JP3238505U - 多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋 - Google Patents

Abstract

【課題】衣類洗浄補助用品に関し、衣類と機能性作用を有する固体物質とを分けて仕切って入れることができ、衣類の洗浄を行う時、機能性作用を有する固体粒子の衣類に対する機能作用の効果を高めることが可能な多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋を提供する。【解決手段】多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋は、洗濯待ちの衣類の収容に用いられる本体袋１と、機能性作用を有する固体物質の収容に用いられる補助袋２とを含み、上記本体袋と補助袋は、共に給水が高速で対流可能なメッシュ生地によって作られた袋体であり、上記補助袋は上記本体袋の内部に設置されている。上記補助袋は、上記補助袋の外表面を形成する外メッシュ層、上記補助袋の内表面を形成する内メッシュ層、及び上記外メッシュ層と内メッシュ層との間に位置する中間層を含み、上記外メッシュ層の網目は上記内メッシュ層の網目より大きい。【選択図】図１

Description

本考案は、衣類洗浄補助用品技術分野に関し、具体的には、多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋に関する。

人々の日常生活の衛生に関する要求が高くなるにつれ、衣類の日常的な消毒、殺菌の作用を意識する人がだんだんと増えてきている。衣類の消毒殺菌について、従来の方法は主に、天日干しをする、煮沸する、洗濯時に殺菌効果を有する洗剤を使用する、又は洗濯後に消毒殺菌機能を持つ衣類乾燥機を使用することにより実現するものである。しかし、これらの方法はいつでも実現可能というわけではない。例えば、梅雨の時季に長期間にわたって十分な天日干しを実現できなかったり、物干し用のベランダがなかったりする場合、天日干しするには不便である。煮沸の方法も不便であり、専門の器具を準備しなければならず、往々にして少数の下着の消毒処理に用いることができるのみであり、大多数の日常の衣類の取扱いについて、この種の方法を採用するのは決して現実的ではない。乾燥機も、どの家にでも必ず装備されている電気機器というわけではなく、住民の経済的条件についても一定の要件がある。

また洗濯時に殺菌効果を有する洗剤を使用する場合、現在は変形しやすい衣類（例えば、下着、セーター、ニットシャツ等）をしばしば洗濯ネットに入れて洗濯するため、これらの洗濯ネット内に入れた衣類が殺菌効果を有する洗剤と十分に接触できないという状況をもたらし、その結果これらの洗濯ネット内の衣類は優れた殺菌効果を得られなくなってしまう。

従来の洗濯ネットは、主に衣類を傷めないように設計されており、通常は給水が高速で通過可能な網目を有する生地で作られた袋体構造が採用されている。

本考案の目的は、従来技術において足りない部分を克服するために、従来の洗濯ネットの構造に改良を加え、衣類と機能性作用を有する固体物質とを分けて仕切って入れることができ、衣類の洗浄を行う時、機能性作用を有する固体粒子の衣類に対する機能作用の効果を高めることが可能な多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋を提供することである。

本考案の目的は、下記の通り実現する。

多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋は、洗濯待ちの衣類の収容に用いられる本体袋と、機能性作用を有する固体物質の収容に用いられる補助袋とを含み、上記本体袋と補助袋は、共に給水が高速で対流可能なメッシュ生地によって作られた袋体であり、上記補助袋は上記本体袋の内部に設置されている。その中で、上記補助袋は、上記補助袋の外表面を形成する外メッシュ層、上記補助袋の内表面を形成する内メッシュ層、及び上記外メッシュ層と内メッシュ層との間に位置する中間層を含み、上記外メッシュ層の網目は上記内メッシュ層の網目より大きい。

本考案で示す多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋は、衣類本体袋内部に設置する補助袋を追加することで、機能性作用を有する固体物質を本体袋内部の補助袋の中に入れられるようにしており、また補助袋の外メッシュ層の網目は内メッシュ層の網目より大きいため、水が正面の大きな網目から洗濯ネットに流入し、反対側の面の小さな網目の水流制限を受けることで、水が袋の中に入った後、水流が緩くなって滞留するようになり、水が袋の中で滞留している時に機能性作用を有する固体物質に十分に作用した後、機能性作用を有する液体を形成して補助袋から流出し、本体袋の中に入ることにより、機能性作用を有する物質に効果を十分に発揮させることができ、これによって衣類に対する機能作用の効果を高められる。

