JP3229115U - イオン放射具及び装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉱石から放射されたイオンを周囲に効率良く放出することができ、かつ、優れた外観デザインを備えるイオン放射具及び装身具を提供する。【解決手段】イオン放射具100は、イオンを放射する鉱石111を備えるイオン放射部110と、イオン放射部を保持するハウジング120と、を有し、ハウジングは、ハウジング本体部130と、ハウジング本体部の内側に形成され、ハウジング本体部の外部と連通する空間部140と、を有し、イオン放射部は、イオン放射部の少なくとも一部とハウジング本体部の少なくとも一部との間に隙間g1、g2を隔てた状態で、空間部に配置されている。【選択図】図1

Description

本考案は、イオン放射具及び装身具に関する。
イオンを放射可能な部品を備えるネックレスやブレスレットなどの装身具(アクセサリー)が提案されている。このようなアクセサリーとして、例えば、身体に装着される紐状の本体部分を有し、該本体部分の一部又は全体にイオンを放出可能な物質等を含有させたものが知られている(特許文献1を参照)。
特開2010−207411号公報
特許文献1に記載された装身具では、次のような点が課題となる。
特許文献1の装身具では、紐状に構成された本体部分に、イオンを放出可能な粉末状の物質や粒子状の物質を含有させている。そのため、本体部分の長さや太さによってイオンを放出可能な物質の含有量が制限される。それにより、装身具からのイオンの放出量を大幅に増加させることが難しい。
上記のような課題に対して、例えば、特許文献1の装身具にイオンを放出する鉱石を配置した場合、装身具からのイオンの放出量を増加させることが可能であると考えられる。ただし、装身具の本体部が長細い紐状に構成されているため、鉱石を配置することによる外観デザインの低下や、製品仕様の大幅な変更等が生じる。
本考案は上記の課題を鑑みてなされたものであり、鉱石から放射されたイオンを周囲に効率良く放出することができ、かつ、優れた外観デザインを備えるイオン放射具及び装身具を提供することを目的とする。
本考案に係るイオン放射具は、イオンを放射する鉱石を備えるイオン放射部と、前記イオン放射部を保持するハウジングと、を有し、前記ハウジングは、ハウジング本体部と、前記ハウジング本体部の内側に形成され、前記ハウジング本体部の外部と連通する空間部と、を有し、前記イオン放射部は、前記イオン放射部の少なくとも一部と前記ハウジング本体部の少なくとも一部との間に隙間を隔てた状態で、前記空間部に配置されている。
上記のイオン放射具によれば、ハウジングの空間部に配置されたイオン放射部が備える鉱石から放射されたイオンは、イオン放射部とハウジング本体部との間に形成された隙間を介して、ハウジング本体部の周囲へ向けて効率良く放射される。また、ハウジングの空間部及び空間部に配置されたイオン放射部は、ハウジングの外部から視認可能である。そのため、イオン放射具は、空間部及びイオン放射部によって、優れた造形性を備える外観デザインを構成することができる。
本考案の実施形態に係る装身具及びイオン放射具の使用例を示す斜視図である。 イオン放射具の正面図である。 図2に示す矢印3A方向から視たイオン放射具の側面図である。 図2に示す矢印4A−4A線に沿うイオン放射具の断面図である。 図2に示す矢印5A−5A線に沿うイオン放射具の断面図である。 図3に示す矢印6A−6A線に沿うイオン放射具の断面図である。 変形例に係る装身具及びイオン放射具の斜視図である。 変形例1に係る台座部を示す図である。 変形例2に係る台座部を示す図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本考案の実施形態を説明する。なお、以下の記載は実用新案登録請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1〜図6は、実施形態に係る装身具10及びイオン放射具100を示す図である。
図1は、装身具10及びイオン放射具100の使用例を示す斜視図である。図2は、イオン放射具100の正面図であり、図3はイオン放射具100の側面図である。図4〜図6は、イオン放射具100の各部の断面図である。
図2〜図6において、ハウジング120のハウジング本体部130の長手方向を矢印Xで示し、長手方向と直交する幅方向を矢印Yで示し、長手方向及び幅方向の各々と直交する厚み方向を矢印Zで示す。
以下、本実施形態に係る装身具10及びイオン放射具100について詳述する。
<装身具>
図1に示すように、イオン放射具100は、例えば、所定の付属部材200と組み合わせることにより、装身具10を構成することができる。
