JP3232522U - フェイスシールド - Google Patents

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桂一 小泉
桂一 小泉
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Abstract

【課題】食事の際に邪魔にならないフェイスシールドを提供する。【解決手段】フェイスシールドは、透明な材料を用いてユーザの頭部前方と側方を覆うように形成されたシールド部11と、シールド部と連結した2つの肩固定部12とを含み、2つの肩固定部がユーザーの2つの肩にそれぞれ固定されることにより、シールド部は、ユーザーの頭部から離れた状態で頭部の少なくとも前方を覆う位置に配置される。【選択図】図1

Description

本考案は、フェイスシールドに関する。
主に感染症の感染拡大防止を目的として様々な形状のフェイスシールドが開発されている。ユーザーは、フェイスシールドを装着することにより、会話等による飛沫の飛散および吸引を抑制することができる。
しかしながら、従来のフェイスシールド(たとえば特許文献1)では、装着しながら食事をとることが困難であった。具体的には、たとえば、顔の前方を覆うシールド部がユーザーの顔に近すぎるため、ユーザーは食事を口に運びにくいという問題があった。また、ゴムバンド等により頭部に固定するタイプのフェイスシールドでは、食事の際、咀嚼によりずれてくる煩わしさもあった。
実登3228907号公報
本考案は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、食事の際に好適に使用可能なフェイスシールドを提供することである。
上述の課題を解決するために、本考案に係るフェイスシールドは、透明な材料を用いて形成されたシールド部と、前記シールド部と連結した2つの肩固定部とを含み、前記2つの肩固定部がユーザーの2つの肩にそれぞれ固定されることにより、前記シールド部が、前記ユーザーの頭部から離れた状態で前記ユーザーの頭部の少なくとも前方を覆う位置に配置される、フェイスシールドである。
本考案によれば、食事の際に好適に使用可能なフェイスシールドを提供することができる。
本考案の一実施形態に係るフェイスシールドの形状および装着時の状態を示す図である。 本考案の一実施形態に係るフェイスシールド装着状態を上から見た図である。 本考案の他の実施形態に係るフェイスシールドの形状および装着時の状態を示す図である。
以下、本考案の実施形態について図を用いて詳細に説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係るフェイスシールドの形状および装着時の状態を示す図である。
図1を参照して、本考案の実施形態に係るフェイスシールド1は、透明な材料を用いて形成されたシールド部11と、シールド部11に連結した2つの肩固定部12とを有する。シールド部11と肩固定部12とは直接連結していても良いし、他の部品等を介して間接的に連結していてもよい。
図1において、フェイスシールド1は、ユーザー100に装着された状態である。この状態において、2つの肩固定部12は、少なくともユーザーの肩付近に接触し、かつユーザー100の肩との位置関係が固定されている。
たとえば、肩固定部12は、ユーザー100の肩の曲面に沿うように曲げられた板状の形状を有しており、ユーザー100の肩と両面テープ等により固定される。
なお、肩固定部12の形状および肩への固定方法は特に限定されない。たとえば、肩固定部12は、ユーザー100の肩から背中へ体の曲面に沿って延びる形状を有していてもよい。この場合、たとえば、肩固定部12がユーザー100の胴体に回したベルト等によりユーザー100の体に固定されることで、ユーザー100の肩と肩固定部12との位置関係が固定されるものであってもよい。また、肩固定部12は、ユーザー100の肩周りまたは肩付近の衣服を把持するような留め具であってもよいし、肩に巻きつける紐またはベルトであってもよい。
また、肩固定部12は、シールド部11と一体に形成された物であってもよい。この場合、肩固定部12とシールド部11とはたとえば同じ材料であり、互いに連続している。このような構造によれば、フェイスシールド1の製造コストを下げることが可能となる。
シールド部11の材料としては、たとえば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、またはポリエステル樹脂を挙げることができる。
シールド部11は、前方シールド部14と、上方シールド部13とを有する。前方シールド部14と、上方シールド部13とはたとえば連続している。前方シールド部14は、たとえば、透明の樹脂板をU字型に湾曲させた形状を有している。
前方シールド部14は、2つの肩固定部12がユーザー100の2つの肩にそれぞれ固定されることにより、ユーザー100の顔から離れた状態でユーザー100の顔の前方(すなわち頭部の前方)および側方を覆う位置に配置される。また、この状態において、上方シールド部13はユーザー100の頭部の上方を覆う位置に配置される。
言い換えれば、シールド部11は、2つの肩固定部12がユーザー100の2つの肩にそれぞれ固定された状態、すなわちユーザー100がフェイスシールド1を装着した状態においてユーザー100の頭部の前方、側方および上方を覆うことが可能な形状を有する。
フェイスシールド1の構造であれば、ユーザー100の顔と前方シールド部14との間の空間を広くするような設計にすることが容易なため、ユーザー100は、フェイスシールド1の存在をそれほど邪魔に感じることなく、食事を口に運ぶことができる。
また、フェイスシールド1は、ユーザー100の肩等において支持されるため、ユーザー100の頭部に固定する必要がない。このため、ユーザー100は、シールド部11の内側で下を向くことが可能となり、より快適に食事をとることができる。また、シールド部11の形状により、ユーザー100はある程度自由に顔を左右に向けることも可能となる。
また、フェイスシールド1は、ユーザー100の肩等において支持されるため、頭部にゴムバンド等で固定するタイプのフェイスシールドのように、咀嚼によりずれてくることがない。
フェイスシールド1は、ユーザー100に装着された状態において形状を維持できる程度の剛性を有するが、自由に折り畳むことが可能であってもよい。
なお、シールド部11は、上方シールド部13を有しない形状であってもよい。また、前方シールド部14は、顔の前方を覆うが側方は覆わない形状であってもよい。
図2は、本考案の一実施形態に係るフェイスシールドの装着状態を上から見た図である。
図2を参照して、ユーザー100の頭部と、前方シールド部14との間には食事をとるのに十分な空間がある。
図3は、本考案の他の実施形態に係るフェイスシールドの形状を示す図である。
図3におけるシールド部11の形状は、図2におけるシールド部11の形状と異なっている。このように、シールド部11の形状は、図1および2に示す形状に限定されない。たとえば、シールド部11は、上方から見た場合に、U字型であってもよいし、V字型であってもよいし、コの字型であってもよい。
ここで示した実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその省略、置き換え、変更などは、考案の範囲や要旨に含まれると同様に、請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれるものである。
1 フェイスシールド
11 シールド部
12 肩固定部
13 上方シールド部
14 前方シールド部
100 ユーザー

Claims (5)

  1. 透明な材料を用いて形成されたシールド部と、
    前記シールド部と連結した2つの肩固定部とを含み、
    前記2つの肩固定部がユーザーの2つの肩にそれぞれ固定されることにより、前記シールド部が、前記ユーザーの頭部から離れた状態で前記ユーザーの頭部の少なくとも前方を覆う位置に配置される、フェイスシールド。
  2. 前記シールド部は、前記位置において前記ユーザーの頭部の前方および側方を覆うことが可能な形状を有する、請求項1に記載のフェイスシールド。
  3. 前記シールド部は、前記位置において、さらに前記ユーザーの頭部の上方を覆うことが可能な形状を有する、請求項2に記載のフェイスシールド。
  4. 前記シールド部が前記位置に配置された状態において、前記シールド部と前記ユーザーとの間に、前記前記ユーザーが食事を口に運ぶことができる程度の空間が形成される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
  5. 前記シールド部が前記位置に配置された状態において、前記ユーザーの頭部に接触しない、請求項1〜4のいずれか1項に記載のフェイスシールド。

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