JP3244282U - 発電機励磁直流母線乾燥装置 - Google Patents

Abstract

【課題】発電機の励磁直流回路の絶縁を高め、電源投入時の低絶縁性による急速な電源投入への悪影響を減少させ、ダンパドアと排気装置の間の協力により、外部の湿気による励磁回路への影響を減らすことができる発電機励磁直流母線乾燥装置を提供する。【解決手段】発電機励磁直流母線乾燥装置は、共用箱１を含み、共用箱の内面の底部には、磁器ボトル２が固定接続され、磁器ボトルの頂部には、固定ホルダ３が固定接続され、固定ホルダの内部には、直流母線４が固定接続され、共用箱の内部には、熱風装置６が固定接続され、共用箱の外面には、排風装置７が固定接続されており、排風装置は、外面が共用箱の内部に固定接続される排風管を含み、共用箱の頂部には、カバープレート５が回動可能に連結されている。熱風装置により、停止時に熱風を発生させることにより直流母線と磁器ボトルを乾燥する。【選択図】図２

Description

本実用新案は、励磁直流母線の技術分野に関し、具体的に、発電機励磁直流母線乾燥装置に関する。

閉鎖母線は離箱閉鎖母線と共箱（共箱相間離隔を含む）式閉鎖母線を含み、発電所、変電所、工業と民間電源のリード線に広く用いられているが、発電所にとって、一般的に共箱閉鎖母線を採用している。共箱の閉塞母線は、非相間離隔の共箱閉塞母線を含み、相間離隔の共箱式閉塞母線及び交直流励磁共箱閉塞母線は、１００ＭＷ以下の発電機の引出線と主変圧器低圧側の間、又は７５ＭＷ以上の発電機工場用変圧器低圧側と高圧配電装置の間の電流伝送に広く用いられている。共箱閉塞母線は、発電機交直流励磁回路にも用いられ、変電所で使用される電気は、母線または他の産業用民間施設の電源リードに導入される。既存の発電機励磁直流母線は、実際の使用中に、外部の湿気が共用箱内に入り、共用箱内部の励磁直流回路の絶縁効果が低下して、急速な電源投入に影響を与える虞がある。

従来技術の不足に対して、本実用新案は、発電機励磁直流母線乾燥装置を提供し、実際の使用中に、外部の湿気が共用箱内に入り、共用箱内部の励磁直流回路の絶縁効果が低下して、急速な電源投入に影響を与える虞があるという問題を解決している。

上記の目的を実現するために、本実用新案は、下記の技術案によって実現される。
本実用新案に係る発電機励磁直流母線乾燥装置は、共用箱を含み、前記共用箱の内面の底部には、磁器ボトルが固定接続され、前記磁器ボトルの頂部には、固定ホルダが固定接続され、前記固定ホルダの内部には、直流母線が固定接続され、前記共用箱の内部には、熱風装置が固定接続され、前記共用箱の外面には、排風装置が固定接続されており、前記排風装置は、外面が共用箱の内部に固定接続される排風管を含み、前記共用箱の頂部には、カバープレートが回動連結されている。

好ましくは、前記熱風装置はファンを含み、前記ファンの底部は、共用箱の内面の底部に固定接続され、前記ファンの外面は、共用箱を貫通して外側に延びる吸風管が固定接続され、前記吸風管の端部には、ダンパドアが回動接続されている。

好ましくは、前記ファンの出力端には、出風管が固定接続され、前記出風管の出力端には、出風カバーが固定接続され、前記出風管の内部の中間には、加熱ハウジングが固定接続されている。

好ましくは、前記加熱ハウジングの内面には、電熱線と温度コントローラが固定接続され、前記温度コントローラは、電熱線と電気的に接続されている。

好ましくは、前記排風装置は、排風管の内面に固定接続されている固定ブロックをさらに含み、前記固定ブロックの内面には、貫通孔と、内部に連結ロッドが摺動接続されている内設溝が開設されており、前記連結ロッドの外面は、内設溝を貫通して外側に延び、前記連結ロッドの出力端には、ブロックが固定接続されている。

前記ブロックの外面は、貫通孔の内面に押圧されて嵌合し、前記連結ロッドの外面には、伸縮ばねが外嵌され、前記伸縮ばねは、端部が内設溝の内面に固定接続され、出力端が連結ロッドの外面に固定接続される。

本実用新案は、発電機励磁直流母線乾燥装置を提供して、下記の有益な効果を有する。
１、当該発電機励磁直流母線乾燥装置は、熱風装置により、停止時に熱風を発生させることにより直流母線と磁器ボトルを乾燥し、発電機の励磁直流回路の絶縁を高め、電源投入時の低絶縁性による急速な電源投入への悪影響を減らすことができる。

