JP3239530U - テーブル長椅子セット - Google Patents
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Abstract
【課題】不使用時に長椅子をテーブルの天板下で、かつ支持脚間内に見栄えよく、すっぽりと収めることができるテーブル長椅子セットを提供する。【解決手段】天板3を長方形とし、その天板の短手側の各々下面に接地部分を一体に直線状に連接した支持脚5を備え、その支持脚間にアーチ形状の支承桿10を一体的に備えたテーブル1と、長方形とした座板7の短手側の各々の下面に前方側をアール状に屈曲させた前支持脚とその前支持脚と連結された後支持脚を備え、その各前支持脚は間にアーチ形状の支承桿を一体に備えるとともに、後方側に背凭れ部11を着脱可能に備えた長椅子2とを有しており、その長椅子の各支持脚底面と背凭れ部上縁までの高さは前記テーブルの支持脚底面から天面下面までの高さより小さいサイズとし、かつ、前記長椅子の長手方向の全体寸法は前記テーブルの支持脚間よりも小さいサイズとしてあることとする。【選択図】図1
Description
本考案はテーブル長椅子セット、特に屋外での使用も可能で、長椅子がテーブルの天板下及び支持脚間に収まり、不使用時における整理がきちんとなされ、見栄えもよく、取り扱いの勝手がよいテーブル長椅子セットに関する。
従来、テーブルに対して、一人掛け用の椅子は天板下、テーブルの支持脚間に収めることができるものは知られている。しかしながら、テーブルに長椅子を対応させてある場合、その長椅子の幅や高さの関係で、テーブルの天板下でテーブルの支持脚間に収めるのは非常に困難であった。
また、テーブルの天面を長方形とした場合、そのテーブルの支持脚は四隅のみならず、安定のために、天面の長手方向に沿った中央部位にも設けられることが多く、この中央支持脚の存在で余計に長椅子はテーブルの天板下には入れることができなくなってしまう。
出願人は本願考案について、先行する技術文献を調査したが、格別に本願考案と関連し、類似していると思われる文献は発見することができなかった。
本考案が解決しようとする問題点は、従来、テーブルに長椅子を対応させた場合、不使用時にその長椅子をテーブルの天板下で、かつ支持脚間内に見栄えよく、すっぽりと収めることができるテーブル長椅子セットはなかったという点である。
上記した問題点を解決するために、本考案に係るテーブル長椅子セットは、天板を長方形とし、その天板の短手側の各々下面に接地部分を一体に直線状に連接した支持脚を備え、その支持脚間にアーチ形状の支承桿を一体的に備えたテーブルと、長方形とした座板の短手側の各々の下面に前方側をアール状に屈曲させた前支持脚とその前支持脚と連結された後支持脚を備え、その各前支持脚は間にアーチ形状の支承桿を一体に備えるとともに、後方側に背凭れ部を着脱可能に備えた長椅子とを有しており、その長椅子の各支持脚底面と背凭れ部上縁までの高さは前記テーブルの支持脚底面から天面下面までの高さより小さいサイズとし、かつ、前記長椅子の長手方向の全体寸法は前記テーブルの支持脚間よりも小さいサイズとしてあることを特徴としている。
また、本考案に係るテーブル長椅子セットは、前記したテーブルの天板の裏面縁には枠体が取り付けられ、その枠体の中間部分には中間枠を設け、前記枠体に対して支持脚の上部を止着し、前記中間枠には前記支承桿の頂部を止着し、その支承桿の端部は前記各支持脚の中間部分に架設された補強桿に止着されていることを特徴としている。
さらに、本考案に係るテーブル長椅子セットは、前記した長椅子の座板の裏面縁には枠体が取り付けられ、その枠体の中間部分には中間枠を設け、前記枠体に支持脚の上部を止着し、前記中間枠には前記支承桿の頂部を止着し、その支承桿の端部は支持脚のうち前支持脚に止着されていることを特徴としている。
そして、本考案に係るテーブル長椅子セットは、前記した長椅子の後支持脚の上部には背凭れ部の左右取付桿が嵌入取り付けされていることを特徴としている。
また、本考案に係るテーブル長椅子セットは、前記したテーブル及び長椅子の支持脚の接地部分には滑り止めが取り付けられていることを特徴としている。
さらに、本考案に係るテーブル長椅子セットは、前記したテーブルの支持脚は接地部分の上部近傍は前後に膨出する屈曲部が形成され、この支持脚の屈曲部間のサイズは天板の奥行きサイズよりも大きく設定されていることを特徴としている。
そして、本考案に係るテーブル長椅子セットは、前記した長椅子の座板及び背凭れ部は簀の子状に形成されていることを特徴としている。
本考案に係るテーブル長椅子セットは上記のように構成されている。そのため、テーブルと長椅子のサイズの関係とアーチ状に屈曲させた支承桿の作用でテーブルの天板下にスペース的な余裕を得ることができ、不使用時に長椅子をテーブルの天板下でその支持脚間にすっぽりと収納することができ、整理性がよく、また、その見栄え外観もきれいなものとすることができ、余分なスペースを無駄に使用する必要性がなくなる。
