JP3237119U - 定規 - Google Patents

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Abstract

【課題】筆記具及び切断具を移動させる際に、定規が確り固定されて筆記具及び切断具の案内を安定して行うことができ、さらに、定規を移動させる際に、手が滑るなどすることが無く移動させ易く、当該定規を容易に所望の位置に移動させることができる定規を提供する。【解決手段】定規は、薄板状であって、筆記具若しくは切断具を直線若しくは曲線に案内する案内部を備える板状部と、板状部に固定され、使用者の片側の手の親指を保持し、当該親指を案内部の案内方向の一方向に受ける第1指受け部を備える第1係止部と、第1係止部に対して一方向に所定距離離れた位置の板状部に固定され、手の親指以外の指を保持し、当該指を案内部の一方向とは反対方向に受ける第2指受け部を備える第2係止部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、筆記具若しくは切断具の移動の案内を行うように構成された定規に関する。
従来、鉛筆及びボールペンなどの筆記具を用いて傍線を引く際に、当該筆記具の移動の案内として定規が用いられてきた。また、カッターナイフ及び小刀などの切断具を用いて紙類、布、及びビニールシートなどを裁断する際に、当該切断具の移動の案内として定規が用いられてきた。
定規は単なる板状体であることから、筆記具及び切断具を移動させる際に、定規に余計な力が加わり滑るなどして当該定規が固定されず筆記具及び切断具の安定した案内をすることが出来ない場合があった。また、定規を移動させる際に、手が滑るなどして定規を移動させ難く、当該定規を所望の位置に移動させることが困難な場合があった。
特許文献1に開示の技術は、定規の本体に設けた肉厚方向に貫通する滑り止め部挿入孔に、軟質材料により構成された滑り止め部材を嵌め込んで滑り止め部を形成する。当該滑り止め部は、上方から外力が加えられた場合にのみ、その下面で切断対象物に接触して滑り止め機能を発揮するものである。
特許文献1に開示の技術によれば、当該滑り止め部に上方から外力を加えた場合にのみ切断対象に当該滑り止め部の下面が接触して滑り止め機能を発揮する。従って、当該滑り止め部に上方から外力を与えた場合にのみ定規が滑りにくくなり、確実に所望の形状の切断端を得ることができ、当該滑り止め部に上方から外力を加えない状態では、通常の定規と同様に紙などの上面を滑らせるように移動させることができるとしている。
しかし、特許文献1に開示の技術によれば、当該滑り止め部の滑り止め機能を必要な時に発揮させることができるが、定規を移動させる際に、手が滑るなどして定規を移動させ難く、若しくは当該定規を所望の位置に移動させることが困難な場合については何ら考慮されていない。
特開2003-246191号公報
そこで、本開示は、筆記具及び切断具を移動させる際に、定規が確り固定されて筆記具及び切断具の案内を安定して行うことができ、さらに、定規を移動させる際に、手が滑るなどすることが無く移動させ易く、当該定規を容易に所望の位置に移動させることができる定規を提供することを目的とする。
従って、第1の態様に係る定規は、薄板状であって、筆記具若しくは切断具を直線若しくは曲線に案内する案内部を備える板状部と、板状部に固定され、使用者の片側の手の親指に係止される第1係止部と、第1係止部に対して案内部の案内方向に沿うように並べられて所定距離離れた位置の板状部に固定され、手の親指以外の指に係止される第2係止部と、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係る定規において、案内部の案内方向に延設された板状体であって、板状部に対して所定角度を成して立設された立設板状部を備え、第1係止部及び第2係止部は、立設板状部のそれぞれ異なる位置に貫通穴を設けることで板状部に備えられることとしてもよい。
第3の態様は、第2の態様に係る定規において、貫通穴は立設板状部に3個以上設けられ、第1係止部は、3個以上の貫通穴のうちのいずれかであり、第2係止部は、3個以上の貫通穴のうち、第1係止部以外の貫通穴のいずれかであることとしてもよい。
