JP3243815U - 組立式焚き火台用火床、及び組立式焚き火台 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易に携行や組立解体ができ、火床を他の部材を要さずに支柱に安定して直接支持させることができ、また火床の高さ位置の調整もその支持構造によって容易に実現することができる組立式の焚き火台と、それに適用される火床を提供する。【解決手段】組立式焚き火台1を、少なくとも4本の支柱2と、構造支持部材3、4、5と、火床6とを備えるものとし、金属製メッシュ状の火床本体61において各隅部に第1ハトメ64を設け、さらに火床本体61の縁部に沿った隅部近傍に第2ハトメ65を設け、その縁部に沿って隅部が上側となるように火床本体61を湾曲させた状態で、下から順に第2ハトメ穴、第1ハトメ穴にそれぞれ支柱2を挿通させ、支柱2の外面と第2ハトメ65及び第1ハトメ64の内周を接触させることにより、支柱2に支持させる構成とした。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 1.ウェブアドレス(インスタグラム、multisolo_kyotoのページ) https://instagram.com/multisolo_kyoto/ 令和5年6月10日~7月23日(計16回投稿) 2.ウェブアドレス(マクアケ、コンツール合同会社による「MULTI SOLO」のクラウドファンディング実施プロジェクトページ、令和5年7月13日開設) https://www.makuake.com/project/multi_solo/ コンツール合同会社の実施プロジェクトトップページ https://www.makuake.com/member/index/2571411/
本考案は、キャンプ等で用いられ、携行可能な組立式の焚き火台に適用される火床、並びにその火床を備えた焚き火台に関するものである。
昨今のアウトドア活動への関心の高まりから、数多くの人々が野外でキャンプをしたり、自宅の庭等でバーベキューをするようになってきている。なかでも、屋外での焚き火や調理では、ガスや電気を熱源とするコンロ等の調理器具を用いる場合以外は、炭や薪等の固形燃料に火を付けて使用する焚き火台が用いられている。最近では、気軽に持ち運ぶことができて簡単に組み立て解体ができる組立式の焚き火台も多数登場しており、複数人で使用できる大型のものから一人用(ソロキャンプ用)の小型ものまで、多様な焚き火台が販売されている。
例えば、特許文献1に示すような組立式の焚き火台は、4本の丸鋼からなる支柱部材に丸鋼を組み合わせた上部枠体を構成するガイド部材を支持させて、そのガイド部材にステンレスメッシュ部材を支持させる構成が採用されている。同文献の明細書には詳述されていないが、図面の記載から推察すると、ガイド部材よりも僅かに上方に突出している支柱部材の上端部に、ステンレスメッシュ部材の4隅に設けられたハトメ穴を挿通させることで、ステンレスメッシュ部材の4隅が枠状のガイド部材の4隅に引っ掛かって支持される構成となっており、このステンレスメッシュ部材の中央部に固形燃料を載せれば火床として機能するように構成されている。さらに、同文献の図2によると、火床となるステンレスメッシュ部材の上側になるように、食材を載せられるような焼き網をガイド部材の上に載置する構成が採用されている。
また、特許文献1の他にも、4本の支柱の中段位置にストッパとなる部材を予め取り付けておき、支柱の上方からステンレス製でメッシュ状の火床をその4隅に設けたハトメ穴を挿通させてストッパの位置で安定させるように構成した組立式の焚き火台も販売されている。
実用新案登録第3223018号公報
上述した先行技術に係る焚き火台は、いずれもステンレス製でメッシュ状の火床を用いたものであり、この火床の4隅に取り付けたハトメの穴(ハトメ穴)に支柱を挿入し、支柱の上端部又は中段位置で火床を支持させる構成であり、火床を支持させるために、四角い枠状のガイド部材や、支柱に直接固定したストッパを利用している点で共通している。
