JP3235150U

JP3235150U - 装飾・メッセージボード

Info

Publication number: JP3235150U
Application number: JP2021003610U
Authority: JP
Inventors: 素子君村; 桂赤坂
Original assignee: 素子君村; 桂赤坂
Priority date: 2021-09-20
Filing date: 2021-09-20
Publication date: 2021-12-02
Anticipated expiration: 2031-09-20

Abstract

【課題】装飾性・意匠性を向上させた（デザイン性に優れた）装飾・メッセージ表示ボードを提供する。【解決手段】装飾・メッセージ表示ボード１は、ボード状のボード本体１０と、ボード本体１０に設けられた、切り花又は造花を挿入するための挿入孔２０とを有することを特徴とし、より好ましくは、挿入孔２０に、筒状体３０が設けられている。【選択図】図１

Description

本考案は、新規な装飾・メッセージボードに関し、より詳細には、切り花又は造花を挿入するための挿入孔を有し、当該孔に切り花等を挿入することにより、特定のメッセージ（文字列）や装飾模様（デザイン）を来訪者等へ表示することができる装飾・メッセージボードに関する。

従来から、冠婚葬祭や卒業式・卒園式などの式典会場の入り口等、所定の場所において、ホワイトボードなどの掲示板（メッセージボード）に、来訪者向けのメッセージを提示することがある。

このようなメッセージボードとして、たとえば、特許文献１では、「接着箇所が特に限定されず、磁力による悪影響も無く、そして繰り返し接着・剥離を行ってもその接着力の劣化が見られず、且つ剥離後に剥離跡が残らないメッセージボード」が提案されている（要約書等）。具体的には、かかるメッセージボードは、ホワイトボードを本体の表面側に有し、天然ゴムよりなる貼着層を該本体１の背面側に設けられている（実用新案登録請求の範囲など）。

実用新案登録第３００５１２９号公報

しかしながら、特許文献１に開示されたメッセージボードを含め、通常、メッセ―ボードに表示するメッセージは、油性又は水性マーカーを使用して書き込まれてなるものであり、単なる文字列からなるメッセージや、マーカーを用いて描かれたデザインに過ぎず、その意匠性（デザイン性）については改善の余地があった。

本考案者は、従来のメッセージボードについて鋭意検討の結果、切り花又は造花を挿入するための挿入孔を設け、挿入孔に切り花又は造花を挿入して使用することで、装飾性・意匠性を向上できることを見出した。

すなわち、本考案は、装飾性。意匠性を向上させた（デザイン性に優れた）装飾・メッセージボードを提供することを目的とする。

本考案は、具体的には、以下のとおりである。
［１］ボード状のボード本体（１０）と、
当該ボード本体（１０）に設けられた、切り花又は造花を挿入するための挿入孔（２０）とを有することを特徴とするための装飾・メッセージボード。

［２］前記挿入孔（２０）に、筒状体（３０）が設けられていることを特徴とする［１］に記載の装飾・メッセージボード。

本考案にかかる装飾・メッセージボードによれば、来訪者等に向けて、装飾性や意匠性を向上させたデザインやメッセージを表示することができる。

図１（Ａ）および（Ｂ）は、それぞれ、本考案にかかる装飾・メッセージボードの一態様を示すための上面図および断面図である。図２は、本考案にかかる装飾・メッセージボードの一態様を示すための上面図である。

以下、本考案にかかるメッセージボードについて、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。本考案にかかる装飾・メッセージボードは、図１の付番１に示されるように、ボード状のボード本体１０と挿入孔２０とを必須構成要件として有し、必要に応じて、その他の構造や部材を有していてもよい。

