JP3236783U - 簡単田んぼダム - Google Patents

Abstract

【課題】簡単に設置でき、大雨時の水田からの排水量抑制のための落水調整装置を提供する。【解決手段】水田の通常の水管理のために設置している堰板４の上に、落水調整板１、２と、ストッパー３で構成される板を連結させた落水量調整装置をのせることで、時間や労力をほとんど必要とせず、また、通常管理の水位を確認調整しないで、現在使用されている三角堰タイプの落水量調整装置と同じ排水量の抑制効果を得られる。【選択図】図３

Description

本考案は、水田の排水堰板の上に簡単に設置できる落水量調整装置に関するものである。

現在の落水調整装置は、数タイプあるが、その中で三角堰タイプのものについては、大雨時の排水量を抑制していない通常管理している堰板を取除き、新たに落水量調整装置を設置している。

通常管理時に設置している堰板については、一部が水田の土の中に入っていることもあり、従来の落水量調整装置設置は時間を要し、労働的負担もある。さらに、設置においては、設置高を通常管理の水位を確認調整する必要もある。

本考案は、通常管理の堰板の上に落水調整に必要な板に、その板を固定するためのストッパーをつけた形状のものを設置するだけであり、時間や労力をほとんど必要とせず、また、通常管理の水位を確認しないで落水を調整できるものである。

上述のように、本考案は、簡単に設置できる落水調整装置であり、設置することにより、大雨時の排水量の抑制に役立つ。

本考案と現在使用されている落水調整装置の正面図である。 本考案と現在使用されている落水調整装置の側面図である。 本考案の落水調整装置の使用例を示す図である。

落水調整に必要な板とストッパーで構成する落水調整装置を通常設置している堰板の上にのせることにより、大雨時に落水調整し、排水量の抑制を行う。

以下、添付図３の使用例図に従って実施例を説明する。１、２は大雨時に水田の落水を調整する板で、三角形の排水口を作ることで、大雨による水田の増加貯留水をすぐに排水するのでなく降雨量に応じ徐々に排水するものであり、現在、使用されている三角堰タイプの落水量調整装置と同じ考えによる。３は、１、２の落水調整板を連結し、また、通常管理の堰板と落水調整板のズレ防止用のストッツパーの役割をする板で、排水を阻害せず、ズレ防止の効果があればその形状は問わない。本考案は、１、２、３を連結させた新しいタイプの落水量調整装置である。
現在、落水調整のために設置している三角堰タイプの落水量調整装置は設置のために、通常の水管理のために設置している堰板４を撤去し、新たに落水量調整装置を設置する必要があるが、今回考案の１、２、３連結させた落水調整装置は、通常の管理のために設置している堰板４の上に簡単にのせるだけで設置することができる装置で、時間や労力をほとんど必要とせず、また、通常管理の水位を確認調整しないで設置が出来るが、その効果は、現在、落水調整のために設置している三角堰タイプの落水量調整装置と同じものである。

１ 落水調整板
２ 落水調整板
３ 落水調整板のストッパー
１から３が本考案の装置
４ 通常管理の堰板
５ 水田の排水堰（堰板の固定装置）

Claims (1)

1. 水田の稲作貯水のために通常管理している排水堰板の上に設置することで、大雨時の排水量を簡単に抑制することができる落水量調整装置

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