JP3235350U - 回転玩具 - Google Patents
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Abstract
【課題】思いも寄らない場所に取り付けて、回転する様子を楽しむことができる回転玩具を提供する。【解決手段】回転玩具10は、電池4と、電池4に接続されるモーター2と、モーター2と電池4とを収容するためのケース3と、ケース3の底面に設けられた磁石5と、磁石5を他の物品に引っ付けた場合にオンとなるスイッチ6と、モーター2の軸2aに連結している形状部1とを備える。磁石5を他の物品に引っ付けてスイッチ6がオンになると、形状部1がケース3の回りで回転する。【選択図】図1
Description
本考案は、回転する玩具に関する。
回転する玩具として、特許文献1ないし3に記載のような玩具が存在する。
特許文献1に記載の回転玩具は、握柄部(1)を持って振り回すことによって、回転するディスプレイ部(3)に内蔵した遠心スイッチ(40)が作動してディスプレイ部(3)に取り付けたLED(4)が発光するようにした回転玩具である。使用者は、ディスプレイ部(3)を振り回すだけで自動的に電源スイッチをオンにすることができ、LEDを光らせることができる。このようにして、特許文献1に記載の回転玩具は、ディスプレイ部(3)を回転させながら、LED(4)を光らせて遊ぶ玩具である。なお、括弧内の符号は、各特許文献で用いられる符号である(以下、同様)。
特許文献2に記載の玩具は、回転装飾体(1)と、回転装飾体(1)を回転させる回転駆動装置(16)とを備える。当該玩具では、回転駆動装置(16)の回転軸(17)に、回転装飾体(1)が取付けられている。回転装飾帯(1)の中央の空間部19に表示体(20)や照明等を配置することで、表示体(20)に描かれた文字や模様はボヤけて見え、また照明の明かりはボヤけたように見えて一層趣向に富んだ外観を呈するように構成されている。
特許文献3に記載のクリスマスツリー玩具では、台座(20)にマイクロホン(5)が取付けられている。マイクロホン(5)の出力部は、発光体駆動用音電気信号変換器(4)に接続されている。台座(20)には、これと一体をなすクリスマスツリー玩具部材(1)が取付けられている。クリスマスツリー玩具部材(1)上には、発光体(3)が取付けられている。発光体(3)は、発光体駆動用音電気信号変換器(4)の出力部と接続している。台座(20)内には、オルゴール(7)と、発光体駆動用音電気信号変換器(4)と、発光体駆動用音電気信号変換器作動用電源(6)が組込まれている。さらに、駆動装置(11)が台座(20)に固定されている。駆動装置(11)は、回転軸を有し、当該回転軸は、台座基底部(21)と連結されている。駆動装置(11)を駆動すると、それによって、クリスマスツリー玩具部材(1)と台座(20)は一体となって、台座基底部(21)に対して回転する。このように、特許文献3に記載のクリスマスツリー玩具は、オルゴールによる音と、発光体による発光と、回転とを楽しむことができる玩具である。
特許文献1に記載の回転玩具は、手動で、ディスプレイ部を回転させるものであり、自動で回転している様子を楽しむ玩具ではない。
特許文献2及び3に記載の器具は、自動では回転するものの、置物のように、決まった場所に置いて、回転している様子を楽しむものである。そのため、置く場所が限られていた。たとえば、冷蔵庫や電子レンジの側面、自動車のボディのような思いも寄らない場所に取り付けて、回転する様子を見て楽しむというような使用方法は、特許文献2及び3に記載の器具では、想定されていない。
それゆえ、本考案は、思いも寄らない場所に取り付けて、回転する様子を楽しむことができる回転玩具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は、以下のような特徴を有する。本考案は、電池に接続され得るモーターと、モーターと電池とを収容するためのケースと、ケースの底面に設けられた磁石と、磁石を他の物品に引っ付けた場合にオンとなるスイッチと、モーターの軸に連結している形状部とを備え、スイッチがオンになると、形状部がケースの回りで回転する回転玩具である。
好ましくは、形状部は、ぜんまいネジの形状を有するとよい。
好ましくは、スイッチは、タクトスイッチであるとよい。
好ましくは、ケースと形状部の胴部との間には、隙間が設けられているとよい。
好ましくは、ケースの底面は、電池を交換することができるように、蓋状となっているとよい。
本考案によれば、磁石を他の物品に引っ付けた場合に、スイッチがオンになり、形状部がケースの回りで回転することとなる。したがって、回転玩具を、思いも寄らない場所に取り付けて、形状部が回転する様子を楽しむことができる。
たとえば、形状部をぜんまいネジの形状とすれば、あたかも、ぜんまいで他の物品が動いているかのような見せ方を楽しむことができる。
スイッチをタクトスイッチとすれば、磁石が他の物品に付いた場合に、確実かつ速やかに、モーターを駆動させて、形状部を回転させることができる。
ケースと形状部の胴部との間に隙間を設けておけば、形状部の回転が可能となるだけでなく、簡易な構造となるので、回転玩具10のコストを下げることができる。
ケースの底面を蓋状にすれば、電池交換が可能となる。
本考案のこれら、及び他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
図1〜図3に示すように、回転玩具10は、形状部1と、モーター2と、ケース3と、電池4と、磁石5と、スイッチ6と、固定部7と、胴部8とを備える。
形状部1は、胴部8と一体となっており、以下、形状部1と言った場合、胴部8も含むものとする。形状部1は、ここでは、ぜんまいネジのような形状としているが、特に限定されるものではなく、回転している様子を楽しむための形状であれば如何なる形状でもよい。