その中で、上記補助袋は、例えば本体袋の内壁上に直接縫製されている等、上記本体袋の内壁上に着脱不能に連結されていてもよい。さらに、上記補助袋上には開閉可能な開口部が設けられており、補助袋内の機能性作用を有する固体物質は、上記開口部を通じて交換可能である。

その中で、上記補助袋は、ファスナー、面ファスナー又はその他従来技術において存在する補助材料によって、上記本体袋の内壁上に着脱可能に連結される方法が採用されていてもよく、ユーザーは新しい補助袋に直接交換することにより、内部に入れた機能性作用を有する固体物質を交換可能である。さらに、上記補助袋上には開閉可能な開口部が設けられており、補助袋内の機能性作用を有する固体物質は、上記開口部を通じても交換可能である。

好ましくは、上記補助袋は、上記本体袋の内側壁上又は内底壁上に設置されている。

その中で、上記本体袋上には、衣類の出し入れに便利なように、開閉可能な開口部が設けられている。

その中で、上記補助袋上には、抗菌作用を有する固体物質を入れたり交換したりするのに便利なように、開閉可能な開口部が設けられている。

選択可能な実施方法として、上記機能性作用を有する固体物質は、抗菌又は殺菌作用を有する固体物質であってもよい。水は、補助袋の中でマグネシウム粒と十分に混合しアルカリ化殺菌した後、補助袋から流出した殺菌液体は洗濯機槽内に入り、この水流のアルカリ化殺菌の循環原理によって、洗濯ネット外の衣類でさえも同様に殺菌及びアルカリ化された水で洗浄される。さらに良いことには、衣類を衛生的にして菌を抑制するのに役立つ。衣類の洗濯時、洗濯機槽上のカビ、汚れに対しても衛生的にして抑制する効果を得ることができ、洗濯機の排水管、排水口の汚れも、徐々に清潔にしていくことができる。

上記本体袋と補助袋は、使用場面又は使用ニーズに基づき、異なる立体形状を採用してよい。本体袋と補助袋は形状が同じで大きさが異なるのみであってもよく、また形状が全く異なる袋体であってもよい。

以下、本考案の実施例に付図を組み合わせた説明を行うことにより、本考案のその他の利点及び特徴を示し、上記実施例を実例の形式によって示すが、それらに限定されるものではない。

本考案の多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋の好ましい実施例の構造概略図である。補助袋の位置を見やすくするため、図の中で密集したグリッド線を使用し補助袋の構造を示している。 本考案の多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋の補助袋の生地の構造概略図である。

図１に示すように、多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋は、本体袋１と補助袋２とを含み、共に給水が高速で対流可能なメッシュ生地によって作られた袋体であり、補助袋２は本体袋１の内部に設置されている。本体袋１上には、ファスナー付きの開口部１１が設けられ、補助袋２は、本体袋１の内壁上に、直接縫製されていてもよく、或いは、ファスナー又は面ファスナーによって着脱可能に固定されていてもよく、通常は、開口部１１を避けられるように、本体袋１の内側壁上又は内底壁上に位置する。

補助袋２を作る生地は「サンドイッチ」構造を採用しており（図２を参照）、補助袋２の外表面を形成する外メッシュ層２１、補助袋２の内表面を形成する内メッシュ層２３、及び外メッシュ層２１と内メッシュ層２３との間に位置する中間層２２を含み、外メッシュ層２１の網目は内メッシュ層２３の網目より大きい。補助袋２の外メッシュ層２１の網目は内メッシュ層２３の網目より大きいことで、水が正面の大きな網目から洗濯ネットの中に流入し、反対側の面の小さな網目の水流制限を受け、さらに水が袋の中に入った後、水流が緩くなって滞留するようになり、水が袋の中で滞留している時にマグネシウム粒に十分に作用した後、抗菌殺菌作用を有する殺菌液を形成して補助袋２から流出し、本体袋１の中に入ることにより、抗菌殺菌作用を有する物質に効果を十分に発揮させることができ、これによって衣類に対する抗菌殺菌の効果を高められる。このほか、水は、補助袋２の中でマグネシウム粒と十分に混合しアルカリ化殺菌した後、補助袋２から流出した殺菌液体は洗濯機槽内に入り、この水流のアルカリ化殺菌の循環原理によって、洗濯ネット外の衣類でさえも同様に殺菌及びアルカリ化された水で洗浄される。さらに良いことには、衣類を衛生的にして菌を抑制するのに役立つ。衣類の洗濯時、洗濯機槽上のカビ、汚れに対しても衛生的にして抑制する効果を得ることができ、洗濯機の排水管、排水口の汚れも、徐々に清潔にしていくことができる。

