JP3244550U - ヘッドボード - Google Patents

Abstract

【課題】シンプルな構造で、使用時に柔軟に設置でき、梱包や輸送の際には小さく巻き取ることができる、ヘッドボードを提供する。【解決手段】ヘッドボード１であって、圧縮して巻き取ることができるヘッドボードは、ソフトクッションと布カバーで構成される。前記ソフトクッションを前記布カバーの中に入れる。ベッド本体２は固定面３の前方に位置する。前記ヘッドボードは、前記固定面上に移動可能に配置され、前記ベッド本体の一端に位置する。前記ヘッドボードは、前記固定面と前記ベッド本体との間で支持される。前記ヘッドボードは、前記固定面に着脱可能に結合される。【選択図】図４

Description

本考案はベッドに関し、特にヘッドボードに関する。

市販されているヘッドボードのほとんどは、板一体型構造である。一般的に、ヘッドボードの前方には、使用者がヘッドボードに快適にもたれかかることができるように、ソフトクッションが設置されている。ヘッドボードには、ソフトクッションが設置されている。このヘッドボードは、サイズが大きく、重量も重い。ヘッドボードの分解、組立、運搬は、不便である。特に輸送時には、スペースをとり、物流コストが高くなる。さらに、体積が大きくなり輸送時に占有されるスペースが増加することによる資材の増加を避けるために、ヘッドボードの高さが制限されることがよくある。対応するソフトクッションの高さも制限されている。ソフトクッションは、一般的に短い。ヘッドボードの取り付けは固定されており、ベッドフレームの高さや使用要件に応じて変更することができないため、使用上の制限がある。

そこで、本考案者は、長年の実務経験に基づき、これらの課題を解決すべく鋭意検討した。

本考案の主な目的は、構造が簡単で、使用時に柔軟に設置でき、巻き取ることができ、小容量に収納できるため、梱包や輸送が容易であるヘッドボードを提供することである。

上記の目的を達成するために、本考案は以下の技術的解決策を採用する。
ヘッドボードであって、圧縮して巻き取ることができるヘッドボードは、ソフトクッションと布カバーで構成され、前記ソフトクッションを前記布カバーの中に入れ、ベッド本体は、固定面の前方に位置し、前記ヘッドボードは、前記固定面上に移動可能に配置され、前記ベッド本体の一端に位置する。

好ましくは、前記固定面は、壁である。

好ましくは、前記ソフトクッションは、スポンジクッションであり、前記布カバーは、前記ソフトクッションを前記布カバーに入れるための開口部を有する。

好ましくは、前記ヘッドボードは、前記固定面と前記ベッド本体との間で支持される。

好ましくは、前記ヘッドボードの底部は、少なくとも２つの支持脚を有する。

あるいは、前記ヘッドボードの底部は、少なくとも２つの支持部材で支持され、前記支持部材はそれぞれ、支持ベースと、前記支持ベース上に対向して配置される２つのブレースプレートを含み、前記ブレースプレートは、内側に傾斜し、前記ヘッドボードの前記底部は、前記２つのブレースプレートに挟まれている。

好ましくは、前記ヘッドボードは、前記固定面に着脱可能に結合される。

好ましくは、前記ヘッドボードの背面は、面ファスナーを介して前記固定面に着脱可能に結合される。

好ましくは、前記布カバーの背面には、微小ループで覆われた布片が形成され、前記固定面には、前記布カバーの背面の前記布片に対応する微小フックで覆われた複数の布片が形成される。

あるいは、前記ヘッドボードの上部には、少なくとも１つの吊り下げハンドルが設けられ、前記固定面には、前記吊り下げハンドルに対応する掛鉤が設けられる。

上記の構造により、本願の前記ヘッドボードは、前記ソフトクッションを前記布カバーに入れた状態で直接形成され、構造がシンプルで持ち運びも簡単である。使用時には、前記ヘッドボードを前記固定面と前記ベッド本体との間に直接配置して固定することもできるし、前記固定面に着脱可能に結合することもできる。前記ベッド本体の高さや用途に合わせて前記ヘッドボードの高さを調節できる。前記ヘッドボードは柔軟で使いやすい。さらに、前記ヘッドボードは圧縮して巻き取ると小さくて軽量になるため、梱包と輸送のコストを大幅に削減できる。

