JP3225113B2 - 周波数ミキサ装置 - Google Patents

周波数ミキサ装置

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JP3225113B2 JP28424992A JP28424992A JP3225113B2 JP 3225113 B2 JP3225113 B2 JP 3225113B2 JP 28424992 A JP28424992 A JP 28424992A JP 28424992 A JP28424992 A JP 28424992A JP 3225113 B2 JP3225113 B2 JP 3225113B2
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株式会社エイ・ティ・アール光電波通信研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数ミキサ装置及
び、当該周波数ミキサ装置を備えた光ファイバリンクシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばVHF信号をミリ波信号に変換す
る周波数ミキサ装置を必要とするシステムにおいては、
従来、ダイオードミキサを用いている。これらのダイオ
ードミキサにおいては多くの形式が存在するが、各ダイ
オードミキサはより良好な性能を得るために、1個又は
それ以上のダイオードを用いている。典型的なダイオー
ドミキサは、中間周波数を有する中間周波信号(以下、
IF信号という。)と局部発振周波数を有する局部発振
信号(以下、LO信号という。)とを混合し、混合後の
信号を所定の通過帯域を有する帯域通過フィルタに通過
させることにより、上記IF信号とLO信号を抑圧した
後、両側波帯又は単側波帯の高周波信号(以下、RF信
号という。)を出力する。
【0003】複数のダイオードを備えたダイオードミキ
サにおいてより高い性能を得るためには、複数のダイオ
ードの特性を一致させる必要があり、これによって時間
を浪費しかつ当該ダイオードミキサの製造コストが増大
し、それが高価なものとなる。また、ベストの性能は典
型的には、例えば与えられたシステムにおいて使用する
周波数を限定するなどして、より狭い帯域において得る
ことができる。
【0004】非常に近距離の従来のRF信号伝送におい
ては、同軸伝送媒体又は導波管伝送媒体が用いられてい
る。一方、マイクロ波周波数の長距離伝送のためには、
これらの伝送媒体にとって代わって、低損失、小型であ
って電磁干渉を受けないという利点を有する光ファイバ
リンクが用いられている。この光ファイバリンクは、互
いに縦続接続された、光送信機と、光ファイバケーブル
と、光受信機とから構成される。例えばデータ信号の伝
送のためには、上記光送信機は、注入電流が変調された
レーザ又は定常状態の光出力が外部信号によって変調さ
れたレーザを備えている。上記光ファイバケーブルは、
光送信機から光受信機に光信号を伝送する伝送媒体であ
る。さらに、光受信機は、例えばピンフォトダイオード
又はアバランシェダイオードもしくは光電界効果型トラ
ンジスタ(以下、それらを光検出器という。)などの光
検出半導体デバイスを備える。この光検出器は受信され
た光信号を、通常直接強度検出と呼ばれるプロセスを用
いて電気信号に変換する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ほとん
どの光ファイバリンクの性能が限定されており、ほとん
どのアプリケーションにおいて、変調信号は最大500
MHzの帯域幅と、通常マイクロ波から準ミリ波までの
範囲の周波数帯のアナログ搬送波信号を有する、デジタ
ル又はアナログのデータ信号を含んでいる。通常、当該
データ信号はダイオードミキサにおいて搬送波信号と混
合され、その結果得られた周波数変換信号はレーザ又は
外部変調器のいずれかに直接に印加される。
【0006】光ファイバリンクの性能はまた、アップコ
ンバータで変換されたより高い周波数に用いられるダイ
オードミキサのために制限される。すなわち、ダイオー
ドミキサは、制限されたダイナミックレンジと、より高
い雑音指数を有するとともに、相互変調歪を生成し、こ
れらすべてが光ファイバリンクのダイナミックレンジと
雑音指数に影響を与えている。
【0007】上述の光ファイバリンクはその両端に送信
/受信モジュール(以下、T/Rモジュールという。)
を備えている。これらT/Rモジュールは、衛星通信プ
ラットフォーム、アンテナを備えた無線基地局の遠隔設
置、ローカルのパーソナル通信の分配ネットワークなど
を含む多くの通信システムのためのより重要な構成要素
となっている。
【0008】これらのすべてのシステムは、光搬送波信
号を印加する前に2個の電気信号を混合するステップ
と、混合後の電気信号に従って光搬送波信号を変調する
ステップとを含む。これら2つのステップは、全体のシ
ステムの性能を劣化させ、この結果、より高いレベルの
スプリアス信号が発生するとともに、LO信号とIF信
号との間のアイソレーションが低くなるという問題点が
あった。
【0009】本発明の第1の目的は以上の問題点を解決
し、従来例に比較して広帯域でかつ低損失で動作すると
ともに、LO信号とIF信号を有効的に抑圧することが
できる周波数ミキサ装置を提供することにある。
【0010】また、本発明の第2の目的は、従来例に比
較して広帯域でかつ低損失で動作するとともに、LO信
号とIF信号を有効的に抑圧することができる周波数ミ
キサ装置を備えた光ファイバリンクシステムを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の周波数ミキサ装置は、所定の光強度を有する光信号
を発生する光信号発生手段と、上記光信号発生手段によ
