JP3226187U - 猫用マット構造 - Google Patents

Abstract

【課題】猫を所定位置に引き寄せて休息させ、猫の負の感情を減らし、猫を飼う利便性を高める猫用マット構造を提供する。【解決手段】猫用マット構造は、パッド１を備える。パッド１の頂面には、猫草層２が結合される。猫草層２の頂面には、耐磨層３が結合される。耐磨層３上には、複数の透孔が形成されている。パッド１は、ブロック体からなるとともに、縁被覆層４を有する。縁被覆層４は、パッド１、猫草層２及び耐磨層３の周辺を覆って、パッド１、猫草層２及び耐磨層３に連結固定される。パッド１は、滑り止め機能及び可撓性を有する。【選択図】図１

Description

本考案は、猫用マット構造に関し、特に、猫を所定位置に引き寄せて休息させ、猫の負の感情を減らし、猫を飼う利便性を高める猫用マット構造に関する。

高齢少子化に伴い、現代人は生活に潤いを与えるためにペットを飼う人が多くなってきている。大多数の人はペットとして猫、犬などを飼う人が多い。犬の場合、飼主が屋外に犬小屋を置き、屋外で休息させるが、猫の場合、ほとんどの飼主は、猫が休息したり寝たりすることができるように、室内に箱型容器を置いていた。

しかし猫が休息する従来の箱型容器では、活動できる空間が制限されているため、快適性に劣り、猫が焦燥感・不安感を感じ、飼主が準備した場所で休息することを嫌がるようになり、別の場所を探して休息・睡眠するようになる。猫は体が濃い体毛で覆われ、体を掻いたり、爪を研いだりするなどの特性を有するため、猫が勝手に室内の色々な場所で休息する場合、環境を汚染し、物品を損壊させてしまう虞があった。

本考案の目的は、猫を所定位置に引き寄せて休息させ、猫の負の感情を減らし、猫を飼う利便性を高める猫用マット構造を提供することにある。

上記課題を解決するために、本考案の第１の形態によれば、パッドを備えた、猫用マット構造であって、前記パッドの頂面には、猫草層が結合され、前記猫草層の頂面には、耐磨層が結合され、前記耐磨層上には、複数の透孔が形成されていることを特徴とする、猫用マット構造を提供する。

前記パッドは、ブロック体からなるとともに、縁被覆層を有し、前記縁被覆層は、前記パッド、前記猫草層及び前記耐磨層の周辺を覆って、前記パッド、前記猫草層及び前記耐磨層に連結固定されることが好ましい。

前記パッドは、滑り止め機能及び可撓性を有することが好ましい。

本考案の猫用マット構造は、猫を所定位置に引き寄せて休息させ、猫の負の感情を減らし、猫を飼う利便性を高める。

本考案の一実施形態に係る猫用マット構造を示す部分拡大図である。 本考案の一実施形態に係る猫用マット構造を示す断面図である。 本考案の他の実施形態に係る猫用マット構造を示す断面斜視図である。 本考案の他の実施形態に係る猫用マット構造を示す拡大図である。

図１及び図２を参照する。図１及び図２に示すように、本考案の一実施形態に係る猫用マット構造は、少なくともパッド１から構成されてなる。パッド１は、畳などのブロック体により構成され、頂面に猫草層２が形成される。猫草層２の頂面には、耐磨層３が形成される。耐磨層３上には、複数の透孔３１が形成される。耐磨層３は、プラスチック、ゴム、不織布、合成材料などからなる。パッド１、猫草層２及び耐磨層３の周辺は縁被覆層４により覆われ、縁被覆層４をパッド１、猫草層２及び耐磨層３に、縫着、接着、面ファスナーによる結合などにより連結固定する。

実際に使用する際、本実施形態の猫用マット構造を所望の場所に置き、畳からなるパッド１を地面に接触させ、猫草層２内の猫草の香りが耐磨層３の透孔３１を介して外部に漂い、猫が猫草の香りを嗅ぐと、猫草の特殊な香りにより猫用マットの場所に引き寄せられ、そこで猫は休息するようになる。そのため猫が勝手に室内の様々な所で休息したり、寝たり、爪を研いだり、排泄したりし、室内環境が汚染され、物品を損壊させてしまうことを防ぐことができる。
本考案の猫用マット上で休息したり寝たり遊んだりし、爪が外層の耐磨層３に接触されても、耐磨層３が耐磨耗性、耐爪とぎ特性を備えているため、猫が爪を研いで猫用マット構造を損壊させることを防ぎ、本考案の猫用マット構造の使用寿命を延ばすことができる。

