JP3227351U - ゴルフクラブヘッドおよびゴルフクラブセット組 - Google Patents

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Abstract

【課題】最適な重心位置が得られるゴルフクラブヘッド、及びゴルフクラブヘッドセットを提供する。【解決手段】共鍛造されたアイアンタイプのゴルフクラブであって、打撃フェースを含み第1の材料から製造される本体部分202と、本体部分内に包まれる、第2の材料から製造される少なくとも1つのウエイト調整部分215とを有し、少なくとも1つのウエイト調整部分は、他の結合操作を行うことなしに、本体部分内にモノリシックに包み込まれる。多材料ゴルフクラブヘッドの鍛造プロセスの前にすでに2つ以上の材料を含み、機械加工、溶接、カシメ、接着、その他の事後的な製造操作を必要としないプレフォームビレットから製造される。このゴルフクラブヘッドを使用して、全体を通してより有利な重心位置を有するゴルフクラブヘッドのセットを作成できる。【選択図】図2D

Description

この考案は、全般的には、2またはそれ以上の材料から製造される共鍛造ゴルフクラブヘッドおよびそのようなゴルフクラブヘッドを製造する方法に関する。より具体的には、この考案は、実際の鍛造工程の前に2またはそれ以上の材料をすでに含む事前形成された鋼片(ビレット)からアイアンタイプのゴルフクラブヘッドを形成し、もって機械加工、溶接、ロウ付け、接着等の事後製造工程を何ら必要とすることのない多材料ゴルフクラブヘッドをもたらすことに関する。
ゴルフは難しい。平均的なゴルファーがゴルフクラブをスイングするとき、そのゴルフクラブスイングは劇的な変動があり、この結果、多くが、芯からはずれた打撃となり、真ん中に当たったときと較べると減殺したパーフォーマンスにしかならない。しかしながら、この顕著に困難なゲームをより楽しいものにするための試みとして、ゴルフクラブ設計者は、完璧なゴルフスイングに較べようがない厳しい現実を緩和するユニークなゴルフクラブデザインを工夫してきた。
1つの初期の例において、米国特許第4,523,759号(イガラシ)は周囲に重み付けされた空洞のゴルフアイアンを開示し、これは、発泡コアを具備し、実行打撃領域をモーメントの中心へと位置づけ、ゴルフゲームをより容易にすることに役立つように試みるものである。ゴルフクラブの重量を周囲に分散することにより、ゴルフクラブヘッドの慣性モーメント(MOI)を増大させることができ、ゴルフクラブヘッドがゴルフボールと衝突するときにゴルフクラブヘッドが好ましくなくツイストすることを抑制する。
米国特許第4,809,977号(Doran等)は、ゴルフクラブヘッドのヒールおよびトウ部分に付加的な重量を配置してゴルフクラブヘッドの慣性モーメントを大きくさせる試みの他の例を示す。このようにトウおよびヒール重み付けにより実現可能な慣性モーメントの増大は、ゴルフクラブがヒールおよびトウ方向にツイストするのも抑制でき、これにより、意図した起動からゴルフボールが外れていくという好ましくない結果も緩和される。
平均的なゴルファーのためにゴルフクラブの寛容性および競技性を向上させるという当初の試みは見事であるけれども、種々の材料をゴルフクラブヘッドの種々の部分に採用することにより実現可能な顕著な寛容性の利点は利用されていない。一例において、米国特許第5,885,170号(タケダ)は、複数材料を使用して質量特性をより顕著に調整する利点を説明する。より具体的には、米国特許第5,885,170号は、1つの材料から形成されたフェースを具備する本体を教示し、ここではホーゼルはヘッド本体の比重と異なる比重を伴う他の材料から形成される。米国特許第6,434,811号(Helmstetter等)は、複数の材料を使用してゴルフクラブヘッドの性能を改善することを教示し、ここでは、ゴルフクラブヘッド全体が形成された後に組み込まれる重み付けシステムをゴルフクラブヘッドに提供する。
より最近では、ゴルフクラブヘッドに複数材料を組み込む際の改良も、異なる特性を伴う多くの複数の材料を、ゴルフクラブヘッド中にキャビティを機械加工して組み込むことで、顕著に、成熟している。より具体的には、米国特許第7,938,739号(Cole等)は、ゴルフクラブヘッドに一体のキャビティを具備するゴルフクラブヘッドを開示し、ここでは、キャビティはヒール領域からトウ領域に伸び、これが、ゴルフクラブヘッドのバックファースの下側部分に沿って伸び、打撃フェースとほぼ平行して延び、ゴルフクラブヘッドをヒール領域およびトウ領域の間で二分割する中心線のまわりでほぼ対称となる。
しかしながら、本体が完成した後に複数材料を導入するので、異なる材料の間のインターフェースの精度が、潜在的に、ゴルフクラブヘッドのフィーリングを変えてしまうという好ましくない副作用をもたらすかもしれない。米国特許第6,095,931号(Hettinger等)は、複数の異なる部品を使用することによりフィーリングを犠牲にするという、具体的に好ましくない、副作用があることを見いだしている。米国特許第6,095,931号は、ゴルフクラブヘッドと、打撃前面セクションを有する主本体部分との間に隔離層を設けてこの問題に対処する。
米国特許第7,828,674号(クボタ)は、この問題の深刻さを認識し、粘弾性要素を具備する空洞ゴルフクラブヘッドは上手なゴルファーに対して軽量で空洞であるというフィーリングを与え、このため上手なゴルファーはこのようなゴルフクラブを好まないと述べている。米国特許第7,828,674号は、このような多材料ゴルフクラブの不備を、マグネシウムブロックをメタルのみで形成されたリセス中に埋め込み、またはプレスフィットして一体化し、金属カバーで被覆することにより対処している。
先の試みはすべてゴルフクラブヘッドの性能を改善させ、ゴルフクラブヘッドのフィーリングにおける犠牲を最小化しようとするものであるけれども、すべての手法は、二次的な材料を一体化させるためにクラブヘッド中にキャビティおよびリセスを形成するための、顕著な量の事後製造操作を必要とする。このようなタイプの二次的な操作は高価であるだけでなく、種々な部品間の厳密な許容誤差を維持できるようにする性能の限界故に、一体に形成されるゴルフクラブヘッドに関連するソリッドなフィーリングの維持が顕著に難しくなる。
したがって、以上から理解できるように、慣用的なゴルフクラブヘッドに関連するフィーリングを犠牲にすることなくより寛容性のあるゴルフクラブヘッドを製造するためのすべての開発行為にもかかわらず、悪いフィーリングを引き起こす深刻な後製造機械加工を利用することなくそのようなクラブを製造する事は、現時点では実現できない。
米国特許第4,523,759号明細書 米国特許第4,809,977号明細書 米国特許第5,885,170号明細書 米国特許第6,434,811号明細書 米国特許第7,938,739号明細書 米国特許第6,095,931号明細書 米国特許第7,828,674号明細書
この考案の第1の側面は、打撃フェースを含み第1の材料から製造される本体部分と、上記本体部分内に包まれる、第2の材料から製造される少なくとも1つのウエイト調整部分とを有し、上記少なくとも1つのウエイト調整部分は、どのような他の結合操作を行うことなしに、上記本体部分内にモノリシックに包み込まれる鍛造ゴルフクラブヘッドである。
この考案の他の側面は、ゴルフクラブヘッドを鍛造する方法であって、第1の材料から製造される筒状のビレットを形成するステップと、上記筒状のビレット内に1または複数のキャビティを機械加工して形成するステップと、上記1または複数のキャビティを第2の材料で部分的に充填してウエイト調整部分を形成するステップと、上記1または複数のキャビティの残りの容積を上記第1の材料で充填して上記ウエイト調整部分を包み込むステップと、上記筒状のビレットを鍛造して上記ゴルフクラブヘッドの本体部分を形成するステップとを有し、上記本体部分が上記ウエイト調整部分を、どのような他の結合操作を行うことなしに、上記本体部分内にモノリシックに包み上記ゴルフクラブヘッドを鍛造する方法である。
この考案の他の側面は、打撃フェースを含み第1の材料から製造される本体部分と、上記本体部分内に包まれる、第2の材料から製造される少なくとも1つのウエイト調整部分とを有し、上記少なくとも1つのウエイト調整部分は、どのような他の結合操作を行うことなしに、上記本体部分内にモノリシックに包み込まれる鍛造ゴルフクラブヘッドである。上記第1の材料は第1の鍛造温度で第1の流動応力を伴い、上記第2の材料は第2の鍛造温度で第2の流動応力を伴い、上記第1の流動応力および上記第2の流動応力は相互に実質的に類似であり、上記第1の鍛造温度および上記第2の鍛造温度は相互に実質的に類似であり、上記第1の材料は第1の熱膨張係数を伴い、上記第2の材料は第2の熱膨張係数を伴い、上記第1の熱膨張係数は上記第2の熱膨張係数より大きいか等しい。
この考案のさらに他の側面において、鍛造ゴルフクラブヘッドは、第1の材料から製造され、1つのフェースキャビティおよび少なくとも1つのウエイトキャビティを具備する本体部分と、第2の材料から製造され、上記ウエイトキャビティ内に包まれる、少なくとも1つの高密度ウエイト調整部分と、第3の材料から製造され、上記フェースキャビティ内に包まれる、軽量ウエイト調整部分と、上記第1の材料から製造され上記フェースキャビティをカバーするように適合化された打撃フェースインサートとを有し、上記軽量ウエイト調整部分は、さらに、複数の2またはそれ以上のカットアウトを有し、上記高密度ウエイト調整部分は上記ウエイトキャビティ中にモノリシックに包まれる。
この考案の他の側面において、上記複数の2またはそれ以上のカットアウトは円形形状をしており、当該円形形状の直径は約1.0mmから約3.0mmである。
この考案の他の側面において、上記複数の2またはそれ以上のカットアウトは少なくとも部分的にポリマーで充填されて良い。
この考案のさらに他の側面において、ゴルフクラブヘッドを鍛造する方法は、ゴルフクラブヘッドの本体部分を形成するために、まず、円筒形のビレットを予備鍛造し、ゴルフクラブヘッドの本体部分がフェースキャビティと、少なくとも1つのウエイトキャビティとを含む。予備鍛造が行われると、少なくとも1つのウエイトキャビティは第2の材料で少なくとも部分的に充填されて高密度ウエイト調整部分を形成し、フェースキャビティは第3の材料で少なくとも部分的に充填されて軽量ウエイト調整部分を形成する。次に、キャップが設けられて高密度ウエイト調整部分を少なくとも部分的に包み、打撃フェースインサートが設けられて軽量ウエイト調整部分を覆う。最後に、高密度ウエイト調整部分および軽量ウエイト調整部分を含む本体部分を後処理鍛造して、後処理鍛造プロセスが打撃フェースインサートの内面を変形させて複数の2つ以上のカットアウトへ入り込ませる。
この考案の他の側面において、上記フェースキャビティおよび上記少なくとも1つのウエイトキャビティのいずれもが上記ゴルフクラブヘッドの前面部分に向けて開口を有し、上記打撃フェースインサートが上記フェースキャビティおよび上記少なくとも1つのウエイトキャビティのすべてを完全にカバーするようになっている。
この考案の他の側面において、上記軽量ウエイト調整部分は、さらに、複数の2またはそれ以上のカットアウトを有し、上記複数の2またはそれ以上のカットアウトは抜き勾配を形成して皿穴を形成する。
この考案の他の側面において、複数の2またはそれ以上のゴルフクラブヘッドからなるゴルフクラブヘッド組は、第1のゴルフクラブヘッドであって、第1のロフト、第1のバウンス角度、および当該第1のゴルフクラブヘッドのリーディングエッジからの第1のCG高さ位置を有する上記第1のゴルフクラブヘッドと、第2のゴルフクラブヘッドであって、第2のロフト、第2のバウンス角度、および当該第2のゴルフクラブヘッドのリーディングエッジからの第2のCG高さ位置を有する上記第2のゴルフクラブヘッドとを有し、上記第1のロフトが上記第2のロフトと実質的に同一であれば、上記リーディングエッジからの上記第1のCG高さ位置が上記リーディングエッジからの上記第2のCG高さ位置と同一である。
この考案のこれらの、または他の特徴、側面、および利点は以下の図面、説明および実用新案登録請求の範囲を参照して理解されるであろう。
この考案の、先の、または他の特徴および利点は、添付図面において図説される、この考案の以下の説明から明らかであろう。添付図面はここに組み入れて明細書の一部を構成し、この考案の原理を説明するのに役立ち、同業者がこの考案を実施することを可能にする。
