JP3235491U6 - 健康を監視するためのマルチセンサデバイス - Google Patents

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Abstract

Figure 0003235491000001
【課題】複数の検知のモダリティを使用して、非侵襲的に医学的状態を検出および監視するためのデバイス、およびシステム、を提供する。
【解決手段】対象の健康に関連する測定値を捕捉するためのデバイスであって、対象の皮膚上に着用され、主本体1404と、主本体の第1の端部に結合された第1の延長部1406aと、主本体の第2の端部に結合された第2の延長部1406bと、を有し、第1の延長部および第2の延長部は、対象の肺を横断するように配置されている、フレーム1402と、第1の延長部に装着され、対象に電位を印加するためのものである、第1の電極と、第2の延長部に装着され、電位が印加されることによって引き起こされる妨害を検出するためのものである、第2の電極と、第1の延長部または第2の延長部に装着され、対象の心音を検出するためのものである、音センサと、を備える。
【選択図】図14

Description

関連出願
本開示は、2019年10月18日に出願された米国仮出願第62/923,214号、発明の名称「MULTI-SENSOR DEVICE FOR MONITORING HEALTH」、および2019年1月14日に出願された米国仮出願第62/792,263号、発明の名称「MULTI-SENSOR DEVICE FOR MONITORING HEALTH」に対する優先権を主張し、これらの開示は、参照によりその全体が組み込まれる。
本出願は、概して、ヒト対象における医学的状態または健康状態を管理するシステム、装置、および方法に関し、より具体的には、複数の検知のモダリティを採用する、ヒト対象における、鬱血性心不全(CHF)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、および他の慢性状態などの医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視するシステム、装置、および方法に関する。
ヒト対象において、鬱血性心不全(CHF)は、損傷した心筋が、身体の要求を満たすために十分な量の血液を送り出す能力を失う、既知の心臓状態である。CHFの初期段階では、そのような十分な量の血液を送り出すことができないことは、ヒト対象が運動している間にのみ生じ得る。しかしながら、CHFのより進行した段階では、そのような十分な量の血液を送り出すことができないことは、ヒト対象が静止している間であっても生じ得る。CHFは、65歳を上回る入院患者において、最も一般的に診断される心臓の状態のうちの1つであり、そのような患者が、30日間の期間で、病院に再入院する最も頻繁な理由のうちの1つである。近年、CHFの30日の病院再入院費用は、年間18億ドルに増加しており、25%の再入院率で、各再入院に約13,000ドルが割り当てられている。そのような患者が病院に再入院する理由のいくつかとしては、以下が挙げられ得るが、これらに限定されない。(1)肺に過剰な液体、または極度の脱水をもたらす可能性がある、食事および薬剤に対する患者のコンプライアンス違反、(2)患者が病院環境から自宅に戻るにつれて、しばしば修正する必要がある、薬剤投与量の不完全な滴定、および(3)患者の退院後に発症する可能性がある、心房細動。
患者が病院から退院した後におけるCHFの管理は、従来、埋め込み型心臓除細動器(ICD)、両室ペーシング機能付き心臓再同期療法(CRT-D)、またはペースメーカーなどの埋め込み型心臓デバイスに組み込まれたセンサを使用して、患者の液体貯留を監視することに焦点を当ててきた。このような埋め込み型心臓デバイスは、患者の胸部液体インピーダンスを測定することによって、患者の肺鬱血を発症することを検出することができる。例えば、ICD、CRT-D、またはペースメーカーなどの埋め込み型心臓デバイスは、患者の肺に電流を流すことと、得られる胸腔内インピーダンスを測定することと、を行うように構成することができる。肺鬱血中に患者の胸部液体が蓄積すると、患者の肺全体のコンダクタンスが増加し、胸部液体の蓄積のレベルを示すインピーダンスの対応する減少を引き起こす。そのような埋め込み型心臓デバイスは、病院臨床医によって尋問されることもあり、病院臨床医が、患者の液体状態を監視することと、差し迫った液体過負荷を示す可能性のある変化の早期警告を受けることと、を可能にする。次いで、患者の監視された液体の状態に基づいて、病院臨床医は、さらなる監視および/または治療のために、患者を病院に再入院させることが適切であるかどうかを判定し得る。
医学的状態を非侵襲的に検出および/または監視するためのシステム、方法、およびデバイスが開示される。検出および/または監視され得る医学的状態には、鬱血性心不全(CHF)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、他の心臓状態、および他の肺状態などの慢性状態が含まれ得る。いくつかの実装態様によれば、複数の検知のモダリティを使用して、非侵襲的に医学的状態を検出および監視するためのデバイスは、対象上に位置決めされるように構成された少なくとも2つの電極と、対象上に位置決めされるように構成された音響センサと、少なくとも2つの電極間の第1のインピーダンスを測定するための、少なくとも2つの電極に接続された胸部インピーダンス測定モジュールと、音響センサからの心音を検出および測定するための、音響センサに接続された心臓音響測定モジュールと、を備える。いくつかの実装態様では、心音は、S3心音である。他の実装態様では、心音は、S4心音である。様々な実装態様では、音響センサは、超音波センサおよび圧電マイクロフォンセンサのうちの少なくとも1つである。いくつかの実装態様では、少なくとも2つの電極は、2つの電極対を含み、各電極対は、力電極および検知電極を含む。力電極は、対象に電気的な力(電流または電圧など)を印加するように構成されており、検知電極は、印加された電気的な力によって引き起こされる変化を検知するように構成されている。変化は、電極および/または電極対間の電圧降下の変化、電極および/または電極対間の電流流の変化、電極および/または電極対間のコンダクタンスの変化、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。
いくつかの実装態様では、デバイスは、デバイスの配向を判定するためのセンサを含む。一実装態様では、胸部インピーダンス測定モジュールは、デバイスが第1の配向にあるときに第1のインピーダンスを測定し、デバイスが第2の配向にあるときに第2のインピーダンスを測定する。一例では、第1の配向は、デバイスがほぼ水平であることを示し、第2の配向は、デバイスがほぼ垂直であることを示す。別の例では、第1の配向は、デバイスがほぼ水平であることを示し、第2の配向は、デバイスが水平面に対して約30度と約90度との間の角度で位置決めされていることを示す。別の例では、第1の配向は、デバイスがほぼ水平であることを示し、第2の配向は、デバイスが水平面に対して約30度よりも大きい角度で位置決めされていることを示す。一例では、第2の配向は、デバイスがファウラー位にあることを示す。いくつかの実装態様では、胸部インピーダンス測定モジュールは、規則的な間隔で第1のインピーダンスを自動的に測定する。
いくつかの実装態様では、デバイスは、電極間の電気活動を測定するための、電極に接続された心電図測定モジュールをさらに備える。
いくつかの実装態様によれば、複数の検知のモダリティを使用して、非侵襲的に医学的状態を検出および監視するためのシステムは、対象上に位置決めされたデバイスであって、複数の表面センサと、複数の表面センサに接続されており、かつマルチモダリティ検知データを収集するように構成された、複数の検知モジュールと、を有するデバイスと、マルチモダリティ検知データのデータ分析、データトレンド化、およびデータ低減のうちの少なくとも1つを実行するように動作可能なデータ分析装置と、を備える。マルチモダリティ検知データは、表面センサのうちの少なくとも2つの間の第1のインピーダンスと、複数の表面センサのうちの表面センサの少なくとも1つからの心音と、を含む。様々な実装態様では、表面センサは、電極、心音センサ、超音波センサ、および光透析センサのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実装態様では、システムは、マルチモダリティ検知データのうちの少なくともいくつかを組み合わせるように構成されたデータ決定エンジンをさらに含み、組み合わされたマルチモダリティ検知データは、対象の医学的状態ステータスを示す。いくつかの実装態様では、システムは、組み合わされたマルチモダリティ検知データを、少なくとも1つの無線通信経路を介して、さらなる処理のためにクラウドに伝送するように構成された送受信機をさらに含む。
いくつかの実装態様では、システム内のデバイスは、デバイスの配向を判定するためのセンサをさらに備える。いくつかの実装態様では、デバイスは、デバイスが第1の配向にあるときに第1のインピーダンスを測定し、デバイスが第2の配向にあるときに表面センサのうちの少なくとも2つの間の第2のインピーダンスを測定するように構成された胸部インピーダンス測定モジュールを含む。いくつかの実装態様では、システム内のデバイスは、複数の表面センサに接続された心電図測定モジュールをさらに備え、心電図測定モジュールは、表面センサのうちの少なくとも2つの間の電気活動を測定するためものである。
いくつかの実装態様によれば、複数の検知のモダリティを使用して、非侵襲的に医学的状態を検出および監視するための方法は、対象上に位置決めされた第1の電極から経皮的に電流を伝送することと、対象上に位置決めされた第2の電極で経皮的に電流を受信することと、第1の電極と第2の電極との間の電圧を測定することと、少なくとも電圧に基づいて胸部インピーダンスを判定することと、音響センサから音響信号を受信することと、音響センサから心臓音を測定することと、胸部インピーダンスデータおよび心臓音測定値を、胸部インピーダンスデータおよび心臓音測定値のデータ分析、データトレンド化、およびデータ整理のうちの少なくとも1つを実行するように構成されたデータ分析装置に伝送することと、を備える。いくつかの実装態様では、方法は、第1の電極と第2の電極との間の電気活動を測定することと、心電図を生成することと、をさらに備える。
いくつかの実装態様では、方法は、デバイスの配向を判定することをさらに備える。いくつかの実装態様では、胸部インピーダンスは、デバイスが第1の配向にあるときに判定され、方法は、デバイスが第2の配向にあるときに、第1の電極と第2の電極との間の第2のインピーダンス測定値を判定することを含む。
本出願によれば、胸部インピーダンス検知、心電図(ECG)検知、呼吸数検知、1回換気量検知、心音検知、パルスオキシメトリ検知、血圧(収縮期、拡張期)検知、心拍出量検知などを含むが、これらに限定されない、検知の複数のモダリティを使用して、ヒト対象における医学的状態または健康状態(CHFを含む慢性状態など)を、非侵襲的に検出および監視するためのシステム、装置、および方法が開示される。開示されるシステム、装置、および方法は、ヒト対象における慢性状態の発症を検出するために有用なキュレートされたデータを取得し、および/または重症度を監視するために、各検知のモダリティからのデータを、非侵襲的に収集し、少なくとも部分的に分析、トレンド化、および/または整理し、マルチモダリティ検知データのいくつかまたはすべてに対してデータ融合を実行することができる。開示されたシステム、装置、および方法はまた、そのようなマルチモダリティ検知データ(ならびに、ヒト対象の慢性状態の発症および/または重症度に関する他の情報)を、通信ネットワークを介して直接「クラウド」に伝送することができるか、またはスマートフォンまたは他の通信デバイスに伝送することができ、スマートフォンまたは他の通信デバイスは、次に、マルチモダリティ検知データおよび/または他の情報を、通信ネットワークを介してクラウドに伝送することができる。マルチモダリティ検知データはまた、クラウドで、分析、トレンド化、整理、および/または融合されて、開示されたシステム、装置、および方法によって実行されるデータの、トレンド化、整理、および/または融合を増強するか、または少なくとも部分的に置き換えることができる。その結果生じるキュレートされたマルチモダリティ検知データおよび/または他の情報は、次いで、監視および/または追跡目的のために、病院臨床医によってクラウドから遠隔的にダウンロードされ得る。検知の複数のモダリティからのデータを非侵襲的に収集および分析して、慢性状態の発症を検出する、および/またはヒト対象における重症度を監視することによって、開示されたシステム、装置、および方法は、潜在的に問題のある慢性状態の陽性検出を増加させると同時に、偽陽性を減少させることができ、これは、不必要な病院再入院の数を減少させ、病院滞在を短縮し、および病院のコストを削減することができる。
ある特定の実施形態において、複数の検知のモダリティを使用して、ヒト対象における鬱血性心不全(CHF)を含む慢性状態等などの医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視する方法は、非侵襲的慢性状態検出および監視デバイスを、少なくとも複数の表面電極および/または例えば、心音センサ、超音波センサ、光心電図(PPG)センサなどの1つ以上のセンサを介して、ヒト対象の胴体および上胸部および頸部領域、または身体の任意の他の好適な部分もしくは領域と接触するように、ヒト対象上に位置決めすることを含む。慢性状態検出および監視デバイスが、ヒト対象の胴体ならびに上胸部および頸部領域と接触して位置決めされると、慢性状態検出および監視デバイスに含まれる複数のマルチモダリティ検知および測定モジュールが作動して、ヒト対象からマルチモダリティ検知データを取得する。マルチモダリティ検知データには、胸部インピーダンス検知データ、心電図(ECG)検知データ、呼吸数および1回換気量検知データ、心拍数変動/心音に基づく検知データ、ならびにパルスオキシメトリ検知データのうちの1つ以上が含まれることができるが、これらに限定されない。マルチモダリティ検知データは、データを少なくとも部分的に分析、トレンド化、および/または整理するための、慢性状態検出および監視デバイスに含まれるデータ分析装置に提供される。次に、分析されたマルチモダリティ検知データは、ヒト対象の慢性状態ステータスについての1つ以上の推論を行う際の後続の使用のために、慢性状態検出および監視デバイスに含まれるデータ融合/決定エンジンによって、少なくとも部分的に融合されるか、または組み合わされる。次いで、少なくとも部分的に融合された、または組み合わされたマルチモダリティ検知データは、さらなるデータの分析、トレンド化、整理、および/または融合、ならびに監視および/または追跡目的のための、病院臨床医による後続の遠隔ダウンロードの可能性のために、1つ以上の無線通信経路を介して、慢性状態検出および監視デバイスに含まれる伝送機/受信機によって、クラウドに伝送される。
ある特定のさらなる実施形態において、複数の検知のモダリティを使用して、ヒト対象における慢性状態などの医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視するための装置は、ヒト対象上に位置決めされるように構成された非侵襲的慢性状態検出および監視デバイスを含み、それによって、少なくとも複数の表面電極および/または例えば、心音センサ、超音波センサ、光心電図(PPG)センサなどの1つ以上のセンサを介して、ヒト対象の胴体ならびに上胸部および頸部領域、または身体の任意の他の好適な部分または領域と接触する。慢性状態検出および監視デバイスは、複数のマルチモダリティ検知および測定モジュール、データ分析装置、データ融合/決定エンジン、ならびに伝送機/受信機を含む。複数のマルチモダリティ検知および測定モジュールは、ヒト対象から、胸部インピーダンス検知データ、ECG検知データ、呼吸数および1回換気量検知データ、心拍数変動/心音に基づく検知データ、ならびにパルスオキシメトリ検知データのうちの1つ以上を含むが、これらに限定されないマルチモダリティ検知データを取得するように動作可能である。データ分析装置は、マルチモダリティ検知データに対して、少なくとも部分的なデータ分析、データトレンド化、および/またはデータ整理を実行するように動作可能である。データ融合/決定エンジンは、ヒト対象の慢性状態ステータスに関する1つ以上の推論を行う際の後続の使用のために、分析されたマルチモダリティ検知データを、少なくとも部分的に融合するか、または組み合わせるように動作可能である。伝送機/受信機は、さらなるデータの分析、トレンド化、整理、および/または融合、ならびに監視および/または追跡目的のための、病院臨床医による後続の遠隔ダウンロードの可能性のために、少なくとも部分的に融合されたか、または組み合わされたマルチモダリティ検知データを、1つ以上の無線通信経路を介して、クラウドに伝送するように動作可能である。
本出願の他の特徴、機能、および態様は、以下の説明から明らかになるであろう。
本開示ならびにその特徴および利点のより完全な理解を提供するために、添付の図面と合わせて、以下の記載を参照し、添付の図面では、同じ参照番号が同じ部分を表す。
本開示のいくつかの実施形態による、複数のモダリティを使用して、対象の医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視するための例示的なシステムを含む環境を例解する図である。
本開示のいくつかの実施形態による、図1のシステムの例示的な機能的構成要素を例解する図である。
本開示のいくつかの実施形態による、医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視するための例示的なシステムの例示的な実施形態が採用され得る別の例示的な環境を例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するためのデバイスを例解する図である。 本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するためのデバイスを例解する図である。 本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するためのデバイスを例解する図である。
本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための別のデバイスを例解する図である。
本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための別のデバイスを例解する図である。
本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための別の例示的なデバイスを例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、図7の例示的なデバイスの裏側を例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、対象についての医学的状態または健康状態を検出および監視するためのデバイスを維持するために利用される例示的な接着剤を例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための別の例示的なデバイスを例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視するために利用される例示的なシステムを例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視するために利用される別の例示的なシステムを例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的な基地局を例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための別の例示的なデバイスを例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、図14の例示的なデバイスの裏側を例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための別の例示的なデバイスを例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、図16の例示的なデバイスの裏側を例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、例示的な制御モジュールを例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的な基地局を例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、図19の基地局を例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、例示的なガイドを例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、例示的な位置決め配置を例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的なガイドを例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、医学的状態または健康状態の発症を検出する、および/またはその重症度を監視する例示的な方法を例解するフロー図である。
本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための別のデバイスを例解する図である。
本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための電極およびセンサ胴部の配置の様々な例を例解する図である。 本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための電極およびセンサ胴部の配置の様々な例を例解する図である。 本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための電極およびセンサ胴部の配置の様々な例を例解する図である。 本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための電極およびセンサ胴部の配置の様々な例を例解する図である。 本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための電極およびセンサ胴部の配置の様々な例を例解する図である。 本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための電極およびセンサ胴部の配置の様々な例を例解する図である。 本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための電極およびセンサ胴部の配置の様々な例を例解する図である。
本開示のいくつかの実施形態による、例示的なユーザインターフェースを例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的なユーザインターフェースを例解する。
本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的なユーザインターフェースを例解する。
例示的な心血管フィードバックループを例解する図である。 例示的な心血管フィードバックループを例解する図である。
心不全の医学的分類を例解する図である。
複数の検知のモダリティを使用して、ヒト対象における、鬱血性心不全(CHF)状態、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、および他の慢性状態などの医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視するためのシステム、装置、および方法が開示される。特に、検知の各モダリティからのデータを、非侵襲的に収集および分析、トレンド化、および/または整理するためのデバイスが開示される。デバイスは、マルチモダリティ検知データのいくつかまたはすべてに対してデータ融合を実行して、ヒト対象における健康状態の発症を検出することに有用なキュレートされたデータを取得し、および/またはその重症度を監視し、そのようなマルチモダリティ検知データ(ならびにヒト対象の健康状態の発症および/または重症度に関する他の情報)を伝送することができる。データは、通信ネットワークを介して直接「クラウド」に、またはスマートフォンもしくは他の通信デバイスに伝送することができる。スマートフォンもしくは他の通信デバイスは、データを局所的に分析することができ、またはスマートフォンもしくは他の通信デバイスは、マルチモダリティ検知データおよび/または他の情報を、通信ネットワークを介してクラウドに伝送することができる。クラウドに伝送されるデータは、遠隔で分析、トレンド化、整理、および/または融合されて、開示されたシステム、装置、および方法によって実行されるデータの分析、トレンド化、整理、および/または融合を増強するか、または少なくとも部分的に置き換えることができる。いくつかの例では、病院臨床医は、ヒト対象の健康状態を監視および/または追跡するために、結果として生じるキュレートされたマルチモダリティ検知データおよび/または他の情報を、クラウドから遠隔的にダウンロードすることができる。
複数の検知のモダリティを使用してヒト対象における慢性状態を非侵襲的に検出および監視するための開示されたシステム、装置、および方法は、埋め込み型除細動器(ICD)、両室ペーシング機能付き心臓再同期療法(CRT-D)、またはペースメーカーなどのヒト対象における慢性状態を管理するための従来の埋め込み型心臓デバイスよりも改善を提供することができる。例えば、そのような従来の埋め込み型心臓デバイスは、通常、ヒト対象の液体貯留を検出するためのモダリティなど、単一または限られた数の検知モダリティを提供するように構成された1つ以上のセンサを含む。しかしながら、単に、単一または限られた数の検知モダリティに基づいて、ヒト対象の慢性状態ステータスを監視および/または追跡することは、しばしば偽陽性をもたらし、病院費用を増加させ得る不必要な病院再入院をもたらす可能性がある。さらに、そのような従来の埋め込み型心臓デバイスは、一般に、ヒト対象における潜在的に問題のある慢性状態の陽性検出を取得するために、マルチモダリティ検知データの相互関係を分析することが可能ではない。さらに、そのような従来の心臓デバイスの埋め込み埋め込み可能な性質は、感染の発生だけでなく、外科的リスクを増加させる可能性がある。さらに、このような従来の心臓デバイスの植え込み可能な性質は、インプラントを挿入するための手術に適格な患者のみがデバイスを受容することができるため、デバイスの患者への利用可能性を制限する。
ヒト対象における医学的状態または健康状態(CHF、COPD、他の心臓状態、および他の肺状態を含む、慢性状態など)を非侵襲的に検出および監視するための開示されたシステム、装置、および方法は、非侵襲的にデータを収集することができ、少なくとも部分的に、複数の検知のモダリティからのデータを分析、トレンド化、および/または整理することができる。さらに、システム、装置、および方法は、マルチモダリティ検知データのいくつかまたはすべてに対してデータ融合を実行し、慢性状態の発症を検出するために有用であり、またヒト対象における慢性状態の重症度を監視するために有用なキュレートされたデータを取得することができる。開示されたシステム、装置、および方法は、それによって、潜在的に問題のある慢性状態の陽性検出を増加させると同時に、偽陽性を低減し、これは、不必要な病院再入院の数を低減し、病院滞在を短縮し、および病院コストを低減することができる。さらに、慢性状態を非侵襲的に検出および監視するための開示されたシステム、装置、および方法は、ヒト対象が病院から退院した後に好都合に採用することができる外部デバイスで実装することができ、ヒト対象ならびに病院臨床医が、手術および/または感染からのリスクを低減して、対象の慢性状態を監視することを可能にする。
心不全の悪化は、本明細書に開示される非侵襲的システム、装置、および方法を使用して収集することができる複数の測定値の経時的変化と相関する。特に、心不全の悪化は、S3心音の振幅の増加、安静時の呼吸の速さと浅さの増加、相対的な1回換気量の減少(安静時の吸入と呼気の間で変位する空気の量を表す肺気量)、および胸部インピーダンスの減少と相関する。