第4の態様は、第1の態様に係る定規において、案内部の案内方向に延設された板状体であって、板状部に対して所定角度を成して立設された立設板状部を備え、第1係止部及び第2係止部は、立設板状部のそれぞれ異なる位置にねじ止めされて板状部に備えられることとしてもよい。
第5の態様は、第4の態様に係る定規において、第1係止部及び第2係止部は、ねじを緩めることで移動可能となることとしてもよい。
第6の態様は、第1乃至第5の何れか1の態様において、案内部は、案内する方向に沿って目盛りを付していることとしてもよい。
本開示によれば、筆記具及び切断具を移動させる際に、定規が確り固定されて筆記具及び切断具の安定した案内をすることができ、さらに、定規を移動させる際に、手が滑るなどすることが無く移動させ易く、当該定規を容易に所望の位置に移動させることができる定規を提供することができる。
第1実施形態に係る定規の斜視図である。 第1実施形態に係る定規の平面図である。 第1実施形態に係る定規の正面図である。 第1実施形態に係る定規の右側面図である。 第1実施形態に係る定規の使用時の第1係止部の拡大図である。 第1実施形態に係る定規の使用時の第2係止部の拡大図である。 第1実施形態に係る定規を用いて傍線を引く様子を示す図である。 第1実施形態に係る定規を持ち上げる様子を示す図である。 第1実施形態に係る定規の角度を変える様子を示す図である。 第2実施形態に係る定規の斜視図である。 第2実施形態に係る定規の平面図である。 第2実施形態に係る定規の正面図である。 第2実施形態に係る定規の背面図である。 第2実施形態に係る定規の右側面図である。 第2実施形態に係る定規の使用時の第1係止部の拡大図である。 第2実施形態に係る定規の使用時の第2係止部の拡大図である。 第2実施形態に係る第1係止部及び第2係止部の斜視図である。 第2実施形態に係る第1係止部及び第2係止部の正面図である。 第2実施形態に係る定規を用いて傍線を引く様子を示す図である。 第2実施形態に係る定規を持ち上げる様子を示す図である。 第2実施形態に係る定規の角度を変える様子を示す図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について説明する。
(第1実施形態に係る定規1の構成)
図1乃至図6を参照して第1実施形態に係る定規1の構成について説明する。
図1は第1実施形態に係る定規1の斜視図であり、図2は第1実施形態に係る定規1の平面図であり、図3は第1実施形態に係る定規1の正面図であり、図4は第1実施形態に係る定規1の右側面図であり、図5は第1実施形態に係る定規1の使用時の第1係止部9の拡大図であり、図6は第1実施形態に係る定規1の使用時の第2係止部12の拡大図である。
定規1は、板状部2と立設板状部4と支持部材7とを備える。
板状部2は、薄板状であって、筆記具若しくは切断具を直線若しくは曲線に案内する案内部3を備える。案内部3は、鉛筆及びボールペンなどの筆記具、並びにカッターナイフ及び小刀などの切断具を直線若しくは曲線の移動を案内する。本実施形態に係る定規1の案内部3は直線であるが、これに限るものではなく、例えば円、半円、及び雲形などの曲線でもよく、または角度の付いた折れ線でもよい。
案内部3は、案内する方向に沿って目盛り6を付している。目盛り6の単位は、ミリメートルでもよいしインチでもよい。なお、定規1が、単に線を描く目的のみ或いは切断する目的のみで用いられる場合、案内部3に目盛り6を付することは必須ではない。
立設板状部4は、案内部3の案内方向に延設された板状体であって、板状部2に対して所定角度を成して立設される。所定角度とは、0度から180度の間の角度のことであり、好ましくは30度から90度までの角度のことをいう。
支持部材7は、三角柱状の部材であり、板状部2と立設板状部4とがなす角を維持するものである。支持部材7は、その一面が目盛り6と重複しないように板状部2に帖着される。また、支持部材7の他の面には、図示するように、立設板状部4が帖着される。本実施形態では支持部材7は定規1の両端の端部に備えられているが、これに限定されるものではなく、支持部材7を定規1の中央部に1個備えても良いし、支持部材7を定規1の中央部に1個及び両端の端部のそれぞれ1個ずつの計3個設けてもよい。