って発生された光信号を2分配する光分配手段と、入力
される局部発振信号が一端に入力されかつ入力される中
間周波信号が他端に入力されるマイクロ波線路と、上記
マイクロ波線路と電磁気的に結合して設けられ上記光分
配手段によって2分配された各光信号がそれぞれ入力さ
れる2本の光導波路とを有し、2次の非線形特性を有し
て上記中間周波信号と上記局部発振信号とを混合した
後、混合後の電気信号に従って上記各光信号を変調して
出力する光変調手段と、上記光変調手段の上記2本の光
導波路から出力される各光信号を合成する光合成手段
と、上記光合成手段によって合成された光信号を光電変
換して電気信号を出力する光検出手段とを備えたことを
特徴とする。
【0012】また、本発明に係る請求項2記載の光ファ
イバリンクシステムは、第1の局と、第2の局とからな
り、上記第1の局と上記第2の局とが光ファイバケーブ
ルで接続された光ファイバリンクシステムであって、上
記第1の局は、所定の光強度を有する光信号を発生する
光信号発生手段と、上記光信号発生手段によって発生さ
れた光信号を2分配する光分配手段と、入力される局部
発振信号が一端に入力されかつ入力される中間周波信号
が他端に入力されるマイクロ波線路と、上記マイクロ波
線路と電磁気的に結合して設けられ上記光分配手段によ
って2分配された各光信号がそれぞれ入力される2本の
光導波路とを有し、2次の非線形特性を有して上記中間
周波信号と上記局部発振信号とを混合した後、混合後の
電気信号に従って上記各光信号を変調して出力する光変
調手段と、上記光変調手段の上記2本の光導波路から出
力される各光信号を合成して上記光ファイバケーブルケ
ーブルを介して上記第2の局に送信する光合成手段とを
備え、上記第2の局は、上記光合成手段によって送信さ
れた光信号を光電変換して電気信号を出力する光検出手
段とを備えたことを特徴とする。
【0013】さらに、本発明に係る請求項3記載の周波
数ミキサ装置は、所定の光強度を有する光信号を発生す
る光信号発生手段と、上記光信号発生手段によって発生
された光信号を4分配する光分配手段と、入力される局
部発振周波数を有する局部発振信号を2分配する第1の
信号分配手段と、入力される所定の中間周波数を有する
中間周波信号を互いに90度の位相差を有するように2
分配する第2の信号分配手段と、上記分配された一方の
局部発振信号が一端に入力されかつ上記分配された一方
の中間周波信号が他端に入力されるマイクロ波線路と、
上記マイクロ波線路と電磁気的に結合して設けられ上記
光分配手段によって4分配された各光信号のうちの2つ
の光信号がそれぞれ入力される2本の光導波路とを有
し、2次の非線形特性を有して上記中間周波信号と上記
局部発振信号とを混合した後、混合後の電気信号に従っ
て上記各光信号を変調して出力する第1の光変調手段
と、上記分配された他方の局部発振信号が一端に入力さ
れかつ上記分配された他方の中間周波信号が他端に入力
されるマイクロ波線路と、上記マイクロ波線路と電磁気
的に結合して設けられ上記光分配手段によって4分配さ
れた各光信号のうちの他の2つの光信号がそれぞれ入力
される2本の光導波路とを有し、2次の非線形特性を有
して上記中間周波信号と上記局部発振信号とを混合した
後、混合後の電気信号に従って上記各光信号を変調して
出力する第2の光変調手段と、上記第1の光変調手段の
上記2本の光導波路から出力される各光信号を合成する
第1の光合成手段と、上記第2の光変調手段の上記2本
の光導波路から出力される各光信号を合成する第2の光
合成手段と、上記第1の光合成手段によって合成された
光信号を光電変換して電気信号を出力する第1の光検出
手段と、上記第2の光合成手段によって合成された光信
号を光電変換して電気信号を出力する第2の光検出手段
と、上記第1の光検出手段から出力される電気信号と上
記第2の光検出手段から出力される電気信号とを、上記
局部発振周波数と上記中間周波数との和の周波数成分又
は差の周波数成分が逆相で抑圧されるように、互いに9
0度の位相差で合成する信号合成手段とを備えたことを
特徴とする。
【0014】またさらに、本発明に係る請求項4記載の
光ファイバリンクシステムは、第1の局と、第2の局と
からなり、上記第1の局と上記第2の局とが第1と第2
の光ファイバケーブルで接続された光ファイバリンクシ
ステムであって、上記第1の局は、所定の光強度を有す
る光信号を発生する光信号発生手段と、上記光信号発生
手段によって発生された光信号を4分配する光分配手段
と、入力される局部発振周波数を有する局部発振信号を
2分配する第1の信号分配手段と、入力される所定の中
間周波数を有する中間周波信号を互いに90度の位相差
を有するように2分配する第2の信号分配手段と、上記
分配された一方の局部発振信号が一端に入力されかつ上
記分配された一方の中間周波信号が他端に入力されるマ
イクロ波線路と、上記マイクロ波線路と電磁気的に結合
して設けられ上記光分配手段によって4分配された各光
信号のうちの2つの光信号がそれぞれ入力される2本の
光導波路とを有し、2次の非線形特性を有して上記中間
周波信号と上記局部発振信号とを混合した後、混合後の
電気信号に従って上記各光信号を変調して出力する第1
の光変調手段と、上記分配された他方の局部発振信号が
一端に入力されかつ上記分配された他方の中間周波信号
が他端に入力されるマイクロ波線路と、上記マイクロ波
線路と電磁気的に結合して設けられ上記光分配手段によ
って4分配された各光信号のうちの他の2つの光信号が
それぞれ入力される2本の光導波路とを有し、2次の非
線形特性を有して上記中間周波信号と上記局部発振信号
とを混合した後、混合後の電気信号に従って上記各光信
号を変調して出力する第2の光変調手段と、上記第1の
光変調手段の上記2本の光導波路から出力される各光信
号を合成して上記第1の光ファイバケーブルを介して上
