JP3239078U - rope fixture - Google Patents
rope fixture Download PDFInfo
- Publication number
- JP3239078U JP3239078U JP2022002345U JP2022002345U JP3239078U JP 3239078 U JP3239078 U JP 3239078U JP 2022002345 U JP2022002345 U JP 2022002345U JP 2022002345 U JP2022002345 U JP 2022002345U JP 3239078 U JP3239078 U JP 3239078U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- fall prevention
- plate portion
- holding
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
【課題】支柱の移設作業を効率化するロープ取付具を提供する。【解決手段】ロープ取付具1Aは、パラペット(施工対象物)に立設された支柱200に転落防止ロープ400を取付けるものであって、支柱200に対して着脱自在に取付けられる基部と、基部に設けられ、転落防止ロープ400を着脱自在に保持するロープ保持部20Aと、を備えている。ロープ保持部20Aは、転落防止ロープ400を移動不能に保持する第1の保持状態(点線で示す状態)と、転落防止ロープ400をロープの長手方向に移動可能に保持する第2の保持状態(実線で示す状態)と、を選択できる構成を備えている。【選択図】図4The present invention provides a rope fixture that improves the efficiency of post relocation work. A rope fixture (1A) is for attaching a fall prevention rope (400) to a support (200) erected on a parapet (object to be constructed), and has a base detachably attached to the support (200) and a and a rope holding portion 20A that is provided and holds the fall prevention rope 400 detachably. The rope holding part 20A has a first holding state (shown by a dotted line) in which the fall prevention rope 400 is immovably held, and a second holding state in which the fall prevention rope 400 is held movably in the longitudinal direction of the rope ( The state indicated by the solid line) and the configuration are provided in which selection can be made. [Selection drawing] Fig. 4
Description
本考案は支柱に転落防止ロープを取り付けるロープ取付具に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a rope fixture for attaching a fall prevention rope to a post.
建物の屋上等の高所において塗装やコーティング等を施工する場合には、作業者の安全を確保するため、複数本の支柱を施工範囲の外周縁に沿って間隔を空けて設置し、且つ支柱同士の間には転落防止ロープ(親綱)を架け渡している。転落防止ロープは、作業現場から作業者が転落しないように作業者を受け止める。また、転落防止ロープには、作業者が身に身に付けている安全帯が引っ掛けられる。 When painting or coating on a high place such as the roof of a building, in order to ensure the safety of workers, install multiple posts along the outer periphery of the work area at intervals, and A fall prevention rope (main rope) is placed between them. The anti-fall rope catches the worker to prevent him from falling from the work site. A safety belt worn by the worker is hooked on the fall prevention rope.
特許文献1には、建物屋上の外周を包囲するパラペットに対し、パラペットの長手方向に沿って間隔を空けて複数取り付けられる支柱設置具と、各支柱設置具によって建物に設置される支柱と、隣り合う支柱同士の間に架け渡される転落防止ネットとにより、作業者の転落を防止する構成が開示されている。
特許文献1において、各支柱には単管クランプが取り付けられており、転落防止ロープの支柱への取り付けは転落防止ロープの一部分を単管クランプに巻き付けることによって行われている。
In
塗装やコーティング等の施工は、支柱設置具の取り付け場所に対しても実施されるため、複数回実施する必要がある。例えば、1度目の施工を実施した後、支柱、及び支柱設置具を転落防止ロープに沿って移設し(支柱、及び支柱設置具の盛り替えを行い)、1度目の施工時に支柱設置具が取り付けられていた場所に対して2度目の施工を実施する。
特許文献1の構成を適用した場合、1度目の施工を実施した後、単管クランプから転落防止ロープを取り外して支柱、及び支柱設置具を移設し、その後、移設先の支柱の単管クランプに転落防止ロープを巻き付け、1度目の施工時に支柱設置具が取り付けられていた場所に対して2度目の施工を実施することになる。
Since painting, coating, and the like are also applied to the installation location of the support post installation tool, it is necessary to apply this work multiple times. For example, after the first construction, the pillars and pillar installation tools are relocated along the fall prevention rope (the pillars and pillar installation tools are replaced), and the pillar installation tools are installed during the first construction. A second construction will be carried out on the place where it had been installed.
When the configuration of
このように、塗装やコーティング等の施工を実施する場合には、支柱の移設を行う必要がある。支柱の移設時には、転落防止ロープを単管クランプから取り外す作業と、支柱、及び支柱設置具を移設する作業と、移設先の支柱の単管クランプに転落防止ロープを巻き付ける作業とを行わなければならず、作業に手間を要するといった課題があった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は支柱の移設作業を効率化することにある。
Thus, when carrying out construction such as painting or coating, it is necessary to relocate the struts. When relocating a post, the work to remove the fall prevention rope from the single pipe clamp, the work to relocate the post and the post installation tool, and the work to wind the fall prevention rope around the single pipe clamp of the post to be relocated must be performed. However, there was a problem that the work required time and effort.
The present invention has been made in view of such circumstances, and its purpose is to improve the efficiency of the work of relocating the pillars.
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、施工対象物に立設された支柱に転落防止ロープを取付けるロープ取付具であって、前記支柱に対して着脱自在に取付けられる基部と、前記基部に設けられ、前記転落防止ロープを着脱自在に保持するロープ保持部と、を備え、前記ロープ保持部は、前記転落防止ロープを移動不能に保持する第1の保持状態と、前記転落防止ロープをロープの長手方向に移動可能に保持する第2の保持状態と、を選択できる構成を備えていることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problems, the device according to
本考案に係るロープ取付具によれば、支柱の移設作業を効率化することができる。 According to the rope fixture according to the present invention, it is possible to improve the efficiency of the post relocation work.
以下、本考案を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この考案の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。 The present invention will be described in detail below using embodiments shown in the drawings. However, unless there is a specific description, the constituent elements, types, combinations, shapes, relative arrangements, etc. described in this embodiment are merely illustrative examples and not intended to limit the scope of this invention. .
