JP3229258U - インフレータブルソフトボックス - Google Patents

Abstract

【課題】持ち運びや携帯が容易であり、過熱による損傷の可能性を低減させ、平行光源を形成して被写体のレイヤをはっきりと表現でき、光強度と照射角度を調整できるインフレータブルソフトボックスを提供する。【解決手段】インフレータブルソフトボックスは、フレキシブル本体１をガス入れ又はガス抜きするガス入れノズル１１が設置されるフレキシブル本体１と、フレキシブル本体１に設置され、フレキシブル本体１を照明するソフトライト１５と、を備える。インフレータブルソフトボックスは構造が簡単で、フレキシブル本体１にガス入れノズル１１が設置されることで、使用時、ガス入れノズル１１でフレキシブル本体１をガス入れし、フレキシブル本体１を膨張させ、非使用時、ガス入れノズル１１でフレキシブル本体１をガス抜きし、持ち運びや携帯が容易になり、使用者が使用しやすい。【選択図】図１

Description

本願は撮影及びビデオの技術分野に関し、特にインフレータブルソフトボックスに関する。

ソフトボックスは、硬い光を柔らかくし、光の質を柔らかくすることができる撮影機器である。ソフトボックスから発する光は均一で柔らかく、彩度が良好であり、特に屋内で人物芸術写真や静物を撮影することに適し、人間の肌の質感や色を表現するのに寄与し、肌の質感を非常に繊細に表現し、照明面積が大きく、且つ影を形成することがない。現在、市販のソフトボックスは種類が多く、ほとんどのソフトボックスは体積が大きく、持ち運びや携帯が難しく、使用者に不便をもたらしてしまい、また、ソフトライトを使用する必要がある場合、通常、ＬＥＤフラットビデオライトを使用してソフトライトを実現するが、従来のＬＥＤフラットビデオライトは質量が大きく、携帯や持ち運びが難しいため、ユーザーの使用に適さず、ユーザー体験が低下してしまう。

本願は、従来技術ではソフトボックスの体積が大きく、持ち運びや携帯が難しい技術的問題を解決するインフレータブルソフトボックスを提供する。

上記技術的問題を解決するために、本願は以下の技術案を採用する。インフレータブルソフトボックスであって、フレキシブル本体をガス入れ又はガス抜きするガス入れノズルが設置されるフレキシブル本体と、フレキシブル本体に設置され、前記フレキシブル本体を照明するソフトライトと、を備える。使用時、インフレータブルなフレキシブル本体が設置されることで、フレキシブル本体にソフトライトが設置され、ガス入れノズルでフレキシブル本体をガス入れし、フレキシブル本体を膨張させ、非使用時、ガス入れノズルでフレキシブル本体をガス抜きし、フレキシブル本体を収縮させ、持ち運びや携帯が容易になる。

いくつかの実施形態では、前記フレキシブル本体に透明領域及び照明領域が設けられ、
前記透明領域は前記ソフトライトを取り付けるために用いられ、前記ソフトライトが前記フレキシブル本体の外側に取り付けられ、前記照射領域に、前記ソフトライトの光源を柔らかい光に変換する半透明なソフト布が設けられる。

いくつかの実施形態では、前記透明領域に、前記ソフトライトに当接される複数の突起が設けられる。

本技術案では、突起が設置されることで、フレキシブル本体とフレキシブルライトとの接触面積をさらに小さくし、フレキシブル本体とソフトライトとの隙間を増加させ、フレキシブル本体とソフトライトとの間を空気が流れる可能性を増加させ、フレキシブル本体の過熱による損傷の可能性を低減させる。

いくつかの実施形態では、
前記フレキシブル本体外にカバーして設けられるソフト布カバーをさらに備え、
前記フレキシブル本体の前記ソフト布カバーから露出する領域にソフトライトが設置され、前記ソフトライトが前記ソフト布カバーに取り外し可能に接続される。

