JP3235962U - 衣服用花飾り - Google Patents
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Abstract
Description
本考案は、ブートニアやコサージュなどとして衣服の襟などに取付けられる花飾りに関する。
比較的フォーマルなシーンなどで、スーツやドレスの胸元や襟に取付けられる造花の花飾りがある。近年では、女性が身に着けるものだけでなく、男性がスーツや礼服に取付けるブートニアのような衣服用の花飾りも、従来に比べて、多く見られるようになってきている。
しかしながら、胸元や襟に取付けられる従来の衣服用の花飾りは、たとえば外套などを着た際に、外套の重みで造花の花飾りが潰れてしまう問題がある。一方、硬質のプラスチックなどで造花の花弁を形成すれば、造花自体の強度は向上するものの、落下による衝撃などで破損の問題が生じやすくなったり、衣服との質感のマッチングが難しいなどの問題が生じたりする。
本考案は、このような課題に鑑みてなされ、衣服との質感のマッチングがしやすく、かつ、外套などの重みで潰れてしまうことを防止できる衣服用の花飾りに関する。
本考案に係る衣服用花飾りは、2枚の和服生地を接着剤にて外表に貼り合わせて成る花弁を複数枚有し、花を模した花本体部と、
前記花本体部の背面に取付けられており、前記花本体部を衣服に留める留め具と、
を有する。
前記花本体部の背面に取付けられており、前記花本体部を衣服に留める留め具と、
を有する。
本考案に係る衣服用花飾りは、2枚の和服生地を接着剤にて外表に貼り合わせて花弁を形成しているため、正面からだけでなく、側方から見ても花弁の柄が美しく、さらに、貼り合わせにより花弁が補強されるため、外套の重みなどによって潰されにくい。また、和服生地を用いることにより、衣服との質感のマッチングが容易であり、様々な衣服に調和することができる。
また、たとえば、前記花弁は、絹織物の和服生地を用いたものであってもよい。
花弁として絹織物の和服生地を用いることにより、上品で滑らかな質感を花弁に持たせることができる。
また、たとえば、前記花弁は、小紋柄の和服生地を用いたものであってもよい。
花弁として小紋柄の和服生地を用いることにより、小紋柄が花弁の地模様として現れ、花飾りの美しさを引き立たせることができる。
また、たとえば、前記花本体部は、12枚以上48枚以下の前記花弁を有してもよく、
前記花弁のうち、前記花本体部を正面から見て、前記花本体部の中心に近い側から少なくとも4枚の前記花弁で構成される第1花弁群が、前記花本体部の最大外径の3分の1以内の中央領域に配置していてもよく、
前記第1花弁群は、前記留め具の軸方向に直交し前記花本体部の前記背面を通る仮想平面に対する最長距離が、前記花本体部における他の部分より長くてもよい。
前記花弁のうち、前記花本体部を正面から見て、前記花本体部の中心に近い側から少なくとも4枚の前記花弁で構成される第1花弁群が、前記花本体部の最大外径の3分の1以内の中央領域に配置していてもよく、
前記第1花弁群は、前記留め具の軸方向に直交し前記花本体部の前記背面を通る仮想平面に対する最長距離が、前記花本体部における他の部分より長くてもよい。
このような花飾りは、中央領域に配置される第1花弁群が、花本体部の芯の役割を兼ねることにより、外套の重みなどによって花本体部が潰れることを、より効果的に防止できる。また、このような花本体部は、高芯咲きなどの実際の花の形を模して成立させることが可能であり、自然な花の形状を保ちながら、外套などによって潰れにくいという優れた機能を有する。
第1実施形態
図1は、本発明の一実施形態に係る衣服用花飾り10(以下、単に「花飾り10」と言う。)の正面図であり、図2は花飾り10の背面図であり、図3は花飾り10の斜視図である。図1~図3に示すように、花飾り10は、花を模した(いわゆる造花である)花本体部20と、花本体部20を衣服に留める留め具40とを有する。
図1は、本発明の一実施形態に係る衣服用花飾り10(以下、単に「花飾り10」と言う。)の正面図であり、図2は花飾り10の背面図であり、図3は花飾り10の斜視図である。図1~図3に示すように、花飾り10は、花を模した(いわゆる造花である)花本体部20と、花本体部20を衣服に留める留め具40とを有する。