しかしながら、これらの焚き火台では、火床を安定的に支持させるためには、支柱に直接又は間接的に取り付けた別の部材を用いることが必須となっている。特に後者の焚き火台においては、ストッパを設けなければならない分の部品コストや製造の手間を要している。また、これらの焚き火台は、火床が他の部材で支持されている構成上、火床の高さ位置を調整することはできないため、炭や薪等の固形燃料の量や、調理対象である食品の種類によって火力を調整する必要がある場合に対応することができないという問題がある。
本考案は、このような点に着目してなされたものであって、簡易に持ち運びや組立解体ができることは勿論であるが、火床を他の部材の介在なしに支柱に安定して直接支持させることができ、また火床の高さ位置の調整もその支持構造によって容易に実現することができる組立式の焚き火台と、それに適用される火床を提供するものである。
すなわち、本考案に掛かる組立式焚き火台用火床は、少なくとも4本の支柱を備えた焚き火台に適用される火床であって、メッシュ状をなす金属製の火床本体を備え、火床本体の各隅部に、その火床本体を貫通する第1ハトメ穴を形成する金属製の第1ハトメを有し、さらに火床本体の縁部に沿った隅部近傍に、火床本体を貫通する第2ハトメ穴を形成する金属製の第2ハトメを有しており、その縁部に沿って隅部が上側となるように火床本体を湾曲させた状態で、下から順に第2ハトメ穴、第1ハトメ穴に支柱を挿通させ、支柱の外面と第2ハトメの内周及び第1ハトメの内周を接触させることにより、この火床を支柱に支持させる構成としていることを特徴とするものである。
このような本考案に係る組立式焚き火台用火床であれば、火床を支柱に対して支持させる際に、メッシュ状の金属製の火床本体を縁部に沿って湾曲させているため、火床本体は弾性復元力によって広がろうとするが、各支柱は下から第2ハトメ穴、第1ハトメ穴に挿通されているために、支柱の外面が、広がろうとしている火床本体に設けられた第2ハトメの内周及び第1ハトメの内周に強く接触することとなり、その接触の押圧力と金属同士の摩擦力によって火床がしっかりと支柱に支持されることになる。すなわち、火床はそれ自体と支柱だけによって支持される状態となる。そのため、従来のように火床を支柱に支持させるための別の部材を不要とすることができる。さらに、火床に炭や薪等の固形燃料を載置すると、その荷重が作用して第2ハトメの内周及び第1ハトメの内周と支柱との間の接触による押圧力と摩擦力が増し、火床が支柱にさらに安定して支持されるため、固形燃料に着火した使用時の安定感や安全性が向上することになる。一方、支柱に支持された状態の火床本体において、第1ハトメと第2ハトメを近付けるように火床本体の湾曲した隅部近傍を指で上下に挟むと、第1ハトメと第2ハトメの支柱との接触が解除されるか接触力を低下させることができるため、火床本体の支柱に対する高さ位置を無段階で容易に変更することができ、調理をする際や焚き火をする際の火加減調整が容易である。また、火床本体の隅部近傍の湾曲した縁部が情報に向けて立ち上がっているため、風の影響を軽減し、固形燃料の爆ぜの防止や、固形燃料から炎を上昇させやすくするという効果も得られる。さらに、湾曲して立ち上がっていない火床本体の縁部からは、固形燃料を火床本体に載置しやすく、使用後の固形燃料の排出も容易にできることになる。
本考案として好適な火床は、4本の支柱を備えた組立式焚き火台に適用される四角形状の火床であって、火床本体の4隅にそれぞれ第1ハトメを設けており、火床本体の湾曲させる一対の縁部において隅部よりも内側寄りに第2ハトメを設けた構成としたものである。このような火床とすることで、火床本体の対向する1組の2辺に沿った縁部どうしが湾曲した形状となり、1本の支柱に対して1組2個のハトメ穴(下から順に第2ハトメ穴、第1ハトメ穴)が挿通された状態となり、合計4本の支柱に対して各2個のハトメ(下から順に第2ハトメ、第1ハトメ)の内周をそれぞれ接触させることで、火床の安定性を高めることができる。