<ロープ取付具の概要>
最初にロープ取付具の概要について説明する。図1は第1実施形態のロープ取付具1Aの斜視図、図2はロープ取付具1Aの平面図、正面図、及び右側面図、図3は転落防止ロープ400を建物100の屋上(パラペット110)に設置した状態を説明する斜視図、図4はロープ取付具1Aによって転落防止ロープ400を保持した状態を説明する部分拡大図である。
<Overview of rope fixture>
First, an overview of the rope fixture will be provided. 1 is a perspective view of the
図1及び図2に示すように、ロープ取付具1Aは、図3に示す支柱200に対して着脱自在に取付けられる基部10と、基部10に設けられ、転落防止ロープ400を着脱自在に保持するロープ保持部20Aと、を備えている。
ロープ保持部20Aは、ブラケット21Aを介して基部10に固定されたベース板部22と、ベース板部22から突設された棒状部群23Aと、を備えている。棒状部群23Aは、ベース板部22の左下部に位置する左下棒状部23aと、左右方向の中央であって上部に位置する中上棒状部23bと、右下部に位置する右下棒状部23cとを備えており、ベース板部22の外表面において千鳥配列されている。すなわち、各棒状部23a、23b、23cは、三角形の各頂点の位置に配置されている。
各棒状部23a、23b、23cの外周面には雄ネジが形成されており、各棒状部23a、23b、23cにおけるベース板部22の外表面からの突出長さは、転落防止ロープ400の直径よりも長く、隣り合う棒状部同士の間隔は、転落防止ロープ400が挿通可能な大きさとされている。さらに、中上棒状部23bの先端には脱落防止板24がネジ止め固定されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
20 A of rope holding|maintenance parts are provided with the
A male screw is formed on the outer peripheral surface of each rod-
図3に示すように、複数本の支柱200が、パラペット110(施工対象物)に沿って間隔を空けて立設されている。本実施形態において、支柱200は、支柱設置具300によってパラペット110に設置されている。各支柱200には上述したロープ取付具1Aが取り付けられており、転落防止ロープ400は各ロープ取付具1Aのロープ保持部20Aに保持される。
図4に示すように、転落防止ロープ400は、隣り合う棒状部23a、23b、23c同士の間に挿通された状態で保持される。図4の例において、転落防止ロープ400は、左下棒状部23aと中上棒状部23bとの間、及び中上棒状部23bと右下棒状部23cとの間に挿通されている。転落防止ロープ400は、挿通状態において、脱落防止板24によってロープ保持部20Aからの脱落が防止されている。
As shown in FIG. 3, a plurality of
As shown in FIG. 4, the
転落防止ロープ400は、常態において自重による下向きの荷重が作用するため、図4中に点線で示すように、左下棒状部23a、中上棒状部23b、及び右下棒状部23cに食い込む。転落防止ロープ400は、各棒状部23a、23b、23cが食い込むことにより、移動不能に保持される(第1の保持状態)。
一方、転落防止ロープ400は、ロープ保持部20Aよりも左側の部分、及びロープ保持部20Aよりも右側の部分が持ち上げられることにより、各棒状部23a、23b、23cの転落防止ロープ400への食い込みが解かれる。このため、食い込みが解かれた状態では、転落防止ロープ400をロープ保持部20Aに保持させたままで、ロープの長手方向に相対移動させることができる(第2の保持状態)。言い換えれば、第2の保持状態では、ロープ取付具1Aを転落防止ロープ400の長手方向に沿って移動させることができる。
Since the
On the other hand, the
このように、本実施形態のロープ取付具1Aでは、転落防止ロープ400におけるロープ保持部20Aよりも左側の部分、及びロープ保持部20Aよりも右側の部分を持ち上げることにより、転落防止ロープ400をロープ保持部20Aから取り外すことなく、支柱200、及び支柱設置具300を転落防止ロープ400の長手方向に沿って移動させることができる。
そして、転落防止ロープ400を下ろすことにより、転落防止ロープ400は自重によって各棒状部23a、23b、23cに食い込むので、転落防止ロープ400を移動不能な状態でロープ保持部20Aに保持させることができる。
その結果、本実施形態のロープ取付具1Aを用いることにより、従来行われていた転落防止ロープ400を単管クランプから取り外す作業と、取り外した転落防止ロープ400を単管クランプに巻き付ける作業とを省略できるため、支柱200の移設作業を効率化することができる。
As described above, in the
By lowering the
As a result, by using the
<第1実施形態のロープ取付具1A>
以下、第1実施形態のロープ取付具1Aについて説明する。図1、及び図2に示すように、ロープ取付具1Aが備える基部10は、円筒形状の筒本体11と、筒本体11の外周面における背面位置に設けられた雌ネジ12と、雌ネジ12に螺合する雄ネジ部13aを備えた止着ネジ13と、を備えている。
<
The
筒本体11は、内径が支柱200の外径(例えば48.6mm)に整合された鉄製の円筒体である。筒本体11の軸方向の長さは、支柱200に止着でき、且つロープ保持部20Aを設けることができれば特に制限はないが、例えば筒本体11の内径と同等の長さに定めることができる。
止着ネジ13は、雌ネジ12に螺合される雄ネジ部13aと、雄ネジ部13aの基端に設けられた頭部13bとを備えている。雄ネジ部13aの直径は、ロープ取付具1Aを支柱200に止着できれば特に制限はないが、例えば直径が12mm(M12)や8mm(M8)とすることができる。頭部13bは、例えば図に示すように円形の環体を用いることができるが、六角形状であってもよい。
The cylinder
The fixing
以上の構成を有する基部10では、雄ネジ部13aの先端を筒本体11の内周面よりも外側に退避させることにより、筒本体11の内側空所に対して支柱200を挿入したり、挿入された支柱200を筒本体11から抜き取ることができる。また、雄ネジ部13aの先端によって筒本体11の内側空所に挿入された支柱200を強く押圧することにより、ロープ取付具1Aを支柱200に対して止着することができる。
In the
ロープ取付具1Aが備えるロープ保持部20Aは、筒本体11の外表面に固定されるブラケット21Aと、ブラケット21Aに取り付けられたベース板部22と、ベース板部22の外表面から突設された棒状部群23Aと、を備えている。
ブラケット21Aは、筒本体11の左側面に固定(例えば溶接)される左側部21aと、筒本体11の前面に固定される前面部21bと、筒本体11の右側面に固定される右側部21cと、を備えており、例えば、筒本体11の長さと同程度の長さの溝形鋼によって作製される。ブラケット21Aの左側部21a、及び右側部21cは、前面部21bが斜め上方に向いた角度で筒本体11に固定される。
ブラケット21Aの前面部21bにはベース板部22が固定(例えば溶接、接着、又はボルト止め)されている。ベース板部22は横長長方形状の金属板であり、外表面からは各棒状部23a、23b、23cが突設されている。前述したように、各棒状部23a、23b、23cは、ベース板部22の左下部に位置する左下棒状部23aと、左右方向の中央であって上部に位置する中上棒状部23bと、右下部に位置する右下棒状部23cとを備えており、ベース板部22の外表面において千鳥配列されている。
各棒状部23a、23b、23cの外表面からの突出長さは転落防止ロープ400の直径よりも長く、隣り合う棒状部同士の間隔は、転落防止ロープ400が挿通可能な大きさに定められている。
The
The
The
The protruding length from the outer surface of each rod-shaped