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、検知の複数の方法を使用して、ヒト対象における医学的状態または健康状態(CHFを含む慢性状態など)を非侵襲的に検出および監視するための例示的なシステム102の実施形態が用いられ得る典型的な環境100を示す。図1に示されるように、システム102は、複数のマルチモダリティ検知および測定モジュール112(図2も参照)、ならびに複数の表面電極/センサ114a~114d(例えば、4つの表面電極/センサ、または任意の他の好適な数の表面電極/センサ)を含む。例えば、1つ以上の表面電極は、固体ゲル表面電極、または任意の他の好適な表面電極として実施することができる。さらに、1つ以上のセンサは、心音センサ、超音波センサ、光心電図(PPG)センサ、または任意の他の好適なセンサとして実装され得る。システム102は、少なくとも複数の表面電極/センサ114a~114dを介して、ヒト対象104の胴体、上部胸部、および首領域、または身体の任意の他の好適な部分または領域のうちの1つ以上に接触するように動作する、概して三角形状のデバイス、または任意の他の好適な形状のデバイスとして構成され得る。
様々な実装態様では、システム102は、複数のパッチ状デバイス、または任意の他の好適な構造またはデバイスとして、それが着用可能なベスト状構造内に実装されることを可能にする構成を有することができる。デバイス構成の様々な例を、図4A~図8、図10、図14~図18、および図25に示す。
典型的な環境100において、システム102は、スマートフォン106との無線通信経路116を介して双方向通信を行うように動作可能であり、スマートフォン106は、次に、通信ネットワーク108(例えば、インターネット)との無線通信経路118を介して双方向通信を行うように動作可能である。スマートフォン106は、通信ネットワーク108を介して、クラウドコンピューティング、データ処理、データ分析、データトレンド化、データ整理、データ融合、データ記憶、および/または他の機能のためのリソースを含み得る、クラウド110との無線通信経路120を介して双方向通信を行うようにさらに動作可能である。システム102は、クラウド110と直接、無線通信経路122を介して双方向通信を行うようにさらに動作可能である。
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、ヒト対象における医学的状態または健康状態(CHF、COPD、他の心臓状態、および/または他の肺状態を含む慢性状態など)を非侵襲的に検出および監視するためのシステム102の詳細図を描写する。図2に示すように、システム102は、複数のマルチモダリティ検知および測定モジュール112、プロセッサ202、およびその関連メモリ208、マルチモダリティ検知データを記憶するためのデータ記憶装置206、ならびに伝送機/受信機204を含む。伝送機/受信機204は、無線通信経路116を介して、スマートフォン106(図1を参照)と通信するためのBluetooth通信、WiFi通信、または任意の他の好適な近距離通信を実行するように構成することができる。伝送機/受信機204は、無線通信経路122を介して、クラウド110(図1を参照)と通信するためのセルラー通信または任意の他の好適な長距離通信を実行するようにさらに構成することができる。
いくつかの実装態様では、複数のマルチモダリティ検知および測定モジュール112は、胸部インピーダンス測定モジュール212、心電図(ECG)測定モジュール214、呼吸数測定モジュール216、および1回換気量測定モジュール218、心音に基づく測定モジュール220、およびパルスオキシメトリ測定モジュール222のうちの1つ以上を含むことができるが、これらに限定されない。一実施形態では、システム102は、反射パルスオキシメトリ測定を実行するように構成することができる。別の実施形態では、システム102は、指ベースのパルスオキシメトリ測定を実行するための指ポケットデバイス(図示せず)を含み得る。複数のマルチモダリティ検知および測定モジュール112は、図1に示される複数の表面電極/センサ114a~114dと切り替え可能に接続するための電極/センサ接続スイッチング回路224をさらに含む。
プロセッサ202は、データ分析装置226およびデータ融合/決定エンジン228などの複数の処理モジュールを含むことができる。伝送機/受信機204は、BluetoothもしくはWiFi対応スマートフォン、または任意の他の好適なスマートフォンであり得る、スマートフォン106への/からの無線通信経路116を介して、BluetoothまたはWiFi信号などの無線信号を伝送/受信するように動作可能である少なくとも1つのアンテナ210を含むことができる。アンテナ210は、クラウド110への/からの無線通信経路122を介して、セルラー信号などの無線信号を伝送/受信するようにさらに動作可能である。
以下の例示的な実施例、ならびに図1および図2を参照して、検知の複数のモダリティを使用して、ヒト対象における、CHF、COPD、他の心臓状態、および/または他の肺状態を含む慢性状態などの医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視するためのシステム102の動作をさらに理解するであろう。この例示的な実施例では、ヒト対象104が仰臥位または直立位にある間、所定の日数の間毎日、定められた回数(例えば、1日2回)において、ヒト対象104(図1を参照)またはヒト補助者は、システム102を、複数の表面電極/センサ114a~114dを介して、対象の胴体および上胸部および首部領域(または身体の任意の他の好適な部分または領域)のうちの1つ以上と接触するように、略三角形の形状のデバイス(または任意の他の好適な形状のデバイス)として位置決めする。
ヒト対象の胴体および/または上胸部および/または頸部領域と接触するシステム102を配置した後、複数のマルチモダリティ検知および測定モジュール112を起動して、ヒト対象104からマルチモダリティ検知データを収集、集約、検知、測定、またはそうでなければ取得することができる。例えば、胸部インピーダンス測定モジュール212は、複数のベクトルを使用して胸部インピーダンス検知を実行して、ヒト対象の胸部液体インピーダンスの測定値、ならびに肺における液体鬱血の局在化を取得するためのトレンドを取得することができる。そのために、胸部インピーダンス測定モジュール212は、電極/センサ接続スイッチング回路224を介して、表面電極114a~114dのうちの2つ以上の間の好適な高周波、低振幅電流を適用することができる。一例では、電流は、表面電極対114a、114bを介して印加されるなど、ヒト対象の首部および胸部における電極114a~114dのうちの2つの間に印加される。胸部インピーダンス測定モジュール212は、電極/センサ接続スイッチング回路224を介して、表面電極114a~114dのうちの2つの間の電位差を測定することによって、胸部インピーダンス信号を取得する。いくつかの例では、表面電極114a~114dの間に印加される高周波、低振幅電流は、約50キロヘルツ(kHz)~約100kHzの間の周波数を有し、約1ミリアンペアの二乗平均平方根(mArm)~4mArmの間の振幅を有する。他の例では、電流は、約50kHz未満または約100kHzを超える周波数を有する。いくつかの例では、電流は、約20kHz~約200kHz、または約20kHz~約1メガヘルツ(MHz)の周波数を有する。
いくつかの実装態様では、胸部インピーダンス測定モジュール212は、2対の表面電極から取得された測定値を使用する。一実装態様では、4つの電極がインピーダンス測定に使用される。4つの電極は、2つの力電極および2つの検知電極を含み、各力電極は1つの検知電極と対になっている。4つの電極の各グループは、観察された変化を局所化するために、空間内のベクトルを分解することができる。ベクトルの各側に4つの電極のうちの2つが存在する。特に、ベクトルの各側に1つの力電極および1つの検知電極が存在し得る。力電極は、体内に電流を印加(または注入)する(または体内に注入された電流を受信する)。検知電極は、力電極によって体内に印加された電流によって引き起こされる妨害を測定する。様々な実装態様では、ベクトルの検知電極は、電圧および/または電流の印加を通じて力電極によって電流を体内に注入することによって引き起こされる、電流および/または電圧低下を検知する。電圧および電流は、インピーダンス(V=Z*i)に関連するため、インピーダンスZを測定するために、既知の電流iを印加することができ、その後の電圧降下Vを測定することができ、Zは、既知の電流iおよび測定された電圧Vの変化を使用して計算することができる。様々な実装態様によれば、電流を印加するための回路(力電極)の特性は、電圧を測定するための回路(検知電極)の特性とは異なる。様々な実装態様によれば、電極(力電極および検知電極)の2つの異なるセットが存在し、各電極は、正極側および負極側を有する。
4つの電極を使用して、組織の異なる部分および様々な深さの組織を、注入された波形の周波数を調整することによってスキャンすることができる。インピーダンスは、空間分解能なしで単一のベクトル上で測定される。いくつかの実装態様では、4つを超える電極が使用され、追加の電極対は、複数のベクトルを追加し、これは、追加の組織スキャンを追加する。いくつかの実装態様では、検知電極および力電極の各対は、複数のベクトルの一方の側である。例えば、2対の検知電極および力電極は、1つのベクトルを形成し、3対の検知電極および力電極は、3つのベクトルを形成する。他の例では、より多くの対の電極が使用され、より多くのベクトルが形成される。よって、各ベクトルは、選択された空間領域を監視する。
他の実施形態では、電極114a~114dの各々は、電極/センサ接続スイッチング回路224に応じて、力電極または検知電極のいずれかとして動作し得る。さらに、力電極は、電極/センサ接続スイッチング回路224によって構成され、力電極によって印加される電圧または電流のいずれかを制御し得、検知電極は、それぞれ電流または電圧のいずれかを測定し得る。印加された電圧または電流、および測定された電流または電圧に基づいて、システム102は、対象の特定の健康特性を判定するために利用され得るインピーダンスを導出し得る。
インピーダンスの測定値を使用して、呼吸数、1回換気量、および肺液を含む生理学的情報を決定することができる。インピーダンス測定値を使用して、肺抵抗および肺液の場所などの導出されたメトリックを決定することもできる。呼吸数については、患者の呼吸により空気が肺に入り、周囲の組織を圧迫する肺気量が増加する。これは、いくつかのベクトル(主に肺を横切るベクトル)の増加、および電流の転送に起因する他のベクトルの減少を伴うインピーダンスの変化をもたらす。呼吸数は、呼吸と同じ周期に続くインピーダンスの変化に基づいて決定される。さらに、1回換気量は、1回換気量(肺気量の変化)に比例する変化の振幅を決定することによって監視することができる。波形の形状は、呼吸パターンに関連し、気道/肺抵抗を監視するために使用することができる。
肺内の液体は、肺内の液体を他の体液と区別するために使用される、複数の周波数および/または複数の空間ベクトルをスキャンすることによって、検出および/または監視することができる。肺液と他の体液との間の分離の特異性を追加する別の方法は、姿勢でインピーダンス変化を測定することである。姿勢の変化は、重力と共に肺液を移動させる可能性がある。流体の動きは、様々なベクトル測定によって検出することができ、他の体液から移動する肺液を分離することに役立つ。一例では、インピーダンスのベクトルは、50kHzの単一周波数を使用して肺の底部で測定される。例えば、図1の電極114cと114dとの間のインピーダンスベクトルを測定し得る。インピーダンスベクトルが、人が仰臥位(水平位置)のときに測定され、患者が標準的なファウラー位置に移動した後に再度測定される場合、1オーム以上のインピーダンスの変化は、肺内の液体の存在を示す可能性がある。鬱血性心不全患者では、インピーダンスの変化は通常、患者が症状を経験し始めたときに5オームを超える。
医学において、ファウラーの位置は、患者の胴体が水平面に対してある角度で、患者が半直立座位に座る標準的な患者の位置であることに留意されたい。様々な例では、ファウラーの位置は、患者の胴体が約15~30度の角度であり、患者の胴体が約30~約45度の角度であり、患者の胴体が約45~約60度の角度であり、患者の胴体が約60~約90度の角度であることを含む。標準的なファウラーの位置では、患者の胴体は、約45~約60度である。
様々な実装態様では、デバイスは、センサを含み、センサは、デバイスの位置を決定することができ、それによって、患者が直立または仰臥位であるかどうかを含む患者の水平位置を示す。デバイスは、患者の立位と仰臥位の両方で胸部インピーダンスを自動的に測定し、これらの2つの測定値を使用して慢性的な状態を監視および/または検出する。
上記で説明したように、デバイスはまた、心電図(ECG)測定モジュール214を含み、心電図測定モジュール214は、ヒト対象104の皮膚に接触する複数の表面電極114a~114dのうちのいくつかまたはすべてで、その胴体、上胸、および/または首の領域でECG測定を実行することができる。一実施形態では、パルスオキシメトリ測定モジュール222(または指ベースのパルスオキシメトリ測定を実行するための指ポケットデバイス)を、ECG測定モジュール214と併せて採用して、さらなる測定値を取得することができる。呼吸活動が、測定された胸部インピーダンスの対応する変化を引き起こす可能性があるため、呼吸数測定モジュール216および1回換気量測定モジュール218の各々は、胸部インピーダンス測定モジュール212と併せて動作して、それぞれヒト対象の呼吸数/呼吸数変動および1回換気量の測定値を取得することができる。
心音に基づく測定モジュール220は、電子聴診器、聴診器、または心拍数変動データを取得するための、および、心音(例えば、S1心音、「lub」、S2心音、「dub」)を取得して、検知データに変換するための任意の他の好適なデバイスを含むことができ、検知データは、その後、データ分析装置226によってアルゴリズム的に分析されて、拡張期の開始時に(心室の急速な充填中に)聞こえ得るS3心音(拡張早期または心室ギャロップとしても知られる)、および拡張期の後半に聞こえ得るS4心音(心房ギャロップとしても知られる)に関する情報を取得することができる。一実装態様では、心音に基づく測定モジュール220は、可聴域外の心音(約40Hz未満の心音)を測定し、それによって聴診器を使用して医師または他の医療従事者によって聞こえないS3およびS4の心音を測定する。S3およびS4の心音は、病的であり、心不全を示す。可聴域外のS3およびS4心音に関する情報は、慢性的な状態を検出および監視するために使用することができる。心音は、心臓領域に配置されたセンサによって測定することができる。センサは、音および/または振動を検出する。センサは、心臓の様々な領域に対するセンサ配置の場所に応じて異なる心臓音を検出する。例えば、S3に関連する信号を検出する機会を最大限にするために、センサは、第5肋間にある心尖に位置決めされ得る。心臓ポンプ機能が損なわれると、異常なS3心音が発生する。S3心音は、心臓の問題の初期の指標であり、他の測定可能な心臓信号の前に変化する可能性がある。S3心音は、ヒトの耳には聞こえない低周波で多くのエネルギーを有するため、S3心音は、医師によって病初では検出不能である。自動化されたアルゴリズムと組み合わせた低周波数に敏感な検知システムは、より早くS3心音を検出することができる。成人患者のS3またはS4心音のいかなる存在も異常であり、S3またはS4であると判定された任意のエネルギーの検出を使用して、潜在的な問題をフラグ付けすることができる。異なるセンサからのフラグは、上位レベルのロジックによって組み合わせて、個々の測定値よりも具体的かつ感度が高いように設計することができる単一のメトリックを生成することができる。
一実施形態では、パルスオキシメトリ測定モジュール222(または指ベースのパルスオキシメトリ測定を実行するための指ポケットデバイス)を、心音に基づく測定モジュール220と併せて採用して、さらなる測定値を取得することができる。パルスオキシメトリ測定モジュール222は、反射または指ベースのパルスオキシメトリ測定を実行することができることに留意されたい。一実施形態では、パルスオキシメトリ測定モジュール222は、脈拍数センサ、および血中酸素濃度(SpO2)センサを含むことができる。
胸部インピーダンス測定、ECG測定、呼吸数および1回換気量測定、心拍数変動/心音に基づく測定、ならびにパルスオキシメトリ測定を実行した後、胸部インピーダンス測定モジュール212、心電図(ECG)測定モジュール214、呼吸数および1回換気量測定モジュール216、218、心音に基づく測定モジュール220、ならびにパルスオキシメトリ測定モジュール222は、少なくとも部分的なデータ分析、データトレンド化、および/またはデータ整理のために、対応するマルチモダリティ検知データをデータ分析装置226に提供する。一実施形態では、そのようなマルチモダリティ検知データはまた、様々なレベルの臨床介入で使用するための予め設定されたアラートと共に、「クラウド内」で分析、トレンド化、および/または整理され、クラウドベースのデータ記憶装置110で利用可能にすることもできる。例えば、データ分析装置226は、(1)胸部インピーダンス測定データを分析して、ヒト対象の肺鬱血に関する情報を取得し、(2)呼吸数および1回換気量測定データを分析して、ヒト対象の息切れ(例えば、呼吸困難、発作性夜間呼吸困難)に関する情報を取得し、(3)ECG測定データおよび心拍変動データを複数の(例えば、3つ)投影図で分析して、ヒト対象104における心房細動および局在化の可能性に関する情報を取得し、(4)心音に基づく測定データを分析して、S3心音の可能性の増加に関する情報(拡張CHF状態による左心室の不全を示すことができる)を取得することができる。
データ分析装置226は、データ融合/決定エンジン228に、少なくとも部分的に分析されたマルチモダリティ検知データを提供し、データ融合/決定エンジン228は、1つ以上のアルゴリズムおよび/または決定基準に従って、ヒト対象104の慢性状態ステータスに関する1つ以上の推論を行う際の後続の使用のために、マルチモダリティ検知データを効果的に、少なくとも部分的に融合するか、または組み合わせる。例えば、実質的に同時に、S3心音の増加、ヒト対象104が静止している間の急速な浅い呼吸の増加、相対的な1回換気量の減少、および胸部インピーダンスの減少を示す複合マルチモダリティ検知データは、ヒト対象104における潜在的に問題のある慢性状態の強力な予測因子であり得る。一実施形態では、データ融合/決定エンジン228において実装されるそのようなアルゴリズムおよび/または決定基準は、ヒト対象の慢性状態ステータスに関する、データ融合/決定エンジン228によって行われた推論を強化するための1つ以上の臨床試験を通じて証明および/または改良することができる。次いで、プロセッサ202は、少なくとも部分的に組み合わされたマルチモダリティ検知データを伝送機/受信機204に提供し、伝送機/受信機は、組み合わされたマルチモダリティ検知データを、無線通信経路122を介してクラウド110に直接伝送するか、または無線通信経路116を介してスマートフォン106に伝送する。次に、スマートフォン106は、通信ネットワーク108を介して、組み合わされたマルチモダリティ検知データを、無線通信経路118、120を介してクラウド110に伝送することができ、そこでは、それをさらに分析、トレンド化、整理、および/または融合することができる。その結果得られたキュレートされたマルチモダリティ検知データは、次いで、監視および/または追跡目的で病院臨床医によって遠隔でダウンロードすることができる。
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、医学的または健康状態を非侵襲的に検出および監視するための例示的なシステム302の例示的な実施形態が採用され得る別の例示的な環境300を例解する。特に、例解される実施形態におけるシステム302は、対象の医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出するためのデバイス304と、デバイス304の格納のためのケース306と、を含む。ケース306は、基地局と称され得る。
いくつかの実施形態において、デバイス304は、無線通信を行うことができない場合がある。これらの実施形態では、デバイス304は、遠隔デバイスと通信するために、ケース306との有線接続に依存し得る。例えば、デバイス304は、デバイス304がケース306に位置決めされるときに、ケース306と有線接続を確立し得、デバイス304およびケース306は、有線接続を介して通信を交換し得る。ケース306は、遠隔デバイスと無線通信することを可能にし得、遠隔デバイスとデバイス304との間の通信の仲介者として機能し得る。デバイス304およびケース306のさらなる詳細は、図7~図11に関連して説明される。
環境300は、クラウド308をさらに含む。クラウド308は、クラウド110(図1)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。クラウド308は、システム302を含む遠隔デバイスにリソースを提供する1つ以上のサーバを含み得る。例えば、リソースは、遠隔デバイスによって利用され得るコンピューティングリソース(プロセッサなど)、ストレージリソース(メモリデバイスなど)、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。リソースは、クラウドコンピューティング、データ処理、データ分析、データトレンド化、データ整理、データ融合、データ記憶、および/または他の機能のためのリソースを含み得る。さらに、クラウド308を利用して、遠隔デバイス間でデータを共有することができる。例えば、クラウド308上に記憶されたデータは、対象の医療提供者と共有され得、それによって、医療提供者は、デバイス304によって捕捉された対象の健康特性を監視することを可能にする。いくつかの実施形態では、医療提供者は、データを利用して、対象の健康特性を評価するための電気撮像トモグラフィ(EIT)および/またはインピーダンス分光法を実施し得る。
環境300は、通信ネットワーク310をさらに含む。通信ネットワーク310は、システム302とクラウド308との間の通信仲介を提供し得る。例えば、通信ネットワーク310は、クラウド308とシステム302との間の通信の転送を容易にするおよび/または管理する1つ以上の通信構成要素を備え得る。いくつかの実施形態では、通信ネットワーク310は、さらに、遠隔デバイスに結合され得、システム302と、クラウド308と、遠隔デバイスとの間の通信の転送を容易にしおよび/または管理し得る。
通信ネットワーク310は、システム302とクラウド308との間に無線接続を提供し得るか、システム302とクラウド308との間に有線接続を提供し得る、またはそれらのいくつかの組み合わせであり得る。特に、通信経路312は、システム302と通信ネットワーク310との間に確立され得、通信経路312は、システム302と通信ネットワーク310との間の通信の転送を提供する。別の通信経路314は、通信ネットワーク310とクラウド308との間に確立され得、通信経路314は、通信ネットワーク310とクラウド308との間の通信の転送を提供する。通信経路312および通信経路314は、両方とも無線通信経路であってもよく、両方とも有線通信経路であってもよく、または、一方が無線通信経路であってもよく、他方が有線通信経路であってもよい。例えば、通信ネットワーク310は、いくつかの実施形態ではセルラーネットワークを備え得、通信経路312は、いくつかの実施形態では、無線セルラー通信経路であり得る。他の実施形態では、通信ネットワーク310は、ローカルエリアネットワークを備え得、ケース306は、通信ネットワーク310に有線接続(イーサネット接続など)を介して接続され得る。
デバイス304が無線通信を行うことができる他の実施形態では、デバイス304は、環境100(図1)に関連して、および環境300に関連して説明されたように動作し得る。特に、デバイス304は、デバイス304がケース306から切断されるとき、環境100に関連して説明されるように、無線接続を介して動作し得る。デバイス304がケース306と接続されるとき、デバイス304は、環境300に関連して説明されるように、仲介者としてケース306と共に動作し得る。さらに、デバイス304は、デバイス304の状態に基づいて、環境100または環境300に関連して説明された動作に従って動作するかどうかを判定し得る。例えば、デバイス304は、デバイス304のバッテリレベルに基づいて低電力状態にあると判定し、電力を節約するためにデバイス304の無線通信を無効にすることを選択し得、それによって環境300に関連して説明される動作に限定される。
いくつかの実施形態では、環境300は、遠隔デバイス318をさらに含み得る。遠隔デバイス318は、ユーザおよび/またはユーザ入力要素(キーボード、タッチスクリーン、1つ以上のボタン、および/または他の入力など)に情報を表示して、ユーザから入力を受信するためのディスプレイを含み得る。いくつかの実施形態では、遠隔デバイス318は、スマートフォン106(図1)などのスマートフォンを備え得る。
通信経路316は、デバイス304と遠隔デバイス318との間に確立され得る。通信経路316は、Bluetooth通信、WiFi通信、または任意の他の好適な近距離通信を介した通信などの無線通信経路を備え得る。デバイス304および遠隔デバイス318は、通信経路316を介して通信を交換し得る。例えば、デバイス304は、遠隔デバイス318上にユーザに表示される情報を、遠隔デバイス318に提供し得る。デバイス304を介して提供される情報は、遠隔デバイス318によって要求される動作の結果および/または動作を実行するために取られるべき行動(デバイス304を対象に適切に配置することなど)の表示を備え得る。遠隔デバイス318は、ユーザから入力を受信し、入力を利用して、遠隔デバイス318上に表示されるものを変更し、および/または入力をデバイス304に提供して、デバイス304に、入力に応答して動作を実行させ得る。いくつかの実施形態では、ユーザ認証は、通信経路316の確立、または通信のための通信経路316の利用のために利用され得る。例えば、ユーザ認証は、パスワード検証、生体認証、および/またはデバイス認識を含み得る。ユーザ認証の失敗は、通信経路316が確立されないこと、および/またはデータが通信経路316を横断して伝送されることを防止することを引き起こし得る。
図4Aは、本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するためのデバイス400を例解する図である。特に、デバイス400は、ヒト対象における慢性状態を非侵襲的に検出し、監視する。デバイス400は、第1の電極対402a~402bと、第2の電極対404a~404bと、第3の電極406と、第4の電極408と、を含む。上記のように、第1の電極対402a~402bは、1つの力電極および1つの検知電極を含む。同様に、第2の電極対404a~404bは、1つの力電極および1つの検知電極を含む。第3の電極406および第4の電極408は、例えば、心音センサ、力電極、および検知電極のうちの1つを含む、任意のタイプの電極とすることができる。デバイス400は、第1の端部に位置決めされた第1の電極対402a~402bおよび第2の端部に位置決めされた第2の電極対404a~404bを含む細長い矩形のベース部分410を有する。様々な例では、細長いベース部分410は、約10センチメートル(cm)~約20cmの長さであり、約2cm~約6cmの幅である。いくつかの例では、細長いベース部分410は、約1cm~約4cmの厚さである。矩形のベース部分410の長さの中央部に沿って、湾曲した尾部分412が、矩形のベース部分410と同一平面上に延在し、第1の電極対402a~402bの方向に向かって弧を描く。ベース部分410および湾曲した尾部分412は、デバイス400のフレームを備え得る。湾曲した尾部分412は、第3の電極406および第4の電極408を含む。第3の電極406は、湾曲した尾部分412の端部に位置決めされ、第4の電極408は、湾曲した尾部分412の中央に位置決めされる。様々な実装態様によれば、デバイス400は、電極402a~402b、404a~404b、406、408が対象の皮膚に接触している状態で、対象の胴体上に配置される。
図4Bは、対象の胴体上に位置決めされたデバイス400を示す。細長いベース部分410は、第6肋間空間の周りに位置決めされ、湾曲した尾部分412は、胴体の正中線に向かって内側に湾曲して上方に延在する。いくつかの実装態様では、第4の電極408は、胴体の左側の第5肋間空間に位置決めされ、S3音を検出するために最適に位置決めされる。他の実装態様では、湾曲した尾部分412は、胴体の正中線から離れて外側に湾曲する。電極は、電極が、デバイス400の示されている側とは反対に位置し、電極が対象の皮膚に対して位置決めされていることを示すための点線で示される。
図4Cは、対象の胴体上に位置決めされたデバイス400を示す。細長いベース部分410は、肩より下の高さに位置決めされ、湾曲した尾部分412は、心臓の上を下配向に延在し、胴体の正中線に向かって内側に湾曲する。他の実装態様では、湾曲した尾部分412は、胴体の正中線から離れて外側に湾曲する。電極は、電極が、デバイス400の示されている側とは反対に位置し、電極が対象の皮膚に対して位置決めされていることを示すための点線で示される。