さらに、火床本体の湾曲させる一対の縁部に、帯状に折り返して二重以上に重ね合わせた補強部を形成し、この補強部の領域内に第1ハトメと第2ハトメを設けることで、湾曲させた火床本体の弾性復元力を向上させて、支柱の火床に対する支持強度をさらに高めることができる。また、補強部を形成することで、火床本体からメッシュ状を構成する針金の飛び出しを防止できるため、焚き火台の組立・分解の作業時や、火床の高さ調整作業時の安全性を向上することもできる。
さらに、火床本体の湾曲させない一対の縁部にも、帯状に折り返して二重以上に重ね合わせた副補強部を形成し、この副補強部の領域内に第1ハトメを設けることで、湾曲状体で支柱に支持された火床の保形性が向上する。また、火床本体の隅部は補強部と副補強部とが重なった状態となるため、そこに設けた第1ハトメの周辺の強度も向上させることができる。
以上のような火床を備えた本考案の組立式焚き火台は、火床に加えて、少なくとも4本の支柱と、各支柱を所定距離離間させて立設配置した状態で、全体として自立するフレーム構造を支持する構造支持部材とを備えており、火床、支柱、構造支持部材を組立分解可能としていることを特徴とするものである。このような構成の組立式焚き火台であれば、組立時には構造支持部材によって支柱を立てた状態で安定配置でき、上述したように支柱に火床を安定支持させることができる焚き火台が完成し、分解すれば容易に持ち運びが可能な状態となるため、極めて使い勝手の良い携行可能な組立式焚き火台を実現することができる。
本考案の火床とそれを備えた組立式焚き火台によれば、火床本体の弾性復元力と、火床本体に設けた複数のハトメと支柱との接触による押圧力及び摩擦力により、火床を支柱に直接支持させる構造を実現することができるため、火床の支持に要していた別部材を不要としつつ、火床の安定支持と使用時の安全性を向上することができる上に、隣接する2つのハトメを近付けるように火床本体を摘まむ操作で簡単に火床の高さ調整をすることができ、組立分解が可能で携行も容易な利便性の高い焚き火台を提供することが可能となる。
本考案の一実施形態に係る組立式焚き火台の使用例を示す全体斜視図。 同実施形態に係る組立式焚き火台の分解図。 同実施形態に係る組立式焚き火台の支柱による火床の支持部分を示す拡大図。 同実施形態に係る組立式焚き火台の支柱による火床の支持部分を操作する状態を示す拡大図。 同実施形態に係る組立式焚き火台において火床の高さ調整をする状態を示す説明図。 同実施形態に係る組立式焚き火台の使用例を示す参考図。
以下、本考案の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る組立式焚き火台1(以下、「焚き火台1」と略称する。)は、図1及び図2に示すように、キャンプや庭等に持ち出して使用される焚き火台であり、図6に示すように、屋外(アウトドア)での調理や焚き火の現場で組み立てて使用し、使用後は分解して持ち帰るようにしたものである。
焚き火台1は、図1及び図2に示すように、組立後には全体として自立する立体的なフレーム構造をなしており、主に4本の支柱2、各支柱2を立設させる下枠材3、支柱2の立設状態を保持する2種類の上枠材(第1上枠材4、第2上枠材5)を備えており、これらの部材を組み立てる際にメッシュ状の金属製の火床6を4本の支柱2に支持させる構成としている。これらを組み立てた状態の焚き火台1は、図6(b)に示すように、焚き火をする際に用いる形態とし、この形態に複数本の金属製の串7と併用することで、図1及び図6(a)に示すように、調理をする際に用いるコンロの形態とすることができる。
1直線状の金属棒状をなす4本の支柱2は、全て同じ長さのステンレス製丸パイプ材からなるものである。