この考案の事例的な実施例に従う共鍛造ゴルフクラブヘッドの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッドを製造するために用いられるプレフォームのビレットの斜視図である。 この考案の他の代替的な実施例に従う複数ステップ共鍛造方法を用いて製造されたゴルフクラブヘッドの分解背面斜視図である。 この考案の他の代替的な実施例に従う複数ステップ共鍛造方法を用いて製造されたゴルフクラブヘッドの分解正面斜視図である。 この考案の代替的な実施例に従ってゴルフクラブヘッドを製造するために複数ステップ共鍛造方法において使用されるプレフォームビレットを示す図である。 この考案の代替的な実施例に従う複数のステップ共鍛造プロセスの1つのステップにおける曲がったプレフォームビレットを示す図である。 この考案の代替的な実施例に従う複数のステップ共鍛造プロセスの1つのステップにおけるゴルフクラブヘッドの背面斜視図である。 この考案の代替的な実施例に従う複数のステップ共鍛造プロセスの1つのステップにおけるゴルフクラブヘッドの正面斜視図である。 この考案の代替的な実施例に従う複数のステップ共鍛造プロセスの1つのステップにおけるゴルフクラブヘッドの背面斜視図である。 この考案の代替的な実施例に従う複数のステップ共鍛造プロセスの1つのステップにおけるゴルフクラブヘッドの正面斜視図である。 この考案の代替的な実施例に従う複数のステップ共鍛造プロセスの1つのステップにおけるゴルフクラブヘッドの背面斜視図である。 この考案の代替的な実施例に従う複数のステップ共鍛造プロセスの1つのステップにおけるゴルフクラブヘッドの正面斜視図である。 この考案の代替的な実施例に従う複数のステップ共鍛造プロセスの1つのステップにおけるゴルフクラブヘッドの背面斜視図である。 この考案の代替的な実施例に従う複数のステップ共鍛造プロセスの1つのステップにおけるゴルフクラブヘッドの正面斜視図である。 この考案の代替的な実施例に従う複数のステップ共鍛造プロセスの後の完成ゴルフクラブヘッドの背面斜視図である。 この考案の代替的な実施例に従う複数のステップ共鍛造プロセスの後の慣完成したゴルフクラブヘッドの正面斜視図である。 この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの正面図を示す。 打撃フェースを省略してキャビティを示す、この考案の代替の実施例によるゴルフクラブヘッドの正面図を示す。 この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの斜視分解図である。 この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの背面図を示す。 この考案の別の実施例によるゴルフクラブヘッドのトウ側分解図である。 この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドのヒール側分解図である。 この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。 この考案の別の実施例によるゴルフクラブヘッドの別の分解斜視図である。 断面線A−A'を示す、この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの正面図である。 この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの断面図である。 この考案の別の実施例によるゴルフクラブヘッドの拡大断面図である。 この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの分解正面斜視図である。 この考案の別の実施例によるゴルフクラブヘッドの分解背面図である。 この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの断面図である。 この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの円形領域Aによって示されるような拡大断面図である。 この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの円形領域Aによって示されるような拡大断面図である。 この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの円形領域Aによって示されるような拡大断面図である。 この考案の別の実施例によるゴルフクラブヘッドの円形領域Aによって示される拡大断面図である。 この考案の代替の実施例によるゴルフクラブヘッドの円形領域Aによって示されるような拡大断面図を示す この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッドの円形領域Aによって示されるような拡大断面図である。 この考案の更に別の実施例によるゴルフクラブヘッドの断面図である。 この考案のさらに別の実施例によるゴルフクラブヘッドの断面図である。 この考案による異なるロフトおよびバウンスを有する一組のゴルフクラブヘッドの重心(CG)位置のグラフである。 この考案の代替的な実施例に従う種々のロフトおよびバウンスを具備する一組のゴルフクラブの重心(CG)のグラフ表示を示す図である。 この考案の代替的な実施例に従う種々のロフトおよびバウンスを具備する一組のゴルフクラブを並べて比較する図である。 この考案の他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの分解ソール斜視図を示す。 この考案の当該他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 この考案の当該他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドのトウを従来のゴルフクラブヘッドのトウと比較して示す図である。 この考案のさらに他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの分解ソール斜視図を示す。 この考案の当該さらに他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの断面図を示す。 この考案の当該他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドの前面を示す図である。 この考案の当該さらに他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッドのトウを従来のゴルフクラブヘッドのトウと比較して示す図である。 一組のゴルフクラブヘッドの重心(CG)位置を従来のゴルフクラブヘッドと比較して示すグラフである。
以下の詳細な説明は、この考案を現状で最も良く考えられた態様で実現するものである。この記載は限定的な意図で把握されるのでなく、単に、この考案の全体的な原理を説明する目的でなされ、この考案の範囲は添付の実用新案登録請求の範囲の記載により最も良く規定される。
以下の説明される種々の考案の特徴は、各々、相互に独立して採用でき、また他の特徴と組みあわされて採用できる。ただし、いずれの1つの考案の特徴も上述した問題のいずれかまたはすべてに対処するものでなくともよく、上述した問題の1つに対処するものであってもよい。さらに上述の問題の1つまたはそれ以上が以下で説明されるいずれの特徴によっても充分に対処されなくとも良い。
添付図面の図1は、この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッド100の斜視図を示す。図1に示されるゴルフクラブヘッド100は、全般的には本体部分102およびホーゼル部分104を有してよく、この本体部分102は、複数の個々に識別可能な要素、例えば、トップライン部分106、ソール部分108、ヒール部分110、およびトウ部分112を具備する。この考案の事例的な実施例に従うゴルフクラブヘッド100は、少なくとも1つのウエイト調整部分を全体的に有して良く、このウエイト調整部分はゴルフクラブヘッド100の本体部分102中に包まれる。好ましい実施例において、ウエイト調整部分は本体部分102中にモノリシックに包み込まれ、この考案の範囲および内容を逸脱しない範囲でウエイト調整部分が本体部分102内に確実に固着されるようになっていてよい。ウエイト調整部分はゴルフクラブヘッド100の本体部分102内にモノリシックに包まれるので、添付図面の図1においては、ウエイトを見ることができない。しかしながら、これらのウエイト調整部分は後の図面において、異なる見方が滞京されるときに示されることになる。
後続の図面に進む前に、このゴルフクラブヘッド100は1つの鍛造プロセスを利用して形成され、ウエイトはそのような事後仕上げ機械加工操作を伴うことなしに組み込まれることを強調することは重要である。これは実現する上で重要な相違である。なぜならば、モノリシックにウエイト調整部分を包み込むという同一の効果は、代替的な製造プロセス、例えば鋳造を用いて実現することは困難であるからである。この出願において、「モノリシックな包み込み」は、全般的には、特定の内部部品が個別の外部部品の内部に、完成品において結合部またはつなぎ目を伴うことなく配置されることとして定義されてよい。この考案との関連では、ウエイト調整部分がゴルフクラブヘッド100の本体部分102内に「モノリシックに包まれる」とは、全般的には、ウエイト調整部分がゴルフクラブヘッド100の本体部分102の内部に、一般的には事後製造プロセス例えばミリング、溶接、ロウ付け、接着、カシメを必要とする、結合部またはつなぎ目を伴うことなく配置されることとして定義されて良い。
また、この考案のこの定義において、「モノリシックに包まれる」ウエイトは、この考案の範囲および内容から逸脱することなくウエイト調整部分の存在を図説するために完成品において内部ウエイトが露出している所定の側面を潜在的に有することに留意すべきである。より具体的には、「モノリシックに包み込まれる」ということは最終製品を上述のように製造するために用いる手法を指し、必ずしもウエイト調整部分の視覚的な遮蔽に限定されなくてよい。
図2A〜2Dは、この考案の事例的な実施例に従う共鍛造ゴルフクラブヘッド200を製造するのに用いる手法を図説する。より具体的には、図2A〜2Dは、基礎的なビレット201の形状からゴルフクラブヘッド200の最終製品へとゴルフクラブヘッドを鍛造する際に行われるステップを示す。
図2Aは、この考案の事例的な実施例に従うプレフォームのビレット201を示す。図2Aから理解できるように、プレフォームのビレット201は全般的には第1の材料から製造された筒状の棒体として開始され、これはゴルフクラブヘッド200の鍛造では一般的である。ゴルフクラブヘッド200の本体部分202内にモノリシックに包み込まれることができるウエイト調整部分215を形成するために、1または複数のキャビティ216がプレフォームのビレット201内に機械加工される。図2Aに示されるこの事例的な実施例において、2つのキャビティ216がプレフォームのビレット201の末端部に機械加工される。キャビティ216のプレフォームのビレット201内の位置および幾何形状は重要である。なぜならば、これは鍛造後のゴルフクラブヘッド200におけるウエイト調整部分215の最終的な位置に直接に関係するからである。
図2Bに移ると、キャビティ216がマシン加工されると、キャビティ216が、第1の材料の密度と異なる密度の第2の材料によって充填されウエイト調整部分215を形成することが理解できる。先の検討と同様に、ウエイト調整部分215の位置、寸法、および形状はキャビティ216の位置、寸法および形状と同様に厳密である、なぜならば、プレフォームのビレット201内のウエイト調整部分215はゴルフクラブヘッド内のウエイト調整部分215の最終はいちいちと関連するからである。
最後に、図2Cは、プレフォームのビレット201の最終段階を示し、キャビティ216の残りの容積が第1の材料で充填され、伝統的な連結方法、例えば、溶接、ロウ付け、およびカシメにより封止される。キャビティ216が封止されるので、ウエイト調整部分215はプレフォームのビレット201内にモノリシックに包まれることになり、鍛造プロセスの終了後には、同位置のウエイト調整部分215がゴルフクラブヘッド200の本体部分202内にモノリシックに包まれることになる。キャビティ216が充填された後には、プレフォームのビレット201に対してゴルフクラブヘッド200の鍛造に関連する通常の鍛造プロセスが施される。この考案を理解する上でゴルフクラブヘッド200の鍛造に関連する基本ステップは重要であるけれども、それは比較的古くて確立した技術であり、この出願では詳細に説明したに。ウエイト調整部分をモノリシックに筒も無い基本的なゴルフクラブヘッドの鍛造に関連するステップに関するより多くの情報は、米国特許第3,825,991号(Cornell)、および米国特許第6,666,779号(イワタ等)に見出すことができ、これらの開示内容は参照してここに組み入れる。
ここに組み入れて参照した、ゴルフクラブの鍛造に関するさきの検討は、現実の鍛造プロセスを記述する上で良好であるけれども、鍛造プロセスにおいて2つの異なる材料が関連する、この考案の共鍛造プロセスに関する付加的な課題については言及していない。より具体的には、ウエイト調整部分215は、プレフォームのビレット201の残りの部分を形成するのに用いる第1の材料と異なって良い第2の材料から製造されるので、異なる材料が一緒に鍛造されてゴルフクラブヘッド200が形成されることを確実にするために特別な配慮が必要である。したがって、一緒に共鍛造が可能な付着性のある2つの材料を選択するために、第1の材料および第2の材料は、一般的には、流動応力および膨張係数に関する特別な材料特性要件をもってよい。2つの材料が鍛造において一貫性をもって柔軟性の材料特性を同一にすることが最優先であるけれども、同一の材料を使用すると、この考案の基本で要求されるウエイト調整の利点を何ら実現しなくなる。