本体袋１と補助袋２は、使用場面又は使用ニーズに基づき、異なる立体形状を採用してよい。例えば、直方体状、楕円形、円筒形、さらには特殊な衣類に合わせて変形となるように設計してもよい。本体袋１と補助袋２は、形状が同じで大きさが異なるのみであってもよく、また形状が全く異なる袋体であってもよい。その他の実施例において、補助袋２にはさらに、内部に入れた機能性作用を有する固体物質の交換に便利なように、開閉可能な開口部が設けられていてもよい。

本体袋１は、洗濯待ちの衣類の収容に用いられ、抗菌又は殺菌作用を有する固体物質は補助袋２の中に入れる。例えば、抗菌又は殺菌作用を有する固体物質は、市販で購入・入手可能なマグネシウム粒であってよい。マグネシウム粒は、天然のミネラル材料で、人体に安全で無毒無害であり、子供に対してでも安全であり、かつ衣類の繊維を傷めるようなことはない。使用後、植物を栽培する土壌にマグネシウム粒を埋めると、植物の肥料になり、植物の光合成を促進し、植物をより健康に生長させることができ、人と地球にとって安全な環境保護材料である。

本考案は、好ましい実施例に基づいて上の文中において既に説明済みであるが、これは決して本考案の範囲を上述の構造のみに限定することを意味するものではなく、当業者が上述の説明を読んだ後に容易に発展させることが可能な等価代替構造において、本考案の精神と範囲を逸脱せずになされた均等な変化又は修飾は、すべて本実用新案登録請求の範囲に含まれるものとする。

１：本体袋
２：補助袋
１１：開口部
２１：外メッシュ層
２２：中間層
２３：内メッシュ層

Claims (8)

1. 多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋であって、洗濯待ちの衣類の収容に用いられる本体袋と、機能性作用を有する固体物質の収容に用いられる補助袋とを含み、前記本体袋と補助袋は、共に給水が高速で対流可能なメッシュ生地によって作られた袋体であり、前記補助袋は前記本体袋の内部に設置され、その中で、前記補助袋は、前記補助袋の外表面を形成する外メッシュ層、前記補助袋の内表面を形成する内メッシュ層、及び前記外メッシュ層と内メッシュ層との間に位置する中間層を含み、前記外メッシュ層の網目は前記内メッシュ層の網目より大きいことを特徴とする、多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋。
2. 前記補助袋は、前記本体袋の内壁上に縫製され固定されていることを特徴とする、請求項１に記載の多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋。
3. 前記補助袋は、ファスナー又は面ファスナーによって、前記本体袋の内壁上に着脱可能に連結する方法を採用していることを特徴とする、請求項１に記載の多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋。
4. 前記補助袋は、前記本体袋の内側壁上又は内底壁上に設置されていることを特徴とする、請求項１に記載の多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋。
5. 前記本体袋上に開閉可能な開口部が設けられていることを特徴とする、請求項１に記載の多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋。
6. 前記補助袋上に開閉可能な開口部が設けられていることを特徴とする、請求項１に記載の多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋。
7. 前記機能性作用を有する固体物質は、抗菌又は殺菌作用を有する固体物質であることを特徴とする、請求項１に記載の多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋。
8. 前記抗菌又は殺菌作用を有する固体物質は、マグネシウム粒であることを特徴とする、請求項７に記載の多機能三次元洗濯洗剤補助ネット袋。
   
   

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