板状部2、立設板状部4、及び支持部材7は、金属、プラスチック、木、及び竹などの材料からなり、それぞれ異なる材料より製作されてもよい。また、板状部2と立設板状部4とは一体成型されてもよい。即ち、1枚の矩形状の金属板を、1辺に平行な直線で所定角度に折り曲げることで1枚の金属板から板状部2と立設板状部4とを製作してもよい。
立設板状部4は、案内部3の案内の方向に沿うようにそれぞれ異なる位置に4個の貫通穴5(第1貫通穴5a、第2貫通穴5b、第3貫通穴5c、第4貫通穴5d)が設けられている。貫通穴5の直径は、指が余裕を持って挿入できる大きさであり、例えば直径25mmである。なお、立設板状部4の設けられる貫通穴5は4個に限定されるものでは無く、5個以上でもよいし、2個若しくは3個でもよい。
使用者が定規1を左手で使用する場合、当該使用者は、左手の親指8を第1貫通穴5a若しくは第2貫通穴5bに挿入するとともに、左手の親指8以外の指である、人差し指11、中指、薬指、及び小指のうちの何れか1本を第3貫通穴5c若しくは第4貫通穴5dに挿入する。また、定規1が全長15cm程度の比較的短い定規である場合、人差し指11及び薬指を貫通穴5に挿入して用いることもできる。
使用者は両手のうち、一方の手で定規1を持ち、他方の手で筆記用具若しくは切断具を持つ。使用者が定規1を右手で使用する場合、当該使用者は、右手の親指8を第3貫通穴5c若しくは第4貫通穴5dに挿入するとともに、右手の親指8以外の指である、人差し指11、中指、薬指、及び小指のうちの何れか1本を第1貫通穴5a若しくは第2貫通穴5bに挿入する。
使用者の手が比較的小さい場合は、第2貫通穴5b及び第3貫通穴5cに親指8及び親指8以外の指1本を挿入して定規1を用いるのが好ましい。使用者の手が比較的大きい場合は、第1貫通穴5a及び第4貫通穴5dに親指8及び親指8以外の指1本を挿入して定規1を用いる。使用者の手が小さくも大きくも無い場合、第1貫通穴5a及び第2貫通穴5bに親指8及び親指8以外の指1本を挿入して定規1を用いる。また、使用者の手が小さくも大きくも無い場合、第2貫通穴5b及び第4貫通穴5dに親指8及び親指8以外の指1本を挿入して定規1を用いてもよい。
立設板状部4に設けられた4個の貫通穴5のうち、使用者の親指8が挿入された貫通穴5を第1係止部9とし、使用者の親指8以外の指、人差し指11、中指、薬指、及び小指のうちの何れか1本が挿入された貫通穴5を第2係止部12とする。第1係止部9は、板状部2に固定され、使用者の片側の手の親指8に係止される。第2係止部12は、第1係止部9に対して案内部3の案内方向に沿うように並べられて所定距離離れた位置の板状部2に固定され、手の親指8以外の指に係止される。
上記した通り、立設板状部4に設けられた4個の貫通穴5に基づいて第1係止部9と第2係止部12との間の間隔を4通りの中から選択することができる。従って、使用者は自身の手の平の大きさに合う当該間隔を選ぶことができる。
図5及び図6を参照して、第1係止部9及び第2係止部12について説明する。説明の便宜上、使用者は右手の親指8と人差し指11を用いて定規1を使用するものとする。また、使用者は、立設板状部4に設けられた4個の貫通穴5のうち、第2貫通穴5bに親指8を挿入し、第3貫通穴5cに人差し指11を挿入する。従って、第2貫通穴5bが第1係止部9に、第3貫通穴5cが第2係止部12になる。
第1係止部9となる第2貫通穴5bの内周は親指8の腹に当接し、親指8を受ける。第2係止部12となる第3貫通穴5cの内周は人差し指11の腹に当接し、人差し指11を受ける。
なお、親指8が第1貫通穴5aに挿入された場合、第1貫通穴5aが第1係止部9となり、人差し指11が第4貫通穴5dに挿入された場合、第4貫通穴5dが第2係止部12となる。
(第1実施形態に係る定規1の使用例について)
