁における抜け防止突起と樹幹における孔との嵌合を利用して、雄端子と雌端子とを樹幹にしっかりと位置決めして、任意の脱落を防止することができる。また、雄端子と雌端子は、２つの導電性円環体と２つの導電接点を利用して電気的な接続を実現するため、雄端子と雌端子は互いに対して任意に回動でき、着脱が簡単である。

本考案の実施形態または先行技術における技術的態様をより明確に説明するために、以下に実施形態または先行技術の説明において必要な図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における図面は本考案のいくつかの実施形態にすぎず、当業者にとっては、創造的な労働性を払わずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。

本考案によって提供されるクリスマスツリーの樹幹用導電コネクタの模式図１である。 本考案によって提供されるクリスマスツリーの樹幹用導電コネクタの模式図２である。 本考案によって提供されるクリスマスツリーの樹幹用導電コネクタの模式図３である。 本考案により提供される雌端子の概略図である。

以下、本考案の実施例を詳細に説明するが、本考案は特許請求の範囲によって限定且つカバーされた多くの異なる形態にて実施され得る。

以下、添付した図面を用いて、本考案の技術的解決策を明確に且つ完全に説明するが、明らかに、説明された実施形態は本考案の一部の実施形態にすぎず、すべての実施形態ではない。本考案の実施形態に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく獲得したその他のすべての実施形態は、何れも本考案の保護範囲に属する。

図１～図４に示すように、本考案に係るクリスマスツリーの樹幹用導電コネクタは、互いに嵌合する雄端子１０と雌端子２０とを含む。雄端子１０と雌端子２０には、クリスマスツリーの樹幹支柱と嵌合するための貫通孔１１、２１がそれぞれ設けられている。雄端子１０の接続面には、同円心の第１導電性円環体１２と第２導電性円環体１３が設けられている。雌端子２０の接続面には、第１導電性円環体１２と第２つの導電性円環体１３とにそれぞれ導電接続された第１導電接点２２及び第２導電接点２３が設けられている。雄端子１０の背面には、貫通孔１１に対応する下部スリーブ１４がさらに設けられる。下部スリーブの管壁には、下弾性壁１４１が形成されている。下弾性壁１４１には、樹幹の側壁の孔と嵌合する下抜け止め突起１４１１が設けられている。雌端子２０の背面には、貫通孔２１に対応する上部スリーブ２４が設けられる。上部スリーブ２４の管壁には、上弾性壁２４１が形成されている。上弾性壁２４１には、樹幹の側壁における孔と嵌合する上抜け止め突起２４１１が設けられている。組立時に、下樹幹を雄端子１０の貫通孔１１内に挿入するとともに、雄端子１０における下抜け止め突起１４１１を下樹幹における孔に嵌合させることにより、雄端子１０と樹幹との間の変位と脱落を防止することを図る。また、上樹幹が雌端子２０の貫通孔２１内に挿入されるとともに、雌端子２０における上抜け止め突起２４１１が上樹幹における孔に嵌合されることによって、雌端子２０と樹幹との間の変位と脱落は防止されるようになっている。このように、雄端子１０内に挿入された下樹幹と雌端子２０内に挿入された上樹幹とが互いに対して回動する際に、雄端子１０内の２つの導電リングが雌端子２０内の２つの導電接点と接触したままであり、しかも、雄端子１０と雌端子２０はいずれも対応する樹幹から容易に離脱することがなく、樹幹の取り付け及び樹幹の位置への調整が安全で、容易である。

下部スリーブ１４の管壁には、２つの下開口１４２が設けられる。２つの下開口１４２の間の管壁は、下弾性壁を形成している。上部スリーブ２４の管壁には、２つの上開口２４２が設けられる。２つの上開口２４２の間の管壁は、上弾性壁を形成している。これにより、着脱が容易になる。

雌端子２０の貫通孔２１の底部には、樹幹の端面と当接するための上抜け止め段差２１１が設けられている。上樹幹が貫通孔２１内に挿入されたとき、上樹幹の端面は上抜け止め段差２１１によりストップされて、上樹幹が貫通孔２１を完全に貫通するのを防止し、且つ上樹幹が貫通孔２１内に挿入される深さを制限する。雄端子１０の貫通孔の底部には、樹幹の縮口の側壁と当接するための下抜け止め段差１１１が形成される。下樹幹が雄端子１０の貫通孔１１内に挿入される時に、下抜け止め段差１１１は下樹幹の縮口の側壁に当接され、雄端子１０が下樹幹から離脱することを防止する。この下樹幹は、大径部と小径部に分けられ、大径部と小径部との間には平滑移行部が形成されている。組み立て時には、下抜け防止段差１１１が平滑移行部の側壁に貼り合わせられ、小径部が上樹幹内に挿入できる。各貫通孔１１、２１の内壁には、貫通孔内で樹幹が任意に回動するのを防止するために、樹幹にマッチングするリブ１０１が設けられている。