いくつかの実施形態では、前記ソフト布カバーの前記ソフトライトと対向する側にハニカムグリッドが設置され、前記ハニカムグリッドが前記フレキシブル本体に接続される。

本技術案では、ソフトライトが発する光が、ソフト布カバーを通過した後、ハニカムグリッドを通過するとき、平行光源を形成することができるため、撮影される写真が被写体のレイヤをはっきりと表現できる効果を達成して、特殊撮影のニーズを満たす。

いくつかの実施形態では、前記ハニカムグリッドの角部に近い位置に弾性ストリップが設置され、前記弾性ストリップの両端がそれぞれ前記ハニカムグリッドの隣接する両側縁に固定される。

本技術案では、ハニカムグリッドは弾性ストリップによってフレキシブル本体の角位置に係止される。

いくつかの実施形態では、前記フレキシブル本体の外側に、前記フレキシブル本体を固定する複数の吸盤固定座が設置される。

本技術案では、吸盤固定座によってソフトボックスの照射角度をさらに調整することができる。

いくつかの実施形態では、前記フレキシブル本体に遮光領域がさらに設けられ、前記遮光領域に不透明な遮光布カバーが設けられる。

本技術案では、遮光領域が設置されることで、照明領域の位置選択を実現し、照明領域の調整をさらに追加し、照明領域の光強度の調整も実現し、ソフトボックスの適用範囲を拡大する。

いくつかの実施形態では、前記フレキシブル本体をガス入れすると、前記フレキシブル本体は球体、円筒体、半円筒体、直方体又は立方体のうちのいずれかとなる。

本技術案では、上記形状のフレキシブル本体は構造が簡単で、製造が容易で、ユーザーが使用しやすい。

従来技術に比べて、本願のインフレータブルソフトボックスは以下の有益な効果を有する。

１、フレキシブル本体にソフト布カバーが設置されることで、ソフトライトが発する光を柔らかくすることができる。

２、フレキシブル本体にガス入れノズルが設置されることで、使用時、ガス入れノズルでフレキシブル本体をガス入れし、フレキシブル本体を膨張させ、非使用時、ガス入れノズルでフレキシブル本体をガス抜きし、持ち運びや携帯が容易になる。

４、突起が設置されることで、フレキシブル本体とフレキシブルＬＥＤライトとの接触面積をさらに小さくし、フレキシブル本体とフレキシブルＬＥＤライトとの隙間を増加させ、フレキシブル本体とフレキシブルＬＥＤライトとの間を空気が流れる可能性を増加させ、フレキシブル本体の過熱による損傷の可能性を低減させる。

５、ハニカムグリッドが設置されることで、ソフトライトが発する光が、ソフト布カバーを通過した後、ハニカムグリッドを通過するとき、平行光源を形成するため、撮影される写真が被写体のレイヤをはっきりと表現できる効果を達成して、特殊撮影のニーズを満たす。

６、遮光布カバーが設置されることで、照明領域の選択を実現できるとともに、照明領域の光強度を調整できる。

７、吸盤固定座が設置されることで、フレキシブル本体を固定するとともに、ソフトボックスの照射角度を調整できる。

フレキシブル本体が円筒体である場合の本願のインフレータブルソフトボックスの構造模式図である。 フレキシブル本体が半円筒体である場合の本願のインフレータブルソフトボックスの構造模式図である。 本願のインフレータブルソフトボックスのソフトライト取り付け後の構造模式図である。 フレキシブル本体が直方体である場合の本願のインフレータブルソフトボックスの構造模式図である。 フレキシブル本体が中空円筒体である場合の本願のインフレータブルソフトボックスの分解構造模式図である。 本願の別のインフレータブルソフトボックスの透視構造模式図である。 本願の別のインフレータブルソフトボックスの組立後の構造模式図である。 本願の別のインフレータブルソフトボックスの構造模式図である。 本願の別のインフレータブルソフトボックスの構造模式図である。 本願の別のインフレータブルソフトボックスの構造模式図である。 本願の別のインフレータブルソフトボックスの構造模式図である。