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するためのデバイス500を例解する図である。特に、デバイス500は、ヒト対象における慢性状態を非侵襲的に検出し、監視する。デバイス500は、第1の電極対502a~502bと、第2の電極対504a~504bと、センサ506と、を含む。第1の電極対502a~502bは、力電極および検知電極を含む。同様に、第2の電極対504a~504bは、力電極および検知電極を含む。加えて、第1の電極対502a~502bのうちの1つおよび第2の電極対504a~504bのうちの1つは、ECGを測定する。センサ506は、音振動を検出するための心音センサである。一実装態様では、センサ506は、圧電マイクである。マイクの膜が突出して、胴体に接触し、心音を検出する。第1の電極対502a~502bは、第1の細長い要素508を介して第2の電極対504a~504bに接続されている。第2の電極対504a~504bは、第2の細長い要素510を介してセンサ506に接続されている。第1の細長い要素508および第2の細長い要素510は、デバイス500のフレームを備え得る。図5に示されるように、デバイス500において、第1の細長い要素508および第2の細長い要素510は、互いにほぼ垂直である。他の実装態様では、第1の細長い要素508および第2の細長い要素510は、互いに対して任意の選択位置で配向され得る。デバイス500は、対象の胴体上に配置され、電極502a~502bおよび504a~504b、ならびにセンサ506は、対象の皮膚と接触している。いくつかの実装態様では、電極502a~502bおよび504a~504bは、第6肋間空間に沿って位置決めされ、センサ506は、心尖において第5肋間空間に沿って位置決めされる。
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するためのデバイス600を例解する図である。デバイス600は、矩形のボックス610から延在する3つの長い可撓性アーム608を含む。矩形のボックス610および可撓性アーム608は、デバイス600のフレームを備え得る。可撓性アーム608の各々の先端には、一対の電極、すなわち、第1の電極対602a~602b、第2の電極対604a~604b、および第3の電極対606a~606bがある。電極対602a~602b、604a~604b、606a~606bは、対象の身体に適合するように配向され、所定の位置に固定されるように移動することができる。デバイス600は、対象が身体上に配置するハンドヘルドデバイスである。いくつかの例では、対象は、デバイス600を身体上に、1日に2回以上など定期的に位置決めし、測定値を記録する。いくつかの実装態様によれば、デバイス600は、心音を記録するためのセンサを含む。心音センサはまた、長い可撓性アームを介してデバイスに取り付けられ得る。心音センサは、マイクであり得、いくつかの例では、それは圧電マイクである。
他の実装態様では、電極および/または他のセンサは、対象の皮下に位置決めされる。皮下センサは、長期間所定の位置に留まることができ、測定のために外部デバイスに接続することができる。他の実装態様では、電極および/または他のセンサは、対象の皮膚に取り付けるパッチ内に位置決めされる。パッチは、測定のために外部デバイスに接続されている。
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための別の例示的なデバイス700を例解する。特に、図7は、対象によって着用されるときに、対象の皮膚から離れて位置決めされるためのものである、デバイス700の前側を例解する。
デバイス700は、フレーム702を含み得る。デバイス700の構成要素は、互いに対する構成要素の位置を維持するためにフレーム702に装着され得る。いくつかの実施形態では、フレーム702は、異なるサイズで利用可能であり得、異なるサイズは、対象の異なる身体タイプおよび/または身体サイズを容易にするために、構成要素間の異なる距離または異なる構成要素の配置を有する。他の実施形態では、フレーム702への構成要素の装着場所は、対象の異なる身体タイプおよび/または身体サイズについて構成要素の場所を調整するように調整可能であり得る。装着場所が調整可能であるいくつかの実施形態では、構成要素の場所を調整する能力は、特定の個人に限定され得(公的に入手可能ではない、調整のための特別なツールを必要とすることによってなど)、これは、対象が、誤って、動作のために不適切な場所に装着場所を調整することを防止し得る。
フレーム702は、第1の方向に延在する主本体704を含み得る。さらに、フレーム702は、1つ以上の他の方向に主本体704から延在する1つ以上の延長部706を含み得る。例えば、フレーム702は、例解される実施形態では、主本体704から延在する第1の延長部706aおよび第2の延長部706bを含む。例解される実施形態では、第1の延長部706aおよび第2の延長部706bは、主本体704から実質的に垂直に(5度以内に)延在するが、他の実施形態では、角度は、異なる場合があることを理解されたい。さらに、延長部706は、例解される実施形態では、主本体704に固定されているように例解される。他の実施形態では、主本体704に沿った延長部706の位置は、調整可能であり得る。
いくつかの実施形態では、主本体704は、剛性部分と、剛性部分間の1つ以上の屈曲点とを含み得る。例えば、主本体704は、例解される実施形態において、屈曲点710(破線によって示される)と、屈曲点710の第1の側に位置決めされる第1の剛性部分712と、屈曲点710の第2の側の第2の剛性部分714と、を含む。第1の剛性部分712および第2の剛性部分714は各々、剛性部分の剛性を維持する剛性材料(剛性金属、剛性プラスチック、または他の剛性材料など)を含み得る。いくつかの実施形態では、剛性材料は、対象の皮膚に対してより快適であり得る他の材料(布地など)によって囲まれ得る。屈曲点710は、第1の剛性部分712および第2の剛性部分714が屈曲点710の周りで曲げることを可能にする可撓性材料を含み得る。いくつかの実施形態では、可撓性材料は、剛性材料を取り囲む同じ材料(布地など)であり得、屈曲点710は、剛性材料がないことによって特徴付けられ得る。他の実施形態では、屈曲点710は、可撓性材料ではなくヒンジを含み得る。さらに、主本体704の全体は、他の実施形態では、可撓性または剛性であり得る。延長部706は、剛性または可撓性であり得、主本体704のいくつかの部分と同じ材料で形成され得るか、または異なる材料で形成され得る。
デバイス700は、ガイドと称され得る基準要素708をさらに含み得る。基準要素708は、フレーム702に接続され得、対象上のデバイス700の適切な位置決めのために利用され得る。特に、基準要素708は、対象上の基準点を識別し得、対象に対するフレーム702の適切な位置決めを容易にし得る。基準要素708は、例解される実施形態では、紐またはネックレス(本明細書では「紐」と総称される)を備える。紐は、対象の首を、フレーム702の位置決めのための基準点として利用し得る。特に、対象の首の周りに紐を配置することは、対象がフレーム702の適切な位置決めのために、対象の首から適切な距離でフレーム702を位置決めすることに役立ち得る。実施形態のうちのいくつかでは、紐は、調節可能であるか、または異なるサイズで利用可能であり、異なる身体タイプおよび/または異なる身体サイズに対する適切な位置決めを容易にし得る。他の実施形態では、基準要素708は、対象上の点(対象のアームの一方または両方、または対象の胸骨など)を参照し、対象の点に対してフレーム702が位置決めされるべきである位置を示すストラップまたは他のマーカーなど、フレーム702を位置決めすることを容易にするための他の手段を備え得る。フレーム702の適切な位置決めは、本開示を通して説明される表面センサの位置決めのうちの1つ以上を備え得る。
デバイス700は、制御モジュール716をさらに含み得る。制御モジュール716は、フレーム702に装着され得る。制御モジュール716は、例解される実施形態では、第2の延長部706bに装着されているが、他の実施形態では、制御モジュール716がフレーム702の他の場所に装着され得ることを理解されたい。
制御モジュール716は、マルチモダリティ検知および測定モジュール112(図2)、プロセッサ202(図2)、伝送機/受信機204(図2)、データ記憶装置206(図2)、メモリ208(図2)、またはそれらのいくつかの組み合わせのうちの1つ以上を含み得る。制御モジュール716は、デバイス700に電力を供給するためのバッテリをさらに含み得る。図8に関してさらに説明されるように、制御モジュール716は、デバイス700の1つ以上の表面センサに結合され得る。制御モジュール716は、表面センサの動作を制御し得、表面センサから受信されたデータを記憶し得る。いくつかの実施形態では、制御モジュール716は、データがクラウド(クラウド110(図1)および/またはクラウド308(図3)など)に将来転送されるために、データが捕捉された時間の指標(データをタイムスタンプするなど)と共に、データを記憶し得る。他の実施形態では、制御モジュール716は、データをクラウドに転送する前に、データを用いた動作をさらに実行し得る。例えば、制御モジュール716は、データをクラウドに転送する前に、データまたはそのある部分を分析、トレンド化、整理、および/または融合し得る。
いくつかの実施形態では、制御モジュール716は、配向検出センサをさらに含み得る。配向検出センサは、制御モジュール716の配向を判定し得、これは、対象の配向を判定するために利用され得る。例えば、制御モジュール716は、対象が立っているか、横たわっているかを判定することができるか、または配向検出センサによって測定された配向に基づいて、対象が傾斜している角度を判定することができる。いくつかの実施形態では、配向検出センサは、制御モジュール716の配向を判定するために利用され得る加速度計を備え得る。
制御モジュール716は、1つ以上のインジケータ718をさらに含み得る。インジケータ718は、デバイス700のステータスを示し得る。例えば、インジケータ718は、デバイス700の電子機器のステータス、対象の配向(またはデバイス700による動作の実行のために適切な配向に移行するよう、対象への指示)、データ伝送ステータス状態、電力ステータス、動作ステータス、またはそれらのいくつかの組み合わせを示し得る。インジケータ718は、視覚インジケータ、可聴インジケータ、動きインジケータ(振動を含む物理的な力を生成するインジケータなど)、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。例解される実施形態では、インジケータ718は、デバイス700のステータスを示すために点灯し得るライトを備える。他の実施形態では、インジケータ718は、ライト、ディスプレイ、スピーカ、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。
いくつかの実施形態では、インジケータ718は、3つの異なる色のライト(発光ダイオード(LED)など)を含み得る。点灯している光の色、光が点滅しているかどうか、および/または光が振動(pulsating)しているかどうかに応じて、デバイス700の異なるステータスが示され得る。例えば、第1のライトは、デバイス700が、点灯時に通信ネットワークに接続されていること、デバイスが、点滅時に通信ネットワークに接続する準備ができていること、および/または振動時に通信ネットワークとデータを交換していることを示し得る。第2のライトは、デバイス700が、点灯時に事前読み取りモードであること、および/または点滅時に対象のECGを測定していることを示し得る。第3のライトは、デバイス700が、点灯時に完全に充電されていること、振動時に充電していること、および/または点滅時に低バッテリ状態であることを示し得る。さらに、3つすべてのライトが同時に点滅している場合、電極またはセンサの1つ以上が対象に適切に適用されていないことを示し得る。3つのライトすべてが順に点滅している場合、対象の位置が、データを捕捉するために不適切であることを示し得る。さらに、3つのライトが順番に点滅している順番は、対象が現在の位置から前方または後方に傾いているべきであることを示すなど、対象の位置がどのように正しくないのかを示し得る。
フレーム702の形状およびフレーム702に装着された構成要素の位置決めが、図7に関して説明されているが、他の実施形態では、フレーム702の形状および/または構成要素の位置決めが異なる場合があることを理解されたい。特に、フレーム702の形状および構成要素の位置決めは、図26A~図26Gに関して説明された位置決めなど、本開示を通して説明された表面センサ位置決めのうちの1つ以上に従って表面センサの位置決めを達成する任意の形状または位置であってもよい。
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、図7の例示的なデバイス700の裏側を例解する。特に、図8は、対象によって着用されるときに、対象の皮膚に向かって位置決めされるためのものである、デバイス700の側を例解する。
デバイス700は、フレーム702に装着された1つ以上の表面センサを含む。表面センサは、本開示を通して説明される表面センサの特徴のうちの1つ以上を含み得る。表面センサは、電極、心音センサ、超音波センサ、光電脈波(PPG)センサ、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。表面センサは、デバイス700が対象によって着用されるときに、対象の皮膚の表面に接触するように配置され得る。
表面センサは、1つ以上の電極802を含み得る。例えば、デバイス700は、例解される実施形態において4つの電極を含む。電極802は、研磨されたステンレス鋼電極、白金黒電極、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。複数の電極802は、デバイス700が対象によって着用されるときに、胸部インピーダンスを測定するための場所に位置決めされ得る。例えば、複数の電極802は、デバイス700が対象によって着用されるときに、対象の胸部、対象の首、対象の胃、またはそれらのいくつかの組み合わせに対して位置決めされ得る。いくつかの実施形態では、電極802は、図26A~図26Gによって示される場所に位置決めされ得る。例解される実施形態では、デバイス700は、主本体704の第1の端部に向かって位置する第1の電極802aおよび第2の電極802bと、主本体704の第2の端部に向かって位置する第3の電極802cおよび第4の電極802dと、を含む。他の実施形態では、デバイス700は、より多くまたはより少ない電極802を有し得るか、電極802は、異なる位置に位置し得るか、またはそれらのいくつかの組み合わせであり得る。
主本体704の同じ端部に向かって位置する電極802は、製造および設計上の考慮事項(第1の接着剤902(図9)、第2の接着剤904(図9)、および第3の接着剤906(図9)などの接着剤による電極802の適切な接着のための空間を可能にすることなど)を考慮して、可能な限り近くに位置し得る。例えば、いくつかの実施形態では、同じ端部に向かって位置する電極間の距離は、0.5cm分離され得る。具体的に、いくつかの実施形態では、第1の電極802aは、第2の電極802bから0.5cm分離され得、第3の電極802cは、第4の電極802dから0.5cm分離され得る。いくつかの実施形態では、同じ端部に向かって位置する電極間の距離は、0.3cm~5cm分離され得る。
主本体704の両端に位置する電極802は、対象の肺を横断するように距離を置いて位置し得る。例えば、いくつかの実施形態では、第1の電極802aおよび第2の電極802bは、第3の電極802cおよび第4の電極802dから17cm~20cm分離され得、17cm~20cmは、ほぼ、成人のヒトの肺の幅であり得る。いくつかの実施形態では、第1の電極802aおよび第2の電極802bは、第3の電極802cおよび第4の電極802dから19cm分離され得る。他の実施形態では、第1の電極802aおよび第2の電極802bが第3の電極802cおよび第4の電極802dから分離される距離は、異なるサイズの対象に適合するように調整可能であり得る。
実施形態では、電極802が円形であるように例解されているが、電極802は、楕円形、矩形、三角形、菱形、またはそれらのいくつかの組み合わせを含む任意の形状であり得ることを理解されたい。さらに、いくつかの実施形態では、電極802は、分割電極を備え得、電極802の各々は、複数の材料片から形成され得る。例えば、例解される電極802は、半分または四半分に分割され得る。さらに、電極802(またはその分割部分)のサイズは、0.5cm~5cmの組み合わされた直径を有するなど、測定の実施に好適な任意のサイズであり得る。
表面センサは、1つ以上の音センサをさらに含み得る。音センサは、圧電センサ、音響センサ、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。例解された実施形態では、デバイス700は、音センサ804を含む。音センサ804は、第1の延長部706a上に位置する。他の実施形態では、音センサ804は、フレーム702に沿った他の位置に位置し得る。音センサ804は、デバイス700が対象によって着用されるときに、対象の胸部に対してかつ対象の心臓に隣接して位置決めされ得る。音センサ804は、動作中に対象の心臓の音を検出し得る。音センサ804は、対象の皮膚に対して位置決めされるためのものである曲面を有し得、曲面は、対象の皮膚とのより大きな表面接触を提供し、皮膚との良好な接触を提供し得る。さらに、音センサ804の縁部806は突出し得、対象の皮膚は、突出部によって形成された空洞を満たすように変形し得る。縁部806の突出部は、音センサ804によって捕捉された心臓の音の捕捉に影響を及ぼすことから、外部音を遮断することを支援し得る。いくつかの実施形態では、ゲルは、対象の皮膚に接触するためのものである音センサ804の表面に塗布され得、ゲルは、音センサ804の不用意な動きを減少させ得るか、音センサ804と対象の皮膚との間に位置する空気によって引き起こされ得る音伝達の損失を減少させ得るか、またはそれらのいくつかの組み合わせであり得る。
いくつかの実施形態では、音センサ804の縁部806は、Oリングを形成し得る。縁部806の内側の音センサ804の部分は、縁部806と比較して凹み得る。いくつかの実施形態では、縁部806内に形成された凹部は、ゲルで満たされ得る。ゲルは、縁部806の内側の音センサ804の部分への心音の伝達を容易にし得る。ゲルは、音センサ804(固体ゲルなど)の一部として実装され得るか、またはデバイス700を対象に適用する前に、音センサ804に塗布および/または再塗布され得る。
デバイス700は、1つ以上の温度センサをさらに含み得る。例えば、デバイス700は、温度センサ810を含む。温度センサ810は、対象の皮膚に接触し得、対象の皮膚の温度を測定し得る。他の実施形態では、温度センサ810は、電極802の近くに位置し得るか、または電極802の1つ以上のパッドの領域に埋め込まれ得る。さらに、デバイス700は、他の実施形態では、対象が位置する環境の温度を測定するためのものである追加の温度センサを含み得る。
他の実施形態では、デバイス700は、本開示を通して説明されるセンサのタイプのいずれかを含む、追加のタイプのセンサをさらに含み得る。例えば、いくつかの実施形態において、デバイス700は、パルスオキシメトリセンサを含み得る。パルスオキシメトリセンサは、電極802の近く、音センサ804の近く、温度センサ810の近く、またはフレーム702に沿った任意の他の位置に位置し得る。
表面センサは、制御モジュール716に結合され得、表面センサの動作は、制御モジュール716によって制御され得る。具体的に、表面センサは、導電体808(点線によって例解される)によって制御モジュール716に結合され得る。導電体808は、ワイヤ、回路、またはそれらのいくつかの組み合わせを備え得る。導電体808またはそのある部分は、可撓性であり得る。具体的に、屈曲点710を横切って延在する導電体808の少なくとも一部分は、可撓性であり得、動作不能になることなく複数回屈曲されるように設計され得る。導電体808は、フレーム702内、フレーム702に沿って、またはそれらのいくつかの組み合わせに位置し得る。屈曲点710がヒンジを備える実施形態では、導電体808は、導電性であるように設計されたヒンジの部分を含み得る。
制御モジュール716は、表面センサの動作を制御し、導電体808を介して表面検知のデータを受信し得る。例えば、制御モジュール716は、音データが音センサ804によっていつ捕捉されるかを定義し得、音センサ804から音データを受信し、記憶し得る。さらに、制御モジュール716は、電極802のどの部分が電気力(電圧および/または電流など)を印加するためのものであるか、および電極802のどの部分が電気力の印加によって影響を受ける変化(電圧低下または電流の流れの増加/減少など)を検出するためのものであるかを判定し得る。例えば、制御モジュール716は、第1の電極802aおよび第2の電極802bに電気力を印加させ、制御モジュール716は、第3の電極802cおよび第4の電極802dに変化を検出させ得る。第1のベクトルは、電位を印加する第1の電極802aと、変化を検出する第3の電極802cとの間に形成され得る。第2のベクトルは、電位を印加する第2の電極802bと、変化を検出する第4の電極802dとの間に形成され得る。デバイス700が対象上に配置されるとき、第2のベクトルは、第1のベクトルよりも対象の身体上で低くなり得る。いくつかの実施形態では、第4の電極802dなど、電極802のうちの1つによって検出された変化は、参照データとして使用され得、他の電極によって捕捉されたデータの補償のために利用され得る。他の実施形態では、デバイス700は、特定の電極を含み得、これは、基準電極として利用され、参照データを捕捉し得る。
いくつかの実施形態では、制御モジュール716は、電極802のうちの1つ以上に、電力として交流電流を印加させ得、電極802のうちの1つ以上に、交流電流の印加によって引き起こされる変化を検出させ得る。例えば、制御モジュール716は、第1の電極802aおよび第2の電極802bに、交流電流を印加させ得、一方、制御モジュール716は、第3の電極802cおよび第4の電極802dに、変化を検出させ得る。制御モジュール716は、検出された変化に基づいて等電位を判定し得、ここで、第3の電極802cおよび第4の電極802dから判定された等電位は、EITを実行するために利用され得る。さらに、いくつかの実施形態では、制御モジュール716は、交流電流の周波数を変化させ得る。これらの実施形態では、検出された変化は、等電位に加えて、交流電流を印加する電極と、変化を検出する電極との間の容量および/または抵抗の量を含み得る。容量および/または抵抗の量を、インピーダンス分光法のために使用して、交流電流を印加する電極と、変化を検出する電極との間の経路のためのインピーダンススペクトル表現を生成し得る。さらに、等電位はまた、交流電流の周波数が変化するときに、EITを実行するために利用され得る。
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、対象の医学的状態または健康状態を検出および監視するためのデバイスを維持するために利用される例示的な接着剤900を示す。具体的に、例解される実施形態は、デバイス700(図7)のための接着剤900を示す。明確にするために、接着剤900によって覆われていないデバイス700の輪郭を点線で示して、デバイス700と接着剤900の意図される場所との間の関係を例解する。
例解される実施形態では、接着剤900は、第1の接着剤902、第2の接着剤904、および第3の接着剤906を含む。接着剤900は、両面接着剤であり得、接着剤900の一方の側は、デバイス700に接着するためのものであり、接着剤900の他方の側は、デバイス700が対象によって着用されるときに、対象の皮膚に接着するためのものである。いくつかの実施形態では、接着剤900は、処分可能、消耗可能、および/または交換可能であり得る。他の実施形態では、接着剤900は、再利用可能であり得る。
接着剤900は、デバイス700の表面センサの近くに位置決めされるものであり、デバイス700が対象によって着用されるときに、表面センサの対象の皮膚との接触を維持するためのものである。例えば、第1の接着剤902は、第1の電極802a(図8)および第2の電極802b(図8)の近くに位置するものであり、第2の接着剤904は、温度センサ810(図8)の近くに位置するものであり、第3の接着剤906は、第3の電極802c(図8)、第4の電極802d(図8)、および音センサ804(図8)の近くに位置するためのものである。さらに、接着剤900は、例解される実施形態では、表面センサを取り囲むためのものである。具体的に、第1の接着剤902は、第1の電極802aが対象の皮膚に接触するために延在するためのものである第1の開口部908と、第2の電極802bが対象の皮膚に接触するために延在するためのものである第2の開口部910と、を含み得る。第2の接着剤904は、温度センサ810が対象の皮膚に接触するように延在するためのものである開口部912を含み得る。第3の接着剤906は、第3の電極802cが対象の皮膚に接触するために延在するためのものである第1の開口部914と、第4の電極802dが対象の皮膚に接触するために延在するためのものである第2の開口916と、音センサ804が対象の皮膚に接触するために延在するためのものである第3の開口918と、を含み得る。開口部の各々は、開口部を通って延在するためのものである要素よりもわずかに大きい直径を有し得、それによって、開口部を通る要素の単純な配置を容易にする。他の実施形態では、接着剤900は、例解される実施形態よりも多く、または少ない接着剤を含み得る。
図10は、本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための別の例示的なデバイス1000を例解する。具体的に、図10は、対象によって着用されるときに、対象の皮膚に向かって位置決めされるためのものである、デバイス1000の側を例解する。デバイス1000は、デバイス700(図7)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。
デバイス1000は、1つ以上の電極1002を含み得る。例えば、デバイス1000は、例解される実施形態において5つの電極1002を含む。具体的に、デバイス1000は、第1の電極1002aと、第2の電極1002bと、第3の電極1002cと、第4の電極1002dと、を含む。第1の電極1002a、第2の電極1002b、第3の電極1002c、および第4の電極1002dの各々は、それぞれ、第1の電極802a(図8)、第2の電極802b(図8)、第3の電極802c(図8)、および第4の電極802d(図8)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。
さらに、デバイス1000は、基準電極1002e(脚駆動電極と称され得る)を含み得る。基準電極1002eを利用して、他の電極1002によって検出されるノイズを最小限に抑え得る特定の電位で対象の身体を設定し得る。いくつかの実施形態では、基準電極1002eは、対象の身体の電位を検出するために利用され得、これは、任意のノイズを補うために、他の電極1002によって捕捉されたデータを処理するときに利用され得る。
いくつかの実施形態において、基準電極1002eは、電極1002のうちの他方よりも小さくてもよい。例えば、基準電極1002eは、1cm以下の直径を有し得、第1の電極1002a、第2の電極1002b、第3の電極1002c、および第4の電極1002dは、2cm以上の直径を有し得る。他の実施形態では、基準電極1002eは、他の電極1002と同じサイズであり得る。さらに、基準電極1002eと他の電極1002との間の距離は、0.5cm以上であり得る。例えば、基準電極1002eは、例解される実施形態において、第2の電極1002bから0.5cm以上離れて位置し得る。
デバイス1000は、音センサ1004をさらに含み得る。音センサ1004は、音センサ804(図8)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。音センサ1004は、対象の心臓の近くに位置するように構成され得、対象の心臓によって生成される音を検出するために利用され得る。したがって、音センサ1004は、第1の電極1002a、第2の電極1002b、第3の電極1002c、および第4の電極1002dの下、かつ電極1002の間に位置し得る。具体的に、音センサ1004は、例解される実施形態では、第4の電極1002dの下方、2cm~10cm、かつ第4の電極1002dの横、2cm~10cmに位置し得る。いくつかの実施形態では、音センサ1004は、対象の正中線と、対象の正中線から側面に向かって10cmとの間に位置決めされるように構成され得る。他の実施形態では、音センサ1004の位置は、空間または製造可能性によって制限され得る。音センサ1004は、他の実施形態では、電極1002に対して異なる位置に位置し得るが、依然として対象の心臓の近くに位置するように構成される。
