JP3235040U - インテリジェント街路灯 - Google Patents

Abstract

【課題】取り付けと取り外しが便利で迅速で、点検と標準化された生産が容易で、輸送が便利なインテリジェント街路灯を提供する。【解決手段】インテリジェント街路灯１００は街路灯本体を含み、街路灯本体は順に複数の機能モジュール１１０に区分され、２つの隣接する機能モジュール１１０間は、インターロック構造１２０を介して取り外し可能に締結されて接続されている。インターロック構造１２０は、位置決めポストと、いくつかのロックリベットと、位置決め穴と、いくつかのロック長穴とを含む。位置決めポスト及びいくつかのロックリベットはいずれも機能モジュールの一端面に設けられており、且つ、いくつかのロックリベットは位置決めポストの周りに均等に配置されている。位置決め穴及びいくつかのロック長穴はいずれも隣接するもう一つの機能モジュール１１０の一端面に設けられており、且つ、いくつかのロック長穴は位置決めポストの周りに均等に配置されている。【選択図】図２

Description

本考案は街路灯照明の技術分野に関し、特にインテリジェント街路灯に関する。

近年、中国の建設の発展、都市建設の需要に伴い、インテリジェント街路灯も急速に発展し、インテリジェント街路灯はその機能の豊富性、スマート化、及びセキュリティ監視、基地局、充電スタンド、ＬＥＤ照明、環境モニタリングなどの一体化により、都市のモノのインターネットに欠かせない一環となり、ますます多くの人に好んで利用されるようになっている。インテリジェント街路灯は、インテリジェント都市の最も重要なデータの入口となっていく。

現在市販されているインテリジェント街路灯のポールの多くは一体構造を採用している。つまり、ポール本体はすべて溶接でできており、製品がかさばるだけでなく、機能や構造の面においてもプロジェクトごとにカスタマイズして生産されており、標準化作業が不便で、生産や組み立ての効率が低く、設置の過程において比較的大きな安全上の潜在リスクが存在する。それとともに、インテリジェント街路灯の機能が多いため、内部の配線コードが比較的多く、ポール本体内における配線、点検などが非常に困難である。しかも、結合する必要のある機能部品が多いため、ポール本体側面の溶接部品が比較的多く、これにより製品が大きすぎて、規格もそれぞれ異なるので、製品の包装が粗末になり、輸送中に表面に擦り傷が極めてできやすく、輸送に不便で、輸送コストが極めて高いなどの問題をもたらしてしまう。

本考案の解決しようとする技術問題は、従来のインテリジェント街路灯において一体構造を採用することにより製品がかさばり、生産や組み立ての効率が低く、標準化作業が不便で、輸送が不便などの技術問題を解決することを目的とするインテリジェント街路灯を提供することである。

上記技術問題を解決するために、本考案では、インテリジェント街路灯を提案する。前記インテリジェント街路灯は街路灯本体を備え、前記街路灯本体は、上から、順に複数の機能モジュールに区分され、２つの隣接する前記機能モジュール間は、インターロック構造を介して取り外し可能に締結されて接続されている。前記インターロック構造は、位置決めポストと、いくつかのロックリベットと、位置決め穴と、いくつかのロック長穴とを含む。前記位置決めポスト及び前記いくつかのロックリベットはいずれも前記機能モジュールの一端面に設けられており、且つ、前記いくつかのロックリベットは前記位置決めポストの周りに均等に配置されている。前記位置決め穴及び前記いくつかのロック長穴はいずれも隣接するもう一つの前記機能モジュールの一端面に設けられており、且つ、前記いくつかのロック長穴は前記位置決めポストの周りに均等に配置されている。前記位置決めポストは、対応する前記位置決め穴に挿入接続されて嵌合され、且つ、前記いくつかのロックリベットは、対応する前記ロック長穴に１対１で係設されることで、２つの隣接する前記機能モジュール間の取り外し可能な締結接続を実現する。

好ましくは、前記位置決めポストは円錐台状構造である。

好ましくは、前記ロックリベットはＴ型構造であり，前記ロック長穴は環状穴であり，かつ前記環状穴の一端の開口面積は前記環状穴の他端の開口面積より大きいことにより、各前記ロックリベットは、対応する前記環状穴の一端から挿入されてから、回転により対応する前記環状穴の他端に係止される。

好ましくは、前記位置決め穴の内側には鋼管が溶接されており、前記位置決めポストが対応する前記位置決め穴に挿入接続されることで、前記鋼管は対応する前記位置決めポストの外側に嵌合されている。

