JP3241273U - 直筆サイン入りトレーディングカード - Google Patents

Abstract

【課題】選手や芸能人が一枚一枚トレーディングカードにサインする必要がなく、汚れや、傷のない直筆サイン入りトレーディングカードを提供する。
【解決手段】直筆サイン入りトレーディングカード１は、スポーツ選手や芸能人等の直筆サイン４が描かれたシール３が、カードの一面に貼着されている。
【選択図】図１

Description

本発明は、スポーツ選手や芸能人の直筆サインが入ったトレーディングカードに関する。

従来より、トレーディングカードは、サッカー，野球等のスポーツ選手や芸能人を題材としており、何十～何百種類ものカードが店頭や自動販売機で販売されている。店頭では、複数種類のトレーディングカードが纏められてパックで販売されており、スタジアムや映画館等に設置され自動販売機では、１枚又は複数枚のカードが販売されている。

この様に販売されるトレーディングカードでは、販売促進のため、選手・芸能人がカードに直筆でサインしたカードがある。この直筆サイン入りのカードは、通常のカードに比べて発行枚数を極端に少なくし、シリアル番号を付すことで、希少価値を高めている。購入者は直筆サイン入りカードを得るため、複数個のパックを購入したり、何度も自動販売機でカードを購入することとなる。

このような選手・芸能人の直筆サイン入りトレーディングカードは、一枚一枚カードにサインするものであり、トレーディングカードが汚れたり、傷ついたりしないよう選手や芸能人に慎重にサインすることが求められ、手間であった。

そこで本考案は、選手や芸能人が一枚一枚トレーディングカードにサインする必要がなく、汚れや、傷のない直筆サイン入りトレーディングカードを提供することを目的としている。

上記課題を解決するため、本考案の直筆サイン入りトレーディングカードは、スポーツ選手や芸能人等の直筆サインが描かれたシールが、カードの一面に貼着されていることを特徴としている。

本発明の直筆サイン入りトレーディングカードでは、シールにスポーツ選手や芸能人がサインするので、トレーディングカードが汚れたり、傷ついたりするおそれがなく、手軽に汚れや、傷のない直筆サイン入りトレーディングカードを作成することができる。

本実施形態の直筆サイン入りトレーディングカードを示す図である。 複数個のシールを有するラベル用紙を示す図である。 本実施形態の直筆サイン入りトレーディングカードを作成する手順を示す図である。 トレーディングカードの自動販売機を示す図であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は右側面図である。 トレーディングカードを示す図であり、（ａ）は一般カード、（ｂ）はレアカードを示す図である。 （ａ）～（ｆ）は、携帯通信端末に表示される画面を示す図である。 （ａ）～（ｃ）は、トレーディングカードの自動販売機に表示される画面を示す図である。

以下、本発明の実施形態に係る直筆サイン入りトレーディングカード１を詳細に説明する。図１に示すように、直筆サイン入りトレーディングカード１は、矩形状のプラスチック製台紙であって、その一面にサッカー選手の写真が印刷されたカード本体２と、カード本体２のサッカー選手の写真が印刷された面の中央下側に貼着され、表面にサッカー選手の直筆サイン４が描かれたシール３と、で構成されている。

シール３は、半透明状であり、表面にはマット加工が施され、裏面は粘着性を有している。そしてシール３の厚さは、２５μｍである。

このシール３は、図２に示すように、複数個のシール３・・・３が形成されたラベル用紙５から一枚剥離されて、カード本体２に貼着されている。

次に、図３は、直筆サイン入りトレーディングカード１を作成する手順を示す。まず、シール３・・・３が複数個形成されたラベル用紙５をサッカー選手６に送付する。サッカー選手６は、ラベル用紙５を受け取ると、シール３・・・３それぞれにサインをし、サインが完了すると、ラベル用紙５を返送する。そして、返送されたラベル用紙５からシール３を一枚剥がし、カード本体２にシール３を貼着することにより、直筆サイン入りトレーディングカード１は完成する。

上記のように直筆サイン入りトレーディングカード１を作成するので、選手・芸能人は、一枚一枚カードにサインする必要がなく、シールにスポーツ選手や芸能人がサインするので、トレーディングカードが汚れたり、傷ついたりするおそれがなく、手軽に汚れや、傷のない直筆サイン入りトレーディングカードを作成することができる。

続いて、図４はトレーディングカードの自動販売機４０を示す。この自動販売機４０は、通常のトレーディングカードや直筆サイン入りトレーディングカードをランダムに混ぜて一枚づつ販売するものであるが、特徴として、カードの裏面に、携帯通信端末に保存された画像データを印刷することが挙げられる。

詳細には、自動販売機４０は、ボックス型となっており、その上部にタッチパネル形式の入力手段４１と、テーマ画像を表示する画面表示部４６が取り付けられ、その下部には、クレジットカード挿入口４７と、トレーディングカード取り出し口４８と、収容手段４４が取り付けられている。入力手段４１と、画面表示部４６は、一体のタッチパネルで構成されても良い。この画面表示部４６には、自動販売機４０を設置した事業者のテーマ画像が表示されている。事業者がサッカーのクラブチームである場合は、クラブのエンブレムや、試合の画像がテーマ画像として表示されている。このテーマ画像は、広告・宣伝のものであっても良い。

収容手段４４には、自動販売機４０がサッカーのクラブチームにより設置される場合は、図５に示すような、選手の写真が印刷されたプラスチック製の一般カード６１とレアカード６２と、直筆サイン入りトレーディングカード１が保管されている。レアカード６２は、一般カード６１と一目で判別できるように光沢のプラスチックカードに選手が印刷されている。一般カード６１、レアカード６２及び直筆サイン入りトレーディングカード１は、ともに同一又は異なる写真が前面に印刷されたカードが複数存在しており、一般カード６１は多数、レアカード６２は少数、直筆サイン入りトレーディングカード１は極少数、収容手段４６に人の手でシャッフルされてランダムな順番で積み上げられている。これにより、どのトレーディングカードがトレーディングカード取り出し口４８から出てくる
かわからないようになっている。