符号の簡単な説明

１．フレキシブル本体、２．透明領域、３．照明領域、４．遮光領域、５．遮光布カバー、６．突起、７．嵌合溝、８．ロープリング、９．ソフト布カバー、１０．ベルクロ、１１．ガス入れノズル、１２．吸盤固定座、１３．吸盤ねじ、１４．ロックナット、１５．ソフトライト、１６．サポートスタンド、３１．取り付け孔、４１．弾性ストリップ、４２．フレーム、４３．ハニカム状光透過孔、９１．円形底部、９２．中空半円筒体、１１１．貫通孔。

当業者が本願を理解し易くするために、以下、図面を参照して本願をさらに詳細説明する。明らかなように、以下説明される図面は単に本願のいくつかの実施例であり、当業者は創造的な努力をせずに、これらの図面に基づいて他の図面を取得し、且つ他の実施形態を取得することができる。

図面を簡潔にするために、各図では本願に関連する部分のみが模式的に示されているが、製品としての実際の構造を表すものではない。また、図面をわかりやすくするために、一部の図では同一構造又は機能を有する部材は１つのみが模式的に示され、又は１つのみがマークされている。本明細では、「１つ」は「１つのみ」を意味するだけでなく、「１つ以上」も意味してもよい。

図１〜図１１は本願のインフレータブルソフトボックスを模式的に示す。

図１に示されるように、本願のインフレータブルソフトボックスはフレキシブル本体１を備え、フレキシブル本体１は透明で伸縮可能な材料で構成されてもよい。フレキシブル本体１に、フレキシブル本体１をガス入れ又はガス抜きするガス入れノズル１１が設置される。使用者がガス入れノズル１１によってフレキシブル本体１をガス入れし、フレキシブル本体１を膨張させ、使用者がガス入れノズル１１によってフレキシブル本体１をガス抜きし、フレキシブル本体１を収縮させ、携帯や持ち運びが容易になる。また、フレキシブル本体１の形状は実際の必要に応じて設定でき、具体的には、フレキシブル本体１をガス入れすると、フレキシブル本体１は球体、円筒体、半円筒体、直方体又は立方体のうちのいずれかとなり、上記形状のフレキシブル本体１は構造が簡単で、製造が容易で、ユーザーが使用しやすい。

本実施例では、フレキシブル本体１に透明領域２及び照明領域３が設けられ、透明領域２はソフトライト１５を取り付けるために用いられ、ソフトライト１５がフレキシブル本体１の外側に取り付けられ、照明領域に、ソフトライト１５の光源を柔らかい光に変換する半透明なソフト布が設けられる。

透明領域２はソフトライト１５を取り付けるために用いられ、ソフトライト１５はフレキシブルＬＥＤライトを使用でき、フレキシブルＬＥＤライトは主に、フレキシブル布及びフレキシブル布に設置される複数のＬＥＤライトを備え、フレキシブルＬＥＤライトがフレキシブル本体の外側に取り付けられ、且つフレキシブルＬＥＤライトのＬＥＤライトを有する側がフレキシブル本体の内側を向くことが可能である。

照明領域に半透明なソフト布（図示せず）が設けられ、ソフト布はフレキシブルＬＥＤライトの光源を柔らかい光に変換するために用いられ、主に耐高温半透明プラスチックであり、光源を柔らかい拡散光に変換することができる。

具体的には、フレキシブル本体１が透明領域２を有するため、ユーザーは透明で伸縮可能な材料をフレキシブル本体の材料として選択でき、且つソフト布をフレキシブル本体１に貼り付け、ソフト布を貼り付けた領域は照明領域３、ソフト布を貼り付けていない領域は透明領域２として機能できる。

本実施例では、フレキシブル本体１が円筒体である場合、フレキシブル本体１が水平に設置可能であり、すなわち、フレキシブル本体１の軸線が水平に設置され、フレキシブルＬＥＤライトがフレキシブル本体１の曲面の上側に配置可能であり、従って、フレキシブル本体１の曲面の上側は透明領域２、フレキシブル本体１の曲面の下側及びフレキシブル本体１の２つの底面は照明領域３として機能でき、従って、フレキシブル本体１の曲面の下側及びフレキシブル本体１の２つの底面にソフト布が設置されてもよい。

