JP3239554U - ガリウムおよび窒素含有レーザ源を有して構成された紫色および紫外の光照射装置 - Google Patents

ガリウムおよび窒素含有レーザ源を有して構成された紫色および紫外の光照射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】可視光および非可視光の照射を得ることが可能な光照射源を形成するために、白色光ならびに、UV、紫色、および/またはIRの光といったレーザベースの可視光を放射するように構成された光源を提供する。【解決手段】照射システムのガリウムおよび窒素含有レーザダイオードは、UV、紫色、および/またはIRの光照射のために構成され、マルチスペクトルのスポットライト、撮像、検出、および探索の用途に採用可能である。レーザベースの白色光源と、UV、紫色、および/またはIRの光源とを有して構成され、可視波長帯域と、UV、紫色、および/またはIRの波長帯域との両方で光を放出することが可能であり、1つの帯域で選択的に動作するか、または複数の帯域で同時に動作するように構成される。【選択図】図10A-10C

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2022年1月6日に出願された米国特許出願第17/570,177号の一部継続出願であり、当該米国特許出願第17/570,177号は、2021年3月29日に出願された米国特許出願第17/216,220号の継続出願であり、当該米国特許出願第17/216,220号は、2020年7月8日に出願された米国特許出願第16/923,476号の一部継続出願であり、当該米国特許出願第16/923,476号は、2019年7月16日に出願された米国特許出願第16/512,903号の継続出願であり、それらの全ての内容は、あらゆる目的のために、参照により本明細書に組み込まれる。
1960年に、レーザは、マリブのヒューズ研究所において、セオドア・H・メイマン(Theodore H. Maiman)によって実証された。
本考案のいくつかの態様は、ガリウムおよび窒素含有レーザダイオードベースの白色光源と統合された紫外(UV)、紫色、および/または赤外(IR)の光源を有して構成されたシステムまたは装置を提供する。可視光のスペクトルと、UV、紫色、および/またはIRのスペクトルとの両方の光を放出する能力を有したシステムまたは装置は、少なくともデュアルバンドまたはマルチバンドの発光源である。いくつかの態様において、このシステムまたは装置は、UV、紫色、および/またはIRの光源、および/またはレーザベースの白色光照射源を起動することが可能なフィードバックループを形成するセンサを備える。単なる例として、いくつかの態様は、一般照明、商業用の照明および表示、自動車用の照明および通信、防衛および保安、探索および救助、産業処理、インターネット通信、農業、または園芸の用途における、スポット照明、検出、撮像、投射ディスプレイ、空間的に動的な照明デバイスおよび方法、LIDAR、LiFi、可視光通信デバイスおよび方法、ならびにこれらの様々な組合せのための、UV光、紫色光、IR光、および/または可視光の照射能力を有して構成された、リモートの統合型スマートレーザ照射デバイスを提供する。本明細書に記載するような統合型光源は、植物の生育を最適化するための園芸用などといった、多くの用途のために、ライトフィディリティ(LiFi)通信装置として、自動車のヘッドライト、一般照明源、保安用光源、探照用光源、防衛用光源に組み込むことができる。
一態様において、光照射システムにおけるガリウムおよび窒素含有レーザダイオードの新規な使用および構成は、UV、紫色、および/またはIRの光照射のために構成され、マルチスペクトルスポット照明、撮像、検出、および探索の用途に採用することが可能である。レーザベースの白色光源と、UV、紫色、および/またはIRの光源とを有して構成されるいくつかの態様は、可視波長帯域と、UV、紫色、および/またはIRの波長帯域との両方で、光を放出することが可能であり、選択的に一方の帯域で動作するか、または複数の帯域で同時に動作するように構成される。このマルチバンド発光源は、LiFiシステムなどの可視光通信システム、および/またはMEMS走査ミラーもしくはデジタル光処理ユニットなどのビーム整形要素を用いた静的もしくは動的な空間パターニングによる光の集束と表示とを用いた通信、ならびに内蔵センサフィードバックによりトリガされる通信といった通信システムへの採用が可能である。
いくつかの態様は、可視光の放射と、UV、紫色、および/またはIRの放射との両方のために構成される。可視光の必要性および有用性は明確に理解されているが、可視領域でない照射波長帯域を提供するのが望ましい場合が多い。一例では、暗視のためにIR光照射が使用される。暗視装置またはIR光検出装置は、民間の分野、および地方自治体または政府の分野の両方で、防衛、保安、探索および救助、ならびにレクリエーション活動において重要な役割を果たす。周囲光がない状態または少ない状態で視認能力を提供することによって、暗視技術は、ハンティング、ゲーム、運転、位置の特定、検出、個人保護などを含むいろいろな用途のために、消費者市場に広く採用されている。生物学的手段および技術的手段のいずれであろうと、暗視およびIR光検出は、十分なスペクトル領域および十分な強度範囲の組み合わせによって可能になる。このような検出は、二次元画像処理、または距離測定などの三次元距離計測、またはLIDARなどの三次元画像処理用とすることができる。
いくつかの態様は、可視光および非可視光の照射を得ることが可能な光照射源を形成するために、白色光ならびに、UV、紫色、および/またはIRの光といったレーザベースの可視光を放射するように構成された光源を提供する。この光源は、光キャビティを有して構成されたガリウムおよび窒素含有レーザダイオード励起源を備える。この光キャビティは、光導波路領域と、1つ以上のファセット領域とを含む。この光キャビティは、ガリウムおよび窒素含有材料に第1の駆動電流を供給するための電極を有して構成される。この第1の駆動電流は、ガリウムおよび窒素含有材料の光導波路領域内を伝搬する電磁放射に光学利得を与える。この電磁放射は、紫外、紫色、青色、緑色、または赤色の波長領域における第1のピーク波長によって特徴付けられる指向性電磁放射として、1つ以上のファセット領域のうちの少なくとも1つを介して出力される。更に、この光源は、励起源からの指向性電磁放射を受けるための経路に光学的に結合された、蛍光体部材などの波長変換部材を備える。この波長変換部材は、第1のピーク波長を有した指向性電磁放射の少なくとも一部を、第1のピーク波長よりも長い第2のピーク波長に少なくとも変換するように構成される。一態様において、出力は、少なくとも第2のピーク波長と、部分的に第1のピーク波長とを有して、レーザベースの可視光スペクトル成分を形成する白色スペクトルから構成される。一例において、第1のピーク波長は、青色の波長であり、第2のピーク波長は、黄色の波長である。光源は、必要に応じ、対象のターゲットまたは領域への照射のために、白色スペクトルおよび/または非可視スペクトルの光を指向させるように構成されたビーム整形器を備える。