自動販売機４０のトレーディングカードへの印刷は、プラスチック製のカードに印刷可能なＵＶ印刷が用いられる。これにより、油性印刷に比べてトレーディングカードの乾燥時間を縮めることができ、トレーディングカードが出力される時間を短縮することができる。また、皮膜の強度が強いためキズが付きにくく 、艶とより高い耐摩性が得られるの
で、高クォリティーで美しい永久保存のトレーディングカードを提供することができる。

自動販売機４０でトレーディングカードを購入するときは、図６（ａ）に示すように、携帯通信端末２０の二次元バーコード読み取りアプリを起動し、スタジアムに設置された自動販売機４０の入力手段４１に表示された二次元バーコードＢを、二次元バーコード読み取りアプリで読み取る。読み取りが完了すると、ＵＲＬが表示されるので、そのＵＲＬにブラウザでアクセスする。

そして携帯通信端末２０は、htmlデータを受信すると、図６（ｂ）に示すような画面を表示し、該当欄をタップさせることにより、携帯通信端末２０内に保存された画像データを選択させ（図６（ｃ）参照）、選択された画像データＩＭＧを画面上に表示させる（図６（ｄ）参照）。この後、購入者のスワイプ動作で画像データＩＭＧの位置の修正指示、ピンチ動作で画像データＩＭＧの拡大・縮小の修正指示を受けると、それら修正指示に従い画像を修正する（図６（ｅ）参照）。画像修正が完了し、画面上の完了ボタンが押されると、修正された画像データＩＭＧをサーバ（不図示）にアップロードする。

サーバは、画像データＩＭＧがアップロードされると、その画像データＩＭＧに認証コードを付与する。この認証コードの付与とは、画像テーブル（不図示）に、画像データＩＭＧの画像名と、アップロードされた日付とともに、新たな認証コードＲを一つのレコードとして画像テーブルに記録するというものである。記録が完了すると、携帯通信端末２０に、付与された認証コードＲを含むhtmlデータを送信する。

携帯通信端末２０は、サーバから認証コードＲを受信すると、認証コードＲが分かるよう、ブラウザで画面上に認証コードＲを表示する（図６（ｆ）参照）。

続いて、認証コードＲが携帯通信端末２に表示されると、購入者は、トレーディングカードを購入するため、図４に示す自動販売機４０のトレーディングカード出力ボタンＰを押すこととなる。トレーディングカード出力ボタンＰが押されると、図７（ａ）に示すようにカード印刷端末４の入力手段４１により、認証コード入力欄を画面上に表示させ、認証コードの入力を促す。認証コードＲが入力され、確認ボタンが押されると、サーバへ認証コードＲを送信する。

サーバは、自動販売機４０から認証コードＲを受信すると、画像テーブルを検索して受信した認証コードＲと同一レコード内の画像名の画像データＩＭＧを、認証コードＲを送信した自動販売機４０に転送する。

自動販売機４０は、画像データＩＭＧを受信すると入力手段４１の右側に画像データＩＭＧを表示する（図７（ｂ）参照）。画像データＩＭＧが正しいものであり、確認ボタンが押されると、支払方法の選択画面を入力手段４１に表示する（図７（ｃ）参照）。支払が完了すると、収容手段４４から積み上げられたトレーディングカードのうち、一番下にあるカードを一枚取り出し、印刷手段４５によりカード背面に画像データＩＭＧをプリントして、トレーディングカード取り出し口４８からトレーディングカードを排出する。

このとき、直筆サイン入りトレーディングカード１のシール３の厚さが厚すぎると、印
刷手段４５に直筆サイン入りトレーディングカード１を載置して印刷するとき、シール３の厚さ分段差が生じるので、画像データＩＭＧの印刷で印刷不良が生じる。本考案のシール３は、シールの厚みが２５μｍであるので、画像データＩＭＧをプリントするとき印刷不良は生じない。種々実験したところ、シールの厚さが０．１ｍｍ以下であると印刷不良は生じないことが確認された。

本考案の直筆サイン入りトレーディングカードでは、スポーツ選手・芸能人にシールにサインしてもらうため、トレーディングカードが汚れたり、傷ついたりしないよう選手や芸能人に慎重にサインすることが求められることがなく、カードの納期が早くなる。そして、シールは、マット加工されているので、サイン時に油性ペンのインクが馴染み易く、容易にサインすることができ、納期を短縮することができる。

１ 直筆サイン入りトレーディングカード
２ カード本体
３ シール
４ 直筆サイン
５ ラベル用紙
６ サッカー選手
２０ 携帯通信端末
４０ 自動販売機
４１ 入力手段
４４ 収容手段
４６ 画面表示部
４７ クレジットカード挿入口
４８ トレーディングカード取り出し口
６１ 一般カード
６２ レアカード
ＩＭＧ 画像データ
Ｐ 出力ボタン
Ｒ 認証コード

Claims (3)

1. スポーツ選手や芸能人等の直筆サインが描かれたシールが、カードの一面に貼着されている直筆サイン入りトレーディングカード。
2. 前記シールは、複数個のシールが形成されたラベル用紙から剥離されて前記カードの一面に貼着されることを特徴とする請求項１に記載の直筆サイン入りトレーディングカード。
3. カードの他の面に画像データを印刷するため、前記シールの厚さは、０．１ｍｍ以下であることを特徴とする請求項１又は２に記載の直筆サイン入りトレーディングカード。
   
   

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