第1に、金属材料が一緒に共鍛造できる能力を保持するためには、各材料の流動応力が適切に考慮される必要がある。材料の流動応力は一般的には材料を継続して変形させる(すなわち金属を流し続ける)ために必要な応力の瞬間値として定義され、2つの異なる材料から付着性のある鍛造部品を形成するには、それら材料が、鍛造プロセスの応力が加わったときに、比較的同一の速度で流れる必要がある。材料の流動応力は一般的には降伏応力の関数であることが知られており、材料の流動応力は一般的には下記の式(1)にまとめられて良い。
=Ke 式(1)
ただし、Y=流動応力(MPa)
K=歪み係数(MPa)
N=歪み硬化指数(Strain Hardening Exponent)
先の式に加えて、材料の流動応力は真空で把握されるものではなく、むしろ、材料の鍛造温度に左右されることを述べることも重要である。したがって、この考案の事例的な実施例において、第1の材料の第1の鍛造温度における第1の流動応力は、第2の材料の第2の鍛造温度における第2の流動応力に実質的に類似であるが同一ではなく、ここで、第1の鍛造温度と第2の鍛造温度は実質的に類似である。より具体的には、より詳細な実施例において、第1の材料は1025スチールであってよく、これは約1200°Cの鍛造温度で約10ksi(キロポンド平方インチ)の第1の流動応力を伴い、他方、第2の材料はニオブ材料であってよく、これは約1100°Cの鍛造温度で約12ksiの流動応力を伴う、
この考案の上述した事例的な実施例においては第1の材料は1025スチールであってよく、第2の材料はニオブ材料であってよいけれども、類似の鍛造温度で類似の流体応力を伴う限り、種々の他の材料を、この考案の範囲および内容から逸脱しない範囲で、採用してもよい。代替的に言及すると、第2の流動応力が第1の流動応力に較べ20%大またはそれ以下、または20%小かまたはそれ以上であれば、任意の2つの材料をこの共鍛造プロセスに使用して良い。
さきに述べたように、流動応力の他に、第1の材料および第2の材料の熱膨張係数も、2つの個別の材料の適切な共鍛造には重要である。より具体的には、第1の材料の第1の熱膨張係数は一般的には第2の材料の第2の熱膨張係数より大きいか、少なくとも同一である必要があってよい。熱膨張係数は鍛造後の材料の収縮にも関連するので、第2の材料をモノリシックに包み込む第1の材料の熱膨張係数は、両材料の界面部分にギャップが形成されないようにするために、より大きいことが重要である。この考案のより詳細な実施例において、第1の材料は1025スチールでよく、その熱膨張係数は約8.0μin/in°Fであり、他方、第2の材料はニオブであり、その第2の熱膨張係数は約3.94μin/in°Fである。
先の事例的な実施例においては第2の熱膨張係数は第1の熱膨張係数より小さいけれども、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、両値を同一として2つの材料が完全に係合するようにしてよい。実際、この考案の1つの事例的な実施例において、第1の材料と第2の材料とが同一の熱膨張係数を持つことが好ましい。なぜならば、外側材料が内側材料に対して過剰に収縮すると両材料の界面部分に付加的な応力を潜在的に形成するからである。
代替的には、異なるウエイト付け特性を実現する試みとして、第2の材料を6−4チタン材料から製造してウエイトウエイト調整部分215の重量を減少させることができる。チタン材料は一般的に約1100°Cの鍛造温度で約10ksiの流動応力を伴い、約6.1μin/in°Fの熱膨張係数を伴う。
ここで、鍛造プロセス、および異なる材料の共鍛造プロセスに関連する考慮点を説明したが、添付図面の図2Dは上述の共鍛造プロセスを用いて形成された完成品のゴルフクラブヘッド200の斜視図を示し、ゴルフクラブヘッド200は少なくとも1つのウエイト調整部分215を本体部分202内にモノリシックに包む。より具体的には、この考案のこの事例的な実施例において、ウエイト調整部分215はゴルフクラブヘッド200のヒール部分210およびトウ部分212の近くに配置される。ウエイト調整部分をヒール部分210およびトウ部分212の近くに配置することにより、何ら二次的な付加操作を伴うことなしに、ゴルフクラブヘッド200の慣性モーメント(MOI)を増加させることができ、これによりゴルフボールの衝撃時のフィーリングを一貫的にすることができる。
この考案の異なる実施例について検討する前に、ゴルフクラブヘッド200の本体部分202内のウエイト調整部分215の正確な位置は個々のゴルフクラブヘッドごとに異なり、これはこの考案の共鍛造プロセスが異なる材料を用いることの結果であることに留意することは重要である。より具体的には、個々のゴルフクラブヘッド200ごとにウエイト調整部分215の正確な位置は異なって良い。なぜならば、第1の材料および第2の材料の流動応力がウエイト調整部分215の最終位置を決定するのに作用するからである。この点に加え、ゴルフクラブヘッド200のウエイト調整部分215と本体部分202との間の界面は一般的には不規則な界面であって良く、この境界のぎざぎざが全体のゴルフクラブヘッド200が共鍛造されたことを示す。これは、事後的な機械加工の第2の操作、例えば、ミリング、ドリル開けにより形成された、一般的に2つの異なる材料の間にきれいな分岐線を伴う、キャビティと劇的に異なる。
添付図面の図3A〜3Dはこの考案の代替的な実施例を示し、ここでは、2つの個別のウエイト調整部分314および315がプレフォームのビレット301の異なる部分に配置されて、異なる性能基準を伴うゴルフクラブヘッド300を形成する。より具体的には、図3Dに示されるゴルフクラブヘッド300はゴルフクラブヘッド300のトップライン部分306の近くに軽量ウエイト調整部分314を具備し、ゴルフクラブヘッド300のソール部分308の近くに重量ウエイト調整部分315を具備してゴルフクラブヘッド300の重心(CG)を下方にシフトさせこの考案のゴルフクラブヘッド300の打ち上げおよびスピン特性を支援してよい。
図3A〜3Cは、先の場合と同様に、この考案のゴルフクラブヘッド300の製造プロセスを示し、これはプレフォームビレット301から開始される。より具体的には、図3Aはこの考案の事例的な実施例に従うプレフォームのビレット301の斜視図を示し、ここでは、複数のキャビティ316がビレット301内で先着的な位置でドリル穴あけされる。この事例的な実施例においては、複数のキャビティ316はプレフォームのビレット301の端部の各々に替えて、そのトップ部分および底部部分の近くでドリル穴明されることに留意されたい。なぜならば、この特定の実施例は、ゴルフクラブヘッド300のトップライン部分306から重量を除去し、これをゴルフクラブヘッド300のソール部分308に移動させることにより、ゴルフクラブヘッド300のCGを下方に移動させることに焦点が当たられているからである。
添付図面の図3Bは、図3Aにおいて形成されたキャビティ316の内部に配される2つのウエイト調整部分314および315を示す。CGの位置を下がることが望まれるときには一般的にゴルフクラブヘッド300のトップ部分の近くの重量を最小化することが望ましいけれども、頂部のキャビティ316はこの考案のこの実施例において完全にブランクのままに残すことはできない。なぜならば、プレフォームのビレット301の全体は実際にはゴルフクラブヘッド300の形状へと鍛造され、どのような空っぽのキャビティ316も壊れてしまうからである。したがって、この考案のこの事例的な実施例においては、トップのキャビティ316は軽量なウエイト調整部分314で充填されてよく、他方、下方のキャビティ316は重量のウエイト調整部分315によって充填されてよい。軽量のウエイト調整部分314は全般的には第3の密度の第3の材料から形成されて良く、また、重量のウエイト調整部分315は全般的には第2の密度の第2の材料から形成されて良い。この考案の1つの事例的な実施例において、第3の密度は一般的には約7.0g/cc未満であって良く、ここで、第2の密度は一般的には約7.8g/ccより大きくて良く、他方、ゴルフクラブヘッド300の本体部分302を形成するために採用される第1の材料の第1の密度は約7.8g/ccであって良い。
添付図面の図3Cは、プレフォームのビレット201の最終段階を示し、ビレット301は、その内部のキャビティ316内にウエイト調整部分314および315をモノリシックに包み込む。より具体的には、図3Cに示されるプレフォームのビレットの形成には、キャビティ316の残りの容積を第3の材料で充填してウエイト調整部分315および316をプレフォームのビレット301内に包み込むことを含む。先に検討した場合と同様に、プレフォームのビレット301は、その後、鍛造されて、図3Dに示すようにゴルフクラブヘッド300を形成する。ここでは、ウエイト調整部分314および315はゴルフクラブヘッド300の本体部分302内にモノリシックに包まれている。
先に説明した手法と同様に、第1の材料内に形成された第3の材料を共鍛造するためには、第3の材料の第3の流動応力は一般的には第1の材料の第1の流動応力と類似のものでなければならず、第3の材料の第3の熱膨張係数は第1の材料の第1の熱膨張係数より小さくなくてはならない。より具体的には、第3の材料は6−4チタンであってよく、その第3の流動応力は約1100°Cの鍛造温度で約10ksiであり、第3の熱膨張係数は約6.1μin/in°Fである。
図2A〜2Dおよび図3A〜3Dは高MOIおよび低CGをそれぞれ実現するために採用されるこの考案の異なる実施例を示すけれども、これらの特徴はお互いに排他的なものではない。実際、図4A〜4Dに示される他の代替的な実施例において、先に検討した実施例の双方から特徴を取り出して、この考案の範囲および内容から逸脱することなしに、高MOIであるとともに低CGの共鍛造のゴルフクラブヘッドを形成して良い。より具体的には、図4A〜4Dに示すように、ゴルフクラブヘッド400のトップ部分406の近くに軽量のウエイト調整部分414を組み込むとともに、ゴルフクラブヘッド400のトウ部分412およびヒール部分410の近くに2またはそれ以上の重量のあるウエイト調整部分415を組み込み高MOIで低CGのゴルフクラブを形成するステップが必要になる。
添付図面の図5A〜5Dはこの考案の他の代替的な実施例を示し、ここでは、ゴルフクラブヘッド500の本体部分502がモノリシックに包み込まれたウエイト調整部分514を有する。この考案のこの事例的な実施例において、ウエイト調整部分514はサイズが大きく、このため、鍛造プロセスが終了すると、この部分がゴルフクラブヘッド500の本体部分502の大部分と置き換わる。この考案のこの事例的な実施例において、モノリシックに包み込まれるウエイト調整部分514は全般的には第3の密度の第3の材料から製造されて良く、第3の密度はゴルフクラブヘッド500の本体部分502を形成するために使用される第1の材料の第1の密度に較べて顕著に小さく、このため、ゴルフクラブヘッド500の本体部分502から重量を取り除くことができる。ウエイト調整部分514を形成するために採用される軽量の第3の材料は全般的には第1の材料に較べて比較的に柔らかであるので、ウエイト調整部分514をゴルフクラブヘッド500の内部本体内にモノリシックに包み込むことが好ましく、これによりフィーリングを犠牲にすることなく、顕著な重量を節約できる。
より詳細には添付図面の図5Aは先に説明した図面と類似のプレフォームのビレット501を示す。ただし、この事例的な実施例において、キャビティ506は、プレフォームのビレット501自体の内部において顕著に大きい。そして、この大きなキャビティ506はゴルフクラブヘッド500の重量、密度、および全体のフィーリングを調整するためにウエイト調整部分514で充填されて良い。図5Cにおいて、先に説明した場合と同様に、ゴルフクラブヘッド500を製造するために鍛造プロセスを全体のプレフォームのビレット501に行う前に、キャビティ506の残りの容積をオリジナルの第1の材料で充填する。
この事例的な実施例において、ゴルフクラブヘッド500のホーゼル部分504は意図的に慣用的な第1の材料で形成されることが重要である。なぜならば、ウエイト調整部分514を形成するために使用される第2の材料の曲げ特性は一般的にはアイアンタイプのゴルフクラブヘッド500の曲げ要求に適していないからである。より具体的には、ウエイト調整部分514を形成するために使用される第3の材料は軽量の鉄−アルミニウム材料であって良く、これの密度は約7.10g/cc、より好ましくは約7.05g/cc、最も好ましくは約7.00g/ccであり、これは、すべて、この考案の範囲および内容から逸脱しない範囲でなければならない。ただし、多くの他の材料を、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、第3の材料の密度が先に説明した範囲内であれば、ウエイト調整部分514を形成するための第3の材料としても採用してよい。