本実施形態の猫用マットは、開放空間を有するため、その上で猫が休息しても空間による制限を受けて不快に感じることが無い上、猫草が発する香りにより猫のストレスを和らげることができる。そのため、猫が日常生活で感じるストレスを減らし、焦燥感・不安感などの負の感情を減らし、猫が楽しく生活できるようにし、心身を良好な状態にし、負の感情により健康に悪影響を与えることを防ぐことができる上、本考案の猫用マットの助けにより、猫の世話が容易となり、飼主にとって便利である。

図３を併せて参照する。図３に示すように、本考案の一実施形態に係る猫用マット構造のシート状パッド１は、滑り止め機能を有するとともに、可撓性を備える。シート状パッド１は、プラスチック又はゴムからなる上、シート状パッド１の頂面には猫草層２が形成される。猫草層２の頂面には、耐磨層３が形成される。シート状パッド１は、猫草層２及び耐磨層３と接着剤により接着されて連結固定される。このように寸法がちょうど良く、薄型軽量の簡易な猫用マット構造を構成する。
このような薄型軽量の猫用マットの設計によると、地面、机上面、椅子のシート面などの所定位置に猫用マット構造を容易に置くことができ、シート状パッド１が有する滑り止め機能を利用し、地面、机上面、椅子のシート面などの所定位置に滑らないように猫用マット構造を確実に容易に置き、猫草層２を利用してその猫草が発する特殊な臭いにより、猫を猫用マット構造がある場所まで引き寄せてその場所で休息させることができる。

簡易な猫用マットのシート状パッド１は、可撓性を有するため、ユーザが猫を連れて一緒に外出する際、猫用マットを折り曲げて収納することができる。そのため、薄型軽量、折り曲げて収納することができる猫用マット構造を容易に携行して外で使用することができ、屋外で食事をするか、郊外に遊びにでかけるときでも、猫が猫用マット構造上でおとなしく休むので、猫が屋外で勝手に走り回ったり、爪を研いだり、排泄したりして屋外環境が汚染され、物品が損壊してしまうことを防ぐ。

図４を併せて参照する。図４に示すように、本考案の他の実施形態に係る猫用マット構造は、シート状パッド１の底面に、接着剤により少なくとも１つの位置決め部材５が接着される。位置決め部材５は、面ファスナーでもよく、地面、机上面、椅子のシート面などに、位置決め部材５に対応して結合可能な面ファスナーの他方の位置決め部材を設け、本考案の猫用マット構造を地面、机上面又は椅子のシート面などに確実に設置して、猫用マット上で猫が休息するときの安全性を高めてもよい。

上述したことから分かるように、本考案の猫用マット構造は、以下（１）〜（５）の長所を有する。
（１）マット上に猫草層を形成し、猫草が発する特殊な香りにより、猫を猫用マットの場所に引き寄せて休息させる。そのため、室内又は屋外であっても猫を容易に管理でき、猫が室内又は屋外の環境であっても、勝手に走り回ったり、爪を研いだり、排泄したりして環境を汚染し、物品を損壊させてしまうことを防ぐ。
（２）猫用マット構造はシート状パッド、猫草層及び耐磨層から構成され、寸法がちょうど良く、薄型軽量の簡易な猫用マットを構成する。このような薄型軽量の猫用マットの設計により、地面、机上面、椅子のシート面など所望の位置に猫用マット構造を容易に置き、猫を指定位置に引き寄せて休息させることができる。
（３）シート状パッドが可撓性を有するため、猫用マットを容易に折り曲げて収納することができ、猫と一緒に外出するときは、薄型軽量で折り曲げて収納可能な猫用マットを携行して外出することができるため、使い勝手が良い。
（４）パッドの外層に耐磨層が形成され、耐磨層が有する耐磨耗性、耐爪とぎ特性により、猫が猫用マット上でふざけたり爪を研いだりして短期間に猫用マットが損壊してしまうことを防ぎ、使用寿命を延ばすことができる。
（５）本考案の猫用マットは、開放空間を有するため、その上で猫が休息しても空間により制限を受けて不快に感じることが無い上、猫草が発する香りにより猫の焦燥感・不安感を減らし、負の感情により猫の健康に悪影響を与えることを防ぐ。

１ パッド
２ 猫草層
３ 耐磨層
４ 縁被覆層
５ 位置決め部材
３１ 透孔

Claims (3)

1. パッドを備えた、猫用マット構造であって、
   前記パッドの頂面には、猫草層が結合され、
   前記猫草層の頂面には、耐磨層が結合され、
   前記耐磨層上には、複数の透孔が形成されていることを特徴とする、
   猫用マット構造。
2. 前記パッドは、ブロック体からなるとともに、縁被覆層を有し、前記縁被覆層は、前記パッド、前記猫草層及び前記耐磨層の周辺を覆って、前記パッド、前記猫草層及び前記耐磨層に連結固定されることを特徴とする請求項１に記載の猫用マット構造。
3. 前記パッドは、滑り止め機能及び可撓性を有する素材からなることを特徴とする請求項１に記載の猫用マット構造。
   

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