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視するために利用される例示的なシステム1100を例解する。システム1100は、環境300(図3)内でシステム302(図3)として実装され得る。具体的に、システム1100は、デバイス1102と、ケース1104と、を含み得る。ケース1104は、基地局と称され得る。例解される環境では、デバイス1102は、デバイス700として示されている(図7)。他の実施形態では、デバイス1102は、デバイス400(図4A)、デバイス500(図5)、デバイス600(図6)、デバイス700、デバイス1000(図10)、またはデバイス2500(図25)を含む、本明細書に記載のデバイスのいずれかを備え得る。デバイス1102およびケース1104は、それぞれ、デバイス304(図3)およびケース306(図3)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。
ケース1104は、デバイス1102を受容し得、デバイス1102の格納のために利用され得る。例解される実施形態では、ケース1104は、デバイス1102を受容することができる輪郭部分1106を含み得る。輪郭部分1106は、デバイス1102、またはデバイス1102が(示されるように)折り畳まれた状態にあるときのデバイス1102と同様の形状であり得る。他の実施形態では、輪郭部分1106は、省略され得るか、またはデバイス1102の一部分を受容するように成形され得る。
例解される実施形態では、ケース1104は、ヒンジ1112によって接続された、底部ピース1108および上部ピース1110を備えて示されている。ヒンジ1112は、底部ピース1108および上部ピース1110が、回転して、ケース1104を開放および閉鎖することを可能にし得る。例えば、ケース1104は、デバイス1102を、使用されていないときに、損傷から保護するために、デバイス1102がケース1104の輪郭部分1106内に位置する状態で、閉鎖され得る。説明および例解されたケース1104は、システム1100内に実装され得るケースの1つの例にすぎないことを理解されたい。他の実施形態では、ケース1104は、デバイス1102がドッキングされ得る単一の部品を備え得る。いくつかの実施形態では、ケース1104は、ナイトスタンドに適合するようにサイズ決定され得る。
ケース1104は、デバイス1102からのデータの伝送および記憶するための電子機器を含み得る。例えば、ケース1104は、デバイス1102から受信されたデータの伝送および記憶のための電子機器を含み得る。例えば、ケース1104は、伝送機/受信機(送受信機/受信機204など)、データ記憶装置(データ記憶装置206など)、メモリデバイス(メモリ208など)、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。具体的に、伝送機/受信機は、デバイス1102とケース1104との間の通信を伝送するため、ケース1104と通信ネットワーク(通信ネットワーク310(図3)など)との間の通信を伝送するため、またはそれらのいくつかの組み合わせのために利用され得る。伝送機/受信機は、有線通信、無線通信、またはそれらのいくつかの組み合わせを提供し得る。例えば、伝送機/受信機は、Bluetooth通信、WiFi通信、他の好適な近距離通信、セルラー通信、または他の好適な長距離通信、またはそれらのいくつかの組み合わせを提供し得る。いくつかの実施形態では、伝送機/受信機は、デバイス1102との有線通信を提供し得、通信ネットワークとの有線通信または無線通信を提供し得る。
ケース1104は、データおよび/または通信の処理のための電子機器を含み得る。例えば、ケース1104は、プロセッサ(プロセッサ202(図2)など)を含み得る。プロセッサは、データ分析装置226(図2)および/またはデータ融合/決定エンジン228(図2)の動作のうちの1つ以上を実行し得る。例えば、プロセッサは、デバイス1102またはその一部分から受信されたデータを分析、トレンド化、整理、および/または融合し得る。他の実施形態では、デバイス1102は、データ分析装置226および/またはデータ融合/決定エンジン228の動作のうちの1つ以上を実行してもよく、デバイス1102およびケース1104の両方は、データ分析装置226および/またはデータ融合/決定エンジン228の動作のうちの1つ以上を実行してもよく、デバイス1102は、データ分析装置226および/またはデータ融合/決定エンジン228の動作のうちのいくつかを実行してもよく、またはデバイス1102およびケース1104のいずれも、データ分析装置226および/またはデータ融合/決定エンジン228の動作を実行しなくてもよい。いくつかの実施形態では、プロセッサおよび/またはデバイス1102は、データ分析装置226および/またはデータ融合/決定エンジン228の動作に加えて、またはその代わりに、データの圧縮を実行し得る。さらに、デバイス1102、ケース1104、またはその両方は、データを、EITおよび/またはインピーダンス分光法のために容易に利用することができる形式で、処理および/またはフォーマットし得る。動作が実行される実施形態では、動作は、データが通信ネットワークに転送される前に、デバイス1102から受信されたデータを用いて実行され得る。
ケース1104は、デバイス1102を充電するための電子機器をさらに含み得る。例えば、ケース1104は、電源(主電源など)に接続し得、デバイス1102がケース1104に接続されているときに、電源からのデバイス1102の充電を可能にする充電回路を含み得る。
ケース1104は、デバイス1102と接続するためのコネクタをさらに含み得る。例えば、ケース1104は、例解される実施形態においてピン1114を含む。ピン1114は、ケース1104の電子機器と結合されており、デバイス1102がケース1104に接続されるときに、デバイス1102をケース1104の電子機器と結合し得る。デバイス1102がケース1104に接続されるとき、ピン1114は、デバイス1102とケース1104との間のデータの転送、およびデバイス1102の充電を容易にし得る。ピン1114は、デバイス1102がケース1104の輪郭部分1106内に位置決めされるときに、デバイス1102をピン1114に接続することができるように、輪郭部分1106内に延在することができる。他の実施形態では、コネクタは、ヘッダ(USBポートおよび/またはシリアルポートなど)、ケーブル(USBケーブルまたは別のコンピュータケーブルなど)、またはそれらのいくつかの組み合わせを備え得る。
デバイス1102は、デバイス1102が折り畳まれた状態にあるデバイス1102の底部を示すように例解される。例えば、デバイス1102の一部分は、ケース1104内のデバイス1102の配置のために、屈曲点(屈曲点710(図7)など)を中心に折り畳まれ得る。デバイス1102は、制御モジュール1116をさらに含み得、制御モジュール1116は、制御モジュール716(図7)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。制御モジュール1116は、ケース1104のコネクタと嵌合するためのコネクタを含み得る。例えば、制御モジュール1116は、ケース1104のピン1114と嵌合するためのレセプタクル1118を含む。デバイス1102は、制御モジュール1116のコネクタがケース1104のコネクタと嵌合するときに、ケース1104に接続される。デバイス1102がケース1104と接続されるとき、ケース1104は、デバイス1102を充電し得、(データなどの)通信は、デバイス1102とケース1104との間で交換され得る。ケース1104がデバイス1102からデータを受信すると、データは、ケース1104によって通信ネットワークに通信され得る。
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視するために利用される別の例示的なシステム1200を例解する。システム1200は、システム1100(図11)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。
システム1200は、デバイス1202を含み得る。例解される環境では、デバイス1202は、デバイス700として示されている(図7)。他の実施形態では、デバイス1202は、デバイス400(図4A)、デバイス500(図5)、デバイス600(図6)、デバイス700、デバイス1000(図10)、またはデバイス2500(図25)を含む、本明細書に記載のデバイスのいずれかを備え得る。
システム1200は、基地局1204をさらに含み得る。基地局1204は、ケース1104(図11)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。具体的に、基地局1204は、デバイス1202とのデータの記憶、充電、および/または転送のために利用され得る。例えば、デバイス1202は、格納のためにデバイスの基準要素(基準要素708(図7)など)によって基地局1204から吊り下げられ得る。特定の実施形態では、基準要素は、基地局1204の一部分の周りに延在し、デバイス1202を基地局1204から吊す紐またはネックレスであり得る。基地局1204は、デバイス1202との充電および/またはデータの転送のためにデバイス1202に結合するための1つ以上のワイヤをさらに含み得、デバイス1202との無線充電および/またはデータの転送のための無線回路を含み得、またはそれらのいくつかの組み合わせであり得る。
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的な基地局1300を例解する。基地局1300は、ケース1104(図11)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。基地局1300は、下部分1302と上部分1304とを有するケースを備え得る。下部分1302は、ケース1104の底部ピース1108(図11)と同様であり得、デバイスとのデータの記憶、充電、および転送のために利用され得る。
上部分1304は、デバイスのための接着剤(第1の接着剤902(図9)、第2の接着剤904(図9)、および第3の接着剤906(図9)など)の更新および/または交換のために利用され得る。具体的に、上部分1304は、デバイスを受容するための凹部1306と、接着剤を受容するための1つ以上の接着凹部1308とを有するトレイを含み得る。
接着凹部1308は、凹部1306から上部分1304に延在し得る。接着凹部1308は、接着剤を受容し得、接着剤は、デバイスが凹部1306内に配置されるときに、適切な位置でデバイスに接着され得る。具体的に、ユーザは、保護カバーが接着部分を覆った状態で、接着凹部1308内に接着剤を配置し、次いで、上部分1304から離れて対向する保護カバーを取り外し、接着部分を露出させ得る。デバイスが凹部1306内に配置されるとき、露出した接着部分は、デバイスに接触し、適切な位置でデバイスに接着剤を接着し得る。
いくつかの実施形態では、異なる接着剤は、異なる時間に接着され得る。例えば、例解される実施形態において、デバイスが展開されるとき、デバイスは、基地局1300よりも広くなり得る。接着剤の適切な配置を容易にするために、接着剤の第1の部分を一度に適用してもよく、接着剤の第2の部分を別の時間に塗布してもよい。例解される実施形態では、第1の接着剤902は、第1の接着凹部1308aに配置され得、第2の接着剤904は、第2の接着凹部1308bに配置され得る。次いで、デバイスの一部分は、制御モジュール716が第2の接着凹部1308bに隣接して位置し、第1の電極802aおよび第2の電極802bが第1の接着凹部1308aに隣接して位置した状態で、凹部1306内に配置され得る。デバイスの一部分が凹部1306に配置されるとき、第1の接着剤902および第2の接着剤904は、デバイスに接着され得る。別途、第3の接着剤906は、第3の接着剤凹部1308cに配置され得る。デバイスの別の部分は、第3の電極802c、第4の電極802d、および音センサ804が第3の接着凹部1308cに隣接して位置する状態で、凹部1306内に配置され得る。デバイスの一部分が凹部1306内に配置されるとき、第3の接着剤906は、デバイスに接着され得る。
図14は、本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための別の例示的なデバイス1400を例解する。具体的に、図14は、対象によって着用されるときに、対象の皮膚から離れて位置決めされるためのものである、デバイス1400の前側を例解する。
デバイス1400は、フレーム1402を含み得る。デバイス1400の構成要素は、互いに対する構成要素の位置を維持するために、フレーム1402に装着され得る。いくつかの実施形態では、フレーム1402は、異なるサイズで利用可能であり得、異なるサイズは、対象の異なる身体タイプおよび/または身体サイズを容易にするために、構成要素間の異なる距離、または異なる構成要素の配置を有する。他の実施形態では、フレーム1402への構成要素の装着場所は、対象の異なる身体タイプおよび/または身体サイズについて構成要素の場所を調整するように調整可能であり得る。装着場所が調整可能であるいくつかの実施形態では、構成要素の場所を調整する能力は、特定の個人に限定され得(公的に入手可能ではない、調整のための特別なツールを必要とすることによってなど)、これは、対象が、誤って、動作のために不適切な場所に装着場所を調整することを防止し得る。
フレーム1402は、主本体1404を含み得る。主本体1404は、第1の方向に延在し得、湾曲し得る。他の実施形態では、主本体1404は、直線であり得る。さらに、フレーム1402は、1つ以上の他の方向に主本体から延在する1つ以上の延長部1406を含み得る。例えば、例解される実施形態では、主本体1404は、主本体1404に結合された、主本体1404から延在する第1の延長部1406aおよび第2の延長部1406bを含む。第1の延長部1406aは、主本体1404の第1の端部で主本体1404に結合され得、第2の延長部1406bは、主本体1404の第2の端部で結合され得、第2の端部は、第1の端部とは反対にある。例解される実施形態では、第1の延長部1406aおよび第2の延長部1406bは、主本体1404から実質的に垂直に(5度以内に)延在するが、他の実施形態では、角度が異なる場合があることを理解されたい。さらに、延長部1406は、例解される実施形態では、主本体1404に固定されているように例解される。他の実施形態では、主本体1404に沿った延長部1406の位置は、調整可能であり得る。
いくつかの実施形態では、主本体1404は、剛性部分と、剛性部分の間の1つ以上の屈曲点とを含み得る。例えば、主本体1404は、屈曲点1410(破線で示される)と、屈曲点1410の第1の側に位置する第1の剛性部分1412と、屈曲点1410の第2の側に位置する第2の剛性部分1414と、を含む。第1の剛性部分1412および第2の剛性部分1414は各々、剛性部分の剛性を維持する剛性材料(剛性金属、剛性プラスチック、または他の剛性材料など)を含み得る。いくつかの実施形態では、剛性材料は、対象の皮膚に対してより快適であり得る他の材料(布地など)によって取り囲まれ得る。屈曲点1410は、第1の剛性部分1412および第2の剛性部分1414が、屈曲点1410を中心に曲げることを可能にする可撓性材料を含み得る。いくつかの実施形態では、可撓性材料は、剛性材料を取り囲む同じ材料(布地など)であり得、屈曲点1410は、剛性材料がないことによって特徴付けられ得る。他の実施形態では、屈曲点1410は、可撓性材料ではなくヒンジを含み得る。さらに、主本体1404の全体は、他の実施形態では、可撓性または剛性であり得る。延長部1406は、剛性または可撓性であり得、主本体1404のいくつかの部分と同じ材料で形成され得るか、または異なる材料で形成され得る。
デバイス1400は、制御モジュール1416をさらに含み得る。制御モジュール1416は、フレーム1402に装着され得る。制御モジュール1416は、例解される実施形態では、第1の延長部1406aに装着されているが、他の実施形態では、制御モジュール1416がフレーム1402の他の場所に装着され得ることを理解されたい。
制御モジュール1416は、マルチモダリティ検知および測定モジュール112(図2)、プロセッサ202(図2)、伝送機/受信機204(図2)、データ記憶装置206(図2)、メモリ208(図2)、またはそれらのいくつかの組み合わせのうちの1つ以上を含み得る。制御モジュール1416は、デバイス1400に電力を供給するためのバッテリをさらに含み得る。図15に関してさらに説明されるように、制御モジュール1416は、デバイス1400の1つ以上の表面センサに結合され得る。制御モジュール1416は、表面センサの動作を制御し得、表面センサから受信されたデータを記憶し得る。いくつかの実施形態では、制御モジュール1416は、データがクラウド(クラウド110(図1)および/またはクラウド308(図3)など)に将来転送されるために、データが捕捉された時間の指標(データをタイムスタンプするなど)と共に、データを記憶し得る。他の実施形態では、制御モジュール1416は、データをクラウドに転送する前に、データを用いた動作をさらに実行し得る。例えば、制御モジュール1416は、データをクラウドに転送する前に、データまたはそのある部分を分析、トレンド化、整理、および/または融合し得る。
いくつかの実施形態では、制御モジュール1416は、配向検出センサをさらに含み得る。配向検出センサは、制御モジュール1416の配向を判定し得、これは、対象の配向を判定するために利用され得る。例えば、制御モジュール1416は、対象が立っているか、横たわっているかを判定することができるか、または配向検出センサによって測定された配向に基づいて、対象が傾斜している角度を判定し得る。いくつかの実施形態では、配向検出センサは、制御モジュール1416の配向を判定するために利用され得る加速度計を備え得る。
制御モジュール1416は、1つ以上のスイッチ1418をさらに含み得る。スイッチ1418は、ボタン、スライドスイッチ、スロースイッチ、トグルスイッチ、ロータリスイッチ、またはそれらのいくつかの組み合わせを備え得る。例解される実施形態では、スイッチ1418は、ボタンを備える。スイッチ1418の作動は、制御モジュール1416によって検出され得、手順(方法2400(図24)など)を開始させ得る。いくつかの実施形態では、スイッチ1418の作動に応答して開始される手順は、スイッチ1418が作動される時間の量に依存し得る。例えば、スイッチ1418が閾値期間を超えて作動されることにより、現在の手順は停止し得るか、または手順は再開され得る。
フレーム1402の形状およびフレーム1402に装着された構成要素の位置決めが、図14に関して説明されているが、他の実施形態では、フレーム1402の形状および/または構成要素の位置決めが異なる場合があることを理解されたい。具体的に、フレーム1402の形状および構成要素の位置決めは、図26A~図26Gに関して説明された位置決めなど、本開示を通して説明された表面センサ位置決めのうちの1つ以上に従って表面センサの位置決めを達成する任意の形状または位置であってもよい。
図15は、本開示のいくつかの実施形態による、図14の例示的なデバイス1400の裏側を例解する。具体的に、図15は、対象によって着用されるときに、対象の皮膚に向かって位置決めされるためのものである、デバイス1400の側を例解する。
デバイス1400は、フレーム1402に装着された1つ以上の表面センサを含む。表面センサは、本開示を通して説明される表面センサの特徴のうちの1つ以上を含み得る。表面センサは、電極、心音センサ、超音波センサ、PPGセンサ、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。表面センサは、デバイス1400が対象によって着用されるときに、対象の皮膚の表面に接触するように配置され得る。
表面センサは、1つ以上の電極1502を含み得る。例えば、デバイス1400は、例解される実施形態において4つの電極を含む。電極1502は、研磨されたステンレス鋼電極、白金黒電極、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。複数の電極1502は、デバイス1400が対象によって着用されるときに、胸部インピーダンスを測定するための場所に位置決めされ得る。例えば、複数の電極1502は、デバイス1400が対象によって着用されるときに、対象の胸部、対象の首、対象の胃、またはそれらのいくつかの組み合わせに対して位置決めされ得る。いくつかの実施形態では、電極1502は、図26A~図26Gによって示される場所に位置決めされ得る。例解される実施形態では、デバイス1400は、主本体1404の第1の端部に向かって位置する第1の電極1502aおよび第2の電極1502bと、主本体1404の第2の端部に向かって位置する第3の電極1502cおよび第4の電極1502dと、を含む。他の実施形態では、デバイス1400は、より多くまたはより少ない電極を有し得るか、電極は、異なる位置に位置し得るか、またはそれらのいくつかの組み合わせであり得る。
主本体1404の同じ端部に向かって位置する電極1502は、製造および設計上の考慮事項(接着剤による電極の適切な接着のための空間を可能にすることなど)を考慮して、可能な限り近くに位置し得る。例えば、いくつかの実施形態では、同じ端部に向かって位置する電極1502間の距離は、0.5cm分離され得る。具体的に、第1の電極1502aは、第2の電極1502bから0.5cm分離され得、第3の電極1502cは、第4の電極1502dから0.5cm分離され得る。いくつかの実施形態では、同じ端部に向かって位置する電極間の距離は、0.3cm~5cm分離され得る。
主本体1404の両端に位置する電極1502は、対象の肺を横断するように距離を置いて位置し得る。例えば、いくつかの実施形態では、第1の電極1502aおよび第2の電極1502bは、第3の電極1502cおよび第4の電極1502dから17cm~20cm分離され得、17cm~20cmは、ほぼ、成人のヒトの肺の幅であり得る。いくつかの実施形態では、第1の電極1502aおよび第2の電極1502bは、第3の電極1502cおよび1502dから19cm分離され得る。他の実施形態では、第1の電極1502aおよび第2の電極1502bが第3の電極1502cおよび第4の電極1502dから分離される距離は、異なるサイズの対象に適合するように調整可能であり得る。
実施形態では、電極1502が実質的に楕円形であるように例解されているが、電極は、円形、長方形、三角形、菱形、またはそれらのいくつかの組み合わせを含む任意の形状であり得ることを理解されたい。さらに、いくつかの実施形態では、電極1502は、分割電極を備え得、電極1502の各々は、複数の材料片から形成され得る。例えば、例解される電極1502は、半分または四半分に分割され得る。さらに、電極1502(またはその分割部分)のサイズは、0.9センチメートル平方(cm)~19.7cmの表面積を有するなど、測定の実施に好適な任意のサイズであり得る。
表面センサは、1つ以上の音センサをさらに含み得る。音センサは、圧電センサ、音響センサ、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。例解された実施形態では、デバイス1400は、音センサ1504を含む。音センサ1504は、第1の延長部1406a上に位置する。他の実施形態では、音センサ1504は、フレーム1402に沿った他の位置に位置し得る。音センサ1504は、デバイス1400が対象によって着用されるときに、対象の胸部に対してかつ対象の心臓に隣接して位置決めされ得る。音センサ1504は、動作中に対象の心臓の音を検出し得る。音センサ1504は、対象の皮膚に対して位置決めされるためのものである曲面を有し得、曲面は、対象の皮膚とのより大きな表面接触を提供し、皮膚との良好な接触を提供し得る。さらに、音センサ1504の縁部1506は突出し得、対象の皮膚は、突出部によって形成された空洞を満たすように変形し得る。縁部1506の突出部は、音センサ1504によって捕捉された心臓の音の捕捉に影響を及ぼすことから、外部音を遮断することを支援し得る。いくつかの実施形態では、ゲルは、対象の皮膚に接触するためのものである音センサ1504の表面に塗布され得、ゲルは、音センサ1504の不用意な動きを減少させ得るか、音センサ1504と対象の皮膚との間に位置する空気によって引き起こされ得る音伝達の損失を減少させ得るか、またはそれらのいくつかの組み合わせであり得る。
表面センサは、組み合わせセンサ1508を含み得る。組み合わせセンサ1508は、基準電極(基準電極1002e(図10)など)と、温度センサ(温度センサ810(図8)など)とを含み得る。組み合わせセンサ1508の基準電極を利用して、特定の電位で対象の主本体を設定し得、これは、他の電極1502によって検出されるノイズを最小限に抑え得る。いくつかの実施形態では、基準電極を利用して、対象の身体の電位を検出し得、これは、任意のノイズを補うために、他の電極1502によって捕捉されたデータを処理するときに利用され得る。
いくつかの実施形態において、組み合わせセンサ1508は、他の電極よりも小さくてもよい。例えば、組み合わせセンサ1508は、3.1416cmの表面積を有し得、第1の電極1502a、第2の電極1502b、第3の電極1502c、および第4の電極1502dは、12.5664cm以上の表面積を有し得る。他の実施形態では、組み合わせセンサ1508は、他の電極1502と同じサイズであり得る。さらに、組み合わせセンサ1508と他の電極1502との間の距離は、0.5cm以上であり得る。例えば、組み合わせセンサ1508は、例解される実施形態では、第3の電極1502cから0.5cm以上離れて位置し得る。
組み合わせセンサ1508の温度センサは、対象の皮膚に接触し得、対象の皮膚の温度を測定し得る。他の実施形態では、温度センサは、電極の近くに位置し得るか、または電極の1つ以上のパッドの領域に埋め込まれ得る。さらに、デバイス1400は、他の実施形態では、対象が位置する環境の温度を測定するためのものである追加の温度センサを含み得る。
他の実施形態では、デバイス1400は、本開示を通して説明されるセンサのタイプのいずれかを含む、追加のタイプのセンサをさらに含み得る。例えば、いくつかの実施形態において、デバイス1400は、パルスオキシメトリセンサを含み得る。パルスオキシメトリセンサは、電極1502の近く、組み合わせセンサ1508の近く、またはフレーム1402に沿った任意の他の位置に位置し得る。
表面センサは、制御モジュール1416(図14)に結合され得、表面センサの動作は、制御モジュール1416によって制御され得る。具体的に、表面センサは、導電体(導電体808(図8)など)によって制御モジュール1416に結合され得る。導電体は、ワイヤ、回路、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。導電体またはそのある部分は、可撓性であり得る。具体的に、屈曲点1410(図14)を横切って延在する導電体の少なくとも一部分は、可撓性であり得、動作不能になることなく複数回屈曲されるように設計され得る。導電体は、フレーム1402内、フレーム1402に沿って、またはそれらのいくつかの組み合わせに位置し得る。屈曲点1410がヒンジを備える実施形態では、導電体は、導電性であるように設計されたヒンジの部分を含み得る。
制御モジュール1416は、表面センサの動作を制御し、導電体を介して表面センサのデータを受信し得る。例えば、制御モジュール1416は、音データが音センサ1504によっていつ捕捉されるかを定義し得、音センサ1504から音データを受信し、記憶し得る。さらに、制御モジュール1416は、電極1502のどの部分が電気力(電圧および/または電流など)を印加するためのものであるか、および電極のどの部分が電気力の印加によって影響を受ける変化(電圧低下または電流の流れの増加/減少など)を検出するためのものであるかを判定し得る。例えば、制御モジュール1416は、第1の電極1502aおよび第2の電極1502bに電気力を印加させ、制御モジュール1416は、第3の電極1502cおよび第4の電極1502dに変化を検出させ得る。いくつかの実施形態では、組み合わせセンサ1508の基準電極など、電極のうちの1つによって検出された変化は、参照データとして使用され得、他の電極によって捕捉されたデータの補償のために利用され得る。他の実施形態では、デバイス1400は、特定の電極を含み得、これは、基準電極として利用され、参照データを捕捉し得る。