フレキシブルＬＥＤライトをフレキシブル本体１に装着した後、フレキシブルＬＥＤライトの光源がフレキシブル本体１内に入り、さらに照明領域３のソフト布を透過し、光源を拡散光に変換することができる。

本実施例では、インフレータブルなフレキシブル本体１が設置されることで、ユーザーがフレキシブル本体１を持ち運ぶ又は携帯する必要がある場合、直接フレキシブル本体１をガス抜きすれば、簡単に操作でき、携帯や持ち運びが容易であり、ユーザーが使用しやすく、ユーザー体験を向上させる。

具体的には、ソフトボックスの使用時、ユーザーはフレキシブル本体１を外部のホルダに固定してもよく、フレキシブル本体１の固定を実現し、フレキシブル本体１の安定性を向上させる。

フレキシブル本体１内に空気、又は密度が空気に近い又は空気よりも大きいガスを注入すると、フレキシブル本体１が重力の作用を受けて底面に支持され、ユーザーがフレキシブル本体１の位置を直接調整でき、フレキシブル本体１内に密度が空気よりも小さいガス、例えばヘリウムを注入する場合、フレキシブル本体１が空気浮力の作用を受けて浮上し、従って、フレキシブル本体１が天井に当接でき、従って、フレキシブル本体１に２種のガス入れノズル１１が設置され、一方はフレキシブル本体１内に空気などの高密度ガスを注入し、他方はフレキシブル本体１内にヘリウムなどの低密度ガスを注入するようにしてもよい。

好ましくは、フレキシブル本体１に遮光領域４がさらに設けられ、遮光領域４に不透明な遮光布カバー（図示せず）が設けられ、具体的には、遮光布カバーがフレキシブル本体１の前後両側の底面に設置され、すなわち、前後の２つの底面は遮光領域４として機能でき、現在の状態では、フレキシブル本体１の曲面の下側のみは照明領域３として照明できる。

本実施例では、遮光領域４が設置されることで、照明領域３の位置選択を実現し、さらに照明領域３の調整をさらに追加し、照明領域３の光強度の調整も実現し、ソフトボックスの適用範囲を拡大する。

好ましくは、フレキシブル本体にフレキシブル本体を固定する複数のロープリング８が設けられ、本実施例では、ロープリング８はフレキシブル本体１の曲面に設置され、且つフレキシブル本体１の軸線方向に沿って設置され、ロープリング８は２列設置され、ユーザーはロープの一端をロープリング８に接続し、ロープの他端をほかの固定位置に固定し、ロープの長さを調整することで、フレキシブル本体１の角度の調整を実現することができ、ロープリング８が設置されることで、フレキシブル本体１の角度調整を実現し、さらに照明領域３の照明の信頼性を向上させる。

好ましくは、ソフト布はフレキシブル本体１に取り外し可能に接続され、具体的には、ソフト布はベルクロ等の装置によってフレキシブル本体１の下側に接続され、ユーザーに求められる柔らかい光が強い場合、ユーザーはフレキシブル本体１に薄いソフト布を設置することができ、ユーザーに求められる柔らかい光が弱い場合、ユーザーはフレキシブル本体１に厚いソフト布を設置することができ、本実施例では、ソフト布がフレキシブル本体１に取り外し可能に接続されることで、ソフト布の交換が容易になり、ユーザーが照明位置の光強度を調整することが容易になり、ソフトボックスの適用範囲を拡張する。

本願に係る別の実施例は、図２及び図３に示され、本実施例と第１実施例との相違点はフレキシブル本体の具体的な構造である。

第１実施例をもとに、本実施例では、フレキシブル本体１が半円筒体であり、フレキシブル本体の軸線が水平に設置され、且つフレキシブル本体１の上側が平面であり、従って、上側の平面は透明領域２、下側の曲面は照明領域３、両側の底面は遮光領域４として機能できる。

好ましくは、フレキシブル本体１の両端の強度が小さく、且つ変形しやすいため、フレキシブル本体１のガス入れ後の強度をさらに高め、フレキシブル本体１の左右両端の部分を除去して、断面の上側が矩形で下側が弓形である組合せを形成する。