図2に示すように、留め具40は、花本体部20の背面24に取付けられており、たとえば接着剤等で花本体部20に固定されている。実施形態に示す花飾り10の留め具40は、襟のフラワーホールなどのボタン穴に表側から軸を通して、裏側からキャッチで軸を固定するいわゆるタイタック式金具であるが、留め具40としてはこれのみには限定されない。たとえば、衣服用花飾り10に用いる留め具は、ネジ式の金具やマグネット、安全ピン、クリップ、針など、衣服に固定可能な他の方式の留め具であってもよい。
図1および図3に示すように、花本体部20は、花弁22を複数枚(図1に示す花本体部20では16枚)有する。実施形態に示す花本体部20は、一輪のバラの花を模したものであるが、花本体部20としては、バラ以外の花や複数の花を模したものであってもよく、ガク、めしべ、おしべ、葉など、花弁22以外の花の部分や花の周辺部分などが、花本体部20に含まれていてもよい。
図1に示すように、花本体部20は、16枚の花弁22を組み合わせて形成されている。花本体部20が有する花弁22の枚数は特に限定されないが、たとえば12枚以上、48枚以下とすることが、花本体部20に躍動的な立体感を持たせたうえで、花本体部20の強度を確保する観点から好ましい。
それぞれの花弁22は、2枚の和服生地を接着剤にて外表(そとおもて)に貼り合わせて成る。花弁22が2枚の和服生地を貼り合わせて作製されていることにより、花弁22の強度が高くなり、外套などの重みで花本体部20が潰れてしまうことを防止できる。また、花弁22が和服生地を用いて作製されていることにより、花飾り10は、多種多様な衣服の生地とマッチングさせやすく、スーツ、礼服、ドレスなどの多様な衣服に調和した美観を奏する。
また、花弁22は、2枚の和服生地を外表に貼り合わせているため、図1および図2に示すように、花弁22の両側に和服生地の表面が現れる。したがって、花本体部20は、図1示す正面26にも、図2に示す背面24にも、花弁22を形成する和服生地の美しい柄が現れる。
花弁22は、麻織物や綿織物の和服生地を用いて作製されていてもよいが、絹織物の和服生地を用いたものであることが好ましい。花弁22として絹織物の和服生地を用いることにより、上品で滑らかな質感を花弁22に持たせることができる。花弁22に用いる絹織物としては特に限定されないが、たとえば、大島紬や結城紬のような紬(つむぎ)や、丹後ちりめんや浜ちりめんのようなちりめんなどが挙げられる。
花弁22に用いられる和服生地の柄は特に限定されないが、図1等に示すように、花弁22は、小紋柄の和服生地を用いたものであることも好ましい。花弁22として小紋柄の和服生地を用いることにより、小紋柄が花弁22の地模様として現れ、花飾り10の美しさを引き立たせることができる。
図1に示すように、花本体部20を正面から見た場合における花本体部20の最大外径R1は、特に限定されないが、たとえば30mm~80mm程度とすることができる。花本体部20の最大外径R1の3分の1以内の中央領域E1には、第1花弁群31が配置してある。
第1花弁群31は、花弁22のうち、花本体部20を正面から見て、花本体部20の中心に近い側から少なくとも4枚(図1に示す例では4枚)の花弁22である第1花弁22a、第2花弁22b、第3花弁22c、第4花弁22dで構成される。
図1に示すように、第1花弁22aは筒状に巻かれた形状を有しており、花本体部20の略中央に位置する。第2花弁22b、第3花弁22cおよび第3花弁22dは、第1花弁22aに隣接しており、第1花弁22aを囲むように、うずまき状に配置されている。
図1および図3に示すように、花本体部20が有する16枚の花弁22は、第1花弁群31、第2花弁群32、第3花弁群33および第4花弁群34に分類され、各花弁群31、32、33、34は、花弁22を4枚ずつ有する。すなわち、第2花弁群32に含まれる4枚の花弁22は、第1花弁群31の外周を囲むように第1花弁群31に隣接して配置され、第3花弁群33に含まれる4枚の花弁22は、第2花弁群32の外周を囲むように第2花弁群32に隣接して配置され、第4花弁群34に含まれる4枚の花弁22は、第3花弁群33の外周を囲むように第3花弁群33に隣接して配置される。
花飾り10の底面図である図4に示すように、第1花弁群31は、留め具40の軸方向に直交し花本体部20の背面24に接する仮想平面P1に対する最長距離L1(仮想平面P1から第1花弁群31の先端までの距離)が、花本体部20における他の部分より長い。すなわち、第1花弁群31の仮想平面P1に対する最長距離L1は、第2花弁群32の仮想平面P1に対する最長距離L2、第3花弁群33の仮想平面P1に対する最長距離L3および第4花弁群34の仮想平面P1に対する最長距離L4より長い。