図面として示し、実施例で説明したように構成したことで実現した。
次に、本考案の好ましい実施の一例を図面を参照して説明する。図中1はテーブルを示し、2はそのテーブル1と対応する長椅子を示している。テーブル1は長方形をした天板3を有しており、この天板3の裏面の周縁には長手方向に沿った枠体4、4及び短手方向に沿った枠体4a、4a及び前記枠体4、4の中間の中間部分には中間枠4bが釘によって止着されている。
前記した短手方向に沿った枠体4a、4aには支持脚5、それも支持脚上部5aが取り付けられる。支持脚上部5aは枠体4aへの角パイプで成形され、両端開口を栓で閉塞された取り付け部5bが最上部に設けられ、この取り付け部5bが釘で枠体4aに固着される。また、この支持脚上部5aは前記取り付け部5bの両端部に相互に平行となる円パイプ製の柱体5c、5cが固着されており、その柱体5c、5cの下端部間には補強桿5dが一体に設けられている。
さらに、前記柱体5c、5cの下端にはやはりパイプ材の支持脚下部5eの上端が嵌着され、柱体5c、5cの外側サイドから止着材によって固着されている。この支持脚下部5eの接地部分5fは直線状に形成されているが、その接地部分5fの端部から上方にかけて外方に膨らむ曲線部分5gが形成され、この曲線部分5gの存在によって支持脚下部5eのサイズ(幅)を大きく設定でき、その幅は天板3の幅よりも大きくすることができ、テーブル1としての安定性を保持できる。また、前記接地部分5fには二つの滑り止め材5h、5hが取り付けられている。
また、図中6はパイプ材で成形された、テーブル1の安定性を確保するためのアーチ状の支承桿を示している。この支承桿6は両端が下方に向けて直線状に屈曲成形されたサイド固着部6a、6aとなっており、その先端の開口は栓で閉塞されている。この支承桿6は、そのアーチ状とした頂部6bが止着材によって前記中間枠4bの中心に止着され、前記したサイド固着部6a、6aは各々支持脚5の補強桿5dの外側に配置され、内側からねじ、ナットによって固着されている。
一方、長椅子2は簀の子状に成形した座板7を有しており、この座板7の裏面には長手方向に沿った枠体8、8及び短手方向に沿った枠体8a、8aが取り付けられている。枠体8、8は角パイプ状のものとされ、枠体8a、8aの断面L字状として座板7への止着部が形成されているとともに、枠体8、8の端部開口を閉塞し、各々釘等の止着材で固定されている。また、枠体8、8の中間部分には枠体8a、8aと平行に中間枠8bが取り付けられている。この中間枠8bは両端がL字状に屈曲されて枠体8、8の内面に固定され、釘等の止着材で材板7の裏面に固着されている。
図中9は長椅子2の円パイプ製の支持脚を示しており、この支持脚9は前脚部9aと後脚部9bとより構成され、上部で連結桿9cによって一体化されている。そして、各支持脚9、9は連結桿9cを枠体8a、8aの外側面にねじ等の止着体で止着することによって固定されている。
前脚部9aは前端がアール状に屈曲された形状となっており、その屈曲部の最下端が接地部とされているもので、前脚部9aの後端は接地部よりも高い位置で後脚部9bの下端よりやや上方に一体連結されている。前記した接地部には滑り止め材9dが取り付けられているもので、後脚部9bの下端には滑り止め用の栓9eが取り付けられている。また、後脚部9bの上部には後述する背凭れ部11を連結する受部9fが一体に形成されている。
また、図中10は円パイプで成形されたアーチ状をした支承桿を示している。この支承桿10は支持脚9、9のみでは不安定となりかねない長椅子2の安定保持を図ることができ、その頂部10aが中間枠8bの中央にねじ等の止着材を用いて固着され、両下端10b、10bは屈曲されて垂下され、前脚部9aの内側にねじ等をもって固着されている。
さらに、図中11は背凭れ部を示しており、この背凭れ部11は二枚の平行な板材を簀の子状に配置してあり、その裏面に各板材ごとに止着枠11a、11aが配置され、釘等の止着材で固着されている。この止着枠11a、11aの中間部分には、その二本の止着枠11a、11aに架設された中間補強枠11bが釘等の止着材で固着されている。
前記した背凭れ部11の裏面両サイドには支持脚9それも後脚部9bの受部9fに嵌め付けられる連結桿12、12が設けられている。この連結桿12、12は前記平行な板材に釘等の止着材で止着されるとともに横方向から止着枠11a、11aにも止着されている。尚、連結桿12、12は先端部分が小径となって受部9fに嵌装され、外面からねじによって止着されるもので、このねじを外すことで背凭れ部11が着脱自在とされる。
本考案を構成するテーブル1と長椅子2は上記のように構成されている。ここでテーブル1の天板3の上面から支持脚5の接地部分5fまでの高さは、長椅子2の背凭れ部11の上縁から支持脚9の接地個所9dまでの高さよりも大きなサイズで構成されており、また、テーブル1の支持脚5、5間のサイズも長椅子2の座板7の横サイズ長さ及び背凭れ部11の横サイズ長さよりも大きく形成されており、加えてテーブル1の支承桿6の存在によって、テーブル1の天板3の下方には邪魔な要素が省かれている。そのため、不使用時には長椅子2はテーブル1の天板3の下方及び支持脚5、5の間にすっぽりと収納される構成となっているもので整理上の都合がよく収納時の見栄えもよいものとなっている。