一態様では、UV、紫色、および/またはIRのレーザダイオードおよび/または発光ダイオードが、マルチバンド発光源のUV、紫色、および/またはIRの発光成分をそれぞれ形成するために含まれる。UV、紫色、および/またはIRのレーザダイオードは、それぞれ、駆動電流を供給するための電極を有して構成された光学キャビティを備えていてもよい。駆動電流は、光導波路領域を伝搬する電磁放射に光学利得を与える。電磁放射は、UV、紫色、および/またはIRの領域におけるピーク波長によって特徴付けられる指向性電磁放射として、1つ以上のファセット領域のうちの少なくとも1つを介して出力される。一構成において、指向性電磁放射は、波長変換部材が放射の光経路内にあって、励起源からの指向性電磁放射を受け取るように、波長変換部材と光学的に結合される。UV、紫色、および/またはIRの放射は、波長変換部材に入射すると、少なくとも一部が波長変換部材から反射され、第1および第2のピーク波長を有した白色放射と同じ光経路内に再び指向されることになる。UV、紫色、および/またはIRの放射は、可視光とほぼ同一の対象のターゲットまたは領域への照射のために出力のIR放射を方向付けるように構成されて選択的に設けられるビーム整形器を介して指向するようにしてもよい。この態様では、装置が、駆動電流を個別に有効化し、第1の駆動電流のみを有効化して、可視光源を得たり、1つまたは複数の更なる駆動電流を有効化して、UV、紫色、および/またはIRの光源を得たりするようにしてもよいし、可視光源と、UV、紫色、および/またはIRの光源とを同時に得るようにしてもよい。いくつかの用途では、検出のために、UV、紫色、および/またはIRの光照射源のみを使用することが望ましい場合がある。物体が検出されると、可視光源を動作させるようにしてもよい。
別の態様では、マルチバンド発光源のUV、紫色、および/またはIRの放射成分をもたらす、UV、紫色、および/またはIRの領域における放射を得るために、1つ以上の付加的波長変換部材を備えていてもよい。蛍光体部材などの1つ以上の付加的波長変換部材は、ポンプ光を受けて吸収し、より長い波長の光を放出するように構成してもよい。この態様では、マルチバンド光源が、可視光を放出するための第1の波長変換部材と、UV、紫色、および/またはIRの光を放出するための1つ以上の付加的波長変換部材とを備える。一例において、波長変換部材は、第1の波長変換部材からの白色放射が、1つ以上の付加的波長変換部材からのUV、紫色、および/またはIRの放射とは別の空間的位置から放射されるように、並んで、または隣接した配置で構成される。この例において、波長変換部材は、別個のレーザダイオード部材によって励起するようにしてもよく、一態様では、第1の波長変換部材が、UV、紫色、青色、または緑色のレーザダイオードといった第1のガリウムおよび窒素含有レーザダイオードによって励起される。その他の波長変換部材は、UV、紫色、青色、または緑色のレーザダイオードなどの、1つ以上の付加的なガリウムおよび窒素含有レーザダイオードによって励起するようにしてもよく、当該その他の波長変換部材は、ガリウムおよびヒ素含有材料またはインジウムおよびリン含有材料など、赤色またはIRの波長領域で機能する異なる材料系から形成された1つ以上の付加的レーザダイオードによって励起するようにしてもよい。これらの態様では、第1のレーザダイオードが、第1の駆動電流によって励起され、1つ以上の付加的レーザダイオードが、更なる駆動電流によって励起される。駆動電流は、独立して有効化することができるので、マルチバンド発光源は、第1の駆動電流のみを有効化して、可視光源を得たり、別の駆動電流を有効化して、UV、紫色、および/またはIRの光源を得たりするようにしてもよいし、全ての駆動電流を有効化して、可視光源と、UV、紫色、および/またはIRの光源とを得るようにしてもよい。
別の例では、複数の波長変換部材を、上下に積み重ねた配置で構成してもよい。好ましくは、第1の波長変換部材を、波長変換部材の積層体の主放射面と同じ側に配置して、その他の波長変換部材から放射されたUV、紫色、および/またはIRの光が、認識し得る程度に吸収されることなく、第1の波長変換部材を通過することができるようにするのがよい。即ち、反射モードの構成において、可視光を放出する第1の波長変換部材は、UV、紫色、および/またはIRの光を放出するその他の波長変換部材の最上部に配置することにより、第1の波長変換部材の放射面を出る可視光の放射ならびに、UV、紫色、および/またはIRの放射が、有効な光として集束されるようにしてもよい。即ち、UV、紫色、および/またはIRの放射は、第1および第2のピーク波長を有した白色放射と同じ光経路内に放出される。この積層構成では、共通のガリウムおよび窒素含有レーザダイオード部材を、第1の波長変換部材と、いずれかの付加的波長変換部材との両方の励起源として構成するようにしてもよい。UV、紫色、および/またはIRの放射および可視光の放射は、積層波長変換部材の同一面の、ほぼ同じ領域内から出ることになるので、集束光学系および平行化光学系といった単純な光学系を用いて、可視光の放射、ならびにUV、紫色、および/またはIRの放射の両方を、同じターゲット領域に向けて投射し、指向させることができる。この構成では、第1の駆動電流によりレーザダイオード部材を励起することにより、可視光の放射と、UV、紫色、および/またはIRの放射との両方がなされることになる。UV、紫色、および/またはIRの光を放出する波長変換部材を積層体の放射側に配置することにより、第1の波長変換部材からの可視光の放射が、1つ以上の付加的波長変換部材からのUV、紫色、および/またはIRの放射を励起するように機能するといった、別の上下に積層された波長変換部材が可能である。
別の例において、上下に積層された波長変換部材は、別個のレーザダイオード部材によって励起するようにしてもよく、一態様において、第1の波長変換部材は、UV、紫色、または青色のレーザダイオードといった第1のガリウムおよび窒素含有レーザダイオードによって励起され、1つ以上の付加的波長変換部材のそれぞれは、1つ以上のガリウムおよび窒素含有レーザダイオード、および/またはガリウムおよびヒ素含有材料もしくはインジウムおよびリン含有材料といった、赤色またはIRの波長領域で機能する異なる材料系から形成された1つ以上の付加的レーザダイオードによって励起するようにしてもよい。これらの態様についての1つの考察事項は、関連する波長変換部材において吸収される一方、それ以外の波長変換部材においては実質的に吸収されない動作波長を有した1つ以上の付加的レーザダイオードを選択することにより、1つ以上の付加的レーザダイオードが動作すると、放射が、関連する波長変換部材以外の波長変換部材を通過し、関連する波長変換部材を励起して、UV、紫色、および/またはIRの放射を生成するようにすることである。その結果、第1のレーザダイオード部材は、主に、第1の波長変換部材を活性化して可視光を発生させ、その他のレーザダイオード部材は、主に、それらに関連する波長変換部材を活性化して、UV、紫色、および/またはIRの光を発生させる。このような波長変換部材の積層構成の形式の利点は、第1のレーザダイオードが、第1の駆動電流によって励起され、1つ以上の付加的レーザダイオードが、別個の駆動電流によって励起されるので、波長変換部材を独立して動作させることにより、マルチバンド発光源が、可視光源や、UV、紫色、および/またはIRの光源をもたらすことが可能となり、また可視光源と、UV、紫色、および/またはIRの光源とを同時にもたらすことが可能となることである。