好ましくは、透明領域２にフレキシブルＬＥＤライトに当接される複数の突起（図示せず）が設けられ、本実施例では、突起（図示せず）が設置されることで、フレキシブル本体１とフレキシブルＬＥＤライトとの接触面積をさらに小さくし、フレキシブル本体１とフレキシブルＬＥＤライトとの隙間を増加させ、フレキシブル本体１とフレキシブルＬＥＤライトとの間を空気が流れる可能性を増加させ、フレキシブル本体１の過熱による損傷の可能性を低減させる。

本願に係るさらに別の実施例は、図４に示されるように、インフレータブルソフトボックスであり、本実施例と第２実施例との相違点はフレキシブル本体の具体的な構造である。

第２実施例をもとに、本実施例では、フレキシブル本体１は直方体であり、フレキシブル本体１の上側は透明領域２、側面は遮光領域４として機能でき、遮光布カバー（図示せず）がフレキシブル本体の側面に設置され、本実施例では、遮光布カバーは図示せず、底面が照明領域３として機能でき、突起６が上側の透明領域２に均一に分布している。

本願に係るさらに別の実施例は、図５〜図７に示されるように、インフレータブルソフトボックスであり、本実施例と第１実施例との相違点はフレキシブル本体の具体的な構造である。

第１実施例をもとに、本実施例では、フレキシブル本体１は中空円筒体である。

フレキシブル本体１の曲面全体及び前後の２つの底面はいずれも透明領域２として機能できる。フレキシブル本体１内にサポートスタンド１６が設置され、ソフトライト１５がサポートスタンド１６に巻き付けられ、フレキシブル本体１がガス入れノズル１１によってガスを注入すると、フレキシブル本体１の内部で発生する気圧によってソフトライト１５とサポートスタンド１６を締め付けて固定する。フレキシブル本体１外にソフト布カバー９がカバーして設けられ、ソフト布カバー９はフレキシブルＬＥＤライトの光源を柔らかい光に変換するために用いられる。

好ましくは、フレキシブル本体１にフレキシブル本体１を固定する複数のロープリング８が設けられ、本実施例では、ロープリング８がフレキシブル本体１の曲面に設置され、ソフト布カバー９にロープリング８が挿通する貫通孔１１１が設けられる。ユーザーはロープの一端をロープリング８に接続し、ロープの他端をほかの固定位置に固定し、且つロープの長さを調整することで、フレキシブル本体１の角度調整を実現することができ、ロープリング８が設置されることで、フレキシブル本体１の角度調整を実現し、照明領域３の照明の信頼性をさらに向上させる。

別の実施例では、図８に示されるように、フレキシブル本体１は立方体形である。フレキシブル本体１の外側壁に複数の吸盤固定座１２が設置され、吸盤固定座１２は吸盤部及びロープ孔を備える。吸盤固定座１２が吸盤部によってフレキシブル本体１の側壁に吸着される。使用者はロープを使用し、ロープの一端をロープ孔に固定し、ロープの他端をほかの固定位置に固定することで、フレキシブル本体１の固定を実現することができる。また、使用者はさらにロープを調整することで、フレキシブル本体１の角度調整を実現でき、簡単で操作しやすい。