本明細書の説明では、イオン放射具100をネックレスヘッドとして構成し、装身具10を自然人の身体Hの首に装着可能なネックレスとして構成した例を説明する。ただし、イオン放射具100の具体的な用途は装身具10に限定されず、例えば、キーホルダー等の物品に適用することも可能である。
また、イオン放射具100で装身具10を構成する場合においても、ブレスレットやアンクレットのようなネックレス以外の物品に適用することも可能である。また、装身具10は、例えば、自然人以外の動物(犬や猫等)への装着を目的とした物品として構成することも可能である。
<イオン放射具>
イオン放射具100は、図1、図2に示すように、イオンを放出する鉱石111を備えるイオン放射部110と、イオン放射部110を保持するハウジング120と、を有する。
<イオン放射部>
イオン放射部110は、鉱石111と、ハウジング120に鉱石111を取り付けるための台座部113と、を有する。
鉱石111としては、例えば、ブラックシリカ鉱石、チタン鉱石、モナザイト鉱石等のマイナスイオンを放出する天然鉱石を使用することができる。
イオン放射部110は、図2、図6に示すように、イオン放射部110の少なくとも一部とハウジング本体部130の少なくとも一部との間に所定の隙間g1、g2を隔てた状態で、空間部140に配置されている。隙間g1、g2の詳細については後述する。
鉱石111は、図1に示すように、例えば、球形状に形成することができる。鉱石111を球形状に形成した場合、鉱石111を中心にして、鉱石111の周囲へイオンを放射状に放射することができる。そのため、ユーザーに対してより多くのイオンを効率良く放射することができる。
なお、鉱石111の形状は、球形状のみに限定されることはない。鉱石111の形状は、例えば、楕円形、多角形、その他の幾何学的な形状等で構成することもできる。
鉱石111は、図1、図2、図5に示すように、台座部113に固定されている。台座部113はハウジング本体部130に固定されている。鉱石111は台座部113とともに、空間部140に配置されている。
鉱石111及び台座部113は、例えば、図5に示すように、ハウジング本体部130の外部へはみ出ることのないように、空間部140内に収容することができる。
台座部113は、図2に示すように、鉱石111の外表面の少なくとも一部を露出させる開口部113aを有する。本実施形態では、台座部113は、図2に示す正面視において、鉱石111の中心を通る格子状(十字状)の枠体で構成している。
鉱石111は、ハウジング本体部130に固定された台座部113を介して、ハウジング本体部130に位置固定的に保持されている。そのため、イオン放射具100は、鉱石111の材質や形状に関わらず、台座部113により、ハウジング本体部130の任意の位置に対して鉱石111をしっかりと固定することができる。
また、台座部113は、鉱石111の外表面の少なくとも一部を露出させる開口部113aを有するため、台座部113の内側に配置された鉱石111から放出されるイオンを、台座部113の外部及びハウジング本体部130の外部へ効率良く放出させることができる。
上記に加えて、台座部113は、正面視において十字状に延びる形状を有しているため、球形状に形成された鉱石111と相まって、イオン放射具100の外観デザインを向上させることができる。
台座部113の形状、大きさ、開口部113aの形状、大きさ、位置、個数について特に制限はない。例えば、台座部113の形状や大きさは、使用される鉱石111の形状や大きさ等に応じて任意に変更することができる。また、台座部113をハウジング本体部130に対して固定する方法も特に限定されず、例えば、接着等を採用することができる。
台座部113を構成するための材料は特に限定されないが、例えば、シルバーを使用することができる。
なお、鉱石111は、台座部113を介さずに、ハウジング本体部130に直接取り付けてもよい。このように構成する場合、例えば、ハウジング本体部130の内面131aには、鉱石111を保持可能にするための凹状の溝などを設けることができる。
また、鉱石111は、空間部140内に少なくとも一部が配置されていればよい。例えば、鉱石111は、鉱石111の一部がハウジング本体部130からはみ出るように配置されていてもよい。台座部113も同様にハウジング本体部130から一部がはみ出るように配置されていてもよい。
<ハウジング>
ハウジング120は、ハウジング本体部130と、ハウジング本体部130の内側に形成され、ハウジング本体部130の外部と連通する空間部140と、を有する。