一態様による更に別の例において、波長変換部材は、単一の複合波長変換部材を形成するように組み合わされていてもよい。これは、蛍光体などの波長変換要素の混合物を単一の固体に焼結するなど、様々な方法で達成することができる。このような複合波長変換部材の構成では、可視光と、UV、紫色、および/またはIRの光との両方を発生させる励起源として、共通のガリウムおよび窒素含有レーザダイオード部材を構成するようにしてもよい。このような構成では、第1の駆動電流によりレーザダイオード部材を動作させると、可視光と、UV、紫色、および/またはIRの光との両方が励起されることになる。
これに代えて、UV、紫色、または青色の放射を、ガリウムおよび窒素含有レーザダイオードによって励起し、IRの放射を、ガリウムおよびヒ素含有材料、またはインジウムおよびリン含有材料といった、赤色またはIRの波長領域で動作する異なる材料系から形成されたレーザダイオードによって励起するようにしてもよい。この態様についての1つの考察事項は、複合波長変換部材の関連する要素に実質的に吸収される一方、複合波長変換部材のその他の発光要素には実質的に吸収されないような動作波長を有したレーザダイオードを選択することにより、レーザダイオードが動作したときに、意図しない、または所望しない放射を励起することがないようにすることである。UV、紫色、青色、またはIRの放射は、可視光の放射と同じ面および空間的位置から放出されることになるので、UV、紫色、青色、またはIRの放射は、第1および第2のピーク波長を有した白色放射と同じ光経路内に容易に指向される。この後、UV、紫色、青色、またはIRの放射、ならびに白色放射は、対象のターゲットを照射するために出力光を方向付けるように構成された任意のビーム整形器を介して指向するようにしてもよい。この態様において、駆動電流を独立して有効化し、装置が、可視光源、またはIR光源をもたらしたり、または可視光源と、UV、紫色、青色、またはIRの光源とを同時にもたらすようにしてもよい。
このような波長変換部材の積層構成の形式の利点は、レーザダイオードが別個の駆動電流によって励起されることになるので、異なる波長変換部材を、独立して活性化できることである。
いくつかの態様において、本考案は、可視光通信のために構成されたマルチバンド光源を提供する。この光源は、モデムおよびドライバを有したコントローラを備える。モデムは、データ信号を受信するように構成される。コントローラは、ドライバを動作させて、データ信号に基づき、駆動電流および変調信号を生成させる1つ以上の制御信号を生成するように構成される。更に、この光源は、1つ以上の発光体を備える。駆動電流は、1つ以上の発光体の光導波路領域内を伝播する電磁放射に光学利得を与える。電磁放射は、UV、紫色、青色、および/またはIRの波長領域における指向性電磁放射として、1つ以上のファセット領域のうちの少なくとも1つを介して出力される。指向性電磁放射は、ドライバによって供給される変調信号を使用し、データ信号を搬送するように変調される。また、この光源は、指向性電磁放射を方向付けし、フィルタリングし、または分割するように構成された経路を備えていてもよい。更に、この光源は、この経路に光学的に結合されて、ポンプ光デバイスから指向性電磁放射を受け取る波長変換部材を備える。波長変換部材は、第1のピーク波長を有した指向性電磁放射の少なくとも一部を、第1のピーク波長よりも長い第2のピーク波長に少なくとも変換し、少なくとも第2のピーク波長と、部分的に第1のピーク波長とを含む白色スペクトルを出力するように構成される。更に、この光源は、対象のターゲットへの照射、および第1のピーク波長を有する指向性電磁放射の少なくとも一部を介した、対象のターゲットにおける受信機へのデータ信号の送信のために、白色スペクトル光を方向付けするように構成されたビーム整形器を備える。
本明細書で使用する用語「モデム」は、通信デバイスを指す場合がある。また、このデバイスは、無線、有線、ケーブル、または光による通信リンク、およびこれらのいずれかの組合せのための、様々な別のデータ送受信デバイスも含めることができる。一例において、このデバイスは、適切なフィルタおよびアナログフロントエンドを備えた、送信機付き受信機、即ちトランシーバを含むことができる。一例において、このデバイスは、ジグビー(Zigbee)や、ジーウェーブ(Zeewave)などを含むメッシュネットワークのような無線ネットワークに結合することができる。一例において、無線ネットワークは、802.11無線標準規格またはその同等規格に基づくものとすることができる。一例において、無線デバイスは、3G、LTE、および5Gなどといった電気通信ネットワークに接続可能とすることもできる。一例において、このデバイスは、イーサネットなどの物理層に接続することができる。また、このデバイスは、駆動デバイスまたは増幅器に結合されたレーザを含む光通信との接続が可能である。もちろん、別の変形、改変、および代替があってもよい。
一態様によれば、可視光の放射、および紫色またはUVの放射のために構成された光源は、第1のポンプ光デバイスとして構成された窒素含有レーザダイオードを備え、当該窒素含有レーザダイオードは、光学キャビティを備え、当該光学キャビティは、光導波路領域と、1つ以上のファセット領域とを含み、窒素含有レーザダイオードは、ファセット領域のうちの少なくとも1つを介して指向性電磁放射を出力するように構成され、窒素含有レーザダイオードから出力される指向性電磁放射は、第1のピーク波長によって特徴付けられ、第1の波長変換部材が、第1のポンプ光デバイスからの指向性電磁放射を受け取る経路に光学的に結合され、当該第1の波長変換部材は、第1のピーク波長を有した指向性電磁放射の少なくとも一部を、第1のピーク波長よりも長い第2のピーク波長に少なくとも変換し、少なくとも第2のピーク波長を含む白色放射として可視光の放射を生成するように構成され、光源は、紫色またはUVの放射をもたらす紫色またはUV放射レーザダイオードを有して構成され、当該紫色またはUV放射レーザダイオードは、第3のピーク波長により特徴付けられる指向性電磁放射を出力するように構成され、当該第3のピーク波長は、電磁スペクトルの紫色またはUVの部分の波長によって特徴付けられ、パッケージ部材が、ベース部材を有して構成され、少なくとも1つの共通支持部材が、少なくとも窒素含有レーザダイオード部材および第1の波長変換部材を支持するように構成される。
一態様において、光源は、IRの放射をもたらすIR放射レーザダイオードを更に備え、当該IR放射レーザダイオードは、IR領域にある第4のピーク波長によって特徴付けられる電磁放射を出力するように構成される。
別の態様において、第1のピーク波長は、420nm~480nmの青色波長範囲にあり、紫色またはUVの放射は、270nm~390nmのUV波長範囲、または390nm~425nmの紫色波長範囲にある。
別の態様は、対象のターゲットへの照射のために、可視光の放射、および紫色またはUVの放射を方向付けするように構成されたビーム整形器を更に備える。ビーム整形器は、白色スペクトル光の方向付け、平行化、および/または集束により、その角度分布を少なくとも変更するように構成された、遅軸平行化レンズ、速軸平行化レンズ、非球面レンズ、ボールレンズ、全反射(TIR)光学系、放物レンズ光学系、屈折光学系、および微小電気機械システム(MEMS)ミラーの群から選択された光学素子の1つまたは組合せを備えていてもよい。
別の態様において、窒素含有レーザダイオードは、390nm~420nmの紫色波長領域、または420nm~480nmの青色波長領域にある第1のピーク波長の光を放出するガリウムおよび窒素含有レーザダイオードである。
