JP3231018B2 - 自転車用コンピュータ - Google Patents

自転車用コンピュータ

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JP3231018B2
JP3231018B2 JP18002498A JP18002498A JP3231018B2 JP 3231018 B2 JP3231018 B2 JP 3231018B2 JP 18002498 A JP18002498 A JP 18002498A JP 18002498 A JP18002498 A JP 18002498A JP 3231018 B2 JP3231018 B2 JP 3231018B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、速度、ペダル回転
数(rpm)、作動中のギヤ、ライダーの脈拍、周囲温
度、地理学的高度等に関する様々な情報を表示するため
の自転車用コンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、自転車用コンピュータは、自
転車に取り付けられて、主に屋外で使用されるため、コ
ンパクトであるだけでなく、防水性、耐衝撃性及び耐候
性を有する必要がある。図1に示されているように、市
販されている従来の自転車用コンピュータはメインユニ
ット10を備えており、速度、走行距離、時間及びペダ
ル回転数等のデータを表示する表示装置20がメインユ
ニット10の前表面に設けられている。また、様々な表
示モードを選択するためのモードボタン12が表示装置
20の下方に設けられている。図2は、メインユニット
10の背面を示している。図2において、符号13はバ
ッテリ収容室を閉じるバッテリキャップを示しており、
14は様々なデータ設定モード間での切り換えを行うセ
ットボタンを示し、15及び16は検出された速度及び
検出されたペダル回転数を表すそれぞれの信号(後述す
る)をメインユニット10内に設けられたマイクロプロ
セッサ(図示せず)に伝達するための金属接点を示して
おり、17は共通アースとしての金属接点を示してい
る。
【0003】また、メインユニット10の盗難を防止す
るため、メインユニット10は自転車から取り外して持
ち運びできるようにすることが好ましい。このため、従
来の自転車用コンピュータは、一般的に図3に示されて
いるようなブラケット30を備えており、これは自転車
のハンドルバー90にねじ31で取り付けられている。
メインユニット10は、ブラケット30に着脱可能に取
り付けるために、図3に示されているように矢印Aで示
されている方向に挿入することができる。このため、ラ
イダーは、自転車を使用しない時はメインユニット10
をブラケット30から容易に取り外し、後でメインユニ
ット10を再び取り付けることができる。
【0004】図4は、図3に示されているブラケット3
0と2つのセンサ42及び52との間のケーブル46及
び56を介した接続を示している。図5は、前輪の1つ
のスポーク92に取り付けられた磁石44と、その磁石
44に対向してフォーク94の内部に取り付けられた図
4のセンサ42との位置関係を示しており、図6は、ク
ランク95の内部に取り付けられた磁石54と、その磁
石54に対向してチェーンステー96上に取り付けられ
た図4のセンサ52との位置関係を示している。
【0005】メインユニット10の表示装置20上に表
示できる様々なデータのうちで、メインユニット10に
組み込まれたクロック回路によって与えられる時間デー
タ以外の、速度、距離、ペダル回転数等の他のすべての
データは、それぞれフォーク94及びチェーンステー9
6に取り付けられたセンサ42及び52が発生する信号
から得られる。センサ42及び52は、対応する磁石4
4及び54を感知することによって前輪及びペダルクラ
ンク95の回転数を検出する。このため、センサ42及
び52は、検出信号をケーブル46及び56でブラケッ
ト30へ伝送する。次に、それらの信号は、メインユニ
ット10をブラケット30に取り付けた時にメインユニ
ット10の背面上の接点15及び16と電気接続される