添付図面の図6は、複数ステップ共鍛造プロセスを利用する、この考案の他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッド600の分解背面斜視図を示す。複数ステップ共鍛造プロセスは図8〜図14において後にその詳細を説明する。この複数ステップ共鍛造プロセスによれば、ゴルフクラブヘッド600の種々の部分の内部において種々のウエイト部材を精度よく配置することができるように改善が図れる。ウエイト部材を精度よく配置できるという点での改善は、複数の異なる材料を一緒に鍛造するという、従来ではそれらの固有の制約により不可能であったことを可能にする扉を開けるのみでなく、ゴルフクラブヘッド600を先に検討したものより性能特性においてより多く改善するということも可能になる。
より具体的には、添付図面の図6は、複数ステップ共鍛造プロセスを用いて形成した共鍛造ゴルフクラブヘッド600を示す。ゴルフクラブヘッド600は、キャビティ616に対応する、ゴルフクラブヘッド600のヒール部分610およびトウ部分612に、より高密度のウエイト調整部分615を具備する。ウエイト調整部分615はつぎにキャップ617と組み合わされて、これらウエイト調整部分615を、共鍛造プロセスの間、ゴルフクラブヘッド600の本体と一体に保持する。現行の事例的なゴルフクラブヘッド600は、複数ステップ共鍛造プロセスを利用して重いウエイト調整部分615を実装し、溶接、ろう付け、カシメ等の後処理仕上げを必要としない点に留意されたい。先に述べたように、そのような共鍛造プロセスを利用する利点は材料の均一性および一貫性であり、これにより、性能およびフィーリングの優越性がもたらされる。上述した利点に加えて、この考案の事例的な実施例によれば、重いウエイト調整部分615をゴルフクラブヘッド600の先端に配置でき、ゴルフクラブヘッド600の重心位置および慣性モーメントをさらに改善できる。
添付図面の図7は、この考案の他の代替的な実施例に従うゴルフクラブヘッド700の分解前面斜視図を示す。より具体的には、ゴルフクラブヘッド700は、複数ステップ鍛造プロセスにおいて、軽量ウエイト調整部分714を、当該ゴルフクラブヘッド700の打撃フェース718の部分の後方において、キャビティ716中に組み込む。この考案の事例的な実施例において、先に検討した高精度の共鍛造プロセスに起因して、軽量ウエイト調整部分714の位置おおび配置はより正確に位置決め可能であり、もって、ゴルフクラブヘッド700の打撃フェース718の部分から重量を削減する機会をもたらす。この複数ステップ共鍛造プロセスを理解するために、図8〜図14が提示され、複数ステップ共鍛造プロセスに関与するステップを詳述する。
添付図面の図8は、先の図2〜図5と類似であり、鍛造ゴルフクラブヘッドを製造するのに使用されるプレフォームビレット801を示す。この鍛造されたビレット801は、つぎに、図9に示すように、L形状に曲げられ、鍛造プロセスを開始する金型のためのビレット901を準備する。図10Aおよび図10Bは、複数ステップ共鍛造プロセスの最初のステップが施されたゴルフクラブヘッド1000の正面図および背面図を示す。この予備的なステップでは、ビレットは、ゴルフクラブヘッド1000の形状と大まかに類似する形状へと鍛造される。実際、この初期段階においても、ゴルフクラブヘッド1000の形状は、すでにホーゼル部分1004、ヒール部分1010、および、トウ部分1012をすでに具備するように見える。図10Aに示すゴルフクラブヘッド1000の背面図では、キャビティ1016の予備的な刻印がゴルフクラブヘッド100のヒール部分1010およびトウ部分1030において見出すことができ、他方、図10Bに示すゴルフクラブヘッド1000の正面図では、キャビティ1016が打撃フェースの近くに見出すことができる。
最初の鍛造プロセスに続けて過剰トリム1030がゴルフクラブヘッド1000から取り除かれて良く、これに続けて、他の大まかな鍛造ステップが行われる。この鍛造ステップにおいて、過剰な材料は金型の範囲の外部に出て、慣用的には「フラッシュ」として知られるものを形成する。このフラッシュ材料は、先に検討したように、個々の複数鍛造ステップの間において切り出され、後のステップにおける金型の付着性を改善させて良い。
2番面の鍛造ステップの結果物は図11Aおよび図11Bに示すことができる。図11Aおよび図11Bから理解できるように、この状態のゴルフクラブヘッド1100は、仕上げられた製品の形状とより似ている形状をとることから始まる。より形状付けられた全体形状に加えて、キャビティ1116の境界および形状もそれぞれの形状をとることから始まる。この2番目のステップに続けて、ゴルフクラブヘッド1100に最終的な鍛造ステップを施す前に、ウエイト調整部分を個別のキャビティ1116に付加して良い。
ゴルフクラブヘッド1100のキャビティ1116とウエイト調整部分との間の関係は図12Aおよび図12Bにより明瞭に示される。ここで、図12Aおよび図12Bにおいて、ゴルフクラブヘッド1200の背面のキャビティ1216にウエイト調整部分1215が充填されて良く、これは、一般的に、ゴルフクラブヘッド1200の本体より大きな密度を有して良い。この高密度のウエイト調整部分1215は、つぎに、ゴルフクラブヘッド1200の本体と類似の材料で製造されたキャップで被覆されて良く、これにより、高密度ウエイト調整部分1215をキャビティ1216内に保持することができる。ゴルフクラブヘッド1200の前面において、キャビティ1216が、ゴルフクラブヘッド1200の本体より密度が小さいウエイト調整部分1214によって充填されて良い。後方側と同様に、このウエイト調整部分1214はキャップによりキャビティ1216内に保持されて良く、これは、打撃フェース1218としても働く機構と似ている。打撃フェース1218は、キャップ1217と同様に、ゴルフクラブヘッド1200の本体と同様の材料から製造されて良い。キャップ1217および打撃フェース1218をゴルフクラブヘッドの本体の残りの部分と同一の材料から製造すると、これら2つの部品をゴルフクラブヘッド1200の本体部分に溶接することが可能となるので、有益である。これら部品をその場所で溶接すると、ウエイト調整部分1215をそれぞれのキャビティに固着でき、その後、最終的な鍛造ステップを行ってこの複数ステップ共鍛造プロセスを完了する。
この考案の代替的な実施例において、キャップ1217は、必ずしも、キャビティ1216およびウエイト調整部分1214を完全に被覆する必要はない。実際、この考案の代替的な実施例において、キャップ1217は、ウエイト調整部分1215がゴルフクラブヘッド1200の本体から分離するのを充分に阻止する程度に、ウエイト調整部分1215を部分的に被覆するだけで良い。
当該プロセスに関与する最終的な鍛造プロセスは、「共鍛造」と考えることができるゴルフクラブヘッド1200を形成し、このゴルフクラブヘッド1200は最後のステップにおいて共に鍛造される2以上の異なる材料を含む。図13Aおよび図13Bは、最終的な共鍛造ステップが終了して後のゴルフクラブヘッド1300の結果物を示す。この状態において、ゴルフクラブヘッド1300が最終的な形状をとり、ウエイト調整部分1316および1314は、今では、それぞれのキャビティ内にモノリシックに、キャップ1317および打撃フェース1318によって封止される。ゴルフクラブヘッド1300はその形態を取るけれども、依然として過剰なフラッシュ1330がゴルフクラブヘッド1300の周囲の回りあり、これはゴルフクラブヘッド1300が最終形態ととる前にトリミングする必要がある。
図14Aおよび図14Bは、この共鍛造プロセスの結果物としての完成したゴルフクラブヘッド1400を示す。図14Aおよび図14Bから理解できるように、過剰なフラッシュ1330がトリミングされ、ゴルフクラブヘッド1400の美観は改善されている。先に述べたとおり、この共鍛造の結果として、ウエイト調整部分1416および1418は、キャップ1417および打撃フェース板1318に介してゴルフクラブヘッド1400の本体にシームレスかつモノリシックに包囲される。先に検討したように、ウエイト調整部分1416をゴルフクラブヘッド1400の本体に、この共鍛造プロセスにより、シームレスかつモノリシックに包囲するので、ガタ付きを防止してゴルフクラブヘッド1400の一体感を向上させるという利点が生じる。実際、このプロセスを利用して、このゴルフクラブヘッドは、慣用的な鍛造方法を用いた単一鍛造ゴルフクラブと見分けが付かないフィーリングを実現できる。
換言すると、この複数ステップ共鍛造方法は、ウエイト調整部分1416および1418とそれらが着座するキャビティ1216(図12)との間の特別な関係を形成するということである。より具体的には、ウエイト調整部分1416の外側表面領域が一般的にはキャビティ1216の内側表面領域と同一で良いということである。キャビティ1216は、一般的には、大まかな鍛造ステップによって形成されたキャビティ1216を完成させるために使用される任意のキャップ1217および1218の表面領域を含む(図12参照)。キャビティ1216およびウエイト調整部分1416の間の形状および表面面積の相似は革新的な達成には当初見えないけれども、この状況の現実は、共鍛造が関与することなしに、そのような2つの部品の間のシームレスな界面は実現できないという点である。ゴルフクラブヘッドの異なる部品に対して使用される材料の結合上の制約があるとすると、この考案の共鍛造方法はそれら部品の間のシームレスな界面を実現する唯一の方法である。
添付図面の図15は、先に説明した共鍛造技術を利用するこの考案の代替の実施例による完成品ゴルフクラブヘッド1500の正面図を示す。この実施例では、打撃フェースインサート1518はゴルフクラブヘッド1500の下部を部分的にしか覆うことができず、ゴルフクラブヘッド1500の下部にのみキャビティを形成することができる。クラブヘッド1500のこの特定の分岐部は、クラブヘッド1500の中央半球付近の構造的支持を提供して衝撃の間に、よりしっかりした感触を提供する二重キャビティ設計を形成する際に、ゴルフクラブヘッド1500の性能を向上させるのに有益である。
添付図面の図16は、打撃フェースインサート1518(図15に示されている)を備えていないゴルフクラブヘッド1600の正面図を示す。ゴルフクラブヘッド1600のこの図は、内面キャビティ1616がより明確に示されることを可能にし、打撃フェース部分に構造的支持をさらに提供するために使用され得る複数の支持ロッド1630を示す。一実施例では、複数のロッド1630は、図16に示すような円形のロッドであってもよい。しかしながら、他の実施例では、複数のロッド1630は、円筒形でなくてもよいが、正方形、長方形、または他の形状であってもよく、すべてこの考案の範囲および内容から逸脱するものではないこの考案は、打撃フェースのための任意の種類の局所的な支持を提供する限り、この考案に含まれる。ロッド1630の配置の変化に加えて、ロッド1630の配置は、フェースキャビティ1616の内壁全体に分散される必要はなく、実際、ロッド1630の位置は、多くの多数の場所がすべてこの考案の範囲および内容から逸脱することなく実施される。最後に、この考案の代替の実施例では、フェースキャビティ1616は、いかなる支持ロッド1630も必要とせず、フェースキャビティ1616は、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、完全に中空であってもよい。
添付図面の図17は、図1および図2に示されるこの考案の実施例によるゴルフクラブヘッドの分解斜視図を示す。より具体的には、この分解図は、打撃フェースインサート1718とゴルフクラブヘッド1700のフェースキャビティ1716との間の関係および嵌合をより明確に示すことを可能にする。打撃フェースインサート1718とゴルフクラブヘッド1700の本体との間の接続は、共に容易に溶接することができない異なる金属を一緒に接合するために共鍛造プロセスを使用することについての以前の論議が述べられているが、鍛造プロセスの間に打撃フェースインサート1718を変形させる可能性のあるキャビティ1716部分を含む。幸いなことに、本実施例では、打撃フェースインサート1718に使用される材料は、本体部分1700の材料に類似していてもよく、他の部品を共に鍛造した後、従来の溶接プロセスを用いて2つの部品を互いに接合できる。
識別に値する別の特徴は、複数のロッド1730の長さである。複数のロッド1730は、打撃フェースインサート1718に構造的支持を提供するために、一般に、打撃フェースインサート1718の後面に接触することができる。言い換えれば、複数のロッド1730の終端が打撃フェースインサート1718の後面に接触して構造的な向上をもたらすことができると言える。しかしながら、代替的な実施例では、複数のロッド1730の終端は、打撃フェースインサート1718の後面のわずかに終端して隙間を形成してもよい。打撃フェースインサート1718の材料の弾性変形を維持するためのバックストップを作りながら、ゴルフボールとの衝突時にフェースのたわみを促進する。