別の態様において、第1の波長変換部材は、第1のポンプ光デバイスからの第1の波長を有した指向性電磁放射が、波長変換部材の励起面に入射するように、反射モードの動作によって特徴付けられ、波長変換部材からの第2の波長の主放射は、当該波長変換部材の同じ励起面から放出される。第1の波長変換部材は、紫色またはUV放射レーザダイオードから指向性電磁放射を受け取るための経路に光学的に結合されていてもよく、第1の波長変換部材は、紫色またはUVの放射を反射および/または散乱するように構成され、紫色またはUVの放射と、可視光の放射とは、同じ空間領域内で重なり合う。
別の態様において、第1の波長変換部材は、第1のポンプ光からの第1の波長を有した指向性電磁放射が、波長変換部材の励起面に入射するように、透過モードの動作によって特徴付けられ、波長変換部材からの第2の波長の主放射が、放射面から放出され、当該放射面は、波長変換部材において励起面とは反対側にある。第1の波長変換部材は、紫色またはUVレーザダイオードからの指向性電磁放射を受け取るための経路に光学的に結合されていてもよく、波長変換部材は、紫色またはUVの放射を透過および/または散乱させるように構成され、紫色またはUVの放射と、可視光の放射とは、同じ空間領域内で重なり合う。
別の態様において、第1の波長変換部材は、蛍光体材料から構成され、当該蛍光体材料は、Ceがドープされたセラミックイットリウムアルミニウムガーネット(YAG)、またはCeがドープされた単結晶YAG、またはバインダ材料を含む粉末YAGから構成され、この蛍光体材料の部材は、光ワット当たり少なくとも50ルーメンの光変換効率を有する。
別の態様において、紫色またはUV放射レーザダイオードは、窒素を含有する。
別の態様において、パッケージは、表面実装デバイス(SMD)パッケージであり、SMDパッケージのベース部材から共通支持部材が構成される。
別の態様において、パッケージは、TO缶形、フラットパッケージ形、またはバタフライ形から選択される。
別の態様において、少なくとも第2のピーク波長を有した可視光の放射が光ファイバ部材に結合され、または第3のピーク波長を有した紫色またはUVの放射が光ファイバ部材に結合され、または少なくとも第2のピーク波長を有した可視光の放射と、第3のピーク波長を有した紫色またはUVの放射との両方が光ファイバ部材に結合され、光ファイバ部材は、シングルモードファイバ(SMF)またはマルチモードファイバ(MMF)であり、光ファイバ部材は、約1μm~10μm、約10μm~50μm、約50μm~150μm、約150μm~500μm、約500μm~1mm、約1mm~5mm、または5mmを超える範囲のコア径を有する。光ファイバ部材は、トランスポートファイバおよび漏洩散乱ファイバのうちの少なくとも一方を含んでいてもよい。
別の態様において、光源は、1つ以上のセンサと、光源に入力信号を供給するコントローラとを更に備え、1つ以上のセンサは、フィードバック電流またはフィードバック電圧をコントローラに供給して、1つ以上の制御信号のうちの少なくとも1つを調整し、可視光の放射および/または紫色もしくはUVの放射の輝度を調整するように、フィードバックループ回路内に構成される。
別の態様において、光源は、スポット照明、検出、撮像、投射ディスプレイ、空間的に動的な照明装置、LIDAR、LiFi、可視光通信、一般照明、商用の照明および表示、自動車用照明、自動車用の通信および/または検出、防衛および保安、探索および救助、産業処理、インターネット通信、または農業もしくは園芸を含む1つまたは複数の用途で使用するように構成される。
更に別の態様において、光源は、水の浄化、空気の浄化、表面の清浄、または消毒を含む1つまたは複数の用途で使用するように構成される。
別の態様によれば、可視光の放射、および紫色またはUVの放射のために構成された光源は、第1のポンプ光デバイスとして構成された窒素含有レーザダイオードを備え、当該窒素含有レーザダイオードは、光学キャビティを備え、当該光学キャビティは、光導波路領域と、1つ以上のファセット領域とを含み、窒素含有レーザダイオードは、ファセット領域のうちの少なくとも1つを介して指向性電磁放射を出力するように構成され、窒素含有レーザダイオードから出力される指向性電磁放射は、第1のピーク波長によって特徴付けられ、第1の波長変換部材が、第1のポンプ光デバイスからの指向性電磁放射を受け取る経路に光学的に結合され、当該波長変換部材は、第1のピーク波長を有した指向性電磁放射の少なくとも一部を、第1のピーク波長よりも長い第2のピーク波長に少なくとも変換し、少なくとも第2のピーク波長を含む白色放射として可視光の放射を生成するように構成され、第1の波長変換部材は、指向性電磁放射が、当該第1の波長変換部材の励起面に入射し、当該励起面が、可視光の放射の主放射面となるように、反射モードで可視光の放射をもたらすように構成され、光源は、紫色またはUVの放射をもたらす紫色またはUV放射レーザダイオードを有して構成され、当該紫色またはUV放射レーザダイオードは、第3のピーク波長によって特徴付けられる指向性電磁放射を出力するように構成され、当該第3のピーク波長は、電磁スペクトルの紫色またはUVの部分の波長によって特徴付けられ、表面実装デバイス(SMD)パッケージ部材が、ベース部材を有して構成され、少なくとも1つの共通支持部材が、少なくとも窒素含有レーザダイオード部材および第1の波長変換部材を支持するように構成され、当該少なくとも1つの共通支持部材は、SMDパッケージ部材のベース部材を備える。
更に別の態様によれば、システムは、可視光の放射、および紫色またはUVの放射のために構成された光源と、当該光源を封入するように構成されたパッケージとを備え、光源は、第1のポンプ光デバイスとして構成された窒素含有レーザダイオードを備え、当該窒素含有レーザダイオードは、光学キャビティを備え、当該光学キャビティは、光導波路領域および1つまたは複数のファセット領域を含み、窒素含有レーザダイオードは、ファセット領域のうちの少なくとも1つを介して指向性電磁放射を出力するように構成され、窒素含有レーザダイオードから出力される指向性電磁放射は、第1のピーク波長によって特徴付けられ、第1の波長変換部材が、第1のポンプ光デバイスからの指向性電磁放射を受け取る経路に光学的に結合され、当該波長変換部材は、第1のピーク波長を有した指向性電磁放射の少なくとも一部を、第1のピーク波長よりも長い第2のピーク波長に少なくとも変換し、少なくとも第2のピーク波長を含む白色放射として可視光の放射を生成するように構成され、光源は、紫色またはUVの放射をもたらす紫色またはUV放射レーザダイオードを有して構成され、当該紫色またはUV放射レーザダイオードは、第3のピーク波長によって特徴付けられる指向性電磁放射を出力するように構成され、当該第3のピーク波長は、電磁スペクトルの紫色またはUVの部分の波長によって特徴付けられ、少なくとも1つの共通支持部材が、少なくとも窒素含有レーザダイオード部材および第1の波長変換部材を支持するように構成される。
一態様において、システムは、浄化、清浄、または消毒から選択される用途で使用するように構成される。
以下の図面は、開示した様々な実施形態による例示の目的のための単なる例にすぎず、本考案の範囲の限定を意図するものではない。
YAG:Ce3+蛍光体の例示的な吸収スペクトルを示す図である。