いくつかの実施形態では、制御モジュール1416は、電極のうちの1つ以上に、電力として交流電流を印加させ得、電極のうちの1つ以上に、交流電流の印加によって引き起こされる変化を検出させ得る。例えば、制御モジュール1416は、第1の電極1502aおよび第2の電極1502bに、交流電流を印加させ得、一方、制御モジュール1416は、第3の電極1502cおよび第4の電極1502dに、変化を検出させる。制御モジュール1416は、検出された変化に基づいて等電位を判定し得、ここで、第3の電極1502cおよび第4の電極1502dから判定された等電位は、EITを実行するために利用され得る。さらに、いくつかの実施形態では、制御モジュール1416は、交流電流の周波数を変化させ得る。これらの実施形態では、検出された変化は、等電位に加えて、交流電流を印加する電極と、変化を検出する電極との間の容量および/または抵抗の量を含み得る。容量および/または抵抗の量を、インピーダンス分光法のために使用して、交流電流を印加する電極と、変化を検出する電極との間の経路のためのインピーダンススペクトル表現を生成し得る。さらに、等電位はまた、交流電流の周波数が変化するときに、EITを実行するために利用され得る。
図16は、本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための別の例示的なデバイス1600を例解する。デバイス1600は、デバイス1400(図14)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。図16は、ユーザによって着用されるときに、対象の皮膚から離れて位置決めされるためのものである、デバイス1600の前側を例解する。
デバイス1600は、フレーム1602を含み得る。フレーム1602は、フレーム1402(図14)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。例えば、デバイス1600の構成要素は、互いに対する構成要素の位置を維持するために、フレーム1602に装着され得る。フレーム1602は、主本体1604を含み得、第1の延長部1606および第2の延長部1608は、主本体1604から延在する。例解される実施形態では、主本体1604は、フレーム1602の第1の部分を第1の方向に延在させ、フレーム1602の第2の部分を第2の方向に延在させる屈曲部1610を含む。第1の延長部1606および第2の延長部1608は、第3の方向に主本体1604から延在し得、第3の方向は、第1の配向および第2の配向とは異なる。
デバイス1600は、ホルダ1612をさらに含み得る。デバイス1600は、可撓性であり得、および/または主本体1604の一部分が主本体1604の別の部分上に折り畳まれることを可能にする屈曲点を有し得る。ホルダ1612は、主本体1604の一部分と相互作用し、デバイス1600を折り畳まれた配置に維持し得る。例えば、ホルダ1612は、主本体1604の一部分と摩擦接触を行って、デバイス1600を折り畳まれた配置に維持し得る。
デバイス1600は、第1の延長部1606に装着された制御モジュール1614を含み得る。制御モジュール1614は、制御モジュール1416(図14)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。さらに、第1の延長部1606は、島1616を含み得る。島1616は、図17に関してさらに説明されるように、音センサの装着のために利用され得る。
図17は、本開示のいくつかの実施形態による、図16の例示的なデバイス1600の裏側を例解する。具体的に、図17は、対象によって着用されるときに、対象の皮膚に向かって位置決めされるためのものである、デバイス1600の側を例解する。
デバイス1600は、フレームに装着された1つ以上の表面センサを含み、表面センサは、図15に関連して説明される表面センサの特徴のうちの1つ以上を含む。表面センサは、第1の延長部1606に装着された第1の電極1702および第2の電極1704と、第2の延長部に装着された第3の電極1706および第4の電極1708と、を含み得る。表面センサは、第1の延長部1606に装着された組み合わせセンサ1710をさらに含み得、組み合わせセンサ1710は、組み合わせセンサ1508(図15)の特徴のうちの1つ以上を含む。表面センサは、島1616に装着された音センサ1712をさらに含み得る。
図17は、デバイス1600に塗布される接着剤をさらに例解する。具体的に、第1の接着部分1714は、第1の延長部1606上に位置し、第2の接着部分1716は、第2の延長部1608上に位置する。第1の接着部分1714および第2の接着部分1716は各々、接着剤およびカバーを含み得る。カバーが取り外されると、接着剤が露出され得、デバイス1600を対象の皮膚に貼り付けるために利用され得る。例えば、第1の接着部分1714は、第1の延長部1606を貼り付け得、第2の接着部分1716は、第2の延長部1608を対象の皮膚に貼り付け得る。
図18は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的な制御モジュール1800を示す。制御モジュール1800は、制御モジュール716(図7)および/または制御モジュール1416(図14)など、本開示を通して説明される制御モジュールの特徴のうちの1つ以上を含み得る。さらに、制御モジュール1800は、本開示を通して説明される制御モジュールの代わりに実装され得る。
制御モジュール1800は、マルチモダリティ検知および測定モジュール112(図2)、プロセッサ202(図2)、伝送機/受信機204(図2)、データ記憶装置206(図2)、メモリ208(図2)、またはそれらのいくつかの組み合わせのうちの1つ以上を含み得る。制御モジュール1800は、制御モジュール1800を実装するデバイスに電力を供給するためのバッテリをさらに含み得る。制御モジュール1800は、デバイスの1つ以上の表面センサに結合され得る。制御モジュール1800は、表面センサの動作を制御し得、表面センサから受信されたデータを記憶し得る。いくつかの実施形態では、制御モジュール1800は、データがクラウド(クラウド110(図1)および/またはクラウド308(図3)など)に将来転送されるために、データが捕捉された時間の指標(データをタイムスタンプするなど)と共に、データを記憶し得る。他の実施形態では、制御モジュール1800は、データをクラウドに転送する前に、データを用いた動作をさらに実行し得る。例えば、制御モジュール1800は、データをクラウドに転送する前に、データまたはそのある部を分析、トレンド化、整理、および/または融合し得る。
いくつかの実施形態では、制御モジュール1800は、配向検出センサをさらに含み得る。配向検出センサは、制御モジュール1800の配向を判定し得、これは、対象の配向を判定するために利用され得る。例えば、制御モジュール1800は、対象が立っているか、横たわっているかを判定することができるか、または配向検出センサによって測定された配向に基づいて、対象が傾斜している角度を判定することができる。いくつかの実施形態では、配向検出センサは、制御モジュール1800の配向を判定するために利用され得る加速度計を備え得る。
制御モジュール1800は、1つ以上のインジケータ1802をさらに含み得る。例えば、制御モジュール1800は、例解される実施形態において、第1のインジケータ1802aおよび第2のインジケータ1802bを含む。インジケータ1802は、デバイスのステータスを示し得る。例えば、インジケータ1802は、デバイスの電子機器のステータス、対象の配向(またはデバイスによる動作の実行のために適切な配向に移行するよう、対象への指示)、データ伝送ステータス状態、電力ステータス、動作ステータス、またはそれらのいくつかの組み合わせを示し得る。インジケータ1802は、視覚インジケータ、可聴インジケータ、動きインジケータ(振動を含む物理的な力を生成するインジケータなど)、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。例解される実施形態では、インジケータ1802は各々、デバイスのステータスを示すために点灯し得るライトを備える。他の実施形態では、インジケータ1802は、ライト、ディスプレイ、スピーカ、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。
いくつかの実施形態では、インジケータ1802の各々は、多色のライト(多色LEDなど)または異なる色の複数のライト(異なる色LEDなど)を含み得る。いくつかの実施形態では、インジケータ1802は、緑色、黄色、および青色の光を放出し得る。点灯している光の色、放出される光のシーケンス、光が点滅しているかどうか、および/または光が振動しているかどうかに応じて、デバイスの異なるステータスが示され得る。例えば、第1のカラーライトは、デバイスが、点灯時に通信ネットワークに接続されていること、デバイスが、点滅時に通信ネットワークに接続する準備ができていること、および/または振動時に通信ネットワークとデータを交換していることを示し得る。第2のカラーライトは、デバイスが、点灯時に事前読み取りモードであること、および/または点滅時に対象のECGを測定していることを示し得る。第3のカラーライトは、デバイスが、点灯時に完全に充電されていること、振動時に充電していること、および/または点滅時に低バッテリ状態であることを示し得る。さらに、いくつかの実施形態では、放出される光のシーケンスは、測定が行われていること、デバイスの配向(対象の位置によって判定される)が、適切であるか、もしくは調整が必要であること、表面センサのうちの1つ以上が対象に適切に適用されていないこと、測定が完了していること、またはそれらのいくつかの組み合わせを示し得る。
いくつかの実施形態において、インジケータ1802は、音を発するためのスピーカ1802cをさらに含み得る。スピーカ1802cは、デバイスのステータスを示す音(ビープ音および/またはトーンなど)を発し、および/またはデバイスのステータスを示すことにおいて、第1のインジケータ1802aおよび第2のインジケータ1802bを補完し得る。例えば、スピーカ1802cは、1つ以上の表面センサが対象に適切に適用されていないこと、デバイスの配向に調整が必要であること、測定が完了していること、またはそれらのいくつかの組み合わせを示すためのビープ音および/またはトーンを発し得る。
制御モジュール1800は、スイッチ1804(ボタン、スライドスイッチ、スロースイッチ、トグルスイッチ、またはロータリスイッチなど)をさらに含み得る。例解される実施形態では、スイッチ1804は、ボタンを備える。スイッチ1804の作動は、制御モジュール1800によって検出され得、手順(方法2400(図24)など)を開始させ得る。いくつかの実施形態では、スイッチ1804の作動に応答して開始される手順は、スイッチ1804が作動される時間の量に依存し得る。例えば、スイッチ1804が閾値期間を超えて作動されることにより、現在の手順は停止し得るか、または手順は再開され得る。
制御モジュール1800は、リセットピン1808をさらに含み得る。例解される実施形態では、リセットピン1808は、ボタンを備え得る。リセットピン1808の作動は、制御モジュール1800によって検出され得、制御モジュール1800をリセットさせ得る。具体的に、いくつかの実施形態において、リセットピン1808の作動は、制御モジュール1800にハード再起動を実行させ得る。
制御モジュール1800は、有線接続ポート1806をさらに含み得る。有線接続ポート1806は、例解される実施形態では、ユニバーサルシリアルバスタイプC(USB-C)ポートを備える。充電器および/または基地局(基地局1204(図12)および/または基地局1300(図13)など)は、制御モジュール1800のバッテリを充電するためのワイヤを介して有線接続ポート1806に結合され得る。いくつかの実施形態では、基地局および/または別のコンピュータデバイスは、制御モジュール1800と基地局および/または別のコンピュータデバイスとの間でデータを通信するため、制御モジュール1800のソフトウェアおよび/またはファームウェアを更新するため、またはそれらのいくつかの組み合わせのためのワイヤを介して、有線接続ポート1806に結合され得る。
図19は、本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的な基地局1900を例解する。基地局1900は、基地局1204(図12)および/または基地局1300(図13)の特徴のうちの1つ以上を含み得る。基地局1900は、デバイス1902(デバイス1400(図14)の1つ以上の特徴を含み得る)が基地局1900に装着された状態で例解される。デバイス1902が基地局1900に装着されるとき、デバイス1902は、屈曲点1920で折り畳まれ得、屈曲点1920は、屈曲点710(図7)および/または屈曲点1410(図14)の特徴のうちの1つ以上を含む。
基地局1900は、ハウジング1904を含み得る。ハウジング1904は、基地局1900の主本体を備え得、ハウジング1904内に基地局1900の電子機器を収容し得る。例えば、ハウジング1904は、プロセッサ(プロセッサ202(図2)など)、伝送機/受信機(伝送機/受信機204(図2)など)、データ記憶装置(データ記憶装置206(図2)など)、メモリ(メモリ208(図2)など)、またはそれらのいくつかの組み合わせを収容し得る。
ハウジング1904は、有線接続ポート1906を含み得る。有線接続ポート1906は、例解される実施形態では、USB-Cポートを備える。有線接続ポート1906とデバイス1902の有線接続ポート(有線接続ポート1806(図18)など)との間にワイヤを結合して、基地局1900の電子機器とデバイス1902の電子機器とを結合し得る。結合されるとき、基地局1900は、デバイス1902を充電し、および/またはデバイス1902とデータを交換し得る。
基地局1900は、アーム1908をさらに含み得る。アーム1908は、デバイス1902が基地局1900に装着されているときに、デバイス1902を保持し得る。例解される実施形態では、アーム1908は、ハウジング1904に結合され、ハウジング1904の側面にわたって延在し得る。ハウジング1904の側面は、ハウジング1904の前側1912であり得る。デバイス1902の一部分は、デバイス1902が基地局1900に装着されているとき、アーム1908の一部分とハウジング1904との間に位置し得る。アーム1908の一部分は、デバイス1902の一部分に圧力を印加して、基地局1900に装着されたときのデバイス1902の位置を維持することができる。アーム1908は、ハウジング1904の前側1912に実質的に平行に(5度以内に)延在し、オフセット部分1910を有し得、オフセット部分1910は、ハウジング1904の前側1912に向かって延在し、ハウジング1904の前側1912に向かって圧力を印加する。いくつかの実施形態では、オフセット部分1910は、アーム1908の実質的に平行な部分からハウジング1904の前側1912に向かって延在する湾曲部分を備え得る。オフセット部分1910は、デバイス1902がハウジング1904に装着されたときに、デバイス1902に圧力を印加して、デバイス1902をハウジング1904に対して適切な位置に維持し得る。
基地局1900は、1つ以上のインジケータ1914を含み得る。インジケータ1914は、視覚インジケータ、可聴インジケータ、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。例解される実施形態では、基地局1900は、第1のインジケータ1914a、第2のインジケータ1914b、および第3のインジケータ1914cを含む。インジケータ1914は、例解される実施形態では、異なる色のライト(色付きLEDなど)を備える。具体的に、例解される実施形態では、第1のインジケータ1914aは、黄色のライトを備え、第2のインジケータ1914bは、琥珀色のライトを備え、第3のインジケータ1914cは、緑色の光を備える。他の実施形態では、インジケータ1914は、例解されるものとは異なる色であり得、全部が、同じ色であり得るか、またはそれらのいくつかの組み合わせであり得る。
インジケータ1914は、基地局1900のステータスを示し得る。例えば、インジケータ1914は、基地局1900が起動している基地局1900のステータスとして、デバイス1902が基地局1900に結合されているかどうか、基地局がネットワーク(通信ネットワーク108(図1)など)またはクラウド(クラウド110(図1)など)に接続されているかどうか、基地局1900がネットワークまたはクラウドとデータを交換しているかどうか、基地局1900に結合されたときのデバイス1902の充電ステータス、またはそれらのいくつかの組み合わせを示し得る。インジケータ1914は、照らされるインジケータ1914の色に基づいて、インジケータ1914が点滅しているかもしくは点灯しているか、またはそれらのいくつかの組み合わせであるかにかかわらず、基地局1900のステータスを示し得る。さらに、インジケータ1914は、基地局1900のステータスおよび/またはデバイス1902のステータスを示すために、デバイス1902のインジケータ(インジケータ1802(図18)など)と組み合わせて利用されてよい。
基地局1900は、カバー1916をさらに含み得る。カバー1916は、ハウジング1904に回転可能に結合され得、カバー位置とスタンド位置との間で回転し得る。例解される実施形態では、カバー1916は、ハウジング1904の下端1918に向かって回転可能に結合されている。スタンド位置にあるとき、カバー1916は、ハウジング1904の裏側の周りで回転され得、ハウジング1904の裏側と接触し得、ハウジング1904の裏側は、ハウジング1904の前側1912とは反対にある。カバー1916は、ハウジング1904の裏側から実質的に垂直に延在し得る。カバー1916がスタンド位置にあり、表面に配置されているとき、ハウジング1904は、下端1918上に置かれ、後方に傾き得、カバー1916は、表面に接触し、ハウジング1904が後方に転倒することを防止する。ハウジング1904は、下端1918上に、カバー1916は、表面上に、設定することができる。
図20は、本開示のいくつかの実施形態による、図19の基地局1900を例解する。具体的に、基地局1900は、カバー1916がカバー位置にある状態で例解される。カバー位置にあるとき、カバー1916は、ハウジング1904の前側1912にわたって延在するように回転され、カバー1916の一部分は、ハウジング1904の前側1912に実質的に平行に(5度以内に)延在する。カバー1916は、カバー位置にあるときに、デバイス1902の一部分およびハウジング1904の前側1912の一部分を覆い得る。したがって、カバー1916は、カバー位置にあるときに、デバイス1902の一部分および前側1912の一部分を損傷から保護し得る。
図21は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的なガイド2100を例解する。場合によっては、ガイド2100は、ステトガイド(stetho guide)と称され得る。ガイド2100は、システム(システム102(図1)および/またはシステム1100(図11)など)またはデバイス(デバイス304(図3)、デバイス400(図4A)、デバイス500(図5)、デバイス600(図6)、デバイス700(図7)、デバイス1000(図10)、デバイス1400(図14)、および/またはデバイス1902(図19)など)を対象に位置決めするために利用され得る。具体的に、ガイド2100は、対象によって着用され得、ガイドは、着用されるときにシステムまたはデバイスが対象上に位置決めされるべき位置を示し得る。
ガイド2100は、システムまたはデバイスを位置決めするときに、対象の首の周りに着用されるためのものであるネックピース2102を含み得る。ネックピース2102は、対象の首の周りに配置されるためのものであるネックレス部分2104を含み得る。ネックレス部分2104は、いくつかの実施形態では、半剛性であり得、それによって、ネックレス部分2104が、閾値力を超える力がない形状を維持することを可能にすると同時に、閾値力を超える力の印加に応答して、ある程度の可撓性を可能にし、ネックレス部分2104が対象の首の周りに配置されることを容易にする。他の実施形態では、ネックレス部分2104は、剛性であり得る。ネックレス部分2104は、例解される実施形態では、対象の首が位置決めされるためのものである、中空の中心を有する円形の形状を有する。他の実施形態では、ネックレス部分2104は、楕円形または多角形などの他の形状を有し得る。
ガイド2100は、ネックレス部分2104に結合された1つ以上の位置決め要素2106をさらに含み得る。例えば、ガイド2100は、例解される実施形態において、第1の位置決め要素2106aおよび第2の位置決め要素2106bを含む。位置決め要素2106は、ネックレス部分2104から内側に延在し得、ネックレス部分2104に加えて、さらなる位置決めを提供するための対象の首に接触し得る。具体的に、第1の位置決め要素2106aは、対象の首の第1の側に接触するためのものであり、第2の位置決め要素2106bは、対象の首の第2の側に接触するためのものであって、第2の側は、第1の側とは反対にあり、対象の首の両側に力を印加して、対象の首にネックレス部分2104を中心に置く。位置決め要素2106は、半剛性であり得、位置決め要素2106の剛性は、ネックレス部分2104の剛性よりも小さい。したがって、ネックレス部分2104は、形状を保持し得、一方、位置決め要素2106は、ネックピース2102が対象によって着用されるときに、収縮し、対象の首に力を付与し得る。いくつかの実施形態では、位置決め要素2106は、省略され得る。
ネックピース2102は、装着部分2108をさらに含み得る。装着部分2108は、ネックレス部分2104に結合され得、ネックピース2102が意図されたように着用されるときに、対象の前部に位置し得る。いくつかの実施形態では、装着部分2108は、ネックレス部分2104に結合され得、ネックレス部分2104から外側に延在し得る。装着部分2108は、ネックピース2102にアイテムを装着するために利用される装着要素2110を含み得る。例解される実施形態では、装着要素2110は、ネックピース2102へのアイテムの装着を容易にするための、フックおよびループ材料(具体的には、面ファスナのフック材料またはループ材料)を備える。他の実施形態では、装着要素2110は、接着剤、吸着カップが装着され得る平坦な表面、アイテムを装着するためにファスナが利用され得る1つ以上の開口部、および/またはアイテムを装着するための1つ以上のファスナなど、ネックピース2102へのアイテムの装着を容易にするための他の材料を含み得る。装着要素2110は、アイテムが、装着部分2108に対して複数の異なる位置に装着されることを可能にし得る。
ガイド2100は、位置決めピース2112をさらに含み得る。位置決めピース2112は、ネックピース2102に結合し、ネックピース2102に結合されるときに、およびネックピース2102が対象によって着用されるときに、システムまたはデバイスの適切な位置決めを示し得る。位置決めピース2112は、細長い部材2116を含み得る。細長い部材2116は、剛性材料を備え得、形状を維持し得る。
位置決めピース2112は、装着部分2114をさらに備え得る。装着部分2114は、細長い部材2116に結合され得、位置決めピース2112の第1の端部2122に向かって位置し得る。装着部分2114は、ネックピース2102の装着要素2110に結合して、位置決めピース2112をネックピース2102に装着するための装着要素を含み得る。装着部分2114の装着要素は、位置決めピース2112のネックピース2102への装着を容易にするために、フックおよびループ材料(具体的に、面ファスナのフック材料またはループ材料であって、装着部分2114の装着要素のフックおよびループ材料が装着要素2110とは反対の材料であるもの)を備え得る。他の実施形態では、装着部分2114の装着要素は、接着剤、吸着カップ、装着のためにファスナが利用され得る1つ以上の開口部、および/または装着のための1つ以上のファスナなど、位置決めピース2112の装着を容易にするための他の材料を含み得る。装着部分2114は、装着部分2108上の複数の異なる位置に装着され得、それによって、ガイド2100を利用し得る異なるサイズの対象を容易にするための位置決めピース2112の場所の調整を可能にする。
位置決めピース2112は、指標部分2118をさらに含み得る。指標部分2118は、システムまたはデバイスの一部分が対象上に位置特定されるべき位置を示し得る。指標部分2118は、システムまたはデバイスの縁部に一致するように形作られた、指標部分2118の縁部2120を有し得る。具体的に、システムまたはデバイスの縁部は、対象上でのシステムまたはデバイスの適切な位置決めのために、指標部分2118の縁部2120に隣接して位置決めされるためのものである。例解される実施形態では、指標部分2118の縁部2120は、システムまたはデバイスの一部分に一致し、2つの曲線に隣接するシステムまたはデバイスの適切な位置決めを示す2つの曲線を含む。指標部分2118は、位置決めピース2112の第2の端部2124に位置し得、第2の端部2124は、第1の端部2122とは反対にある。
例解される実施形態におけるガイド2100が2つのピース(すなわち、ネックピース2102および位置決めピース2112)を有するが、ガイド2100が1つ以上のピースを備え得、ネックピース2102および位置決めピース2112の特徴が1つ以上のピースによって実装され得ることを理解されたい。例えば、ネックピース2102および位置決めピース2112は、いくつかの実施形態では、単一のピースとして実装され得、位置決めピース2112は、ネックピース2102に固定されている。
図22は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的な位置決め装置2200を示す。具体的に、図22は、図21の位置決めピース2112の一部分および図14のデバイス1400の一部分を例解し、位置決めピース2112およびデバイス1400は、対象上でデバイス1400の位置決めのために位置決めされるように位置決めされる。
例解される位置決めピース2112の部分は、指標部分2118を含む。指標部分2118は、縁部2120を含む。デバイス1400は、指標部分2118の縁部2120に隣接して位置決めされる。具体的に、デバイス1400の縁部2202は、指標部分の縁部2120に隣接して位置決めされる。例解される実施形態では、縁部2202は、デバイス1400の第1の延長部1406aの縁部であり、縁部2202を含む第1の延長部1406aの一部分は、指標部分2118に隣接して位置する。デバイス1400は、指標部分2118に隣接して位置決めされながら、(接着剤900(図9)を介してなど)対象に固定され得る。ガイド2100(図21)は、デバイス1400が位置決めされた後に、対象から取り外され得る。
図23は、本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的なガイド2300を例解する。ガイド2300は、ネックピース2102(図21)の1つ以上の特徴を含み得る。ガイド2300は、デバイスを対象上に位置決めするための位置決めピース(位置決めピース2112(図21)など)と共に利用され得る。
ガイド2300は、フック部分2302を含み得、フック部分2302は、フック形状を有する。対象に位置決めされるとき、対象の首は、フック部分2302によって形成された開口部内に位置し得、フック部分2302のフックは、対象の首の後ろに沿って延在する。ガイド2300は、フック部分2302が対象の首の周りに配置されることによって対象上で支持され得る。
ガイド2300は、ソケット2304をさらに含み得る。ソケット2304は、フック部分2302に結合され得る。さらに、ソケット2304は、デバイスと係合し、対象上のデバイスの位置決めを容易にし得る。フック部分2302が対象の首の周りに適切に位置決めされるとき、ソケット2304は、デバイスの適切な位置決めを示し得、対象上のデバイスの適切な位置決めのためにデバイスと係合し得る。
