JP3226576U - 植物性シリカを用いた温熱治療器 - Google Patents
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Abstract
【課題】体を温めることに加えて健康の維持、患部を治癒することが期待できる籾殻から抽出された植物性シリカを用いた温熱治療器を提供する。【解決手段】植物性シリカを用いた温熱治療器10は、ヒータ14と温度センサ13を有し、これらが内部に設けられているシート15と制御部12とコンセント11を有している。ヒータ14と温度センサ13とコンセント12は、制御部12に接続されている。本考案の特徴としてシート15が、900℃以上の高温で燃焼された籾殻から抽出された植物性シリカSが、含有、含浸または付着されている。高純度の植物性シリカSに着目して開発した植物性シリカを用いた温熱治療器10は、治癒を早める、痛みを和らげる、欝血の緩和などの観点において優れたものであり、植物性シリカSからより効果的に発生するテラヘルツ波が、患部を温め治癒する。【選択図】図1
Description
本考案は、植物性シリカを用いた温熱治療器に関する。
温熱治療器は、発熱体を通電することによって発熱体を暖め、例えば人体の患部に当接させることで温熱治療を行うものであり、ケーシングの一端部に熱板を有し、この熱板を熱源にて加熱して温熱治療に用いる温熱治療器が開示されている。
従来の温熱治療器は、体を温めるためのものであり、健康の維持、患部を治癒することが可能なものが求められていた。本考案は、こうした点に鑑みてなされたものであり、体を温めることに加えて健康の維持、患部を治癒することが期待できる籾殻から抽出された植物性シリカを有する植物性シリカを用いた温熱治療器を提供することである。
上記課題を解決するために、本考案に係る植物性シリカを用いた温熱治療器は、ヒータと温度センサが内部に設けられているシートを有し、前記シートは、900℃以上の高温で燃焼された籾殻から抽出された植物性シリカが、含有、含浸または付着されていることを特徴とする。また、本考案の植物性シリカを用いた温熱治療器は、制御部と前記制御部に接続されているコンセントを有し。前記シートの内部に設けられている前記ヒータと前記温度センサは、前記制御部に接続されており、前記コンセントから供給される電力により前記ヒータの温度が制御され、前記シートが前記制御された温度になるように形成されていることが好ましい。
本考案に係る植物性シリカを用いた温熱治療器の態様について、前記高温は、略900℃、略1000℃、略1100℃、略1200℃または略1300℃であることが好ましい。また、本考案に係る植物性シリカを用いた温熱治療器の態様について、前記植物性シリカは、植物性ブラックシリカまたは植物性ブラックケイ素であることが好ましい。
本考案によれば、体を温めることに加えて健康の維持、患部を治癒することが期待できる籾殻から抽出された植物性シリカを用いて電磁波であるテラヘルツ波をより効果的に発生することができる植物性シリカを用いた温熱治療器を提供することができる。
以下、本考案の植物性シリカを用いた温熱治療器の実施形態を、図1を用いて説明する。
まず、本考案に用いる900℃を超える高温で燃焼された籾殻から抽出された植物性シリカについて説明する。一般的に、籾殻を燃焼させることで植物性ケイ素を製造することができるが、従来、燃焼温度が略700℃で行われており、この方法では、炭素との混合体が生成されてしまい、抽出された植物性シリカの純度が低く、つまり植物性ケイ素の純度が低いものとなり、品質が悪く利用価値がないという問題があった。
そこで、籾殻を、例えば、900℃以上の高温で燃焼させると、籾殻が完全燃焼し、籾殻に含まれる植物性ケイ素がアモルファス形状または多結晶となり、この結果、植物性シリカとなり、この植物性シリカを連続的に生成することができ、高品質な植物性シリカを大量に効率的に製造することが可能であることが分かった。
そして、このような方法で籾殻の燃焼状態及び燃焼温度を安定化させ、高品質な植物性シリカを大量に効率的に製造することも可能になっている。本考案は、籾殻を900℃以上の高温で燃焼させることで製造された植物性シリカに着目し、これを用いた製品の開発を行っている。
上記の燃焼温度は一例であり、このような特性を有する植物性シリカは、燃焼の温度を限定せずに、適宜最適な燃焼温度で籾殻を燃焼させて製造してもよい。また、この例では、植物性シリカを製造する原料として籾殻を用いているが、これは一例であり、籾殻以外の最適な原料を適宜用いて本考案に用いる植物性シリカを製造してもよい。
本考案は、上記のとおり、籾殻を、例えば、900℃以上の高温で燃焼させることで製造された植物性シリカに着目し、この植物性シリカを用いた温熱治療器を具現化したものである。なお、籾殻の燃焼温度を900℃以上としているが、純度のよいものを抽出するための高温であり、これに限定されず、適宜最適な燃焼温度、1000℃以上、1100℃以上、1200℃以上、1300℃以上などに設定するとよく、例えば、略900℃、略1000℃、略1100℃、略1200℃、略1300℃などに設定してもよい。