一実施形態に係り、青色光の発生と白色光の放出とが同じ側で生じる反射モードで使用するように構成されたYAG:Ce3+蛍光体からの拡散反射及び鏡面反射の測定結果を示すグラフである。
付加的な変更を伴わないレーザベースのスペクトルの例を示す図である。
一実施形態に係り、基本スペクトルに対する近UVの405nmのピークの付加を示す、レーザベースのスペクトルの一例である。
一実施形態に係り、近IRスペクトルの850nmおよび905nmのレーザ光の含有を示す、レーザベースのスペクトルの一例である。
一実施形態に係り、図3に示す白色光の基本スペクトルを伴う近UVおよび近IRのスペクトルの両方を示すレーザベースのスペクトルの一例である。
CASN:Eu2+についての拡散反射を示すレーザベースのスペクトルの一例である。
一実施形態に係り、近UVおよび近IRのレーザと共にYAG:Ce3+およびCASN:Eu3+の蛍光体を使用する、4000K昼白色の全体例を示すレーザベースのスペクトルの一例である。
一実施形態に係り、温白色スペクトル領域まで色を更に拡張するために使用することも可能な、Sr含有s-CASN赤色蛍光体の付加を示す、レーザベースのスペクトルの一例である。
いくつかの実施形態に係り、青色レーザダイオードと、UVまたは紫色レーザダイオードとを備えるレーザダイオード源を示す、簡略図である。
本考案のいくつかの実施形態は、ガリウムおよび窒素含有レーザダイオードベースの白色光源と組み合わされたUV、紫色、および/またはIRの光源を有して構成されるシステムまたは装置を提供する。可視スペクトル、UVスペクトル、紫色スペクトル、および/またはIRスペクトルを放射する能力を有するシステムまたは装置は、少なくともマルチバンド発光源である。いくつかの実施形態において、システムまたは装置は、UV、紫色、および/またはIRの光源、および/またはレーザベースの白色光照射光源を動作させることが可能なフィードバックループを形成するセンサを備える。単なる一例として、いくつかの実施形態は、一般照明、商用の照明および表示、自動車用の照明および通信、防衛および保安、探索および救助、産業処理、インターネット通信、農業、または園芸の用途における、スポット照明、検出、撮像、投射ディスプレイ、空間的に動的な照明デバイスおよび方法、LIDAR、LiFi、可視光通信デバイス、ならびにこれらの様々な組合せのための、UV、紫色、および/またはIRの光、ならびに可視光の照射能力を有して構成された、リモートの統合型スマートレーザ照射デバイスを提供する。いくつかの実施形態に係る統合型光源は、植物の生育を最適化するための園芸用などといった、多くの用途のために、ライトフィディリティ(LiFi)通信装置として、自動車のヘッドライト、一般照明源、保安用光源、探索用光源、防御用光源に組み込むことができる。
一態様において、照射システムのガリウムおよび窒素含有レーザダイオードは、UV、紫色、および/またはIRの光照射のために構成され、マルチスペクトルのスポットライト、撮像、検出、および探索の用途に採用可能である。いくつかの実施形態は、レーザベースの白色光源と、UV、紫色、および/またはIRの光源とを有して構成され、可視波長帯域と、UV、紫色、および/またはIRの波長帯域との両方で光を放出することが可能であり、1つの帯域で選択的に動作するか、または複数の帯域で同時に動作するように構成される。このマルチバンド発光源は、LiFiシステムのような可視光通信システムなどの通信システム、MEMS走査ミラーまたはデジタル光処理ユニットなどのビーム整形要素を使用した静的または動的な空間パターン形成を伴う光の集束および表示を用いる通信、および内蔵センサのフィードバックによりトリガされる通信に採用することができる。
いくつかの実施形態は、白色光および赤外光といったレーザベースの可視光の放射により、可視光およびIRの照射を得ることが可能な照射源を形成するために構成された光源を提供する。光源は、光キャビティを有して構成された、ガリウムおよび窒素含有レーザダイオード励起源を備える。光キャビティは、光導波路領域と、1つ以上のファセット領域とを含む。光学キャビティは、ガリウムおよび窒素含有材料に第1の駆動電流を供給するための電極を有して構成される。第1の駆動電流は、ガリウムおよび窒素含有材料の光導波路領域内を伝搬する電磁放射に光学利得を与える。電磁放射は、紫外、青色、緑色、または赤色の波長領域にある第1のピーク波長によって特徴付けられた指向性電磁放射として、1つ以上のファセット領域のうちの少なくとも1つを介して出力される。更に、光源は、励起源からの指向性電磁放射を受け取るための電磁放射経路に光学的に結合された、蛍光体部材などの波長変換部材を備える。波長変換部材は、第1のピーク波長を有した指向性電磁放射の少なくとも一部を、第1のピーク波長よりも長い第2のピーク波長に少なくとも変換するように構成される。一実施形態において、出力は、少なくとも第2のピーク波長と、部分的に第1のピーク波長とを有し、いくつかの実施形態によるレーザベースの可視光スペクトル成分を形成する白色スペクトルから構成される。一例において、第1のピーク波長は青色波長であり、第2のピーク波長は黄色波長である。必要に応じ、光源は、対象の標的または領域への照射のために、白色スペクトルの光を方向付けるように構成されたビーム整形器を備える。
非明所視の理由から、固体照明に関わる多くの波長領域がある。産業のいくつかの例および関連する波長を表1に示す。大まかに言えば、全ての波長を光化学の用途に利用することができ、波長領域は、様々な量のエネルギを搬送し、従って、様々な結合強度と相互作用する。例えば、7~13eVの光子エネルギを有したVUVは、水および酸素をラジカルに開裂する上で十分に強力である。UV-Aは、VUVよりも低エネルギであるが、皮膚におけるビタミンDの生成を促進することが可能であり、空気浄化および細菌消毒に使用することができる。最低エネルギ領域である近IRでの、熱画像処理およびLIDARにおける最近の進展が注目される。
表1
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一般に、可視光源に、これらの紫外(UV)および赤外(IR)の波長領域の光源を含めることには、多くの実現可能な用途および利点がある。例えば、近IR領域のレーザのような光源を含めることによって、可視光源は、赤外線照射または熱画像を提供し、LIDARの用途において、深度検出または3D画像検知信号を提供し、高速データ伝送を可能にすることによって通信リンクを提供し、外用薬の活性化や組織治癒の促進といった医療上の利益を提供するように機能することも可能である。可視光の機能とIR光の機能とを独立して制御することにより、IR領域におけるこれらの利点または能力は、白色光の照射機能と同時に、または別々に達成することができる。いくつかの実施形態において、IR光源は、レーザベースの可視光源内に含まれる。