フレキシブル本体１外にソフト布カバー９が設置され、ソフト布カバー９の形状がフレキシブル本体１にマッチングする。ソフト布カバー９はフレキシブル本体１の底部及び４つの側面をカバーする。ソフト布カバー９の材質は耐高温半透明プラスチックでありうる。フレキシブル本体１のソフト布カバー９から露出する頂部領域にソフトライト１５が設置され、フレキシブルＬＥＤライトを使用でき、フレキシブルＬＥＤライトはフレキシブル布及びフレキシブル布に設置される複数のＬＥＤライトを備え、ソフトライト１５がフレキシブル本体１に固定して接続される。具体的には、フレキシブル本体１の頂部に４本の辺線に沿って吸盤ねじ１３が設置され、フレキシブルＬＥＤライトの吸盤ねじ１３に対応する位置に取り付け孔３１が設けられる。吸盤ねじ１３は吸盤部及びねじ山部を備え、吸盤ねじ１３が吸盤部によってフレキシブル本体１に吸着され、吸盤ねじ１３のねじ山部がソフトライト１５の取り付け孔３１を貫通してロックナット１４と嵌合し、ソフトライト１５をフレキシブル本体１に固定する。ソフトライト１５が発する光はソフト布カバー２を透過して柔らかい拡散光となる。ソフトライト１５がソフト布カバー９に取り外し可能に接続される。具体的には、ソフト布カバー９の頂部に周方向にベルクロ１０が設置され、ソフト布カバー９がベルクロ１０によってソフトライト１５のエッジに接着され、フレキシブル本体１、ソフト布カバー９及びソフトライト１５を一体化する。

ソフト布カバー９のソフトライト１５と対向する側にハニカムグリッドが設置され、ハニカムグリッドがソフト布カバー９をフレキシブル本体１の底部に密着させる。ハニカムグリッドはフレーム４２及びハニカム状光透過孔４３を備える。ハニカムグリッドがフレキシブル本体１に接続される。具体的には、ハニカムグリッドの角部に近い位置に弾性ストリップ４１が設置され、弾性ストリップ４１の両端がそれぞれハニカムグリッドの隣接する両側縁に固定される。本実施例では、ハニカムグリッドは立方体形であり、それに対応して、弾性ストリップ４１の数は４本設置される。ハニカムグリッドは弾性ストリップ４１によってフレキシブル本体１の角位置に係止される。弾性ストリップ４１は弾性輪ゴムを選択してもよい。ソフトライト１５が発する光が、ソフト布カバー９を通過した後、ハニカムグリッドのハニカム状光透過孔４３を通過するとき、平行光源を形成することができるため、撮影される写真が被写体のレイヤをはっきりと表現できる効果を達成して、特殊撮影のニーズを満たす。

さらに、ソフト布カバー９の外側壁に周方向に黒い遮光布カバー５がカバーして設けられる。遮光布カバー５がフレキシブル本体１の４つの側面を遮光でき、ソフトライト１５が発する光をフレキシブル本体１の底部のみへ出射させて、照明領域の選択を実現するとともに、照明領域の光強度を調整できる。

図９中の実施例と図８中の実施例との相違点は、フレキシブル本体１の形状が直方体形であり、それに対応して、ハニカムグリッドの形状が直方体形に設計され、ソフトライト１５の数を増やすという点だけである。勿論、ソフトボックスの適用範囲を拡大するように、ソフトライト１５の数は具体的には、実際の必要に応じて設計できる。

別の実施例では、図１０に示されるように、フレキシブル本体１の形状が半円筒体形であり、フレキシブル本体１の軸線が水平に設置され、フレキシブル本体１の頂部が平面である。フレキシブル本体１外にソフト布カバー９が設置され、ソフト布カバー９の形状がフレキシブル本体１の形状にマッチングする。ソフト布カバー９がほぼ中空半円筒体形であることで、フレキシブル本体１がソフト布カバー９内に収納可能である。フレキシブル本体１のソフト布カバー９から露出する頂部平面にソフトライト１５が設置され、ソフトライト１５がフレキシブル本体１に固定して接続される。ソフトライト１５がフレキシブル本体１に固定される方式は実施例１と同じであり、吸盤ねじ１３がフレキシブル本体１の軸線方向に設置されるという点が異なる。ソフト布カバー９の頂部の両側に軸線方向にベルクロ１０が設置され、ソフト布カバー９がベルクロ１０によってソフトライト１５に接着され、ソフト布カバー９、フレキシブル本体１及びソフトライト１５を一体化する。また、本実施例では、吸盤固定座１２がフレキシブル本体１の頂部平面に設置され、且つフレキシブル本体１の軸線方向に設置され、吸盤固定座１２は図８に示される実施例と同様に、フレキシブル本体１を固定し、且つフレキシブル本体１の角度を調整できる。