添付図面の図18は、上述の共鍛造プロセスを使用して一緒に接合された1つ以上のウエイト1815およびキャップ1817を有するゴルフクラブヘッド1800の背面図を示す。上記の処理を繰り返すことなく、図19〜20は、上述の共鍛造プロセスを使用して作成される様々な構成要素のトウとヒールの分解図を示す。
図19は、この考案のこの実施例による重み付けシステムの様々な構成要素を示す、ゴルフクラブヘッド1900の分解されたつま先斜視図を示す。ゴルフクラブヘッド1900の分解図は、重み付けシステムを作成するために使用される方法論を例示するものではなく、ゴルフクラブを形成するために上記の共鍛造プロセスにおいてどのようにコンポーネントを一緒に使用することができるかを示すためにここに示されている。より具体的には、ここでの重み付けシステムは、ウエイトキャビティ1916と、ウエイト1915と、キャップ1979と、溶接材料1920とを備える。ウエイトキャビティ1916は、ここで、粗い鍛造ステップで形成され、その後、ウエイト1915は、様々な構成要素がおおよそ互いに接続された後、ゴルフクラブヘッド1900全体が、図13Aおよび13Bで上述したように最終鍛造工程を受ける。
図20は、この考案のこの実施例による重み付けシステムの様々な構成要素を示す、ゴルフクラブヘッド2000の分解されたヒールの斜視図を示す。図19の説明と同様に、図20は、構成要素間の関係を示すために提供される。
上述に加えて、この複数ステップ共鍛造プロセスは、これら2つの材料が異なる材料の間で類似の流動応力を有しなければならないということを必要としない点で、純粋な共鍛造プロセスと異なるであろう。このように材料が類似の流動応力を伴わなければならないという要請がなくなることは有益であり、なぜならば、これにより非常に広範囲の材料を利用できるからであり、とくに、タングステンのような風変わりな、極端なウエイト上の便宜を実現する風変わりな材料の場合は顕著である。この複数ステップ共鍛造プロセスは、この点を、最後のキャップタイプの材料を使用してキャビティ回りのギャップを充填して、ウエイト調整部分をキャップタイプの材料の内部に完全に包囲する前に、キャビティを鍛造することにより実現できる。材料が類似の流動応力を有する必要性をなくすけれども、第2の材料は第1の材料の熱膨張係数より小さくなくてはならないという必要性は、依然として、この複数共鍛造プロセスに当てはまる。このような必要性があるのは、第2の材料はキャビティ内でキャップによって包囲されるけれども、外部の第1の材料と同一の鍛造温度に依然としてさらされるからである。第2の材料の過剰な膨張はキャップの構造上の堅固さを劣化させ、結合プロセスにおいて潜在的な呼称を引き起こすであろう。
添付図面の図21は、この考案の代替の実施例によるゴルフクラブヘッド2100の分解図を示す。この考案のこの代替的な実施例では、ゴルフクラブヘッド2100は、複数の高密度ウエイト調整部分2115、複数のキャップ2117、軽量ウエイト調整部分2114、および打撃フェース2218は、図22および図23に関して先に説明したのと同様である。しかし、ここでは、軽量ウエイト調整部分2214は、これまで図示されていない独自の形状を組み込んでいる点で、従来技術の実施例と大きく異なるように見えることが分かる。より具体的には、図21は、軽量ウエイト調整部分2114を横切る複数のカットアウト2140をさらに含む軽量ウエイト調整部分を示している。本実施例に示す複数のカットアウト2140は、軽量ウエイト調整部分2114の全体にわたって実質的に均等に分布していてもよいこの考案の範囲および内容から逸脱することなく、様々な構成要素間の均一な結合を促進するために、ウエイト調整部2114を含む。このカットアウト2140の特徴を軽量ウエイト調整部分に組み込むことは、複数の態様でゴルフクラブヘッドの性能を向上させるのに役立つ。1つの態様では、複数のカットアウト2140の組み込みの最も即座の認識可能な利益は、軽量ウエイト調整部分2114における重量のさらなる低減である。軽量ウエイト調整部分2114から重量を除去する利点に加えて、複数のカットアウト2140は、軽量ウエイト調整部分がゴルフクラブヘッド2100の本体および打撃フェース2128に対してその位置をシフトするのを助ける微妙であるが非常に重要な目的を果たすことができる。
上述の共鍛造プロセスを使用して現在のゴルフクラブヘッド2100が形成されていることを理解すると、クラブヘッド2100全体の適切な機能性にとって、一体構造で一緒に形成される様々な部品の能力は非常に重要である。この構造的完全性は、インサートがゴルフクラブヘッド2100の打球面部分2128の近くに加えられたときにさらに重要になる。様々な構成要素の構造的完全性を保つのを助けるために、複数のカットアウト2140が、打撃フェース2128の材料のわずかな量だけカットアウト2140内に流れ込むのを可能にして、異なる部品間の結合を良好にする。打撃フェース2128の材料のこの変形は、機械的インターフェースを介して材料が互いに対して移動することを防止し、構造的完全性を高めることによって、部品間の結合を改善するのに役立つ。最後に、本体部分が打撃フェース部分2128と同様の材料で作られているので、打撃フェース部分2128によって示されるこの変形効果は、ゴルフの本体と共に軽量ウエイト調整部分2114の後面で生じる可能性がある、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、クラブヘッド2100を使用することができる。
この考案の先の実施例では、図6および7に示すように、チタン軽量フェースインサート714は、約21グラムの全重量を有する。しかし、この考案の現在の例示的な実施例では、図21に示すように、軽量ウエイト調整部分2114の総重量は、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、約13%を超えて、より好ましくは約15%を超えて、そして最も好ましくは約17%を超えて減少させられて良い。約4.5g/cmの密度を有するチタン材料が使用される上記と同じ例では、軽量ウエイト調整の質量は、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、約18.5g未満、より好ましくは約17.5g未満、最も好ましくは約17グラムより少なくて良い。
添付図面の図22は、この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッド2200の逆転した分解図を示している。この逆転した分解図では、軽量ウエイト調整部分2214が配置されるキャビティ2216をより明確に示すことができる。ここで、この考案のこの例示的な実施例におけるカットアウト2240は、一般に、約1.0mm〜約3.0mm、より好ましくは約1.50mm〜約2.5mmの直径を有する円形形状を有してもよく、大部分好ましくは約2.0mmである。カットアウト2240の正確な直径は、軽量ウエイト調整部分2214の適切な機能にとって重要である。なぜなら、十分な量のウエイト減少を提供する必要があるだけでなく、挟み込み材料の量を、カットアウト2240からの漏れ出しと適切にバランスさせる必要があるからである。この考案の好ましい実施例は、カットアウト2240を形成するために円形形状を利用するが、楕円形、三角形、長方形、または軽量重量調節部材2214から材料を除去することができる任意の他の形状を採用して良く、これはこの考案の範囲および内容に含まれる。カットアウト2240寸法の正しいバランスを見つけることの重要性を定量化する別の異なる方法は、除去される表面積の量の関数である。この考案の現在の例示的な実施例では、カットアウト2240によって除去される前面領域の量は、一般に、全表面積の約15%より大きく、全表面積の約30%未満であり、より好ましくは、総表面積の約17.5%未満であり、全表面積の約27.5%未満であり、最も好ましくは全表面積の約20%超であり、全表面積の約25%未満である。この考案の現在の例示的な実施例では、打撃フェースの面積を約2,400mmとした場合、軽量重量調節部材2214のカットアウト2240によって生成される正面領域は、一般に、約360mm〜約720mm、より好ましくは約420mmより大きく約660mm未満、最も好ましくは480mmより大きく約600mm未満である。
打撃フェース2218とゴルフクラブヘッド2200の本体部分との挟み込み材料がカットアウト2240に入り込むのを示すために、ゴルフクラブヘッド2200の断面図を提供する必要がある。しかし、断面図が示される前に、図23は、断面線A−A'を示すゴルフクラブヘッド2300の正面図を示す。この例示的な実施例に示される断面線A−A'は、一般に、ゴルフクラブヘッド2300の打撃フェース領域の中心点を横切って取られ得る。
図24は、図22に示す断面線A−A'に沿ったこの考案の例示的な実施例によるゴルフクラブヘッド2400の断面図を示す。ゴルフクラブヘッド2400のこの断面図では、カットアウト2440が軽量ウエイト調整部分2414に沿って広げられ、打撃フェース2418とゴルフクラブヘッド2400の後部との間に挟まれていることが分かる。図24は、様々な構成要素間の関係をより明確に示すことを可能にする非常に重要な図を提供しているが、先に説明した、ゴルフクラブヘッド2400全体に構造的剛性を与える最終的な鍛造プロセス中の微妙な材料の流れを説明するのに十分な程度には、この図は、拡大されていない。これを説明するために、図25には、ゴルフクラブヘッドの拡大断面図が示されている。
添付図面の図25は、この考案の例示的な実施例によるゴルフクラブヘッド2500の拡大断面図を示す。ゴルフクラブヘッド2500のこの拡大断面図では、最終鍛造工程の後に、打撃フェース2518の材料のわずかな部分が、カットアウト2540の中に目に見えて沈んでいることが分かる。なお、上述したカットアウト2540の非常に重要な寸法は、打撃フェース2518の前面を変形させることなく、打撃フェース2518の後部におけるこのわずかな変形を可能にする。添付図面の図25はまた、キャビティ2516の後部におけるゴルフクラブヘッド2500の本体部分の変形を示す。この考案のこの現在の例示的な実施例では、打撃フェース2518の変形キャビティ2516の後部でのゴルフクラブヘッド2500の本体部分の変形よりも大きく、より構造的な剛性を確保する。変形の前後の差異に加えて、打撃フェース2518およびゴルフクラブヘッド2500の本体部分は、上下の変形差を有することもできる。より具体的には、この考案の代替の実施例によるゴルフクラブヘッド2500は、一般に、ソール近くの底部と比較して、トップラインの近くの頂部のカットアウト2540に、より多くの変形を有することができる。
この考案の別の実施例では、複数のカットアウト2540は、ポリマータイプの材料で完全に充填されても、部分的に充填されても含浸されてもよい。カットアウト2540をポリマータイプの材料で充填することにより、軽量ウエイト調整部分2514の構造的剛性を改善し、振動減衰を提供することによってゴルフボールとの衝突中のゴルフクラブヘッド2500の感触を改善することができる。ポリマー充填材は、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、カットアウト2540を完全に充填するか、またはカットアウト2540を部分的に充填することができる。カットアウト2540がポリマーで完全に充填されているこの考案のこの代替的な実施例では、硬度が打撃フェース2518および本体部分が機械的にロックする能力が、その硬度によって損なわれる可能性があるので、ポリマーの硬度を制御することが重要である。この考案の1つの例示的な実施例では、カットアウト2540内のポリマー充填材は、20のショア00硬度と60のショアD硬度までの硬度を有することができる。
添付図面の図26は、この考案の代替的な実施例によるゴルフクラブヘッド2600の分解斜視図を示す。この考案のこの代替的な実施例では、共鍛造ゴルフクラブヘッド2600は、複数のキャビティを有する従来のゴルフクラブヘッドに類似している。この実施例のキャビティ2616のすべては、ゴルフクラブヘッド2600の正面部分に向かって概ね開いている。ゴルフクラブヘッド2600の正面部分に向けて開口されたキャビティ2616のこの配置は、キャビティ2616の全体および対応するインサートを、単一のカバーを使用してカバーすることができき、この例では単一のカバーは打撃フェース2618である。キャビティ2616の全体およびそれぞれのウエイト部分インサートを1つのカバーで固定することは、構造の単純化を劇的に単純化するので好ましい。上記に加えて、打撃フェース2618とゴルフクラブヘッド2600のシャーシとの間の溶接線が、打撃フェース2618の周囲の周りに生じることに注目することは有益である。この分離部の配置は、溶接ラインを、打撃フェース2618上の高応力衝撃位置から移動させるのを支援する。