中上棒状部23bの先端には、脱落防止板24が固定ネジ25によってネジ止め固定されている。これに伴い、中上棒状部23bの先端面には雌ネジが形成されており、当該雌ネジに固定ネジ25の雄ネジ部が螺合される。
脱落防止板24は長方形状の金属板であり、短辺方向の中間位置には長辺方向に沿って長い挿通孔24aが設けられている。挿通孔24aには固定ネジ25の雄ネジ部が挿通される。固定ネジ25を締め込むと、固定ネジ25の頭部と中上棒状部23bとによって脱落防止板24が挟まれて固定される。脱落防止板24は、ロープ保持部20Aに保持された転落防止ロープ400に当接することにより、当該転落防止ロープ400がロープ保持部20Aから脱落してしまう不都合を防止する。
A
The drop-
図3に示すように、ロープ取付具1Aは、施工現場に設置された支柱200に取り付けられた状態で、転落防止ロープ400を着脱自在に保持する。支柱200は、建物100に対し、支柱設置具300によって移設自在に設置される。
図3の例において、支柱設置具300は、パラペット110(取付対象物)の長手方向に沿って間隔を空けて複数取り付けられている。支柱設置具300は、パラペット110を挟持するための挟持ボルト310を備えている。支柱設置具300は、挟持ボルト310を締め込むことによってパラペット110に取り付けられ、挟持ボルト310を緩めることによってパラペット110から取り外すことができる。
As shown in FIG. 3, the
In the example of FIG. 3 , a plurality of
図4に示すように、転落防止ロープ400は、隣り合う棒状部同士の間に挿通された状態で保持されている。例えば、転落防止ロープ400は、左下棒状部23aと中上棒状部23bとの間、及び中上棒状部23bと右下棒状部23cとの間に挿通されている。
各棒状部23a、23b、23cの間に挿通された転落防止ロープ400は、各棒状部23a、23b、23cが斜め上方に延びていることから、各棒状部23a、23b、23cの根元側(ベース板部22側)に位置付けられる。この構成により、転落防止ロープ400がロープ保持部20Aから抜け難くなる。また、各棒状部23a、23b、23cの外周面に形成された雄ネジによっても転落防止ロープ400がロープ保持部20Aから抜け難くなる。
As shown in FIG. 4, the
Since the rod-shaped
図4に点線で示すように、常態において、支柱200同士の間に架設された転落防止ロープ400には自重による下向きの荷重が加わっている。このため、各棒状部23a、23b、23cは転落防止ロープ400に食い込む。転落防止ロープ400は、各棒状部23a、23b、23cが食い込んでいることから、ロープ保持部20Aにおいてロープの長手方向への移動が不能に保持される(第1の保持状態)。
図4に実線に示すように、転落防止ロープ400におけるロープ取付具1Aよりも左側の部分と右側の部分とを持ち上げることにより、各棒状部23a、23b、23cの転落防止ロープ400への食い込みが解かれる。転落防止ロープ400は、食い込みが解かれることにより、ロープ保持部20Aにおいて移動が可能な状態で保持される(第2の保持状態)。
As indicated by the dotted line in FIG. 4, in a normal state, the
As shown by the solid line in FIG. 4, by lifting the left and right portions of the
<ロープ取付具1Aの使用方法>
次に本実施形態のロープ取付具1Aの使用方法について説明する。図5(a)は支柱設置具300をパラペット110に取り付けた状態を説明する図、図5(b)はロープ取付具1Aを支柱200に取り付けた状態を説明する図、図6はロープ取付具1Aを取り付けた支柱200の設置状態を説明する図、図7はロープ取付具1Aによって転落防止ロープ400を保持した状態を説明する図、図8は支柱200の移設を説明する図である。
<How to use the
Next, how to use the
図3、及び図5(a)に示すように、最初に複数個の支柱設置具300を所定の間隔を空けてパラペット110に取り付ける。本実施形態において、支柱設置具300のパラペット110への取り付けは、支柱設置具300が備える挟持ボルト310を締め込むことによって行う。
また、図5(b)に示すように、ロープ取付具1Aを支柱200に止着する。本実施形態では1本の支柱200に対して2つのロープ取付具1Aを支柱200の軸方向に沿って間隔を空けて止着している。また、ロープ取付具1Aを止着した支柱200に対しては、各ロープ取付具1Aの支柱200先端側(図における上側)への移動を規制するためのストッパボルト210を螺合している。従って、支柱200には、ストッパボルト210を螺合するための雌ネジ孔を設けてある。
As shown in FIGS. 3 and 5(a), first, a plurality of
Moreover, as shown in FIG.5(b), 1 A of rope fixtures are fixed to the support|
次に、図6に示すように、ロープ取付具1Aを止着した支柱200を、パラペット110に取り付けられた支柱設置具300に設置する。
例示した支柱設置具300は、円筒形状の支柱受け部320と、支柱受け部320に螺合されたアイボルト330と、を備えている。このため、支柱200の設置は、支柱受け部320の内側空所に支柱200の下端部を挿入した後、アイボルト330を締め込むことによって行われる。
なお、上述の例では、パラペット110に取り付けられた支柱設置具300に対して支柱200を設置したが、予め支柱200を設置した支柱設置具300をパラペット110に取り付けてもよい。
Next, as shown in FIG. 6, the
The illustrated
In the above example, the
次に、図7に示すように、転落防止ロープ400を各支柱200の各ロープ取付具1Aに保持させ、隣り合う支柱200同士の間に転落防止ロープ400を架け渡す。
転落防止ロープ400のロープ取付具1Aへの保持は、固定ネジ25を緩めて脱落防止板24を揺動可能とした状態で、転落防止ロープ400を左下棒状部23aと中上棒状部23bとの間、及び中上棒状部23bと右下棒状部23cとの間に挿通することによって行う。転落防止ロープ400は、自重によって各棒状部23a、23b、23cに食い込むため、ロープ保持部20Aにおいて移動不能に保持される。
また、転落防止ロープ400を挿通した後に固定ネジ25を締め込み、脱落防止板24によって転落防止ロープ400のロープ保持部20Aからの脱落を防止する。
Next, as shown in FIG. 7, the
To hold the
After the
これにより、図3で説明したように、転落防止ロープ400がパラペット110に沿って架設され、作業者の転落が防止される。そして、図3の状態で塗装やコーティング等の施工が実施される。
1度目の施工ではパラペット110における支柱設置具300の取り付け位置に対する施工が行えないため、1度目の施工を実施した後、支柱200、及び支柱設置具300を転落防止ロープ400に沿って移設する。
As a result, as described with reference to FIG. 3, the
Since the installation position of the
支柱200、及び支柱設置具300の移設は、転落防止ロープ400をロープ保持部20Aに保持させたまま行う。例えば、支柱設置具300の挟持ボルト310を緩めて、支柱200、及び支柱設置具300を移動可能な状態にする。そして、転落防止ロープ400におけるロープ保持部20Aの左右両側に位置する部分を持ち上げて、ロープ保持部20Aを転落防止ロープ400の長手方向に移動可能な状態(図4において実線で示す状態)にする。
その後、図8に示すように、支柱200、及び支柱設置具300を転落防止ロープ400に沿って移動させ、移動先で挟持ボルト310を締め込むことにより、支柱設置具300をパラペット110に取り付ける。
支柱200、及び支柱設置具300の移設が完了したならば、以前の施工時に支柱設置具300が取り付けられていた場所に対して、塗装やコーティング等の施工を実施する。