別の実施例では、図１１に示されるように、フレキシブル本体１の形状は円筒体形であり、フレキシブル本体１外にソフト布カバー９が設置され、ソフト布カバー９の形状がフレキシブル本体１の形状にマッチングする。ソフト布カバー９は２つの円形底部９１及び２つの円形底部９１を接続する中空半円筒体９２を備える。フレキシブル本体９はソフト布カバー９の中空半円筒体９２内に収納され、フレキシブル本体１のソフト布カバー９から露出する曲面にソフトライト１５が設置される。ソフトライト１５がフレキシブル本体１に固定される方式は実施例１と同じであり、本実施例では、吸盤ねじ１３がフレキシブル本体１のソフト布カバー９から露出する曲面に設置されるという点が異なる。ソフト布カバー９の中空半円筒体９２の頂部両側に軸線方向にベルクロ１０がいずれも設置され、ソフト布カバー９がベルクロ１０によってソフトライト１５のエッジに接着され、ソフト布カバー９、フレキシブル本体１及びソフトライト１５を一体化する。また、本実施例では、吸盤固定座１２がフレキシブル本体１のソフト布カバー９から露出する曲面に設置され、吸盤固定座１２は図８に示される実施例と同様に、フレキシブル本体１を固定し、且つフレキシブル本体１の角度を調整できる。

以上、本願のいくつかの実施形態を説明した。当業者は本願の趣旨を逸脱せずに種々の変形や改良を行うことができ、これらの変形や改良はすべて本願の保護範囲に属する。

Claims (9)

1. インフレータブルソフトボックスであって、
   フレキシブル本体（１）をガス入れ又はガス抜きするガス入れノズル（１１）が設置されるフレキシブル本体（１）と、
   フレキシブル本体（１）に設置され、前記フレキシブル本体（１）を照明するソフトライトと、を備えることを特徴とするインフレータブルソフトボックス。
2. 前記フレキシブル本体（１）に透明領域（２）及び照明領域（３）が設けられ、
   前記透明領域（２）は前記ソフトライトを取り付けるために用いられ、前記ソフトライトが前記フレキシブル本体（１）の外側に取り付けられ、
   前記照射領域（３）に、前記ソフトライトの光源を柔らかい光に変換する半透明なソフト布が設けられることを特徴とする請求項１に記載のインフレータブルソフトボックス。
3. 前記透明領域（２）に、前記ソフトライトに当接される複数の突起が設けられることを特徴とする請求項２に記載のインフレータブルソフトボックス。
4. 前記フレキシブル本体（１）外にカバーして設けられるソフト布カバーをさらに備え、
   前記フレキシブル本体（１）の前記ソフト布カバーから露出する領域にソフトライトが設置され、前記ソフトライトが前記ソフト布カバーに取り外し可能に接続されることを特徴とする請求項１に記載のインフレータブルソフトボックス。
5. 前記ソフト布カバーの前記ソフトライトと対向する側にハニカムグリッドが設置され、前記ハニカムグリッドが前記フレキシブル本体（１）に接続されることを特徴とする請求項４に記載のインフレータブルソフトボックス。
6. 前記ハニカムグリッドの角部に近い位置に弾性ストリップ（４１）が設置され、前記弾性ストリップ（４１）の両端がそれぞれ前記ハニカムグリッドの隣接する両側縁に固定されることを特徴とする請求項５に記載のインフレータブルソフトボックス。
7. 前記フレキシブル本体（１）の外側に、前記フレキシブル本体（１）を固定する複数の吸盤固定座（１２）が設置されることを特徴とする請求項１に記載のインフレータブルソフトボックス。
8. 前記フレキシブル本体に遮光領域（４）がさらに設けられ、前記遮光領域上（４）に不透明な遮光布カバー（５）が設けられることを特徴とする請求項１に記載のインフレータブルソフトボックス。
9. 前記フレキシブル本体（１）をガス入れすると、前記フレキシブル本体（１）は球体、円筒体、半円筒体、直方体又は立方体のうちのいずれかとなることを特徴とする請求項１〜８のいずれか一項に記載のインフレータブルソフトボックス。