ケース3の内部には、モーター2と、電池4とが収容されている。ケース3の底面に、磁石5と、スイッチ6とが取付けられている。なお、スイッチ6として、たとえば、タクトスイッチを用いるとよいが限定されるものではない。タクトスイッチの他、光センサなどがスイッチ6として用いられてもよい。ケース3の上面から、モーター2の軸2aが出ている。ケース3と胴部8との間には隙間が存在する。
軸2aに対して、形状部1が、固定部7によって固定されている。これにより、軸2aが回転すれば、形状部1が回転することとなる。
スイッチ6は、モーター2の回転をオンオフするためのスイッチである。
胴部8の底面は、電池4を交換できるように、取り外すことができるように蓋状になっていると良いが、限定されるものではない。
電池4は、使用時に取付けられるものであるから、発明の構成としては、電池4は必須ではない。
上記の構成を有する回転玩具10の使い方について説明する。
鉄などの磁石を引き付けることができる部分を有する他の物品(たとえば、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ、自動車、手すり、フェンス、二輪車などの様々な物品)に、回転玩具10の磁石5の部分を引っ付ける。すると、スイッチ6が押されることになるので、オンになる。スイッチ6として、光センサを用いる場合は、暗くなるので、スイッチ6がオンになる。スイッチ6がオンになると、電池4に接続されたモーター2の軸2aが回転する。軸2aと形状部1とは連結しており、ケース3と胴部8との間には隙間があるので、軸2aが回転すれば、形状部1がケース3の回りで回転する。
回転玩具10を、他の物品から取り外すと、スイッチ6がオフになるので、軸2aの回転が停止し、形状部1の回転が停止する。
なお、胴部8の内周とケース3の外周との間の隙間は必須ではなく、ケース3の表面が滑りやすい素材で出来ていれば、胴部8の内周とケース3の外周との間に隙間がなくても、形状部1を回転させることができる。また、隙間の代わりに、ベアリングを設けてもよい。すなわち、本発明においては、スイッチ6がオンになると、形状部1がケース3の回りで回転することができるように構成されていればよく、隙間は必須ではない。
なお、隙間を設ける構造とすれば、簡易な構造となるので、回転玩具10のコストを下げることができるのは言うまでもない。
このようにして、回転玩具10を他の物品に引っ付けて形状部1が回転する様子を楽しむことができる。
たとえば、形状部1をぜんまいのネジのような形状にして、電子レンジの側面に回転玩具10を取り付けたら、あたかも、電子レンジがぜんまいで動いているかのような印象を与えることができる。
本発明の実施形態によれば、思いも寄らない場所に回転玩具10を取り付けて、回転する様子を楽しむことができる
以上、本考案を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本考案の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本考案の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本考案は、回転玩具であり、産業上利用可能である。
10 回転玩具
1 形状部
2 モーター
2a 軸
3 ケース
4 電池
5 磁石
6 スイッチ
7 固定部
8 胴部
1 形状部
2 モーター
2a 軸
3 ケース
4 電池
5 磁石
6 スイッチ
7 固定部
8 胴部
Claims (5)
- 電池に接続され得るモーターと、
前記モーターと前記電池とを収容するためのケースと、
前記ケースの底面に設けられた磁石と、
前記磁石を他の物品に引っ付けた場合にオンとなるスイッチと、
前記モーターの軸に連結している形状部とを備え、
前記スイッチがオンになると、前記形状部が前記ケースの回りで回転することを特徴とする、回転玩具。 - 前記形状部は、ぜんまいネジの形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の回転玩具。
- 前記スイッチは、タクトスイッチであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の回転玩具。
- 前記ケースと前記形状部の胴部との間には、隙間が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の回転玩具。
- 前記ケースの底面は、前記電池を交換することができるように、蓋状となっていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の回転玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003810U JP3235350U (ja) | 2021-10-04 | 2021-10-04 | 回転玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003810U JP3235350U (ja) | 2021-10-04 | 2021-10-04 | 回転玩具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3235350U true JP3235350U (ja) | 2021-12-16 |
Family
ID=78847259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021003810U Active JP3235350U (ja) | 2021-10-04 | 2021-10-04 | 回転玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3235350U (ja) |
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2021
- 2021-10-04 JP JP2021003810U patent/JP3235350U/ja active Active
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