JP3228306U - 炭を使用した食品の炙り用冶具 - Google Patents

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Abstract

【課題】炭を使用した食品の炙り加工に関して、安価で、一般家庭でも気軽に使用でき、食品に炭の香りを添加して炙り加工を施すことができる、炭を収容して使用する食品炙り用冶具を提供する。【解決手段】食品炙り用冶具Aは、開閉型の容器であり、炭5を収容できる空間を有した網体、孔付き器等からなる炭収容器1と、この炭収容器1の開口部に、隙間なく合致する網体、孔付き器等からなる蓋2と、蓋2、及び/又は炭収容器1に付帯する取手3と、炭収容器1と蓋2を固定する留め具6から構成される。炭収容器1と蓋2は、炭5を効率的に燃焼させることができる網体で、バーベキューの焼き網として使用されるステンレス、鉄、またはその他の鋼材等からなり、耐火性・耐熱性を備える軽量素材、かつ熱伝導率が高い素材が望ましい。蓋2に付帯する取手3は木質等、炙り作業中に熱くなく安定して把持できる素材が望ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、炭を使用した食品の炙り用冶具に関する。
従来、食品の炙り加工には、七輪による炙り方法やガスバーナーによる炙り方法がある。七輪による炙りの場合には、炭の火入れ等使用前の準備と、使用後の炭の後始末に手間がかかること、火災等の点で注意が必要なこと、さらに燃焼時に一酸化炭素が発生するために、室内での使用には特に注意が必要であること等の注意点が多い。また、手軽な炙り方法として一般的なガスバーナーによる炙りでは、食品にガス臭が残留し、炙った食品の風味が損なわれてしまう問題点がある。このガス臭は燃料用ガスの付臭剤が食品に付着したもので、燃料用ガスでは、嗅覚でガスの漏洩を感知できるように、都市ガスや液化石油ガスになどに薬剤を添加して人工的に臭いを付ける付臭が義務付けられているため、食品に付着するガス臭の元を取り除くことは極めて、難しい。
このような、問題を解決するための方法と技術を、従来文献から検索した結果、次のような方法とか、工夫が施されている技術がある。その一例を説明する。
例えば、特開2016−77767号公報(文献1)であり、食品炙り装置により、炙り領域内に搬入された食品の表面に対し、赤外線ヒータから出力される近赤外線〜中波赤外線の赤外線を照射して焼き目を形成することができる。この食品炙り装置は、食品を搬送する搬送ユニットと、この搬送ユニットの炙り領域上方に設けられる赤外線ヒータユニットにより構成されている。その為に、構造が複雑で、かつその取扱いも厄介であること、また、価格高額とか、保管場所確保などの改良点も考えられる。
また、例えば、特許第6494063号公報(文献2)で、炙り加工が施された食品の風味を向上するための、調理用バーナー及び炙り加工方法に関する文献である。この文献2によれば、筒部材付きバーナーの一部である筒部材は、ガスバーナーの先端部に取付けられて、その燃焼炎を通過させる孔部を有する。この等方性黒鉛材からなる筒部材を通過した燃焼炎により炙り加工が施されることで、炙り加工が施された食品からガス臭がしなくなり、炙り加工後の食品の風味向上に有益である。しかし、この筒部材は特殊な素材であることから高額な製品となり、例えば、一般家庭では気軽に使用できない。さらに、この筒部材をガスバーナーの金属パイプに取付ける際、筒部材とガスバーナーの金属パイプと支持部材をねじ螺合で固定する必要があり、手間を要することと、少なくとも、ドライバーが必要となり、面倒である。
特開2016−77767号公報 特許第6494063号公報
前述の文献1及び2においては、遠赤外線効果により炙り加工を施した食品の風味を改良することができる。しかしながら、装置自体が高額になること、収納場所や電源が必要なこと、さらには使用の準備に手間がかかるといった問題点が挙げられる。
上記に鑑み、本考案は、炭を使用した食品の炙り用冶具に関し、安価で、一般家庭でも気軽に使用でき、かつ収納性に優れ、しかも食品に炭の香りを添え得る炙りを提供できる。即ち、炭を収容し、この炭に火炎を噴射できる食品炙り用冶具として、請求項1−6を提案する。