ハウジング本体部130は、図2、図6に示すように長手方向(矢印X方向)に延びる縦長の外形を有する。つまり、ハウジング本体部130の長手方向に沿う寸法(長さ)は、ハウジング本体部130の幅方向(矢印Y方向)に沿う寸法(幅)よりも大きい。
ハウジング本体部130は、図2に示す正面視において、長円の形状を有する。
ハウジング本体部130の長手方向の一端部133及び他端部134は、長手方向の外方側に向けて湾曲している。
空間部140は、ハウジング本体部130の形状と相似形状を有する。つまり、空間部140は、ハウジング本体部130の内側に長円の形状で区画形成されている。
空間部140は、図4、図5に示すように、ハウジング本体部130を厚み方向(矢印Z方向)に貫通する孔部で構成されている。そのため、空間部140に配置された鉱石111から放射されたイオンは、ハウジング本体部130の厚み方向に向けて、ハウジング本体部130の外部へ円滑に放出される。ユーザーは、図1に示すように、身体Hに空間部140が臨むようにイオン放射具100を装着することにより、空間部140を介して放射されたイオンを効率良く吸収することができる。
イオン放射部110は、図2、図6に示すように、ハウジング本体部130の一端部133との間に隙間g1を隔てた状態で空間部140に配置されている。また、イオン放射部110は、ハウジング本体部130の他端部134との間に隙間g2を隔てた状態で空間部140に配置されている。
イオン放射部110は、ハウジング本体部130の長手方向の略中心位置c1に配置している。そのため、隙間g1の長さ(ハウジング本体部130の長手方向に沿う長さ)と隙間g2の長さ(ハウジング本体部130の長手方向に沿う長さ)は略同一である。
イオン放射具100は、上記のように隙間g1と隙間g2が略同一の長さを有するため、空間部140に配置された鉱石111から放射されたイオンを隙間g1側及び隙間g2側を通じてハウジング本体部130の周囲へ略均等な量で放出することができる。そのため、イオン放射具100を装着したユーザーは、イオン放射具100の周囲に配置される身体Hの各部位から効率良くイオンを吸収することができる。
また、イオン放射具100は、隙間g1と隙間g2とが略同一の長さを有するため、鉱石111とハウジング本体部130の配置バランスが均整のとれたものとなる。そのため、イオン放射具100の外観デザインが見栄えの良いものとなる。
なお、ハウジング本体部130の形状(正面視の形状)は、長円のみに限定されない。また、ハウジング本体部130の内側に形成される空間部140の形状も特に限定されない。例えば、ハウジング本体部130と空間部140は相似形状を有していなくてもよい。一例として、ハウジング本体部130を球形に形成し、空間部140が楕円形等で形成されていてもよい。
また、空間部140は、ハウジング本体部130を貫通する孔部以外で構成されていてもよい。例えば、空間部140は、ハウジング本体部130の一部を取り除くようにして形成された閉空間で形成されていてもよい。
また、鉱石111とハウジング本体部130(ハウジング本体部130の内面131a)との間に形成される隙間は、図示した二つの隙間g1、g2の形態に限定されることはない。隙間の大きさ、位置、個数等は任意に変更することが可能である。
図1、図4、図5に示すように、ハウジング本体部130の外面131bの少なくとも一部及びハウジング本体部130の内面131aの少なくとも一部には、ハウジング本体部130の外部へのイオンの放出を促す第1溝部135a、135b及び第2溝部136a、136bを設けることができる。
各第1溝部135a、135bは、図4、図5、図6に示すように、ハウジング本体部130の内面131aに形成されている。
一方の第1溝部135aと他方の第1溝部135bは、ハウジング本体部130の内面131aの対向する部分(側壁をなす部分)に対をなして形成されている。
一方の第1溝部135aは、図6に示すように、縦長の形状を有するハウジング本体部130の長手方向に沿って第1孔部150aと第3孔部150cの間で連続的に延びている。
他方の第1溝部135bは、図6に示すように、縦長の形状を有するハウジング本体部130の長手方向に沿って第2孔部150bと第4孔部150dの間で連続的に延びている。
各第2溝部136a、136bは、図4、図5、図6に示すように、ハウジング本体部130の外面131bに形成されている。
一方の第2溝部136aは、図6に示すように、第1孔部150aと第3孔部150cの間で連続的に延びている。
一方の第2溝部136aは、ハウジング本体部130の外面131bにおいて一方の第1溝部135aと少なくとも一部が重なる位置に形成することができる。本実施形態では、一方の第2溝部136aは、延在方向の全範囲に亘って一方の第1溝部135aと重なるように形成されている。
