JP3242407U - ゴミ拾い用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】細いグレーティングの隙間に入り、重いグレーティングを外さずに、側溝のタバコの吸殻などのゴミを拾う用具を提供する。【解決手段】伸縮自在の棒1と二本のピン2からなるゴミ拾い用具において、伸縮自在の棒1の先端に設置した二本のピン2が平行又は先端で根本よりやや広くなっている。このピン2は白色である。タバコの吸殻3は二本のピン2で挟み拾い上げる。また紙屑等は二本のピン2で突き刺して拾う。【選択図】図3
Description
本考案は、ゴミ拾い用具に関する。
日本の紙巻たばこの2021年の総販売本数は937億本で、日本では紙巻たばこ販売量は増加傾向にあったが、1996を境に減少に転じた。1997年の減少は消費税率引き上げにより起こったものと思われる。世界中で毎年、約6兆個のタバコが消費され、そのうちの75%に当たる4兆5,000億本の吸殻がポイ捨てされている。90%以上はプラスチックのフィルターが付いており、これは100万トン以上のプラスチックに相当する。路上や側溝に捨てられた吸殻は、排水により河川、海に流れ込み、分解されずに海を汚染する。
大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会が続き、自然環境破壊や環境汚染特に海洋汚染が問題となっている。プラスチックは軽量で丈夫、加工し易いことから様々な製品や容器包装などに利用され、分解されにくい特徴から、不法投棄やポイ捨てなどにより自然界に流出してしまうと、河川等を通じて海に流され、海洋汚染となる。道路、歩道、公園、河川、海岸等でタバコの吸殻、紙くず、ビニール袋等のごみを廉価で、軽く、操作が簡単であり、容易に使えるゴミ拾い用具が必要である。
従来から、左右一対の棒竿を略V字形に配設すると共に、前記一対の棒竿の上部円弧部を介して連結したゴミ拾い器具がある。そして従来のゴミ拾い器具では、棒竿を片手で持ち該棒竿の先端で空き缶等のゴミを挟み拾い上げるものである。
上部を連結した左右一対の棒竿を略V字形に配設したゴミ拾い器具において、前記片方の棒竿の先端部より上部でガイド棒を棒竿内側に直角に取り付け固定し、他方の棒竿の対応する場所に穴を穿ち、該ガイド棒をこの穴に通し、両方の棒竿の開閉をガイドする。該ガイド棒の先端は前記穴よりも大きくし開く角度を制限する。このガイド棒により両棒竿がねじれ、食い違うこと無く内容物が残った重い廃棄ペットボトル等を拾うことができる。さらに棒竿先端部にピンを棒竿外側に直角に取り付け固定し、このピンで土砂に埋まったビニール袋等ごみを引っ掛けて拾うことができる(特許文献1)。
しかし、このゴミ拾い器具は側溝に被せたグレーティングの細い隙間に入れて、側溝のタバコの吸殻などのゴミは拾うのは困難である。
先行技術として、挟持爪によるゴミの挟持機能とニードルロッドによりゴミを突き刺す機能を有するゴミつかみ器が発明されている(特許文献2)。前記ニードルロッドが一本のピンを中心として固定爪の背側あるいは前端より伸びて、落ち葉などのゴミを突き刺す。すなわち、挟持と一本のピンによる串刺しの複合性ゴミ拾い器である。このゴミ拾い器では、挟持爪が大きく細い隙間のグレーティングには入らないので、グレーティングを被せた側溝のゴミは、重いグレーティングを外さずに拾えない。
道路、歩道、公園、河川、海岸等で、タバコの吸殻、紙くず、ビニール袋等のごみを楽に一つの道具で拾う器具が求められる。
従来から、左右一対の棒竿を略V字形に配設すると共に、前記一対の棒竿の上部円弧部を介して連結したゴミ拾い器具がある。そして従来のゴミ拾い器具では、棒竿を片手で持ち該棒竿の先端で空き缶等のゴミを挟み拾い上げるものである。
しかし、このゴミ拾い器具は側溝に被せたグレーティングの細い隙間に入れて、側溝のタバコの吸殻などのゴミを拾うのは困難である。
しかし、このゴミ拾い器具は側溝に被せたグレーティングの細い隙間に入れて、側溝のタバコの吸殻などのゴミを拾うのは困難である。
特許文献2では、挟持爪によるゴミの挟持機能とニードルロッドによりゴミを突き刺す機能を有するゴミつかみ器が発明されている。前記ニードルロッドが一本のピンを中心として固定爪の背側あるいは前端より伸びて、落ち葉などのゴミを突き刺す。すなわち、挟持と一本のピンによる串刺しの複合性ゴミ拾い器である。このゴミ拾い器では、挟持爪が大きく細い隙間のグレーティングには入らないので、グレーティングを被せた側溝のゴミは、重いグレーティングを外さずに拾えない。
本考案は従来から問題であった点を解決するためになされたものである。すなわち、細いグレーティングの隙間に入り、重いグレーティングを外さずに、グレーティングの隙間に入れてタバコの吸殻などのゴミを拾う用具が求められている。
