JP3235169U - 弁当箱におけるパッキン装着構造 - Google Patents

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【課題】弁当箱におけるパッキン装着構造、特に、木製の曲げわっぱ弁当箱におけるパッキンの装着構造を提供する。【解決手段】容器本体2における上部開口の開口縁部6に対して、蓋体3における天板7の周囲から垂設した周壁8を外嵌させる弁当箱において、前記開口縁部に密着させられるパッキン9を天板の下面の所定位置に装着しており、パッキンは、弾性材により、天板の下面の所定位置に面接触するシート状とされ且つ周壁の内周に沿う環状とされたシート状環状体10と、環状方向に間隔をあけてシート状環状体から上向きに突設された複数の突起部11を一体に形成しており、蓋体の天板の下面に設けた取付孔12に突起部を弾性変形した状態で挿着するように構成されている。【選択図】図3

Description

本考案は、弁当箱におけるパッキン装着構造、特に、木製の曲げわっぱ弁当箱においてパッキンの装着を可能としたものに関する
一般的な弁当箱は、プラスチック製の容器本体をプラスチック製の蓋体により施蓋するものが主流を占めているが、近年、杉材等の柾目単板を折曲加工する伝統工芸技術としての「曲げわっぱ」が注目され、この加工技術を利用した「曲げわっぱ弁当箱」が好評を博している。
実用新案登録第3173725号公報 実用新案登録第3111368号公報
プラスチックの射出成型により製造される弁当箱の場合、容器本体及び蓋体は、金型技術が許す限り、自由な形状に形成することが可能である。このため、一般的には、蓋体の下面に溝部を形成し、弾性材により成形したパッキンを前記溝部に嵌入するようにした構成が採用されている。これにより、蓋体を容器本体に被冠させた施蓋状態において、パッキンが容器本体の開口縁部に密着することにより、容器本体と蓋体の間をシールすることができる。
ところが、木製の曲げわっぱ弁当箱は、伝統工芸品に係る意匠的デザインを表すことが必要であり、しかも、木工技術により製造されるため、プラスチック製の弁当箱のような溝部を蓋体に切削加工することが困難であり、仮に切削加工が可能であるとしても、量産に適しておらず、しかも、歩留まりの点においても問題がある。
このため、曲げわっぱ弁当箱は、現在のところシール用パッキンを設けることができないと考えられており、現に、パッキンを設けた曲げわっぱ弁当箱は提供されていないのが現状である。
本考案は、曲げわっぱ弁当箱においてもパッキンの装着が可能となるように構成した弁当箱におけるパッキン装着構造を提供するものである。
そこで、本考案が手段として構成したところは、容器本体と、容器本体の上部開口を施蓋する蓋体とから成る弁当箱において、前記容器本体は、底板の周囲から立設した側壁の上端部により上部開口の開口縁部を形成し、前記蓋体は、天板の周囲から垂設した周壁を前記開口縁部に外嵌させられ、前記開口縁部に密着するパッキンを天板の下面の所定位置に装着しており、前記パッキンは、弾性材を一体成形することにより、前記天板の下面の所定位置に面接触するシート状とされ且つ前記周壁の内周に沿う環状とされたシート状環状体と、環状方向に間隔をあけてシート状環状体から上向きに突設された複数の突起部を一体に形成しており、前記蓋体の天板の下面の所定位置に設けた有底の取付孔に前記突起部を弾性変形した状態で挿着することにより、シート状環状体を天板の下面の所定位置に着脱自在に装着して成る点にある。
本考案の好ましい実施形態において、容器本体は、オーバル形状とされた木製の底板の周縁に沿って木製の帯状板を折曲形成した側壁を立設し、前記蓋体は、オーバル形状とされた木製の天板の周縁に沿って木製の帯状板を折曲形成した周壁を垂設し、蓋体の周壁を容器本体の開口縁部の外周側に遊嵌させることにより曲げわっぱ弁当箱を構成しており、前記取付孔は、蓋体の天板の下面の所定位置にドリルにより穿設された穿孔により構成されている。
好ましくは、前記パッキンの突起部は、シート状環状体に立設された円柱部と、該円柱部の上端から外周に張出して周設されたリブを一体に形成しており、前記天板の下面に設けた円形の取付孔の深さLと内径Dに対して、前記円柱部の高さH及び外径d1と、前記リブの外径d2は、L>H、d2>D>d1となるように形成されている。
更に好ましくは、前記パッキンの突起部を構成する円柱部は、頂面に凹入部を設けることにより円筒部を形成しており、該円筒部の上端外周に前記リブを周設すると共に、リブの外周面に上向きに小径とされたテーパ面を形成している。
本考案によれば、弁当箱、特に、木製の曲げわっぱ弁当箱において、パッキンの装着が可能になり、好適にシールすることができるという効果がある。
本考案の1実施形態に係る弁当箱に関して、容器本体を蓋体により施蓋した状態を示す斜視図である。 容器本体から蓋体を分離させた状態を示す斜視図である。 図2に示す容器本体及び蓋体の断面を示す斜視図である。 蓋体の下面を上向きとした状態に関して、(A)はパッキンが蓋体の下面に装着されている状態を示す斜視図、(B)はパッキンが蓋体から分離された状態を示す斜視図である。 パッキンに関して、(A)は突起部を上向きとした状態を示す斜視図、(B)は突起部の断面を示す斜視図である。 蓋体の取付孔とパッキンの突起部に関して、(A)は取付孔から突起部を分離した状態を示す断面図、(B)は取付孔に突起部を挿着した状態を示す断面図である。 パッキンの作用に関して、(A)は容器本体の中心に蓋体が施蓋されたときの状態を示す断面図、(B)は容器本体の中心から位置ずれして蓋体が施蓋されたときの状態を示す断面図である。