定規1は、右手及び左手の何れでも使用することができる。本実施形態では、使用者は右手に筆記具21を持ち、左手に定規1を持って使用する例について説明する。なお、使用者は左手に筆記具21を持ち、右手に定規1を持って使用することもできる。また、使用者は筆記具21とともに定規1を用いる場合のみならず、切断具とともに定規1を使用することもできる。
定規1の使用にあたり、定規1の第1係止部9に使用者の親指8が係止され、定規1の第2係止部12に使用者の親指8以外の指が係止される。親指8以外の指として、人差し指11、中指、薬指、及び小指を第2係止部12に係止することができるが、本実施形態では人差し指11を第2係止部12に係止して定規1を使用するものとする。
(第1実施形態に係る定規1を用いて傍線を引く)
図7を参照して定規1を用いて傍線を引く場合について説明する。図7は第1実施形態に係る定規1を用いて傍線を引く様子を示す図である。
使用者は、第1係止部9である第2貫通穴5bに係止された親指8と第2係止部12である第3貫通穴5cに係止された人差し指11とを下方に押しつけることで定規1を固定する。
定規1の案内部3に筆記具21の先端部を当てながら筆記具21を案内方向に移動することで筆記具21は案内部3に沿って傍線を描くことが出来る。なお、筆記具21に代えてカッターナイフなどの切断具の先端部を定規1の案内部3に当てながら切断具を案内方向に移動することで切断具は案内部3に沿って切断することができる。
従って、本実施形態に係る定規1は、第2貫通穴5bに係止された親指8と第3貫通穴5cに係止された人差し指11とにより下方に確りと押さえつけられて固定されるので、筆記具21若しくは切断具を安定して案内することができる。
(第1実施形態に係る定規1を持ち上げる)
図8を参照して定規1を持ち上げる場合について説明する。図8は第1実施形態に係る定規1を持ち上げる様子を示す図である。
使用者は、第1係止部9である第2貫通穴5bに係止された親指8と第2係止部12である第3貫通穴5cに係止された人差し指11とを上方に持ち上げることで定規1を持ち上げることができる。従来の薄板状の定規を持ち上げる場合は、当該定規を持ち直す必要があるが、本実施形態に係る定規1については、定規1を持ち上げる際に持ち直す必要は無く、親指8及び人差し指11とを上昇させるだけで定規1を持ち上げることができ定規1の取り扱いに伴う煩わしさを軽減することができる。
(第1実施形態に係る定規1の角度を変える)
図9を参照して定規1の角度を変える場合について説明する。図9は第1実施形態に係る定規1の角度を変える様子を示す図である。
使用者は、第1係止部9である第2貫通穴5bに係止された親指8と第2係止部12である第3貫通穴5cに係止された人差し指11とを互いに近づけることで、親指8を第1係止部9の内周に押しつけるとともに人差し指11を第2係止部12の内周に押しつける。この状態を維持したまま使用者は左手首の角度を変化させることで、定規1の角度を変えることができる。
本実施形態に係る定規1によれば、定規1の使用時に当該定規1の角度を変えたい場合に、使用者は定規1を持ち直すことなく定規1の角度を変えることができる。
上記した第1実施形態に係る定規1によれば、立設板状部4に4個の貫通穴5が設けられているので、立設板状部4に設けられた4個の貫通穴5に基づいて第1係止部9と第2係止部12との間の間隔を4通りの中から選択することができる。従って、使用者は自身の手の平の大きさに合う当該間隔を選ぶことができる。
さらに、上記した第1実施形態に係る定規1によれば、切断具とともに定規1を用いる場合、定規1を保持する手は、切断具を案内する案内部3を有する板状部2から離間している立設板状部4を保持するので、切断具によって定規1を保持する手を傷つけることを抑制することができる。
さらに、上記した第1実施形態に係る定規1によれば、立設板状部4に設けられた貫通穴5に2本の指を挿入して定規1を下方へ押しつけることで定規1を固定するので、筆記具21若しくは切断具を使用する際に定規1を確りと固定することができる。
さらに、貫通穴5が設けられている立設板状部4は板状部2に立設されているので、親指8及び人差し指11により加えられた下方への押圧力は立設板状部4を介して板状部2の全域に伝達される。従って、板状部2の全域にわたり下方への押圧力が働くので、使用者は定規1を確りと静止させることができる。立設板状部4が立設されていない板状部2だけの定規の場合、板状部2は押圧力により変形し反るので当該押圧力が板状部2の全域に伝達されるのは困難である。