好ましくは、前記鋼管と前記位置決めポストとの間は盗難防止ネジで締結されて接続され、前記機能モジュールの側壁には、前記盗難防止ネジに対応する箇所に開閉可能な盗難防止カバープレートが設けられている。

好ましくは、前記機能モジュールの側壁には開閉可能な盗難防止カバープレートが設置されており、前記機能モジュールは前記盗難防止カバープレートの内側に対応するように盗難防止ネジで隣接する二つの前記機能モジュールの相接する端面に対して補強接続を行う。

好ましくは、前記機能モジュールは柱状構造である。

好ましくは、前記複数の機能モジュールは、無線通信機能モジュール、ＬＥＤ照明ランプ機能モジュール、情報配信機能モジュール、音声放送機能モジュール、緊急機能モジュールの任意の組み合わせを含む。

好ましくは、前記無線通信機能モジュールには５Ｇ基地局モジュール及び／又はＷＩＦＩモジュールが内蔵されている。

好ましくは、前記緊急機能モジュールにはワンタッチ緊急通報モジュール及び／又は車載充電モジュールが内蔵されている。

本考案により提案されたインテリジェント街路灯によれば、その街路灯本体は順に複数の機能モジュールに区分され、２つの隣接する機能モジュール間は、インターロック構造を介して取り外し可能に締結されて接続されている。これにより、インテリジェント街路灯のポール本体のモジュール化を実現することができる。すなわち、そのインテリジェント街路灯のポール本体は必要とされる機能に応じて１つ１つの独立した機能モジュールに分割され、各機能モジュールは統一した形状や構造を採用することで、標準化された生産に便利で、輸送も便利で、包装が簡略化され、ポール本体内部の線路コードの接続が便利で、点検しやすい。これとともに、隣接する機能モジュール間はインターロック構造によって取り外し可能に締結されて接続されることで、その取り付けと取り外しが便利かつ迅速で、かつ安全で安定している。ユーザは、実際の需要に応じて対応する機能モジュールをオプションで配置することができ、個性的なカスタマイズが容易である。これにより分かるように、本考案のインテリジェント街路灯は取り付けと取り外しが便利で迅速、点検と標準化された生産が容易、輸送が便利などの利点を有する。

本考案の実施例及び従来技術の技術案をより明確に説明するため、以下では、実施例或いは従来技術の説明に必要とされる添付図面を簡単に説明する。下記説明における添付図面は本考案の一部の実施例に過ぎないことは明らかであって、当業者にとって、創造的な労働を行わないことを前提に、これらの添付図面により他の添付図面を得ることができる。
本考案の実施例によるインテリジェント街路灯の構造模式図である。 図１に示すインテリジェント街路灯の分解構造模式図である。 図１に示すインテリジェント街路灯のインターロック構造の分解模式図である。 図１に示すインテリジェント街路灯のインターロック構造の接続模式図である。

以下では、図面を組み合わせて本考案の具体的な実施形態をさらに説明する。なお、これらの実施形態の説明は、本考案の理解を助けるためのものであり、本考案を限定するものではないことは、説明しておく必要がある。なお、以下に説明する本考案の各実施形態に係る技術的特徴は、相互に衝突しない限り、相互に組み合わせることができる。

図１及び図２に示すように、本実施例では、インテリジェント街路灯１００を提案する。当該インテリジェント街路灯１００は街路灯本体を備え、街路灯本体は、上から、順に複数の機能モジュール１１０に区分され、２つの隣接する機能モジュール間は、インターロック構造１２０を介して取り外し可能に締結されて接続されている。図３に示すように、インターロック構造１２０は、位置決めポスト１２１と、いくつかのロックリベット１２２と、位置決め穴１２３と、いくつかのロック長穴１２４とを含む。位置決めポスト１２１及びいくつかのロックリベット１２２はいずれも機能モジュール１１０の一端面に設けられており、且つ、いくつかのロックリベット１２２は位置決めポスト１２１の周りに均等に配置されている。位置決め穴１２３及びいくつかのロック長穴１２４はいずれも隣接するもう一つの機能モジュール１１０の一端面に設けられており、且つ、いくつかのロック長穴１２４は位置決めポスト１２３の周りに均等に配置されている。位置決めポスト１２１は、対応する位置決め穴１２３に挿入接続されて嵌合され、且つ、いくつかのロックリベット１２２は、対応するロック長穴１２４に１対１で係設されることで、２つの隣接する機能モジュール１１０間の取り外し可能な締結接続を実現する。