本考案の第１実施形態に係るヘッドボードの斜視図である。 図１に示された（布カバーとソフトクッションが分解された）ヘッドボードの分解概略図である。 巻き取ったヘッドボードを示す模式図である。 ヘッドボードの第１設置例を示す模式図である。 本考案の第２実施形態に係るヘッドボードの斜視図である。 図５に示されたヘッドボードの第２設置例を示す模式図である。 ヘッドボードの第３設置例を示す模式図である。 図７に示されたヘッドボード、支持部材を示す模式図である。 図８に示された支持部材を示す模式図である。 ヘッドボードの第４設置例を示す模式図である。 図１０に示されたヘッドボード、固定面を示す模式図である。 ヘッドボードの第５設置例を示す模式図である。 図１２の円Ａの（ヘッドボードと固定面との間の結合を示す）部分拡大図である。

以下、本考案の実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して説明する。

図１乃至図４を参照しつつ、本考案のヘッドボード１を説明する。ヘッドボード１は、ソフトクッション１１と布カバー１２で構成される。ソフトクッション１１を布カバー１２の中に入れる。使用時、ヘッドボード１は、ベッド本体２の一端と協働する。ベッド本体２は、固定面３の前方に位置する。ヘッドボード１は、前記固定面３上に移動可能に配置され、ベッド本体２に向き合うヘッドボード１の面には、ソフトクッションが形成される。

固定面３は、壁である。ベッド本体２は、壁の前方に位置する。ベッド本体２は、ベッドフレーム２１の上に置かれたマットレス２２を含んでもよい。ヘッドボード１のソフトクッション１１は、使用しないときに巻き取ることができる。ソフトクッション１１は、スポンジクッションであってもよい。図２に示される実施形態では、ソフトクッション１１は、四角形のクッションである。ソフトクッション１１は、異なる使用要件に応じて、異なる形状およびサイズで設計されてもよい。布カバー１２は、ソフトクッション１１に対応する形状を有する。布カバーのスタイルは、カスタマイズ可能である。布カバー１２は、ソフトクッション１１を布カバー１２に入れるための開口部１２１を有する。開口部１２１には、被覆部１２２が設けられる。被覆部１２２は、ジッパーによって布カバー１２に対して開閉可能であり、ソフトクッション１１を布カバー１２に容易に入れることができる。

図３に示すように、本願のヘッドボード１を梱包して輸送する場合、ヘッドボード１を圧縮して巻き取ることができる。ヘッドボード１全体を小型軽量に包装することができるので、包装及び輸送のコストを大幅に削減することができる。使用時には、ヘッドボード１を展開した後、ヘッドボード１を固定面３とベッド本体２との間に直接支持させ、あるいは、着脱可能に固定面３に結合させ、ベッド本体２の一端にヘッドボードが設けられる。

図４に示すように、ヘッドボード１は、固定面３とベッド本体２との間にヘッドボード１を固定するように直接支持されている。ベッド本体２と固定面３との間には、ヘッドボード１を載置するための空間が形成されており、ベッド本体２の一端にヘッドボード１を直接固定支持できるようになっている。

さらに、ヘッドボード１の底部には、ヘッドボード１全体を高めるために、少なくとも２つの支持脚１３が設けられているので、ヘッドボード１は、高さの異なるベッド本体２に合わせることができ、防湿機能を提供することができる。その上、ヘッドボード１の容積を適切に減少させることができる。この実施形態では、支持脚１３を備えたヘッドボード１を固定面３とベッド本体２との間に直接配置して固定することができる。図５および図６に示すように、一実施形態では、ヘッドボード１の底面の両側部にそれぞれ支持脚１３が設けられる。支持脚１３は、地面に直接載置されて支持体を形成している。ソフトクッション１１の底面には、支持脚が直接形成されている。例えば、支持脚は、ソフトクッションと一体的に形成されてもよく、ソフトクッションを切断することによって形成されてもよい。布カバーは、ソフトクッションに対応する形状を有する。ソフトクッションを布カバーに入れることにより、支持脚付きヘッドボード構造が形成される。

図７～図９に示すように、一実施形態のヘッドボード１は、固定面３とベッド本体２との間に直接載置され固定されてもよい。ヘッドボード１の底部は、少なくとも２つの支持部材４に支持されている。支持部材４は、ヘッドボード１が地面から一定の高さで支持されるように、地面に設置される。図９に示すように、支持部材４は、支持ベース４１と、支持ベース４１上に対向配置された２つのブレースプレート４２とを含む。前記ブレースプレート４２は内側に傾斜し、２つのブレースプレート４２の間の開口は狭く、一定の弾性ブレース力を形成し、支持部材４が異なる厚さのヘッドボードに適合できるようになっている。ヘッドボード１の底部は、２つのブレースプレート４２の間に挟まれている。

