JP3241687U - 座位体幹回旋可動域測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】椅子本体に座面支柱、背部支柱、固定ベルトを設け測定時に生じる代償動作を除外し、座位での正確な体幹回旋可動域測定を実施できる体幹回旋可動域計測装置を提供する。【解決手段】椅子座面１上に地面と水平な支柱２と背もたれ３の中央部に地面と垂直な支柱を固定したものであり、椅子と身体を固定ベルト４にて固定する。支柱に沿って身体を合わせて椅子に座り、支柱から身体が離れないよう指示し、椅子と身体（骨盤）を固定し代償動作が起きないよう測定を行う。測定時、上方から撮影を行い画像上に線を引くことで角度を計測する。【選択図】図１
Description
本考案は、椅子座面（１）上に設置した支柱（２）と背もたれ（３）の中央部に地面と垂直な支柱を設置し、座位体幹回旋可動域計測を行う際に、回旋動作による代償動作が起こらないように工夫した座位体幹回旋可動域測定装置に関するものである。
）
現在、関節可動域計測には、公的（公式）団体が制定している関節可動域表示ならび測定法があり、胸腰椎の回旋（体幹回旋）可動域測定法も示されている。
しかし、体幹回旋の可動域は、頸椎・胸椎・腰椎・仙椎・尾椎から成る脊椎の動きを、基本軸と移動軸の２つの線でなす角で示すのは困難であり、さらに代償動作が起こりやすい動きであることから、その正確性には疑問が残る。
近年、三次元動作解析装置での測定や研究が行われているが、使用操作が煩雑で又高額な機器であり、機器が大きく設置には広い場所が必要であることから、特定の研究機関などに設置されているのみで、一般の病院や治療施設などではほとんど設置されていない。
しかし、体幹回旋の可動域は、頸椎・胸椎・腰椎・仙椎・尾椎から成る脊椎の動きを、基本軸と移動軸の２つの線でなす角で示すのは困難であり、さらに代償動作が起こりやすい動きであることから、その正確性には疑問が残る。
近年、三次元動作解析装置での測定や研究が行われているが、使用操作が煩雑で又高額な機器であり、機器が大きく設置には広い場所が必要であることから、特定の研究機関などに設置されているのみで、一般の病院や治療施設などではほとんど設置されていない。
これは、次のような欠点があった。
（イ）体幹回旋の可動域測定では、骨盤の前傾・後傾、頭部の前屈・後屈による矢状面上での代償動作が、骨盤の挙上・下制や、体幹の側屈による冠状面上での代償動作が、骨盤の回旋、肩の動きによる水平面上での代償動作が起こりやすく純粋な体幹回旋可動域を測定することは難しい。公的（公式）団体が制定している従来の測定法では、代償動作の除外することが難しいうえ測定するためには二人の人員を要するため、非効率的であった。
（ロ）従来体幹回旋のような可動域測定や動作解析を行う研究は、三次元動作解析装置での測定が多くみられる。しかし三次元動作解析装置は使用操作が煩雑で又高額な機器であり、機器が大きく設置には広い場所が必要であることから、特定の研究機関などに設置されているのみであるため、一般の病院や治療施設などではほとんど設置されておらず臨床現場においては公的（公式）団体が制定している従来の可動域測定法が用いられてきた。
代償動作の除外を規定し、測定法が簡便かつ一人で計測が可能であり、広範な場所を必要としない測定法・装置はこれまで見られなかった。これらの事実を解決し、装置の製作を簡易で、なおかつ安価とした。制作用の材料は、背もたれのある椅子、支柱となる鉄やアルミのパイプなど入手しやすいものを適宜採用できる。上方からの撮影はデジタルカメラもしくはスマートフォンのカメラ機能で行うことができる。
本考案は、これらの欠点を除き課題を解消するためになされたものである。
（イ）体幹回旋の可動域測定では、骨盤の前傾・後傾、頭部の前屈・後屈による矢状面上での代償動作が、骨盤の挙上・下制や、体幹の側屈による冠状面上での代償動作が、骨盤の回旋、肩の動きによる水平面上での代償動作が起こりやすく純粋な体幹回旋可動域を測定することは難しい。公的（公式）団体が制定している従来の測定法では、代償動作の除外することが難しいうえ測定するためには二人の人員を要するため、非効率的であった。
（ロ）従来体幹回旋のような可動域測定や動作解析を行う研究は、三次元動作解析装置での測定が多くみられる。しかし三次元動作解析装置は使用操作が煩雑で又高額な機器であり、機器が大きく設置には広い場所が必要であることから、特定の研究機関などに設置されているのみであるため、一般の病院や治療施設などではほとんど設置されておらず臨床現場においては公的（公式）団体が制定している従来の可動域測定法が用いられてきた。