さらに、上記した第1実施形態に係る定規1によれば、立設板状部4は板状部2に対して所定角度を成して立設されているので、例えば机上に放置された定規1の立設板状部4を摘まむことで容易に定規1を掴むことができる。
さらに、上記した第1実施形態に係る定規1によれば、定規1の使用中に定規1を持ち上げたい場合、貫通穴5に挿入した指を上方に移動させることで定規1を持ち上げることができる。従って、定規1を持ち上げる度に定規1を持ち直す必要が無く、使用者は定規1の使用を効率良く行うことができる。
さらに、上記した第1実施形態に係る定規1によれば、貫通穴5に挿入した親指8と人差し指11の合計2本の指で定規1を掴み保持しているので、使用者は定規1を所望の位置に容易に移動することができる。
さらに、上記した第1実施形態に係る定規1によれば、使用者は親指8と人差し指11によって定規1を掴み保持しているので、左手首の角度を変化させるだけで容易に定規1の角度を変えることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について説明する。
(第2実施形態に係る定規31の構成)
図10乃至図18を参照して第2実施形態に係る定規31の構成について説明する。
図10は第2実施形態に係る定規31の斜視図であり、図11は第2実施形態に係る定規31の平面図であり、図12は第2実施形態に係る定規31の正面図であり、図13は第2実施形態に係る定規31の背面図であり、図14は第2実施形態に係る定規31の右側面図であり、図15は第2実施形態に係る定規31の使用時の第1係止部49の拡大図であり、図16は第2実施形態に係る定規31の使用時の第2係止部52の拡大図であり、図17は第2実施形態に係る第1係止部49及び第2係止部52の斜視図であり、図18は第2実施形態に係る第1係止部49及び第2係止部52の正面図である。
定規31は、板状部32と立設板状部44とを備える。
板状部32は、薄板状であって、筆記具71若しくは切断具を直線若しくは曲線に案内する案内部33を備える。案内部33は、鉛筆及びボールペンなどの筆記具71、及びカッターナイフ及び小刀などの切断具を直線若しくは曲線の移動を案内する。本実施形態に係る定規31の案内部33は直線であるが、これに限るものではなく、例えば円、半円、及び雲形などの曲線でもよく、または角度の付いた折れ線でもよいのは、第1実施形態に係る定規1と同様である。
案内部33は、案内する方向に沿って目盛り46を付している。目盛りの単位は、ミリメートルでもよいしインチでもよい。なお、定規31が、単に線を描く目的のみで用いられる場合、案内部33に目盛り46を付することは必須ではない。
立設板状部44は、案内部33の案内方向に延設された板状体であって、板状部32に対して所定角度を成して立設される。所定角度とは、ほぼ90度のことをいう。
板状部32、及び立設板状部44は、金属、プラスチック、木、及び竹などの材料からなり、それぞれ異なる材料より形成されてもよい。また、T形鋼を用いて板状部32と立設板状部44とを製作してもよい。T形鋼のフランジ部を板状部32としウェブ部を立設板状部4とすることで、T形鋼から板状部32と立設板状部44とを製作することができる。
立設板状部44は、案内部33の案内の方向に沿うようにそれぞれ異なる位置に2個の長穴、第1長穴60及び第2長穴61が設けられている。第1長穴60及び第2長穴61は、ねじを挿入するための丸い穴を案内部33の案内の方向に伸ばしたものであり、第1係止部49及び第2係止部52の位置を調節可能に固定するものである。第1長穴60及び第2長穴61の高さ(短軸方向の長さ)は、第1ねじ54及び第2ねじ57のねじ部の直径より大きく、第1蝶ナット55及び第2蝶ナット58の外径より小さい。従って、第1ねじ54及び第1蝶ナット55により第1長穴60に取り付けられた第1係止部49は、第1蝶ナット55により締め付けることで立設板状部44に固定され、第1蝶ナット55の締め付けをゆるめることで第1長穴60の長軸方向に移動可能となる。第2ねじ57及び第2蝶ナット58により第2長穴61に取り付けられた第2係止部52は、第2蝶ナット58により締め付けることで立設板状部44に固定され、第2蝶ナット58の締め付けをゆるめることで第2長穴61の長軸方向に移動可能となる。