２、当該発電機励磁直流母線乾燥装置は、ダンパドアと排気装置の間の協力により、外部の湿気が排風管から共用箱の内部に入るのを避けることができ、又は、外部の湿気が吸風管から共用箱の内部に入るのを避けることができることで、停止時に換気の管路を適時に閉じて、外部の湿気が励磁回路に与える影響を減らすことができる。

本実用新案の実施例に係る全体の構成図である。 本実用新案の実施例に係る全体の内部構造概略図を示す。 本実用新案の実施例に係る熱風装置の構成図である。 本実用新案の実施例に係る排風装置の構成図である。

以下、本実用新案における図面を参照して、本実用新案の技術案を明確に、完全に説明する。明らかに、説明された実施例は、本実用新案の一部の実施例にすぎず、すべての実施例ではない。本実用新案における実施例に基づいて、当業者は、創造的な労働を行うことなく取得した他のすべての実施例は、本願の保護範囲に属する。

実施例１
図１～図４に示すように、本実用新案は、発電機励磁直流母線乾燥装置を提供している。この発電機励磁直流母線乾燥装置は、共用箱１を含み、共用箱１の内面の底部には、磁器ボトル２が固定接続され、磁器ボトル２の頂部には、固定ホルダ３が固定接続され、固定ホルダ３の内部には、直流母線４が固定接続され、共用箱１の内部には、熱風装置６が固定接続され、共用箱１の外面には、排風装置７が固定接続されており、排風装置７は、外面が共用箱１の内部に固定接続される排風管７１を含み、共用箱１の頂部には、カバープレート５が回動連結されている。

具体的に、熱風装置６はファン６１を含み、ファン６１の底部は、共用箱１の内面の底部に固定接続され、ファン６１の外面は、共用箱１を貫通して外側に延びる吸風管６２が固定接続され、吸風管６２の端部には、ダンパドア６８が回動接続されている。ファン６１の出力端には、出風管６３が固定接続され、前記出風管（６３）の出力端には、出風カバー（６４）が固定接続され、出風管６３内部の中間には、加熱ハウジング６５が固定接続されている。加熱ハウジング６５の内面には、電熱線６６と温度コントローラ６７が固定接続され、温度コントローラ６７は、電熱線（66）と電気的に接続されている。排風装置７は、排風管７１の内面に固定接続されている固定ブロック７２をさらに含み、固定ブロック７２の内面には、貫通孔７３と、内部に連結ロッド７５が摺動接続されている内設溝７４が開設されており、連結ロッド７５の外面は、内設溝７４を貫通して外側に延び、連結ロッド７５の出力端には、ブロック７６が固定接続されている。ブロック７６の外面は、貫通孔７３の内面に押圧されて嵌合し、連結ロッド７５の外面には、伸縮ばね７７が外嵌され、伸縮ばね７７は、端部が内設溝７４の内面に固定接続され、出力端が連結ロッド７５の外面に固定接続される。

上記の実施例の動作原理により、下記の有益な効果がある。
使用や停止時に、手動でダンパドア６８を開く、ファン６１を起動して外部の冷風を吸風管６２から進入させて出風管６３から吹き出し、気流が出風管６３に進入してから加熱ハウジング６５を通過するとともに、電熱線６６に通電して加熱を行うことにより、冷風が加熱ハウジング６５内で熱風になり、その上方の出風管６３の部分に進入し、最後に出風カバー６４で導出される。排風カバー６４は直流母線４に向かっているので、熱風によって直流母線４と磁器ボトル２を乾燥して、励磁直流回路の絶縁を高めることができ、排風カバー６４によって直流母線４に熱風をより十分に当てることができる。温度コントローラ６７が設けられることにより、電熱線６６の加熱温度を制御し、温度が高すぎて直流母線４の運転に影響を与えないようにすることができる。共通箱１の内部の気流が排風管７１を通過し、気流の推力によってブロック７６が固定ブロック７２内の貫通孔７３から離脱し、連結ロッド７５が内設溝７４の内面に沿って外にスライドし、伸縮ばね７７が圧縮されて蓄積される場合、気流が貫通孔７３とブロック７６の間の空隙を通過して、最後に排風管７１の出力端から外部に排出される。熱風装置６の使用を停止した後、伸縮ばね７７のばね力により、連結ロッド７５を内設溝７４の内面に沿って逆方向にスライドさせることにより、ブロック７６が貫通孔７３の内部に戻り、再び貫通孔７３を塞ぐことで、外部の湿気が排風管７１から共用箱１の内部に入るのを避けることができるとともに、ダンパドア６８を閉じて、外部の湿気が吸風管６２から共用箱１の内部に入るのを避け、外部の湿気が励磁回路に与える影響を減らすことができる。