複数の検知のモダリティを使用して、ヒト対象の医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視する例示的な方法は、図24および図1~図3を参照して以下に説明される。ブロック2402において、好適な形状のデバイス(デバイス304、デバイス400、デバイス500、デバイス600、および/またはデバイス700など)を用いて構成されたシステム102(図1~図3を参照)は、少なくとも複数の表面電極/センサ114a~114dを介して身体の好適な部分または領域に接触するように、ヒト対象104上に位置決めされ、身体の好適な部分または領域は、本開示を通して説明されるデバイス、システム、および/または表面センサ(電極など)の位置決めに対応する。ブロック2404において、システム102が身体の好適な部分または領域に接触するように位置決めされると、複数のマルチモダリティ検知および測定モジュール112が作動して、ヒト対象104から、胸部インピーダンス検知データ、ECG検知データ、呼吸数および1回換気量検知データ、心拍数変動/心音に基づく検知データ、およびパルスオキシメトリ検知データのうちの1つ以上を含むが、これらに限定されないマルチモダリティ検知データを取得する。ブロック2406において、マルチモダリティ検知データは、少なくとも部分的なデータ分析、データトレンド化、および/またはデータ整理のために、データ分析装置226に提供される。ブロック2408において、分析されたマルチモダリティ検知データは、データ融合/決定エンジン228に提供され、データ融合/決定エンジン228は、ヒト対象104の医学的状態または健康状態に関する1つ以上の推論を行う際の後続の使用のために、マルチモダリティ検知データを効果的に、少なくとも部分的に融合するか、または組み合わせる。ブロック2410において、組み合わされたマルチモダリティ検知データが、伝送機/受信機204に提供され、伝送機/受信機204は、さらなるデータの分析、トレンド化、整理、および/または融合の可能性のために、少なくとも部分的に組み合わされたマルチモダリティ検知データを、無線通信経路122を介してクラウド110に伝送する。部分的に組み合わされたマルチモダリティ検知データはまた、監視および/または追跡目的のために、病院臨床医によって遠隔ダウンロードするために、無線通信経路122を介してクラウド110に伝送され得る。
図25は、本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するためのデバイス2500を例解する図である。具体的に、デバイス2500は、ヒト対象におけるCOPD状態を非侵襲的に検出し、監視する。デバイス2500は、細長い矩形要素2512であり、第1の電極2502a、第2の電極2502b、および第3の電極2502cを含む。細長い矩形要素2512は、デバイス2500のフレームを備え得る。第1の電極2502aは、細長い矩形要素2512の第1の端部に位置決めされ、第2の電極2502bは、細長い矩形要素2512のほぼ中央に位置決めされ、第3の電極2502cは、細長い矩形要素2512の第2の端部に位置決めされる。使用中、デバイス2500は、電極2502a~2502cが対象の皮膚と接触するように位置決めされた状態で、対象の胴体上に位置決めされる。図1のシステム102に関して上述したように、電極2502a~2502cからのデータは、複数のマルチモダリティ検知および測定モジュール(図2に示すモジュール112など)に接続され、これが作動して、対象からマルチモダリティ検知データを、収集、集約、検知、測定、またはそうでなければ取得することができる。
COPDを検出および/または監視するために、心音センサは、肺音のより良い検出のために、胴体上でより高い位置に位置決めされる。COPDの測定値には、呼吸数を判定するためのインピーダンス、必要に応じてECG、1回換気量を判定するためのインピーダンス、(異常な肺レールを検出するための)肺音、および肺気量の変化の形状を測定するためのインピーダンスが含まれる。具体的に、インピーダンス変動の形状の変化は、肺/気道抵抗を示し、これを使用して、COPDの存在を判定することができる。
図26A~図26Gは、本開示のいくつかの実施形態による、対象の健康状態を検出および監視するための電極およびセンサ胴部の配置の様々な例を例解する図である。図26Aにおいて、4つの要素2602a~2602dは、対象の胴体上、概して対象の心臓の上に位置決めされる。1つの要素2602aは、第5肋間空間内の心尖に位置決めされる。いくつかの例によれば、第5肋間空間内の心尖における2602aの配置は、一般に、S3およびS4の心音の検出に最適である。
図26Bにおいて、要素2604a~2604dは、胴体の両側にわたって位置決めされ、両肺にわたるインピーダンスを測定するように位置決めされる。要素2606は、心音を検出するためのマイクである。要素2604a~2604dを含むデバイスは、胴体の幅にわたって延在する。いくつかの実装態様では、それは、胴体の周りのストラップで所定の位置に固定され得る。要素2604a~2604dはまた、ECGを測定するために使用することができる。
図26Cにおいて、要素2608a~2608dは、胴体の片側に位置決めされ、1つの肺にわたるインピーダンスを測定する。要素2606は、心音を検出するためのマイクである。要素2608a~2608dを含むデバイスは、胴体の片側にわたって延在する。一例では、図4Aのデバイス400などのデバイスは、要素2608a~2608dおよび2606を含むことができる。要素2608a~2608dはまた、ECGを測定するために使用することができる。
図26Dは、図26Cの要素2608a~2608dおよび2606、ならびに追加の要素2610を示す。要素2610は、ECGを測定するために、要素2608a~2608dのいずれかと共に使用することができる。
図26Eは、要素2612a~2612d、2614a~2614b、および2606を示す。要素2612a~2612dおよび2614a~2614bを使用して、インピーダンスを測定し、ECGを測定することができる。要素2612a~2612d、2614a~2614b、および2606の構成は、ベストまたはシャツなどのデバイスに実装することができる。
図26Fは、対象上の電極およびセンサの配置のための別の例を例解する。具体的に、図26Fは、対象の肺2616を含む、対象の身体の一部分の図を例解する。
例では、第1の電極装置2618と第2の電極装置2620とは、肺2616の第1の側部上に、またはそれに向かって位置し得、第3の電極装置2622と、第4の電極装置2624と、第5の電極装置2626とは、肺2616の第2の側部上に、またはそれに向かって位置し得る。いくつかの実施形態では、第3の電極1002c(図10)は、第1の電極装置2618に位置決めされ得、第4の電極1002d(図10)は、肺2616の第1の側部上の第2の電極装置2620に位置決めされ得る。第1の電極1002a(図10)は、第3の電極装置2622に位置決めされ得、第2の電極1002b(図10)は、第4の電極装置2624に位置決めされ得、基準電極1002e(図10)は、第5の電極装置2626に位置決めされ得る。
さらに、様々な音センサ装置2628が、図26Fに例解されている。具体的に、音センサ(音センサ1004(図10)など)は、音センサ装置2628の線に沿った任意の場所に配置され得る。音センサ装置2628は、肺2616の下部分に向かって、対象の心臓に近接して位置し得る。いくつかの実施形態では、音センサ装置2628は、対象の正中線から、および対象の正中線から側面に向かって10cm延在し得る。
図26Gは、対象上の電極およびセンサの配置のための別の例を例解する。具体的に、図26Gは、対象の身体2630上に位置決めされた図14のデバイス1400を例解する。デバイス1400は、例解される実施形態では、対象の胸部2632上に位置決めされる。
デバイス1400の第1の延長部1406aは、対象の心臓2634の上に、および対象の肋骨3706の第1の側部に位置決めされる。したがって、第1の延長部1406a上に位置する電極および/またはセンサ(組み合わせセンサ1508(図15)、第3の電極1502c(図15)、第4の電極1502d(図15)、および/または音センサ1504(図15)など)は、肋骨3706の第1の側部に位置する。デバイス1400は、対象の肋骨3706を横切って延在し、デバイス1400の第2の延長部1406bは、肋骨3706の第2の側部に位置決めされ、肋骨3706の第2の側部は、肋骨3706の第1の側部とは反対にある。したがって、第2の延長部1406b上に位置する電極および/またはセンサ(第1の電極1502a(図15)および/または第2の電極1502b(図15)など)は、肋骨3706の第2の側部に位置する。
図27は、本開示のいくつかの実施形態による、例示的なユーザインターフェース2700を例解する。ユーザインターフェース2700は、スマートフォン106(図1)などのコンピュータデバイス上に表示され得る。特に、ユーザインターフェース2700は、コンピュータデバイスのディスプレイ上に表示され得る。
ユーザインターフェース2700は、対象のリスト2702を含み得る。対象のリスト2702は、システム102(図1)、システム1100(図11)、またはデバイス304(図3)、デバイス400(図4A)、デバイス500(図5)、デバイス600(図6)、デバイス700(図7)、デバイス1000(図10)、デバイス1400(図14)、および/またはデバイス1902(図19)など、本明細書に開示されるシステムまたはデバイスを利用した1つ以上の対象を含み得る。例解される実施形態では、対象のリスト2702は、対象1~7を含む。対象は、図27において一般的にラベル付けされるが、実施形態では、対象は、対象の各々の識別子を介してラベル付けされ得、識別子は、対象の名前および/または対象の各々に関連付けられた文字を含むことができることを理解されたい。
ユーザインターフェース2700は、注意インジケータ2704をさらに含み得、対象のリスト2702内の各対象は、注意インジケータ2704の対応する注意インジケータを有し得る。注意インジケータ2704は、本明細書に開示されるシステムまたはデバイスによって捕捉される測定値が、対応する対象がユーザインターフェースのユーザによる注意またはレビューを必要とすることを示すかどうかを示し得る。特に、注意インジケータ2704は、対象が医療緊急事態を有していること、医学的な理由で懸念の範囲内にある、システムまたはデバイスによって測定された測定値を有していること、またはそれらのいくつかの組み合わせを示すことができる。例解される実施形態では、注意インジケータ2704は、複数のチェックボックスを含み、チェックボックスは、対応する対象のデータがユーザによる注意またはレビューを必要とすることを示すために、記入され得、対応する対象のために注意またはレビューが必要でないことを示すために、空欄のままであり得る。いくつかの実施形態では、対象のリスト2702内の対象は、対応する注意インジケータ2704が注意またはレビューが必要であることを示すかどうかに基づいて、順序付けることができる。他の実施形態では、ユーザインターフェース2700は、対象のリスト2702内の対象の各々に対して、最後の読み取りがいつ実行されたか、対象のリスト2702内の対象の各々が、スケジュールされた測定を完了したかどうか、対象のリスト2702内の対象の各々についての測定のトレンド、対象のリスト2702内の対象の各々についてのバイタルズのトレンド、またはそれらのいくつかの組み合わせの指標をさらに含み得る。さらに、ユーザインターフェース2700は、ユーザによる監視のために指示された対象の数、危険度の高い対象の数、保留中の行動の数、新しい読み取りの数、またはいくつかの組み合わせの指標を含み得る。ユーザが、対象のリストに列挙された対象、注意インジケータのいずれか、または他の指標のいずれかと相互作用することに応答して、対応する情報を含む別のユーザインターフェースが表示され得る。例えば、ユーザが対象と相互作用する(マウスをクリックする、またはタッチスクリーン上の関連付けられた領域に指を配置するなど)ことに応答して、対象のデータを表示するユーザインターフェースが表示され得る。
図28は、本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的なユーザインターフェース2800を例解する。具体的に、ユーザインターフェース2800は、対象の情報を表示し得る。ユーザインターフェース2800は、ユーザインターフェース2700(図27)上の対象のリスト2702(図27)内の対象のうちの1つと相互作用するユーザに応答して表示され得る。ユーザインターフェース2800は、スマートフォン106(図1)などのコンピュータデバイス上に表示され得る。具体的に、ユーザインターフェース2800は、コンピュータデバイスのディスプレイ上に表示され得る。
ユーザインターフェース2800は、データが表示されている対象を示す対象指標2802を含み得る。ユーザインターフェース2800は、対象に関するデータ2804をさらに表示し得る。データ2804は、対象の特性2806および特性2806に対応する値2808を含み得る。例解される実施形態では、特性2806は、対象の収縮期血圧、拡張期血圧、体重、および国際標準化比(INR)を含む。他の実施形態では、特性2806は、捕捉されたデータから導出することができる対象の他の特性を含み得る。
図29は、本開示のいくつかの実施形態による、別の例示的なユーザインターフェース2900を例解する。ユーザインターフェース2900は、スマートフォン106(図1)などのコンピュータデバイス上に表示され得る。ユーザインターフェース2900は、ユーザが、表示行動を選択することと、表示行動がいつ実行されるかを示す特性を定義することと、を可能にするいくつかのフィールドを表示し得る。表示行動は、コンピュータデバイスのディスプレイ上に指標を表示すること、コンピュータデバイスのディスプレイ上にデータを表示すること、表示行動に関連する基地局(基地局1204(図12)、基地局1300(図13)、および/または基地局1900(図19)など)上に指標を表示すること、表示行動に関連するデバイス(システム102(図1)、デバイス304(図3)、デバイス400(図4a)、デバイス500(図5)、デバイス600(図6)、デバイス700(図7)、デバイス1000(図10)、デバイス1102(図11)、デバイス1400(図14)、デバイス1902(図19)、および/またはデバイス2500(図25)など)上に表示すること、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。指標は、光を表示すること、音を発すること、物理的な力を生成すること、メッセージを表示すること、またはそれらのいくつかの組み合わせを含み得る。
ユーザインターフェース2900は、表示行動フィールド2902を含み得る。表示行動フィールド2902は、ユーザが、実行される表示行動を選択することを可能にする。例解される実施形態では、表示行動フィールド2902で選択された表示行動は、CHF警告である。表示行動フィールド2902は、ドロップダウンメニューまたはリストを備え得、ドロップダウンメニューまたはリストは、選択することができる1つ以上の表示行動を表示する。いくつかの実施形態では、表示行動フィールド2902は、ユーザが、表示行動を生成し、表示行動がトリガされたことに応答して実行される行動を定義すること、および/または以前に定義された表示行動がトリガされたことに応答して実行される行動を編集することを可能にし得る。
ユーザインターフェース2900は、1つ以上の特性フィールド2904をさらに含み得る。例えば、ユーザインターフェース2900は、例解される実施形態では、拡張期血圧のための第1の特性フィールド2904aと、胸部インピーダンス差のための第2の特性フィールド2904bとを含む。特性フィールド2904は、ユーザが、表示行動がいつトリガされるかを判定するために利用される特性を選択することを可能にする。いくつかの実施形態では、特性フィールド2904の各々は、表示行動がいつトリガされるかを判定するために利用することができる1つ以上の特性を表示するドロップダウンメニューまたはリストを備え得る。ドロップダウンメニューまたはリストに含まれる特性は、デバイス(システム102(図1)、デバイス304(図3)、デバイス400(図4A)、デバイス500(図5)、デバイス600(図6)、デバイス700(図7)、デバイス1000(図10)、デバイス1102(図11)、デバイス1400(図14)、デバイス1902(図19)、および/またはデバイス2500(図25)など)によって捕捉されたデータに関連付けられた任意の特性、デバイスによって捕捉されたデータから導き出すことができる任意の特性、またはデバイスを利用し得る対象に関連付けられた情報(年齢、体重、および/または病歴など)を含み得る。いくつかの実施形態では、表示行動のうちの1つ以上は、対応する特性を有し得、ここで、対応する特性は、表示行動が表示行動フィールド2902内で選択されるとき、特性フィールド2904内に表示される。さらに、ユーザインターフェース2900は、いくつかの実施形態では、ユーザが、特性フィールド2904を追加または削除することを可能にし得、1つ以上の特性フィールド2904は、ユーザが特性フィールド2904を追加または削除するときにユーザインターフェース2900に含まれ得る。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース2900は、ユーザが、新しい特性フィールド、ならびに特性フィールドに対応する値を判定するために使用される測定値および/または入力を定義することを可能にし得る。
ユーザインターフェース2900は、1つ以上の関係フィールド2906をさらに含み得る。特性フィールド2904の各特性フィールドは、関係フィールド2906の対応する関係フィールドを有し得る。例えば、例解される実施形態において、第1の関係フィールド2906aは、第1の特性フィールド2904aに対応し、第2の関係フィールド2906bは、第2の特性フィールド2904bに対応する。関係フィールド2906は、ユーザが、特性のための測定値または計算値と、特性のための閾値との間の関係を定義することを可能にする。例えば、関係フィールド2906は、よりも大きい、よりも小さい、等しい、間、および/または外のエントリを含み得、エントリは、測定値または計算値を閾値と比較したときに、表示行動がいつトリガされるべきかを判定するために利用される。一例では、関係フィールドのエントリがよりも大きいと選択されるとき、表示行動は、測定値または計算値が閾値よりも大きいときにトリガされ得る。さらに、間のエントリは、測定値または計算値が第1の閾値と第2の閾値との間にあるときに表示行動がトリガされ得ることを示し得、外のエントリは、測定値または計算値が第1の閾値および第2の閾値によって定義される範囲外にあるときに表示行動がトリガされ得ることを示し得る。
ユーザインターフェース2900は、1つ以上の閾値フィールド2908をさらに含み得る。特性フィールド2904の各特性フィールドは、閾値フィールド2908の1つ以上の対応する閾値フィールドを有し得る。例えば、例解される実施形態において、第1の閾値フィールド2908aは、第1の特性フィールド2904aに対応し、第2の閾値フィールド2908bは、第2の特性フィールド2904bに対応する。閾値フィールド2908は、ユーザが、対応する特性フィールド2904の特性のための閾値を定義することを可能にする。さらに、各関係フィールド2906は、閾値フィールド2908の1つ以上の対応する閾値フィールドを有し得る。例えば、第1の閾値フィールド2908aは、第1の関係フィールド2906aに対応し、第2の閾値フィールド2908bは、第2の関係フィールド2906bに対応する。
特性フィールド2904、対応する関係フィールド2906、および対応する閾値フィールド2908のエントリは、対応する表示行動がいつ実行されるべきかを定義し得る。例えば、特性フィールド2904の各特性フィールドは、対応する表示行動が実行されるかどうかを判定するために、測定値または計算値のどちらかが取得されるべき特性を定義するために利用され得る。関係フィールド2906の関係フィールドと、特性フィールドに対応する、閾値フィールド2908の閾値フィールドまたは複数の閾値フィールドとは、特性フィールドの特性に関する方程式を定義するために利用され得、方程式は、測定値または計算値が方程式を満たすときに表示行動が実行され得ることを示す。例えば、例解される実施形態における第1の特性フィールド2904aのエントリは、拡張期血圧の測定値または計算値が、表示行動フィールド2902で選択されたように、CHF警告表示行動のために取得されるためのものであることを示す。例解される実施形態では、第1の関係フィールド2906aおよび第1の閾値フィールド2908aは、115よりも大きいxの方程式を定義し、xは、測定値または計算値である。したがって、拡張期血圧の測定値または計算値が、115よりも大きい場合(それによって方程式を満たす)、表示行動を実行すべきであることを示す。
いくつかの実施形態では、表示行動は、特性のための定義された方程式のすべてが満たされることに応答して実行され得る。他の実施形態では、表示行動は、特性のための定義された方程式の一部分が満たされることに応答して実行され得る。いくつかの実施形態では、ユーザは、どの方程式が満たされるか、またはどの方程式の組み合わせが満たされるかを定義して、表示行動の実行をトリガし得る。例えば、ユーザは、方程式のすべてが、トリガされる実行のために満たされるためのものであること、方程式の第1の部分および方程式の第2の部分が、トリガされる実行のために満たされるためのものであること、方程式の第1の部分または方程式の第2の部分が、トリガされる実行のために満たされるためのものであること、またはそれらのいくつかの組み合わせを定義し得る。いくつかの実施形態では、ユーザインターフェース2900は、表示行動の実行をトリガするために、部分、および部分間の関係を定義するオペランド(例えば、「and」オペランドおよび「or」オペランド)の各々に、どの方程式が含まれるかをユーザが定義することを可能にする1つ以上のフィールドを含んでもよい。
検知の複数のモダリティを使用して、ヒト対象において、CHFを含む慢性状態などの医学的状態または健康状態を非侵襲的に検出および監視するシステム、装置、および方法の上記の例示的な実施形態を説明したが、他の代替的な実施形態および/または変形を作製および/または実施することができる。例えば、胸部インピーダンス測定モジュール212、ECG測定モジュール214、呼吸数および1回換気量測定モジュール216、218、心音に基づく測定モジュール220、およびパルスオキシメトリ測定モジュール222は、後続のデータ分析、データトレンド化、および/またはデータ整理のために、対応するマルチモダリティ検知データをデータ分析装置226に提供することができることが本明細書で説明された。代替的な実施形態では、複数のマルチモダリティ検知および測定モジュール112のうちの1つ以上は、少なくとも心収縮性の直接測定に基づいて、ヒト対象の胸部と指との間の非侵襲的、圧力波速度(PWV)に基づく収縮期および/または拡張期血圧に関連するマルチモダリティ検知データ、および/または心拍出力データをさらに取得することができ、さらなるデータ分析、データトレンド化、および/またはデータ整理のために、これらの検知データの追加のモダリティをデータ分析装置226に提供することができる。
心血管フィードバックループ(図30Aおよび図30Bを参照)
神経系は、血圧が下がっているという信号を受信する。生存を確実にするために、脳は、心臓、腎臓、および動脈に信号を送信し、各々は、主要な臓器への血流を迂回させ、血圧を維持する役割を果たす。脳からの信号に応答して、心臓は、より速く、かつより強力に鼓動する。これにより、身体への循環血圧が増加する。次いで、脳にフィードバックを送信し、変化が行われたことを通知し、神経系の介入を停止させる。脳からの信号は、副腎(各腎臓の上に位置する内分泌系の一員)を刺激し、エピネフリン(一般にアドレナリンとして知られている)およびノルエピネフリンを血流に分泌する。それは、標的臓器に到達すると、その活動を変化させる。動脈は、脳からの信号に応答して、血流に対する動脈抵抗を変更することによって、体内の血圧を補助する。血管緊張の変化は、血液を筋肉から内臓に移行させるが、これは、内臓の健康が生存に最も直接的に影響を与えるためである。動脈は、脳にフィードバックを送信し、変化を知らせる。
「心不全」とは何か?(図31参照)
2013年のACCF/AHA心不全ガイドラインでは、心不全を「心室充填または血液の排出の器質的または機能的障害に起因する複雑な臨床症候群」と定義している。症状をもたらす心臓ポンプ障害:
心臓:いかなる臨床心不全の発生にも、心臓の一次的または二次的な病変が含まれていることが必要である。これが明らかでない場合、私たちは十分に厳しく見ていないか、または心不全ではないかのいずれかである。
ポンプ:心臓を完全に説明すると、電気成分、ホルモン成分、および構造成分を含む複数の機能が含まれている。しかしながら、心不全が存在するためには、循環中の血液を動かす心臓の能力に明らかな影響がなければならない。
障害:障害は、一般的に完全な補充療法を必要としない程度の不全を意味する。活動またはストレスによってのみマスクを外すことができる。レターグレードが与えられた場合、患者の心機能は、FではなくC+と評価される。それにもかかわらず、個人が心不全を患うためには、ある程度の機能低下が存在しなければならない。
結果:心臓への初期の損傷は、すぐに重度の進行をもたらし得るか、または時間の経過と共にのみ、心臓ポンプ障害への微妙な進行をもたらし得る。神経ホルモンのメカニズムは、活性化され、この症候群に寄与し得る。これには、有害な構造的および生化学的リモデリングが含まれ得る。心臓に影響を及ぼすいかなるプロセスも、心不全を引き起こすためには、個人のステータスに因果関係がある必要がある。
ステージ:心不全のACC/AHA分類は、(1)心不全の危険因子、(2)無症候性心機能障害、(3)症候性心不全、および(4)進行性心不全から始まる4ステージの心不全を定義している。
以下は、本明細書に開示される主題のいくつかの実施例を列挙する。実施例は、本開示のこの範囲を限定するものではなく、本開示の範囲は、本明細書に記載のすべてを含むことを理解されたい。
実施例1は、複数の検知のモダリティを使用して、非侵襲的に医学的状態を検出および監視するためのデバイスであって、対象上に位置決めされるように構成された少なくとも2つの電極と、対象上に位置決めされるように構成された音響センサと、少なくとも2つの電極間の第1のインピーダンスを測定するための、少なくとも2つの電極に接続された胸部インピーダンス測定モジュールと、音響センサからの心音を検出および測定するための、音響センサに接続された心臓音響測定モジュールと、を備える、デバイスを含み得る。
実施例2は、デバイスの配向を判定するためのセンサをさらに備える、本明細書の実施例1またはいくつかの他の実施例に記載のデバイスを含み得る。
実施例3は、胸部インピーダンス測定モジュールが、デバイスが第1の配向にあるときに第1のインピーダンスを測定し、デバイスが第2の配向にあるときに少なくとも2つの電極間の第2のインピーダンスを測定する、本明細書の実施例2またはいくつかの他の実施例に記載のデバイスを含み得る。
実施例4は、第1の配向が、デバイスがほぼ水平であることを示し、第2の配向が、デバイスが水平面に対してある角度にあることを示す、本明細書の実施例3またはいくつかの他の実施例に記載のデバイスを含み得る。
実施例5は、胸部インピーダンス測定モジュールが、第1のインピーダンスを規則的な間隔で自動的に測定する、本明細書の実施例1またはいくつかの他の実施例に記載のデバイスを含み得る。
実施例6は、少なくとも2つの電極間の電気活動を測定するための、少なくとも2つの電極に接続された心電図測定モジュールをさらに備える、本明細書の実施例1またはいくつかの他の実施例に記載のデバイスを含み得る。
実施例7は、音響センサが、超音波センサおよび圧電マイクのうちの1つである、本明細書の実施例1またはいくつかの他の実施例に記載のデバイスを含み得る。
実施例8は、少なくとも2つの電極が、少なくとも2つの電極対を備え、各電極対は、対象に電流を印加するように構成された力電極と、印加された電流によって引き起こされる変化を検知するように構成された検知電極と、を含む、本明細書の実施例1またはいくつかの他の実施例に記載のデバイスを含み得る。
実施例9は、心音が、S3心音である、本明細書の実施例1またはいくつかの他の実施例に記載のデバイスを含み得る。
実施例10は、複数の検知のモダリティを使用して、非侵襲的に医学的状態を検出および監視するためのシステムであって、対象上に位置決めされたデバイスであって、複数の表面センサと、複数の表面センサに接続されており、かつマルチモダリティ検知データを収集するように構成された複数の検知モジュールであって、マルチモダリティ検知データは、表面センサのうちの少なくとも2つの間の第1のインピーダンスと、複数の表面センサのうちの少なくとも1つからの心音と、を含む、複数の検知モジュールと、有する、デバイスと、マルチモダリティ検知データのデータ分析、データトレンド化、およびデータ整理のうちの少なくとも1つを実行するように動作可能なデータ分析装置と、を有する、システムを含み得る。
実施例11は、マルチモダリティ検知データのうちの少なくともいくつかを組み合わせるように構成されたデータ決定エンジンをさらに備え、組み合わされたマルチモダリティ検知データは、対象の医学的状態ステータスを示す、本明細書の実施例10またはいくつかの他の実施例に記載のシステムを含み得る。
実施例12は、組み合わされたマルチモダリティ検知データを、少なくとも1つの無線通信経路を介して、さらなる処理のためにクラウドに伝送するように構成された送受信機をさらに備える、本明細書の実施例11またはいくつかの他の実施例に記載のシステムを含み得る。