図17及び図18を参照して、第1係止部49及び第2係止部52について説明する。第1係止部49及び第2係止部52はアクリル樹脂でできており、ともに同じ大きさであり同じ形状をしている。第1係止部49及び第2係止部52は、食パン及び菓子などを入れる袋の開封した口を封止するためのクリップであり、生活用品として流通しているものを流用することができる。例えば、品名「リーフクリップ」(品番:KK-433、株式会社小久保工業)は、第1係止部49及び第2係止部52に流用することができる。
図17及び図18に示す様に、第1係止部49は第1指受け部50及び第1ねじ用貫通穴62を備えている。第2係止部52は第2指受け部53及び第2ねじ用貫通穴63を備えている。第1ねじ54は、第1ワッシャ56及び第1ねじ用貫通穴62を通して(貫通して)、立設板状部44の裏側で第1蝶ナット55によりナット締めされる。第2ねじ57は、第2ワッシャ59及び第2ねじ用貫通穴63を通して(貫通して)、立設板状部44の裏側で第2蝶ナット58によりナット締めされる。第1ねじ用貫通穴62及び第2ねじ用貫通穴63は、上部が開放されており厳密には穴ではないが、説明の便宜上、穴として説明する。第1ねじ用貫通穴62及び第2ねじ用貫通穴63の穴径は、第1ねじ54及び第2ねじ57のねじ部分の直径より大きい。第1ねじ用貫通穴62及び第2ねじ用貫通穴63の前述の開放された部分の隙間は第1ねじ54及び第2ねじ57のねじ部分の直径より小さい。
第1ねじ用貫通穴62及び第2ねじ用貫通穴63が第1ねじ54及び第2ねじ57の頭部より大きい場合があり、このような場合に第1ねじ54及び第2ねじ57を第1ワッシャ56及び第2ワッシャ59の上から第1指受け部50及び第1ねじ用貫通穴62に挿入することで、第1ねじ54及び第2ねじ57が第1ねじ用貫通穴62及び第2ねじ用貫通穴63から抜けるのを防止することができる。
第1係止部49と第2係止部52との間の距離は、第1長穴60及び第2長穴61を用いることで調節可能であり、使用者の手の大きさに適した当該距離を選択することができる。
使用者は両手のうち、一方の手で定規31を持ち、他方の手で筆記用具若しくは切断具を持つ。使用者は、定規31を左右の何れの手でも使うことが出来る。使用者が定規31を左手で使用する場合、当該使用者は、左手の親指48を第1係止部49の第1指受け部50に押し当てるとともに、左手の親指48以外の指である人差し指51、中指、薬指、及び小指のうちの何れか1本を第2係止部52の第2指受け部53に押し当てる。
また、使用者が定規31を右手で使用する場合、右手の親指48を押し当てる部分を第1係止部49の第1指受け部50とし、右手の親指48以外の指である人差し指51、中指、薬指、及び小指のうちの何れか1本を押し当てる部位を第2係止部52の第2指受け部53とする。
第2係止部52の第2指受け部53は、2本の指を同時に押し当ててもよく、例えば、人差し指51と中指、中指と薬指、若しくは薬指と小指を同時に第2指受け部53に押し当ててもよい。
なお、説明の便宜上、使用者は、左手の親指48を第1指受け部50に押し当て、左手の人差し指51を第2指受け部53に押し当てるものとする。第1指受け部50及び第2指受け部53は、先端に向かうにつれて外側に湾曲する形状をしており、指を係止し易い形状となっている。
(第2実施形態に係る定規31の使用例について)
定規31は、右手及び左手の何れでも使用することができる。本実施形態では、使用者は右手に筆記具71を持ち、左手に定規31を持って使用する例について説明する。なお、使用者は左手に筆記具71を持ち、右手に定規31を持って使用することもできる。また、使用者は筆記具71とともに定規31を用いる場合のみならず、切断具とともに定規31を使用することもできる。
(第2実施形態に係る定規31を用いて傍線を引く)