記第2の局に送信する第1の光合成手段と、上記第2の
光変調手段の上記2本の光導波路から出力される各光信
号を合成して上記第2の光ファイバケーブルを介して上
記第2の局に送信する第2の光合成手段とを備え、上記
第2の局は、上記第1の光合成手段によって送信された
光信号を光電変換して電気信号を出力する第1の光検出
手段と、上記第2の光合成手段によって送信された光信
号を光電変換して電気信号を出力する第2の光検出手段
と、上記第1の光検出手段から出力される電気信号と上
記第2の光検出手段から出力される電気信号とを、上記
局部発振周波数と上記中間周波数との和の周波数成分又
は差の周波数成分が逆相で抑圧されるように、互いに9
0度の位相差で合成する信号合成手段とを備えたことを
特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1記載の周波数ミキサ装置においては、
上記光変調手段は、入力される局部発振信号が一端に入
力されかつ入力される中間周波信号が他端に入力される
マイクロ波線路と、上記マイクロ波線路と電磁気的に結
合して設けられ上記光分配手段によって2分配された各
光信号がそれぞれ入力される2本の光導波路とを有し、
2次の非線形特性を有して上記中間周波信号と上記局部
発振信号とを混合した後、混合後の電気信号に従って上
記各光信号を変調して出力する。次いで、上記光合成手
段は、上記光変調手段の上記2本の光導波路から出力さ
れる各光信号を合成し、上記光検出手段は、上記光合成
手段によって合成された光信号を光電変換して電気信号
を出力する。
【0016】また、請求項2記載の光ファイバリンクシ
ステムにおいては、第1の局と、第2の局とからなり、
上記第1の局と上記第2の局とが光ファイバケーブルで
接続され、各手段は、請求項1記載の周波数ミキサ装置
と同様に動作する。
【0017】さらに、請求項3記載の周波数ミキサ装置
においては、上記第1の信号分配手段は、入力される局
部発振周波数を有する局部発振信号を2分配し、上記第
2の信号分配手段は、入力される所定の中間周波数を有
する中間周波信号を互いに90度の位相差を有するよう
に2分配する。次いで、上記第1の光変調手段は、上記
分配された一方の局部発振信号が一端に入力されかつ上
記分配された一方の中間周波信号が他端に入力されるマ
イクロ波線路と、上記マイクロ波線路と電磁気的に結合
して設けられ上記光分配手段によって4分配された各光
信号のうちの2つの光信号がそれぞれ入力される2本の
光導波路とを有し、2次の非線形特性を有して上記中間
周波信号と上記局部発振信号とを混合した後、混合後の
電気信号に従って上記各光信号を変調して出力する。ま
た、上記第2の光変調手段は、上記分配された他方の局
部発振信号が一端に入力されかつ上記分配された他方の
中間周波信号が他端に入力されるマイクロ波線路と、上
記マイクロ波線路と電磁気的に結合して設けられ上記光
分配手段によって4分配された各光信号のうちの他の2
つの光信号がそれぞれ入力される2本の光導波路とを有
し、2次の非線形特性を有して上記中間周波信号と上記
局部発振信号とを混合した後、混合後の電気信号に従っ
て上記各光信号を変調して出力する。さらに、上記第1
の光合成手段は、上記第1の光変調手段の上記2本の光
導波路から出力される各光信号を合成し、上記第2の光
合成手段は、上記第2の光変調手段の上記2本の光導波
路から出力される各光信号を合成する。最後に、上記第
1の光検出手段は、上記第1の光合成手段によって合成
された光信号を光電変換して電気信号を出力し、上記第
2の光検出手段は、上記第2の光合成手段によって合成
された光信号を光電変換して電気信号を出力し、上記信
号合成手段は、上記第1の光検出手段から出力される電
気信号と上記第2の光検出手段から出力される電気信号
とを、上記局部発振周波数と上記中間周波数との和の周
波数成分又は差の周波数成分が逆相で抑圧されるよう
に、互いに90度の位相差で合成する。
【0018】またさらに、請求項4記載の光ファイバリ
ンクシステムにおいては、第1の局と、第2の局とから
なり、上記第1の局と上記第2の局とが第1と第2の光
ファイバケーブルで接続され、各手段は、請求項3記載
の周波数ミキサ装置と同様に動作する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る実施例に
ついて説明する。
【0020】<第1の実施例>図1は本発明に係る第1
の実施例である非線形光変調器100を用いた周波数ミ
キサ装置を備えた光ファイバリンクシステムのブロック
図であり、図2は図1のA−A’線についての縦断面図
である。
【0021】第1の実施例の光ファイバリンクシステム
は、無線制御局に設けられデータ信号を含むIF信号を
RF信号で変調された光信号に変換するマッハ−ツェン
ダ(Mach−Zehnder)干渉計型非線形進行波
電気−光変調器(以下、非線形光変調器という。)10
0と無線基地局に設けられる光電変換装置とからなるる
周波数ミキサ装置50と、互いに所定の距離だけ離れて
設けられた無線制御局と無線基地局との間に接続される
光ファイバケーブルと40とから構成される。
【0022】従来のマッハ−ツェンダ干渉計型光変調器
は、電気信号に従って変調された光信号を発生するため
に用いられ、この従来のマッハ−ツェンダ干渉計型光変
調器においては、その動作点を図3のバイアス点BP1
に設定して線形特性の範囲で動作するように構成されて
いる。一方、本実施例においては、動作点を図3のバイ
アス点BP2に設定して当該光変調器を非線形の範囲で
動作させることによって、実質的に線形成分と3次以上
の係数を有さず、かつ非常に大きな2次の係数を有する
非線形特性を実現している。そして、当該非線形特性を
有する非線形光変調器100を用いてIF信号をRF信
号に変換しかつRF信号で強度変調された光信号に変換