上記課題を解決し、目的を達するために鋭意工夫し以下のゴミ拾い用具を考案した。
伸縮自在の棒と二本のピンからなるゴミ拾い用具において、伸縮自在の棒の先端に設置した二本のピンが平行であることを特徴とするゴミ拾い用具である。
グレーティングを被せた側溝などに落ちたタバコの吸殻は、この二本のピンに挟んで、グレーティングの隙間から拾いあげることができる。ゴミのタバコの吸殻がグレーティングの隙間に引っ掛かり出難い場合は伸縮自在の棒の持ち手を回転させて、グレーティングの隙間の長手方向とタバコの吸殻を平行にして、タバコの吸殻を引き出すことができる。
また、紙屑などは二本のピンに突き刺して拾うことができる。
伸縮自在の棒に二本のピンを付けるには、針金、紐を用いて縛っても良いし、溶接あるいはビス等で固定しても良い。二本のピンは伸縮自在の棒の両側にタバコの吸殻を挟める間隔に固定する。
二本のピンの先端は尖っている。これにより紙屑などは突き刺して拾うことができる。また、これらのピンは鏡面に仕上げる必要はない。むしろ表面がザラザラしている方がゴミを突き刺し引き上げ易い。
伸縮自在の棒と二本のピンからなるゴミ拾い用具において、伸縮自在の棒の先端に設置した二本のピンが平行であることを特徴とするゴミ拾い用具である。
グレーティングを被せた側溝などに落ちたタバコの吸殻は、この二本のピンに挟んで、グレーティングの隙間から拾いあげることができる。ゴミのタバコの吸殻がグレーティングの隙間に引っ掛かり出難い場合は伸縮自在の棒の持ち手を回転させて、グレーティングの隙間の長手方向とタバコの吸殻を平行にして、タバコの吸殻を引き出すことができる。
また、紙屑などは二本のピンに突き刺して拾うことができる。
伸縮自在の棒に二本のピンを付けるには、針金、紐を用いて縛っても良いし、溶接あるいはビス等で固定しても良い。二本のピンは伸縮自在の棒の両側にタバコの吸殻を挟める間隔に固定する。
二本のピンの先端は尖っている。これにより紙屑などは突き刺して拾うことができる。また、これらのピンは鏡面に仕上げる必要はない。むしろ表面がザラザラしている方がゴミを突き刺し引き上げ易い。
そして、伸縮自在の棒と二本のピンからなるゴミ拾い用具において、伸縮自在の棒の先端に設置した二本のピンの先端が根本よりもやや広いことを特徴とするごみ拾い用具である。
ここで、伸縮自在の棒は把持部として用いるので、断面形状は角材でなく、丸材などでも良い。伸縮自在の棒は釣り竿のように伸ばす機構が使い易い。
ここで、伸縮自在の棒は把持部として用いるので、断面形状は角材でなく、丸材などでも良い。伸縮自在の棒は釣り竿のように伸ばす機構が使い易い。
また、伸縮自在の棒と二本のピンからなるゴミ拾い用具において、伸縮自在の棒の先端に設置した二本のピンが白色であることを特徴とする前記のゴミ拾い用具である。
側溝の奥等は薄暗く、二本のピンが白色であると位置が分かり易く、タバコの吸殻などのゴミが拾い易い。
側溝の奥等は薄暗く、二本のピンが白色であると位置が分かり易く、タバコの吸殻などのゴミが拾い易い。
本ゴミ拾い用具の材質は、錆ないステンレス、丈夫なスチール(鋼)等の金属製、合成樹脂、繊維強化プラスチック(FRP)製、木製、竹製等がある。
持ち手の伸縮自在の棒は木製でピンは金属製でも良い。全体の長さはグレーティングを被せた側溝の底に届く程度の長さで良い。
持ち手の伸縮自在の棒は木製でピンは金属製でも良い。全体の長さはグレーティングを被せた側溝の底に届く程度の長さで良い。
本考案のゴミ拾い用具を用いれば、道路、歩道、公園、河川、海岸等で、タバコの吸殻、紙くず、ビニール袋等のごみは容易に拾うことができる。
特に、グレーティングを被せた側溝のタバコの吸殻は、重いグレーティングを外さずに、グレーティングの隙間に本考案のゴミ拾い用具を差し入れてタバコの吸殻を二本のピンに挟み拾うことができる。
特に、グレーティングを被せた側溝のタバコの吸殻は、重いグレーティングを外さずに、グレーティングの隙間に本考案のゴミ拾い用具を差し入れてタバコの吸殻を二本のピンに挟み拾うことができる。
本考案の実施例を以下に示す。本考案はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1は、本考案用具の1実施例の伸縮自在の棒(1)の先端に設置した二本のピン(2)が平行であるゴミ拾い用具の概略正面図である。
伸縮自在の棒(1)と二本のピン(2)からなるごみ拾い用具において、伸縮自在の棒(1)の先端に設置した二本のピン(2)が平行であることを特徴とするゴミ拾い用具である。
グレーティングを被せた側溝などに落ちたタバコの吸殻(3)は、この二本のピン(2)に挟んで、グレーティングの隙間から拾いあげることができる。ゴミのタバコの吸殻(3)がグレーティングの隙間に引っ掛かり出難い場合は伸縮自在の棒(1)の持ち手を回転させてタバコの吸殻(3)を引き出すことができる。