代償動作の除外を規定し、測定法が簡便かつ一人で計測が可能であり、広範な場所を必要としない測定法・装置はこれまで見られなかった。これらの事実を解決し、装置の製作を簡易で、なおかつ安価とした。制作用の材料は、背もたれのある椅子、支柱となる鉄やアルミのパイプなど入手しやすいものを適宜採用できる。上方からの撮影はデジタルカメラもしくはスマートフォンのカメラ機能で行うことができる。
本考案は、これらの欠点を除き課題を解消するためになされたものである。
椅子座面（１）上に地面と水平な支柱（２）と背もたれ（３）の中央部に地面と垂直な支柱を固定したものであり、椅子と身体を固定ベルトにて固定する。
支柱に沿って身体を合わせて椅子に座り、支柱から身体が離れないよう指示し、椅子と身体（骨盤）を固定し代償動作が起きないよう測定を行う。測定時、上方から撮影を行い画像上に線を引くことで角度を計測する。
以上のように構成された座位体幹回旋可動域測定装置である。
支柱に沿って身体を合わせて椅子に座り、支柱から身体が離れないよう指示し、椅子と身体（骨盤）を固定し代償動作が起きないよう測定を行う。測定時、上方から撮影を行い画像上に線を引くことで角度を計測する。
以上のように構成された座位体幹回旋可動域測定装置である。
廉価で、代償動作のない簡便で純粋な体幹回旋可動域測定を行うことができる。
また、規定に則り測定を行えば、経験等に左右されずに再現性の高い計測ができる。
また、規定に則り測定を行えば、経験等に左右されずに再現性の高い計測ができる。
椅子座面（１）上に設置した支柱（２）と背もたれ（３）の中央部に地面と垂直な支柱を設置し、支柱は長さが足らないことのないように長めに設ける。椅子はキャスターのついていない安定した椅子を用いる。
椅子と身体（骨盤）を固定する固定ベルトは身体に合うように長さが調節できるものを用いる。
以上のように構成された座位体幹回旋可動域測定装置である。
椅子と身体（骨盤）を固定する固定ベルトは身体に合うように長さが調節できるものを用いる。
以上のように構成された座位体幹回旋可動域測定装置である。
１座位体幹回旋可動域測定装置の椅子本体の座面である
２角度計測をする際の基本軸支柱である
３脊柱をまっすぐに支持する支柱である
４身体と座面を固定するベルトである
５胸郭（体幹）を拡大し支持する棒である
６頭上より撮影するカメラである
２角度計測をする際の基本軸支柱である
３脊柱をまっすぐに支持する支柱である
４身体と座面を固定するベルトである
５胸郭（体幹）を拡大し支持する棒である
６頭上より撮影するカメラである
Claims (1)
- 椅子本体に地面と平行に設置した支柱と、背もたれの中央部に地面と垂直な支柱を設置し、地面との平行または垂直が支柱により規定されており、椅子と身体（骨盤）固定できることを特徴とする座位体幹回旋可動域測定装置である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023000658U JP3241687U (ja) | 2023-02-14 | 2023-02-14 | 座位体幹回旋可動域測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023000658U JP3241687U (ja) | 2023-02-14 | 2023-02-14 | 座位体幹回旋可動域測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3241687U true JP3241687U (ja) | 2023-04-24 |
Family
ID=86054367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2023000658U Active JP3241687U (ja) | 2023-02-14 | 2023-02-14 | 座位体幹回旋可動域測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3241687U (ja) |
-
2023
- 2023-02-14 JP JP2023000658U patent/JP3241687U/ja active Active
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