する。
【0023】本実施例で用いる非線形光変調器100に
ついて、以下に説明する。
【0024】図2に示すように、LiNbO3にてなる
誘電体基板10上に公知の通りTiを熱拡散させること
によって所定の間隔Wbだけ水平方向に離れたTi:L
iNbO3にてなる楕円断面形状の薄膜光導波路27,
28が互いに平行となるように形成される。次いで、誘
電体基板100上にSiO2にてなる絶縁膜11が形成
された後、当該絶縁膜11上に、Auにてなる幅Waの
帯形状の中心導体21が光導波路28の直上に位置する
ように形成されるとともに、当該中心導体21を間に挟
んで所定の間隔Wbだけ離れて接地導体22,23が形
成され、ここで、接地導体22の中心導体21側端部は
光導波路27の直上に位置するように形成される。中心
導体21と接地導体22,23とによってコプレーナ線
路20を構成しており、図1に示すように、当該コプレ
ーナ線路20の中央部が誘電体基板10の中央部に位置
しかつコプレーナ線路20の両端部の所定の長さ部分が
曲げられてその両端が誘電体基板10の長手方向の長辺
に位置するようにコプレーナ線路20が形成されてい
る。
【0025】また、コプレーナ線路20の中心導体21
にはバイアス直流電源Bによって負のバイアス直流電圧
が印加され、このバイアス直流電圧を変化することによ
って光変調器100の動作点を図3のバイアス点BP2
に設定して当該光変調器を非線形の範囲で動作させ、実
質的に2次の係数のみを有する非線形特性を実現させ
る。さらに、例えば、当該非線形光変調器100におい
て、好ましくは、光導波路27,28に対してコプレー
ナ線路20の導体21,22,23を非対称に形成する
ことによって非線形特性を変更して、実質的に2次の係
数のみを有する非線形特性を得ることができる。
【0026】上記非線形光変調器100の誘電体基板1
0内には、光導波路27,28のほかに、光導波路2
5,30と、光導波路Y型分配器26と、光導波路Y型
合成器29とが形成される。光導波路25の一端は誘電
体基板10の一短辺に位置し、光導波路25の他端は、
分配器26の入力端子とその第1の出力端子と、光導波
路27と、合成器29の第1の入力端子とその出力端子
とを介して、光導波路30の一端に接続され、光導波路
30の他端は誘電体基板10の他短辺に位置する。ま
た、分配器26の第2の出力端子は、光導波路28を介
して合成器29の第2の入力端子に接続される。
【0027】局部発振器2は所定の局部発振周波数fLO
を有するLO信号を発生して、当該LO信号を、LO信
号のみを通過させるとともにLO信号のスプリアス信号
を除去する帯域通過フィルタ3と、入出力端子の間に位
置する1端子が終端されアイソレータとして動作する3
端子サーキュレータ4と、直流成分阻止用キャパシタC
1とを介して、非線形光変調器100のコプレーナ線路
20の一端に印加する。一方、所定の中間周波数fIF
有し外部装置でデータ信号でデジタル変調された後、I
F信号入力端子5を介して入力されるIF信号は、当該
IF信号のみを通過させるとともにIF信号のスプリア
ス信号を除去する帯域通過フィルタ6と、入出力端子の
間に位置する1端子が終端されアイソレータとして動作
する3端子サーキュレータ7と、直流成分阻止用キャパ
シタC2とを介して、非線形光変調器100のコプレー
ナ線路20の他端に印加される。
【0028】レーザダイオードを備えたレーザ光発生器
1は、比較的高い所定の光強度を有する光信号を発生し
て光ファイバケーブル24を介して非線形光変調器10
0の光導波路25に出力する。光導波路25に入射した
光信号は分配器26によって2分配された後、分配され
た各光信号がそれぞれ光導波路27,28を介して合成
器29に入射する。次いで、各光信号が合成器29によ
って合成された後、光導波路30を介して光ファイバケ
ーブル40の入力端に出力する。ここで、非線形光変調
器100内のコプレーナ線路20に入力されたLO信号
とIF信号は、コプレーナ線路20内を所定の電磁波モ
ードで伝搬する。従って、LO信号とIF信号とによっ
て生じる電界は誘電体基板10の表面に対して概ね垂直
な方向で光導波路27,28に印加される。
【0029】一方、IF信号のレベルが変化したとき、
光導波路27,28に印加される電界が変化し、当該電
界の変化によって光導波路27,28の屈折率が変化
し、この屈折率の変化によって伝搬する各光信号の速度
が変化する。各光信号が異なった速度で伝搬した後、合
成器29によって合成されるので、合成後の光信号の強
度は上記電界の変化に従って変化する。すなわち、コプ
レーナ線路20は光導波路27,28に沿ってかつ互い
に電磁気的に結合するように設けられているので、上記
印加電界に従って、光導波路27,28を伝搬する各光
信号は強度変調を受ける。このときの強度変調特性は図
3で示され、当該強度変調特性を上述のように、2次の
非線形項のみを有するように設定されている。従って、
非線形光変調器100は周波数ミキサとして動作し、当
該非線形光変調器100から出力される光信号は、以下
の各周波数の電気信号の成分を含んでいる。 (a)上側波帯の周波数(fLO+fIF) (b)下側波帯の周波数(fLO−fIF) (c)IF信号の2次高調波の周波数2fIF (d)LO信号の2次高調波の周波数2fLO
【0030】さらに、非線形光変調器100の光導波路
30から出力される光信号は、光ファイバケーブル40
を介して、無線基地局の光電変換装置50の光検出器5
1に伝送される。当該光検出器51は、例えばフォトダ
イオードやフォトトランジスタなどによって構成され、
入力される光信号を上記各周波数(a)乃至(d)を有
する電気信号に変換した後、上側波帯の周波数(fLO
IF)と下側波帯の周波数(fLO−fIF)のみを通過さ
せるとともにIF信号の2次高調波の周波数2fIFとL
