JP3240704U - 秤量環境を改善する石炭検査分析システム - Google Patents

Abstract

【課題】工場内の圧縮空気タンク母管を介して工業分析器にガスを直接供給するものであり、十分なガス供給容量、安定した圧力と高い信頼性を有するとともに、ガスポンプの設置面積を削減し、構造が簡単である、秤量環境を改善する石炭検査分析システムを提供する。【解決手段】工業分析器１のガス用継手にガス導入管路２が接続されており、前記ガス導入管路にはエアフィルタ５が設けられており、前記ガス導入管路はガス導入主管４を介して圧縮空気タンク母管３と接続されており、前記ガス導入主管は室外に位置し、５０ｍｍ以上の直径を有し、前記ガス導入管路は室内に位置し、ステンレス鋼ガス供給管である。【選択図】図１

Description

本考案は、工業分析の技術分野に属し、具体的には、秤量環境を改善する石炭検査分析システムに関するものである。

従来の石炭検査工業分析器の測定原理は熱重量分析法であり、秤量環境には安定性、また、周囲に強い振動、煙塵、ほこり、強い電磁妨害、腐食性ガス、強風がないことが求められ、また風が機器に直接向けられることも厳禁されている。

その具体的な手順としては、水分及び灰分部分を１０７℃に昇温し、２５分間恒温してから（温度と恒温時間はカスタマイズ可能）、るつぼの秤量を開始し、前後２回秤量されたるつぼの重量変化がシステム設定値（デフォルトで０．０００６グラム）を超えない場合、水分分析を終了し、システムは水分の測定結果を報告する。次に、システムは引き続き昇温するように高温炉を制御して、８１５℃を目標温度とする（システムは酸素ガス弁を開き、高温炉内に酸素ガスを通し、ガス流量は３．５Ｌ／ｍｉｎ前後に制御される）。高温炉の温度は８１５℃まで上がり、既定時間恒温してから、システムは上蓋を自動的に開けて温度を下げ始めると同時に、酸素ガス弁を閉じる。高温炉の温度が設定値まで降下すると、機器は各るつぼの重量を自動的に秤量し、前後２回秤量されたるつぼの重量変化がシステム設定値（デフォルトで０．０００６グラム）を超えない場合、灰分分析を終了し、システムは灰分の測定結果を報告する。揮発分部分を９００℃に昇温して安定された後、システムは試料を高温炉内に送り込み、７分間▲か▼焼した後、自動的に恒温室内に降下させて冷却し、続いて次の試料の▲か▼焼を行う。揮発分部分のすべての試料の▲か▼焼が完了すると、システムは高温炉を冷却し、設定された温度と時間になるまで冷却すると揮発分のるつぼ重量の秤量を開始し、システムは揮発分の測定結果を報告する。

従来技術の課題は以下の通りである。

１． ガスポンプにより工業分析器システムにガスを補給する際に、ガスポンプの振動で上方試験台が振動し、自動試験の際にるつぼの重量ドリフトは±０．００２５ｇ前後となり、１ｇの試料で計算すると、すでに測定結果の再現許容差に近づいているため、テストの正確度が低下して、結果が許容範囲外になり、プロセス全体の分析時間を伸ばし、試験期間に影響する。

２． 工業分析器のエアシリンダ容量が小さく、空気補給の頻度が高いため、振動源の振動が頻繁になり、電力消費量が高い。

本考案は上記の課題に対して、秤量環境を改善する石炭検査分析システムを提供する。

上記目的を達成するために、本考案は以下の技術案を採用する。

秤量環境を改善する石炭検査分析システムは工業分析器を含み、前記工業分析器のガス用継手はガス導入管路を介して圧縮空気タンク母管と接続されている。

さらに、前記ガス導入管路はガス導入主管を介して圧縮空気タンク母管と接続され、前記ガス導入主管は室外に位置し、５０ｍｍ以上の直径を有し、前記ガス導入管路は室内に位置し、ステンレス鋼ガス供給管である。

さらに、圧縮空気内の不純物が工業分析器内部のガス通路を閉塞して計器の開蓋および試験結果に影響しないように、前記ガス導入管路にはエアフィルタが設けられている。

さらに、前記ガス導入管路には、減圧弁と、第１手動弁と、第２手動弁とがさらに設けられ、前記減圧弁と前記第１手動弁は前記エアフィルタの入口側に位置し、前記第２手動弁は前記エアフィルタの出口側に位置する。