なお、本考案に係る「装飾・メッセージボード」とは、主に、冠婚葬祭や、卒業式、入学式など各種祭典で使用される来訪者へのメッセージを表示する目的あるいは来訪者の鑑賞の対象となるような装飾・意匠（デザイン）を表示する目的を有するものである。たとえば、本考案に係る「装飾・メッセージボード」が、小中学校等の教育機関での卒業式に使用される場合、後述するように、任意の位置に挿入孔２０を設け、挿入孔に造花や切り花（花卉の切り花の他に切り葉も含む）を挿入することで、所定のメッセージ（たとえば、「感謝」や「令和〇〇年度卒業おめでとう」など）を表現することができる。

また、本考案に係る「装飾・メッセージボード」が、葬儀や告別式に使用される場合は、たとえば、故人の遺言や生前、座右の銘にしていた言葉など、故人をしのぶための、来訪者向けへのメッセージや、あるいは遺族が故人に向けたメッセージとなるように、挿入孔２０を設けて、造花や切り花を用いて、上記のメッセージを表示することができる。

本考案に係る装飾・メッセージボードの使用態様は、ボードを紐などで吊るしたり、スタンドや立て掛け部材などを使用したりしてもよく、さらには、机などの台の上や棺桶内部にカバー材として使用してもよい。

また、ボード本体１０の材質は特に限定されるものではなく、廃棄の容易さ、耐水性、可燃性、リサイクル性、使用目的や使用時間、コストなどを考慮して適宜選択することが可能である。たとえば、段ボール、厚紙などの紙製であってもよいし、木製や金属製であってもよい。

ボード本体１０の大きさ（寸法）についても、適宜選択することができる。たとえば、葬儀や告別式において、棺桶の内部で使用する場合、その棺桶内部に設置できる寸法になる。なお、図２の付番４０に示されるように、折り目が施されていることが望ましい。この折り目に沿って下側に折ることで、単に、メッセージボードを故人の上に載置するよりも、棺桶内部に安定的に載置することができる。なお、折り目としては、たとえば、ミシン目や筋折部などが挙げられる。

挿入孔２０は、当該ボード本体１０に設けられ、切り花又は造花を挿入するための孔（穴）である。挿入孔は、切り花や造花などを挿入して、メッセージやデザイン表示することを考慮して、所望の位置に設ける必要がある。

ここで、挿入孔の大きさは特に限定されないが、挿入する切り花等の茎の太さを考慮して調節される。仮に、切り花が一般的なもの（たとえば菊など）であれば、孔の大きさが過度に大きいと、切り花を挿入した際に、メッセージボードに対して垂直に保持されることが難しい。メッセージボードに対して垂直に保持されるためには、切り花や造花の茎（挿入される部分）の太さよりも、挿入孔は若干大きい程度が望ましい。

図１の付番３０は、挿入孔２０に設けられた筒状体を示す。図１の２０´は、筒状体を有していない単なる挿入孔であるが、このような挿入孔に比べて、筒状体が設けられていると、切り花や造花の茎（挿入される部分）が保持される部位が長くなる。そのため、切り花を安定的に、メッセージボードに対して垂直に保持させることが可能となる。

なお、挿入孔は、ボード本体１０にドリルなどを用いて設けてもよいし、大量生産を考慮して、パンチプレスなどで設けてもよい。

また、筒状体３０の材質や大きさなども特に限定されない。一般的には、段ボール、厚紙などの紙製や、木製や金属製であり、切り花や造花の茎（挿入される部分）よりも若干大きい内径を有する円筒状が一般的である。

本考案によれば、装飾性・意匠性を向上させた（デザイン性に優れた）メッセージボードを提供できる装飾・メッセージボードを提供することができ、冠婚葬祭業やイベント業界など各種産業にて利用される可能性がある。

１０：ボード本体
２０、２０´：挿入孔
３０：筒状体
４０：折り目

Claims

ボード状のボード本体（１０）と、
当該ボード本体（１０）に設けられた、切り花又は造花を挿入するための挿入孔（２０）とを有することを特徴とするための装飾・メッセージ表示ボード。
前記挿入孔（２０）に、筒状体（３０）が設けられていることを特徴とする請求項１に記載の装飾・メッセージ表示ボード。