他方の第2溝部136bは、図6に示すように、第2孔部150bと第4孔部150dの間で連続的に延びている。
他方の第2溝部136bは、ハウジング本体部130の外面131bにおいて他方の第1溝部135bと少なくとも一部が重なる位置に形成することができる。本実施形態では、他方の第2溝部136bは、延在方向の全範囲に亘って他方の第1溝部135bと重なるように形成されている。
各溝部135a、135b、136a、136bは、例えば、図4、図5に示すように、略矩形の断面形状に形成することができる。ただし、各溝部135a、135b、136a、136bの断面形状は特に限定されない。各溝部135a、135b、136a、136bは、例えば、V字形状、U字形状、半円形状等の断面形状で形成することもできる。また、各溝部135a、135b、136a、136bは、例えば、溝部ごとに断面形状が異なっていてもよい。
ハウジング本体部130において溝部(第1溝部135a、135b及び第2溝部136a、136bのいずれかの溝部)が形成された部分は、ハウジング本体部130の他の部分よりも厚みが小さくなる。そのため、イオン放射具100は、ハウジング本体部130の内側に形成された空間部140に配置した鉱石111から放射されたイオンを、ハウジング本体部130において溝部が形成された部分を介して、ハウジング本体部130の外部へ効率良く放出することができる。
また、一方の第1溝部135aと一方の第2溝部136a(又は他方の第1溝部135bと他方の第2溝部136b)は、ハウジング本体部130の内面131aとハウジング本体部130の外面131bとにおいて互いに少なくとも一部同士が重なるように配置されている。そのため、ハウジング本体部130の空間部140に配置された鉱石111から放射されたイオンを、ハウジング本体部130の内面131a及びハウジング本体部130の外面131bを介して、ハウジング本体部130の外部へ効率良く放出することができる。
特に本実施形態に係るイオン放射具100では、空間部140をなす孔部が貫通する厚み方向(矢印Z方向)と直交する幅方向(矢印Y方向)に位置するハウジング本体部130の側壁をなす部分に各溝部135a、135b、136a、136bが形成されている。そのため、イオン放射具100は、空間部140に形成された各隙間g1、g2によって厚み方向へのイオンの放出量を増加させつつ、ハウジング本体部130に形成された各溝部135a、135b、136a、136bによって幅方向へのイオンの放射量を増加させることができる。それにより、イオン放射具100の周囲へのイオンの放射量をより一層効果的に増加させることができる。
なお、イオン放射具100に形成する溝部の個数、位置、大きさ、長さ等は、溝部によってハウジング本体部130の外部へのイオンの放出を促すことが可能な限り、特に限定されない。例えば、溝部は、ハウジング本体部130の内面131a及び外面131bの任意の箇所に任意の個数を設けることができる。また、例えば、溝部は、ハウジング本体部130の内面131aや外面131bにおいて間隔を空けて断続的に配列された複数の溝部で構成してもよい。
ハウジング本体部130は、図1、図6に示すように、ハウジング本体部130への付属部材200の取り付けを可能にする複数の孔部150a、150b、150c、150dを有する。
第1孔部150a及び第2孔部150bは、ハウジング本体部130の一端部133付近に形成している。
第1孔部150a及び第2孔部150bは、ハウジング本体部130において互いに対向する位置に形成している。
付属部材200は、例えば、図1に示すように、第1孔部150a、第2孔部150b、及び空間部140に通すことができる。付属部材200を第1孔部150a、第2孔部150b、及び空間部140に通すことにより、イオン放射具100の長手方向をユーザーの身体Hの上下方向に合わせて配置することができる。
各孔部150a、150bは、付属部材200の外形よりも大きな形状を有するように形成することができる。このように各孔部150a、150bを形成することにより、イオン放射具100は、付属部材200に対して、付属部材200の延在方向に沿って移動可能に保持される。また、イオン放射具100をネックレスヘッドとして構成した場合、イオン放射具100に対する付属部材200の取り付け及び取り外しを簡単に行うことが可能になる。
ユーザーは、図1に示すように、付属部材200を首に装着することができる。イオン放射具100は、前述したように付属部材200に沿って移動することができる。ユーザーが装身具10を装着した状態において、イオン放射具100が付属部材200に沿って移動することにより、イオン放射具100の周囲の広い範囲に亘ってイオンを効率良く放射することが可能になる。