いくつかの実施形態において、可視レーザベースの白色光源は、可視光スペクトルの高エネルギ側にある、UV-Aまたは紫色の波長範囲の光源などの付加光源を備える。この場合、320nm~400nmの範囲、または400nm~420nmなど、より長い紫色の波長までの範囲の付加光源を光源に含めて、水の浄化、空気の浄化、および表面の清浄などの機能を実行することができる。UVまたは可視光の光源は、レーザダイオードによって生成可能とすることが好ましいが、発光ダイオードから発生させるようにしてもよい。清浄作用は、光が分解する際に生じ、最終的に細菌、ウイルス、病原菌を破壊する。このUV波長範囲のより低いエネルギ側では、非常に効果的な清浄および消毒を行うために、より長い暴露時間が必要となる可能性がある。しかしながら、このUVの低エネルギ領域についての強力な利点は、特に波長が390nm~415nmの範囲まで増加するので、人間の暴露に対して安全であることである。405nmなど、390nm~415nmの波長範囲にある波長を伴う、これらUV-Aまたは紫色の光源を、可視光源に含めることによって、ほぼ連続的かつ安全な方法でUV-A光を活性化し、清浄/消毒効果を環境に提供することができる。
一実施形態において、UV-A光または紫色光は、可視光レーザベースの白色光源内に含まれるレーザダイオードによって生成される。これに代わる実施形態において、UV-A光または紫色光は、発光ダイオードなど、異なるタイプの光源によって生成される。UV-A光または紫色光は、可視光を必要とするときに、可視白色光の照射と同時に動作させることが可能であり、また、業務の停止中、または十分な環境光がある場合など、可視光を必要としないときに動作させることが可能である。これにより、連続的な清浄/消毒の結果を得るために、常にUV-A光源または紫色光源に光の放出を行わせることが可能となる。最終的な効果は、光源が、より安全でより清潔な環境を提供できることであり、これは、病院、学校、レストラン、ホテル、ショッピングセンタ、オフィス、家庭などを含む、事実上あらゆる場所で、用途を見出し得るものである。いくつかの実施形態において、UV-A光源、または405nm光源など、390nm~415nmの範囲の光源は、レーザベースの可視光源内に含まれる。UV-A光源、または400nm~415nmの範囲の紫色光源は、この波長範囲で光を放出するレーザダイオードである。いくつかの実施形態において、レーザベースの光源は、消毒用UV光および可視白色光を光源から放出すべきときを制御可能な照射アルゴリズムを確立するために、フィードバックループおよび/または演算機能もしくは入力のためのセンサを備える。
いくつかの用途において、320nm~420nmの範囲のUV-A光または紫色光は、レーザダイオードによって生成され、高データレート符号化データを受信機に送信して、いくつかの実施形態による通信リンクを形成するデータ伝送媒体として機能することが可能である。別の用途において、320nm~420nmの範囲のUV-A光または紫外光は、レーザダイオードによって生成され、飛行時間の計測を用いて距離を検出する検出装置などの深度検出装置または測距装置における検出用の光として機能することが可能である。更に別の用途において、320nm~420nmの範囲のUV-A光または紫外光は、レーザダイオードによって生成され、空間座標の2Dアレイの深度を計測して3D画像を生成する3DのLiDARシステムにおいて、検出用の光として機能することが可能である。
いくつかの実施形態では、レーザベースの白色光源に、より高エネルギのUV光源が含まれる。これらの実施形態において、UV光源は、200nm~280nmのUV-C波長範囲、または280nm~320nmのUV-B波長範囲で動作することができる。このような、より高エネルギの波長の付加により、UV-Aまたは紫色の波長のものと比較して、より迅速かつより強力な浄化および消毒の特性を、レーザベースの白色光源にもたらすことが可能となる。これらの波長を、消毒、浄化、および清浄のために使用する場合、人間または動物の長期の暴露は、健康に悪影響を及ぼす可能性があるので、適切な安全性の考慮および制御を行うことが非常に重要である。一実施形態において、UV-B光またはUV-C光は、可視レーザベースの白色光源内に含まれたレーザダイオードによって生成される。これに代わる実施形態において、UV-B光またはUV-C光は、発光ダイオードなどの異なるタイプの光源によって生成される。
いくつかの実施形態において、UV-CまたはUV-Bの光源を含むレーザベースの白色光源は、過度の暴露を回避するために、固定の期間だけUV光が活性化されるか、または人間もしくは動物が存在しない特定の時間に、UV光が活性化され得るように構成される。白色光の放出とUV光の放出との独立した制御により、使用者によって決定されるとおりの清浄および消毒の機能を、光源が提供することが可能となり、これは、安全かつ効果的な消毒を可能にするために、誰もいない夜間のオフィススペース、病院および医療現場における患者の訪問/滞在の合間、閉店中の店舗およびショッピングセンタなどであってもよい。いくつかの実施形態において、レーザベースの光源は、消毒用UV光および可視白色光を光源から放出するべきときを制御可能な照射アルゴリズムを確立するために、フィードバックループおよび/または演算機能もしくは入力のためのセンサを備える。
いくつかの用途において、320nm~420nmの範囲のUV-C光またはUV-B光は、高データレート符号化データを受信機に送信して、いくつかの実施形態による通信リンクを形成するデータ伝送媒体として機能することが可能である。別の用途において、320nm~420nmの範囲のUV-C光またはUV-B光は、飛行時間の計測を用いて距離を検出する検出装置などの深度検出装置または測距装置における検出用の光として機能することが可能である。更に別の用途において、320nm~420nmの範囲のUV-C光またはUV-B光は、空間座標の2Dアレイの深度を計測して3D画像を作成する3DのLiDARシステムにおいて、検出用の光として機能することが可能である。
別の実施形態では、レーザベースの白色光源に、100nm~200nmのVUV範囲で動作する光源が含まれる。このような遠UV光源は、白色光源と組み合わせた場合、様々な用途に使用することができる。高エネルギのVUV光の安全でない使用を回避するために、安全上の考慮事項を採用する必要があることになる。
いくつかの実施形態では、レーザベースの白色光源に、200nm~400nmの範囲にある放射ピーク波長を有したUVレーザ、および/または400nm~410nm、もしくは425nmまでの波長範囲で作動する紫色レーザダイオードが含まれる。いくつかの好ましい実施形態において、レーザベースの白色光源は、黄色放射YAGベースの蛍光体をポンピングして白色光を発生させる青色レーザダイオードを使用し、この蛍光体は、反射モードで動作される。理想的な構成では、UVおよび/または紫色の放射が、青色レーザダイオードと実質的に同じスポットにおいて蛍光体に入射することにより、生成された白色放射と、散乱/反射されたUVおよび/または紫色の放射とが、実質的に空間的に重なり合うようになっている。一例が、図10A~10Cに示されており、白色光とUVまたは紫色の放射との組み合わせが放出されるようにしてもよいし(図10A)、白色光が放出されるようにしてもよいし(図10B)、UVまたは紫色の放射が放出されるようにしてもよい(図10C)。同様に、いくつかの実施形態は、青色レーザダイオード、UVレーザダイオード、および紫色レーザダイオードを含んでいてもよい。白色光の放出と、同じ空間位置からのUVおよび/または紫色の放射とを有することによって、共通の光学素子または光学系を使用して、白色光と、UVおよび/または紫色の放射とを投射し、方向付けることが可能となる。このような反射モードの用途では、UVおよび/または紫色の放射とYAG蛍光体との相互作用を慎重に考慮する必要がある。別の実施形態において、蛍光体部材は、透過モードで動作する。