なお、本考案に用いる植物性シリカの製造方法の一例である植物性シリカの製造炉について、以下に概要を説明する。植物性シリカの製造炉は、粒子状または小片状の燃料としてシリカを含有する籾殻、竹チップその他の植物性、木質性バイオマスなどに用いられた炉である。この炉は、燃料が供給され燃料を燃焼させて高温ガスを生成する燃焼部と、燃料を定量供給するとともに燃料を燃焼用空気と共に燃焼部に送り出す燃料供給部とを備えている。
燃焼部は、燃料の燃焼ガスの流通、循環の過程でガスに乱流を発生させるとともに乱流を安定化、促進化させる。燃焼部の一次燃焼部は、燃料及び燃焼用空気を導入するための前室の上方位置に配設された一次燃焼室と、前室と一次燃焼室の隣りに配設され上下方向の流路とされた連通路と、前室の上面に形成されており一次燃焼室に連通する第1開口と、連通路の下方寄りの側面に形成されており前室に連通する第2開口と、連通路の上方寄りの側面に形成され一次燃焼室に連通する第3開口と、第1開口を塞ぐように設けられた第1網部と、第1網部に間隔を開けて対向配置され一次燃焼室の途中部位を塞ぐように設けられた第2網部、鋼板部又は三角錐部と、一次燃焼室の上側位置に形成された一次高温ガス排出口と、前室と一次燃焼室の外側に配設された断熱部材を備えている。
前室に燃焼用空気と共に送り込まれた燃料を一次燃焼室にて燃焼させる一方、燃焼により発生した燃焼ガスが前室、連通路、一次燃焼室へと順次的に流通して循環する過程で主として第1網部により乱流を発生させるとともに燃焼ガスが一次燃焼室内を上昇して流通する過程で主として第2網部等により乱流を安定化、促進化させる。
燃焼部の二次燃焼部は、一次燃焼室の隣りに配設された二次燃焼室と、二次燃焼室内の上方位置に配設された上下方向の流路で一次高温ガス排出口に連通した高温ガス導入路と、二次燃焼室に形成された二次高温ガス排出口と、二次燃焼室内に互いの間隔を開けて複数配設され高温ガス導入路を通じて導入された高温ガスを循環させるとともに二次高温ガス排出口に向けて案内するためのガス案内部材とを備えている。
ガス案内部材は、乱流を更に安定化又は促進化させるために高温ガスが二次燃焼室内を循環する過程において複数個所でその流れがランダムになるように各々配置されており、燃料の完全燃焼により植物性シリカを連続的に生成して二次燃焼室内の下部に溜めるようになっている。この植物性シリカは、発がん性のないものであり、人体にたいして安全に使用できるものと考えられており、籾殻の燃焼状態及び燃焼温度を安定化させ、高品質なものとして効率的に製造できるものである。
次に、本考案の植物性シリカを用いた温熱治療器10について説明する。植物性シリカを用いた温熱治療器10は、ヒータ14と温度センサ13を有し、ヒータ14と温度センサ13が内部に設けられているシート15と制御部12とコンセント11を有している。ヒータ14と温度センサ13とコンセント11は、制御部12に接続されている。なお、ここで用いるシート15は、一般的に、薄くて広いもので、敷いたりかぶせたりすることなどに使用するものであり、素材はプラスチック、布、紙、金属などさまざまであるが、本考案においては、このような素材に限定されることなく適宜最適な素材を選択すればよく、また、シート15の形状、大きさ、厚さなどにおいては限定されることなく、適宜最適な形状、大きさ、厚さなどを選択すればよい。
本考案の植物性シリカを用いた温熱治療器10は、コンセント11が電源に差し込まれて電力が供給されることによりヒータ14の温度が上昇し、温度センサ13を用いて上昇したヒータ14の温度及びシート15の温度が制御されるように形成されている。すなわち、シート15の内部に設けられているヒータ14と温度セン13は、制御部12に接続されており、コンセント11から供給される電力によりヒータ14の温度が制御され、シート15が、上記の制御により求める温度になるように形成されている。なお、制御部12によるシート15の温度の制御は、周知の技術でありここでは詳細な説明は省略する。
植物性シリカを用いた温熱治療器10は、本考案の特徴としてシート15が、900℃以上の高温で燃焼された籾殻から抽出された植物性シリカが、含有、含浸または付着されている。上記の含有、含浸または付着させる方法は、例えば、塗布、シート状に形成されたもの、繊維に混在させるなど種々の技術がありそれらを用いてもよいが、これらに限定されず適宜最適な方法を用いればよい。なお、上記の種々の技術の詳細な説明は省略する。