実施例13は、デバイスが、デバイスの配向を判定するためのセンサをさらに備える、本明細書の実施例10またはいくつかの他の実施例に記載のシステムを含み得る。
実施例14は、デバイスが、デバイスが第1の配向にあるときに第1のインピーダンスを測定し、デバイスが第2の配向にあるときに表面センサのうちの少なくとも2つの間の第2のインピーダンスを測定するように構成された胸部インピーダンス測定モジュールを含む、本明細書の実施例13またはいくつかの他の実施例に記載のシステムを含み得る。
実施例15は、デバイスが、表面センサのうちの少なくとも2つの間の電気活動を測定するための、複数の表面センサに接続された心電図測定モジュールをさらに備える、本明細書の実施例10またはいくつかの他の実施例のシステムを含み得る。
実施例16は、表面センサが、電極、心音センサ、超音波センサ、および光透析センサのうちの少なくとも1つを含む、本明細書の実施例10またはいくつかの他の実施例に記載のシステムを含み得る。
実施例17は、複数の検知のモダリティを使用して、非侵襲的に医学的状態を検出および監視するための方法であって、対象上に位置決めされた第1の電極から経皮的に電流を伝送することと、対象上に位置決めされた第2の電極で経皮的に電流を受信することと、第1の電極と第2の電極との間の電圧を測定することと、少なくとも電圧に基づいて胸部インピーダンスを判定することと、音響センサから音響信号を受信することと、音響センサから心臓音を測定することと、胸部インピーダンスデータおよび心臓音測定値を、胸部インピーダンスデータおよび心臓音測定値のデータ分析、データトレンド化、およびデータ整理のうちの少なくとも1つを実行するように構成されたデータ分析装置に伝送することと、を備える、方法を含み得る。
実施例18は、デバイスの配向を判定することをさらに備える、本明細書の実施例17またはいくつかの他の実施例に記載の方法を含み得る。
実施例19は、胸部インピーダンスが、デバイスが第1の配向にあるときに判定され、デバイスが第2の配向にあるときに、第1の電極と第2の電極との間の第2のインピーダンス測定値を判定することをさらに備える、本明細書の実施例18またはいくつかの他の実施例に記載の方法を含み得る。
実施例20は、第1の電極と第2の電極との間の電気活動を測定することと、心電図を生成することと、をさらに備える、本明細書の実施例17またはいくつかの他の実施例に記載の方法を含み得る。
実施例21は、対象の健康に関連する測定値を捕捉するためのデバイスであって、対象の皮膚に着用されるフレームであって、主本体と、主本体の第1の端部に結合された第1の延長部と、主本体の第2の端部に結合された第2の延長部と、を有する、フレームと、第1の延長部に装着された第1の電極であって、対象に電位を印加するためのものである、第1の電極と、第2の延長部に装着された第2の電極であって、電位が印加されることによって引き起こされる妨害を検出するためのものである、第2の電極と、第1の延長部または第2の延長部に装着された音センサであって、対象の心音を検出するためのものである、音センサと、を備える、デバイスを含み得る。
実施例22は、フレームに装着されており、かつ第2の電極および音センサに結合されている、制御モジュールをさらに備え、制御モジュールは、第2の電極から妨害に関連する第1のデータを受信することと、音センサから心音に関連する第2のデータを受信することと、第1のデータおよび第2のデータを、組み合わされたデータに融合することと、を行うためのものである、実施例21に記載のデバイスを含み得る。
実施例23は、制御モジュールが、第1の電極にさらに結合されており、制御モジュールが、第1の電極に、電位を印加させるためのものである、実施例22に記載のデバイスを含み得る。
実施例24は、制御モジュールが、1つ以上のインジケータを含み、制御モジュールが、1つ以上のインジケータに、デバイスのステータスの指標を提供させる、実施例22に記載のデバイスを含み得る。
実施例25は、電位が、第1の電位であり、妨害が、第1の妨害であり、デバイスが、第1の延長部に装着された第3の電極であって、対象に第2の電位を印加するためのものである、第3の電極と、第2の延長部に装着された第4の電極であって、第2の電位が印加されることによって引き起こされる第2の妨害を検出するためのものである、第4の電極と、をさらに備える、実施例21に記載のデバイスを含み得る。
実施例26は、フレームに装着された基準電極をさらに備え、基準電極が、対象の身体の電位を検出するためのものである、実施例21に記載のデバイスを含み得る。
実施例27は、フレームに装着されており、かつ第2の電極および基準電極に結合されている、制御モジュールをさらに備え、制御モジュールが、第2の電極から妨害に関連する第1のデータ、および基準電極から身体の電位に関連する第2のデータを受信するためのものであり、制御モジュールが、第2のデータを利用して、第1のデータの処理を容易にするためのものである、実施例26に記載のデバイスを含み得る。
実施例28は、フレームに装着された温度センサをさらに備え、温度センサが、対象の温度を検出するためのものである、実施例21に記載のデバイスを含み得る。
実施例29は、フレームに装着された組み合わせセンサをさらに備え、組み合わせセンサは、対象の身体の電位を検出するための基準電極と、対象の温度を検出するための温度センサと、を有する、実施例21に記載のデバイスを含み得る。
実施例30は、対象の健康に関連する測定値を捕捉するための、デバイスに結合されるための基地局であって、ハウジングと、ハウジング内に位置する電子機器であって、デバイスに結合することと、デバイスから受信されたデータを分析して、データに基づいて対象の生理学的情報を判定することと、を行うためのものである、電子機器と、を備える、基地局を含み得る。
実施例31は、電子機器が、プロセッサを含み、プロセッサが、データを分析することと、生理学的情報を判定することと、を行うためのものである、実施例31の基地局を含み得る。
実施例32は、電子機器が、コンピュータデバイスと無線通信することと、コンピュータデバイスに生理学的情報を提供することと、を行うための伝送機/受信機を含む、実施例31に記載の基地局を含み得る。
実施例33は、コンピュータデバイスが、スマートフォンまたはクラウドを備える、実施例32に記載の基地局を含み得る。
実施例34は、ハウジングに結合されており、かつデバイスが基地局に装着されたときにデバイスを保持するためのアームをさらに備える、実施例30に記載の基地局を含み得る。
実施例35は、アームが、デバイスが基地局に装着されるときに、デバイスに接触するように構成されているオフセット部分を含み、オフセット部分は、デバイスに力を印加して、デバイスを保持するためのものである、実施例34に記載の基地局を含み得る。
実施例36は、ハウジングに回転可能に結合されたカバーであって、カバー位置とスタンド位置との間で回転するためのものである、カバーをさらに備え、カバーが、カバー位置にあるときにハウジングの前側を横切って延在し、カバーが、スタンド位置にあるときにハウジングの裏側に位置し、表面に接触することと、基地局が表面上に配置されるときに、基地局を表面上で少なくとも部分的に支持することと、を行うためのものである、実施例30に記載の基地局を含み得る。
実施例37は、1つ以上のインジケータをさらに備え、1つ以上のインジケータが、基地局のステータスを示すためのものである、実施例30に記載の基地局を含み得る。
実施例38は、対象の健康に関連する測定値を捕捉するためのシステムであって、システムは、フレームと、フレームに装着された1つ以上の表面センサと、を含むデバイスと、対象上のデバイスの位置決めを容易にするためのガイドであって、ガイドの一部分は、ガイドが、対象によって着用されるときに、対象上のデバイスの適切な位置を示す、ガイドと、を備える、システムを含み得る。
実施例39は、デバイスの縁部が、デバイスの特定の縁部に対する対象の位置を示して、デバイスの適切な位置を示すためのものである、実施例38に記載のシステムを含み得る。
実施例40は、ガイドが、対象の首の周りに着用されて、デバイスの位置決めを容易にするためのネックピースと、ネックピースに装着されるための位置決めピースとを含み、位置決めピースは、位置決めピースがネックピースに装着され、かつネックピースが、対象の首の周りに着用されるときに、デバイスの適切な位置を示すためのものである、実施例38に記載のシステムを含み得る。
実施例41は、位置決めピースがネックピースに装着される位置が、調整可能である、実施例40に記載のシステムを含み得る。
実施例42は、1つ以上の表面センサが、第1の電極と、第2の電極と、音センサと、を含む、実施例38に記載のシステムを含み得る。
実施例43は、対象上にデバイスを位置決めするために利用されるためのガイドであって、対象の首の周りに位置決めされるためのネックピースと、ネックピースが対象の首の周りの位置であるときに、対象上のデバイスの適切な位置を示す指標部分を有する位置決めピースと、を備える、ガイドを含み得る。
実施例44は、ネックピースが、中空の中心を有する円形の形状を有するネックレス部分を備え、対象の首は、ネックピースが対象の首の周りに位置決めされるときに、ネックレス部分の中空の中心内に位置するためのものである、実施例43に記載のガイドを含み得る。
実施例45は、ネックレス部分に結合された第1の位置決め要素と、ネックレス部分に結合された第2の位置決め要素と、をさらに備え、第1の位置決め要素および第2の位置決め要素は、ネックレス部分から内側に延在し、第1の位置決め要素および第2の位置決め要素は、ネックピースが対象の首の周りに位置決めされるときに、対象の首に接触して、ネックレス部分の位置決めを容易にするためのものである、実施例44に記載のガイドを含み得る。
実施例46は、第1の位置決め要素が、ネックレス部分の第1の側部に結合されており、第2の位置決め要素が、ネックレス部分の第2の側部に結合されており、ネックレス部分の第2の側部が、ネックレス部分の第1の側部とは反対にある、実施例45に記載のガイドを含み得る。
実施例47は、位置決めピースが、ネックピースに調整可能に結合されている、実施例43に記載のガイドを含み得る。
実施例48は、ネックピースが、装着部分を含み、位置決めピースが、装着部分を含み、ネックピースの装着部分が、位置決めピースの装着部分に結合して、位置決めピースをネックピースに結合する、実施例47に記載のガイドを含み得る。
実施例49は、指標部分が、位置決めピースの縁部を含み、指標部分は、デバイスが適切な位置のために、縁部に隣接して位置決めされるためのものであることを示す、実施例43に記載のガイドを含み得る。
実施例50は、対象の医学的状態または健康状態を監視するためのシステムであって、システムは、対象によって着用されるためのデバイスを備え、システムは、対象に関連付けられたデータを捕捉するためのセンサと、デバイスに通信可能に結合されるための基地局であって、データをデバイスに検索することと、データを処理して、処理されたデータを生成することと、を行うためのものである、基地局と、基地局に通信可能に結合されるためのコンピュータデバイスであって、基地局から、処理されたデータを検索することと、処理されたデータに基づいて情報を表示することと、を行うためのものである、コンピュータデバイスと、を備える、システムを含み得る。
実施例51は、センサが、電極、音センサ、または温度センサを備え、データが、対象の電流、電圧、心音、温度の表現を備える、実施例50に記載のシステムを含み得る。
実施例52は、基地局によってデータを処理することが、データを、デバイスによって捕捉され、かつデバイスから検索された他のデータと融合することを含む、実施例50に記載のシステムを含み得る。
実施例53は、基地局が、ハウジングおよびアームを含み、アームは、デバイスが基地局に装着されるときに、デバイスをハウジングに対して維持するためのものである、実施例50に記載のシステムを含み得る。
実施例54は、情報が、処理されたデータを備える、実施例50に記載のシステムを含み得る。
実施例55は、コンピュータデバイスが、ユーザからの選択を受信することと、ユーザからの選択に基づいて、表示行動と関連付けられた方程式を生成することであって、方程式は、処理されたデータを含む、生成することと、を行うためのものであり、表示行動は、方程式が満たされていることに応答して実行されるためのものである、実施例50に記載のシステムを含み得る。
実施例56は、表示行動が、基地局またはデバイスによる指標を表示することを含む、実施例55に記載のシステムを含み得る。
実施例57は、対象の健康に関連する測定値を捕捉するためのデバイスであって、対象の皮膚に着用されるフレームであって、主本体と、主本体の第1の端部に結合された第1の延長部と、主本体の第2の端部に結合された第2の延長部と、を有する、フレームと、第1の延長部に装着された第1の電極であって、対象に電位を印加するためのものである、第1の電極と、第2の延長部に装着された第2の電極であって、電位が印加されることによって引き起こされる妨害を検出するためのものである、第2の電極と、第1の延長部または第2の延長部に装着された音センサであって、対象の心音を検出するためのものである、音センサと、を備える、デバイスを含み得る。
実施例58は、フレームに装着されており、かつ第2の電極および音センサに結合されている、制御モジュールをさらに備え、制御モジュールは、第2の電極から妨害に関連する第1のデータを受信することと、音センサから心音に関連する第2のデータを受信することと、第1のデータおよび第2のデータを融合して、融合されたデータを生成することと、を行うためのものである、実施例57に記載のデバイスを含み得る。
実施例59は、制御モジュールが、第1の電極にさらに結合されており、制御モジュールは、第1の電極に、電位を印加させるためのものである、実施例58に記載のデバイスを含み得る。
実施例60は、制御モジュールが、1つ以上のインジケータを含み、制御モジュールが、1つ以上のインジケータに、デバイスのステータスの指標を提供させる、実施例58に記載のデバイスを含み得る。
実施例61は、電位が、第1の電位であり、妨害が、第1の妨害であり、デバイスは、第1の延長部に装着された第3の電極であって、対象に第2の電位を印加するためのものである、第3の電極と、第2の延長部に装着された第4の電極であって、第2の電位が印加されることによって引き起こされる第2の妨害を検出するためのものである、第4の電極と、をさらに備える、実施例57に記載のデバイスを含み得る。
実施例62は、第1のベクトルが、第1の電極と第2の電極との間に形成され、第2のベクトルが、第3の電極と第4の電極との間に形成され、第2のベクトルは、デバイスが対象の皮膚上に位置決めされるときに、第1のベクトルの上に位置する、実施例61に記載のデバイスを含み得る。
実施例63は、フレームに装着された基準電極をさらに備え、基準電極が、対象の身体の電位を検出するためのものである、実施例57に記載のデバイスを含み得る。
実施例64は、フレームに装着されており、かつ第2の電極および基準電極に結合されている、制御モジュールをさらに備え、制御モジュールが、第2の電極から妨害に関連する第1のデータ、および基準電極から主本体の電位に関連する第2のデータを受信することと、第2のデータを利用して、第1のデータの処理を容易にすることと、を行うためのものである、実施例63に記載のデバイスを含み得る。
実施例65は、フレームに装着された温度センサをさらに備え、温度センサは、対象の温度を検出するためのものである、実施例57に記載のデバイスを含み得る。
実施例66は、フレームに装着された組み合わせセンサをさらに備え、組み合わせセンサは、対象の身体の電位を検出するための基準電極と、対象の温度を検出するための温度センサとを有する、実施例57に記載のデバイスを含み得る。
実施例67は、対象の健康を監視するためのシステムであって、対象の健康に関連する測定値を捕捉するためのデバイスであって、デバイスの第1の延長部に結合された第1の電極であって、第1の延長部は、対象の肺の第1の側部上に対象の皮膚に対して位置決めされるためのものであり、第1の電極は、対象の皮膚に電位を印加するためのものである、第1の電極と、デバイスの第2の延長部に結合された第2の電極であって、第2の延長部は、デバイスの、第1の延長部とは反対の端部にあり、第2の電極は、対象の肺の第2の側部上に対象の皮膚に対して位置決めされるためのものであり、第2の電極は、電位が印加されることによって引き起こされる妨害を検出するためのものである、第2の電極と、を備えるデバイスと、デバイスに結合するための基地局であって、デバイスから検出された妨害に関連するデータを検索し、データをクラウドにアップロードするためのものである、基地局と、を備える、システムを含み得る。
実施例68は、基地局が、デバイスからのデータの検索およびデータのクラウドへのアップロードを示すための1つ以上のインジケータを含む、実施例67に記載のシステムを含み得る。
実施例69は、デバイスが、デバイスの島に結合された音センサをさらに含み、島は、第1の延長部または第2の延長部のうちの1つに結合されており、島は、対象の心尖付近に対象の皮膚に対して位置決めされるためのものであり、音センサは、対象の心音を検知するためのものである、実施例67に記載のシステムを含み得る。
実施例70は、基地局が、デバイスから音センサによって検知された心音を検索することと、再生のためにクラウドに心音を提供することと、をさらに行うためのものである、実施例69に記載のシステムを含み得る。
実施例71は、デバイスが、1つ以上のインジケータを有する制御モジュールをさらに備え、制御モジュールは、第1の電極および第2の電極に結合されており、制御モジュールは、デバイスが対象の皮膚に対して位置決めされ、第1の配向であるときに、第2の電極によって検出された妨害の第1の測定値を捕捉することと、対象が、デバイスが対象の皮膚に対して位置決めされるときに、デバイスを第2の配向で有するように位置を変更するものであることと、1つ以上のインジケータを介して示すことと、デバイスが、対象の皮膚に対して位置決めされ、第2の配向であるときに、第2の電極によって検出された妨害の第2の測定値を捕捉することと、を行うためのものである、実施例67に記載のシステムを含み得る。
実施例72は、制御モジュールが、加速度計を含み、加速度計は、第1の配向および第2の配向の判定のための、デバイスの配向を判定するためのものである、実施例71に記載のシステムを含み得る。
実施例73は、第1のベクトルが、第1の電極と2の電極との間に延在し、電位が、第1の電位であり、妨害が、第1の妨害であり、デバイスは、デバイスの第1の延長部に結合されており、かつ第1の電極よりもデバイスの底部の近くに位置する第3の電極であって、対象の皮膚に第2の電位を印加するためのものである、第3の電極と、デバイスの第2の延長部に結合されており、かつ第2の電極よりもデバイスの底部の近くに位置する第4の電極であって、第2の電位が印加されていることによって引き起こされる第2の妨害を検出するためのものである、第4の電極と、をさらに備え、第2のベクトルは、第3の電極と第4の電極との間に延在し、第2のベクトルは、第1のベクトルから分離している、実施例67に記載のシステムを含み得る。
実施例74は、対象の健康に関連する測定値を捕捉するためのデバイスであって、対象上に位置決めされるための1つ以上のセンサと、1つ以上のセンサに結合された1つ以上の測定モジュールであって、1つ以上のセンサの第1の部分に、対象の一部分の胸部インピーダンスを検出させることと、1つ以上のセンサの第2の部分に、対象の心音を検出させることと、検出された胸部インピーダンスの表現を生成することと、検出された心音の表現を生成することと、を行うためのものである、1つ以上の測定モジュールと、を備える、デバイスを含み得る。
実施例75は、1つ以上の測定モジュールが、検出された胸部インピーダンスの表現と、検出された心音の表現とをさらに融合させて、融合されたデータを生成することと、融合されたデータを、分析のためにクラウドシステムに提供することと、をさらに行うためのものである、実施例74に記載のデバイスを含み得る。
実施例76は、1つ以上のセンサが、1つ以上の電極および音センサを備える、実施例74に記載のデバイスを含み得る。
実施例77は、1つ以上の測定モジュールが、1つ以上の測定モジュールのうちの他のモジュールを1つ以上のセンサに選択的に結合して、胸部インピーダンスを検出することと、心音を検出することと、を行うための、接続スイッチング回路を含む、実施例74に記載のデバイスを含み得る。
実施例78は、対象の健康特性を測定するためのデバイスの格納のための基地局であって、格納のためにデバイスを装着するハウジングと、ハウジング内の電子機器であって、デバイスに結合されたときに、デバイスからデータを検索することと、データを、分析のためにクラウドシステムに提供することと、を行うためのものである、電子機器と、を備える、基地局を含み得る。
実施例79は、ハウジングが、格納のためにデバイスを受容するための輪郭部分を有する、実施例78の基地局を含み得る。
実施例80は、ハウジングが、第1のピースおよび第2のピースを含み、第2のピースは、ヒンジを介して第1のピースに結合されており、輪郭部分は、第1のピース内に位置し、第2のピースは、第1のピースに対してヒンジを中心に回転して、ハウジング内にデバイスを取り囲むためのものである、実施例79に記載の基地局を含み得る。
実施例81は、電子機器が、輪郭部分に当接するコネクタを含み、コネクタは、デバイスが輪郭部分に位置決めされるときに、電子機器をデバイスに結合する、実施例79に記載の基地局を含み得る。
実施例82は、電子機器が、1つ以上のインジケータを含み、1つ以上のインジケータは、電子機器がデバイスからデータを検索しているとき、および電子機器がデータをクラウドシステムに提供しているときを示すためのものである、実施例78に記載の基地局を含み得る。
実施例83は、電子機器が、ハウジングの表面に位置する接続ポートをさらに備え、接続ポートは、電子機器とデバイスとの結合を容易にするためのものである、実施例78に記載の基地局を含み得る。
実施例84は、基地局が、ハウジングに結合されたアームをさらに備え、アームは、ハウジングの表面に沿って延在し、デバイスは、デバイスがハウジングに装着されるときに、アームとハウジングの表面との間で維持されるためのものである、実施例78に記載の基地局を含み得る。
実施例85は、アームが、オフセット部分を備え、オフセット部分は、デバイスがハウジングに装着されるときに、デバイスに接触することと、デバイスに圧力を印加して、デバイスがハウジングに装着されるときのデバイスの位置を維持することと、を行うためのものである、実施例84に記載の基地局を含み得る。
実施例86は、電子機器が、デバイスが電子機器に結合されるときに、デバイスを充電することをさらに行うためのものである、実施例78に記載の基地局を含み得る。
実施例87は、ハウジングに回転可能に結合されたカバーをさらに備え、カバーは、第1の位置と第2の位置との間で回転するためのものであり、カバーは、デバイスがハウジングに装着されており、かつカバーが第1の位置にあるときに、デバイスの一部分を覆うためのものであり、カバーは、ハウジングが表面上に配置されており、かつカバーが第2の位置にあるときに、ハウジングを表面上で支持するためのものである、実施例78に記載の基地局を含み得る。
実施例88は、対象の健康特性を測定するためのウェアラブルデバイスを位置決めするためのガイドであって、対象の首の周りに位置決めされるための第1の部分であって、対象の首の周りに位置決めされるときに、対象の首の周りでガイドを支持する、第1の部分と、ガイドの、第1の部分とは反対の端部に位置する第2の部分であって、ウェアラブルデバイスと係合して、対象上のウェアラブルデバイスの適切な位置を示すためのものである、第2の部分と、を備える、ガイドを含み得る。
実施例89は、第1の部分が、対象の首の周りに位置決めされるためのものであるネックピースを備え、第2の部分は、位置決めピースを備え、ネックピースは、第1の装着部分を備え、位置決めピースは、第2の装着部分であって、位置決めピースを位置決めピースの第1の装着部分に調整可能に装着するためのものである、第2の装着部分を備え、第2の装着部分が第1の装着部分に装着される位置は、対象上のウェアラブルデバイスの適切な位置を提供するように調整することができる、実施例88に記載のガイドを含み得る。
実施例90は、位置決めピースの縁部が、ウェアラブルデバイスの一部分に当接して、対象上のウェアラブルデバイスの適切な位置を示すためのものである、実施例89に記載のガイドを含み得る。
実施例91は、ネックピースが、ネックピースの第1の側部に位置する第1の位置決め要素と、ネックピースの第2の側部に位置する第2の位置決め要素であって、第2の側部は、第1の側部とは反対にある、第2の位置決め要素と、を含み、第1の位置決め要素は、対象の首の第1の部分と接触するためのものであり、第2の位置決め要素は、対象の首の第2の部分と接触して、対象の首の周りにネックピースを中心に置くためのものである、実施例89に記載のガイドを含み得る。
実施例92は、第1の部分が、フック部分を備え、第2の部分が、ソケットを備え、ソケットは、ガイドの、フック部分とは反対の端部に向かって位置し、ソケットは、ウェアラブルデバイスの一部分と係合して、対象上のウェアラブルデバイスの適切な位置を示すためのものである、実施例88に記載のガイドを含み得る。
実施例93は、1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、その上に記憶された命令を有し、命令は、コンピュータデバイスによって実行されるとき、コンピュータデバイスに、対象の1つ以上の健康特性を識別することであって、1つ以上の健康特性は、対象から捕捉された測定値から判定される、識別することと、1つ以上の健康特性を、1つ以上の健康警告に対応する閾値と比較することと、1つ以上の健康特性と閾値との比較に基づいて、対象のリスト内に、対象のインジケータと共に注意インジケータを表示するかどうかを判定することと、を行わせる、1つ以上のコンピュータ可読媒体を含み得る。
実施例94は、注意インジケータを表示するかどうかを判定することが、1つ以上の健康特性と閾値との比較に基づいて、注意インジケータを表示することを判定することを含み、命令は、コンピュータデバイスに、対象のインジケータによって、注意インジケータと共に、対象のリストを、コンピュータデバイスのディスプレイ上に表示することをさらに行わせる、実施例93に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含み得る。
実施例95は、命令が、コンピュータデバイスによって実行されるとき、コンピュータデバイスに、対象のインジケータと共に注意インジケータを表示するという判定に基づいて、対象のリストの上部に、対象のインジケータを表示することをさらに行わせる、実施例94に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含み得る。
実施例96は、対象から捕捉された測定値が、対象の1つ以上の心音、または対象の身体の一部分の胸部インピーダンスを含む、実施例93に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含み得る。
実施例97は、命令が、コンピュータデバイスによって実行されるとき、コンピュータデバイスに、コンピュータデバイスのユーザのユーザ認証を実行することをさらに行わせ、対象のリストは、ユーザ認証の結果に関連付けられた対象を含む、実施例93に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含み得る。
実施例98は、命令が、コンピュータデバイスによって実行されるとき、コンピュータデバイスに、対象のインジケータとのユーザ相互作用を、コンピュータデバイスのディスプレイ上に表示されるときに、検出することと、ユーザ相互作用の検出に応答して、1つ以上の健康特性の少なくとも一部分をコンピュータデバイスのディスプレイ上に表示することと、をさらに行わせる、実施例93に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含み得る。
実施例99は、1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、その上に記憶された命令を有し、命令は、コンピュータデバイスによって実行されるとき、コンピュータデバイスに、コンピュータデバイスのユーザの入力によって示される表示行動を識別することと、ユーザによって入力される1つ以上の特性を識別することと、ユーザによって入力される1つ以上の閾値を識別することであって、1つ以上の閾値の各々は、1つ以上の特性のうちの対応する特性に対応する、識別することと、1つ以上の特性および1つ以上の閾値に基づいて、1つ以上の方程式を生成することと、を行わせ、表示行動は、1つ以上の方程式の少なくとも一部分が満たされるときに実行されるためのものである、1つ以上のコンピュータ可読媒体を含み得る。