O信号の2次高調波の周波数2fLOの周波数成分を除去
する帯域通過フィルタ52を介してRF信号出力端子5
3に出力する。このRF信号出力端子53には例えば、
RF電力増幅器を介して無線基地局のアンテナ(図示せ
ず。)に接続され、上側波帯の周波数(fLO+fIF)と
下側波帯の周波数(fLO−fIF)のRF信号が当該アン
テナから送信される。
【0031】以上説明したように、非線形光変調器10
0と光電変換装置50とによって、2個の電気信号(L
O信号とIF信号)を混合してLO信号の周波数を中心
とする両側波帯信号で強度変調された光信号を発生した
後、光電変換して両側波帯RF信号を出力することがで
きる。すなわち、IF信号を両側波帯RF信号に周波数
変換する周波数ミキサ装置を実現するとともに、変換後
の両側波帯RF信号を含む光信号を遠隔の無線基地局に
伝送することができる。
【0032】以上のように構成された周波数ミキサ装置
を備えた光ファイバリンクシステムは次のような特有の
利点を有する。 (1)非線形光変調器100を用いて電気信号の混合を
行っているので、広帯域で電気信号の混合を行うことが
できる。 (2)上記の構成の非線形光変調器100においては、
LO信号とIF信号とをコプレーナ線路20の両端に印
加しているので、LO信号とIF信号とを合成するため
の電気信号合成器を用いる必要がなく、これによって低
損失で周波数混合を行うことができる。 (3)2次の係数のみを有する非線形特性を備えた非線
形光変調器100を用いているので、光信号に含まれる
電気信号の周波数成分として、LO信号やIF信号が抑
圧される。従って、入力されるLO信号とIF信号との
間で十分に高いアイソレーションを得ることができる。 (4)従来のダイオードミキサにおいては、能動素子で
あるため必然的に損失が存在する。一方、レーザ光発生
器1は一般に低雑音でより高い光強度の光信号を発生す
ることができるので、電気信号で周波数混合する場合に
比較してより高いS/Nで電気信号の周波数混合を行う
ことができる。これによって、入力するIF信号のダイ
ナミックレンジをより広くとることができる。 (5)光変調器100において光信号が電気信号によっ
て強度変調を受けるときに、例えばIF信号よりも高い
周波数成分を有するスプリアス信号の波長は短いので、
光信号とスプリアス信号との干渉時間は短い。従って、
IF信号より高い周波数成分を有するスプリアス信号に
対して周波数変調応答はほとんど無く、非線形光変調器
100においてスプリアス信号が発生することがない。 (6)当該光ファイバリンクシステムにおいては、周波
数混合と電光変換とを同時に行うことができるので、構
成が簡単になるとともに、上述のように低損失で信号変
換することができる。
【0033】<第2の実施例>図4は本発明に係る第2
の実施例である非線形光変調器を用いた周波数ミキサ装
置を備えた光ファイバリンクシステムのブロック図であ
る。
【0034】第2の実施例の周波数ミキサ装置は、2個
の第1と第2の非線形光変調器101a,101bから
なる非線形光変調器100aを備え、光電変換装置50
aにおいて上側波帯の周波数(fLO+fIF)と下側波帯
の周波数(fLO−fIF)のRF信号の両側波帯のRF信
号のうちの上側波帯の周波数成分を抑圧することを特徴
としている。以下、第1の実施例との相違点について説
明する。
【0035】非線形光変調器100aは、それぞれ第1
の実施例の非線形光変調器100と同様の構成を有し、
(a)光導波路27a,28aと、中心導体21aと接
地導体22a,23とからなるコプレーナ線路20aと
を備えた第1の非線形光変調器101aと、(b)光導
波路27b,28bと、中心導体21bと接地導体22
b,23とからなるコプレーナ線路20bとを備えた第
2の非線形光変調器101bとを備える。ここで、コプ
レーナ線路20a,20bの中心導体21a,21bに
はそれぞれバイアス直流電源Ba,Bbによって負のバ
イアス直流電圧が印加され、このバイアス直流電圧を変
化することによって光変調器100aの第1と第2の光
変調器の各動作点を図3のバイアス点BP2に設定し
て、当該各光変調器をそれぞれ非線形の範囲で動作さ
せ、実質的に2次の係数のみを有する非線形特性を実現
させる。
【0036】局部発振器2は所定の局部発振周波数fLO
を有するLO信号を発生して、当該LO信号を、LO信
号のみを通過させるとともにLO信号のスプリアス信号
を除去する帯域通過フィルタ3と、入出力端子の間に位
置する1端子が終端されアイソレータとして動作する3
端子サーキュレータ4とを介して同相分配器8に出力す
る。同相分配器8は入力したLO信号を同相で2分配し
た後、2分配した一方のLO信号を直流成分阻止用キャ
パシタC1aと介してコプレーナ線路20aの一端に印
加するとともに、他方のLO信号を直流成分阻止用キャ
パシタC1bを介してコプレーナ線路20bの一端に印
加する。一方、所定の中間周波数fIFを有し外部装置で
データ信号でデジタル変調された後、IF信号入力端子
5を介して入力されるIF信号は、当該IF信号のみを
通過させるとともにIF信号のスプリアス信号を除去す
る帯域通過フィルタ6と、入出力端子の間に位置する1
端子が終端されアイソレータとして動作する3端子サー
キュレータ7とを介して90度位相差分配器9に入力さ
れる。分配器9は入力されたIF信号を2分配した後、
一方のIF信号をそのまま直流成分阻止用キャパシタC
2bを介してコプレーナ線路20bの他端に印加すると
ともに、他方のIF信号を90度だけ移相して直流成分
阻止用キャパシタC2aを介してコプレーナ線路20a
の他端に印加する。
【0037】レーザダイオードを備えたレーザ光発生器
1は所定の光強度を有する光信号を発生して光ファイバ
ケーブル24を介して非線形光変調器100aの光導波