このように、本実施形態のロープ取付具1Aを使用することにより、転落防止ロープ400をロープ保持部20Aに保持させたまま支柱200、及び支柱設置具300を移設できるため、従来行われていた移設前の支柱の単管クランプから転落防止ロープを取り外す作業と、移設先の支柱の単管クランプに転落防止ロープを巻き付ける作業とを省略することができ、移設作業の効率化が図れる。
The
After that, as shown in FIG. 8, the
After the
Thus, by using the
<第1実施形態の変形例のロープ取付具1B、1C>
上述した第1実施形態のロープ取付具1Aは、支柱200への取り付け状態において、各棒状部23a、23b、23cが斜め上方に傾斜していたが、この構成に限定されない。以下、第1実施形態の変形例のロープ取付具1B、1Cについて説明する。
図9は第1変形例のロープ取付具1Bを説明する図、図10は第2変形例のロープ取付具1Cを説明する図である。なお、以下の説明において、第1実施形態のロープ取付具1Aと同じ部分については同じ符号を付して説明は省略する。
<
Although the rod-shaped
FIG. 9 is a diagram for explaining a
図9に示す第1変形例のロープ取付具1Bは、[1]ロープ保持部20Bが備えるブラケット21Bが左側部21aと前面部21bとを備えるL字型アングルによって作製されており、基部10(筒本体11)の左側面と前面とに固定(例えば溶接)されている点と、[2]棒状部群23Bの各棒状部23a、23b、23cは、ロープ取付具1Bが支柱200に取り付けられた状態において、ベース板部22の外表面から側方(支柱200の軸方向と略直交する方向)に向かって突設されている点とが上述のロープ取付具1Aと相違している。
[1] A
第1変形例のロープ取付具1Bにおいても、転落防止ロープ400を左下棒状部23aと中上棒状部23bとの間、及び中上棒状部23bと右下棒状部23cとの間に挿通することで、当該転落防止ロープ400が保持される。そして、転落防止ロープ400におけるロープ保持部20Aの左右両側に位置する部分を持ち上げることにより、ロープ取付具1Aを転落防止ロープ400の長手方向に移動させることができる。
従って、第1変形例のロープ取付具1Bでも、支柱200、及び支柱設置具300の移設作業を効率化することができる。
Also in the
Therefore, even with the
図10に示す第2変形例のロープ取付具1Cは、[1]ロープ保持部20Cが備えるブラケット21C、及びベース板部22CがL字型アングルによって作製されている点と、[2]ベース板部22Cがブラケット21Cに接合された背板部22a、及び背板部22aの下端から前方に延出された底板部22bを備えている点と、[3]棒状部群23Cが底板部22bの上面から上方に向かって突設されている点が第1実施形態のロープ取付具1Aと相違している。
さらに、第2変形例のロープ取付具1Cにおいて、棒状部群23Cは、底板部22bの左前部から上方に向かって突出された左前棒状部23dと、底板部22bの中後部から上方に向かって突出された中後棒状部23eと、底板部22bの右前部から上方に向かって突出された右前棒状部23fと、を備えている。なお、各棒状部23d、23e、23fの外周面には雄ネジが形成されている。
The
Furthermore, in the
そして、転落防止ロープ400を左前棒状部23dと中後棒状部23eとの間、及び中後棒状部23eと右前棒状部23fとの間に挿通することで、当該転落防止ロープ400をロープ保持部20Cに保持できる。また、転落防止ロープ400におけるロープ保持部20Cの左右両側に位置する部分を持ち上げて前後方向の位置を調整することにより、ロープ取付具1Cを転落防止ロープ400の長手方向に移動させることができる。
従って、第2変形例のロープ取付具1Cでも、支柱200、及び支柱設置具300の移設作業を効率化することができる。
なお、第2変形例のロープ取付具1Cにおいて、底板部22bは背板部22aの下端から前方に延出されているがこの構成に限定されない。底板部22bは背板部22aの下端よりも少し上方(すなわち、背板部22aの下部)から前方に延出されていてもよい。
By inserting the
Therefore, even with the
In addition, in the
<第2実施形態のロープ取付具1D>
次に、第2実施形態のロープ取付具1Dについて説明する。図11は第2実施形態のロープ取付具1Dを説明する図、図12はロープ取付具1Dによって転落防止ロープ400を保持させた状態を説明する部分拡大斜視図、図13(a)は転落防止ロープ400を移動不能に保持させた状態を説明する図、図13(b)は転落防止ロープ400を移動可能に保持させた状態を説明する図である。
なお、第2実施形態のロープ取付具1Dの説明において、第1実施形態のロープ取付具1Aと同じ部分については同じ符号を付して説明は省略する。
<
Next, the
In the description of the
図11に示すように、第2実施形態のロープ取付具1Dは、ブラケット21D、転落防止ロープ400を保持する保持空間HSを形成する保持空間形成部材26D、保持空間HS内の転落防止ロープ400の位置決めをする位置決めガイド27、及び保持空間HS内の転落防止ロープ400を移動不能に固定可能なロープ固定ネジ28Dを備えている。
ブラケット21Dは、前面部21bと右側部21cとを備えるL字型アングルによって作製されており、基部10(筒本体11)の右側面と前面に固定(例えば溶接)されている。
As shown in FIG. 11, the
The
保持空間形成部材26Dは、ブラケット21Dの前面部21bに固定され、且つ基部10の外周面側に配置されたベース板部26aと、ベース板部26aの下部から前方に延出された底板部26bと、底板部26bの前端から上方に延出され、且つロープ固定ネジ28Dの雄ネジ部28aが挿通される通孔HLが形成された前板部26cと、ベース板部26aの上端から前方に延出され、保持空間HS内の転落防止ロープ400が容易に脱落しないように規制する小片26dと、ロープ固定ネジ28Dの雄ネジ部28aが螺合する雌ネジSHを有し、且つ前板部26cの前面に固定(例えば溶接、又は接着)されるナット部26eと、を備えている。
ナット部26eは、雌ネジSHが通孔HLと整合する位置に固定されている。このため、ロープ固定ネジ28Dを締め込み方向に回転させることにより、雄ネジ部28aの先端側の部分を保持空間HS内に突出させることができる。一方、ロープ固定ネジ28Dを緩める方向に回転させることにより、雄ネジ部28aを保持空間HSから退避させることができる。なお、ナット部26eは、前板部26cの前面に固定されていたが、この構成に限定されない。例えば、前板部26cを肉厚に構成し、通孔HLに替えて雌ネジSHを設けてもよい。要するに、前板部26cに雌ネジSHが設けられていればよい。
The holding
The
位置決めガイド27は湾曲した帯形状の金属板によって作製されており、前板部26cの背面、言い換えれば前板部26cにおける保持空間HS側の表面に固定(例えば溶接、又は接着)されている。本実施形態において、位置決めガイド27は、左側に位置する左側位置決めガイド27aと、右側に位置する右側位置決めガイド27bとを備えている。
ロープ固定ネジ28Dは、雄ネジ部28aと、雄ネジ部28aの基端に設けられた頭部28bと、雄ネジ部28aにおける頭部側に螺合している規制ナット28cとを備えている。雄ネジ部28aは、先端が保持空間HS内に突出可能な長さとされている。頭部28bは、円形の環体を用いることができるが、六角形状であってもよい。規制ナット28cは、雄ネジ部28aの保持空間HS内への突出長さが長くなりすぎないように規制する。
The
The
図12、及び図13(a)に示すように、第2実施形態のロープ取付具1Dでは、保持空間HSに転落防止ロープ400を保持させてロープ固定ネジ28Dを締め込むことにより、ロープ固定ネジ28Dの雄ネジ部28aによって転落防止ロープ400を保持空間HSに移動不能な状態で保持できる。このとき、転落防止ロープ400は、保持空間HS内において位置決めガイド27によって位置決めされる。