ハウジング本体部130には、第1孔部150a及び第2孔部150bとともに、第3孔部150c及び第4孔部150dを設けている。
第3孔部150c及び第4孔部150dは、ハウジング本体部130の他端部134付近に形成している。第3孔部150c及び第4孔部150dは、ハウジング本体部130において互いに対向する位置に形成している。
付属部材200は、例えば、第3孔部150c及び第4孔部150dに通してもよい。このように付属部材200を通した場合、ユーザーが装身具10を装着した際、ハウジング本体部130の他端部134を上方側に配置し、ハウジング本体部130の一端部133を下方側に配置することができる。
なお、ハウジング本体部130に設ける孔部の個数、位置、形状等について特に制限はない。例えば、ハウジング本体部130には、付属部材200が取り付け可能な孔部を一つだけ設けることも可能である。また、例えば、孔部は、付属部材200に対してハウジング本体部130が移動できないような構造を有していてもよい。換言すると、付属部材200は、ハウジング本体部130に対して固定されていてもよい。
また、ハウジング本体部130に対する付属部材200の取り付け方法は、孔部に付属部材200を通す形態に限定されない。付属部材200は、例えば、所定の接続機構(機械篏合式のコネクタ、接着剤、テープ等)を介してハウジング本体部130に対して連結分離可能な構造や分離ができない構造で構成してもよい。
ハウジング本体部130を構成する材料は特に限定されないが、例えば、アルミニウムを使用することができる。
<付属部材>
付属部材200は、ハウジング本体部130をユーザーの身体Hに取り付け可能にする細長い部材で構成することができる。細長い部材としては、例えば、金属製のチェーンを使用することができる。なお、付属部材200の任意の位置に、図1に示すようにユーザーの首に付属部材200を装着した状態を維持する接続機構(留め具等)を配置することができる。
付属部材200の長さ、形状、材質等は、イオン放射具100の用途に応じて任意に変更することができる。例えば、付属部材200は、弾性変形可能な材料や、細径な金属線に樹脂材料がコーティングされたもの等で構成してもよい。また、付属部材200は、複数の部材(例えば、分割された複数の細長い部材)で構成することも可能である。また、例えば、付属部材200にイオンを放出する粒子等を含有させてもよい。
以上のように、本実施形態に係るイオン放射具100は、イオンを放射する鉱石111を備えるイオン放射部110と、イオン放射部110を保持するハウジング120と、を有する。ハウジング120は、ハウジング本体部130と、ハウジング本体部130の内側に形成され、ハウジング本体部130の外部と連通する空間部140と、を有する。イオン放射部110は、イオン放射部110の少なくとも一部とハウジング本体部130の少なくとも一部との間に隙間g1、g2を隔てた状態で、空間部140に配置されている。
上記のように構成されたイオン放射具100によれば、ハウジング120の空間部140に配置されたイオン放射部110が備える鉱石111から放射されたイオンは、イオン放射部110とハウジング本体部130との間に形成された隙間g1、g2を介して、ハウジング本体部130の周囲へ向けて効率良く放射される。また、ハウジング120の空間部140及び空間部140に配置されたイオン放射部110は、ハウジング120の外部から視認可能である。そのため、イオン放射具100は、空間部140及びイオン放射部110によって、優れた造形性を備える外観デザインを構成することができる。
<変形例>
図7には、変形例に係るイオン放射具100A及び装身具10Aを示す。なお、変形例の説明において、上述した実施形態で既に説明した部材や内容についての説明は適宜省略する。
図7に示すように、イオン放射具100Aは、ハウジング120の長手方向をユーザーの身体の左右方向(両腕方向)に一致させるようにした状態で使用することも可能である。このようにイオン放射具100Aを使用する場合、例えば、ハウジング本体部130Aの各端部133、134付近に付属部材200を挿通及び固定するための孔部150e、150fを設けることができる。
付属部材200は、例えば、孔部150eに固定される細長い部材(例えば、金属製のチェーン)と、孔部150fに固定される細長い部材(例えば、金属製のチェーン)の二つの部材で構成することができる。
<台座部の変形例1>