路25に出力する。光導波路25に入射した光信号は光
導波路Y型分配器25dによって2分配された後、一方
の光信号が光導波路25aを介して光導波路Y型分配器
26aに入射し、他方の光信号が光導波路25bを介し
て光導波路Y型分配器26bに入射する。
【0038】次いで、分配器26aに入射した光信号は
2分配された後、分配された各光信号がそれぞれ光導波
路27a,28aを介して合成器29aに入射する。さ
らに、各光信号が合成器29aによって合成された後、
光導波路30aを介して光ファイバケーブル40aの入
力端に出力する。一方、分配器26bに入射した光信号
は2分配された後、分配された各光信号がそれぞれ光導
波路27b,28bを介して合成器29bに入射する。
さらに、各光信号が合成器29bによって合成された
後、光導波路30bを介して光ファイバケーブル40b
の入力端に出力する。
【0039】ここで、非線形光変調器100aの第1と
第2の光変調器101a,101bはそれぞれ、第1の
実施例と同様に周波数ミキサとして動作する。
【0040】さらに、光導波路30aから出力される光
信号は光ファイバケーブル40aを介して無線基地局の
光電変換装置50aの光検出器51aに伝送される一
方、光導波路30bから出力される光信号は光ファイバ
ケーブル40bを介して無線基地局の光電変換装置50
bの光検出器51bに伝送される。光検出器51a,5
1bはそれぞれ、入力された光信号を電気信号に変換し
た後、90度位相差合成器54に出力する。合成器54
は光検出器51aから入力される電気信号をそのまま入
力する一方、光検出器51bから入力される電気信号を
90度だけ移相し、両電気信号を同相合成した後、RF
信号出力端子53に出力する。
【0041】以上のように構成された実施例において
は、第1の光変調器101aのコプレーナ線路20aに
印加されるIF信号を、第2の光変調器101bのコプ
レーナ線路20bに印加されるIF信号よりも90度だ
け移相する一方、光電変換装置50a内の合成器54に
おいて光検出器51bからの電気信号のみを90度だけ
移相した後光検出器51aからの電気信号と合成してい
るので、合成器54において逆相合成される上側波帯の
周波数(fLO+fIF)の成分が互いに逆相加算でキャン
セルされて抑圧され、RF信号出力端子53には上側波
帯の周波数(fLO−fIF)の成分のRF信号が出力され
る。
【0042】以上の第2の実施例において、光電変換装
置50a内の合成器54において光検出器51aからの
電気信号のみを90度だけ移相した後光検出器51bか
らの電気信号と合成しているが、光電変換装置50a内
の合成器54において光検出器51bからの電気信号の
みを90度だけ移相した後光検出器51aからの電気信
号と合成してもよい。この場合、合成器54において逆
相合成される上側波帯の周波数(fLO−fIF)の成分が
互いに逆相加算でキャンセルされて抑圧され、RF信号
出力端子53には上側波帯の周波数(fLO+fIF)の成
分のRF信号が出力される。
【0043】以上のように構成された第2の実施例又は
その変形例の周波数ミキサ装置を備えた光ファイバリン
クシステムは、第1の実施例の効果に加えて、一方の側
波帯の周波数成分の信号を抑圧することができるという
利点がある。
【0044】<他の実施例>以上の実施例において、光
ファイバリンクシステムを構成しているが、光ファイバ
ケーブル40,40aの長さを短くして、非線形光変調
器100,100aと光電変換装置50,50aとを1
個の装置内で近接して設け、周波数ミキサ装置として用
いてもよい。
【0045】以上の実施例において、非線形光変調器と
して、マッハ−ツェンダ干渉計型非線形光変調器を用い
ているが、本発明はこれに限らず、実質的に2次の係数
のみを有する非線形特性を備えた非線形光変調器を用い
てもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る周波数
ミキサ装置によれば、所定の光強度を有する光信号を発
生する光信号発生手段と、上記光信号発生手段によって
発生された光信号を2分配する光分配手段と、入力され
る局部発振信号が一端に入力されかつ入力される中間周
波信号が他端に入力されるマイクロ波線路と、上記マイ
クロ波線路と電磁気的に結合して設けられ上記光分配手
段によって2分配された各光信号がそれぞれ入力される
2本の光導波路とを有し、2次の非線形特性を有して上
記中間周波信号と上記局部発振信号とを混合した後混合
後の電気信号に従って上記各光信号を変調して出力する
光変調手段と、上記光変調手段の上記2本の光導波路か
ら出力される各光信号を合成する光合成手段と、上記光
合成手段によって合成された光信号を光電変換して電気
信号を出力する光検出手段とを備える。従って、本発明
に係る周波数ミキサ装置は、以下の特有の利点を有す
る。
【0047】(1)上記光変調手段を用いて電気信号の
混合を行っているので、広帯域で電気信号の混合を行う
ことができる。 (2)上記光変調手段においては、LO信号とIF信号
とをマイクロ波線路の両端に印加しているので、LO信
号とIF信号とを合成するための電気信号合成器を用い
る必要がなく、これによって低損失で周波数混合を行う
ことができる。 (3)2次の係数のみを有する非線形特性を備えた光変
調手段を用いているので、光信号に含まれる電気信号の
周波数成分として、LO信号やIF信号が抑圧される。
従って、入力されるLO信号とIF信号との間で十分に
高いアイソレーションを得ることができる。 (4)従来のダイオードミキサにおいては、能動素子で
あるため必然的に損失が存在する。一方、上記光信号発
生手段は一般に低雑音でより高い光強度の光信号を発生
することができるので、電気信号で周波数混合する場合
に比較してより高いS/Nで電気信号の周波数混合を行
うことができる。これによって、入力するIF信号のダ