一方、図13(b)に示すように、ロープ固定ネジ28Dの雄ネジ部28aを緩めることにより、転落防止ロープ400を保持空間HS内に保持したまま、ロープ取付具1Dを転落防止ロープ400の長手方向に移動させることができる。このとき、位置決めガイド27は、転落防止ロープ400の長手方向の移動を許容しつつ、転落防止ロープ400の位置決めをする。従って、第2実施形態のロープ取付具1Dでも、支柱200、及び支柱設置具300の移設作業を効率化することができる。
As shown in FIGS. 12 and 13(a), in the
On the other hand, as shown in FIG. 13(b), by loosening the male threaded
<第2実施形態の第1変形例のロープ取付具1E>
第2実施形態のロープ取付具1Dは、前板部26cの背面に保持空間HS内の転落防止ロープ400の位置決めをする位置決めガイド27(27a、27b)を備えていたが、この構成に限定されない。
以下、第2実施形態の第1変形例のロープ取付具1Eについて説明する。図14(a)、(b)は第1変形例のロープ取付具1Eの斜視図及び左側面図、図15はロープ取付具1Eによって転落防止ロープ400を保持させた状態を説明する部分拡大斜視図、図16(a)は転落防止ロープ400を移動不能に保持させた状態を説明する図、図16(b)は転落防止ロープ400を移動可能に保持させた状態を説明する図である。
なお、第1変形例のロープ取付具1Eは第2実施形態のロープ取付具1Dと比較して、保持部20Eの構成が相違している。このため、以下の説明において、第2実施形態のロープ取付具1Dと同じ部分については同じ符号を付して説明は省略する。
<
Although the
A
It should be noted that the
図14に示すように、保持部20Eは、ブラケット21Eと、保持空間形成部材26Eと、ロープ固定ネジ28Eと、を備えている。
ブラケット21Eは、前面部21bと右側部21cとを備えるL字型アングルによって作製されており、基部10(筒本体11)の前面と右側面とに固定(例えば溶接)されている。
保持空間形成部材26Eは、ベース板部26aの上端、及び前板部26cの上端のそれぞれに、保持空間HSに向けて斜め下方に屈曲させた屈曲片26f、26gを設けた点が第2実施形態の保持空間形成部材26Dと相違している。
また、ロープ固定ネジ28Eの雄ネジ部28aの先端に、転落防止ロープ400を押さえつけて固定するための押さえ部材28dを取り付けている点も、第2実施形態のロープ固定ネジ28Dと相違している。本実施形態において、押さえ部材28dはフランジナットを用いている。
As shown in FIG. 14, the holding
The
The second embodiment of the holding
In addition, it is different from the
図15、及び図16(a)に示すように、第1変形例のロープ取付具1Eでは、保持空間HSに転落防止ロープ400を保持させてロープ固定ネジ28Eを締め込むことにより、押さえ部材28dとベース板部26aとによって転落防止ロープ400を挟持し、転落防止ロープ400を保持空間HSに移動不能な状態で保持する。
一方、図16(b)に示すように、ロープ固定ネジ28Eの雄ネジ部28aを緩めることにより、転落防止ロープ400を保持空間HS内に保持したまま、ロープ取付具1Eを転落防止ロープ400の長手方向に移動させることができる。その際、ベース板部26aの上端、及び前板部26cの上端のそれぞれに設けた屈曲片26f、26gにより、保持空間HSの上部の開口幅が狭められるので、転落防止ロープ400の保持空間HSからの脱落が抑制される。従って、第1変形例のロープ取付具1Eでも、支柱200、及び支柱設置具300の移設作業を効率化することができる。
As shown in FIGS. 15 and 16(a), in the
On the other hand, as shown in FIG. 16(b), by loosening the male threaded
<第2実施形態の第2変形例のロープ取付具1F>
第2実施形態のロープ取付具1Dは、前板部26cの背面に保持空間HS内の転落防止ロープ400の位置決めをする位置決めガイド27(27a、27b)を備えていた。また、第2実施形態の第1変形例のロープ取付具1Eは、フランジナットによって構成された押さえ部材28dを備えていた。しかしながら、ロープ取付具はこれらの構成に限定されるものではない。
以下、第2実施形態の第2変形例のロープ取付具1Fについて説明する。図17(a)、(b)は第2変形例のロープ取付具1Fの斜視図及び左側面図、図18はロープ取付具1Fによって転落防止ロープ400を保持させた状態を説明する部分拡大斜視図、図19(a)は転落防止ロープ400を移動不能に保持させた状態を説明する図、図19(b)は転落防止ロープ400を移動可能に保持させた状態を説明する図である。
なお、第2変形例のロープ取付具1Fは第1変形例のロープ取付具1Eと比較して、保持部20Fの構成が相違している。このため、以下の説明において、第1変形例のロープ取付具1Eと同じ部分については同じ符号を付して説明は省略する。
<
The
The
It should be noted that the
図17に示すように、保持部20Fは、ブラケット21Fと、保持空間形成部材26Fと、ロープ固定ネジ28Fと、を備えている。
ブラケット21Fは左側部21aと前面部21bとを備えるL字型アングルによって作製されており、基部10(筒本体11)の左側面と前面とに固定(例えば溶接)されている。
保持空間形成部材26Fの屈曲片26f、26gの先端部下面26h、26iには、複数の微小凹溝を左右方向に沿って間隔を空けて形成している。下面26hに設けた微小凹溝は、転落防止ロープ400を移動不能に保持したときに、転落防止ロープ400の表面に食い込んで転落防止ロープ400の長手方向への移動を規制する。
As shown in FIG. 17, the holding
The
A plurality of fine grooves are formed at intervals along the left-right direction on the
ロープ固定ネジ28Fの雄ネジ部28aの先端面には、転落防止ロープ400の位置決めをする位置決めガイド28eを取り付けている。位置決めガイド28eは、例えば円筒を軸方向に沿って2分割した半円筒形状の金属板によって構成されている。
位置決めガイド28eは、雄ネジ部28aの先端面から軸方向に沿って突出した回転軸28fに対して回転自在に取り付けられている。このため、雄ネジ部28aが軸中心に回転したとしても、位置決めガイド28eは回転されない。
A
The
図18、及び図19(a)に示すように、第2変形例のロープ取付具1Fでは、保持空間HSに転落防止ロープ400を保持させた状態でロープ固定ネジ28Fを締め込むと雄ネジ部28aが突出する。雄ネジ部28aの突出により、位置決めガイド28eとベース板部26aが転落防止ロープ400を挟持する。また、屈曲片26fの先端部下面26hに設けた複数の微小凹溝が転落防止ロープ400の表面に食い込んで転落防止ロープ400の長手方向への移動を規制する。これにより、転落防止ロープ400は保持空間HSに移動不能な状態で保持される。
一方、図19(b)に示すように、ロープ固定ネジ28Fを緩めて雄ネジ部28aを退避させることにより、転落防止ロープ400を保持空間HS内に保持したまま、ロープ取付具1Fを転落防止ロープ400の長手方向に移動させることができる。
従って、第2変形例のロープ取付具1Fでも、支柱200、及び支柱設置具300の移設作業を効率化することができる。
As shown in FIGS. 18 and 19(a), in the
On the other hand, as shown in FIG. 19(b), by loosening the
Therefore, even with the
<その他の変形例について>
前述の各実施形態において、棒状部群23A、23B、23Cを備えたロープ保持部20A、20B、20C、転落防止ロープ400の保持空間HSを形成する保持空間形成部材26D、26E、26Fを備えたロープ保持部20D、20E、20Fを例示したが、ロープ保持部はこれらの構成に限定されない。