また、紙屑などは二本のピン(2)に突き刺して拾うことができる。
伸縮自在の棒(1)と二本のピン(2)からなるごみ拾い用具において、伸縮自在の棒(1)の先端に設置した二本のピン(2)が平行であることを特徴とするゴミ拾い用具である。
グレーティングを被せた側溝などに落ちたタバコの吸殻(3)は、この二本のピン(2)に挟んで、グレーティングの隙間から拾いあげることができる。ゴミのタバコの吸殻(3)がグレーティングの隙間に引っ掛かり出難い場合は伸縮自在の棒(1)の持ち手を回転させてタバコの吸殻(3)を引き出すことができる。
また、紙屑などは二本のピン(2)に突き刺して拾うことができる。
図2は、本考案用具のもう一つの実施例で、伸縮自在の棒(1)の先端に設置した二本のピン(2)の先端が根本よりもやや広いゴミ拾い用具の概略正面図である。
伸縮自在の棒(1)と二本のピン(2)からなるゴミ拾い用具において、伸縮自在の棒(1)の先端に設置した二本のピン(2)の先端が根本よりもやや広いことを特徴とするゴミ拾い用具である。
二本のピン(2)の先端が根本よりもやや広いので、タバコの吸殻は挟み易くなる。
図3は本考案のゴミ拾い用具のタバコの吸殻(3)を拾う使用状態を示す概略斜視図である。
伸縮自在の棒(1)と二本のピン(2)からなるゴミ拾い用具において、伸縮自在の棒(1)の先端に設置した二本のピン(2)の先端が根本よりもやや広いことを特徴とするゴミ拾い用具である。
二本のピン(2)の先端が根本よりもやや広いので、タバコの吸殻は挟み易くなる。
図3は本考案のゴミ拾い用具のタバコの吸殻(3)を拾う使用状態を示す概略斜視図である。
伸縮自在の棒(1)と二本のピン(2)からなるゴミ拾い用具において、伸縮自在の棒(1)の先端に設置した二本のピン(2)が白色であることを特徴とする前記のゴミ拾い用具である。
側溝の底等は薄暗く、二本のピン(2)が白色であると位置が分かり易く、タバコの吸殻などのゴミが拾い易い。
側溝の底等は薄暗く、二本のピン(2)が白色であると位置が分かり易く、タバコの吸殻などのゴミが拾い易い。
以上、伸縮自在の棒(1)、二本のピン(2)を備える用具であるが、各部に少しずつ改良を加えて使い易くすることができる。
上述したように、この考案に係るゴミ拾い用具は廉価で、軽く、操作が簡単であり、容易に道路、歩道、公園、河川、海岸等でタバコの吸殻、紙くず、ビニール袋等のごみを拾うことができる。特にグレーティングを被せた側溝のタバコの吸殻などは拾い易い。
1 伸縮自在の棒
2 ピン
3 タバコの吸殻
2 ピン
3 タバコの吸殻
Claims (3)
- 伸縮自在の棒と二本のピンからなるゴミ拾い用具において、伸縮自在の棒の先端に設置した二本のピンが平行であることを特徴とするゴミ拾い用具
- 伸縮自在の棒と二本のピンからなるゴミ拾い用具において、伸縮自在の棒の先端に設置した二本のピンの先端が根本よりもやや広いことを特徴とするゴミ拾い用具
- 伸縮自在の棒と二本のピンからなるゴミ拾い用具において、伸縮自在の棒の先端に設置した二本のピンが白色であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のゴミ拾い用具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001214U JP3242407U (ja) | 2023-04-11 | 2023-04-11 | ゴミ拾い用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001214U JP3242407U (ja) | 2023-04-11 | 2023-04-11 | ゴミ拾い用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3242407U true JP3242407U (ja) | 2023-06-14 |
Family
ID=86720875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023001214U Active JP3242407U (ja) | 2023-04-11 | 2023-04-11 | ゴミ拾い用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3242407U (ja) |
-
2023
- 2023-04-11 JP JP2023001214U patent/JP3242407U/ja active Active
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