イナミックレンジをより広くとることができる。 (5)上記光変調手段において光信号が電気信号によっ
て強度変調を受けるときに、例えばIF信号よりも高い
周波数成分を有するスプリアス信号の波長は短いので、
光信号とスプリアス信号との干渉時間は短い。従って、
IF信号より高い周波数成分を有するスプリアス信号に
対して周波数変調応答はほとんど無く、スプリアス信号
が発生することがない。
【0048】また、上記周波数ミキサ装置を用いて光フ
ァイバリンクシステムを構成した場合、周波数混合と電
光変換とを同時に行うことができるので、構成が簡単に
なるとともに、上述のように低損失で信号変換すること
ができる。
【0049】さらに、請求項3記載の周波数ミキサ装置
及び請求項4記載の光ファイバリンクシステムにおいて
は、2個の光変調手段を用いてLO信号とIF信号との
間で周波数混合及び電光変換を行った後、それぞれ光変
調された各光信号をそれぞれ光電変換し、局部発振周波
数と中間周波数との和の周波数成分又は差の周波数成分
が逆相で抑圧されるように互いに90度の位相差で合成
するので、局部発振周波数と中間周波数との和の周波数
成分又は差の周波数成分を抑圧するフィルタを備える必
要がないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施例である非線形光変
調器を用いた周波数ミキサ装置を備えた光ファイバリン
クシステムのブロック図である。
【図2】 図1のA−A’線についての縦断面図であ
る。
【図3】 図1の非線形光変調器におけるバイアス点を
示す負のバイアス電圧に対する規格化光出力強度のグラ
フである。
【図4】 本発明に係る第2の実施例である非線形光変
調器を用いた周波数ミキサ装置を備えた光ファイバリン
クシステムのブロック図である。
【符号の説明】
1…レーザ光発生器、 2…局部発振器、 3,6…帯域通過フィルタ、 4,7…3端子サーキュレータ、 5…IF信号入力端子、 8…同相分配器、 9…90度位相差分配器、 10…誘電体基板、 11…絶縁膜、 20,20a,20b…コプレーナ線路、 21,21a,21b…中心導体、 22,23,22a,22b…接地導体、 24…光ファイバケーブル、 25,27,28,30,25a,25b,27a,2
7b,28a,28b,30a,30b…光導波路、 26,26a,26b,25d…光導波路Y型分配器、 29,29a,29b…光導波路Y型合成器、 40,40a,40b…光ファイバケーブル、 50,50a…光電変換装置、 51,51a,51b…光検出器、 52…帯域通過フィルタ、 53…RF信号出力端子、 54…90度位相差合成器、 100,100a…非線形光変調器、 101a…第1の光変調器、 101b…第2の光変調器、 B,Ba,Bb…バイアス直流電源、 C1,C2,C1a,C2a,C1b,C2b…キャパ
シタ、 BP2…バイアス点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 7/36 (56)参考文献 特開 平4−233339(JP,A) 特開 平3−75615(JP,A) 特開 昭63−60432(JP,A) 特開 昭60−28621(JP,A) 小川 他、「ミリ波信号伝送用光ファ イバリンクの構成法」、電子情報通信学 会春季大会、p.426、分冊2(B− 426)、1992年 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 H03D 7/00 H04B 7/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の光強度を有する光信号を発生する
    光信号発生手段と、 上記光信号発生手段によって発生された光信号を2分配
    する光分配手段と、 入力される局部発振信号が一端に入力されかつ入力され
    る中間周波信号が他端に入力されるマイクロ波線路と、
    上記マイクロ波線路と電磁気的に結合して設けられ上記
    光分配手段によって2分配された各光信号がそれぞれ入
    力される2本の光導波路とを有し、2次の非線形特性を
    有して上記中間周波信号と上記局部発振信号とを混合し
    た後、混合後の電気信号に従って上記各光信号を変調し
    て出力する光変調手段と、 上記光変調手段の上記2本の光導波路から出力される各
    光信号を合成する光合成手段と、 上記光合成手段によって合成された光信号を光電変換し
    て電気信号を出力する光検出手段とを備えたことを特徴
    とする周波数ミキサ装置。
  2. 【請求項2】 第1の局と、第2の局とからなり、上記
    第1の局と上記第2の局とが光ファイバケーブルで接続
    された光ファイバリンクシステムであって、 上記第1の局は、 所定の光強度を有する光信号を発生する光信号発生手段
    と、 上記光信号発生手段によって発生された光信号を2分配
    する光分配手段と、 入力される局部発振信号が一端に入力されかつ入力され
    る中間周波信号が他端に入力されるマイクロ波線路と、
    上記マイクロ波線路と電磁気的に結合して設けられ上記
    光分配手段によって2分配された各光信号がそれぞれ入
    力される2本の光導波路とを有し、2次の非線形特性を
    有して上記中間周波信号と上記局部発振信号とを混合し
    た後、混合後の電気信号に従って上記各光信号を変調し
    て出力する光変調手段と、 上記光変調手段の上記2本の光導波路から出力される各
    光信号を合成して上記光ファイバケーブルケーブルを介
    して上記第2の局に送信する光合成手段とを備え、 上記第2の局は、 上記光合成手段によって送信された光信号を光電変換し
    て電気信号を出力する光検出手段とを備えたことを特徴