すなわち、ロープ保持部は、転落防止ロープ400を移動不能に保持する第1の保持状態と、転落防止ロープ400をロープの長手方向に移動可能に保持する第2の保持状態と、を選択できる構成を備えていればよい。
<About other modifications>
In each of the above-described embodiments, the
That is, the rope holding section can select between a first holding state in which the
第1実施形態のロープ保持部20Aは3本の棒状部23a、23b、23cを備えていたが、4本以上の棒状部を備えてもよい。また、第1実施形態のロープ保持部20Aにおいて、脱落防止板24は中上棒状部23bの先端に設けられていたが、他の棒状部23(左下棒状部23a、右下棒状部23c)の先端に設けてもよい。また、脱落防止板24は省略することもできる。
Although 20 A of rope holding|maintenance parts of 1st Embodiment were provided with three rod-shaped
第2実施形態のロープ保持部20D、変形例のロープ保持部20Eにおいて、底板部26bは保持空間形成部材26D、26Eの下端に設けられていたが、底板部26bは当該下端よりも少し上方(すなわち、保持空間形成部材26D、26Eの下部)に設けられていてもよい。
In the
前述の各実施形態において、ベース板部22、22Cはブラケット21A、21B、21Cを介して筒本体11に固定され、保持空間形成部材26D、26E、26Fはブラケット21D、21E、21Fを介して筒本体11に固定されていたが、この構成に限定されない。
例えば、ベース板部22、22Cを溶接等によって筒本体11に直接固定してもよい。同様に、保持空間形成部材26D、26E、26Fを溶接等によって筒本体11に直接固定してもよい。
In each of the above-described embodiments, the
For example, the
前述の各実施形態において、支柱200は円筒形状のものを例示したが、角筒形状のものであってもよい。支柱200が角筒形状である場合には、基部10が備える筒本体11を支柱200が挿通可能な角筒形状のものによって構成すればよい。また、基部10は、支柱200に対して着脱自在に取付けることができれば、筒本体11に替えて他の構成(例えばC型クランプ)を採ってもよい。
In each of the above-described embodiments, the
前述の各実施形態において、施工対象物としてパラペット110を例示したが、施工対象物がパラペット110に限定されない。施工対象物は、塗装やコーティング等が施工され、且つ支柱200や支柱設置具300によって1回で施工を終えることが困難な箇所であればよい。
Although the
〔本考案の実施態様例と作用、効果のまとめ〕
〈第一の実施態様〉
本態様は、パラペット110(施工対象物)に立設された支柱200に転落防止ロープを400取付けるロープ取付具1A乃至1Fであって、支柱200に対して着脱自在に取付けられる基部10と、基部10に設けられ、転落防止ロープ400を着脱自在に保持するロープ保持部20A乃至20Fと、を備え、ロープ保持部20A乃至20Fは、転落防止ロープ400を移動不能に保持する第1の保持状態(図4に点線で示す状態、図13(a)の状態、図16(a)の状態、図19(a)の状態)と、転落防止ロープ400をロープの長手方向に移動可能に保持する第2の保持状態(図4に実線で示す状態、図13(b)の状態、図16(b)の状態、図19(b)の状態)と、を選択できる構成を備えていることを特徴とする。
本態様に係るロープ取付具1A乃至1Fによれば、ロープ保持部20A乃至20Fが、転落防止ロープ400を移動不能に保持する第1の保持状態と、転落防止ロープ400をロープの長手方向に移動可能に保持する第2の保持状態と、を選択できる構成を備えているため、支柱200の移設作業時に第2の保持状態を選択することにより、ロープ保持部20A乃至20Fに転落防止ロープ400を保持させた状態で支柱200を転落防止ロープ400の長手方向に移動させることができ、支柱200の移設作業を効率化できる。
[Summary of embodiment examples and actions and effects of the present invention]
<First embodiment>
This embodiment is a
According to the
〈第二の実施態様〉
本態様に係るロープ取付具1A乃至1Cにおいて、ロープ保持部20A乃至20Cは、基部10に固定されたベース板部22、22Cと、ベース板部22、22Cから少なくとも3本突設された棒状部(23a、23b、23cの組、23d、23e、23fの組)と、を備え、棒状部は、ベース板部22、22Cの表面において千鳥配列されており、棒状部の突出長さは、転落防止ロープ400の直径よりも長く、隣り合う棒状部同士の間隔は、転落防止ロープ400が挿通可能な大きさであることを特徴とする。
本態様に係るロープ取付具1A乃至1Cによれば、ロープ保持部20A乃至20Cは、千鳥配列された少なくとも3本の棒状部(23a、23b、23cの組、23d、23e、23fの組)を備えており、隣り合う棒状部同士の間に挿通された転落防止ロープ400は、自重によって各棒状部に食い込んで保持される。
このように、転落防止ロープ400の自重によって転落防止ロープ400をロープ保持部20A乃至20Cに保持できるため、ロープ保持部20A乃至20Cの構成を簡素化できる。
<Second embodiment>
In the
According to the
In this manner, the
〈第三の実施態様〉
本態様に係るロープ取付具1A乃至1Cにおいて、棒状部23b、23eの先端面には、脱落防止板24(板状の脱落防止部材)が固定ネジ25によってネジ止め固定されており、脱落防止板24は、ネジ止め固定された状態において、ロープ保持部20A乃至20Cに保持された転落防止ロープ400の脱落を防止することを特徴とする。
本態様に係るロープ取付具1A乃至1Cによれば、転落防止ロープ400のロープ保持部20A乃至20Cからの脱落を防止することができる。
<Third embodiment>
In the
According to the
〈第四の実施態様〉
本態様に係るロープ取付具1Aにおいて、各棒状部23a、23b、23cは、基部10が支柱200に取り付けられた状態において、斜め上方に傾斜した状態で配置されることを特徴とする。
本態様に係るロープ取付具1Aによれば、各棒状部23a、23b、23cの傾斜によって保持状態の転落防止ロープ400のロープ保持部20Aからの脱落を防止することができる。
<Fourth embodiment>
In the
According to the
〈第五の実施態様〉
本態様に係るロープ取付具1Cにおいて、基部10(筒本体11)に固定された背板部22aと、背板部22aの下部から前方に延出された底板部22bとを備え、各棒状部23d、23e、23fは、基部10が支柱200に取り付けられた状態において、底板部底板部22bの上面から上方に向かって突設されることを特徴とする。
本態様に係るロープ取付具1Cによれば、各棒状部23d、23e、23fが上方に向かって突設されているので保持状態の転落防止ロープ400のロープ保持部20Cからの脱落を防止することができる。
<Fifth embodiment>
In the
According to the
〈第六の実施態様〉
本態様に係るロープ取付具1D、1E、1Fにおいて、ロープ保持部20D、20E、20Fは、基部10(筒本体11)に固定されたベース板部26aと、ベース板部26aの下部から前方に延出された底板部26bと、底板部26bの前端から上方に延出され、ロープ固定ネジ28D、28E、28Fの雄ネジ部28aが螺合される雌ネジを設けた前板部26cと、を備え、ベース板部26a、底板部26b、及び前板部26cは、転落防止ロープ400を保持する保持空間HSを形成し、ロープ固定ネジ28D、28Eは、雄ネジ部28aの保持空間HS内の突出長さを調整自在であることを特徴とする。