実施例100は、命令が、コンピュータデバイスによって実行されるとき、コンピュータデバイスに、ユーザによって入力される1つ以上の関係を識別することであって、1つ以上の関係は、1つ以上の特性に対応し、1つ以上の特性に対応する1つ以上の閾値に関する関係を定義する、識別することをさらに行わせ、1つ以上の方程式は、1つ以上の関係にさらに基づいている、実施例99に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含み得る。
実施例101は、命令は、コンピュータデバイスによって実行されるとき、コンピュータデバイスに、健康特性を利用して、1つ以上の方程式の少なくとも一部分が満たされるかどうかを判定することと、1つ以上の方程式の少なくとも一部分が満たされるという判定に応答して、表示行動を実行することと、をさらに行わせる、実施例99に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含み得る。
上述のシステム、装置、および方法の修正および変形が、本明細書に開示される発明の概念から逸脱することなく行われ得ることが、当業者によって理解されるであろう。したがって、本出願は、重要な態様の添付の要約の範囲および趣旨による場合を除いて、限定されていると見なされるべきではない。
100 環境
102 システム
104 ヒト対象
106 スマートフォン
108 通信ネットワーク
110 クラウド
112 マルチモダリティ検知および測定モジュール
114a、114b、114c、114d 表面電極/センサ
116 無線通信経路
118 無線通信経路
120 無線通信経路
122 無線通信経路
202 プロセッサ
204 伝送機/受信機
206 データ記憶装置
208 メモリ
210 アンテナ
212 胸部インピーダンス測定モジュール
214 心電図測定モジュール
216 呼吸数測定モジュール
218 1回換気量測定モジュール
220 心音に基づく測定モジュール
222 パルスオキシメトリ測定モジュール
224 センサ接続スイッチング回路
226 データ分析装置
228 決定エンジン
300 環境
302 システム
304 デバイス
306 ケース
308 クラウド
310 通信ネットワーク
312 通信経路
314 通信経路
316 通信経路
318 遠隔デバイス
400 デバイス
402a、402b 電極
404a、404b 電極
406 電極
408 電極
410 ベース部分
412 尾部分
500 デバイス
502a、502b 電極
504a、504b 電極
506 センサ
508 第1の細長い要素
510 第2の細長い要素
600 デバイス
602a、602b 第1の電極対
604a、604b 第2の電極対
606a、606b 第3の電極対
608 可撓性アーム
610 ボックス
700 デバイス
702 フレーム
704 主本体
706 延長部
706a 第1の延長部
706b 第2の延長部
708 基準要素
710 屈曲点
712 第1の剛性部分
714 第2の剛性部分
716 制御モジュール
718 インジケータ
802 電極
802a 第1の電極
802b 第2の電極
802c 第3の電極
802d 第4の電極
804 音センサ
806 縁部
808 導電体
810 温度センサ
900 接着剤
902 第1の接着剤
904 第2の接着剤
906 第3の接着剤
908 第1の開口部
910 第2の開口部
912 開口部
914 第1の開口部
916 第2の開口
918 第3の開口
1000 デバイス
1002 電極
1002a 第1の電極
1002b 第2の電極
1002c 第3の電極
1002d 第4の電極
1002e 基準電極
1004 音センサ
1100 システム
1102 デバイス
1104 ケース
1106 輪郭部分
1108 底部ピース
1110 上部ピース
1112 ヒンジ
1114 ピン
1116 制御モジュール
1118 レセプタクル
1200 システム
1202 デバイス
1204 基地局
1300 基地局
1302 下部分
1304 上部分
1306 凹部
1308 接着凹部
1308a 第1の接着凹部
1308b 第2の接着凹部
1308c 第3の接着凹部
1400 デバイス
1402 フレーム
1404 主本体
1406 延長部
1406a 第1の延長部
1406b 第2の延長部
1410 屈曲点
1412 第1の剛性部分
1414 第2の剛性部分
1416 制御モジュール
1418 スイッチ
1502 電極
1502a 第1の電極
1502b 第2の電極
1502c 第3の電極
1502d 第4の電極
1502d 第3の電極
1504 音センサ
1506 縁部
1508 組み合わせセンサ
1600 デバイス
1602 フレーム
1604 主本体
1606 第1の延長部
1608 第2の延長部
1610 屈曲部
1612 ホルダ
1614 制御モジュール
1616 島
1702 第1の電極
1704 第2の電極
1706 第3の電極
1708 第4の電極
1710 組み合わせセンサ
1712 音センサ
1714 第1の接着部分
1716 第2の接着部分
1800 制御モジュール
1802 インジケータ
1802a 第1のインジケータ
1802b 第2のインジケータ
1802c スピーカ
1804 スイッチ
1806 有線接続ポート
1808 リセットピン
1900 基地局
1902 デバイス
1904 ハウジング
1906 有線接続ポート
1908 アーム
1910 オフセット部分
1912 前側
1914 インジケータ
1914a 第1のインジケータ
1914b 第2のインジケータ
1914c 第3のインジケータ
1916 カバー
1918 下端
1920 屈曲点
2100 ガイド
2102 ネックピース
2104 ネックレス部分
2106 位置決め要素
2106a 第1の位置決め要素
2106b 第2の位置決め要素
2108 装着部分
2110 装着要素
2112 位置決めピース
2114 装着部分
2116 細長い部材
2118 指標部分
2120 縁部
2122 第1の端部
2124 第2の端部
2200 位置決め装置
2202 縁部
2300 ガイド
2302 フック部分
2304 ソケット
2500 デバイス
2502a 第1の電極
2502b 第2の電極
2502c 第3の電極
2512 矩形要素
2602a 要素
2602b 要素
2602c 要素
2602d 要素
2604a 要素
2604b 要素
2604c 要素
2604d 要素
2606 要素
2608a 要素
2608b 要素
2608c 要素
2608d 要素
2610 要素
2612a 要素
2612b 要素
2612c 要素
2612d 要素
2614a 要素
2614b 要素
2616 肺
2618 第1の電極装置
2620 第2の電極装置
2622 第3の電極装置
2624 第4の電極装置
2626 第5の電極装置
2628 音センサ装置
2630 対象の身体
2632 対象の胸部
2634 対象の心臓
2700 ユーザインターフェース
2702 対象のリスト
2704 注意インジケータ
2800 ユーザインターフェース
2802 対象指標
2804 データ
2806 特性
2808 値
2900 ユーザインターフェース
2902 表示行動フィールド
2904 特性フィールド
2904a 第1の特性フィールド
2904b 第2の特性フィールド
2906 関係フィールド
2906a 第1の関係フィールド
2906b 第2の関係フィールド
2908 閾値フィールド
2908a 第1の閾値フィールド
2908b 第2の閾値フィールド
3706 肋骨

Claims (47)

  1. 対象の健康に関連する測定値を捕捉するためのデバイスであって、
    前記対象の皮膚上に着用されるフレームであって、主本体と、前記主本体の第1の端部に結合された第1の延長部と、前記主本体の第2の端部に結合された第2の延長部と、を有する、フレームと、
    前記第1の延長部に装着された第1の電極であって、前記対象に電位を印加するためのものである、第1の電極と、
    前記第2の延長部に装着された第2の電極であって、前記電位が印加されることによって引き起こされる妨害を検出するためのものである、第2の電極と、
    前記第1の延長部または前記第2の延長部に装着された音センサであって、前記対象の心音を検出するためのものである、音センサと、を備える、デバイス。
  2. 前記フレームに装着されており、かつ前記第2の電極および前記音センサに結合されている、制御モジュールをさらに備え、前記制御モジュールは、
    前記第2の電極から前記妨害に関連する第1のデータを受信することと、
    前記音センサから前記心音に関連する第2のデータを受信することと、
    前記第1のデータと前記第2のデータとを融合させて、融合されたデータを生成することと、を行うためのものである、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記制御モジュールは、前記第1の電極にさらに結合されており、前記制御モジュールは、前記第1の電極に、前記電位を印加させるためのものである、請求項2に記載のデバイス。
  4. 前記制御モジュールは、1つ以上のインジケータを含み、前記制御モジュールは、前記1つ以上のインジケータに、前記デバイスのステータスの指標を提供させる、請求項2または3に記載のデバイス。
  5. 前記電位は、第1の電位であり、前記妨害は、第1の妨害であり、前記デバイスは、
    前記第1の延長部に装着された第3の電極であって、前記対象に第2の電位を印加するためのものである、第3の電極と、
    前記第2の延長部に装着された第4の電極であって、前記第2の電位が印加されることによって引き起こされる第2の妨害を検出するためのものである、第4の電極と、をさらに備える、請求項1~4のいずれか一項に記載のデバイス。
  6. 第1のベクトルが、前記第1の電極と前記第2の電極との間に形成され、第2のベクトルが、前記第3の電極と前記第4の電極との間に形成され、前記第2のベクトルは、前記デバイスが前記対象の前記皮膚上に位置決めされるときに、前記第1のベクトルの上に位置する、請求項5に記載のデバイス。
  7. 前記フレームに装着された基準電極をさらに備え、前記基準電極は、前記対象の身体の電位を検出するためのものである、請求項1~6のいずれか一項に記載のデバイス。
  8. 前記フレームに装着されており、かつ前記第2の電極および前記基準電極に結合されている、制御モジュールをさらに備え、前記制御モジュールは、
    前記第2の電極から前記妨害に関連する第1のデータ、および前記基準電極から前記身体の前記電位に関連する第2のデータを受信することと、
    前記第2のデータを利用して、前記第1のデータの処理を容易にすることと、を行うためのものである、請求項7に記載のデバイス。
  9. 前記フレームに装着された温度センサをさらに備え、前記温度センサは、前記対象の温度を検出するためのものである、請求項1~8のいずれか一項に記載のデバイス。
  10. 前記フレームに装着された組み合わせセンサをさらに備え、前記組み合わせセンサは、前記対象の身体の電位を検出するための基準電極と、前記対象の温度を検出するための温度センサと、を有する、請求項1~9のいずれか一項に記載のデバイス。
  11. 対象の健康を監視するためのシステムであって、
    前記対象の前記健康に関連する測定値を捕捉するためのデバイスであって、
    前記デバイスの第1の延長部に結合された第1の電極であって、前記第1の延長部は、前記対象の肺の第1の側部上に前記対象の皮膚に対して位置決めされるためのものであり、前記第1の電極は、前記対象の前記皮膚に電位を印加するためのものである、第1の電極と、
    前記デバイスの第2の延長部に結合された第2の電極であって、前記第2の延長部は、前記デバイスの、前記第1の延長部とは反対の端部にあり、前記第2の延長部は、前記対象の前記肺の第2の側部上に前記対象の前記皮膚に対して位置決めされるためのものであり、前記第2の電極は、前記電位が印加されることによって引き起こされる妨害を検出するためのものである、第2の電極と、を備えるデバイスと、
    前記デバイスに結合するための基地局であって、前記デバイスから検出された前記妨害に関連するデータを検索し、前記データをクラウドにアップロードするためのものである、基地局と、を備える、システム。
  12. 前記基地局は、前記デバイスからの前記データの検索、および前記データの前記クラウドへのアップロードを示すための1つ以上のインジケータを含む、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記デバイスは、前記デバイスの島に結合された音センサをさらに含み、前記島は、前記第1の延長部または前記第2の延長部のうちの1つに結合されており、前記島は、前記対象の心尖付近に前記対象の皮膚に対して位置決めされるためのものであり、前記音センサは、前記対象の心音を検知するためのものである、請求項11または12に記載のシステム。
  14. 前記基地局は、前記デバイスから前記音センサによって検知された前記心音を検索することと、再生のために前記クラウドに前記心音を提供することと、をさらに行うためのものである、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記デバイスは、1つ以上のインジケータを有する制御モジュールをさらに備え、前記制御モジュールは、前記第1の電極および前記第2の電極に結合されており、前記制御モジュールは、
    前記デバイスが、前記対象の前記皮膚に対して位置決めされ、かつ第1の配向であるときに、前記第2の電極によって検出された前記妨害の第1の測定値を捕捉することと、
    前記対象が、前記デバイスが前記対象の前記皮膚に対して位置決めされるときに、前記デバイスを第2の配向で有するように位置を変更するためのものであることを、前記1つ以上のインジケータを介して示すことと、
    前記デバイスが、前記対象の前記皮膚に対して位置決めされ、かつ前記第2の配向であるときに、前記第2の電極によって検出された前記妨害の第2の測定値を捕捉することと、を行うためのものである、請求項11~14のいずれか一項に記載のシステム。
  16. 前記制御モジュールは、加速度計を含み、前記加速度計は、前記第1の配向および前記第2の配向の判定のための、前記デバイスの配向を判定するためのものである、請求項15に記載のシステム。
  17. 第1のベクトルは、前記第1の電極と前記第2の電極との間に延在し、前記電位は、第1の電位であり、前記妨害は、第1の妨害であり、前記デバイスは、
    前記デバイスの前記第1の延長部に結合されており、かつ前記第1の電極よりも前記デバイスの底部の近くに位置する第3の電極であって、前記対象の前記皮膚に第2の電位を印加するためのものである、第3の電極と、
    前記デバイスの前記第2の延長部に結合されており、かつ前記第2の電極よりも前記デバイスの底部の近くに位置する第4の電極であって、前記第2の電位が印加されることによって引き起こされる第2の妨害を検出するためのものである、第4の電極と、をさらに備え、第2のベクトルは、前記第3の電極と前記第4の電極との間に延在し、前記第2のベクトルは、前記第1のベクトルから分離している、請求項11~16のいずれか一項に記載のシステム。
  18. 対象の健康に関連する測定値を捕捉するためのデバイスであって、
    前記対象上に位置決めされるための1つ以上のセンサと、
    前記1つ以上のセンサに結合された1つ以上の測定モジュールであって、
    前記1つ以上のセンサの第1の部分に、前記対象の一部分の胸部インピーダンスを検出させることと、
    前記1つ以上のセンサの第2の部分に、前記対象の心音を検出させることと、
    前記検出された胸部インピーダンスの表現を生成することと、
    前記検出された心音の表現を生成することと、を行うためのものである、1つ以上の測定モジュールと、を備える、デバイス。
  19. 1つ以上の測定モジュールは、
    前記検出された胸部インピーダンスの前記表現と、前記検出された心音の前記表現とを融合させて、融合されたデータを生成することと、
    前記融合されたデータを、分析のためにクラウドシステムに提供することと、をさらに行うためのものである、請求項18に記載のデバイス。
  20. 前記1つ以上のセンサは、1つ以上の電極および音センサを備える、請求項18または19に記載のデバイス。
  21. 前記1つ以上の測定モジュールは、接続スイッチング回路であって、前記1つ以上の測定モジュールのうちの他のモジュールを前記1つ以上のセンサに選択的に結合して、前記胸部インピーダンスを検出することと、前記心音を検出することと、を行うための、接続スイッチング回路を含む、請求項18、19、または20に記載のデバイス。
  22. 対象の健康特性を測定するためのデバイスの格納のための基地局であって、
    格納のために前記デバイスを装着するハウジングと、
    前記ハウジング内の電子機器であって、
    前記デバイスに結合されたときに、前記デバイスからデータを検索することと、
    前記データを、分析のためにクラウドシステムに提供することと、を行うためのものである、電子機器と、を備える、基地局。
  23. 前記ハウジングは、格納のために前記デバイスを受容するための輪郭部分を有する、請求項22に記載の基地局。
  24. 前記ハウジングは、第1のピースおよび第2のピースを含み、前記第2のピースは、ヒンジを介して前記第1のピースに結合されており、前記輪郭部分は、前記第1のピース内に位置し、前記第2のピースは、前記第1のピースに対して前記ヒンジを中心に回転して、前記ハウジング内に前記デバイスを取り囲むためのものである、請求項23に記載の基地局。
  25. 前記電子機器は、前記輪郭部分に当接するコネクタを含み、前記コネクタは、前記デバイスが前記輪郭部分に位置決めされるときに、前記電子機器を前記デバイスに結合する、請求項23または24に記載の基地局。
  26. 前記電子機器は、1つ以上のインジケータを含み、前記1つ以上のインジケータは、前記電子機器が前記デバイスから前記データを検索しているとき、および前記電子機器が前記データを前記クラウドシステムに提供しているときを示すためのものである、請求項22~25のいずれか一項に記載の基地局。
  27. 前記電子機器は、前記ハウジングの表面に位置する接続ポートをさらに備え、前記接続ポートは、前記電子機器と前記デバイスとの結合を容易にするためのものである、請求項22~26のいずれか一項に記載の基地局。
  28. 前記基地局は、前記ハウジングに結合されたアームをさらに備え、前記アームは、前記ハウジングの表面に沿って延在し、前記デバイスは、前記デバイスが前記ハウジングに装着されるときに、前記アームと前記ハウジングの前記表面との間で維持されるためのものである、請求項22~27のいずれか一項に記載の基地局。
  29. 前記アームは、オフセット部分を備え、前記オフセット部分は、前記デバイスが前記ハウジングに装着されるときに、前記デバイスに接触することと、前記デバイスに圧力を印加して、前記デバイスが前記ハウジングに装着されるときの前記デバイスの位置を維持することと、を行うためのものである、請求項28に記載の基地局。
  30. 前記電子機器は、前記デバイスが前記電子機器に結合されるときに、前記デバイスを充電することをさらに行うためのものである、請求項22~29のいずれか一項に記載の基地局。
  31. 前記ハウジングに回転可能に結合されたカバーをさらに備え、前記カバーは、第1の位置と第2の位置との間で回転するためのものであり、前記カバーは、前記デバイスが前記ハウジングに装着されており、かつ前記カバーが前記第1の位置にあるときに、前記デバイスの一部分を覆うためのものであり、前記カバーは、前記ハウジングが表面上に配置されており、かつ前記カバーが前記第2の位置にあるときに、前記ハウジングを前記表面上で支持するためのものである、請求項22~30のいずれか一項に記載の基地局。
  32. 対象の健康特性を測定するためのウェアラブルデバイスを位置決めするためのガイドであって、
    前記対象の首の周りに位置決めされるための第1の部分であって、前記対象の前記首の周りに位置決めされるときに、前記対象の前記首の周りで前記ガイドを支持する、第1の部分と、
    前記ガイドの、前記第1の部分とは反対の端部に位置する第2の部分であって、前記ウェアラブルデバイスと係合して、前記対象上の前記ウェアラブルデバイスの適切な位置を示すためのものである、第2の部分と、を備える、ガイド。
  33. 前記第1の部分は、前記対象の前記首の周りに位置決めされるためのものであるネックピースを備え、前記第2の部分は、位置決めピースを備え、前記ネックピースは、第1の装着部分を備え、前記位置決めピースは、第2の装着部分であって、前記位置決めピースを前記位置決めピースの前記第1の装着部分に調整可能に装着するためのものである、第2の装着部分を備え、前記第2の装着部分が前記第1の装着部分に装着される位置は、前記対象上の前記ウェアラブルデバイスの前記適切な位置を提供するように調整することができる、請求項32に記載のガイド。
  34. 前記位置決めピースの縁部は、前記ウェアラブルデバイスの一部分に当接して、前記対象上の前記ウェアラブルデバイスの前記適切な位置を示すためのものである、請求項33に記載のガイド。
  35. 前記ネックピースは、前記ネックピースの第1の側部に位置する第1の位置決め要素と、前記ネックピースの第2の側部に位置する第2の位置決め要素であって、前記第2の側部は、前記第1の側部とは反対にある、第2の位置決め要素と、を含み、前記第1の位置決め要素は、前記対象の前記首の第1の部分と接触するためのものであり、前記第2の位置決め要素は、前記対象の前記首の第2の部分と接触して、前記対象の前記首の周りに前記ネックピースを中心に置くためのものである、請求項33または34に記載のガイド。
  36. 前記第1の部分は、フック部分を備え、前記第2の部分は、ソケットを備え、前記ソケットは、前記ガイドの、前記フック部分とは反対の端部に向かって位置し、前記ソケットは、前記ウェアラブルデバイスの一部分と係合して、前記対象上の前記ウェアラブルデバイスの前記適切な位置を示すためのものである、請求項32~35のいずれか一項に記載のガイド。
  37. 1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、その上に記憶された命令を有し、前記命令は、コンピュータデバイスによって実行されるとき、前記コンピュータデバイスに、
    対象の1つ以上の健康特性を識別することであって、前記1つ以上の健康特性は、前記対象から捕捉された測定値から判定される、識別することと、
    前記1つ以上の健康特性を、1つ以上の健康警告に対応する閾値と比較することと、
    前記1つ以上の健康特性と前記閾値との前記比較に基づいて、対象のリスト内に、前記対象のインジケータと共に注意インジケータを表示するかどうかを判定することと、を行わせる、1つ以上のコンピュータ可読媒体。
  38. 前記注意インジケータを表示するかどうかを判定することは、前記1つ以上の健康特性と前記閾値との前記比較に基づいて、前記注意インジケータを表示することを判定することを含み、前記命令は、前記コンピュータデバイスに、
    前記対象の前記インジケータによって、前記注意インジケータと共に、前記対象のリストを、前記コンピュータデバイスのディスプレイ上に表示することをさらに行わせる、請求項37に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
  39. 前記命令は、前記コンピュータデバイスによって実行されるとき、前記コンピュータデバイスに、前記対象の前記インジケータと共に前記注意インジケータを表示するという前記判定に基づいて、前記対象のリストの上部に、前記対象の前記インジケータを表示することをさらに行わせる、請求項38に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
  40. 前記対象から捕捉された前記測定値は、前記対象の1つ以上の心音、または前記対象の身体の一部分の胸部インピーダンスを含む、請求項37、38、または39に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
  41. 前記命令は、前記コンピュータデバイスによって実行されるとき、前記コンピュータデバイスに、前記コンピュータデバイスのユーザのユーザ認証を実行することをさらに行わせ、前記対象のリストは、前記ユーザ認証の結果に関連付けられた対象を含む、請求項37~40のいずれか一項に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
  42. 前記命令は、前記コンピュータデバイスによって実行されるとき、前記コンピュータデバイスに、
    前記対象の前記インジケータとのユーザ相互作用を、前記コンピュータデバイスのディスプレイ上に表示されるときに、検出することと、
    前記ユーザ相互作用の検出に応答して、前記1つ以上の健康特性の少なくとも一部分を前記コンピュータデバイスの前記ディスプレイ上に表示することと、をさらに行わせる、請求項37~41のいずれか一項に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
  43. コンピュータプログラム、またはコンピュータプログラムのスイートであって、命令を備え、前記命令は、コンピュータデバイスによって実行されるとき、前記コンピュータデバイスに、
    対象の1つ以上の健康特性を識別することであって、前記1つ以上の健康特性は、前記対象から捕捉された測定値から判定される、識別することと、
    前記1つ以上の健康特性を、1つ以上の健康警告に対応する閾値と比較することと、
    前記1つ以上の健康特性と前記閾値との前記比較に基づいて、対象のリスト内に、前記対象のインジケータと共に注意インジケータを表示するかどうかを判定することと、を行わせる、コンピュータプログラム、またはコンピュータプログラムのスイート。
  44. 1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、その上に記憶された命令を有し、前記命令は、コンピュータデバイスによって実行されるとき、前記コンピュータデバイスに、
    前記コンピュータデバイスのユーザの入力によって示される表示行動を識別することと、
    前記ユーザによって入力される1つ以上の特性を識別することと、
    前記ユーザによって入力される1つ以上の閾値を識別することであって、前記1つ以上の閾値の各々は、前記1つ以上の特性のうちの対応する特性に対応する、識別することと、
    前記1つ以上の特性および前記1つ以上の閾値に基づいて、1つ以上の方程式を生成することと、を行わせ、前記表示行動は、前記1つ以上の方程式の少なくとも一部分が満たされるときに実行されるためのものである、1つ以上のコンピュータ可読媒体。
  45. 前記命令は、コンピュータデバイスによって実行されるとき、前記コンピュータデバイスに、
    前記ユーザによって入力される1つ以上の関係を識別することであって、前記1つ以上の関係は、前記1つ以上の特性に対応し、前記1つ以上の特性に対応する前記1つ以上の閾値に関する関係を定義する、識別することをさらに行わせ、前記1つ以上の方程式は、前記1つ以上の関係にさらに基づいている、請求項44に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
  46. 前記命令は、前記コンピュータデバイスによって実行されるとき、前記コンピュータデバイスに、
    健康特性を利用して、前記1つ以上の方程式の前記少なくとも前記一部分が満たされるかどうかを判定することと、
    前記1つ以上の方程式の前記少なくとも前記一部分が満たされるという判定に応答して、前記表示行動を実行することと、をさらに行わせる、請求項44または45に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
  47. コンピュータプログラム、またはコンピュータプログラムのスイートであって、命令を備え、前記命令は、コンピュータデバイスによって実行されるとき、前記コンピュータデバイスに、
    前記コンピュータデバイスのユーザの入力によって示される表示行動を識別することと、
    前記ユーザによって入力される1つ以上の特性を識別することと、
    前記ユーザによって入力される1つ以上の閾値を識別することであって、前記1つ以上の閾値の各々は、前記1つ以上の特性のうちの対応する特性に対応する、識別することと、
    前記1つ以上の特性および前記1つ以上の閾値に基づいて、1つ以上の方程式を生成することと、を行わせ、前記表示行動は、前記1つ以上の方程式の少なくとも一部分が満たされるときに実行されるためのものである、コンピュータプログラム、またはコンピュータプログラムのスイート。
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