下枠材3は、ほぼ同一構成をなす第1下枠31と第2下枠32とを、それらの長手方向中央部においてピン33により相互に回動し拡縮可能としたものである。第1下枠31及び第2下枠32は、いずれも支柱2の内径よりも僅かに小さい直径を有するステンレス製丸棒材を曲げ加工により形成している。具体的には、第1下枠31及び第2下枠32は、材料となる丸パイプ材の両端部におけるごく短い領域を鉛直方向に折り曲げて下方から支柱2の下端部に挿入できる支柱支持部31a、32aとし、その内側に地面と接するためのほぼ水平な接地部31b、32bを形成し、さらにその内側を斜めに屈曲させてやや浮上させるとともにほぼ水平に延ばした中間部31c、32cを形成し、第1下枠31と第2下枠32を交差させた状態で両中間部31c、32cの長手方向中央部をピン33で枢着した構成としている。
2本の第1上枠材4は、細長いステンレス製平板からなり、第1下枠31と第2下枠32をそれらの各支柱支持部31a、32aに支柱2の下端部を挿入した状態で最も開いた位置において、4本の支柱2を上方から見た(平面視した)ときに形成される長方形の短辺に相当するように、隣接する2本の支柱2の上に載置される。このとき、各支柱2の空洞が第1上枠材4を通して見えるように、支柱2の空洞とほぼ同じ大きさの丸穴41(図2参照)を、各第1上枠材4の両端部近傍に形成している。
2本の第2上枠材5は、いずれも支柱2の内径よりも僅かに小さい(第1下枠31、第2下枠32の直径とほぼ同じ)直径を有するステンレス製丸棒材を曲げ加工により形成したものであり、第1下枠31と第2下枠32をそれらの各支柱支持部31a、32aに支柱2の下端部を挿入した状態で最も開いた位置において、4本の支柱2を上方から見たときに形成される長方形の長辺に相当する長さを有している。具体的には、各第2上枠材5は、材料となる丸パイプ材の両端部におけるごく短い領域を鉛直下方に折り曲げて上方から支柱2の上端部に挿入できる支柱安定部51とし、その内側のほぼ水平な中間部52に、複数本の串7を2本の第2上枠材5間に跨がって載置できるようにV字形状に屈曲させた串置き部53をほぼ等間隔で複数(本実施形態では5つ)形成している。実際の組立時には、各支柱安定部51を上から順に各第1上枠材4の丸穴41、支柱2の上端部の空洞に挿入することで、支柱2の立設姿勢及び焚き火台1のフレーム構造が安定する。すなわち、第1下枠31と第2下枠32からなる下枠材3と2本の第1上枠材4及び2本の第2上枠材5は、焚き火台1を全体として自立するフレーム構造を支持する構造支持部材としての機能を有している。
火床6は、ステンレス製の針金を細かく編み込んだメッシュ状をなすほぼ正方形状の火床本体61を主体とし、その4つの縁部(4辺の近傍)をそれぞれ1回以上(本実施形態では2回)内側へ帯状に折り返して二重以上の重ね合わせ構造(本実施形態では三重構造)として、火床本体61の縁部における補強と針金の飛び出しを防止して安全性に配慮した構成としている。火床本体61の各辺の長さは、第2上枠材5の長手寸法よりもやや長い程度に設定している。火床6は4本の支柱2に支持させた状態で用いられるが、2本の第1上枠材4に沿った縁部の帯状部分を補強部62とし、2本の第2上枠材5に沿う位置に沿った縁部の帯状部分を副補強部63としている。補強部62と副補強部63とが重なり合った火床本体61の4隅にそれぞれ、第1ハトメ64を設けることで第1ハトメ穴64aを形成している(図3及び図4参照)。また、補強部62に沿った第1ハトメ64よりも内寄りの位置には、第2ハトメ65を設けることで第2ハトメ穴65aを形成している(図3及び図4参照)。折り返すことで強度を増したされた副補強部63の領域内に第2ハトメ65を設けることで、火床本体6の破損を防止することができるが、最も荷重の作用を受ける第1ハトメ64は、いずれも折り返すことで強化された補強部62と副補強部63の両方が重なる六重構造の領域に設けているため、火床本体61における第1ハトメ64の周囲の破損をさらに防止するようにしている。第1ハトメ64及び第2ハトメ65は、いずれもアルミニウム製の一般的なハトメを適用したものである。