以下図面に基づいて本考案の好ましい実施形態を詳述する。
図1ないし図3に示すように、弁当箱1は、容器本体2と、容器本体の上部開口を施蓋する蓋体3から成り、この際、木製の曲げわっぱ弁当箱が構成されている。
前記容器本体2は、楕円形ないし長円形のオーバル形状とされた分厚い木板製の底板4の周縁に沿って薄い木板製の帯状板を折曲形成した側壁5を立設し、側壁5の上端部により上部開口の開口縁部6を形成している。尚、側壁5は、帯状単板を折曲すると共に両端部を金具5aで固着することによりわっぱを形成し、底板4に接着剤で接着されている。
前記蓋体3は、前記底板4と相似形であるがやや大きめのオーバル形状とされた分厚い木板製の天板7の周縁に沿って薄い木板製の帯状板を折曲形成した周壁8を垂設し、周壁8を容器本体2の開口縁部6の外周側に遊嵌させることにより容器本体2の上部開口を施蓋するように構成されている。尚、周壁8は、帯状単板を折曲すると共に両端部を金具8aで固着することによりわっぱを形成し、天板7に接着剤で接着されている。
曲げわっぱ弁当箱の場合、蓋体3は、周壁8を容器本体2の開口縁部6の外周に遊嵌した状態で施蓋されるので、施蓋状態を保持させるためには、風呂敷に包み込んだり、或いは、図1に示すようなゴムバンド等の抱持具1aを外装することにより、容器本体2及び蓋体3が抱持される。
そこで、蓋体3は、天板7の下面において周壁8の内側に沿う所定位置にパッキン9を装着しており、容器本体2を施蓋したとき、パッキン9を開口縁部6に密着させるように構成している。
図4ないし図6に示すように、パッキン9は、シリコン樹脂その他のエラストマー等から成る弾性材を一体成形することにより、前記天板7の下面の所定位置に面接触させられるシート状とされ且つ前記周壁8の内周に沿う環状とされたシート状環状体10と、環状方向に間隔をあけてシート状環状体10から上向きに突設された複数の突起部11を一体に形成している。図示実施形態の場合、シート状環状体10が延びる環状方向(周方向)に間隔をあけて8個の突起部11が形成されている。
前記突起部11に対応して、蓋体3における天板7の下面の所定位置には、有底の取付孔12が設けられており、これにより、パッキン9は、突起部11を弾性変形した状態で取付孔12に挿着することにより、シート状環状体10の全面を天板7の下面に面接触させた状態で着脱自在に装着される。
弁当箱1は、木製の曲げわっぱ弁当箱のため、前記取付孔12は、木板製の天板7の下面にドリルで穿設された円形の穿孔により形成されている。図示実施形態において、パッキン9に設けられた8個の突起部11に対応する8個の取付孔12がボール盤により穿設されている。このため、図示省略しているが、取付孔12の内周面には木質繊維が毛羽立ち状態で残存しており、取付孔12は、必ずしも真円とされていない。
パッキン9の突起部11は、シート状環状体10に立設された円柱部13と、該円柱部13の上端から外周に張出して周設されたリブ14を一体に形成している。図6(A)に示すように、円柱部13の外径d1とリブ14の外径d2は、シート状環状体10の幅Wに対して、W>d2>d1となるように形成されている。また、取付孔12の深さLと内径Dに対して、L>H、d2>D>d1となるように形成されている。
本考案の好ましい実施形態において、前記突起部11を構成する円柱部13は、頂面に凹入部15を設けることにより円筒部13aを形成しており、該円筒部13aの上端外周に周設されたリブ14の外周面には、上向きに小径とされたテーパ面14aが形成されており、テーパ面14a最小径部(上端部)の外径は、円柱部13の外径d1と等しくなる(つまり、取付孔12の内径Dよりも小さくなる)ように形成されている。
このため、突起部11は、ドリルで穿設された取付孔12が内周面を平滑とする真円形に形成されていなくても、リブ14のテーパ面14aをガイドとして取付孔12に好適に挿入することができ、その際、円筒部13aとリブ14の外径d2とされた大径部が求心方向に弾性変形された状態で取付孔12の内部に好適に弾着される。
そして、ユーザが弁当箱1を洗浄するためパッキン9を取外す必要があるときは、隣り合う突起部11、11の間において、シート状環状体10と天板7の間に指先を挿入することができるので、指先でシート状環状体10を天板7から離反させることにより、突起部11を簡単容易に取付孔12から抜き取ることができる。
曲げわっぱ弁当箱1は、使用時において、食材を収容した容器本体2の開口縁部6に対して蓋体3の周壁8が遊嵌状態で外嵌され、ゴムバンド等の抱持具1aを外装することにより、施蓋状態を保持される。そこで、容器本体2の側壁5と蓋体3の周壁8の間には、全周にわたり隙間Sが形成されており、従って、蓋体3は、隙間Sに相当して、横向きに位置ずれを生じやすい。
この点に関して、蓋体3の天板7に装着されたパッキン9は、上述のような広い幅Wを有するシート状のシート状環状体10を天板7の下面に面接触させており、しかも、周壁8の内周に沿って近接状態で配置されている。このため、図7(A)に示すように、蓋体3が容器本体2の中心に位置して施蓋されているときはもとより、図7(B)に示すように、蓋体3が容器本体2の中心から横向きに位置ずれして施蓋されているときでも、常に、シート状環状体10を開口縁部6に好適に密着させており、所期のシール効果を果たすことができる。
1 弁当箱
1a 抱持具
2 容器本体
3 蓋体
4 底板
5 側壁
5a 金具
6 開口縁部
7 天板
8 周壁
8a 金具
9 パッキン
10 シート状環状体
11 突起部
12 取付孔
13 円柱部
13a 円筒部
14 リブ
14a テーパ面
15 凹入部
S 隙間