なお、本明細書では、「第１」、「第２」の関係用語は、必ずしもこれらのエンティティまたは操作の間にそのような実際の関係または順序が存在することを要求または暗示することなく、１つのエンティティまたは操作を別のエンティティまたは操作と区別するためにのみ使用されている。さらに、用語「含む」、「含有する」、またはその任意の他のバリエーションは、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、または設備がそれらの要素だけでなく、明示的にリストされていない他の要素も含むように、非排他的な含有を包含することを意図しており、或いは、そのようなプロセス、方法、物品、または設備に固有の要素も含むことができる。これ以上制限がない場合に、「1つの…に限定された要素を含み、その要素を含むプロセス、方法、物品または設備に別の同じ要素が存在することを排除しない」。

本実用新案の実施例が既に示され説明されているが、当業者にとって、本実用新案の原理と精神を逸脱しない場合に、これらの実施例を様々な変更、修正、置換、および変形することができ、本実用新案の範囲は添付した請求の範囲およびその均等物によって限定されることが理解され得る。

１ 共用箱
２ 磁器ボトル
３ 固定ホルダ
４ 直流母線
５ カバープレート
６ 熱風装置
６１ ファン
６２ 吸風管
６３ 出風管
６４ 出風カバー
６５ 加熱ハウジング
６６ 電熱線
６７ 温度コントローラ
６８ ダンパドア
７ 排風装置
７１ 排風管
７２ 固定ブロック
７３ 貫通孔
７４ 内設溝
７５ 連結ロッド
７６ ブロック
７７ 伸縮ばね

Claims (6)

1. 共用箱（１）を含む発電機励磁直流母線乾燥装置であって、
   前記共用箱（１）の内面の底部には、磁器ボトル（２）が固定接続され、
   前記磁器ボトル（２）の頂部には、固定ホルダ（３）が固定接続され、
   前記固定ホルダ（３）の内部には、直流母線（４）が固定接続され、
   前記共用箱（１）の内部には、熱風装置（６）が固定接続され、
   前記共用箱（１）の外面には、排風装置（７）が固定接続されており、
   前記排風装置（７）は、外面が共用箱（１）の内部に固定接続される排風管（７１）を含み、
   前記共用箱（１）の頂部には、カバープレート（５）が回動連結されている、
   ことを特徴とする発電機励磁直流母線乾燥装置。
2. 前記熱風装置（６）はファン（６１）を含み、前記ファン（６１）の底部は、共用箱（１）の内面の底部に固定接続され、前記ファン（６１）の外面は、共用箱（１）を貫通して外側に延びる吸風管（６２）が固定接続され、前記吸風管（６２）の端部には、ダンパドア（６８）が回動接続されている、
   ことを特徴とする請求項１に発電機励磁直流母線乾燥装置。
3. 前記ファン（６１）の出力端には、出風管（６３）が固定接続され、前記出風管（６３）の出力端には、出風カバー（６４）が固定接続され、前記出風管（６３）の内部の中間には、加熱ハウジング（６５）が固定接続されている、
   ことを特徴とする請求項２に記載の発電機励磁直流母線乾燥装置。
4. 前記加熱ハウジング（６５）の内面には、電熱線（６６）と温度コントローラ（６７）が固定接続され、前記温度コントローラ（６７）は、電熱線（６６）と電気的に接続されている、
   ことを特徴とする請求項３に記載の発電機励磁直流母線乾燥装置。
5. 前記排風装置（７）は、排風管（７１）の内面に固定接続されている固定ブロック（７２）をさらに含み、前記固定ブロック（７２）の内面には、貫通孔（７３）と、内部に連結ロッド（７５）が摺動接続されている内設溝（７４）が開設されており、
   前記連結ロッド（７５）の外面は、内設溝（７４）を貫通して外側に延び、前記連結ロッド（７５）の出力端には、ブロック（７６）が固定接続されている、
   ことを特徴とする請求項１に記載の発電機励磁直流母線乾燥装置。
6. 前記ブロック（７６）の外面は、貫通孔（７３）の内面に押圧されて嵌合し、
   前記連結ロッド（７５）の外面には、伸縮ばね（７７）が外嵌され、
   前記伸縮ばね（７７）は、端部が内設溝（７４）の内面に固定接続され、出力端が連結ロッド（７５）の外面に固定接続される、
   ことを特徴とする請求項５に記載の発電機励磁直流母線乾燥装置。
   
   

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