植物性シリカを用いた温熱治療器10は、上記のとおり900℃以上の高温で燃焼された籾殻から抽出された植物性シリカを用いているが、この高温は、例えば、略900℃、略1000℃、略1100℃、略1200℃または略1300℃であることが望ましい。また、上記の植物性シリカSは、例えば、植物性ブラックシリカまたは植物性ブラックケイ素である。
上記のとおり、高純度の植物性シリカSに着目して開発した本考案の植物性シリカを用いた温熱治療器10は、治癒を早める、痛みを和らげる、欝血の緩和などの観点において優れたものである。例えば、26.5℃以上であれば、植物性シリカSの効果として約4℃の温度上昇が見込まれるので、顕著な保温効果を有しており、また、人の発する波動と同期する、つまり近似している周波数の波動がでることより、保温効果、血流促進効果、代謝促進効果などを有し、さらに、化膿止め、欝血抑制、殺菌などの優れた効果を有している。
このような効果は、体温であっても発揮することができるが、ヒータ14を有す植物性シリカを用いた温熱治療器10においては、植物性シリカSの温度をそれ以上に高くすることができ上記の効果において、より有効なものとして期待できるものである。また、上記の効果は、例えば、植物性シリカSから発生するテラヘルツ波が、患部を温め、がんなどを治癒することも期待されている。
本考案は、上記の植物性シリカに着目し、温熱治療器に使用することを着想し、上記のような顕著な効果を有する植物性シリカを用いた温熱治療器として具体化している。
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を上記実施形態に記載したが、本考案は、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味に拡張して実施することができる。
また、本考案の植物性シリカを用いた温熱治療器は、大きさや形状、素材の種類、厚さ、重さなどについては多様な実施形態が可能であり、それらについて本実施形態と異なる形態による実施は、本考案の技術的範囲に含まれる。
10 植物性シリカを用いた温熱治療器
11 コンセント
12 制御部
13 温度センサ
14 ヒータ
15 シート
S 植物性シリカ
11 コンセント
12 制御部
13 温度センサ
14 ヒータ
15 シート
S 植物性シリカ
Claims (3)
- ヒータと温度センサが内部に設けられているシートを有し、前記シートは、900℃以上の高温で燃焼された籾殻から抽出された植物性シリカが、含有、含浸または付着されていることを特徴とする植物性シリカを用いた温熱治療器。
- 制御部と前記制御部に接続されているコンセントを有し。
前記シートの内部に設けられている前記ヒータと前記温度センサは、前記制御部に接続されており、前記コンセントから供給される電力により前記ヒータの温度が制御され、前記シートが前記制御された温度になるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の植物性シリカを用いた温熱治療器。 - 前記900℃以上の高温は、略900℃、略1000℃、略1100℃、略1200℃または略1300℃であり、前記植物性シリカは、植物性ブラックシリカまたは植物性ブラックケイ素であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の植物性シリカを用いた温熱治療器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001145U JP3226576U (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 植物性シリカを用いた温熱治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001145U JP3226576U (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 植物性シリカを用いた温熱治療器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=71402198
Family Applications (1)
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JP2020001145U Active JP3226576U (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 植物性シリカを用いた温熱治療器 |
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2020
- 2020-03-31 JP JP2020001145U patent/JP3226576U/ja active Active
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