Claims (4)

  1. 容器本体と、容器本体の上部開口を施蓋する蓋体とから成る弁当箱において、
    前記容器本体(2)は、底板(4)の周囲から立設した側壁(5)の上端部により上部開口の開口縁部(6)を形成し、
    前記蓋体(3)は、天板(7)の周囲から垂設した周壁(8)を前記開口縁部(6)に外嵌させられ、前記開口縁部(6)に密着させられるパッキン(9)を天板(7)の下面の所定位置に装着しており、
    前記パッキン(9)は、弾性材を一体成形することにより、前記天板の下面の所定位置に面接触するシート状とされ且つ前記周壁(8)の内周に沿う環状とされたシート状環状体(10)と、環状方向に間隔をあけてシート状環状体から上向きに突設された複数の突起部(11)を一体に形成しており、
    前記蓋体の天板(7)の下面の所定位置に設けた有底の取付孔(12)に前記突起部(11)を弾性変形した状態で挿着することにより、シート状環状体(10)を天板の下面の所定位置に着脱自在に装着して成ることを特徴とする弁当箱におけるパッキンの装着構造。
  2. 容器本体(2)は、オーバル形状とされた木製の底板(4)の周縁に沿って木製の帯状板を折曲形成した側壁(5)を立設し、前記蓋体(3)は、オーバル形状とされた木製の天板(7)の周縁に沿って木製の帯状板を折曲形成した周壁(8)を垂設し、蓋体の周壁(8)を容器本体の開口縁部(6)の外周側に遊嵌させることにより曲げわっぱ弁当箱を構成しており、前記取付孔(12)は、蓋体の天板(7)の下面の所定位置にドリルにより穿設された穿孔により構成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の弁当箱におけるパッキンの装着構造。
  3. 前記パッキンの突起部(11)は、シート状環状体(10)に立設された円柱部(13)と、該円柱部の上端から外周に張出して周設されたリブ(14)を一体に形成しており、前記天板の下面に設けた円形の取付孔(12)の深さLと内径Dに対して、前記円柱部(13)の高さH及び外径d1と、前記リブの外径d2は、L>H、d2>D>d1となるように形成されて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の弁当箱におけるパッキン装着構造。
  4. 前記パッキンの突起部を構成する円柱部(13)は、頂面に凹入部(15)を設けることにより円筒部(13a)を形成しており、該円筒部の上端外周に前記リブ(14)を周設すると共に、リブの外周面に上向きに小径とされたテーパ面(14a)を形成して成ることを特徴とする請求項3に記載の弁当箱におけるパッキン装着構造。
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