図19を参照して定規31を用いて傍線を引く場合について説明する。図19は第2実施形態に係る定規31を用いて傍線を引く様子を示す図である。
使用者は、親指48を第1係止部49の第1指受け部50に押し当て、人差し指51を第2係止部52の第2指受け部53に押し当てるとともに、親指48及び人差し指51を下方に押しつけることで定規31を固定する。
定規31の案内部33に筆記具71の先端部を当てながら筆記具71を案内方向に移動することで筆記具71は案内部33に沿って傍線を描くことが出来る。なお、筆記具71に代えてカッターナイフなどの切断具の先端部を定規31の案内部33に当てながら切断具を案内方向に移動することで切断具は案内部33に沿って切断することができる。
従って、本実施形態に係る定規31は、第1指受け部50に押し当てられた親指48と第2指受け部53に押し当てられた人差し指51とにより下方に確りと押さえつけられて固定されるので、筆記具71若しくは切断具を安定して案内することができる。
(第2実施形態に係る定規31を持ち上げる)
図20を参照して定規31を持ち上げる場合について説明する。図20は第2実施形態に係る定規31を持ち上げる様子を示す図である。
使用者は、親指48を第1係止部49の第1指受け部50に押し当て、人差し指51を第2係止部52の第2指受け部53に押し当てるとともに、親指48及び人差し指51を上方に持ち上げることで定規31を持ち上げることが出来る。第1指受け部50及び第2指受け部53は、上方に向かうにつれて外側に湾曲する形状をしており、指を係止し易い形状となっており、定規31を持ち上げやすい形状になっている。
従来の薄板状の定規を持ち上げる場合は、当該定規を持ち直す必要があるが、本実施形態に係る定規31については、定規31を持ち上げる際に持ち直す必要は無く、親指48及び人差し指51とを上昇させるだけで定規31を持ち上げることができ定規31の取り扱いに伴う煩わしさを軽減することができる。
(第2実施形態に係る定規31の角度を変える)
図21を参照して定規31の角度を変える場合について説明する。図21は第2実施形態に係る定規31の角度を変える様子を示す図である。
使用者は、親指48を第1係止部49の第1指受け部50に押し当て、人差し指51を第2係止部52の第2指受け部53に押し当て、定規31を挟持する。この状態を維持したまま使用者は左手首の角度を変化させることで、定規31の角度を変えることができる。
本実施形態に係る定規31によれば、定規31の使用時に当該定規31の角度を変えたい場合に、使用者は定規31を持ち直すことなく定規31の角度を変えることができる。
上記した第2実施形態に係る定規31によれば、第1係止部49及び第2係止部52は第1長穴60及び第2長穴61に挿入されているので、第1係止部49及び第2係止部52を第1長穴60及び第2長穴61内で移動させることができ、第1係止部49と第2係止部52との間の距離を調節することが可能となる。従って、使用者は手の平の大きさに合わせて当該距離を調節することができ、使用者の使いやすさを向上させることができる。
さらに、上記した第2実施形態に係る定規31によれば、切断具とともに定規31を用いる場合、使用者の両手は立設板状部44によって分離されるので、切断具によって定規31を保持する手を傷つけることを抑制することができる。
さらに、上記した第2実施形態に係る定規31によれば、使用者は親指48を第1指受け部50に押し当て人差し指51を第2指受け部53に押し当てるとともに、親指48及び人差し指51を下方に押しつけることで定規31を固定するので、筆記具71若しくは切断具を案内部33によって安定して案内することができる。
さらに、第1係止部49及び第2係止部52が固定されている立設板状部44は板状部32に立設されているので、第1指受け部50及び第2指受け部53に加えられた下方への押圧力は立設板状部44を介して板状部32の全域に伝達される。従って、板状部32の全域にわたり下方への押圧力が働くので、使用者は定規31を確りと静止させることができる。
さらに、上記した第2実施形態に係る定規31によれば、立設板状部44は板状部32に対して所定角度を成して立設されているので、例えば机上に放置された定規31の立設板状部44を摘まむことで容易に定規31を掴むことができる。