図26に示すキャビティ2616に着目すると、キャビティ2616は異なる幾何学的形状をとることができ、所望の重心位置に応じてゴルフクラブヘッド2600内の異なる位置に配置することができることが分かる。図26に示すこの実施例において、ゴルフクラブヘッドは、軽量ウエイト調整部分2614と係合するように適合されたゴルフクラブヘッド2600の上部付近に配置された大きなキャビティ2616と、トウ側にバイアスされた高密度ウエイト調整部分2615に係合するように適合化された下側トウ部分キャビティ2616、および、ヒール側にバイアスされた下側ヒール部分キャビティ2616を具備して良い。この実施例は、ゴルフクラブヘッド2600の上部から重量を取り除くことを可能にし、ゴルフクラブヘッドのヒール部分およびトウ部分に重量を追加することを可能にし、もって重心を下げて慣性モーメントを増加させる。最後に、図26は、また、軽量ウエイト調整部分2614を横切って戦略的に配置されたカットアウト2640を示しており、打撃フェース2618およびシャーシの材料がカットアウト2640に浸入することを可能にし、これは図25に示すとおりである。
図27は、この考案のさらに別の実施例によるゴルフクラブヘッド2700の後方分解斜視図を示す。図27に示すゴルフクラブヘッド2700は、図26に示すゴルフクラブヘッド2600と非常に類似しているけれども、打撃フェース2718の後方表面に位置付けられた複数のポスト2742をさらに有して構成されて良い。この考案のこの実施例における複数のポスト2742は、軽量ウエイト調整部分2714上に位置付けられた複数のカットアウト2740と係合するように意図され、これらの構成要素を別の構成要素に対して動くのを防止する。複数のカットアウト2740と組み合わされたこれらの複数のポスト2742は、図10〜図13に記載された方法と同様に、これらの構成要素を共鍛造する二次鍛造工程を経ると、1つの均質な部品を生成するように働く。
この考案の現行の例示的な実施例では、説明を容易にするために、複数のポスト2742は全て打撃フェース2718上に配置されている。代替的な実施例では、複数のポスト2742は、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、上部キャビティ2616(図26参照)内の軽量ウエイト調整部分2614の反対側に配置されてもよい。この考案のさらに別の実施例では、複数のポスト2742は、打撃フェース2718の背面に部分的に配置され、上部キャビティ2616の前面に部分的に配置されてもよく(図26参照)、これは、この考案の範囲および内容から逸脱しない。
添付の図面の図28〜34は、全て、この考案の様々な異なる実施例による、この複数のポスト2742および対応する複数のカットアウト2740を含むゴルフクラブヘッドの断面図を示す。図28に示すゴルフクラブヘッド2800の断面図に言及する前に、図28に示すように、断面図は、ゴルフクラブヘッド2800の中心の下で、図23に示す断面線A−A'に沿っていることに留意することが重要である。しかし、この考案の異なる実施例では、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、複数の他の断面線を使用することができるが、ポスト2842および複数のカットアウト2840の関係が含まれていなければならない。
図28は、この考案の例示的な実施例によるゴルフクラブヘッド2800の断面図を示し、複数のポスト2842が打撃フェース2818の後面に位置決めされ、複数のカットアウト2840が軽量ウエイト調整部分2814に位置決めされ、これは、他の部品に挟まれている。この例示的な実施例における複数のポスト2842はすべて、最終鍛造ステップの間の異なるポスト間の一貫した結合を確実にするために同じサイズであり得る。しかし、代替的な実施例では、複数のポストは、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、必要とされる接合部ジョイントの品質に応じて様々な直径を有することができる。複数のポスト2842と複数のカットアウト2840との間の関係をより明確に示すために、円形領域Aに焦点を当てたゴルフクラブヘッド2800の拡大断面図を図29に示す。
添付図面の図29は、図1に示す円形領域Aの拡大断面図を示す。打撃フェース2918の後面上の複数のポスト2942と複数のカットアウト2940との間の関係をより明瞭に示すことに加えて、複数のポストの直径d1をより明確に図示することができる。ここに示される直径d1は、一般に、約0.5mmと約5.0mmとの間、より好ましくは約0.5mmと約2.5mmとの間、最も好ましくは約0.5mmと約1.0mmとの間である。複数のカットアウトの直径に関する上記の説明と同様に、複数のポスト2942の直径d1は、感触および重量節約を犠牲にすることなく、異なる構成要素の適切な整列を保証することによって、この考案の適切な機能にとって重要である。
この考案のこの現在の例示的な実施例では、複数のポスト2942は、ゴルフクラブヘッドのシャーシの裏当て部分に達する前に終結することに留意されたい。しかしながら、この考案の代替の実施例では、シャーシの裏当て部分は、軽量ウエイト調整部分2914内の同じ複数のカットアウト2940に対応する複数のカットアウトを有してもよく、複数のポスト2942が、ゴルフクラブヘッドの後面に至る途中である。複数のポスト2942を両面に延在する複数のカットアウトと組み合わせることにより、複数のポスト2942をゴルフクラブヘッドの後面のシャーシに溶接することができ、全ての構成部品 この考案の範囲および内容から逸脱することなく実施することができる。
添付図面の図30は、図28に示す円形領域Aの拡大断面図を示すけれども、この考案の代替的な実施例では、複数のポスト3042が、打撃フェース3018の後方表面上に替えて、ゴルフクラブヘッドのシャーシに形成されたキャビティ2616(図26参照)の正面に形成され、これは、この考案の範囲および内容から逸脱しない。軽量ウエイト調整部分3014には依然として複数のカットアウト3040が形成されている。
添付図面の図31は、図28に示される円形領域Aの拡大断面図を示し、これは、この考案の更に別の実施例によるものである。図31に示すこの考案の代替的な実施例において、複数のポスト3142は、インターフェースの両端に配置されてもよい。より具体的には、打撃フェース3118の後面およびキャビティ2616の前面(図26参照)の両方が、軽量ウエイト調整部分3114を横切って合同に配置された複数のカットアウト3140と係合するように適合された複数のポスト3142を含む。
添付図面の図32は、図28に示される円形領域Aの拡大断面図を示し、これはこの考案のさらに別の実施例によるものである。この考案の更に別の実施例において、複数のカットアウト3240の側壁は、最終的な鍛造プロセスの後に複数のポスト3242をキノコ状に膨張させる皿穴を形成するように角度を付けることができる。軽量ウエイト調整部分3214上の皿穴の幾何学的形状による複数のポスト3242のキノコは、打撃フェース3218を軽量ウエイト調整部分3214およびゴルフクラブヘッドのシャーシにさらに固定するのを助けることができる。最終鍛造ステップの前に、複数のポスト3242は、概して、円筒形ポストのように見えるが、鍛造ステップの後に皿穴と共に変形することに留意されたい。最後に、この考案のこの実施例における皿穴は、一般に、複数のカットアウト3240の側壁を約5°〜約25°、より好ましくは約10°〜約20°、最も好ましくは約15°の角度で傾斜させることによって、形成される。複数のポスト3242の寸法と組み合わされた複数のカットアウト3240における皿穴の抜き勾配(ドラフト角度)は、この考案の適切な機能にとって重要である。何故ならば、抜き勾配の量が不十分であれば、コンポーネント間に十分な結合を形成できず、一方、あまりにも大きな抜き勾配は、複数のポスト3242によって充填される空隙をあまりにも多く残すであろう。添付図面の図33は、反対方向に配置される皿穴を示し、複数のポスト3342がシャーシから来て、代わりに機械的ロックが強化されるようにする。最後に、添付図面の図34は、皿穴が軽量ウエイト調整部分3414の両側にあり、全ての構成要素にわたってより良好な結合を形成することができることを示している。
添付図面の図35は、この考案の代替実施例によるゴルフクラブヘッド3500の分解斜視図を示しており、軽量ウエイト調整部分3514および高密度ウエイト調整部分3515は、異なる形状になり得、ゴルフクラブヘッド3500の異なる位置に配置することができる。この考案のこの代替実施例では、軽量ウエイト調整部分3514はより小さくてもよく、高密度ウエイト調整部分3515はゴルフクラブヘッド3500の中心において軽量ウエイト調整部分3514の直下に配置されて良い。この実施例は、重心の調整が劇的でなく、ゴルフクラブヘッド3500の慣性モーメントを劇的に増加させる必要がない場合に、好ましい。もちろん、1つ以上のキャビティ3516は、必要とされるウエイト調整部分の数に比例して残り、打撃フェース3518は、ゴルフクラブヘッド3500の正面部分を覆うために引き続き使用される。
添付図面の図36は、この考案のさらに別の実施例によるゴルフクラブヘッド3600の分解斜視図を示す。この考案のこの実施例は、軽量ウエイト調整部分3614の位置の上方のキャビティ3616に高密度ウエイト調整部分3615を配置して、より高い中心位置または重力位置を達成することができ、これは、この考案の範囲および内容から逸脱しない。
添付図面の図37は、以前は達成できなかった重心位置を達成するのを支援するために、アイアンまたはウェッジにおいてこれらの極端な幾何を使用する最終的な目標のグラフ図を示す。上記に加えて、添付図面の図37は、より一貫した結果をもたらすゴルフクラブヘッドの重心位置を測定する革新的な方法を示している。従来技術は、一般に、接地平面に対するその位置に基づいてゴルフクラブヘッドの重心を決定する。この従来の方法は、すべてのプラットフォームにわたってゴルフクラブヘッドの特性を測定するための基礎を提供するのに有用である。しかしながら、ゴルフクラブヘッドのバウンスがグランドプレーンに対してゴルフクラブヘッド自体の位置を大きく変えることができるアイアンタイプのゴルフクラブ設定では、従来の方法論は一貫性のない結果をもたらす可能性がある。したがって、この考案は、ゴルフクラブヘッドのリーディングエッジに焦点を合わせることによってゴルフクラブヘッドの重心位置を決定し設計する革新的な方法を作り出すことによって、望ましくない変動を排除しようとするものである。
図37を参照すると、CG位置線3751は、異なるロフトおよび異なるバウンスを介したゴルフクラブヘッドの従来技術の地面に対するCG位置を指すことがわかる。データ列は一般的な傾向を形成するけれども、異なるソールバウンシングはデータに大きな外れ値を作成し、望ましくないものにする。しかし、リーディングエッジ3752に対するCG位置を測定することによって同じセットのゴルフクラブヘッドを見ると、より一層不一致が生じる。したがって、この不一致の問題に対処するために、この考案は、バウンスに関わらず、特定のロフト全体にわたって一貫した地面に対するゴルフクラブヘッドのCG位置を維持しようとするものである。この目標の達成は、一般に、図1〜図36を参照して上述した構成を使用することによって達成され、図37に示されるデータ列3753によって示されるCG位置図がもたらされる。図37から理解されるように、46度ウェッジは、ソールバウンスプロファイルに関係なく、そのCG位置を維持し、同じことがロフト64(ロフトが64°)までのウェッジの全セットにわたって行われる。どのようなウェッジ組み合わせをゴルファーが選択しようとも、隣接するロフトは一貫性を有するので、相互に類似するいくつかのロフトはリーディングエッジに対して同一のCG高さ位置を保持することに留意されたい。換言すると、第1のロフトと第2のロフトとが実質的に同一であれば、リーディングエッジに対する第1のCG高さ位置と、リーディングエッジに対する第2のCG高さ位置とは、同じく、等しくなるといえる。図37は、また、データ列3754を示しており、この考案の設計意図が従来の測定方法論の下でどのような結果をもたらすかを示しているが、古くなった測定方法はもはやこの考案の関心事ではない。
添付の図面の図38は、この考案この考案のさらなる代替の実施例による一組のハイロフトゴルフクラブヘッド全体のCG位置のグラフィック表現を示している。図37における前述の議論と同様に、この実施例は、ゴルフクラブヘッドのCGを制御することが重要であるという以前の前提をさらに改善するが、正しい基準点からその数を測定および制御することがさらに重要である。この考案の前の実施例では、リーディングエッジからのCGの測定は、接地面からのCGの測定よりも劇的な改善であることをすでに確立している。上記に加えて、図37に関する議論は、同じバウンスのゴルフクラブを提供するときに、リーディングエッジに対するCGの位置を制御できれば、パフォーマンスの一貫性が大幅に向上することも確認している。