ブラケット30上の金属接点35及び36を介してメイ
ンユニット10内のマイクロプロセッサ(図示せず)へ
伝送される。マイクロプロセッサは、例えば送られた車
輪回転数及びペダル回転数データに基づいて識別、計数
及び計算等を実行し、その処理データは表示装置20に
表示される。
【0006】例えば、メインユニット10のマイクロプ
ロセッサは、車輪回転数に前輪の円周長さを掛けること
によって速度を計算し、その計算速度に基づいて走行距
離を計算する。また、ライダーの調節を容易にするため
に、現在のペダル回転数または平均ペダル回転数を表示
することができる。従って、上記の2つのセンサ42及
び52を有する自転車用コンピュータのメインユニット
10に関する限りでは、それぞれ2つのセンサから発生
した信号をメインユニット10内のマイクロプロセッサ
へ伝送するための2つの接点15及び16と、共通アー
ス用の接点17を設ける必要がある。すなわち、メイン
ユニットの背面に少なくとも3つの接点を設ける必要が
ある。メインユニット10の内部へ水が漏れて短絡現象
を生じることを防止するために、これらの接点15、1
6及び17の各々は防水構造でメインユニット10の背
面に設ける必要がある。接点用の一般的な防水構造が図
7に示されている。メインユニット10の下ケース10
aの底部に穴15a、16a及び17aが設けられてい
る。穴15a、16a及び17a内に防水Oリング15
b、16b及び17bがそれぞれ設けられている。接点
ピン15c、16c及び17cが、それぞれのOリング
を貫通するように挿入され、それぞれの穴から突出して
いる。それぞれの接点ピン15c、16c及び17cを
外方へ押し付けるばね15d、16d及び17dが、ピ
ンと印刷回路板102の間に配置されている。接点用の
防水構造は比較的複雑であり、従って製造コストが高い
ことは明らかである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最近では、ハンドルバ
ー形ギヤシフト装置及び電子ギヤシフト装置の発達に伴
って、速度、距離、時間及びペダル回転数に関する上記
データを表示するのに加えて、作動中のギヤ、クランク
軸に加えられているトルク、周囲温度、地理学的高度、
さらにはライダーの脈拍に関するデータを表示すること
ができる新世代の自転車用コンピュータが求められてい
る。これは、センサの数が増加し、従ってメインユニッ
トの背面上の金属接点及びブラケット上の対応の金属接
点の数が著しく増加することを意味している。金属接点
の数が増加するため、メインユニットをコンパクトにす
ることが困難である。また、各接点に対して防水構造を
設ける必要があり、従って非常に複雑な構造になり、製
造コストが増加する。
【0008】本発明の目的は、メインユニット上の接点
の数を増加させることなく、従来の自転車用コンピュー
タより多くの情報を表示することができる自転車用コン
ピュータを提供することである。
【0009】本発明の一見地に係る自転車用コンピュー
タは、主マイクロプロセッサ、表示装置及び3つの接点
を有するメインユニットと、メインユニットが着脱自在
に支持され自転車に取り付けられるブラケットと、自転
車に取り付けられる複数のセンサと、ブラケットに組み
込まれるとともに複数のセンサとメインユニットとの間
に接続された副マイクロプロセッサとを含んでいる。副
マイクロプロセッサは、複数のセンサから出力されたパ
ラレル信号を受けてシリアル信号に変換し、変換された
シリアル信号を同期クロック信号とともにメインユニッ
トの接点の2つを介してメインユニットに伝送する。
【0010】本発明の別の見地に係る自転車用コンピュ
ータは、自転車に取付可能であるとともに副マイクロプ
ロセッサに接続されメインユニットを遠隔操作するため
のキーボタンボックスをさらに含んでいる
【0011】好ましくは、複数のセンサは、自転車に取
り付けられる車輪速度センサ、ペダル回転数センサ、前
ギヤセンサ及び後ギヤセンサ、及びライダーの様々な生
理的状態を検出するためのライダーの身体に取り付けら
れるセンサを含んでいる。
【0012】好ましくは、マイクロプロセッサは、シリ