本実施形態では、図３に示すように、位置決めポスト１２１は円錐台状構造であり、これにより位置決めポスト１２１の外側に一定のテーパを持たせて、対応する位置決め穴１２３への挿入を容易にしている。これとともに、内部の配線を容易にするように、位置決めポスト１２３は中空管構造で、ポール本体と通じている。ロックリベット１２２はＴ型構造であり，ロック長穴１２４は環状穴であり，かつ環状穴の一端の開口面積は環状穴の他端の開口面積より大きい（オタマジャクシ状に似ており，一端は大きい他端は小さい）。これにより、各ロックリベット１２２は、対応する環状穴の一端から挿入されてから、回転により対応する環状穴の他端に係止される。具体的には、図３に示すように、本実施例におけるロックリベット１２２の数は３個で、１２０度の等間隔分布をしており、同様に、そのロック長穴１２４の数も３個で、１２０度の等間隔分布をしている。二つの隣接する機能モジュール１００は、上記のインターロック構造１２０により、スピーディな取り付けと取り外しを実現し、装着時には、向きを調整してから、一つの機能モジュール頂部の位置決めポスト１２１をもう一つの機能モジュール底部の位置決め穴１２３に挿入する。このとき、各ロックリベット１２２は、対応するロック長穴１２４の大きい端に対応して挿入され、それから、上の機能モジュール１１０を反時計回りに９０度回転させることで、ロックリベット１２２を対応するロック長穴１２４の小さい端に回転させることにより、２つの機能モジュール１１０の組み立てを実現する。この構造によれば、組み立てが安定して且つ堅固であり、図１に示すように、取り外し時には、時計回りに９０°回転することで、二つの機能ユニットの分離を実現し、製品の取り付けの効率と利便性を向上できる。

図４に示すように、位置決め穴１２３の内側には鋼管１２５が溶接されており、位置決めポスト１２１が対応する位置決め穴１２３に挿入接続されているので、対応する位置決めポスト１２１の外側に鋼管１２５を嵌合させることができ、ポール部品の堅固性の向上に寄与する。各機能モジュール１１０の安全性を保証するために、内部には強化盗難防止保護を行った。即ち、機能モジュール１１０の側壁に開閉可能な盗難防止カバープレート１１１を設置し、機能モジュールは盗難防止カバープレート１１１の内側に対応するように盗難防止ネジ１１２で隣接する二つの機能モジュール１１０の相接する端面に対して補強接続を行う。このようにして、２つの機能モジュール１１０が適切に組み立てられたら、上の機能モジュール１１０の盗難防止カバープレート１１１を開き、盗難防止ネジ１１２をねじ込み、最後には盗難防止カバープレート１１１を機能モジュール １１０の側壁に再びロックすればよい。このために、機能モジュール １１０ の頂部端面にはネジ穴が開けられており、底部端面の内部の対応する位置には貫通穴が開けられている。当業者であれば、以下の方法で代替することも可能である。即ち、鋼管１２５と位置決めポスト１２１との間を盗難防止ネジで締結して接続し、機能モジュール １１０の側壁には、盗難防止ネジに対応する箇所に開閉可能な盗難防止カバープレートを設ける。

また、機能モジュール１００は柱状構造であり、ポール部品の標準化された生産を保証するため、各機能モジュール１１０の外形寸法は同じように設計されている。これにより、生産現場での生産が容易になると同時に、機能ユニット専用の包装材をカスタマイズ設計することができ、輸送中の破損リスクを低減できる。複数の機能モジュール１１０は、無線通信機能モジュール、ＬＥＤ照明ランプ機能モジュール、情報配信機能モジュール、音声放送機能モジュール、緊急機能モジュールの任意の組み合わせである（当該任意の組み合わせは、数または種類上の任意の組み合わせとすることができる。すなわち、ある１つの機能モジュールは、１つ或いは複数を含むことができる。例えば本実施例のように、上から順に、無線通信機能モジュール、ＬＥＤ照明ランプ機能モジュール、ＬＥＤ照明ランプ機能モジュール、情報配信機能モジュール、音声放送機能モジュール、緊急機能モジュールになる）。無線通信機能モジュールには５Ｇ基地局モジュール及び／又はＷＩＦＩモジュールが内蔵されている。緊急機能モジュールにはワンタッチ緊急通報モジュール及び／又は車載充電モジュールが内蔵されている。この場合、ユーザは、個性的なカスタマイズを容易にするために、実際の需要に応じて、対応する機能モジュール１１０をオプションで設置することができる。

以上、添付図面を参照しながら本考案の実施形態について詳細に説明したが、本考案は説明された実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、本考案の原理および精神から逸脱することなく、本考案の保護範囲内でこれらの実施形態に対して様々な変更、修正、置換、および変形を加えることができる。