さらに、上記した第2実施形態に係る定規31によれば、定規31の使用中に定規31を持ち上げたい場合、第1指受け部50及び第2指受け部53は上方に向かうにつれて外側に湾曲する形状をしているため指を係止し易く、定規31を容易に持ち上げることができる。
さらに、上記した第2実施形態に係る定規31によれば、貫通穴5に挿入した親指8と人差し指11の合計2本の指で定規31を掴み保持しているので、使用者は定規31を所望の位置に容易に移動することができる。
さらに、上記した第2実施形態に係る定規31によれば、第1指受け部50及び第2指受け部53は上方に向かうにつれて外側に湾曲する形状をしているため、当該湾曲する形状が親指48及び人差し指51の外形に適合し易やすい。従って、使用者は、親指48及び人差し指51により第1指受け部50及び第2指受け部53を掴みやすく、定規31を所望の位置に容易に置くことができる。
さらに、上記した第2実施形態によれば、使用者は親指48と人差し指51によって定規31を掴み保持しているので、左手首の角度を変化させるだけで容易に定規31の角度を変えることができる。
本開示は上記した第1実施形態に係る定規1及び第2実施形態に係る定規31に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の変形例、若しくは応用例により実施可能である。
1 定規
2 板状部
3 案内部
4 立設板状部
5 貫通穴
5a 第1貫通穴
5b 第2貫通穴
5c 第3貫通穴
5d 第4貫通穴
6 目盛り
7 支持部材
8 親指
9 第1係止部
11 人差し指
12 第2係止部
20 手
21 筆記具
31 定規
32 板状部
33 案内部
44 立設板状部
46 目盛り
48 親指
49 第1係止部
50 第1指受け部
51 人差し指
52 第2係止部
53 第2指受け部
54 第1ねじ
55 第1蝶ナット
56 第1ワッシャ
57 第2ねじ
58 第2蝶ナット
59 第2ワッシャ
60 第1長穴
61 第2長穴
62 第1ねじ用貫通穴
63 第2ねじ用貫通穴
70 手
71 筆記具

Claims (6)

  1. 薄板状であって、筆記具若しくは切断具を直線若しくは曲線に案内する案内部を備える板状部と、
    前記板状部に固定され、使用者の片側の手の親指に係止される第1係止部と、
    前記第1係止部に対して前記案内部の案内方向に沿うように並べられて所定距離離れた位置の前記板状部に固定され、前記手の前記親指以外の指に係止される第2係止部と、
    を備える定規。
  2. 前記案内部の案内方向に延設された板状体であって、前記板状部に対して所定角度を成して立設された立設板状部を備え、
    前記第1係止部及び前記第2係止部は、前記立設板状部のそれぞれ異なる位置に貫通穴を設けることで前記板状部に備えられることを特徴とする請求項1に記載の定規。
  3. 前記貫通穴は前記立設板状部に3個以上設けられ、
    前記第1係止部は、前記3個以上の貫通穴のうちのいずれかであり、
    前記第2係止部は、前記3個以上の貫通穴のうち、前記第1係止部以外の貫通穴のいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の定規。
  4. 前記案内部の案内方向に延設された板状体であって、前記板状部に対して所定角度を成して立設された立設板状部を備え、
    前記第1係止部及び前記第2係止部は、前記立設板状部のそれぞれ異なる位置にねじ止めされて前記板状部に備えられることを特徴とする請求項1に記載の定規。
  5. 前記第1係止部及び前記第2係止部は、前記ねじを緩めることで移動可能となることを特徴とする請求項4に記載の定規。
  6. 前記案内部は、案内する方向に沿って目盛りを付していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の定規。
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