白色光源にUVおよび/または紫色のレーザダイオード、および/またはIR放射レーザダイオードを含む実施形態では、対象の波長領域におけるUVおよび/またはIRの光との蛍光体の相互作用に関して構成を最適化することができるよう、YAG:Ce3+蛍光体の拡散反射および鏡面反射を把握する必要がある。このために、図2は、青色の放射と白色光の放出とが同じ側で生じる反射モードの用途で使用するように構成されたYAG:Ce3+蛍光体からの、測定された拡散反射および鏡面反射を示している。このような構成では、YAG:Ce3+蛍光体の副成分が、350nm~1000nmの波長に対し、良好な反射体として作用することが明らかである。350nm未満では、透過および吸収の両方の増加と一致して、反射が減少する。
YAG:Ce3+蛍光体が、350nm~1000nmで良好な反射率をもたらすことが判ったということは、VUVおよびUV-Cの一部を除いて、表1に記載した波長領域の多くが、YAG材料から反射されることを意味する。これにより、350nm~1000nmの範囲の固体光源を、反射モードの構成に含め、それらの光がYAG:Ce3+蛍光体の表面で反射され、デバイスから放出される発光の一部となるようにすることが可能となる。反射モードの構成における、このような動作は、反射特性と反射モードの構成とに基づく非可視光の用途への適用に直接役立つものとなる。なお、透過モードの構成では、非可視光が装置の内部に反射して戻って失われるので、装置から非可視光が出てくることにならないことに留意されたい。
レーザベースの6000K白色スペクトルの基本スペクトルと、この基本スペクトルへの可能な付加について考察する。図3は、付加による変更を伴わない典型的なレーザベースのスペクトルを示す。このスペクトルは、560nm付近を中心とする広いピークを有したYAG:Ce3+蛍光体を励起する青色レーザの446nmピーク波長を有する。
デバイスの反射モードの構成、およびこの構成における拡散反射により、色、フラックス、または明所視パラメータの変化を最小限に抑えて、更なるスペクトルの特徴の付加が可能である。図4は、基本スペクトルへの405nmの近UVピークの付加を示す。デバイスに405nmのレーザを付加することにより、405nmのピークを発生させるようにしてもよい。GaNベースの近UVレーザは、380nm~430nmで実証されているが、YAG蛍光体の反射は、反射の損失の前に、350nmという低いレーザをサポートする。
基本スペクトルに対するこの種のスペクトルの付加は、近赤外領域にも用いてもよい。図5には、近IRの850nmおよび905nmのレーザ光スペクトルの含有を示している。これら2つの波長は、IR光の照射、通信、およびLIDARにとって特に重要なものである。これらのスペクトルは、別々に付加してもよいし、図5に示すように、一緒に付加してもよい。これらのスペクトルは、白色光と同時に機能させてもよいし、別々のチャンネルとして機能させることもできる。近IRレーザは、700nm~1500nmの光を発生可能であり、この構成に適用できることになる。これらの付加は、これらスペクトルが可視範囲外にあるので、光源の全般的な明所視パラメータには影響を及ぼさない。この白色光は、依然として、図3の基本の白色光と同様のフラックスおよび色で知覚される。
更なる向上は、図6に示すように、近UVスペクトルおよび近IRスペクトルの両方を、図3の白色光の基本スペクトルと組み合わせるものである。全てのチャンネルは、一緒に機能させてもよいし、白色光、近UV、および/または近IRで、別々に機能させてもよい。
光照射のための、その他の標準的な白色点は、白色光スペクトルと、関与する波長についての当該白色光の拡散反射とを変更するために選択された蛍光体に依存する近UVおよび近IRの波長の拡張範囲をサポートするようにしてもよい。この一例を、LED照明で使用されて、高演色性を有した温白色スペクトルを生成する[Sr,Ca]AlSiN:Eu2+蛍光体ファミリーについて示す。CASN:Eu2+についての拡散反射が、図7に示されている。温白色の用途に使用される標準の赤色蛍光体は、近IR領域で良好な反射能力を提供するが、近UV領域では低い反射能力となることが明らかである。しかしながら、赤色蛍光体は、温白色スペクトルを生成するために、YAG:Ce3+および/またはLuAG:Ce3+といった黄色発光材料との組み合わせでのみ使用されるので、近UVの反射能力は、温白色スペクトルについて近UVおよび近IRの反射能力の両方を可能にするYAG:Ce3+蛍光体によって提供される。
近UVおよび近IRのレーザと共にYAG:Ce3+およびCASN:Eu3+蛍光体を使用する4000K昼白色光の全体例を図8に示す。
Sr含有s-CASN赤色蛍光体の付加を、図9に示すように、温白色スペクトル領域まで更に色を拡張するために採用することが可能である。前述した例と同様に、近UVおよび近IRの付加は、白色光の全体的な明所視特性に影響を及ぼすことはなく、非可視の機能性に関わるスペクトルを強化するものである。

Claims (15)

  1. 可視光の放射、および紫色または紫外(UV)の放射のために構成された光源であり、当該光源は、
    第1のポンプ光デバイスとして構成された窒素含有レーザダイオードであって、光導波路領域と1つ以上のファセット領域とを含む光学キャビティを備え、前記ファセット領域のうちの少なくとも1つを介して指向性電磁放射を出力するように構成され、当該窒素含有レーザダイオードからの前記指向性電磁放射が、第1のピーク波長によって特徴付けられる、窒素含有レーザダイオードと、
    前記第1のポンプ光デバイスから前記指向性電磁放射を受け取る経路に光学的に結合され、前記第1のピーク波長を有した前記指向性電磁放射の少なくとも一部を、前記第1のピーク波長よりも長い第2のピーク波長に少なくとも変換し、少なくとも前記第2のピーク波長を含む白色放射として前記可視光の放射を生成するように構成された第1の波長変換部材と、
    前記紫色またはUVの放射をもたらす紫色またはUV放射レーザダイオードであって、第3のピーク波長によって特徴付けられる指向性電磁放射を出力するように構成され、前記第3のピーク波長が、電磁スペクトルの紫色またはUVの部分の波長によって特徴付けられる、紫色またはUV放射レーザダイオードと、
    ベース部材を有して構成されたパッケージ部材と、
    少なくとも前記窒素含有レーザダイオードおよび前記第1の波長変換部材を支持するように構成された少なくとも1つの共通支持部材と、
    を備える、光源。
  2. 赤外放射をもたらす赤外放射レーザダイオードを更に備え、前記赤外放射レーザダイオードは、赤外領域にある第4のピーク波長によって特徴付けられる電磁放射を出力するように構成される、請求項1に記載の光源。
  3. 前記第1のピーク波長は、420nm~480nmの青色波長範囲にあり、前記紫色またはUVの放射は、270nm~390nmのUV波長範囲、または390nm~425nmの紫色波長範囲にある、請求項1に記載の光源。
  4. 対象のターゲットへの照射のために、前記可視光の放射と、前記紫色またはUVの放射とを方向付けるように構成されたビーム整形器を更に備え、前記ビーム整形器は、白色スペクトル光を方向付け、平行化、および/または集束して、その角度分布を少なくとも変更するように構成された、遅軸平行化レンズ、速軸平行化レンズ、非球面レンズ、ボールレンズ、全反射(TIR)光学系、放物レンズ光学系、屈折光学系、および微小電気機械システム(MEMS)ミラーの群から選択される光学素子のうちの1つまたは組合せを備える、請求項1に記載の光源。