上記したように、本考案は図面で示し、実施例で説明したテーブルと長椅子とをセットとして組み合せて使用することによって、不使用時の収容、整理が非常に行い易くなり、余分なスペースを無駄に占有してしまうこともなくなる。
1 テーブル
2 長椅子
3 天板
4 枠体
4a 枠体
4b 中間枠
5 支持脚
5a 支持脚上部
5b 取り付け部
5c 柱体
5d 補強桿
5e 支持脚下部
5f 接地部分
5g 曲線部分
5h 滑り止め
6 支承桿
6a サイド固着部
6b 頂部
7 座板
8 枠体
8a 枠体
8b 中間枠
9 支持脚
9a 前脚部
9b 後脚部
9c 連結桿
9d 滑り止め材
9e 栓
9f 受部
10 支承桿
10a 頂部
10b 下端
11 背凭れ部
11a 枠体
11b 中間補強枠
12 連結桿
2 長椅子
3 天板
4 枠体
4a 枠体
4b 中間枠
5 支持脚
5a 支持脚上部
5b 取り付け部
5c 柱体
5d 補強桿
5e 支持脚下部
5f 接地部分
5g 曲線部分
5h 滑り止め
6 支承桿
6a サイド固着部
6b 頂部
7 座板
8 枠体
8a 枠体
8b 中間枠
9 支持脚
9a 前脚部
9b 後脚部
9c 連結桿
9d 滑り止め材
9e 栓
9f 受部
10 支承桿
10a 頂部
10b 下端
11 背凭れ部
11a 枠体
11b 中間補強枠
12 連結桿
Claims (7)
- 天板を長方形とし、その天板の短手側の各々下面に接地部分を一体に直線状に連接した支持脚を備え、その支持脚間にアーチ形状の支承桿を一体的に備えたテーブルと、長方形とした座板の短手側の各々の下面に前方側をアール状に屈曲させた前支持脚とその前支持脚と連結された後支持脚を備え、その各前支持脚は間にアーチ形状の支承桿を一体に備えるとともに、後方側に背凭れ部を着脱可能に備えた長椅子とを有しており、その長椅子の各支持脚底面と背凭れ部上縁までの高さは前記テーブルの支持脚底面から天面下面までの高さより小さいサイズとし、かつ、前記長椅子の長手方向の全体寸法は前記テーブルの支持脚間よりも小さいサイズとしてあることを特徴とするテーブル長椅子セット。
- 前記したテーブルの天板の裏面縁には枠体が取り付けられ、その枠体の中間部分には中間枠を設け、前記枠体に対して支持脚の上部を止着し、前記中間枠には前記支承桿の頂部を止着し、その支承桿の端部は前記各支持脚の中間部分に架設された補強桿に止着されていることを特徴とする請求項1に記載のテーブル長椅子セット。
- 前記した長椅子の座板の裏面縁には枠体が取り付けられ、その枠体の中間部分には中間枠を設け、前記枠体に支持脚の上部を止着し、前記中間枠には前記支承桿の頂部を止着し、その支承桿の端部は支持脚のうち前支持脚に止着されていることを特徴とする請求項1に記載のテーブル長椅子セット。
- 前記した長椅子の後支持脚の上部には背凭れ部の左右取付桿が嵌入取り付けされていることを特徴とする請求項1に記載のテーブル長椅子セット。
- 前記したテーブル及び長椅子の支持脚の接地部分には滑り止めが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のテーブル長椅子セット。
- 前記したテーブルの支持脚は接地部分の上部近傍は前後に膨出する屈曲部が形成され、この支持脚の屈曲部間のサイズは天板の奥行きサイズよりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載のテーブル長椅子セット。
- 前記した長椅子の座板及び背凭れ部は簀の子状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテーブル長椅子セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002773U JP3239530U (ja) | 2022-08-23 | 2022-08-23 | テーブル長椅子セット |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP3239530U true JP3239530U (ja) | 2022-10-21 |
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JP (1) | JP3239530U (ja) |
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2022
- 2022-08-23 JP JP2022002773U patent/JP3239530U/ja active Active
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