この火床6を支柱2に支持させる組立時には、第1上枠材4を支柱2に載置する前に、図3に示すように、火床本体61の副補強部63を含む一対の縁部近傍を上向きに丸く湾曲させ、まず第2ハトメ65を支柱2に挿入し、次いで第1ハトメ64を支柱2に挿入して、各補強部62が立ち上がった状態とし、火床本体61の高さ位置を適宜に合わせる。この作業の後、上述したとおり、2本の第1上枠材4と2本の第2上枠材5を4本の支柱2に対して組み立てる作業を行うことで、基本的な焚き火台1の組立が完成する。この状態で、火床本体61自体には、そのメッシュ形態が湾曲させられていることで広がろうとする弾性復元力が強く働いており、第1ハトメ64の内周の一部と、第2ハトメ65の内周の一部が支柱2の外面に強く当接することになり、これらの力の作用によって火床6が4本の支柱2に安定支持されることになる。
この状態で、図6(a)及び図6(b)に示すように、火床本体61に薪等の固形燃料Xを載置すると、その荷重によって第1ハトメ64の内周及び第2ハトメ65の内周と支柱2との間の接触による押圧力と摩擦力が増し、火床6が支柱にさらに安定して支持される。その結果、固形燃料Xに着火した使用時の焚き火台1の安定感や安全性が向上することになる。
串7は、先端部71を尖らせた細長いステンレス製の平板棒状の部材であり、全長の1/4乃至1/5程度の領域の基端部を並行に折り返して持ち手部72を形成している。持ち手部72の基端部側には、内側へV字形状に屈曲させたストッパ部73を形成している。本実施形態の焚き火台1では5本の串7をオプション的に備えており、焚き火台1を調理用として使用する場合、各串7を2本の第2上枠材5の串置き部53に跨がって載置することで、図6(a)に示すように、鍋やヤカン等の調理器具Yを載せて調理する際に用いる五徳として使用したり、食材Zを直接刺してバーベキュー等の串料理(串焼き)をしたりすることができる。このとき、串置き部53に載置した串7を固定するために、串7の持ち手部72をやや広げて一方の串置き部53を挟み、さらにストッパ部73が串置き部53を乗り越える位置まで押し込むと、ストッパ部73が串置き部53に当接して抜け戻りが生じないようにすることができる。
本実施形態の焚き火台1では、火床6の支柱2に対する高さ位置を、ストッパ等の他の部材を用いることなく、無段階で調整することができる。火床6の高さ調整の際には、図4に示すように、第1ハトメ64と第2ハトメ65とを近付けるように補強部62の端部を指で挟むことで、第1ハトメ64の内周及び第2ハトメ65と支柱との間の接触力が解除又は低減され、図5に示すように、火床6の高さ位置を支柱2に沿って自由に変更することができ、補強部62を挟む指を離すと、再び第1ハトメ64の内周及び第2ハトメ65と支柱との間の接触力が生じることで、その時点での高さ位置に火床6を支柱2に安定して支持させることができる。
組立前、及び分解後の焚き火台1は、図2に示すように部品ごとにまとめることができ、専用の収納袋8に入れてコンパクトな状態で持ち運ぶことができる。この収納袋8は、耐火繊維織物で作られたものであり、1枚の耐火繊維織物の一端部に形成した袋部82に支柱2、下枠材3、第1上枠材4、第2上枠材5をまとめて収納する。火床6は、四角く広げられた収納袋8の本体部81に載置する。この状態で袋部82を本体部81に巻き付けるように丸めたうえで、袋部82とは反対側の端部に設けた紐83を結ぶことで、分解された焚き火台1の各部品を入れた筒状の収納袋8をアウトドアに持ち出したり、持ち帰る際の携行性が向上する。また、災害等の緊急時にも焚き火台や調理用コンロとして好適に使用することができる。