この考案は、ゴルフクラブのセット全体にわたってリーディングエッジに対して一貫したCG位置を有するゴルフクラブのセットを作成するために、さらにその前提を採用する。図38に注目すると、この考案のゴルフクラブヘッドは、リーディングエッジ面に対するCG位置が、ゴルフクラブヘッドのロフトおよびバウンス角度に関係なく一定であることを示すデータ列853を有することがわかる。より具体的には、この考案によるすべてのゴルフクラブは、約14.0mm〜約15.0mm、より具体的には14.0mm〜約14.5mm、より具体的には約14.2mmのリーディングエッジ高さまでのCGを有する。これが制御変数であるので、この考案の接地面に対するCG位置は、データ列3854によって示され、セット全体でランダムにジャンプする。これは、一連のゴルフクラブ全体でのCG位置の関係に注意が払われていないため、データ列3851および3852が地面およびリーディングエッジに対するCG位置をそれぞれ示す従来のゴルフクラブヘッドを大幅に改善する。
ゴルフクラブのセット全体にわたってリーディングエッジに対して一貫したCG位置を有することは、ゴルファーがどのクラブを選択するかに関係なくゴルファーに対して一貫した結果をもたらすので、有益である。ただし、一連のクラブ全体でこの一貫性を作成することよりもさらに重要なことは、正しい基準点からその一貫性を調整する機能である。この考案では、データ列3853は、この新しい革新的なアプローチを反映し、ゴルフクラブヘッドのロフトおよびバウンス角度に関係なく、ゴルフクラブヘッドのリーディングエッジに対して一貫したCG高さを形成した。別の言い方をすれば、ゴルフクラブのセットは2つ以上のゴルフクラブで構成でき、リーディングエッジに対するCGの高さの位置は、ゴルフクラブヘッドのロフトまたはバウンス角度に関係なく同じである。
添付図面の図39は、図38に示されるこの考案の実施例によるゴルフクラブヘッドのセットの側面図を示す。より具体的には、ゴルフクラブヘッド3900aは、48度のロフト、10度のバウンス角3962a、および、リーディングエッジの高さから約14.0mmから約15.0mmであるCG高さ(座標系3901に沿ったy軸における)を有する低ロフトウェッジタイプゴルフクラブヘッド3900aの例である。ゴルフクラブヘッド3900bは、ゴルフクラブヘッド3900aのすぐ隣に示され、ロフトが56度、バウンス角3962bが14度、および、リーディングエッジの高さから約14.0mmから約15.0mmであるCG高さ(座標系3901に沿ったy軸における)の例である。ゴルフクラブヘッド3900cは、ゴルフクラブヘッド3900bのすぐ隣に示され、ロフトが60度、バウンス角3962cが8度、リーディングエッジの高さから約14.0mmから約15.0mmであるCGの高さ(座標系3901に沿ったy軸における)の例である。
ここで、ロフト角とバウンス角の違いにもかかわらず、リーディングエッジからの(座標系3901に沿ったy軸における)CG高さは、ゴルフクラブのセット全体で一貫するように維持されることに留意されたい。これは図38において多数のデータ点によって示されており、これらデータ点は、さまざまなロフト角とバウンス角を持つウェッジのさまざまなモデルを表す。
添付図面の40は、この考案のさらに別の実施例によるゴルフクラブヘッド4000の分解斜視図を示す。この考案のこの実施例では、ゴルフクラブヘッド4000は、ゴルフクラブヘッド4000のソール部分に向かって開き、ヒールからトウ方向のソールの中心近くに位置するソールキャビティ4016を有することができる。このソールキャビティ4016は、ゴルフクラブヘッド4000のソール部分に向かってのみ開くので、この考案の範囲から逸脱することなく、質量をゴルフクラブヘッド4000の底部から取り除くことができるため、前の実施例で説明した様々なキャビティとはわずかに異なる。この実施例のソールキャビティ4016は、キャップ4017で覆われ、ゴルフクラブヘッド4000の底部から質量を取り除くのに役立つ中空ソールキャビティ4016を作成する。ソールキャビティ4016とキャップ4017の間の関係を示すために、ゴルフクラブヘッド4000の断面図が図41に提供されている。
添付図面の図41は、この考案のさらに別の実施例によるゴルフクラブヘッド4100の断面図を示す。ゴルフクラブヘッド4100のこの断面図では、キャップ4117がソールキャビティ4116によって作成された開口部を完全に覆うが、ゴルフクラブヘッド4100のソールの近くに空のチャンバーがあることを保証することがわかる。前述のように、ソールキャビティ4116により、ゴルフクラブヘッドは、ゴルフクラブヘッド4100のボトムソール部分から質量を除去し、ゴルフクラブヘッド4100内の別の場所に再分配して、異なるゴルフ内に重心位置/進行を作成でき、所望の性能目標を達成する。ためのゴルフクラブのクラブヘッド4100。ゴルフクラブヘッドの重心の進捗については後述する。
最後に、キャップ4117によって覆われている空のソールキャビティ4116を有するこの特定の構造は、一般に、ミッドロフトウェッジタイプゴルフクラブヘッド4100として知られているゴルフクラブヘッド4100のために残しておくことに注目することは有意義である。具体的には、ミッドロフトのウェッジタイプゴルフクラブヘッド4100は、一般に、ロフトが52度から約56度のゴルフクラブを指して良い。
キャップ4117と共にソールキャビティ4116を有するこの考案の構造の利用によって影響を受ける可能性がある結果を示すために、図42は、この考案のゴルフクラブヘッド4200Bを従来技術のゴルフクラブヘッド4200Aと比較する、重心位置4260Aおよび4260Bの比較が提供される。提供された比較に基づいて、中空ソールキャビティ4116(図41に示す)を組み込んだこの考案のこの現在の実施例では、節約された質量を使用して、重心をZ軸に沿ってさらに前方に移動できることがわかる。したがって、52度から約56度のロフトを有するこの考案の例示的な実施例によるミッドロフトのウェッジタイプのゴルフクラブヘッド4200Bは、一般に、約12mm〜約13mm、より好ましくは約12.1mm〜約12.9mm、最も好ましくは約12.2mm〜約12.8mmのCG−C−SA(ホーゼルボア軸からZ−軸に沿って測定した距離)を有して良い。
添付図面の図43は、この考案の別の実施例による、高ロフトのウェッジ型ゴルフクラブヘッド4300の分解斜視図を示し、重量調整部分4315がソールキャビティ4316に組み込まれて、重心の動きをさらに強調し、これはこの考案の範囲および内容から逸脱しない。図43に示されるゴルフクラブヘッド4300の分解図において、ソールキャビティ4316は、ヒール側ソールキャビティ4316Aおよびトウ側ソールキャビティ4316Bの2つのサブキャビティにさらに分離され得る。図43の検討において示唆されるように、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、トウ側ソールキャビティ4316Bに高密度重量調整部分4315を充填して、ゴルフクラブヘッド4300の重心をさらに操作することができる。高密度重量調整部分4315をトウ側ソールキャビティ4316Bの内側に配置することは、前述のCG−C−SA数値を操作するために必要とされるホーゼル4304の増加した質量のバランスをとるのに役立ち得る。最後に、前の実施例で示したように、キャップ4317を使用して、重量調整部分4315を固定および保持し、ソールキャビティ4316を覆う。この分解図でここに示すさまざまなコンポーネント間の関係をより明確に示すために添付の図面の44は、一緒に組み立てられる様々な構成要素の断面図を与えるために提供される。
添付の図面の44は、この考案の代替実施例によるゴルフクラブヘッド4400の断面図を示し、重量調整部分4415をより明瞭に示すことができるようにゴルフクラブヘッド4400のトウ部分に沿った断面を示す。図44に示されるゴルフクラブヘッド4400のこの断面図において、ソールキャビティ4416は、ゴルフクラブヘッド4400のトウ部分の近くのソールキャビティ4416の全体を完全に包囲する重量調整部分4415で満たされていることが分かる。先の実施例と同様に示されるように、キャップ4417は、この考案の範囲および内容から逸脱することなく、ゴルフクラブヘッド4400のソールに向かって開口部を覆うために使用される。最後に、この図では容易に明らかではないが、ここに示されるゴルフクラブヘッド4400は一般に、前述のようにゴルフクラブヘッド4400のCG−C−SAをより前方に移動できるようにする拡張ホーゼル部分4404を有する。
添付図面の45は、この考案の別の実施例によるゴルフクラブヘッド4500の正面図を示し、ここで、上述のCG−C−SA数値は、別の設計基準を介して達成される。より具体的には、ゴルフクラブヘッド4500の重心をより前方に移動させるために、ゴルフクラブヘッド4500のソール部分から質量を取り除くことに加えて、ホーゼル4504の長さd2を増加させることが有益であり得る。この説明の目的では、ホーゼル4504の長さd2は、ホーゼルボアの軸に沿って地面に到達するまでの、ゴルフクラブヘッド4500のライ角に沿ってゴルフクラブヘッド4500の上部から測定したホーゼル4504の距離として定義される。この考案のこの実施例では、ホーゼル4504は、約83.5mmを超える、より好ましくは約85.0mmを超える、最も好ましくは約87.0mmを超える長さd2を有することができ、これはこの考案の範囲および内容から逸脱しない。
キャップ4417と一緒にソールキャビティ4116を有するこの考案の構造の利用によって影響を受ける可能性がある結果を示すために、図46は、この考案のゴルフクラブヘッド4600Bを従来技術のゴルフクラブヘッド4600Aと比較する重心位置4660Aおよび4660Bの比較を提供する。提供された比較に基づいて、中空ソールキャビティ4306(図43に示す)を組み込んだこの考案のこの現在の実施例では、節約された質量を使用して重心をZ軸に沿ってさらに前方に移動できることがわかる。したがって、この考案の例示的な実施例による、ロフトが約56度を超えるミッドロフトのウェッジタイプのゴルフクラブヘッド4600Bは、一般に、CG−C−SA(ホーゼルボア軸から測定したZ軸に沿った距離)は約13mmから約14mm、より好ましくは約13.1mmから約13.9mm、最も好ましくは約13.2mmから約13.8mmを有して良い。
最後に、添付図面の図47は、ロフトの関数として、先行技術のゴルフクラブヘッドと比較した、この考案のゴルフクラブヘッドのCG位置のグラフ表示を示す。より具体的には、図47は、ホーゼルボア軸から測定された、ゴルフクラブヘッド内で後方に移動するゴルフクラブヘッドのz軸に沿ったCG位置を示し、ここではCG−C−SAとして定量化されている。ここで図47に示すグラフプロットでは、ロフトの関数としての従来技術のゴルフクラブのCG−C−SA位置は、ここでは4751とラベル付けされており、以下の式(2)によって定義される著しく線形の勾配に従う:
CG−C−SA=0.1907×Loft+11.17 式(2)
添付図面の図47は、線4751で示される従来技術のゴルフクラブヘッドのCG−C−SA位置に加えて、ロフトの関数としてのこの考案のゴルフクラブヘッドのCG−C−SA位置を示す追加の線4752も示している。このこの考案のゴルフクラブヘッドのCG−C−SA位置は、一般に、以下の式(3)により定義される著しく線形の勾配に従う:
CG−C−SA=0.0879×Loft+11.667 式(3)
ここに示されるCG−C−SAデータに基づいて、この考案のゴルフクラブヘッドのCG−C−SAの進行の勾配は、先行技術のゴルフクラブヘッドの勾配よりも急でないことが分かる。実際、現在のゴルフクラブヘッドのCG−C−SAの進行の傾きは、約0.19未満、より好ましくは0.15未満、最も好ましくは約0.10未満であると言える。別の言い方をすれば、隣接するクラブ間で最低1度の差があると仮定すると、高いロフトのクラブのCG−C−SAは、低いロフトのクラブよりも最大で約0.19mm、より好ましくは最大で約0.15大きいと言え、これは、ロフトの低いクラブよりも最大で0.15mm大きく、また、最大で約0.10mm大きくなります。
具体的には、この考案の実施例に係るゴルフクラブヘッドは、ロフトが52度より大きいすべてのゴルフクラブにおいて、CG−C−SAとロフトとの間に下記式(4)を満たす関数を有すると言える。
CG−C−SA<0.1907×Loft+11.17 式(4)
この考案のより好ましい実施例では、CG−C−SAとロフトとの間の関数は、任意のおよびすべてのロフトについて、以下の式(5)を満たす。
CG−C−SA符号≦0.0879×Loft+11.667 式(5)