本態様に係るロープ取付具1D、1Eによれば、雄ネジ部28aの保持空間HS内の突出長さを調整することにより、転落防止ロープ400を移動不能に保持する第1の保持状態と、転落防止ロープ400をロープの長手方向に移動可能に保持する第2の保持状態と、を容易に選択できる。
<Sixth Embodiment>
In the
According to the
〈第七の実施態様〉
本態様に係るロープ取付具1D、1Fにおいて、ロープ保持部20Dは、保持空間HS内の転落防止ロープ400の位置決めをする位置決めガイド27(27a、27b)、28eを備えていることを特徴とする。
本態様に係るロープ取付具1Dによれば、位置決めガイド27、28eによって保持空間HS内の転落防止ロープ400の位置決めをすることができる。
<Seventh embodiment>
In the
According to the
〈第八の実施態様〉
本態様に係るロープ取付具1Dにおいて、位置決めガイド27(27a、27b)は、前板部26cにおける保持空間HS側の表面に固定されていることを特徴とする。
本態様に係るロープ取付具1Dによれば、位置決めガイド27によって保持空間HS内の転落防止ロープ400の位置決めをすることができる。
<Eighth Embodiment>
The
According to the
〈第九の実施態様〉
本態様に係るロープ取付具1Fにおいて、位置決めガイド28eは、雄ネジ部28aの先端に取り付けられ、且つ雄ネジ部28aの保持空間HS内における突出長さに応じて位置を移動させることを特徴とする。
本態様に係るロープ取付具1Fによれば、位置決めガイド28eによって保持空間HS内の転落防止ロープ400の位置決めをすることができ、且つ雄ネジ部28aの保持空間HS内における突出長さに応じて位置決めガイド28eと転落防止ロープ400との間の隙間の大きさを調整できる。
<Ninth Embodiment>
In the
According to the
〈第十の実施態様〉
本態様に係るロープ取付具1E、1Fは、ベース板部26aの上端、及び前板部26cの上端のそれぞれに、保持空間HSに向けて斜め下方に屈曲させた屈曲片26f、26gを設けたことを特徴とする。
本態様に係るロープ取付具1E、1Fによれば、屈曲片26f、26gによって保持空間HS内の転落防止ロープ400の脱落を抑制できる。
<Tenth embodiment>
The
According to the
1A…第1実施形態のロープ取付具、1B…第1実施形態の第1変形例のロープ取付具、1C…第1実施形態の第2変形例のロープ取付具、1D…第2実施形態のロープ取付具、1E…第2実施形態の第1変形例のロープ取付具、1F…第2実施形態の第2変形例のロープ取付具、10…基部、11…筒本体、12…雌ネジ、13…止着ネジ、13a…雄ネジ部、13b…頭部、20A、20B、20C、20D、20E、20F…ロープ保持部、21A、21B、21C、21D、21E、21F…ブラケット、21a…左側部、21b…前面部、21c…右側部、22、22C…ベース板部、22a…背板部、22b…底板部、23A、23B…棒状部群、23a…左下棒状部、23b…中上棒状部、23c…右下棒状部、23C…棒状部群、23d…左前棒状部、23e…中後棒状部、23f…右前棒状部、24…脱落防止板、24a…挿通孔、25…固定ネジ、26D、26E、26F…保持空間形成部材、26a…ベース板部、26b…底板部、26c…前板部、26d…小片、26e…ナット部、27…位置決めガイド、27a…左側位置決めガイド、27b…右側位置決めガイド、28D、28E、28F…ロープ固定ネジ、28a…雄ネジ部、28b…頭部、28c…規制ナット、100…建物、110…パラペット、200…支柱、210…ストッパボルト、300…支柱設置具、310…挟持ボルト、320…支柱受け部、330…アイボルト、400…転落防止ロープ、SH…雌ネジ
1A ... Rope fixture of the first embodiment, 1B ... Rope fixture of the first modification of the first embodiment, 1C ... Rope fixture of the second modification of the first embodiment, 1D ... Rope fixture of the second
Claims (10)
前記支柱に対して着脱自在に取付けられる基部と、
前記基部に設けられ、前記転落防止ロープを着脱自在に保持するロープ保持部と、を備え、
前記ロープ保持部は、前記転落防止ロープを移動不能に保持する第1の保持状態と、前記転落防止ロープをロープの長手方向に移動可能に保持する第2の保持状態と、を選択できる構成を備えていることを特徴とするロープ取付具。 A rope attachment for attaching a fall prevention rope to a post erected on a construction target,
a base detachably attached to the support;
a rope holding part that is provided on the base and detachably holds the fall prevention rope,
The rope holding part is configured to select a first holding state in which the fall prevention rope is immovably held and a second holding state in which the fall prevention rope is held movably in the longitudinal direction of the rope. A rope attachment, comprising:
前記基部に固定されたベース板部と、
前記ベース板部から少なくとも3本突設された棒状部と、を備え、
前記棒状部は、前記ベース板部の表面において千鳥配列されており、
前記棒状部の突出長さは、前記転落防止ロープの直径よりも長く、
隣り合う前記棒状部同士の間隔は、前記転落防止ロープが挿通可能な大きさであることを特徴とする請求項1に記載のロープ取付具。 The rope holding part is
a base plate portion fixed to the base;
At least three bar-shaped portions projecting from the base plate portion,
The bar-shaped portions are arranged in a staggered manner on the surface of the base plate portion,
the projection length of the rod-shaped portion is longer than the diameter of the fall prevention rope,
2. The rope attachment according to claim 1, wherein the distance between the adjacent rod-like portions is large enough to allow the fall prevention rope to pass through.
前記脱落防止部材は、ネジ止め固定された状態において、前記ロープ保持部に保持された前記転落防止ロープの脱落を防止することを特徴とする請求項2に記載のロープ取付具。 A plate-shaped drop-off prevention member is screwed and fixed to the tip surface of the rod-shaped portion with a fixing screw,
3. The rope fixture according to claim 2, wherein the drop-off prevention member prevents drop-off of the fall-off prevention rope held by the rope holding portion in a screwed and fixed state.