アル信号に基づいて制御信号を出力し、制御信号は副マ
イクロプロセッサを介してギヤシフトを実行する電子自
動ギヤシフト装置へ送られ、シリアル信号及び制御信号
は同じ接点を介して主及び副マイクロプロセッサ間で伝
送される。
【0013】好ましくは、さらに、別体のキーボタンボ
ックスを自転車のハンドルバーに設けて、メインユニッ
トを遠隔操作できるように副マイクロプロセッサに接続
することによって、ライダーは手をハンドルバーから離
すことなく表示モードを選択することができる。好まし
くは、メインユニットの表示装置は、速度、ペダル回転
数、作動中のギヤ、時間、走行距離及びライダーの生理
的状態の1つまたは同時に複数を表示する。
【0014】
【発明の実施の形態】図8は、本発明の第1実施形態に
従った自転車用コンピュータを説明するブロック図であ
る。図8に示されているように、自転車用コンピュータ
1000はメインユニット100とブラケット300と
を備えている。メインユニット100は、図3を参照し
ながら前述したように、ブラケット300に着脱式に取
り付けられる。図1及び図2に示されている従来のメイ
ンユニット10と同様に、メインユニット100は、主
マイクロプロセッサ110と、主マイクロプロセッサ1
10によって処理されて送られた様々なデータを表示す
る表示装置200とを備えている。また、様々な表示モ
ードを選択するためのモードボタン120が、メインユ
ニット100の前面に設けられている。それぞれ信号伝
送線171、181及び191を介して主マイクロプロ
セッサ110に接続された3つの金属接点170、18
0及び190が、メインユニット100の背面に設けら
れている。接点170はアース端子として機能するのに
対して、接点180は同期クロック信号を受け取る入力
端子であり、接点190はシリアルデータ信号(詳細に
後述する)を受け取る入力端子である。図7に示されて
いるような防水構造が各端子170、180及び190
に設けられている。
【0015】ブラケット300の形状は、図3及び図4
に示されている従来のブラケット30とほぼ同一であ
る。しかし、本発明の第1実施形態によれば、副マイク
ロプロセッサ310がブラケット300に組み込まれて
いる。3つの接点370、380及び390がブラケッ
ト300の表面に設けられており、メインユニット10
0をブラケット300に取り付けた時、メインユニット
100の接点170、180及び190が、それぞれブ
ラケット300の接点370、380及び390と接触
する。接点370、380及び390は、信号伝送線3
71、381及び391を介して副マイクロプロセッサ
310内の一方向パラレル/シリアル変換回路320
(詳細に後述する)の3つの出力端子に接続されてい
る。接点370は、回路320のアース端子として機能
する。接点380は、回路320用の同期クロック信号
出力端子として使用され、端子390は回路320用の
シリアル信号出力端子である。
【0016】図8に示されているように、一方向パラレ
ル/シリアル変換回路320に加えて、副マイクロプロ
セッサ310はさらに車輪速度入力回路314と、ペダ
ル回転数センサ入力回路315と、前ギヤセンサ入力回
路316と、後ギヤセンサ入力回路317と、キーボタ
ン入力回路318とを備えている。これらの回路31
4、315、316、317及び318からの出力信号
は、一方向パラレル/シリアル変換回路320へ伝送さ
れる。
【0017】図5に示されるように取り付けられた車輪
速度センサ42は、2本の信号伝送線46を介して車輪
速度センサ入力回路314に接続され、図6に示されて
いるように取り付けられたペダル回転数センサ52は、
2本の信号伝送線56を介してペダル回転数センサ入力
回路315に接続されている。自転車のハンドルバーの
一端部付近に取り付けられた前ギヤセンサ60は、3本
の信号伝送線66、67、68及びアース線69を介し
て前ギヤセンサ入力回路316に接続された3位置ロー
タリスイッチである。作動中の前ギヤを検出してその検
出信号を回路316へ送るために、前ギヤセンサ60は
前ギヤシフト装置(図示せず)に接続されている。
【0018】自転車のハンドルバーの他端部付近に取り
付けられた後ギヤセンサ70は、9本の信号伝送線71
ないし79及びアース線79'を介して後ギヤセンサ入
力回路317に接続された9位置ロータリスイッチであ
る。後ギヤセンサ70は、作動中の後ギヤを検出してそ
の検出信号を回路317へ送るために設けられている。
【0019】ハンドルバーの一端部付近に設けられたキ
ーボタンボックス80は2つの遠隔キーボタン81及び
82を備えている。第1キーボタン81は、表示装置2
00の表示モードの選択用であり、第2キーボタン82
は、メインユニット100の機能の開始及び停止用の開
始/停止キーボタンである。キーボタンボックス80
は、2本の線83及び84とアース線85を介してキー
ボタン入力回路318に接続されている。
【0020】次に、上記部材を有する自転車用コンピュ
ータの作用を以下に説明する。メインユニット100を
ブラケット300に取り付けると、メインユニット10
0の背面の接点170、180及び190がそれぞれブ
ラケット300上の接点370、380及び390と接
触し、それによってメインユニット100内の主マイク
ロプロセッサ110とブラケット300内に組み込まれ
た副マイクロプロセッサ310が電気接続される。
【0021】ライダーが前記自転車用コンピュータを装
備した自転車に乗ると、車輪速度センサ42によって検
出された車輪速度信号が信号伝送線46を介して車輪速
度センサ入力回路314へ送られ、それから一方向パラ
レル/シリアル変換回路320へ送られる。同様に、ペ
ダル回転数センサ52によって検出されたペダル回転数
信号が信号伝送線56を介してペダル回転数センサ入力
回路315へ送られ、それから一方向パラレル/シリア
ル変換回路320へ送られる。
【0022】また、前ギヤシフト装置に接続された前ギ
ヤセンサ60によって検出された前ギヤシフト信号が前
ギヤシフトセンサ入力回路316へ送られ、それから一
方向パラレル/シリアル変換回路320へ送られる。同
様に、後ギヤシフト装置に接続された後ギヤセンサ70
によって検出された後ギヤシフト信号が後ギヤシフトセ
ンサ入力回路317へ送られ、それから一方向パラレル
/シリアル変換回路320へ送られる。
【0023】キーボタンボックス80のキーボタン81
を押圧すると、モード選択信号がキーボタン入力回路3
18へ送られ、それから変換回路320へ送られる。他
方、キーボタン82を押圧すると、開始/停止信号がキ
ーボタンボックス80から出力されてキーボタン入力回
路318へ送られ、それから変換回路320へ送られ
る。
【0024】従って、一方向パラレル/シリアル信号変
換回路320は、車輪速度センサ42、ペダル回転数セ
ンサ52、前ギヤセンサ60、後ギヤセンサ70及びキ
ーボタンボックス80からパラレル入力信号を受けて、
受け取ったパラレル信号をパラレル/シリアル信号変換
によってシリアル信号に変換する。変換後に得られたシ
リアル信号は、副マイクロプロセッサ310から主マイ
クロプロセッサ100へ前者のシリアル信号出力端子3
90及び後者のシリアル信号入力端子190を介して伝
送される。同時に、一方向パラレル/シリアル信号変換
回路320は同期クロック信号を発生し、これは同期ク
ロック信号出力端子380及び同期クロック信号入力端
子180を介して主マイクロプロセッサ100へ伝送さ
れる。
【0025】副マイクロプロセッサ310の変換回路3
20から主マイクロプロセッサ110へ伝送される信号
が図9に示されている。シリアル信号は、例えば車輪速
度センサ42から得られた車輪速度データを表すBIT
1、ペダル回転数センサ52から得られたペダル回転数
データを表すBIT2、キーボタンボックス80から送
られた制御データを表すBIT3、前ギヤセンサ60か
ら得られた前ギヤデータを表すBIT4、後ギヤセンサ
70から得られた後ギヤデータを表すBIT5等を含む
1組のデータを有する。
【0026】主マイクロプロセッサ110は、図9に示
されているような受信データに対して識別、計数、計算
及び他の処理を実行して、ライダーが要求した処理デー
タをメインユニット100の表示装置200に表示す
る。2種類以上のデータを同時に表示装置200に表示
することができる。センサ42、52、60及び70と
キーボタンボックス80から送られた信号は、メインユ
ニット100内の主マイクロプロセッサ110へ送られ
る前に、ブラケット300内に組み込まれた副マイクロ
プロセッサ310内の一方向パラレル/シリアル信号変
換回路320によって図9に示されているようにシリア
ル信号に変換されるため、ブラケット300とメインユ
ニット100との間の電気接続に3対の接点が必要なだ
けである。すなわちシリアル信号を伝送するための接点
対390及び190と、同期クロック信号を伝送するた
めの接点対380及び180と、アース線用の接点対3
70及び170とが必要なだけである。言い換えると、
メインユニット100には3つの接点170、180及
び190が設けられているだけである。従って、本発明
の実施形態に従った自転車用コンピュータは、メインユ
ニットの背面の接点の数を増加させることなく、従来の
自転車用コンピュータよりも多くのセンサを設け、従っ
て多くのデータを提供する。従って、メインユニットの
構造はコンパクトで簡単である。
【0027】また、別体のキーボタンボックスを自転車
のハンドルバー付近に設けて副マイクロプロセッサに接
続しているので、ライダーは手をハンドルバーから離さ
ないで表示モードを選択することができる。図10は、
本発明の第2実施形態に従った自転車用コンピュータを
説明するブロック図である。図10に示されている自転
車用コンピュータ1000Aは、第1実施形態の副マイ
クロプロセッサ310を組み込んだブラケット300が
第2実施形態では省略されている点で、図8に示されて
いる自転車用コンピュータ1000と異なっている。す
なわち、第2実施形態では、メインユニット100はハ
ンドルバーに直接的に取り付けられ、副マイクロコンピ
ュータ310は自転車の適当な部分に組み込まれてい
る。車輪速度センサ42、ペダル回転数センサ52、前
ギヤセンサ60及び後ギヤセンサ70を含む前記センサ
及びキーボタンボックス80は、第1実施形態で説明し
たように、それぞれの信号伝送線46、56、66ない
し69、71ないし79'及び83ないし85を介して
副マイクロプロセッサ310に接続されている。また、
副マイクロプロセッサ310は、3本の線371、38
1及び391を介して主マイクロプロセッサ110に接
続されている。同様に、図9に示されている信号が、副
マイクロプロセッサ310内の一方向パラレル/シリア
ル変換回路320からメインユニット110へ伝送され
て処理された後、処理データがライダーによって選択さ
れた表示モードに基づいて表示装置200上に表示され
る。
【0028】最近では、電子自動ギヤシフト装置が開発
されている。そのような装置では、クランク軸に加えら
れるトルクを検出するためにトルクセンサを使用してお
り、検出トルクが所定値より高いか否かを決定するため
にマイクロプロセッサが使用される。検出トルクが所定
値より高い場合、クランク軸に加えられているトルクが
大き過ぎることを表し、従ってライダーの負荷を軽減す
るためにギヤアップが望ましい。従って、ギヤアップ用
の制御信号がマイクロプロセッサから出力されて電子自
動ギヤシフト装置へ伝送されて、ギヤアップ作動が実行
される。他方、検出トルクが所定値より低い場合、ギヤ
ダウンが望ましい。同様に、ギヤダウン用の制御信号が
マイクロプロセッサから出力されて電子自動ギヤシフト
装置へ伝送されて、ギヤダウン作動が実行される。
【0029】前記電子自動ギヤシフト装置は実際に使用
されており、そのような装置のマイクロプロセッサは、
本発明に従った自転車用コンピュータのメインユニット
内の主マイクロプロセッサと一体化することができる。
図11は、本発明の第3実施形態に従った自転車用コン
ピュータを説明するブロック図である。第1実施形態に
記載されているセンサに加えて、図11に示されている
ように、第3実施形態に従った自転車用コンピュータ1
000Bはさらに、クランク軸に加えられるトルクを検
出するトルクセンサ150を備えている。トルクセンサ
150から出力された検出信号は、信号伝送線156を
介してトルクセンサ入力回路350へ送られ、それから
ブラケット300内に組み込まれた副マイクロプロセッ
サ310内の2方向パラレル/シリアル信号変換回路3
30へ送られる。トルクセンサ150からの信号は、他
のセンサ(42、52、60、70)からの信号と一緒
にシリアル信号に変換された後、2方向パラレル/シリ
アル信号変換回路330のシリアル信号出力端子390
からメインユニット100内の主マイクロプロセッサ1
10へ送られる。主マイクロプロセッサ110は、トル
クセンサ150から得られた信号に基づいて、クランク
軸に加えられているトルクが所定値より高いか低いかを
決定する。トルクが所定値より高いと判断された場合
は、クランク軸に加えられているトルクが大き過ぎるた
め、ギヤアップが望ましい。従って、制御信号が主マイ
クロプロセッサ110から出力されて副マイクロプロセ
ッサ310へ伝送されると、副マイクロプロセッサはギ
ヤアップ用の制御信号OPを信号伝送線336及び45
6を介して電子自動ギヤシフト装置400のギヤシフト
機構450へ出力して、ギヤアップ作動を実行する。他
方、トルクが所定値より低い場合は、それはギヤダウン
が望ましいことを表す。従って、主マイクロプロセッサ
110はギヤダウン用の制御信号を出力し、それは電子
自動ギヤシフト装置400のギヤシフト機構450へ伝
送されて、ギヤダウン作動が実行される。
【0030】この場合、主マイクロプロセッサ110か
ら出力されたギヤアップ及びギヤダウン用の制御信号
は、既存の信号伝送線191及び391と金属接点19
0及び390を介して副マイクロプロセッサ310へ伝
送される。本発明の第3実施形態に従った自転車用コン
ピュータ1000Bは、既存の電子自動ギヤシフト装置
と同じマイクロプロセッサを共用することができ、それ
によって自転車用コンピュータの機能を増加させる。
【0031】図12は、本発明の第4実施形態に従った
自転車用コンピュータを説明するブロック図である。図
12に示されている自転車用コンピュータ1000C
は、ブラケット300が省略されている点で、図11に
示されている自転車用コンピュータ1000Bと異なっ
ている。すなわち、第4実施形態では、メインユニット
100はハンドルバーに直接的に取り付けられ、副マイ
クロコンピュータ310は自転車の適当な部分に組み込
まれている。車輪速度センサ42、ペダル回転数センサ
52、前ギヤセンサ60、後ギヤセンサ70及びトルク
センサ150を含む上記センサ及びキーボタンボックス
80は、第3実施形態で説明したように、それぞれの信
号伝送線46、56、66ないし69、71ないし7
9'、156及び83ないし85を介して副マイクロプ
ロセッサ310に接続されている。副マイクロプロセッ
サ310は次に、3本の信号伝送線371、381及び
391を介して主マイクロプロセッサ110に接続され
ており、従って、第3実施形態に関して述べた機能と同
じ機能を達成することができる。
【0032】以上の4つの好適な実施形態では、ライダ
ーの生理的状態を検出するセンサ及び温度や圧力等の周
囲状態を検出するセンサが組み込まれていないが、これ
らのセンサ及び他のセンサを追加することは、以上に開
示されている教示に照らせば当該技術分野の専門家には
明らかになる。以上に本発明を好適な実施形態について
詳細に説明してきたが、本発明は上記実施形態の詳細に
制限されることはなく、本発明の精神及び範囲から逸脱
することなく様々な変更、修正及び改良を加えることが
できることは、当該技術分野の専門家には明らかであろ
う。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明では、メインユニッ
トにおける接点の数を増加させることなく、従来の自転
車用コンピュータよりも多くのセンサーを設けて多くの
データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自転車用コンピュータのメインユニット
を示す前面図である。
【図2】図1の従来の自転車用コンピュータのメインユ
ニットを示す背面図である。
【図3】図1のメインユニットをブラケットに取り付け