    とする光ファイバリンクシステム。
  3. 【請求項3】 所定の光強度を有する光信号を発生する
    光信号発生手段と、 上記光信号発生手段によって発生された光信号を4分配
    する光分配手段と、 入力される局部発振周波数を有する局部発振信号を2分
    配する第1の信号分配手段と、 入力される所定の中間周波数を有する中間周波信号を互
    いに90度の位相差を有するように2分配する第2の信
    号分配手段と、 上記分配された一方の局部発振信号が一端に入力されか
    つ上記分配された一方の中間周波信号が他端に入力され
    るマイクロ波線路と、上記マイクロ波線路と電磁気的に
    結合して設けられ上記光分配手段によって4分配された
    各光信号のうちの2つの光信号がそれぞれ入力される2
    本の光導波路とを有し、2次の非線形特性を有して上記
    中間周波信号と上記局部発振信号とを混合した後、混合
    後の電気信号に従って上記各光信号を変調して出力する
    第1の光変調手段と、 上記分配された他方の局部発振信号が一端に入力されか
    つ上記分配された他方の中間周波信号が他端に入力され
    るマイクロ波線路と、上記マイクロ波線路と電磁気的に
    結合して設けられ上記光分配手段によって4分配された
    各光信号のうちの他の2つの光信号がそれぞれ入力され
    る2本の光導波路とを有し、2次の非線形特性を有して
    上記中間周波信号と上記局部発振信号とを混合した後、
    混合後の電気信号に従って上記各光信号を変調して出力
    する第2の光変調手段と、 上記第1の光変調手段の上記2本の光導波路から出力さ
    れる各光信号を合成する第1の光合成手段と、 上記第2の光変調手段の上記2本の光導波路から出力さ
    れる各光信号を合成する第2の光合成手段と、 上記第1の光合成手段によって合成された光信号を光電
    変換して電気信号を出力する第1の光検出手段と、 上記第2の光合成手段によって合成された光信号を光電
    変換して電気信号を出力する第2の光検出手段と、 上記第1の光検出手段から出力される電気信号と上記第
    2の光検出手段から出力される電気信号とを、上記局部
    発振周波数と上記中間周波数との和の周波数成分又は差
    の周波数成分が逆相で抑圧されるように、互いに90度
    の位相差で合成する信号合成手段とを備えたことを特徴
    とする周波数ミキサ装置。
  4. 【請求項4】 第1の局と、第2の局とからなり、上記
    第1の局と上記第2の局とが第1と第2の光ファイバケ
    ーブルで接続された光ファイバリンクシステムであっ
    て、 上記第1の局は、 所定の光強度を有する光信号を発生する光信号発生手段
    と、 上記光信号発生手段によって発生された光信号を4分配
    する光分配手段と、 入力される局部発振周波数を有する局部発振信号を2分
    配する第1の信号分配手段と、 入力される所定の中間周波数を有する中間周波信号を互
    いに90度の位相差を有するように2分配する第2の信
    号分配手段と、 上記分配された一方の局部発振信号が一端に入力されか
    つ上記分配された一方の中間周波信号が他端に入力され
    るマイクロ波線路と、上記マイクロ波線路と電磁気的に
    結合して設けられ上記光分配手段によって4分配された
    各光信号のうちの2つの光信号がそれぞれ入力される2
    本の光導波路とを有し、2次の非線形特性を有して上記
    中間周波信号と上記局部発振信号とを混合した後、混合
    後の電気信号に従って上記各光信号を変調して出力する
    第1の光変調手段と、 上記分配された他方の局部発振信号が一端に入力されか
    つ上記分配された他方の中間周波信号が他端に入力され
    るマイクロ波線路と、上記マイクロ波線路と電磁気的に
    結合して設けられ上記光分配手段によって4分配された
    各光信号のうちの他の2つの光信号がそれぞれ入力され
    る2本の光導波路とを有し、2次の非線形特性を有して
    上記中間周波信号と上記局部発振信号とを混合した後、
    混合後の電気信号に従って上記各光信号を変調して出力
    する第2の光変調手段と、 上記第1の光変調手段の上記2本の光導波路から出力さ
    れる各光信号を合成して上記第1の光ファイバケーブル
    を介して上記第2の局に送信する第1の光合成手段と、 上記第2の光変調手段の上記2本の光導波路から出力さ
    れる各光信号を合成して上記第2の光ファイバケーブル
    を介して上記第2の局に送信する第2の光合成手段とを
    備え、 上記第2の局は、 上記第1の光合成手段によって送信された光信号を光電
    変換して電気信号を出力する第1の光検出手段と、 上記第2の光合成手段によって送信された光信号を光電
    変換して電気信号を出力する第2の光検出手段と、 上記第1の光検出手段から出力される電気信号と上記第
    2の光検出手段から出力される電気信号とを、上記局部
    発振周波数と上記中間周波数との和の周波数成分又は差
    の周波数成分が逆相で抑圧されるように、互いに90度
    の位相差で合成する信号合成手段とを備えたことを特徴
    とする光ファイバリンクシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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小川 他、「ミリ波信号伝送用光ファイバリンクの構成法」、電子情報通信学会春季大会、p.426、分冊2(B−426)、1992年

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