図１０および図１１に示すように、一実施形態では、ヘッドボード１の布カバー１２の背面が面ファスナーを介して固定面３に着脱可能に結合されている。布カバー１２の背面には、微小ループで覆われた布片１２３が形成されている。布カバー１２の背面は、固定面３に設けられた微小フックで覆われた布片に接着するように、微小ループで覆われた布で直接作られてもよい。固定面３は、布カバー１２の背面の微小ループで覆われた布片に対応する微小フックで覆われた少なくとも１つの布片３１を有する。この実施形態では、固定面３は、微小フックで覆われた３つの布片３１を有する。面ファスナーを介して、ヘッドボード１を固定面３に容易に移動可能に結合することができる。ヘッドボードの組み立てと分解は、簡単である。ヘッドボード１の設置位置は、調整可能である。

図１２および図１３に示すように、一実施形態では、ヘッドボード１を固定面３に吊り下げて固定する。ヘッドボード１の布カバー１２の上部には、少なくとも１つの吊り下げハンドル１２４が設けられる。好ましくは、ヘッドボード１の布カバー１２の上部には、少なくとも２つの吊り下げハンドル１２４が設けられる。吊り下げハンドル１２４に対応する掛鉤３２は、固定面３に設けられる。ヘッドボードを設置する必要があるとき、ヘッドボード１の吊り下げハンドル１２４は掛鉤３２に直接引っ掛けられる。ヘッドボード１の取り付けと使用は、便利である。

上記の構造によれば、本願の前記ヘッドボードは、前記ソフトクッションを前記布カバーに入れた状態で直接形成され、構造がシンプルで持ち運びも簡単である。使用時には、前記ヘッドボードを前記固定面と前記ベッド本体との間に直接配置して固定することもできるし、前記固定面に着脱可能に結合することもできる。前記ベッド本体の高さや用途に合わせて前記ヘッドボードの高さを調節できる。前記ヘッドボードは、柔軟で使いやすい。さらに、前記ヘッドボードは圧縮して巻き取ると小さくて軽量になるため、梱包と輸送のコストを大幅に削減できる。

本発明の特定の実施形態を説明の目的で詳細に説明してきたが、本考案の精神および範囲から逸脱することなく、様々な修正および改良を行うことができる。従って、本考案は、添付の請求の範囲による場合を除き、限定されるものではない。

Claims (10)

1. ヘッドボードであって、
   圧縮して巻き取ることができる前記ヘッドボードは、ソフトクッションと布カバーとを含み、
   前記ソフトクッションを前記布カバーの中に入れ、
   ベッド本体は、固定面の前方に配置され、
   前記ヘッドボードは、固定面に移動可能に配置され、前記ベッド本体の一端に位置する
   ヘッドボード。
2. 前記固定面は、壁である
   ことを特徴とする請求項１に記載のヘッドボード。
3. 前記ソフトクッションは、スポンジクッションであり、
   前記布カバーは、前記ソフトクッションを前記布カバーに入れるための開口部を有する
   ことを特徴とする請求項１に記載のヘッドボード。
4. 前記ヘッドボードは、前記固定面と前記ベッド本体との間で支持される
   ことを特徴とする請求項１に記載のヘッドボード。
5. 前記ヘッドボードの底部は、少なくとも２つの支持脚を有する
   ことを特徴とする請求項４に記載のヘッドボード。
6. 前記ヘッドボードの底部は、少なくとも２つの支持部材で支持され、
   前記支持部材はそれぞれ、支持ベースと、前記支持ベース上に対向して配置された２つのブレースプレートを含み、
   前記ブレースプレートは、内側に傾斜し、
   前記ヘッドボードの前記底部は、前記２つのブレースプレートに挟まれている
   ことを特徴とする請求項４に記載のヘッドボード。
7. 前記ヘッドボードは、前記固定面に着脱可能に結合される
   ことを特徴とする請求項１に記載のヘッドボード。
8. 前記ヘッドボードの背面は、面ファスナーを介して前記固定面に着脱可能に結合される
   ことを特徴とする請求項７に記載のヘッドボード。
9. 前記布カバーの背面には、微小ループで覆われた布片が形成され、
   前記固定面には、前記布カバーの背面の前記布片に対応する微小フックで覆われた複数の布片が形成される
   ことを特徴とする請求項８に記載のヘッドボード。
10. 前記ヘッドボードの上部には、少なくとも１つの吊り下げハンドルが設けられ、
    前記固定面には、前記吊り下げハンドルに対応する掛鉤が設けられる
    ことを特徴とする請求項７に記載のヘッドボード。
    

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