第１導電性円環体と第２導電性円環体との間には、雄端子と雌端子が嵌合接続するときに、第１導電性円環体１２と第１導電性接点２２との短絡、第２導電性円環体１３と第２導電性接点２３との短絡を回避するための絶縁リング３０が配置されている。絶縁リング３０は、雄端子１０内に設けられてもよいし、雌端子２０内に設けられてもよいし、雄端子１０と雌端子２０の両方に設けられてもよい。第１導電接点２２と第２導電接点２３のそれぞれが第１導電性円環体１２、第導電性円環体１３との導電接続の安定性を保証するために、第１導電接点２２と第２導電接点２３はいずれも弾片構造である。

上記は本実用新案の好ましい実施例にすぎず、本実用新案を制限するものではない。本実用新案の精神と原則の中で行ったいかなる変更、同等置換や改良などは、いずれも本実用新案の保護範囲に含まれるべきである。

１０ 雄端子
１０１ リブ
１１ 貫通孔
１１１ 下抜け止め段差
１２ 第１導電性円環体
１３ 第２導電性円環体
１４ 下部スリーブ
１４１ 弾性壁
１４１１ 下抜け止め突起
１４２ 下開口
２０ 雌端子
２１ 貫通孔
２１１ 上抜け止め段差
２２ 第１導電接点
２３ 第２導電接点
２４ 上部スリーブ
２４１ 上弾性壁
２４１１ 上抜け止め突起
２４２ 上開口
３０ 絶縁リング

Claims (6)

1. 互いに嵌め合う雄端子と雌端子とを含み、前記雄端子と前記雌端子には、クリスマスツリーの樹幹支柱に合わせて嵌合するための貫通孔がそれぞれ設けられ、前記雄端子の接続面には、同円心の第１導電性円環体と第２導電性円環体が設けられ、前記雌端子の接続面には、前記第１導電性円環体と前記第２導電性円環体にそれぞれ電気的に接続される第１導電接点と第２導電接点が設けられ、前記雄端子の背面には、前記貫通孔に対応する下部スリーブがさらに設けられ、前記下部スリーブの管壁には、下弾性壁が形成され、前記下弾性壁には、樹幹側壁における孔と嵌合するための下抜け止め突起が設けられ、前記雌端子の裏面には、前記貫通孔に対応する上部スリーブが設けられ、前記上部スリーブの管壁には、上弾性壁が形成され、前記上弾性壁には、樹幹側壁における孔と嵌合するための上抜け止め突起が設けられていることを特徴とするクリスマスツリーの樹幹用導電性コネクタ。
2. 前記雌端子の貫通孔の底部には、樹幹の端面と当接するための上抜け止め段差が設けられ、前記雄端子の貫通孔の底部には、樹幹の縮口の側壁と当接するための下抜け止め段差が形成されていることを特徴とする請求項１に記載のクリスマスツリーの樹幹用導電性コネクタ。
3. 各貫通孔の内壁には、樹幹にマッチングするリブが設けられていることを特徴とする請求項１に記載のクリスマスツリーの樹幹用導電性コネクタ。
4. 前記下部スリーブの管壁には、２つの下開口が設けられ、前記２つの下開口の間の管壁は、下弾性壁を形成し、前記上部スリーブの管壁には、２つの上開口が設けられ、前記２つの上開口の間の管壁は、上弾性壁を形成していることを特徴とする請求項１に記載のクリスマスツリーの樹幹用導電性コネクタ。
5. 前記第１導電性円環体と前記第２導電性円環体との間には、前記雄端子と前記雌端子が嵌合して接続する際に、前記第１導電性円環体と前記第１導電性接点が、前記第２導電性円環体と前記第２導電性接点との短絡を回避するための絶縁リングが配置されていることを特徴とする請求項１に記載のクリスマスツリーの樹幹用導電性コネクタ。
6. 前記絶縁リングは、前記雄端子及び／又は前記雌端子内に設けられていることを特徴とする請求項５に記載のクリスマスツリーの樹幹用導電性コネクタ。