前記棒状部は、前記基部が前記支柱に取り付けられた状態において、前記底板部の上面から上方に向かって突設されることを特徴とする請求項2又は3に記載に記載のロープ取付具。 The base plate portion includes a back plate portion fixed to the base portion and a bottom plate portion extending forward from a lower portion of the back plate portion,
4. The rope attachment according to claim 2, wherein the bar-like portion projects upward from the upper surface of the bottom plate portion in a state where the base portion is attached to the post.
前記基部に固定されたベース板部と、
前記ベース板部の下部から前方に延出された底板部と、
前記底板部の前端から上方に延出され、固定ネジの雄ネジ部が螺合される雌ネジを設けた前板部と、を備え、
前記ベース板部、前記底板部、及び前記前板部は、前記転落防止ロープを保持する保持空間を形成し、
前記固定ネジは、前記雄ネジ部の前記保持空間内の突出長さを調整自在であることを特徴とする請求項1に記載のロープ取付具。 The rope holding part is
a base plate portion fixed to the base;
a bottom plate portion extending forward from a lower portion of the base plate portion;
a front plate portion extending upward from the front end of the bottom plate portion and provided with a female screw into which the male screw portion of the fixing screw is screwed;
The base plate portion, the bottom plate portion, and the front plate portion form a holding space for holding the fall prevention rope,
2. The rope attachment according to claim 1, wherein the fixing screw is capable of adjusting the length of protrusion of the male screw portion in the holding space.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002345U JP3239078U (en) | 2022-07-15 | 2022-07-15 | rope fixture |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002345U JP3239078U (en) | 2022-07-15 | 2022-07-15 | rope fixture |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3239078U true JP3239078U (en) | 2022-09-12 |
Family
ID=83229154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022002345U Active JP3239078U (en) | 2022-07-15 | 2022-07-15 | rope fixture |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3239078U (en) |
-
2022
- 2022-07-15 JP JP2022002345U patent/JP3239078U/en active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20090188751A1 (en) | Fall protection device | |
KR20140035100A (en) | Beam clamp | |
US20070284559A1 (en) | Conduit attachment system for a cable puller | |
US8166624B2 (en) | Linearly extendible impact anchor driving pole and anchor system | |
CN113047591B (en) | Pull-up type overhanging scaffold | |
JP3239078U (en) | rope fixture | |
CN204843334U (en) | Formula welding equipment sways | |
US8991413B2 (en) | Canopy tensioning apparatus | |
JP2009228209A (en) | Main rope extension support for folded-plate roof and main rope extension apparatus for folded-plate roof using this | |
JP2555799Y2 (en) | Horizontal net stretching equipment | |
KR100757274B1 (en) | Scaffolding of steel wire type having multi-function | |
DK201600128U1 (en) | Use of a safety net by mounting it in a wind turbine tower, and a wind turbine comprising a safety net | |
KR200466401Y1 (en) | Supporting wire with length adjustable | |
JP2007104791A (en) | Tightening tool and method for tightening member | |
JP3183550U (en) | Scaffolding fixture | |
CN219950039U (en) | Simple and easy adjustable cable unreeling device | |
JP4944854B2 (en) | Rod fixing device and method of using the rod fixing device | |
KR102393106B1 (en) | Supporting device for ground connection tool | |
DE19739268C2 (en) | Assembly and maintenance stands for all types of bicycles | |
JPS631528Y2 (en) | ||
CN215803345U (en) | Paying-off tool | |
CN115288335B (en) | Prestress single-layer bidirectional cable mesh mounting structure | |
JP3062887B1 (en) | Tightening fixture | |
JPH0438041Y2 (en) | ||
JPH0583015U (en) | Terminal fixing structure for rockfall prevention fence |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3239078 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |