JP3229791B2 - 撒餌杓 - Google Patents

撒餌杓

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JP3229791B2
JP3229791B2 JP29340095A JP29340095A JP3229791B2 JP 3229791 B2 JP3229791 B2 JP 3229791B2 JP 29340095 A JP29340095 A JP 29340095A JP 29340095 A JP29340095 A JP 29340095A JP 3229791 B2 JP3229791 B2 JP 3229791B2
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久之 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、魚釣りに用いる
撒餌杓の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来実開平4−19181 号公報のように撒
餌収容体の収容凹部の底部に透孔が穿設された撒餌用柄
杓や、実開平4−41273 号公報のように掬部内側に掬部
の最深底部に十字状に溝を設けた撒餌杓が紹介されてい
る。魚釣り用の撒餌に用いられる撒餌杓は、バケツなど
の容器の中に入れられた沖アミを掬い上げる椀状の掬部
で掬い取った撒餌が水面への投入動作と同時に、掬部内
側に付着することなくスム−ズに餌が投入でき、さらに
投入された撒餌が分散せずにある程度まとまりを持った
ダンゴ状を保って飛んで行くことがポイントへ正確に投
入するために望ましい。前記前者の構成では、収容凹部
内側で撒餌を掬って挿圧し、撒餌をダンゴ状にする時
に、底部の透孔から撒餌に含まれる余分な水分を抜くこ
とが出来るが、収容凹部壁に撒餌が密着して撒餌投入時
に餌離れが悪い欠点がある。前記後者の構成では、撒餌
杓は掬部内側で撒餌を掬って挿圧し、撒餌をダンゴ状に
する時に、十字状の溝に空気を取り入れることで撒餌投
入時に餌離れを良好にし、タイミング良く撒餌が離れて
バラけることなく、方向性良く飛ばすことができる。し
かし、溝の上方をすべて撒餌で塞いでしまうことになる
ので、溝内が減圧された状態になり餌離れが劣る欠点が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、掬部内側に掬部の最深底部に十字状の溝を設けて
も、溝の上方をすべて撒餌で塞いでしまうと溝内が減圧
された状態になり餌離れが劣ることである。
【0004】本発明の目的は前記欠点に鑑み、掬部で掬
い取った撒餌が水面への投入動作と同時に、掬部内側に
付着することなくスム−ズに餌が投入でき、さらに投入
された撒餌が分散せずにある程度まとまりを持ったダン
ゴ状を保ってポイントへ正確に投入することが容易に出
来る撒餌杓を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、掬部内側に該掬部の最深底部から開口
に達する溝を設けたことを要旨とするものである。
【0006】課題を解決する手段によって、掬部2の内
面の最も深くなった底部2bの中心凹部2cから開口2dに達
する略十字の溝2eが形成されているので、略十字の溝2e
の中と、突起2g、2hの周囲には撒餌7との間に僅かな空
間ができるため、掬部2の開口2dに達する略十字の溝2e
の開口2fから十字の溝2eの中に空気が取り込まれて十字
の溝2eに沿って底部2bまで投入時の餌離れが良好にな
り、水分を含んだ撒餌7が掬部2の内面に付着してしま
うことが防止される。よって撒餌7を投入する時投入動
作と同時に、スム−ズに撒餌7が掬部2の内面から容易
に剥離され、又、突起2gと突起2hは比較的連なりの小さ
な突起で形成されて夫々の突起があまり長く連続した形
状ではないため、ダンゴ状になった撒餌7に亀裂を作っ
てしまうものではない。このため水面へ投入された撒餌
7が分散せずにある程度まとまりを持ったダンゴ状を保
ってポイントへ正確に投入することが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施例によって本発
明を説明すると、図1から図7は第1実施例で、図1は
撒餌杓の平面図、図2は撒餌杓の側面図、図3は撒餌杓
の底面図、図4は撒餌杓の要部拡大平面図、図5は撒餌
杓の要部拡大断面側面図、図6は図1のA−A線断面背
面図、図7は撒餌が入れられた容器と撒餌杓の斜視図で
ある。
【0008】撒餌杓1は略半球形の椀状で上方が開口し
た掬部2と、掬部2の外側に突出された嵌合部2aの穴に
一端が嵌合されて接着固定された柄3と、柄3の手元側
に固定された握り部4とで形成されている。掬部2の内
面には図1、図4から図6ように掬部2の最も深くなっ
た底部2bに中心凹部2cが設けられ、中心凹部2cを中心に
開口2dに達する略十字の溝2eが形成され、開口2dに略十
字の溝2eの開口2fが形成されている。最深底部は(最も
深くなった底部)は最も深い部分とその近傍を含んだ範
囲を示している。更に掬部2の内面には二つの円周a、
b上に複数の大きい半球状の突起2gとそれより小さい半
球状の突起2hと、十字の溝2e位置に凹部2iが形成されて
いる。突起2gと突起2hは図5、図6に断面で示したよう
に掬部2の内側に突出する比較的連なりの小さな突起で
形成されている。掬部2の十字の溝2e位置の外側には図
2、図3、図6のように補強リブ2jが形成されている。
【0009】握り部4は合成樹脂のブロ−成形で中空に
形成されて一端に柄3が固定され、他端に夜釣り用発光
部材5が取り付けられる挿入穴4aと紐取り付け用の取付
孔4bが形成されている。
【0010】前記のように撒餌杓1が形成されて図7の
容器6の中の撒餌7が掬い上げられる時は、掬部2で適
量の撒餌7が掬い上げられ、容器6の壁面に掬部2の開
口2dが押圧されて多少水分を絞ると共に、撒餌7が掬部
2の中に押し付けられてある程度まとまりのあるダンゴ
状にされる。この時掬部2の開口2d稜線2kが図2、図5
のように柄3の長手方向に対し傾斜していると、柄3が
壁面に当たらないので、撒餌7に押圧力が加え易く、
又、多少柄3がしなっても容器6の内壁に制約されるこ
となく充分に押圧でき、最深底部の中心凹部2cから開口
2dに達する十字の溝2eの開口2fから十字の溝2eの中に空
気が取り込まれて充分にまとまりのある撒餌の状態とす
ることが容易に出来る。
【0011】更に掬部2の内面の最も深くなった底部2b
の中心凹部2cから開口2dに達する略十字の溝2eが形成さ
れていると共に、複数の大きい半球状の突起2gとそれよ
り小さい半球状の突起2hが形成されているので、略十字
の溝2eの中と、突起2g、2hの周囲には撒餌7との間に僅
かな空間ができるため、掬部2の開口2dに達する略十字
の溝2eの開口2fから十字の溝2eの中に空気が取り込まれ
て十字の溝2eに沿って底部2bまで投入時の餌離れが良好
になり、水分を含んだ撒餌7が掬部2の内面に付着して
しまうことが防止される。よって撒餌7を投入する時投
入動作と同時に、スム−ズに撒餌7が掬部2の内面から
容易に剥離され、又、突起2gと突起2hは比較的連なりの
小さな突起で形成されて夫々の突起があまり長く連続し
た形状ではないため、ダンゴ状になった撒餌7に亀裂を
作ってしまうものではない。このため水面へ投入された
撒餌7が分散せずにある程度まとまりを持ったダンゴ状
を保ってポイントへ正確に投入することが出来る。
【0012】前記のように撒餌杓1が構成されると、掬
部2の内面に形成された最深底部の中心凹部2cから開口
2dに達する略十字の溝2eの開口2fから十字の溝2eの中に
空気が取り込まれて十字の溝2eに沿って底部2bまで投入
時の餌離れが良好になり、水分を含んだ撒餌7が掬部2
の内面に付着してしまうことが防止され、撒餌7を投入
する時投入動作と同時に、スム−ズに撒餌7が掬部2の
内面から剥離され、撒餌7がある程度まとまりを持った
ダンゴ状を保ってポイントへ正確に投入することが容易
に出来る。
【0013】第8図は撒餌杓1の第2実施例で、図8は
撒餌杓の要部拡大平面図である。
【0014】第2実施例では、第1実施例の円周a上の
複数の大きい半球状の突起2gに代えて凹部2mが形成され
て凹部2mから開口2dに達する略十字の溝2nが形成され、
開口2dに略十字の溝2nの開口2oが形成されている。他の
構成は前記第1実施例と略同一である。
【0015】第2実施例のように撒餌杓1が構成される
と、開口2dに達する略十字の溝が増えるので、撒餌7が
掬部2′の内面に付着してしまうことが更に防止されて
撒餌7を投入する時撒餌が掬部2′の内面からの剥離が
良好になる。
【0016】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されたから、
掬部の内面に形成された最深底部から開口に達する十字
の溝の開口から十字の溝の中に空気が取り込まれて十字
の溝に沿って底部まで投入時の餌離れが良好になり、水
分を含んだ撒餌が掬部の内面に付着してしまうことが防
止され、撒餌を投入する時投入動作と同時に、スムーズ
に撒餌が掬部の内面から剥離され、撒餌がある程度まと
まりを持ったダンゴ状を保ってポイントへ正確に投入す
ることが容易に出来る等優れた効果を奏する撒餌杓を提
供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、撒餌杓の平面図である。
【図2】同撒餌杓の側面図である。
【図3】同撒餌杓の底面図である。
【図4】同撒餌杓の要部拡大平面図である。
【図5】同撒餌杓の要部拡大断面側面図である。
【図6】同図1のA−A線断面背面図である。
【図7】同撒餌が入れられた容器と撒餌杓の斜視図であ
る。
【図8】第2実施例で、撒餌杓の要部拡大平面図であ
る。
【符号の説明】
1 撒餌杓 2、2′ 掬部 2b 底部 2d 開口 2e、2n 溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掬部内側に該掬部の最深底部から開口に
    達する十字の溝を設けたことを特徴とする撒餌杓。
JP29340095A 1995-10-17 1995-10-17 撒餌杓 Expired - Fee Related JP3229791B2 (ja)

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