本考案の実施例により提案されたインテリジェント街路灯によれば、その街路灯本体は順に複数の機能モジュールに区分され、２つの隣接する機能モジュール間は、インターロック構造を介して取り外し可能に締結されて接続されている。これにより、インテリジェント街路灯のポール本体のモジュール化を実現することができる。すなわち、そのインテリジェント街路灯のポール本体は必要とされる機能に応じて１つ１つの独立した機能モジュールに分割され、各機能モジュールは統一した形状や構造を採用することで、標準化された生産に便利で、輸送も便利で、包装が簡略化され、ポール本体内部の線路コードの接続が便利で、点検しやすい。これとともに、隣接する機能モジュール間はインターロック構造によって取り外し可能に締結されて接続されることで，その取り付けと取り外しが便利かつ迅速で、かつ安全で安定している。ユーザは、実際の需要に応じて対応する機能モジュールをオプションで配置することができ，個性的なカスタマイズが容易である。これにより分かるように、本考案のインテリジェント街路灯は取り付けと取り外しが便利で迅速、点検と標準化された生産が容易、輸送が便利などの利点を有する。よって、産業上の利用可能性を有する。

Claims (10)

1. 街路灯本体を備えるインテリジェント街路灯であって、前記街路灯本体は、上から、順に複数の機能モジュールに区分され、２つの隣接する前記機能モジュール間は、インターロック構造を介して取り外し可能に締結されて接続され、前記インターロック構造は、位置決めポストと、いくつかのロックリベットと、位置決め穴と、いくつかのロック長穴とを含み、前記位置決めポスト及び前記いくつかのロックリベットはいずれも前記機能モジュールの一端面に設けられており、且つ、前記いくつかのロックリベットは前記位置決めポストの周りに均等に配置され、前記位置決め穴及び前記いくつかのロック長穴はいずれも隣接するもう一つの前記機能モジュールの一端面に設けられており、且つ、前記いくつかのロック長穴は前記位置決めポストの周りに均等に配置され、前記位置決めポストは、対応する前記位置決め穴に挿入接続されて嵌合され、且つ、前記いくつかのロックリベットは、対応する前記ロック長穴に１対１で係設されることで、２つの隣接する前記機能モジュール間の取り外し可能な締結接続を実現するインテリジェント街路灯。
2. 前記位置決めポストは円錐台状構造である、
   請求項１に記載のインテリジェント街路灯。
3. 前記ロックリベットはＴ型構造であり，前記ロック長穴は環状穴であり，かつ前記環状穴の一端の開口面積は前記環状穴の他端の開口面積より大きいことにより、各前記ロックリベットは、対応する前記環状穴の一端から挿入されてから、回転により対応する前記環状穴の他端に係止される、
   請求項１に記載のインテリジェント街路灯。
4. 前記位置決め穴の内側には鋼管が溶接されており、前記位置決めポストが対応する前記位置決め穴に挿入接続されることで、前記鋼管は対応する前記位置決めポストの外側に嵌合されている、
   請求項１に記載のインテリジェント街路灯。
5. 前記鋼管と前記位置決めポストとの間は盗難防止ネジで締結されて接続され、前記機能モジュールの側壁には、前記盗難防止ネジに対応する箇所に開閉可能な盗難防止カバープレートが設けられている、
   請求項４に記載のインテリジェント街路灯。
6. 前記機能モジュールの側壁には開閉可能な盗難防止カバープレートが設置されており、
   前記機能モジュールは前記盗難防止カバープレートの内側に対応するように盗難防止ネジで隣接する二つの前記機能モジュールの相接する端面に対して補強接続を行う、
   請求項１に記載のインテリジェント街路灯。
7. 前記機能モジュールは柱状構造である、
   請求項１に記載のインテリジェント街路灯。
8. 前記複数の機能モジュールは、無線通信機能モジュール、ＬＥＤ照明ランプ機能モジュール、情報配信機能モジュール、音声放送機能モジュール、緊急機能モジュールの任意の組み合わせを含む、
   請求項１〜７の何れか一項に記載のインテリジェント街路灯。
9. 前記無線通信機能モジュールには５Ｇ基地局モジュール及び／又はＷＩＦＩモジュールが内蔵されている、
   請求項８に記載のインテリジェント街路灯。
   
10. 前記緊急機能モジュールにはワンタッチ緊急通報モジュール及び／又は車載充電モジュールが内蔵されている、
    請求項８に記載のインテリジェント街路灯。

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