このような花飾り10は、中央領域E1に密集して配置される第1花弁群31が、花本体部20の芯の役割を兼ねることにより(図3参照)、外套の重みなどによって花本体部20が潰れることを、より効果的に防止できる。また、このような花本体部20は、高芯咲きなどの実際の花の形を模して成立させることが可能であり、自然な花の形状を保ちながら、外套などによって潰れにくいという優れた機能を有する。なお、花本体部20の形は、高芯咲きのみには限定されず、カップ咲き、シャクヤク咲き、ロゼット咲きなど、その他の形であってもよい。
また、第1花弁群31以外の部分である第2~第4花弁群32~34のいずれかが、第1花弁群31の仮想平面P1に対する最長距離L1の50%以上であることも好ましい。このような花本体部20は、平咲きの形状とは大きく異なる立体感およびボリューム感のある花の形状をとることができる。
以上、本考案を、実施形態を挙げて説明してきたが、本考案の技術的範囲は、上述した実施形態のみには限定されない。たとえば、花弁22の柄、形状、大きさ、色、枚数などは、適宜変更することが可能である。
10…衣服用花飾り
20…花本体部
22…花弁
22a…第1花弁
22b…第2花弁
22c…第3花弁
22d…第4花弁
24…背面
31…第1花弁群
32…第2花弁群
33…第3花弁群
34…第4花弁群
R1…最大外径
E1…中央領域
40…留め具
P1…仮想平面
L1、L2、L3、L4…最長距離
20…花本体部
22…花弁
22a…第1花弁
22b…第2花弁
22c…第3花弁
22d…第4花弁
24…背面
31…第1花弁群
32…第2花弁群
33…第3花弁群
34…第4花弁群
R1…最大外径
E1…中央領域
40…留め具
P1…仮想平面
L1、L2、L3、L4…最長距離
Claims (4)
- 2枚の和服生地を接着剤にて外表に貼り合わせて成る花弁を複数枚有し、花を模した花本体部と、
前記花本体部の背面に取付けられており、前記花本体部を衣服に留める留め具と、
を有する衣服用花飾り。 - 前記花弁は、絹織物の和服生地を用いたものであることを特徴とする請求項1に記載の衣服用花飾り。
- 前記花弁は、小紋柄の和服生地を用いたものである請求項1または請求項2に記載の衣服用花飾り。
- 前記花本体部は、12枚以上48枚以下の前記花弁を有し、
前記花弁のうち、前記花本体部を正面から見て、前記花本体部の中心に近い側から少なくとも4枚の前記花弁で構成される第1花弁群が、前記花本体部の最大外径の3分の1以内の中央領域に配置してあり、
前記第1花弁群は、前記留め具の軸方向に直交し前記花本体部の前記背面に接する仮想平面に対する最長距離が、前記花本体部における他の部分より長い請求項1から請求項3までのいずれかに記載の衣服用花飾り。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021004433U JP3235962U (ja) | 2021-11-18 | 2021-11-18 | 衣服用花飾り |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021004433U JP3235962U (ja) | 2021-11-18 | 2021-11-18 | 衣服用花飾り |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3235962U true JP3235962U (ja) | 2022-01-17 |
Family
ID=80111718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021004433U Active JP3235962U (ja) | 2021-11-18 | 2021-11-18 | 衣服用花飾り |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3235962U (ja) |
-
2021
- 2021-11-18 JP JP2021004433U patent/JP3235962U/ja active Active
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