請求項1においては、
開閉型の容器と、
容器に設けた取手と、
でなり、
容器内に炭を収容し、取手で、容器を保持した状態で、容器の適所より、ガスバーナーの火炎を、炭に噴射可能とした食品炙り用冶具とする。
これにより、炙り用冶具を、安価でコンパクトにすることで、例えば、一般家庭でも気軽に使用でき、かつ収納の利便性確保と、しかも食品に炭の香りを添え得る炙りを提供できる。即ち、炭を収容し、炭に火炎を噴射できる食品炙り用冶具を提供できることと、簡易に炙り料理が食し得る。
請求項2においては、
容器は、炭収容器と、炭収容器に載荷された天面で構成し、炭収容器、及び/又は天面、に空気通過用の孔を備える食品炙り用冶具とする。
これにより、請求項1の目的達成とともに、最適な容器を提供できる。
請求項3においては、
取手は、炭収容器、及び/又は天面、に備える食品炙り用冶具とする。
これにより、請求項1の目的達成とともに、容器に最適な取手を提供できる。
請求項4においては、
炭収容器、及び/又は天面、が網体でなる食品炙り用冶具とする。
これにより、請求項1の目的達成とともに、容器に最適な炭収容器を提供できる。
請求項5においては、
天面は、中央部に窪みを有しており、火炎を収れん可能とする食品炙り用冶具とする。
これにより、請求項1の目的達成とともに、容器に最適な天面を提供できる。
請求項6においては、
炭収容器の中央部に、炭位置決め、炭安定用の手段を備えている食品炙り用冶具とする。
これにより、請求項1の目的達成とともに、容器に最適な炭収容器を提供できる。
本考案の第一実施例における食品炙り用冶具を示す全体の斜視図 本考案の第一実施例における食品炙り用冶具のセッティング方法を示す図 天面を使用し、蓋より火炎を噴射し、食品に炙り加工を施している図 本考案の第二実施例における食品炙り用冶具を示す蓋を開いた全体の斜視図 本考案の第二実施例における食品炙り用冶具を示す全体の斜視図 本考案の第三実施例における食品炙り用冶具を示す全体の分解斜視図
以下、本考案の一実施例を説明するが、好ましい一例であり、この説明とか図面に限定されず、本考案の考えと、概念が符合するものは、本考案の範疇である。
図1に本考案の食品炙り用冶具Aの第一実施例を示す。食品炙り用冶具Aは、開閉型の容器であり、例えば、炭5を収容できる空間を有した網体、図示しないが孔付き器(以下、網体とする)等からなる炭収容器1と、この炭収容器1の開口部に、例えば、隙間なく合致する網体、図示しないが孔付き器(以下、網体とする)等からなる蓋2と、蓋2、及び/又は炭収容器1に付帯する取手3と、炭収容器1と蓋2を固定する留め具6から構成される。
炭収容器1と蓋2は、炭5を効率的に燃焼させることができる網体で、バーベキューの焼き網として使用されるステンレス、鉄、またはその他の鋼材等からなり、耐火性・耐熱性を備える軽量素材、かつ熱伝導率が高い素材が望ましい。蓋2に付帯する取手3は木質等、炙り作業中に熱くなく安定して把持できる素材が望ましい。
使用する炭は、バーベキュー用の木炭等であり、一つまたは複数の孔5aが開けられた成形炭が好ましいが限定されない。
本考案の食品炙り用冶具Aの使用方法について述べる。図2と図3に示す如く、炭収容器1に、適当な大きさの炭5を、孔5aが上向きに開口するように収容し、その後、蓋2を被せる。このとき、図示しないが、炭収容器1の底面101の内側中央部に突起や窪み等の手段を設けて、炭5の位置決めや炭5の安定性を確保すると、炙り加工中の炭5の転倒を防ぐことができ、素早く、効率的に作業ができる。そして炭収容器1と蓋2を留め具6で固定する。留め具6は、耐火性・耐熱性を有する素材からなり、かつ取外しが簡易的な針金等であり、少なくとも2か所を固定すると良いが、固定場所や固定数は限定されない。
炙り加工を施す刺身や肉等の食品10は、耐火性・耐熱性を有する皿等に並べておく。上述の通りセッティングした食品炙り用冶具Aを食品10の適所、例えば、上方で持ち、容器の蓋2の天面100上から、炭収容器1の底面101に向かって噴射し、食品10に向けてガスバーナーの火炎で炙り加工を施す。火炎は炭5の孔5aを通過して食品10に達し、この食品10を炙るため、炭5の遠赤外線効果により食品10表面を均一に素早く焼き上げて硬化させることができ、例えば、食品10内部の旨味や水分を閉じ込めることができる。さらに、炭の香りによりガス臭が食品10に付着することを防ぐことができる。