また、この収納袋8は、耐火性を備えているため、図6に示す焚き火台1の使用時には、焚き火台1の下に敷く焚き火シートとしても使用することができ、固形燃料Xの熱や、固形燃料Xの燃え残り等が落下した際の熱で地面が焦げないように用いることができる。このような使用時には、調理や焚き火の際の火力調整のために、上述したように火床6の高さ調整を行えばよい。火床本体61がステンレス製メッシュ構造を有しているため、通気性がよく、炎が立ちやすいことから、固形燃料Xの燃焼効率が高いため、使用後の固形燃料Xの燃え残りが少なくなり、後片付けを容易に行うことができる。また、火床本体61の補強部62の両端部(すなわち副補強部63側)が丸く湾曲して立ち上がっているために防風効果も得られ、固形燃料Xの爆ぜを防止しながら炎の立ち上がり易さを高めることもできる。さらに、火床本体61の補強部62における中央部は、第1上枠材4との間が比較的広く空いているため、固形燃料Xの出し入れも容易に行うことができる。
なお、本考案は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、組立式焚き火台を構成する各部の素材や形状は適宜選択・変更することができる。上述した実施形態では4本の支柱を備えた焚き火台について説明したが、支柱は5本以上あってもよく、それに応じて焚き火台全体の形状や構成を変更することもできる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…組立式焚き火台(焚き火台)
2…支柱
3…下枠材(構造支持部材)
4…第1上枠材(構造支持部材)
5…第2上枠材(構造支持部材)
6…火床
61…火床本体
62…補強部
63…副補強部
64…第1ハトメ
64a…第1ハトメ穴
65…第2ハトメ
65a…第2ハトメ穴

Claims (5)

  1. 少なくとも4本の支柱を備えた組立式焚き火台に適用される火床であって、
    メッシュ状をなす金属製の火床本体を備え、
    前記火床本体の各隅部に第1ハトメ穴を形成する金属製の第1ハトメと、当該火床本体の縁部に沿った隅部近傍に第2ハトメ穴を形成する金属製の第2ハトメとを有しており、
    前記縁部に沿って前記隅部が上側となるように前記火床本体を湾曲させた状態で、下から順に前記第2ハトメ穴、前記第1ハトメ穴に前記支柱を挿通させ、当該支柱の外面と前記第2ハトメの内周及び前記第1ハトメの内周を接触させることにより、前記支柱に支持させる構成としていることを特徴とする組立式焚き火台用の火床。
  2. 前記火床本体が四角形状をなし、当該火床本体の4隅にそれぞれ前記第1ハトメを設けており、当該火床本体の湾曲させる一対の前記縁部において前記隅部よりも内側寄りにそれぞれ第2ハトメを設けた構成としている請求項1に記載の組立式焚き火台用の火床。
  3. 前記火床本体の湾曲させる一対の前記縁部に、帯状に折り返して二重以上に重ね合わせた補強部を形成し、当該補強部の領域内に前記第1ハトメと前記第2ハトメを設けている請求項2に記載の組立式焚き火台用の火床。
  4. 前記火床本体の湾曲させない一対の縁部に、帯状に折り返して二重以上に重ね合わせた副補強部を形成し、当該副補強部の領域内に前記第1ハトメを設けている請求項3に記載の組立式焚き火台用の火床。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の組立式焚き火台用の火床を備えた焚き火台であって、
    少なくとも4本の前記支柱と、
    前記各支柱を所定距離離間させて立設配置した状態で、全体として自立するフレーム構造を支持する構造支持部材とを備えており、
    前記火床、前記支柱、前記構造支持部材を組立分解可能としていることを特徴とする組立式焚き火台。
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