作業例における他の事柄、または、とくに明言しなくとも、すべての数値範囲、量、値、百分率、例えば材料の量、慣性モーメント、重心位置、ロフト、ドラフト角、種々の性能比についてのこれら、および明細書中の他のものは、たとえ、その値、量または範囲に関連して用語「約」が表示されていなくとも、「約」がその前に配置されているように読むことができる。したがって、そうでないと示されていない限り、明細書および実用新案登録請求の範囲に表される数のパラメータは近似的であり、これは、この考案により得られることが企図される所望の特性に応じて変化する。最低限でも、もちろん均等論の適用を制約するものではないが、各数のパラメータは記録されている有効数字の数や通常の丸め処理に照らして解釈されるべきである。
この考案の広範な範囲を示す数的範囲およびパラメータは近似的であるけれども、具体例において示された数値は可能な限り正確に記録した。任意の数値は、それでも、それぞれのテスト計測に見いだされる標準偏差に必然的に起因する誤差を含む。さらに、種々のスコープの数値範囲が示される場合には、例示された値を含めた値の任意の組み合わせが利用できると理解されたい。
もちろん、先のものはこの考案の事例の実施例に関するものであり、実用新案登録請求の範囲に記載されたこの考案の趣旨および範囲から逸脱しない範囲で修正を行うことができることに留意されたい。
100 ゴルフクラブヘッド
102 本体部分
104 ホーゼル部分
106 トップライン部分
108 ソール部分
110 ヒール部分
112 トウ部分
200 ゴルフクラブヘッド
201 ビレット
202 本体部分
210 ヒール部分
212 トウ部分
215 ウエイト調整部分
216 キャビティ
300 ゴルフクラブヘッド
301 ビレット
302 本体部分
306 トップライン部分
308 ソール部分
314 軽量ウエイト調整部分
315 重量ウエイト調整部分
316 キャビティ
400 ゴルフクラブヘッド
406 トップ部分
410 ヒール部分
412 トウ部分
414 軽量ウエイト調整部分
415 重量ウエイト調整部分
500 ゴルフクラブヘッド
501 ビレット
502 本体部分
504 ホーゼル部分
506 キャビティ
514 ウエイト調整部分
600 ゴルフクラブヘッド
610 ヒール部分
612 トウ部分
615 ウエイト調整部分
616 キャビティ
617 キャップ
700 ゴルフクラブヘッド
714 軽量ウエイト調整部分
716 キャビティ
718 打撃フェース
801 ビレット
901 ビレット
1000 ゴルフクラブヘッド
1004 ホーゼル部分
1010 ヒール部分
1012 トウ部分
1016 キャビティ
1030 過剰トリム
1100 ゴルフクラブヘッド
1116 キャビティ
1200 ゴルフクラブヘッド
1214 軽量ウエイト調整部分
1215 高密度ウエイト調整部分
1216 キャビティ
1217 キャップ
1218 打撃フェース
1300 ゴルフクラブヘッド
1314 軽量ウエイト調整部分
1316 高密度ウエイト調整部分
1317 キャップ
1318 打撃フェース
1330 フラッシュ
1400 ゴルフクラブヘッド
1416 ウエイト調整部分
1417 キャップ
1500 ゴルフクラブヘッド
1518 打撃フェースインサート
1600 ゴルフクラブヘッド
1616 フェースキャビティ
1630 支持ロッド
1700 ゴルフクラブヘッド
1716 フェースキャビティ
1718 打撃フェースインサート
1730 ロッド
1800 ゴルフクラブヘッド
1815 ウエイト
1817 キャップ
1900 ゴルフクラブヘッド
1915 ウエイト
1916 ウエイトキャビティ
1920 溶接材料
1979 キャップ
2000 ゴルフクラブヘッド
2100 ゴルフクラブヘッド
2114 軽量ウエイト調整部分
2115 高密度ウエイト調整部分
2117 キャップ
2128 打撃フェース
2140 カットアウト
2200 ゴルフクラブヘッド
2214 軽量ウエイト調整部分
2216 キャビティ
2218 打撃フェース
2240 カットアウト
2300 ゴルフクラブヘッド
2400 ゴルフクラブヘッド
2414 軽量ウエイト調整部分
2418 打撃フェース
2440 カットアウト
2500 ゴルフクラブヘッド
2514 軽量ウエイト調整部分
2516 キャビティ
2518 打撃フェース
2540 カットアウト
2600 ゴルフクラブヘッド
2614 軽量ウエイト調整部分
2615 高密度ウエイト調整部分
2616 キャビティ
2618 打撃フェース
2640 カットアウト
2700 ゴルフクラブヘッド
2714 軽量ウエイト調整部分
2718 打撃フェース
2740 カットアウト
2742 ポスト
2800 ゴルフクラブヘッド
2814 軽量ウエイト調整部分
2818 打撃フェース
2840 カットアウト
2842 ポスト
2914 軽量ウエイト調整部分
2918 打撃フェース
2940 カットアウト
2942 ポスト
3014 軽量ウエイト調整部分
3018 打撃フェース
3040 カットアウト
3042 ポスト
3114 軽量ウエイト調整部分
3118 打撃フェース
3140 カットアウト
3142 ポスト
3214 軽量ウエイト調整部分
3218 打撃フェース
3240 カットアウト
3242 ポスト
3414 軽量ウエイト調整部分
3500 ゴルフクラブヘッド
3514 軽量ウエイト調整部分
3515 高密度ウエイト調整部分
3516 キャビティ
3518 打撃フェース
3600 ゴルフクラブヘッド
3614 軽量ウエイト調整部分
3615 高密度ウエイト調整部分
3616 キャビティ
3751 接地に対するCG高さ位置のデータ列
3752 リーディングエッジに対するCG高さ位置のデータ列
3753 接地に対するCG高さ位置のデータ列
3754 リーディングエッジに対するCG高さ位置のデータ列
3751 CG位置線
3752 リーディングエッジ
3753 データ列
3754 データ列
3851 データ列
3853 データ列
3854 データ列
3900a ゴルフクラブヘッド
3900b ゴルフクラブヘッド
3900c ゴルフクラブヘッド
3901 座標系
3962a バウンス角
3962b バウンス角
3962c バウンス角
4000 ゴルフクラブヘッド
4016 ソールキャビティ
4017 キャップ
4100 ゴルフクラブヘッド
4116 ソールキャビティ
4117 キャップ
4200A ゴルフクラブヘッド
4200B ゴルフクラブヘッド
4260A 重心位置
4300 ゴルフクラブヘッド
4304 ホーゼル
4306 中空ソールキャビティ
4315 重量調整部分
4316 ソールキャビティ
4316A ヒール側ソールキャビティ
4316B トウ側ソールキャビティ
4317 キャップ
4400 ゴルフクラブヘッド
4404 拡張ホーゼル部分
4415 重量調整部分

Claims (19)

  1. 2以上のゴルフクラブヘッドからなるゴルフクラブヘッド組において、
    第1のホーゼル、第1の空洞ソールキャビティ、および第1のキャップを有し、第1のロフト角および第1のCG−C−SAを形成する第1のゴルフクラブヘッドと、
    第2のホーゼル、第2の空洞ソールキャビティ、第2の重量調整部分、および第2のキャップを有し、第2のロフト角および第2のCG−C−SAを形成する第2のゴルフクラブヘッドとを有し、
    上記第2の重量調整部分は少なくとも部分的に上記第2のキャビティを充填し、
    上記第2のロフト角は上記第1のロフト角より大きく、
    上記第1のCG−C−SAおよび上記第2のCG−C−SAは上記第1のロフト角および上記第2のロフト角との間で
    CG−C−SA<0.1907×Loft+11.17
    ただし、上記CG−C−SAはゴルフクラブヘッドの重心の上記ゴルフクラブヘッドのボア軸の後方のZ−軸に沿う距離(mm)として定義され、Loftはロフト角である、
    を満たす関係を有することを特徴とするゴルフクラブヘッド組。
  2. 上記第1のCG−C−SAおよび上記第2のCG−C−SAは上記第1のロフト角および上記第2のロフト角との間で、
    CG−C−SA≦0.0879×Loft+11.667
    を満たす関係を有する請求項1記載のゴルフクラブヘッド組。
  3. 上記第2のCG−C−SAは上記第1のCG−C−SAより最高で0.19mm大きい請求項2記載のゴルフクラブヘッド組。
  4. 上記第2のCG−C−SAは上記第1のCG−C−SAより最高で0.15mm大きい請求項3記載のゴルフクラブヘッド組。
  5. 上記第2のCG−C−SAは上記第1のCG−C−SAより最高で0.10mm大きい請求項4記載のゴルフクラブヘッド組。
  6. 上記第2の空洞ソールキャビティは第2のヒール側ソールキャビティおよび第2のトウ側ソールキャビティを有し、
    上記の第2の重量調整部分は上記第2のトウ側ソールキャビティを完全に満たす請求項1記載のゴルフクラブヘッド組。
  7. 上記第2のホーゼルの長さは上記第1のホーゼルの長さより大きい請求項1記載のゴルフクラブヘッド組。
  8. 上記第2のホーゼルの上記長さは83.5mmより大きい請求項7記載のゴルフクラブヘッド組。
  9. ゴルフクラブヘッドにおいて、
    当該ゴルフクラブヘッドの前方部分に位置付けられ当該ゴルフクラブヘッドのロフト角を形成する打撃フェース部分と、
    上記打撃フェース部分の後方に位置付けられる後方部分と、
    上記打撃フェース部分および上記後方部分の間において上記ゴルフクラブヘッドの上方部分に位置付けられるトップラインと、
    上記打撃フェース部分および上記後方部分の間において上記ゴルフクラブヘッドの下方部分に位置付けられるソールラインと、
    上記ゴルフクラブヘッドのヒール部分に近接して位置付けられシャフトを係合するように適合化されたホーゼルとを有し、
    上記ソール部分をさらに空洞ソールキャビティおよびキャップを有し、
    上記ゴルフクラブヘッドは、上記ロフト角(Loft)との間で
    CG−C−SA<0.1907×Loft+11.17
    を満たすCG−C−SA関係を有し、
    上記CG−C−SAは上記ゴルフクラブヘッドの重心の上記ゴルフクラブヘッドのボア軸の後方のZ−軸に沿う距離(mm)として定義されることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  10. 上記ゴルフクラブヘッドは上記ロフト角との間で、
    CG−C−SA≦0.0879×Loft+11.667
    を満たす上記CG−C−SA関係を有する請求項9記載のゴルフクラブヘッド。
  11. 上記ゴルフクラブヘッドは、上記空洞ソールキャビティを少なくとも部分的に充填する高密度重量調整部分を有する請求項10記載のゴルフクラブヘッド。
  12. 上記ホーゼルの長さは83.5mmより大きい請求項11記載のゴルフクラブヘッド。
  13. 上記ゴルフクラブヘッドの上記ロフトは56度より大きく、上記CG−C−SAは13mmおよび14mmの間である請求項12記載のゴルフクラブヘッド。
  14. 上記ゴルフクラブヘッドの上記ロフトは56度より大きく、上記CG−C−SAは13.1mmおよび13.9mmの間である請求項13記載のゴルフクラブヘッド。
  15. 上記ゴルフクラブヘッドの上記ロフトは56度より大きく、上記CG−C−SAは13.2mmおよび13.8mmの間である請求項14記載のゴルフクラブヘッド。
  16. ゴルフクラブヘッドにおいて、
    当該ゴルフクラブヘッドの前方部分に位置付けられ当該ゴルフクラブヘッドのロフトを形成する打撃フェース部分と、
    上記打撃フェース部分の後方に位置付けられる後方部分と、
    上記打撃フェース部分および上記後方部分の間において上記ゴルフクラブヘッドの上方部分に位置付けられるトップラインと、
    上記打撃フェース部分および上記後方部分の間において上記ゴルフクラブヘッドの下方部分に位置付けられるソールラインと、
    上記ゴルフクラブヘッドのヒール部分に近接して位置付けられシャフトを係合するように適合化されたホーゼルとを有し、
    上記ソール部分をさらに空洞ソールキャビティおよびキャップを有し、
    上記ゴルフクラブヘッドは、上記ロフト角(Loft)との間で
    CG−C−SA≦0.0879×Loft+11.667
    を満たすCG−C−SA関係を有し、
    上記CG−C−SAは上記ゴルフクラブヘッドの重心の上記ゴルフクラブヘッドのボア軸の後方のZ−軸に沿う距離として定義されることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  17. 上記ゴルフクラブヘッドは、上記空洞ソールキャビティを少なくとも部分的に充填する高密度重量調整部分を有する請求項16記載のゴルフクラブヘッド。
  18. 上記ホーゼルの長さは83.5mmより大きい請求項17記載のゴルフクラブヘッド。
  19. 上記ゴルフクラブヘッドの上記ロフトは56度より大きく、上記CG−C−SAは13mmおよび14mmの間である請求項18記載のゴルフクラブヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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