図8に示すように、台座部113Aは、例えば、鉱石111を部分的に覆うように配置される二つの部材113b、113cで構成することも可能である。各部材113b、113cは、例えば、半円の形状で構成することができる。二つの部材113b、113cの間に開口部113aをなす隙間を設けるようにして、各部材113b、113c同士を接続することができる。二つの部材113b、113cを接続する方法としては、例えば、ネジ留めや接着剤を使用することができる。
<台座部の変形例2>
図9に示すように、台座部113Bは、例えば、ハウジング本体部130の幅方向に延びる枠体で構成することも可能である。
上記各変形例で示したように、台座部は、ハウジング本体部に対して鉱石を取り付け可能に構成されている限り、具体的な構造は特に限定されない。
以上、実施形態及び変形例を通じて本考案に係る装身具及びイオン放射具を説明したが、本考案は実施形態で説明した内容のみに限定されるものでなく、実用新案登録請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
10、10A 装身具
100、100A イオン放射具
110 イオン放射部
111 鉱石
113、113A、113B 台座部
113a 台座部の開口部
120 ハウジング
130、130A ハウジング本体部
131a ハウジング本体部の内面
131b ハウジング本体部の外面
133 ハウジング本体部の一端部
134 ハウジング本体部の他端部
135a 第1溝部(溝部)
135b 第1溝部(溝部)
136a 第2溝部(溝部)
136b 第2溝部(溝部)
140 空間部
150a 第1孔部(孔部)
150b 第2孔部(孔部)
150c 第3孔部(孔部)
150d 第4孔部(孔部)
150e、150f 孔部
200 付属部材
c1 ハウジング本体部の長手方向の中心位置
g1、g2 隙間

Claims (9)

  1. イオンを放射する鉱石を備えるイオン放射部と、
    前記イオン放射部を保持するハウジングと、を有し、
    前記ハウジングは、
    ハウジング本体部と、
    前記ハウジング本体部の内側に形成され、前記ハウジング本体部の外部と連通する空間部と、を有し、
    前記イオン放射部は、前記イオン放射部の少なくとも一部と前記ハウジング本体部の少なくとも一部との間に隙間を隔てた状態で、前記空間部に配置されている、イオン放射具。
  2. 前記ハウジング本体部の外面の少なくとも一部及び前記ハウジング本体部の内面の少なくとも一部には、前記ハウジング本体部の外部への前記イオンの放出を促す溝部が設けられている、請求項1に記載のイオン放射具。
  3. 前記溝部は、
    前記ハウジング本体部の内面に形成された第1溝部と、
    前記ハウジング本体部の外面において前記第1溝部と少なくとも一部が重なる位置に形成された第2溝部と、を有する請求項2に記載のイオン放射具。
  4. 前記ハウジング本体部は、長手方向に延びる縦長の外形を有し、
    前記空間部は、前記長手方向及び前記長手方向と直交する幅方向の各々の方向と直交する厚み方向に貫通する孔部で構成されており、
    前記イオン放射部は、前記ハウジング本体部の前記長手方向の一端部及び前記ハウジング本体部の前記長手方向の他端部との間に前記隙間を隔てた状態で、前記空間部に配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のイオン放射具。
  5. 前記ハウジング本体部は、長円形状を有し、
    前記鉱石は、球形状を有し、
    前記イオン放射部は、前記ハウジング本体部の前記長手方向の略中心位置に配置されている、請求項4に記載のイオン放射具。
  6. 前記イオン放射部は、前記ハウジングに前記鉱石を取り付けるための台座部を有し、
    前記台座部は、前記鉱石の外表面の少なくとも一部を露出させる開口部を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のイオン放射具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のイオン放射具と、
    前記イオン放射具を身体に装着するための付属部材と、を有する装身具。
  8. 前記付属部材は、前記身体の一部に前記イオン放射部を保持可能にする細長い部材を有し、
    前記ハウジング本体部には、前記細長い部材を取り付け可能にする孔部が設けられている、請求項7に記載の装身具。
  9. 前記イオン放射部は、ネックレスヘッドであり、
    前記細長い部材は、金属製のチェーンである、請求項8に記載の装身具。
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