従来技術に比べて、本考案は以下の利点を有する。

本考案は、工場内の圧縮空気タンク母管を介して工業分析器にガスを直接供給するものであり、十分なガス供給容量、安定した圧力と高い信頼性を有するとともに、ガスポンプの設置面積を削減し、構造が簡単である。

圧縮空気は水分を多く含み冬では凍結しやすいので、本考案では室外に位置するガス導入主管の直径を５０ｍｍ以上として、十分な管径により、水分の凍結でガス導入主管が完全に閉塞されることを防止できる。

本考案によれば、ガス導入管路にエアフィルタが設けられているため、圧縮空気内の不純物が工業分析器内部のガス通路を閉塞して計器の開蓋および試験結果に影響するのを防止できるとともに、修理することなく、エアフィルタを定期的にメンテナンスすればよく、電気消費量が少ない。

本考案の構造模式図である。

本考案の技術案をさらに説明するために、以下では、実施例を用いて本考案をさらに説明する。

図１に示すように、秤量環境を改善する石炭検査分析システムは工業分析器１を含み、前記工業分析器１のガス用継手にガス導入管路２が接続され、前記ガス導入管路２にはエアフィルタ５が設けられ、前記ガス導入管路２には、減圧弁６と、第１手動弁７と、第２手動弁８とがさらに設けられ、前記減圧弁６と前記第１手動弁７は前記エアフィルタ５の入口側に位置し、前記第２手動弁８は前記エアフィルタ５の出口側に位置し、前記ガス導入管路２はガス導入主管４を介して圧縮空気タンク母管３と接続され、前記ガス導入主管４は室外に位置し、５０ｍｍ以上の直径を有し、前記ガス導入管路２は室内に位置し、ステンレス鋼ガス供給管である。

以上では、本考案の主な特徴及び利点を例示および説明した。当業者にとって、本考案は上記例示的な実施例の詳細に限定されず、本考案の精神又は基本特徴を反することなく、他の具体的な形式によって本考案を実現できることは、明らかである。このため、どの点においても、実施例を例示的且つ非限定的に見なすべきであって、本考案の範囲は上記説明ではなく、添付された実用新案登録請求の範囲によって制限されているので、請求項の均等要件の意味及び範囲内に入る全ての変化が本考案内に含まれることが意図される。

また、本明細書では実施形態で説明しているが、各実施形態が一つの独立した技術案のみを含んでいるわけではなく、明細書のこのような記載方法は明確のためだけであって、当業者は明細書を一つの全体として見なすべきであることは、理解しておく必要がある。各実施例における技術案は、適切に組み合わせることで、当業者が理解できる他の実施形態を形成することも可能である。

１ 工業分析器
２ ガス導入管路
３ 圧縮空気タンク母管
４ ガス導入主管
５ エアフィルタ
６ 減圧弁
７ 第１手動弁
８ 第２手動弁

Claims (4)

1. 工業分析器（１）を含む秤量環境を改善する石炭検査分析システムであって、
   前記工業分析器（１）のガス用継手はガス導入管路（２）を介して圧縮空気タンク母管（３）と接続されたことを特徴とする秤量環境を改善する石炭検査分析システム。
2. 前記ガス導入管路（２）はガス導入主管（４）を介して圧縮空気タンク母管（３）と接続され、前記ガス導入主管（４）は室外に位置し、５０ｍｍ以上の直径を有し、前記ガス導入管路（２）は室内に位置し、ステンレス鋼ガス供給管であることを特徴とする請求項１に記載の秤量環境を改善する石炭検査分析システム。
3. 圧縮空気内の不純物が工業分析器（１）内部のガス通路を閉塞して計器の開蓋および試験結果に影響しないように、前記ガス導入管路（２）にエアフィルタ（５）が設けられたことを特徴とする請求項１に記載の秤量環境を改善する石炭検査分析システム。
4. 前記ガス導入管路（２）には、減圧弁（６）と、第１手動弁（７）と、第２手動弁（８）とがさらに設けられ、前記減圧弁（６）と前記第１手動弁（７）は前記エアフィルタ（５）の入口側に位置し、前記第２手動弁（８）は前記エアフィルタ（５）の出口側に位置することを特徴とする請求項３に記載の秤量環境を改善する石炭検査分析システム。
   

Images