た状態を示す側面図である。
【図4】図3のブラケットと2つのセンサとの間の接続
を示す斜視図である。
【図5】車輪速度センサと車輪磁石の取り付け方を示す
側面図である。
【図6】ペダル回転数センサとペダル磁石との取り付け
方を示す斜視図である。
【図7】メインユニットの金属接点用の防水構造を示す
断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態に従った自転車用コンピ
ュータを示すブロック図である。
【図9】シリアルデータ信号と同期クロック信号とを示
す波形図である。
【図10】本発明の第2実施形態に従った自転車用コン
ピュータを示すブロック図である。
【図11】本発明の第3実施形態に従った自転車用コン
ピュータを示すブロック図である。
【図12】本発明の第4実施形態に従った自転車用コン
ピュータを示すブロック図である。
【符号の説明】
42 車輪速度センサ 52 ペダル回転数センサ 60 前ギヤセンサ 70 後ギヤセンサ 100 メインユニット 110 主マイクロプロセッサ 300 ブラケット 310 副マイクロプロセッサ 320 パラレル/シリアル信号変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−317601(JP,A) 特開 平6−203287(JP,A) 特開 平7−17461(JP,A) 特開 平7−96877(JP,A) 特開 平8−133165(JP,A) 特開 平7−282905(JP,A) 実開 平4−104088(JP,U) 実開 昭59−92812(JP,U) 実公 平5−16041(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 39/00 B62M 9/12 B62M 25/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主マイクロプロセッサ、表示装置及び3つ
    の接点を有するメインユニットと、 前記メインユニットが着脱自在に支持され、自転車に取
    り付けられるブラケットと、 自転車に取り付けられる複数のセンサと、 前記ブラケットに組み込まれるとともに前記複数のセン
    サと前記メインユニットとの間に接続され、前記複数の
    センサから出力されたパラレル信号を受けてシリアル信
    号に変換し、変換されたシリアル信号を同期クロック信
    号とともに前記メインユニットの前記接点の2つを介し
    て前記メインユニットに伝送する副マイクロプロセッサ
    と、 を備えた自転車用コンピュータ。
  2. 【請求項2】自転車に取付可能であるとともに前記副マ
    イクロプロセッサに接続され、前記メインユニットを遠
    隔操作するためのキーボタンボックスをさらに備えた、
    請求項1に記載の自転車用コンピュータ。
  3. 【請求項3】前記複数のセンサは、自転車に取り付けら
    れる車輪速度センサ、ペダル回転数センサ、前ギヤセン
    サ及び後ギヤセンサ、及びライダーの様々な生理的状態
    を検出するためのライダーの身体に取り付けられるセン
    サを含んでいる、請求項1又は2に記載の自転車用コン
    ピュータ。
  4. 【請求項4】前記主マイクロプロセッサは、前記シリア
    ル信号に基づいて制御信号を出力し、前記制御信号は前
    記副マイクロプロセッサを介してギヤシフトを実行する
    電子自動ギヤシフト装置へ送られ、前記シリアル信号及
    び前記制御信号は同じ接点を介して前記主及び副マイク
    ロプロセッサ間で伝送される、請求項1から3のいずれ
    かに記載の自転車用コンピュータ。
  5. 【請求項5】前記メインユニットの前記表示装置は、速
    度、ペダル回転数、作動中の前ギヤ、作動中の後ギヤ、
    時間、走行距離及びライダーの生理的状態の1つまたは
    同時に複数を表示する、請求項3に記載の自転車用コン
    ピュータ。
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