蓋2は中央部に向かって窪んでいる天面100を有する。これにより、ガスバーナーの火炎を炭収容器1の中央部、即ち炭5と、炭5の孔5aに向けて収れん可能となることで、より効率的に炙り作業を行い、かつ炭の香りを付着させる食品10の炙り加工ができる。
図4に示す本考案の第二実施例では、炙り用冶具Aは炭収容部分と蓋部分が一体的な、蓋一体型とする。取手9−1と取手9−2はそれぞれ蓋2と炭収容器1に付帯し、蓋2を閉じた際に一体的な取手となる。これにより、炙り加工を施しているときに、より安定して炙り冶具Aを把持することができる。さらに、蓋2を外して置いておくスペースが要らないため、炭を出し入れする作業をスムーズに、かつ安全に行うことができる。この第二実施例おいては、蓋2を上下方向に開閉するようにしたが、スライド式等、開閉方法は限定されない。
尚、図示しないが、取手9は、炭収容器1、又は蓋2のみの例も有り得る。止め具6とか、嵌合方式等を利用することが望ましい。
図5に示す本考案の第三実施例では、炙り用冶具Aは炭収容器1と蓋2が別体の構造で、取手9−1と取手9−2はそれぞれ蓋2と炭収容器1に付帯し、蓋2を閉じた際に一体的な取手となる構造を有する。これにより、炙り加工を施しているときに、より安定して炙り冶具Aを把持することができるため、別体構造でずれやすい蓋2の固定と、さらに炙り用冶具Aの持ちやすさが可能となる。尚、図示しないが、取手9は、炭収容器1、又は蓋2のみの例も有り得る。止め具6とか、嵌合方式等を利用することが望ましい。
本考案の第一及び第三実施例では炭収容器1を円柱形状とし、第二実施例では立方体形状としているが、炭5を収容できる空間を有していれば、炭収容器1の形状は任意の形状でよい。また、炙り用冶具Aは、網体からなる実施例を示しているが、蓋2の天面100と炭収容器1の底面101が網体であればよく、炭収容器1の側面102は、空気取入れ孔を複数個設けていれば良い(図示しない)。取手3は炭収容器1のみ、又は炭収容器1と蓋2の両方に付帯していても良い。
本考案によれば、炭の火起こしが不必要であるため、いつでもどこでも手軽に食品の炙り加工を行うことができる上、炙り加工を施した食品には、炭の香りが施され、風味、旨味がよくなる。また、桜やリンゴ等の燻製用の木のチップを下に敷いて香り付けしてもよい。
以上で説明した実施例の一例は、好ましい各例を示したものであり、同様な効果と特徴を有する他の構造、手段は、本考案の範疇である。
1 炭収容器
100 天面
101 底面
102 側面
2 蓋
3 取手
5 炭
5a 孔
6 留め具
7 ガスバーナー
9−1、9−2 取手
10 食品
A 炙り用冶具

Claims (6)

  1. 開閉型の容器と、
    この容器に設けた取手と、
    でなり、
    前記容器内に炭を収容し、前記取手で、この容器を保持した状態で、この容器の適所より、ガスバーナーの火炎を、前記炭に噴射可能としたことを特徴とする食品炙り用冶具。
  2. 前記容器は、炭収容器と、この炭収容器に載荷された天面で構成し、前記炭収容器、及び/又は前記天面、に空気通過用の孔を備えたることを特徴とする請求項1に記載の食品炙り用冶具。
  3. 前記取手は、前記炭収容器、及び/又は前記天面、に備えることを特徴とする請求項1に記載の食品炙り用冶具。
  4. 前記炭収容器、及び/又は前記天面、が網体でなることを特徴とする請求項1に記載の食品炙り用冶具。
  5. 前記天面は、中央部に窪みを有しており、前記火炎を収れん可能とすることを特徴とする請求項1に記載の食品炙り用冶具。
  6. 前記炭収容器の中央部に、炭位置決め、炭安定用の手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の食品炙り用冶具。
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