  5. 前記窒素含有レーザダイオードは、390nm~420nmの紫色波長領域、または420nm~480nmの青色波長領域にある第1のピーク波長の放射を行うガリウムおよび窒素含有レーザダイオードである、請求項1に記載の光源。
  6. 前記第1の波長変換部材は、前記第1のポンプ光デバイスからの前記第1のピーク波長を有した前記指向性電磁放射が前記第1の波長変換部材の励起面に入射するように、反射モードの動作によって特徴付けられ、前記第1の波長変換部材からの前記第2のピーク波長の主放射が、前記第1の波長変換部材の同じ前記励起面から放射され、前記第1の波長変換部材は、前記紫色またはUV放射レーザダイオードからの前記指向性電磁放射を受け取るための前記経路に光学的に結合され、前記第1の波長変換部材は、前記紫色またはUVの放射を、反射および/または散乱するように構成され、前記紫色またはUVの放射と、前記可視光の放射とが同じ空間領域内で重なり合う、請求項1に記載の光源。
  7. 前記第1の波長変換部材は、前記第1のポンプ光デバイスからの前記第1のピーク波長を有した前記指向性電磁放射が、前記波長変換部材の励起面に入射し、前記第1の波長変換部材からの前記第2のピーク波長の主放射が、放射面から発光されるように、透過モードの動作によって特徴付けられ、前記放射面は、前記第1の波長変換部材において前記励起面とは反対側にあり、前記第1の波長変換部材は、前記紫色またはUV放射レーザダイオードからの前記指向性電磁放射を受け取る前記経路に光学的に結合され、前記第1の波長変換部材は、前記紫色またはUVの放射を通過および/または散乱するように構成され、前記紫色またはUVの放射と、前記可視光の放射とは、同じ空間領域内で重複している、請求項1に記載の光源。
  8. 前記第1の波長変換部材は、蛍光体材料からなり、前記蛍光体材料は、Ceがドープされたセラミックイットリウムアルミニウムガーネット(YAG)、またはCeがドープされた単結晶YAG、またはバインダ材料を含む粉末YAGからなり、前記蛍光体材料は、光ワット当たり少なくとも50ルーメンの光変換効率を有する、請求項1に記載の光源。
  9. 前記紫色またはUV放射レーザダイオードは、窒素を含有する、請求項1に記載の光源。
  10. 前記パッケージは、表面実装デバイス(SMD)パッケージであり、前記共通支持部材は、前記SMDパッケージの前記ベース部材から構成される、請求項1に記載の光源。
  11. 前記パッケージ部材は、TO缶形、フラットパッケージ形、またはバタフライ形から選択される、請求項1に記載の光源。
  12. 少なくとも前記第2のピーク波長を有した前記可視光の放射が、光ファイバ部材に結合されるか、または前記第3のピーク波長を有した前記紫色またはUVの放射が、光ファイバ部材に結合されるか、または少なくとも前記第2のピーク波長を有した前記可視光の放射と、前記第3のピーク波長を有した前記紫色またはUVの放射との両方が、光ファイバ部材に結合され、前記光ファイバ部材は、シングルモードファイバ(SMF)またはマルチモードファイバ(MMF)であり、前記光ファイバ部材は、約1μm~10μm、約10μm~50μm、約50μm~150μm、約150μm~500μm、約500μm~1mm、約1mm~5mm、または5mmを超えるコア径を有し、前記光ファイバ部材は、トランスポートファイバおよび漏洩散乱ファイバの少なくとも一方を含む、請求項1に記載の光源。
  13. 1つ以上のセンサと、前記光源に入力信号を供給するコントローラとを更に備え、前記1つ以上のセンサは、フィードバックループ回路に設けられ、前記コントローラにフィードバック電流またはフィードバック電圧を供給して、前記可視光の放射および/または前記紫色またはUVの放射の輝度を調整するための1つ以上の制御信号のうちの少なくとも1つを調整するように構成される、請求項1に記載の光源。
  14. 可視光の放射、および紫色または紫外(UV)の放射のために構成された光源であり、当該光源は、
    第1のポンプ光デバイスとして構成された窒素含有レーザダイオードであって、光導波路領域と1つ以上のファセット領域とを含む光学キャビティを備え、前記ファセット領域のうちの少なくとも1つを介して指向性電磁放射を出力するように構成され、当該窒素含有レーザダイオードからの前記指向性電磁放射が、第1のピーク波長によって特徴付けられる、窒素含有レーザダイオードと、
    前記第1のポンプ光デバイスから前記指向性電磁放射を受け取る経路に光学的に結合され、前記第1のピーク波長を有した前記指向性電磁放射の少なくとも一部を、前記第1のピーク波長よりも長い第2のピーク波長に少なくとも変換し、少なくとも前記第2のピーク波長を含む白色放射として前記可視光の放射を生成するように構成された第1の波長変換部材であって、前記指向性電磁放射が前記第1の波長変換部材の励起面に入射し、前記励起面が前記可視光の放射の主放射面となるように、反射モードで前記可視光の放射をもたらすように構成された、第1の波長変換部材と、
    前記紫色またはUVの放射をもたらす紫色またはUV放射レーザダイオードであって、第3のピーク波長によって特徴付けられる指向性電磁放射を出力するように構成され、前記第3のピーク波長が、電磁スペクトルの紫色またはUVの部分の波長によって特徴付けられる、紫色またはUV放射レーザダイオードと、
    ベース部材を有して構成された表面実装デバイス(SMD)パッケージと、
    少なくとも前記窒素含有レーザダイオード部材および前記第1の波長変換部材を支持するように構成され、前記SMDパッケージの前記ベース部材を備える、少なくとも1つの共通支持部材と、
    を備える、光源。
  15. 可視光の放射、および紫色または紫外(UV)の放射のために構成された光源と、
    前記光源を封入するように構成されたパッケージと、
    を備えるシステムであり、
    前記光源は、
    第1のポンプ光デバイスとして構成された窒素含有レーザダイオードであって、光導波路領域と1つ以上のファセット領域とを含む光学キャビティを備え、前記ファセット領域のうちの少なくとも1つを介して指向性電磁放射を出力するように構成され、当該窒素含有レーザダイオードからの前記指向性電磁放射が、第1のピーク波長によって特徴付けられる、窒素含有レーザダイオードと、
    前記第1のポンプ光デバイスから前記指向性電磁放射を受け取るための経路に光学的に結合され、前記第1のピーク波長を有した前記指向性電磁放射の少なくとも一部を、前記第1のピーク波長よりも長い第2のピーク波長に少なくとも変換し、少なくとも前記第2のピーク波長を含む白色放射として前記可視光の放射を生成するように構成された第1の波長変換部材と、
    前記紫色またはUVの放射をもたらす紫色またはUV放射レーザダイオードであって、第3のピーク波長によって特徴付けられる指向性電磁放射を出力するように構成され、前記第3のピーク波長が、電磁スペクトルの紫色またはUVの部分の波長によって特徴付けられる、紫色またはUV放射レーザダイオードと、
    少なくとも前記窒素含有レーザダイオードおよび前記第1の波長変換部材を支持するように構成された少なくとも1つの共通支持部材と、を備える、
    システム。
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