JP3241816U

JP3241816U - 装飾織布製品

Info

Publication number: JP3241816U
Application number: JP2023000666U
Authority: JP
Inventors: 政起西村
Original assignee: リリーレース・インターナショナル株式会社
Priority date: 2023-03-06
Filing date: 2023-03-06
Publication date: 2023-05-09
Anticipated expiration: 2033-03-06

Abstract

【課題】立体的な装飾・意匠の施された製品を提供する。【解決手段】綿糸及びポリエステル糸からなる織布２と、その織布を延ばした状態で、張力を加えながら面方向に湾曲させて織布にシャーリング刺繍されたゴム糸３とを備え、織布は、その表側及び裏側の双方に綿糸が多く現れるように編み立てられており、ゴム糸が裏側に刺繍されていて、織布を自由にすると、ゴム糸で囲まれる範囲の織布が中央にたぐり寄せられ、膨らむことを特徴とする。【選択図】図１

Description

この考案は、レース編み物などの装飾織布製品に関する。

ズボン、スカート、帽子などにおいて、対象形状が歪であっても着脱を容易にするためにゴム糸でシャーリングすることは知られている（特許文献１、２）。

実用新案登録第3238332号特開２００２－１２５７４４

しかし、装飾や意匠のために、ゴム糸がシャーリング刺繍された製品は、知られていない。
それ故、この考案の課題は、ゴム糸が織布にシャーリング刺繍されることにより、立体的な装飾・意匠の施された製品を提供することにある。

この考案の装飾織布製品は、
織布と、
その織布を延ばした状態で、張力を加えながら面方向に湾曲させて前記織布にシャーリング刺繍されたゴム糸と
を備えることを特徴とする。

この考案の装飾織布製品によれば、延ばされた織布に、ゴム糸が張力を加えられながら面方向に湾曲させられてシャーリング刺繍されていることから、織布を自由にするとゴム糸の弾性復元力により、ゴム糸で囲まれている範囲の織布が中央にたぐり寄せられる。そのため、その中央が膨らみ、立体的な意匠が形成される。

平面方向だけでなく、垂直方向にも意匠の自由度が広がり、様々な装飾を施すことができる。

この考案の実施形態の装飾織布製品を示し、（ａ）は同製品の織布を延ばした状態の平面図、（ｂ）は同じく（ａ）におけるＢＢ断面図、（ｃ）は同じく底面図、（ｃ）は前記織布を自由にした状態の断面図である。

装飾織布製品１は、例えばハンカチ、テーブルクロスなどであり、図１（ａ）から図１（ｃ）に示すように、織布２と、ゴム糸３とを備える。織布２は、図略の綿糸及びポリエステル糸という二種類の糸を、表側及び裏側の双方に綿糸が多く現れるように編み立てしたものである。ゴム糸３は、延ばされて一時的に固定された織布２の裏側に、張力を加えられながら面方向に湾曲させられて要所４、４・・４で縫い付けられることにより、シャーリング刺繍されている。

縫い付け終了後に織布２を自由にすると、図１（ｄ）に示すように、ゴム糸３で囲まれる範囲の織布２が中央にたぐり寄せられ、膨らむ。その結果、綿の風合いが平面視だけでなく側面視においても現れる。図示の煩雑を避けるため、織布２自体の模様を省略したが、様々な模様をシャーリング刺繍前に施しておくことが可能であり、また、ゴム糸３の湾曲部や本数ももっと増やすことが可能である。

１装飾織布製品
２織布
３ゴム糸
４縫い付け部

Claims

織布と、
その織布を延ばした状態で、張力を加えながら面方向に湾曲させて前記織布にシャーリング刺繍されたゴム糸と
を備えることを特徴とする、装飾織布製品。
前記織布が、二種類の糸を編み立てしたものである、請求項１に記載の装飾織布製品。
前記二種類の糸のうち一種類が綿糸であり、残るもう一種類がポリエステル糸である、請求項２に記載の装飾織布製品。
前記織布は、その表側及び裏側の双方に綿糸が多く現れるように編み立てられており、前記ゴム糸が裏側に刺繍されている、請求項３に記載の装飾織布製品。